JP5899285B2 - プレート表面用粘着クリーナー - Google Patents
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Description
ところで、このようなポータブル機器は、使用者がそのライフスタイルやビジネススタイルにあわせて日常的に携帯して使用されるものであるため、埃や汚れ、特に手垢、化粧品、皮脂といったような有機物からなる汚れが付着しやすい。特に、最近のポータブル機器では上記表示部が入力部としても機能するようにタッチパネル方式で構築されているものがある。かかるタッチパネル方式の表示部/入力部では、使用者がプレート表面(表示面)を指で直接触れるために手垢、皮脂等の有機物がより付着しやすい。したがって、この種の機器の表示部/入力部を構成するプレート表面(表示面)では、塵や埃のみならず、特に手垢や皮脂のような有機物からなる汚れを迅速にかつ簡易に除去できるクリーニング手段(クリーナー)が望まれる。
あるいはまた、適当な洗浄剤を適当な資材(例えばスポンジやガーゼ)に含ませてプレート表面(表示面)を拭くことによって有機物からなる汚れや塵・埃を除去する手段もある(例えば特許文献1参照)。しかし、洗浄剤の取扱いに注意を要するうえに、拭いた直後はプレート表面が濡れているためにタッチパネル操作が困難となる虞もある。また、洗浄剤がプレート表面に残存することによって当該プレート表面が影響を受けることも考えられる。このため、洗浄剤を用いる以外の簡易で確実な汚れ取り(クリーニング)手段が望まれる。
ここで開示されるプレート表面用粘着クリーナー(汚れ取り具)は、再剥離性の粘着剤を有する粘着体によってプレート表面の有機物からなる汚れ(例えば人の手垢や皮脂汚れ、あるいは化粧品)を除去することを特徴とする。かかる構成のクリーナーによると、上記粘着体をプレート表面に接触させることによって該プレート表面に付着した埃や有機物からなる汚れ(例えば人の手垢や皮脂汚れ)が粘着体に捕捉され、プレート表面から除去される。このため、上記洗浄剤を使用する場合のように煩雑な操作(例えば洗浄液を含む組成液の調製)を行うことなく、容易にプレート表面の汚れ、特に人の皮脂汚れを除去することができる。
したがって、ここで開示されるプレート表面用粘着クリーナーは、平滑なプレート表面としてガラス製または合成樹脂製の表示面(タッチパネル方式等では入力面ともいえる。)を備えるポータブル機器の該表示面に付着している有機物からなる汚れを取り除くために使用される。また、ここで開示されるプレート表面用粘着クリーナーは、有機物からなる汚れとして特にヒトの皮脂汚れを取り除くために好適に使用される。
なお、「有機物からなる汚れ」には、上述のように皮膚から分泌される皮脂が含まれることから明らかなように、ナトリウムやカリウム、それらの塩等の無機物も含まれていてよい。
かかる構成のクリーナーによると、支持体を転動させることによって、効率よく所定面積の平滑なプレート表面の汚れ(特に人の手垢や皮脂といった有機物からなる汚れ)を除去することができる。
好ましくは、上記支持体は円筒状に形成されており、該円筒状支持体の外周面には上記粘着体が備えられており、ここで該円筒状支持体の外径は少なくとも4mm以上に設計されていることを特徴とする。
このような円筒状支持体を備える所謂ロール形状クリーナーによると、当該支持体をプレート表面上で所定の方向に転動(回転移動またはローリング)させることによって、さらに効率よく所定面積の平滑なプレート表面の汚れを除去することができる。なお、粘着式のクリーナーは従来より用いられているが(例えば上記特許文献2参照)、かかる従来のロール形状クリーナーは、床やカーペットの清掃に用いられるものであり、上述したようなポータブル機器(例えばPDAやタブレット型パソコン)のタッチパネル面(表示部/入力部)のような平滑なプレート表面をクリーニングするものではない。
かかる構成のプレート表面用粘着クリーナーでは、巻回された粘着シートロールの外周面を用いてプレート表面の汚れ取りを行うとともに、使用頻度や当該外周面を構成する粘着体に付着した埃や汚れの程度に応じて当該シートロールから汚れ取りに使用した外周部分を除去し(剥がし)、当該外周面を未使用の粘着剤が露出する面に容易に更新することができる。このため、常に所望の汚れ取り性能を維持することができる。
好ましくは、本発明によって提供される粘着シートロールは、レール引き現象を抑止するように構成されている。ここでレール引き現象とは、クリーニング対象面(本発明については平滑なプレート表面)上で粘着シートロールを巻回する方向とは逆方向(すなわち巻回された粘着シートが剥がされていく方向)に転動(回転)させたときに、粘着シートがロール外周面の端部を起点としてクリーニング対象面に帯状に付着していく現象をいう。
レール引き現象の発生が抑止されることによって、平滑なプレート表面上をストレスなくスムーズに粘着シートロールを転動させることができるので、効率よく迅速に当該プレート表面上の皮脂その他の有機物からなる汚れを取り除くことができる。また、レール引き現象の発生による粘着シートの無駄使い(すなわち平滑なプレート表面への意図しない粘着体の付着による粘着シートの浪費)を防止することができる。
これらの種類の粘着剤を採用することによって、有機物の汚れ(特に皮脂汚れ)を効率よく除去することができる。
このような粘着力を有することにより、クリーナー自体がプレート表面にくっつきすぎることを抑止しつつ平滑なプレート表面から有機物からなる汚れを効率よく取り除くことができる。このため、ポータブル機器(例えばタブレット型パソコンやPDA)のプレート表面(典型的にはガラス製または合成樹脂製の平滑な表示面)の汚れ取りに好適に使用することができる。
本発明のプレート表面用粘着クリーナーの使用対象は、平滑なプレート表面(典型的にはガラス製または合成樹脂製のプレートの表面)であれば特に制限はない。例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置の表示面が好適例として挙げられる。あるいは、ショーウインドウガラス、ガラステーブル、ショーケース等の表面も、ここでいう「平滑なプレート表面」に包含される例である。
本発明のプレート表面用粘着クリーナーの好ましい使用対象として、種々のポータブル機器の表面(特に表示面/入力面)が挙げられる。ここでポータブル機器は、外面の少なくとも一部に平滑なプレート表面(すなわち本発明のプレート表面用粘着クリーナーを適用可能な表面)を有する携帯可能な機器をいい、特定の機器に限定されない。例えば、種々のサイズのノート型パソコン、タブレット型パソコン、電子手帳等のPDA(携帯情報端末)、スマートフォンその他の携帯電話機、携帯ゲーム機、等がポータブル機器に包含される。
本実施形態に係るクリーナー10は、円筒状に形成された支持体(巻芯)20と、該支持体20の外周面に巻回されたロール形状の粘着体(粘着シートロール)30と、該支持体20および粘着体30が転動可能に取り付けられている棒状の把持部材40とを備える。把持部材40の取っ手42側とは反対側の回転可能な先端回転軸部44は、円筒状支持体20の中心孔20Aを貫通するようにして取り付けられている。
なお、本実施形態に係るクリーナー10は、ポータブル機器1その他の平滑なプレート表面2に付着する有機物からなる汚れを除去(クリーニング)する目的に使用されるものであるが、使用者が実際に本実施形態に係るクリーナー10を使用する態様(すなわち上述のように作業者が把持部材40を把持して操作すること)は、カーペットや床の塵や埃を除去する目的に使用されている従来のロール形状クリーナーを使用する態様と同様であり、使用者は容易に本実施形態に係るクリーナー10を使用することができる。
円筒状の支持体20のサイズは、使用対象品(例えばポータブル機器)が備える平滑なプレート表面の形状や大きさ(例えばA4サイズ、A5サイズ、A6サイズ、B4サイズ、B5サイズ、またはB6サイズの表示部)に応じて異なり得るものであり特に制限はないが、支持体の直径(外径をいう。以下同じ。)は少なくとも4mm以上が適当であり、10mm以上(例えば20mm以上)が好ましい。プレート表面用粘着クリーナーを小型(例えばペンサイズ)とする場合、支持体の直径は4mm未満であってもよく、例えば1〜3mm程度とすることができる。そして、当該支持体20と該支持体20の外周面に配置された粘着体(粘着シートロール)を合わせたロールの直径は50mm以下が適当であり、35mm以下が好ましい(但しロール直径として50mmより大きい径のものを除外するものではない。)。このような数値範囲にある直径の円筒状支持体20および粘着体(粘着シートロール)30を採用することにより、図1に例示するようなポータブル機器1が備える携帯サイズ(例えばA4〜A6もしくはB5〜B6サイズ)のガラス製または合成樹脂製の平滑なプレート表面(典型的には表示面/入力面)を効率よく迅速にクリーニング(汚れ取り)することができる。
なお、支持体(巻芯)20を使わずに粘着体30のみをロール状に巻回してなる所謂コアレスタイプの粘着シートロールであってもよい。その場合は、粘着体30からなるロールの中心に上記把持部材40の先端回転軸部44を配置するとよい。
基材36は、典型的には、種々の合成樹脂、不織布、あるいは紙で構成される。また、布、ゴムシート、発泡体シート、金属箔、これらの複合体、等であってもよい。
合成樹脂の例としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、等が挙げられる。特にポリエチレンテレフタレート(PET)製の基材を好適に使用することができる。
また、紙としては、和紙、クラフト紙、グラシン紙、上質紙、合成紙、トップコート紙、等が例示される。布の例としては、各種繊維状物質の単独または混紡等による織布や不織布等が挙げられる。上記繊維状物質としては、綿、スフ、マニラ麻、パルプ、レーヨン、アセテート繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維、等が例示される。ゴムシートの例としては、天然ゴムシート、ブチルゴムシート、等が挙げられる。発泡体シートの例としては、発泡ポリウレタンシート、発泡ポリクロロプレンゴムシート、等が挙げられる。金属箔の例としては、アルミニウム箔、銅箔、等が挙げられる。基材36には、必要に応じて、充填剤(無機充填剤、有機充填剤等)、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、可塑剤、着色剤(顔料、染料等)等の各種添加剤が配合されてもよい。
また、基材36の背面36Bには、シリコーン系剥離剤の塗付等、粘着シートロール30の巻戻し力を適切な範囲に調節するための表面処理(典型的には、巻戻し力が高くなりすぎることを防止する剥離処理)が施されていてもよい。
基材36の厚さは、目的に応じて適宜選択することができ、特に限定されない。一般的には、基材36の厚さを凡そ20μm〜200μm(典型的には凡そ30μm〜100μm)程度とすることが適当である。
なお、巻戻し力は次のようにして評価することができる。すなわち、粘着シートロール30を所定の引張試験機にセットし、大気圧条件(例えば温度23℃、相対湿度50%の空気中)において、巻回された粘着シートの外周側先端を試験機のチャックに装着して所定の速度(例えば300mm/分)で引っ張ることによって粘着シートロール30を接線方向に巻き戻し、このときの巻戻し力を、粘着剤層32の所定幅(例えば150mm)あたりの値(N/150mm)に換算することにより求めることができる。例えば巻戻し力が0.5〜2.5N/150mm程度のものが好ましい。
なお、粘着剤層32は、基材36の一方の表面の全範囲に亘って形成されていてもよく、あるいは、図2に示されるように、基材20の幅方向の両端に沿って、粘着剤層32が形成されていない非粘着部(ドライエッジ)37,38を有してもよい。粘着剤層32は、典型的には、基材36の全範囲、あるいは図2に示されるように非粘着部37,38を残した範囲にむらなく連続して形成(ベタ塗り)される。
例えば、好適な粘着剤としては、種々の溶剤系粘着剤、水系(エマルジョン系)粘着剤等が挙げられる。人の皮脂汚れを除去する目的には、特に溶剤系粘着剤が好ましい。
ベースポリマー別には、好適な粘着剤として、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤、等が挙げられる。特にアクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤が好ましい。
CH2=CR1COOR2
で表わされる化合物を好適に用いることができる。
ここで、上記式中のR1は水素原子またはメチル基である。また、R2は炭素原子数1〜20のアルキル基(以下、このような炭素原子数の範囲を「C1−20」と表すことがある。)である。粘着剤の貯蔵弾性率等の観点から、R2がC1−14(例えばC1−10)のアルキル基である(メタ)アクリル酸アルキルエステルであってもよい。なお、上記アルキル基は、直鎖状または分岐状であり得る。
酸無水物基含有モノマーとしては、例えば無水マレイン酸、無水イタコン酸等の上記エチレン性不飽和ジカルボン酸等の酸無水物等が挙げられる。
ヒドロキシル基(水酸基)含有モノマーとしては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルアルコール、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル等の不飽和アルコール類等が挙げられる。
アミド基含有モノマーとしては、例えば(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
アミノ基含有モノマーとしては、例えばアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
エポキシ基(グリシジル基)含有モノマーとしては、例えばグリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
アルコキシ基含有モノマーとしては、例えばメトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
アルコキシシリル基含有モノマーとしては、例えば3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。
重合開始剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤、過酸化ベンゾイル等の過酸化物系開始剤、フェニル置換エタン等の置換エタン系開始剤、過酸化物とアスコルビン酸ナトリウムとの組合せ等の過酸化物と還元剤とを組み合わせたレドックス系開始剤等が例示される。
重合開始剤の使用量は、重合開始剤の種類やモノマーの種類(モノマー混合物の組成)等に応じて適宜選択できるが、通常は全モノマー成分100質量部に対して、例えば0.005質量部〜1質量部程度の範囲から選択することが適当である。重合温度は、例えば20℃〜100℃(典型的には40℃〜80℃)程度とすることができる。
その他、アニオン系乳化剤、ノニオン系乳化剤等の乳化剤(界面活性剤)や、従来公知の各種連鎖移動剤を必要に応じて使用することができる。
また、上記アクリル系粘着剤のような溶剤系粘着剤を採用する場合、使用する溶剤としては、ヘキサン、ヘプタン、ミネラルスピリット等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、テトラリン、ジペンテン等の芳香族炭化水素、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、シクロヘキシルアルコール、2−メチルシクロヘキシルアルコール、トリデシルアルコール等のアルコール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、等が好適例として挙げられる。
なお、使用(合成)するベースポリマーの分子量(MW:重量平均分子量)は、特に限定されないが、概ね30万〜100万程度の重量平均分子量(MW)であるポリマー(例えばアクリル系ポリマー)を好適に使用することができる。
例えば、粘着力の調整のために種々の粘着付与樹脂(タッキファイヤー)が使用される。一般的なロジン系、テルペン系、炭化水素系(例えばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂)、エポキシ系、ポリアミド系、エラストマー系、フェノール系、ケトン系、等を単独または2種以上組み合わせて使用することができる。例えば、タッキファイヤーとして、テルペンフェノール樹脂を好適に用いることができる。
タッキファイヤーの配合量は特に限定されないが、上記好適な数値範囲の粘着力を実現するために、ベースポリマー100質量部に対し、例えば1〜40質量部、典型的には2〜20質量部程度(好ましくは5〜10質量部)とすることができる。
例えば、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジブチル等のフタル酸エステル、あるいは、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソノニル等のアジピン酸エステル、あるいは、トリメリット酸トリオクチル等のトリメリット酸エステル、セバシン酸エステル、等が可塑剤の好適例として挙げられる。特に、アジピン酸エステルが好ましい。
特に限定するものではないが、ベースポリマー100質量部に対する軟化成分(典型的には可塑剤)の配合量は、例えば5〜50質量部程度が適当であり、10〜40質量部程度(例えば20〜30質量部程度)が好ましい。また、軟化成分(典型的には可塑剤)の配合量が多くなるほど、粘着剤の汚れ除去性能(汚れ捕捉能力)が回復しやすい傾向がある。そのような観点から、軟化成分(典型的には可塑剤)の配合量は、ベースポリマー100質量部に対して20質量部以上(典型的には20〜70質量部)が好ましく、30質量部以上(典型的には30〜50質量部)がより好ましい。
粘着剤として、アクリル酸2−エチルヘキシル(2−EHA)とアクリル酸(AA)とを質量比で2−EHA:AA=95:5となるように3つ口フラスコに投入し(溶剤はトルエンを使用した。)、窒素気流下にて、重合開始剤として過酸化ベンゾイルを添加し、60℃に昇温させて2時間反応させ、さらに80℃に昇温して1時間反応させることにより、重量平均分子量(MW)が凡そ50万〜60万のアクリル系ポリマー溶液を調製した。次いで、かかるアクリル系ポリマー溶液のポリマー固形分100質量部に対し、タッキファイヤー(テルペンフェノール樹脂:「タマノル(登録商標)803L」、荒川化学工業(株)製品)5質量部、可塑剤(アジピン酸ジイソノニル:「モノサイザー(登録商標)W−242」、DIC(株)製品)30質量部、および、架橋剤(エポキシ系架橋剤:「TETRAD(登録商標)C」、三菱瓦斯化学(株)製品)0.2質量部を混合し、アクリル系粘着剤を調製した。
こうして得られた粘着体を、直径(外径)が4mm、20mm、35mmおよび50mmである計4種類のボール紙製の円筒状支持体の表面に、それぞれ、少なくとも5周以上巻回されるように粘着体を巻回し、支持体の直径が異なる計4種類の粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを上述した図1に示すような把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着し、本例1に係るクリーナーを構築した。
上記例1で使用したアクリル系粘着剤に代えて、市販される同種の溶剤型アクリル系粘着剤(メインモノマー成分が2−EHAである粘着剤:株式会社ニトムズ製品)を使用した以外は、同様のプロセスを経て形成された粘着体(厚さ38μmのPET製基材+厚さ約80μmの粘着剤層)を使用し、支持体の直径(4mm、20mm、35mm、50mm)が異なる計4種類の粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを例1と同様に把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着することにより、本例2に係るクリーナーを構築した。
上記例1で使用したアクリル系粘着剤に代えて、市販される溶剤型の天然ゴム系粘着剤(重量平均分子量が10万〜100万の天然ゴムを主ゴム成分として含むゴム系感圧接着剤:株式会社ニトムズ製品)を使用した以外は、同様のプロセスを経て形成された粘着体(厚さ38μmのPET製基材+厚さ約80μmの粘着剤層)を使用し、支持体の直径(4mm、20mm、35mm、50mm)が異なる計4種類の粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを例1と同様に把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着することにより、本例3に係るクリーナーを構築した。
上記例1で使用したアクリル系粘着剤に代えて、市販されるウレタン系粘着剤(ポリオールと多価イソシアネートを重合して得られる再剥離・再粘着性の両面テープ用粘着剤:株式会社ニトムズ製品)を使用した以外は、同様のプロセスを経て形成された粘着体(厚さ38μmのPET製基材+厚さ約80μmの粘着剤層)を使用し、支持体の直径(4mm、20mm、35mm、50mm)が異なる計4種類の粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを例1と同様に把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着することにより、本例4に係るクリーナーを構築した。
上記例1で使用したアクリル系粘着剤に代えて、市販される合成ゴム系粘着剤(ブチルゴムをメインポリマー(エラストマー)とする人工芝固定用両面テープの粘着剤:株式会社ニトムズ製品)を使用した以外は、同様のプロセスを経て形成された粘着体(厚さ38μmのPET製基材+厚さ約80μmの粘着剤層)を使用し、支持体の直径(4mm、20mm、35mm、50mm)が異なる計4種類の粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを例1と同様に把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着することにより、本例5に係るクリーナーを構築した。
上記例1で使用したアクリル系粘着剤に代えて、市販されるホットメルト型粘着剤(エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)をメインポリマー(酢酸ビニル含有量25%)とする感熱性接着剤:株式会社ニトムズ製品)を使用した以外は、同様のプロセスを経て形成された粘着体(厚さ38μmのPET製基材+厚さ約80μmの粘着剤層)を使用し、支持体の直径(4mm、20mm、35mm、50mm)が異なる計4種類の粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを例1と同様に把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着することにより、本例6に係るクリーナーを構築した。
従来品であるフローリング用ロール形状クリーナー(商品名「コロコロ(登録商標)」:株式会社ニトムズ製品)を例7として使用した。
供試体(被着体)としてSUS304を使用し、当該SUSの表面に対する粘着力をJIS Z0237に規定する180°剥離試験に基づいて評価した。
具体的には、上記例1〜例7に係るクリーナーに備えられる粘着体(幅25mmに裁断したもの)をSUS304製の板材に貼り付け、23℃、RH50%の測定環境にて、引張速度300mm/分の条件で180°引き剥がし粘着力(N/25mm)を測定した。結果を表1に示す。
供試体としてタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)を使用し、当該タブレット型パソコンの平滑なプレート表面(アルミノケイ酸ガラス製)に付着する有機物からなる汚れ(具体的には人の皮脂汚れ)を除去する能力を調べた。
具体的には、試験者の顔面その他の皮膚に付着する皮脂成分を手指にこすり付け、当該手指に付いている皮脂成分や汗を上記タブレット型パソコンの平滑なプレート表面の一部に擦りつけて転写した。かかる皮脂や汗の転写量は、(株)堀場製作所製品:ハンディ光沢計「グロスチェッカ(商標)IG−331」を測定角60°で使用し、光沢度(測定値)が約60となる量とした。
次いで、上記例1〜例7に係るクリーナーを使用し、皮脂汚れが付いたプレート表面(上記光沢度:約60)の上にて当該クリーナーの粘着体(粘着シートロール)を1回転がした。転がし速度は約0.5m/秒とした。また、転がす際の作業者の押圧力は約300gとした。而して、1回転がした後のプレート表面の光沢度を上記ハンディ光沢計で測定し、測定した光沢度により、皮脂汚れ除去性能の指標とした。結果を表2に示す。
また、例1〜例4のクリーナーについては、上記180°剥離試験における粘着力が1〜7N/25mm程度(より具体的には1.3〜6.5N/25mm)であった。したがって、例1〜例4のクリーナーは、使用者が平滑なプレート表面を適度な転がり抵抗(回転抵抗)を有しつつ移動(転動)させることができる極めて使用勝手のよいロール形状クリーナーである。なお、ここでは具体的な数値は示していないが、転がり抵抗(回転抵抗)は、図3に示すような状態で、大気圧条件(例えば温度23℃、相対湿度50%の空気中)にて、試験者が取っ手42を持ち、プレート表面2と把持部材40(取っ手42)の間の角度が一定(例えば55°)となるようにして、所定の速度(例えば725mm/秒)でプレート表面2上を転がし、このとき取っ手42にかかる力(回転抵抗値)を、デジタルフォースゲージで測定し、粘着剤層32の所定幅(例えば150mm)あたりの値(N/150mm)に換算することにより求めることができる。
また、例5〜例7のクリーナーについては、上記180°剥離試験における粘着力がほぼ10〜60N/25mmであり、使用者が平滑なプレート表面を移動(転動)させるには、かなりの抵抗があり、この種の用途には向かないことが認められた。
粘着剤として、アクリル酸2−エチルヘキシル(2−EHA)とアクリル酸(AA)とを質量比で2−EHA:AA=95:5となるように3つ口フラスコに投入し(溶剤はトルエンを使用した。)、窒素気流下にて、重合開始剤として過酸化ベンゾイルを添加し、60℃に昇温させて2時間反応させ、さらに80℃に昇温して1時間反応させることにより、重量平均分子量(MW)が凡そ50万〜60万のアクリル系ポリマー溶液を調製した。次いで、かかるアクリル系ポリマー溶液のポリマー固形分100質量部に対し、表3に示す割合の可塑剤(アジピン酸ジイソノニル:「モノサイザー(登録商標)W−242」、DIC(株)製品)と、0.1質量部の架橋剤(エポキシ系架橋剤:「TETRAD(登録商標)C」、三菱瓦斯化学(株)製品)を混合し、例8〜13に係るアクリル系粘着剤を調製した。
こうして得られた粘着体を、直径(外径)が20mmのボール紙製の円筒状支持体の表面に、それぞれ、少なくとも5周以上巻回されるように粘着体を巻回し、例8〜13に係る粘着シートロールを形成した。そして、各粘着シートロールを上述した図1に示すような把持部材40の先端回転軸部44に転動(回転)可能に装着し、例8〜13に係るクリーナーを構築した。
(光沢度)
可塑剤の配合量と光沢度との関係について検討した。具体的には、試験者の顔面その他の皮膚に付着する皮脂成分を手指にこすり付け、当該手指に付いている皮脂成分や汗をタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)の平滑なプレート表面(アルミノケイ酸ガラス製)の一部に擦りつけて転写した。かかる皮脂や汗の転写量は、(株)堀場製作所製品:ハンディ光沢計「グロスチェッカ(商標)IG−331」を測定角60°で使用し、光沢度(測定値)が約60となる量とした。
次いで、上記例8〜13に係るクリーナーを使用し、皮脂汚れが付いたプレート表面(上記光沢度:約60)の上にて当該クリーナーの粘着体(粘着シートロール)を1回転がした。転がし速度は約0.5m/秒とした。また、転がす際の作業者の押圧力は約700gとした。而して、1回転がした後のプレート表面の光沢度を上記ハンディ光沢計で測定し、測定した光沢度により、皮脂汚れ除去性能の指標とした。上記評価試験は、2人の試験者でそれぞれ行い、その平均値を記録した。
また、上記皮脂成分をグリセロールモノオレエート(花王社製、商品名「レオドール(登録商標)MO−60」)に代えて上記と同様の試験を2回行い、その平均値を記録した。なお、上記グリセロールモノオレエートは皮脂に代替するものとして用いた。
評価結果を表3に示す。
クリーニング回数と汚れ除去率との関係について検討した。具体的には、上記皮脂汚れ除去性能評価試験と同様に、皮脂成分や汗をタブレット型パソコンの平滑なプレート表面の一部に擦りつけて転写した。かかる皮脂や汗の転写量は、上記ハンディ光沢計を測定角60°で使用し、光沢度(測定値)が約60となる量とした。
上記例11に係るクリーナーを使用し、皮脂汚れが付いたプレート表面(具体的にはプレート表面の左半分)の上にて当該クリーナーの粘着体(粘着シートロール)を1回転がした(1回目クリーニング)。転がし速度は約0.5m/秒とした。また、転がす際の作業者の押圧力は約700gとした。転がした後のプレート表面の光沢度を上記ハンディ光沢計で測定した。この測定値を1回目クリーニング後の光沢度とした。
下記式より、例11に係るクリーナーによる上記タブレット型パソコンの汚れ除去率(%)を求めた。
汚れ除去率(%)=(C−A)/(B−A)×100
A:皮脂成分と汗を転写した状態の光沢度
B:予め測定しておいたクリーンな状態の光沢度
C:1回目クリーニング後の光沢度
1回目クリーニング後の光沢度を測定した後、当該クリーナーの粘着シートロールを再度プレート表面(1回目クリーニングと同じ領域)の上で1回転がした(2回目クリーニング)。転がし速度および押圧力は1回目と同じとした。転がした後のプレート表面の光沢度を上記ハンディ光沢計で測定した。この測定値を2回目クリーニング後の光沢度とした。この測定値を上記式のCに代入して、1回目クリーニング後と同様に、2回目クリーニング後の汚れ除去率(%)を求めた。
1回目クリーニング、2回目クリーニングと同じ要領で3回目以降のクリーニングを行い、光沢度の測定を行い、2回目クリーニング後の場合と同様にして3回目以降のクリーニング後の汚れ除去率(%)を求めた。これを汚れ除去率が100%になるまで繰り返した。
また、上記皮脂成分をグリセロールモノオレエート(花王社製、商品名「レオドール(登録商標)MO−60」)に代えて上記と同様の試験を行った。
結果を表4に示す。タブレット型パソコンのプレート表面の各回におけるクリーニング状態を図7〜9に示す。図7〜9において、プレート表面の左半分が例11に係るクリーナーによるクリーニング状態である。
1回目クリーニング後の光沢度を測定した後、当該クリーニングクロスで再度プレート表面(1回目クリーニングと同じ領域)の上を1回目と同じ方向にワイピングした(2回目クリーニング)。ワイピング速度および押圧力は1回目と同じとした。ワイピングした後のプレート表面の光沢度を上記ハンディ光沢計で測定した。この測定値を2回目クリーニング後の光沢度とした。この測定値を上記式のCに代入して、1回目クリーニング後と同様の方法により、2回目クリーニング後の汚れ除去率(%)を求めた。
1回目クリーニング、2回目クリーニングと同じ要領で3回目以降のクリーニングを行い、光沢度の測定を行った。2回目クリーニング後の場合と同様にして3回目以降のクリーニング後の汚れ除去率(%)を求めた。これを汚れ除去率が100%になるまで繰り返した。
また、上記皮脂成分をグリセロールモノオレエート(花王社製、商品名「レオドール(登録商標)MO−60」)に代えて上記と同様の試験を行った。
結果を表4に示す。タブレット型パソコンのプレート表面の各回におけるクリーニング状態を図7〜9に示す。図7〜9において、プレート表面の右半分がクリーニングクロスによるクリーニング状態である。
また、例8,9,11および13に係る粘着剤について、供試体(被着体)としてタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)を使用し、JIS Z0237に準拠して、当該タブレット型パソコンのプレート表面(アルミノケイ酸ガラス製)に対する粘着力を評価した。
具体的には、上記各例に係るクリーナーに備えられる粘着体(幅25mmに裁断したもの)をタブレット型パソコンのプレート表面に貼り付け、23℃、RH50%の測定環境にて、引張速度300mm/分および1000mm/分の条件で180°引き剥がし粘着力(N/25mm)を測定した。測定は各引張速度で2回づつ行い、平均値を記録した。結果を表5に示す。
さらに、表4に示されるように、例11に係る粘着シートロールを用いて構築されたクリーナーは、3回の転がしでタブレット型パソコンのプレート表面上の汚れを完全に除去することができた。一方、市販のクリーニングクロスを用いた場合、汚れを完全に除去するまでに5〜7回のワイピングを要した。また、図7〜9から、クリーニングクロスでは汚れを引き伸ばしているようなワイピングとなってしまうことがわかる。これらの結果から、本発明に係る粘着クリーナーが実用性に優れることがわかる。
(汚れ捕捉量)
(1)充分量のグリセロールモノオレエート(花王社製、商品名「レオドール(登録商標)MO−60」)が供給されたタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)の平滑なプレート表面(アルミノケイ酸ガラス製)に、例11に係るクリーナーの粘着シートロールを3分間転がし、グリセロールモノオレエートを上記クリーナーの粘着体に転写させた。押圧力は約700gとした。
(2)このときの上記クリーナーの重量を測定し、初期重量との差をグリセロールモノオレエートの捕捉量として記録した。これを1回目捕捉量とした。
(3)3分間転がした直後から1分間隔で、上記と異なるタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)の平滑なプレート表面(クリーンな状態)に上記クリーナーの粘着シートロールを押圧力約1kgで約1/4回転させ、上記プレート表面へのグリセロールモノオレエートの転写レベルを目視で観察した。3回連続して転写が認められなかった時点で、上記(1)の操作を再び行い、このときの上記クリーナーの重量を測定し、1回目捕捉量との差をグリセロールモノオレエートの捕捉量として記録した。これを2回目捕捉量とした。
上記転写レベルの目視観察は次のような基準で行った。すなわち、グリセロールモノオレエートの転写の程度を相対評価として5段階に分けて採点した。点数が低いほど転写が多く、点数が高いほど転写が少ないことを示す。
1点:転写が多く認められた。
2点:転写が認められた。
3点:少量の転写が認められた。
4点:わずかな転写が認められた。
5点:転写は認められなかった。
(4)上記(1),(3)と同様の操作を行い、3回目捕捉量を求めた。
(5)上記(1),(3)と同様の操作を行い、4回目捕捉量を求めた。ただし、4回目は転写レベルの目視観察は行わなかった。
捕捉量(mg)については、上記の評価を3つのサンプルを用いて行い、その平均値を採用した。また、粘着シートロールの粘着体の表面積を除することにより単位面積換算の捕捉量(mg/cm2)も求めた。結果を表6に示す。転写レベルの目視観察の結果を図10に示す。
可塑剤の配合量と汚れ捕捉能力の回復性との関係について検討した。
(1)充分量のグリセロールモノオレエート(花王社製、商品名「レオドール(登録商標)MO−60」)が供給されたタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)の平滑なプレート表面(アルミノケイ酸ガラス製)に、例8,9,11および13に係るクリーナーならびに例7に係る従来のフローリング用ロール形状クリーナーの粘着シートロールをそれぞれ3分間転がし、グリセロールモノオレエートを上記クリーナーの粘着体に転写させた。押圧力は約700gとした。
(2)このときの上記クリーナーの重量を測定し、初期重量との差をグリセロールモノオレエートの捕捉量として記録した。これを1回目捕捉量とした。
(3)上記3分間転がした直後から1分間隔で、上記と異なるタブレット型パソコン(iPad(登録商標):アップル社製品)の平滑なプレート表面(クリーンな状態)に上記クリーナーの粘着シートロールを押圧力約1kgで約1/4回転させ、上記プレート表面へのグリセロールモノオレエートの転写レベルを目視で観察した。3回連続して転写が認められなかった時点で、上記(1)の操作を再び行い、このときの上記クリーナーの重量を測定し、1回目捕捉量との差をグリセロールモノオレエートの捕捉量として記録した。これを2回目捕捉量とした。
上記転写レベルの目視観察は上述の基準で行った。捕捉量(mg)については、粘着シートロールの粘着体の表面積を除することにより単位面積換算の捕捉量(mg/cm2)も求めた。結果を表7に示す。転写レベルの目視観察の結果を図11に示す。
2 プレート表面(表示部)
10 プレート表面用粘着クリーナー
20 支持体
30 粘着体
32 粘着剤層
36 基材
40 把持部材
42 取っ手
44 先端回転軸部
50 有機物からなる汚れ
Claims (8)
- アクリル系ポリマーを含有するアクリル系粘着剤を有する粘着体を備え、
平滑な表面を有するプレートの該平滑なプレート表面に前記粘着体を接触させることによって、該プレート表面に付着している有機物からなる汚れを取り除くために使用されるものであり、該有機物からなる汚れはヒトの皮脂汚れを含み、
前記アクリル系ポリマーは、式:
CH2=CR1COOR2
(上記式中のR1は水素原子またはメチル基である。R2は炭素原子数8〜20のアルキル基である。);で表わされる(メタ)アクリル酸アルキルエステルが50質量%を超える割合で共重合されたアクリル系ポリマーである、プレート表面用粘着クリーナー。 - 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシルおよび(メタ)アクリル酸エイコシルからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のプレート表面用粘着クリーナー。
- 前記粘着体の粘着力が、JIS Z 0237に規定する180°剥離試験に基づく測定値で6.5N/25mm以下である、請求項1または2に記載のプレート表面用粘着クリーナー。
- 前記アクリル系粘着剤を形成するための粘着剤組成物は、前記アクリル系ポリマーを構成するモノマー成分100質量部に対して0.01〜10質量部の架橋剤を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプレート表面用粘着クリーナー。
- 前記粘着体を支持する支持体を備え、
前記支持体は、前記粘着剤を前記プレート表面に押しつけつつ該プレート表面に沿って前記粘着体を転動可能に該粘着体を保持するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプレート表面用粘着クリーナー。 - 前記粘着体は、シート状の基材を備え、該シート状基材の一方の面に前記粘着剤が保持されることによって粘着シートを形成し、該粘着剤を外側として巻回された粘着シートロールとして構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプレート表面用粘着クリーナー。
- 前記シート状基材は、合成樹脂、不織布または紙で構成されている、請求項6に記載のプレート表面用粘着クリーナー。
- 前記プレートは、前記平滑なプレート表面としてガラス製もしくは合成樹脂製の表示面を備えるポータブル機器であり、該平滑なガラス製もしくは合成樹脂製の表示面に付着している有機物からなる汚れを取り除くために使用される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプレート表面用粘着クリーナー。
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