[go: up one dir, main page]

JP5842908B2 - 電波時計 - Google Patents

電波時計 Download PDF

Info

Publication number
JP5842908B2
JP5842908B2 JP2013268817A JP2013268817A JP5842908B2 JP 5842908 B2 JP5842908 B2 JP 5842908B2 JP 2013268817 A JP2013268817 A JP 2013268817A JP 2013268817 A JP2013268817 A JP 2013268817A JP 5842908 B2 JP5842908 B2 JP 5842908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
date
information
acquired
acquisition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013268817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015125047A (ja
Inventor
幸佑 長谷川
幸佑 長谷川
佑樹 尾下
佑樹 尾下
剛志 松江
剛志 松江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2013268817A priority Critical patent/JP5842908B2/ja
Priority to US14/560,868 priority patent/US9261861B2/en
Priority to CN201410828119.8A priority patent/CN104749946B/zh
Publication of JP2015125047A publication Critical patent/JP2015125047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5842908B2 publication Critical patent/JP5842908B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/02Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being sent by a satellite, e.g. GPS
    • G04R20/04Tuning or receiving; Circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/02Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being sent by a satellite, e.g. GPS

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Description

この発明は、電波時計に関する。
従来、米国のGPS(Global Positioning System)を始めとする全地球測位システムを構成する測位衛星から電波を受信して時刻情報を取得し、自動的に計時している日時を修正して正しい日時を表示する機能を有する電子時計(電波時計)がある。全地球測位システムとしては、GPSに加えて、ロシアのGLONASSや中国のCOMPASSなどが稼動しており、また、欧州のGALILEOや日本の準天頂衛星システムなどが計画、試験実施されているが、民生利用においては、先行して運用が開始されたGPSが多く利用されている。
このGPSにおける測位衛星(GPS衛星と記す)は、GPS衛星内部に搭載した原子時計に基づいて出力する計時データと、当該計時データのUTC(協定世界時)からのうるう秒によるずれを示す補正データとを別個に送信している。従って、現在のUTC日時は、計時データに対してずれの値を補正することで取得される。
このずれの値は、新たにうるう秒が挿入又は削除された場合に変化する。うるう秒は、現在、必要に応じて、UTCにおける6月30日及び/又は12月31日の23時59分59秒後に挿入又は23時59分59秒が削除されることで不規則に挿入されている。従って、ずれの値は、適宜取得されて更新される必要がある。
しかしながら、GPS衛星の送信データにおいて、日時情報は、6秒に1回取得可能であるのに対し、うるう秒に係る情報は、12.5分に一度しか送信されない。従って、電波時計、特に、バッテリ負荷容量の小さい携帯型のものでは、12.5分のデータを全て受信したり、このうるう秒に係る情報が取得されるまで受信を継続したりすることは、電力消費の極端な増大に繋がるという問題がある。
そこで、従来、日時情報が受信された後に一度電波受信を停止し、当該日時情報が取得されたデータ位置からうるう秒に係る情報が送信される位置までの時間を見積もって、当該見積もられた時間の後に再度電波受信を行う技術が開示されている(特許文献1、2)。また、このようなうるう秒に係る情報の受信を6月や12月に実施して、うるう秒の挿入が行われない月のGPS衛星からの受信時間を低減する点についても開示されている。
特開2008−145287号公報 特開2009−250801号公報
しかしながら、従来の技術では、うるう秒に係るデータを測位衛星から取得するために少なくとも2回の電波受信が要求される。電波時計、特に、小型や携帯型のものでは、バッテリに対する負荷の軽減から、測位衛星からの受信時間及び受信頻度を出来る限り抑えたいという要求がある。他方、少ない受信時間で必要な情報を受信するためには、適切なタイミングで受信動作を行わなければならないという課題がある。
この発明の目的は、電力消費の増大を抑えながら、適切にうるう秒に対応した日時を計数可能な電波時計を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
日時を計数する計時手段と、
測位衛星の送信電波を受信する衛星電波受信手段と、
当該衛星電波受信手段による受信期間を設定する受信期間設定手段と、
前記衛星電波受信手段により受信された送信電波から日時情報を取得する日時取得手段と、
前記日時取得手段により日時が取得されてからの経過時間を計数する経過時間計数手段と、
前記経過時間が前記計時手段の計時誤差と前記測位衛星の送信する信号のフォーマットとに基づいて定められる第1基準時間未満であるか否かを判別する第1判別手段と、
を備え、
前記受信期間設定手段は、
前記経過時間が前記第1基準時間未満であると判別された場合には、前記計時手段の計数する日時に基づいて、日時情報が一つ含まれる所定長のブロックのうちうるう秒に係る補正情報が含まれるものの送信タイミングに対応する受信期間を設定し、
前記第1基準時間未満ではないと判別された場合には、前記計時手段の計数する日時に基づいて、前記ブロックの何れかの送信タイミングに対応する受信期間を設定して日時情報を取得した後に、取得された日時情報又は当該取得された日時情報に係る受信データの前記フォーマットにおける位置に基づいて、前記うるう秒に係る補正情報が含まれる前記ブロックに対応する受信期間を設定する
ことを特徴とする電波時計である。
本発明に従うと、電力消費の増大を抑えながら、適切にうるう秒に対応した日時を計数することが出来るという効果がある。
本発明の実施形態の電波時計の内部構成を示すブロック図である。 GPS衛星が送信する航法メッセージのフォーマットを説明する図である。 自動日時取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 手動日時取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 測位処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電波時計の内部構成を示すブロック図である。
この電波時計1は、低消費電力での利用が前提とされる携帯型の電子時計であって、例えば、電子腕時計である。
電波時計1は、CPU(Central Processing Unit)41(受信期間設定手段、経過時間計数手段、第1判別手段、日時修正手段、第2判別手段、定期日時取得手段)と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、複数の指針44と、ステッピングモータ45と、駆動回路46と、操作部47と、発振回路48と、分周回路49と、計時手段としての計時回路50と、衛星電波受信処理部51及びアンテナA1と、長波受信部52及びアンテナA2と、光量センサ53と、電源部54などを備えている。
CPU41は、各種演算処理を行い、電波時計1の全体動作を統括制御する。また、CPU41は、衛星電波受信処理部51から取得された日時データや長波受信部52から入力された信号に基づいて解読された日時データに基づいて計時回路50に信号を送り、計時回路50が保持する日時データを修正する。
ROM42には、電波時計1が各種動作を行うための種々のプログラムや初期設定データが格納されている。ROM42に格納されているプログラムには、計時回路50で計数される時刻のうるう秒補正に係るプログラム42aが含まれている。このうるう秒補正に係るプログラム42aの動作は、単独でRAM43に記憶された設定時刻または操作部47からの操作入力に基づいて実行されるだけではなく、通常の日時修正動作やユーザによる日時又は位置の取得動作に伴って実行される場合がある。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、各種一時データや上書き更新可能な設定データを記憶する。RAM43には、日時修正履歴記憶部43a(日時取得履歴記憶手段)及びGPSうるう秒シフト量情報43bが含まれる。
日時修正履歴記憶部43aは、直近に測位衛星からの送信電波又は長波帯の時刻電波(標準電波)を受信して時刻修正を行った日時を記憶する。また、日時修正履歴記憶部43aには、現在、電波受信による日時の修正が必要か否かを示す受信OKフラグ(取得成否情報)が合わせて記憶される。受信OKフラグは、ここでは、1ビットで示される2値フラグであり、フラグがオン(例えば、「1」にセット)されることで、直近の所定時間(所定の間隔)、ここでは、例えば、24時間内に行われた電波受信により現在の日時データが取得されたことを示す。
GPSうるう秒シフト量情報43bは、GPS衛星の送信時刻とUTCとのずれを示すうるう秒シフト量情報を取得した日時を記憶する。また、GPSうるう秒シフト量情報43bには、現在日時が属する半年(例えば、12月から5月までと、6月から11月まで)のGPS衛星における最新のうるう秒シフト量に係る情報の取得済みを示すうるう秒取得フラグが合わせて記憶される。うるう秒取得フラグは、ここでは、1ビットで示される2値フラグである。
指針44は、ここでは、時針、分針及び秒針を含む時刻表示に用いられる指針であり、文字盤上に回転自在に設けられている。ステッピングモータ45は、歯車列である輪列機構を介してこれらの指針44を回転動作させるためのものであり、駆動回路46からの駆動電圧パルスの入力に応じて所定の角度、例えば、180度ロータが回転する。駆動回路46は、CPU41からの制御信号に基づいてステッピングモータ45に所定電圧及びパルス幅の駆動電圧パルスを出力し、ステッピングモータ45を駆動する。
操作部47は、複数のキーやボタンを備え、これらのキーやボタンが操作されると、操作内容を電気信号に変換して入力信号としてCPU41へ出力する。また、操作部47は、りゅうずやタッチセンサなどを備えていても良い。
発振回路48は、所定の周波数、例えば、32kHzの発振信号を出力する。この発振回路48は、特には限られないが、例えば、温度補償回路を有しない小型低コスト低消費電力の水晶発振器を含むものである。
分周回路49は、この発振信号を分周し、必要な周波数信号を生成して出力する。分周回路49は、CPU41からの制御信号により、適宜に分周比を切り替えて異なる周波数の信号を出力させることが可能となっている。
計時回路50は、分周回路49から入力された所定の周波数信号を計数し、初期設定日時に加算していくことで現在の日時を計数する。この計時回路50の計数する日時(初期値設定日時)は、CPU41からの信号で、GPS衛星や標準電波から取得されたデータに基づいて書き換え修正される。
衛星電波受信処理部51は、L1帯(1.57542GHz)の送信電波を受信可能なアンテナA1を用いてGPS衛星(測位衛星)からの送信電波を受信し、航法メッセージを復調、復号して日時情報や位置情報を出力するためのモジュールである。この衛星電波受信処理部51は、うるう秒シフト量データを記憶し、GPS時刻データを取得すると、このシフト量を加算した上で現在の日時を算出して出力する。また、衛星電波受信処理部51は、1機のGPS衛星から日時情報を取得した場合に、当該GPS衛星から受信地点までの伝播遅延に対応する遅延量を概算して適宜補正することで、当該遅延の影響を低減させて日時情報を出力する。
衛星電波受信処理部51は、CPU41からの制御信号により、受信時にのみ電源がオンされて動作する。これに伴い、うるう秒シフト量などの影響に係るデータは、衛星電波受信処理部51内に備えられた不揮発性のメモリに記憶させても良いし、RAM43に別途記憶させて利用時にCPU41が衛星電波受信処理部51に入力しても良い。
衛星電波受信処理部51及びアンテナA1により衛星電波受信手段が構成される。また、衛星電波受信処理部51及びCPU41により日時取得手段が構成される。
長波受信部52は、長波帯の電波を受信するアンテナA2を用いて受信した標準電波からタイムコード信号を復調する。標準電波は、長波帯の振幅変調波(AM波)であり、本実施形態の長波受信部52では、特に限られないが、例えば、スーパーヘテロダイン方式により復調を行う。この長波受信部52は、CPU41からの制御信号により、標準電波を受信する際にのみ電源がオンされる構成となっている。また、アンテナA2による同調周波数は、長波受信部52における図示略の同調回路の設定を調整することによって変更することが可能となっている。
CPU41、長波受信部52及びアンテナA2により外部日時情報取得手段が構成される。
光量センサ53は、例えば、指針44が回転動作する面の下部に設けられた文字盤上又は文字盤に設けられた孔部から露出されて設けられ、外部から照射される光量を検出する。この光量センサ53としては、例えば、フォトダイオードが用いられる。光量センサ53は、光量に応じた電気信号(電圧信号や電流信号)を出力し、図示略のADC(アナログ/デジタル変換器)でデジタルサンプリングされてCPU41に入力される。
電源部54は、電波時計1の各部の動作に必要な電力を供給する。電源部は、例えば、ボタン型一次電池によるバッテリを備え、このバッテリは、着脱交換可能に設けられる。このバッテリは、主に、低消費電力使用下で長時間継続的に安定的に運用可能な小型軽量なものが好ましく、従って、電波時計1において極端に電力消費量の大きい衛星電波受信処理部51の動作は、短時間且つ十分な間隔を空けて行われることが望ましい。
次に、GPS衛星から受信される航法メッセージについて説明する。
図2は、GPS衛星の送信する航法メッセージのフォーマットについて説明する図である。
GPS衛星から送信される航法メッセージは、合計25ページのフレームデータからなり、各ページの送信時間は、30秒である。各ページは、5つのサブフレームデータ(各々6秒、1500ビット)から構成され、1つのサブフレームデータは、更に10個のWORD(各0.6秒、300ビット)からなる。従って、航法メッセージは、12.5分周期で送信されることになる。
全てのサブフレームデータのWORD1には、TLM(テレメトリワード)が含まれ、このTLMの先頭に含まれる固定符号列(Preamble)によりサブフレームの先頭位置が同定される。また、WORD2には、HOW(ハンドオーバワード)とサブフレームIDとが含まれ、HOWから解読される週内経過時間により現在の日時が取得され、サブフレームIDにより、読み取られたデータがページ内のどのサブフレームであるかが取得される。
即ち、1つのサブフレームのPreambleと次のサブフレームのPreambleとを同定することで、この間のHOWがより確実に同定されて、日時情報が取得される。従って、電波時計1では、通常、サブフレーム1つ分のデータ、次のサブフレームのWORD1つ分、及び、受信タイミングのずれとしてサブフレームの半周期分のデータで、合わせて約10秒の受信により、日時データを取得することが出来る。
全てのページにおいて、サブフレーム1のデータのWORD3には、WN(週番号)が含まれている。このWNは、1980年1月6日を開始日とした週の番号が10ビットで周期的に計数されたものを示す。即ち、WNとHOWの組合せにより、ほぼ完全な日時情報が取得される。1週間以上の日時のずれがあり得る場合などでは、HOWに加えてWNも受信して日時を同定する必要がある。
一方、サブフレーム4、5では、全ての衛星の予測軌道に係るアルマナックデータが各ページに分割されて順次送信されるので、当該衛星のIDによりページ番号を識別することが出来る。
ページ18のサブフレーム4には、WORD6〜WORD10にかけて、UTC補正パラメータ(うるう秒に係る補正情報)が含まれている。上述のように、GPS衛星では、1980年1月6日を開始日とした日時が計数されているが、この日時(GPS日時)には、うるう秒が含まれないので、UTC(協定世界時)との間には、1980年1月6日以降に実施されたうるう秒の積算値だけずれが生じている。UTC補正パラメータには、現在のうるう秒の積算値ΔtLS、次回のうるう秒の実施予定が定まった場合における当該実施予定週番号WNLSF及び日番号DN、実施後の積算値の大きさの予定値ΔtLSFなどが含まれている。従って、衛星電波受信処理部51では、算出されたGPS日時を当該積算値ΔtLSだけ補正して現在のUTC日時として出力する。UTC補正パラメータは、一度取得されれば、次回うるう秒が実施されるまで継続的に利用可能となる。
次に、標準電波で送信される日時情報について説明する。
標準電波としては、主に、日本のJJY(登録商標)、米国のWWVB、英国のMSF、ドイツのDCF77などがある。これらの送信局から1分周期で毎分の日時を示す信号(タイムコード)が送信されており、電波時計1では、これらの送信局からの電波を受信して、送信局ごとのタイムコードのフォーマットに基づいて復号、解読することで、正確な日時を取得することが出来る。
これらの標準電波で送信される日時には、うるう秒の挿入及び削除が反映されており、うるう秒の挿入又は削除の有無に依らず常に正確な日時を取得することが出来る。また、JJYでは、うるう秒の挿入又は削除の行われる一ヶ月前から挿入又は削除の何れかを示す情報と共に予告情報が送信される。WWVBでは、うるう秒の挿入又は削除が行われる一ヶ月前から、DCF77では、一時間前から、それぞれ、うるう秒の実施を示す予告情報が送信される。
本実施形態の電波時計1では、GPS衛星からの送信電波又は標準電波の受信によりうるう秒に係る予告情報が予め取得された場合、うるう秒の挿入又は削除が行われるタイミング以降、新たにGPS衛星や標準電波から日時情報が取得されるまでの間、CPU41により当該うるう秒による計時回路50の計数する日時のずれを補正して出力、表示させることが可能となっている。
一方、上述のように、GPS衛星からの送信電波に基づいて正確な日時を取得する場合には、補正値ΔtLSが必要である。従って、少なくともうるう秒が実施される場合には、電波時計1により新たなUTC補正パラメータが受信されて、積算値ΔtLSは、うるう秒の実施前であれば予定値ΔtLSFに基づいて、実施後であれば取得された新たな積算値ΔtLSにより、更新される必要がある。
次に、本実施形態の電波時計1におけるうるう秒情報の取得動作について説明する。
電波時計1では、消費電力を削減するため、GPS衛星からの電波を受信する際には、上述のように、日時情報を取得するために必要な1サブフレーム程度の約10秒間の受信期間を定めて当該受信期間のみ衛星電波受信処理部50を動作させる。
上述のように、航法メッセージは、12.5分周期で送信されているので、UTC補正パラメータを含むサブフレームのデータを受信する場合に、誤った日時データに基づいて異なるサブフレームのデータを受信しないようにする必要がある。そこで、電波時計1では、計時回路50により正確な日時が計数されている場合には、過去のUTC補正パラメータの受信日時や、サブフレーム4、5が受信された場合に取得される衛星のIDなどを基準として、直近のUTC補正パラメータの送信タイミングを算出する。ここでは、計時回路50の計時する日時に対して見込まれるずれが所定の大きさ、例えば、サブフレーム長の半分である3秒より小さい場合には、当該計時回路50の計数する日時に基づいて上述の基準に応じたUTC補正パラメータの送信タイミングを算出して、当該タイミングに合わせて衛星電波受信処理部51を動作させてうるう秒に係る情報を取得する。一方、計時回路50の計数する日時のずれが所定の大きさ以上と見込まれる場合には、一度HOWを受信して計時回路50の計数する日時を修正した後に、当該修正された日時に基づいて上述の基準に応じたUTC補正パラメータの送信タイミングを算出する。
ここでは、予め、計時回路50の計数する時刻が正確な時刻からずれる割合を示す計時誤差の値及び異なるサブフレームのデータを受信しないための基準ずれ時間が設定されているとすると、前回の日時情報の取得タイミングからの経過時間により、見積もられるずれ時間と上述の基準ずれ時間との大小関係が定まる。即ち、見積もられるずれ時間と基準ずれ時間とが等しくなる経過時間を基準時間(第1基準時間)とすると、計時誤差が0.5秒/日、基準ずれ時間が3秒の場合、基準時間は、6日となる。よって、経過時間が6日未満であれば、直接計時回路50の計数する日時に基づいてUTC補正パラメータの受信タイミングを定めて良く、経過時間が6日以上であれば、一度何れかのサブフレームデータを取得して計時回路50の計数する日時を修正した後にUTC補正パラメータの受信タイミングを定めることになる。
この経過時間は、利用される際に前回の日時情報の取得タイミングと現在日時との差分を算出することで得られる。或いは、前回の日時情報取得タイミングから前記第1基準時間が経過するまでの間、カウンタを動作させて計数させても良い。
図3は、電波時計1で実行される自動日時取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この自動日時取得処理は、うるう秒取得フラグがオフ、即ち、うるう秒に係る予告がなされる6月1日又は12月1日以降にうるう秒の実施が無いことが確認されるか、又は、UTC補正パラメータが新たに取得されるまでの間に、毎日一回以内で所定の条件を満たしたタイミングで起動される。
この所定の条件としては、ここでは、光量センサ53により屋外の太陽光に相当するレベルの光量が検出されることが定められている。
自動日時取得処理が開始されると、CPU41は、日時修正履歴記憶部43aを参照し、直近の日時修正に係る電波受信が現在から基準時間内(ここでは、6日内)に成功しているか否かを判別する(ステップS101)。成功していると判別された場合には(ステップS101で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS104に移行する。
成功していないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、CPU41は、衛星電波受信処理部51を動作させて、日時情報を取得するための電波受信を開始させる(ステップS102)。このとき、衛星電波受信処理部51は、例えば、サブフレーム1個分の電波を約6秒で受信してHOWを取得し、現在の日付情報と比較参照して正確な日時情報を取得することが出来る。CPU41は、日時情報の取得に成功したか否かを判別し(ステップS103)、成功したと判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS104に移行する。成功しなかったと判別された場合には(ステップS103で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS128に移行する。
ステップS104の処理に移行すると、CPU41は、取得された日時情報に基づいて、直近のUTC補正パラメータを含むサブフレームの受信タイミングを算出する(ステップS104)。CPU41は、当該送信タイミングまで待機した後、衛星電波受信処理部51を動作させてうるう秒情報に係るUTC補正パラメータを含むサブフレームの受信を開始させる(ステップS105)。
CPU41は、UTC補正パラメータの受信に成功したか否かを判別する(ステップS106)。受信に成功したと判別された場合には(ステップS106で“YES”)、CPU41は、取得された日時情報とUTC補正パラメータに係るうるう秒シフト量とに基づいて現在の日時を算出し、計時回路50の日時を修正する(ステップS107)。CPU41は、日時修正履歴記憶部43aを更新し(ステップS108)、GPSうるう秒シフト量情報43bのうるう秒取得フラグをオン(セット)する(ステップS109)。そして、CPU41は、自動日時取得処理を終了する。
ステップS106の判別処理で、UTC補正パラメータの受信に成功しなかったと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、CPU41は、次に、日時修正履歴記憶部43aを参照し、直近の日時修正に係る電波受信が現在から所定時間(第2基準時間)内に成功しているか否かを判別する(ステップS116)。ここで、所定時間は、計時回路50により計数される日時のずれが1秒以上になると見積もられるまでの時間であり、例えば、計時誤差が0.5秒/日の場合には、2日である。成功していると判別された場合には(ステップS116で“YES”)、CPU41は、先に取得されている日時データを放棄して、計時回路50の日時データを更新しない(ステップS117)。また、CPU41は、日時修正履歴記憶部43aの履歴情報を更新せず、受信に係る動作を行わなかったものとする(ステップS118)。CPU41は、GPSうるう秒シフト量情報43bのうるう秒取得フラグをクリアして(ステップS119)、自動日時取得処理を終了する。
ステップS116の判別処理で、所定時間内に日時修正に係る電波受信が所定時間内に成功していないと判別された場合には(ステップS116で“NO”)、CPU41は、先に取得されている日時情報と、更新されていない既存のうるう秒シフト量の値とに基づく日時により計時回路50の現在の日時を更新する(ステップS127)。CPU41は、日時修正履歴記憶部43aの受信OKフラグをオフして(ステップS128)、受信が「NG」状態であることを示す。そして、CPU41の処理は、ステップS119に移行して、CPU41は、うるう秒取得フラグをクリアした後、自動日時取得処理を終了する。
ここで、本実施形態の電波時計1では、標準電波の受信による自動日時取得が別途行われる。例えば、夜間の午前1時〜午前5時までの間、日時の取得が成功するまで、即ち、受信OKフラグがOKにセットされるまで、毎時繰り返される。従って、ステップS101、S116の判別処理における電波受信の成功履歴には、この標準電波による日時の取得が含まれる。
また、この自動日時取得処理では、ステップS105、S106の処理でUTC補正パラメータが受信される際に、併せて同一サブフレーム内のHOWデータが受信される。従って、前回の電波受信(日時修正)から6日内(受信OKフラグがセットされている場合を含む)であってステップS102、S103の処理が省略された場合であっても、ステップS107の処理で日時データの更新が行われる。即ち、ステップS102、S103の処理に係る受信時間を短縮して日時情報を取得することが出来る。
なお、受信OKフラグがOKにセットされている場合には、ここで取得された日時データに基づく再度の日時の更新(ステップS107、S108の処理)を省略して、うるう秒情報のみを取得することとしても良い。
図4は、電波時計1で実行される手動日時取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この手動日時取得処理は、うるう秒取得フラグがオフの状況において、ユーザが操作部47に当該処理の実行命令に係る入力操作を行ってCPU41により当該入力操作が検出された場合に開始される。
この手動日時取得処理は、自動日時取得処理からステップS101、S118の処理が除外されて制御の順番が変更になった点を除き、自動日時取得処理と同一であり、同一の処理内容については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
この手動日時取得処理が開始されると、CPU41は、日時受信を開始する(ステップS102)。
また、ステップS116の判別処理で、所定期間内に日時修正に係る電波受信が成功していると判別された場合に(ステップS116で“YES”)、CPU41は、計時回路50の日時データを更新しないと共に(ステップS117)、受信OKフラグをオフして受信履歴をNGとする(ステップS128)。そして、CPU41の処理は、ステップS119に移行する。
即ち、手動日時取得処理では、受信OKフラグとは関係なく日時情報の取得が行われるので、日時情報の取得に成功した場合には、当該取得された日時に基づいてUTC補正パラメータの取得が試みられれば良い。
図5は、電波時計1で実行される測位処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この測位処理は、うるう秒取得フラグがオフの状況において、ユーザが操作部47に当該処理の実行命令に係る入力操作を行ってCPU41により当該入力操作が検出された場合に開始される。
この測位処理は、手動日時取得処理におけるステップS102、S103、S107、S117、S127の処理がそれぞれステップS152、S153、S157、S167、S177の処理に変更された点を除いて同一であり、同一の処理内容については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
先ず、CPU41は、衛星電波受信処理部51によるGPS衛星からの電波受信を開始させる(ステップS152)。この場合には、測位に必要な複数のGPS衛星から各々位置情報と伝播時間の差とが取得されるのに必要な受信時間となる。
CPU41は、測位に成功したか否かを判別し(ステップS153)、成功したと判別された場合には(ステップS153で“YES”)、CPU41は、処理をステップS104に移行させる。また、成功しなかったと判別された場合には(ステップS153で“NO”)、CPU41は、処理をステップS128に移行させる。
ステップS106の判別処理で、うるう秒情報の受信に成功したと判別された場合には(ステップS106で“YES”)、CPU41は、取得された位置情報と時刻情報をともに用いてデータを更新する(ステップS157)。それから、CPU41の処理は、ステップS108に移行する。
ステップS116の判別処理で、受信OKフラグが設定されていると判別された場合には(ステップS116で“YES”)、CPU41は、位置情報を取得更新、現在のタイムゾーンに係る時差設定を行う。その一方で、CPU41は、日時に係る情報を利用せずに廃棄する(ステップS167)。それから、CPU41の処理は、ステップS128に移行する。受信OKフラグが設定されていないと判別された場合には(ステップS116で“NO”)、CPU41は、位置情報と日時情報を取得更新した後に(ステップS177)、処理をステップS128に移行させる。
以上のように、本実施形態の電波時計1は、計時回路50と、測位衛星(GPS衛星)の送信電波を受信する衛星電波受信処理部51及びアンテナA1とを備える。CPU41は、受信期間設定手段として、衛星電波受信処理部51による受信期間を設定し、日時取得手段として、衛星電波受信処理部51により受信された送信電波から日時情報を取得する。また、CPU41は、経過時間計数手段として、日時が取得されてからの経過時間を計数し、第1判別手段として、経過時間が、計時回路50の計時誤差により見込まれる時刻のずれがGPS衛星の送信する信号のフォーマット、ここでは、サブフレームの長さの半分以上となる第1基準時間(計時誤差が0.5秒/日の場合で6日)未満であるか否かを判別する。
そして、経過時間が第1基準時間未満であると判別された場合には、計時回路50の計数する日時に基づいて、UTC補正パラメータが含まれるサブフレームの送信タイミングに対応する受信期間を設定し、第1基準時間未満ではないと判別された場合には、計時回路50の計数する日時に基づいて、サブフレームの何れかの送信タイミングに対応する受信期間を設定して日時情報を取得した後に、取得された日時情報又は当該取得された日時情報に係る受信データの航法メッセージ内における位置に基づいて、UTC補正パラメータが含まれるサブフレームに対応する受信期間を設定する。
即ち、計時回路50の時刻が概ね合っている場合には、直接UTC補正パラメータが含まれるサブフレームの送信タイミングに合わせて衛星電波受信処理部51を動作させるので、衛星電波受信処理部51の動作時間を削減しながら、GPS衛星の送信電波から取得される日時情報の補正に係るデータを取得することが出来る。従って、電力消費の増大を抑えながら、うるう秒の挿入又は削除が行われるタイミングの後に、適切な日時を表示することが出来る。
また、標準電波の受信による日時情報を取得可能であり、当該日時情報による日時の修正と併用することで、標準電波で日時が取得出来る範囲では大きく電力消費を低減させることが出来る一方、夜間などにおける標準電波受信が失敗しやすい環境にいるユーザが日中などにGPS衛星からの電波に基づいて日時情報を取得する場合でもうるう秒情報の受信に係る衛星電波受信処理部51の動作時間を最小限に抑えながら速やかに必要な情報を取得することが出来る。
特に、標準電波の受信により予め日時情報を取得しておくことで、当該日時情報に基づいて直接UTC補正パラメータが含まれるサブフレームの送信タイミングを算出して衛星電波受信処理部51を動作させることが出来るので、少ない消費電力でGPS時計の日時情報を補正するためのデータを取得することが出来る。
また、衛星電波受信処理部51や長波受信部52を介して取得された日時情報に基づいて、計時回路50の計数する日時を修正可能である。このとき、うるう秒の実施によるずれは、1秒である。そこで、うるう秒に係る情報が取得されてない状況でGPS衛星から日時情報が取得された場合、前回日時情報が取得されて計時回路50の日時が修正されてからの経過時間が、計時回路50の計時誤差に基づいてこの1秒より大きくなると見込まれる所定時間(第2基準時間)、例えば、計時誤差が0.5秒/日である場合には2日未満であるか否かを判別し、当該第2基準時間未満である場合には、日時の修正を行わず、第2基準時間未満ではない場合には、日時修正を行うことで、現在のずれを拡大しない範囲で1秒程度のずれを許容しながら大きなずれを修正し、計時回路50にほぼ正確な日時を計数させることが出来る。
また、一日に一回定期的に行われる日時情報の取得に失敗した場合には、成功するまで当該一日の間に複数回日時情報の取得動作が行われる。例えば、電波時計1において、標準電波による日時修正が夜中の1時から5時まで毎時行われ、これらがいずれも成功しなかった場合には、更に、GPS衛星の電波受信による日時修正が日中に行われる。この定期的な日時情報の取得の成否は、受信OKフラグを用いて管理されている。
このような定期的な日時情報の取得の際に、日時情報が取得されたにも関わらずUTC補正パラメータの受信には失敗した場合、前回の日時情報の取得からの経過時間が上述の第2基準時間未満である場合、即ち、計時回路50の日時のずれが1秒未満であると見込まれて計時回路50の日時を修正しない場合であっても、受信OKフラグの更新を行わない。一方、経過時間が第2基準時間未満ではない場合、即ち、計時回路50の日時のずれが1秒以上であると見込まれて、計時回路50の日時を修正する場合には、受信OKフラグの更新を行って受信失敗を示す履歴に変更する。
従って、1秒未満の小さいずれに対しては、定期的な日時情報取得動作を繰り返して実行させずに消費電力の増大を防ぐ一方で、1秒程度のずれが生じ得る場合には、再度定期的な日時情報取得動作を行わせてより正確な日時を取得させることが出来る。特に、GPS衛星からの電波受信により1秒程度のずれが生じ得る日時情報が取得された場合に、当該日時情報取得後、上記第2基準時間内であっても再度標準電波などを受信して正確な日時情報を取得可能とすることで、速やかに正確な日時表示に復帰させることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、GPS衛星を例に挙げて説明したが、GPS衛星と同様のフォーマットで電波を送信する又は送信する予定の測位衛星のデータについては、同様に、本発明を適用することが出来る。
また、上記実施の形態では、日時情報のみが取得されてUTC補正パラメータが取得されなかった場合には、日時情報も利用しないこととしたが、うるう秒の挿入又は削除に係る予告情報は、挿入又は削除の一ヶ月前程度、即ち12月及び6月の初旬に開始されるので、予告段階、即ち、12月や6月に取得された日時情報については、計時回路50が計数する日時の修正、更新に利用して受信OKとすることが出来る。この場合、うるう秒取得フラグはクリア状態となる。
また、上記実施の形態では、UTC補正パラメータが取得されていない場合には、直近の日時修正の有無に応じて当該うるう秒の補正が正確ではない可能性のあるGPS日時データに基づいて日時修正の有無を定めることとしたが、一律に日時の補正を行わないこととしても良い。
また、上記実施の形態では、GPS衛星からの電波受信のほか、標準電波の受信による日時情報の取得を併用し、これらの方法により取得された日時情報に基づいてUTC補正パラメータの送信タイミングを算出する場合を例に挙げて説明したが、他の日時情報の取得方法、例えば、携帯電話の基地局からの日時情報受信や、他の測位衛星、例えば、GLONASS衛星からの電波受信による日時情報の受信により取得された日時を用いても良い。
また、上記実施の形態では、半年に一度必ずUTC補正パラメータの受信が行われることとしたが、うるう秒の情報を含む標準電波などにより予めうるう秒の挿入又は削除がなされない情報が取得された場合には、当該半年間におけるUTC補正パラメータの受信を行わないこととしても良い。
また、上記実施の形態では、アナログ電子時計を例に挙げて説明したが、デジタル表示式の電子時計であっても良い。この場合には、うるう秒が挿入された場合の時刻の表示(例えば、日本において8時59分60秒)を行わせることが可能に表示制御を行うことが出来る。
その他、上記実施の形態で示した数値、構成や制御の順番など具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
日時を計数する計時手段と、
測位衛星の送信電波を受信する衛星電波受信手段と、
当該衛星電波受信手段による受信期間を設定する受信期間設定手段と、
前記衛星電波受信手段により受信された送信電波から日時情報を取得する日時取得手段と、
前記日時取得手段により日時が取得されてからの経過時間を計数する経過時間計数手段と、
前記経過時間が前記計時手段の計時誤差と前記測位衛星の送信する信号のフォーマットとに基づいて定められる所定の第1基準時間を超えているか否かを判別する第1判別手段と、
を備え、
前記受信期間設定手段は、
前記経過時間が前記第1基準時間を超えていないと判別された場合には、前記計時手段の計数する日時に基づいて、日時情報が一つ含まれる所定長のブロックのうちうるう秒に係る補正情報が含まれるものの送信タイミングに対応する受信期間を設定し、
前記第1基準時間を超えていると判別された場合には、前記計時手段の計数する日時に基づいて、前記ブロックの何れかの送信タイミングに対応する受信期間を設定して日時情報を取得した後に、取得された日時情報又は当該取得された日時情報に係る受信データの前記フォーマットにおける位置に基づいて、前記補正情報が含まれる前記ブロックに対応する受信期間を設定する
ことを特徴とする電波時計。
<請求項2>
前記補正情報を含むフォーマットで信号を送信する測位衛星以外の外部の出力先から日時情報を取得する外部日時情報取得手段を備え、
前記経過時間計数手段は、前記日時取得手段及び前記外部日時情報取得手段のうち何れかにより直近に日時情報が取得されてからの経過時間を計数する
ことを特徴とする請求項1記載の電波時計。
<請求項3>
取得された日時情報に基づいて前記計時手段の計数する日時を修正する日時修正手段と、
前記経過時間が前記計時手段の計時誤差とうるう秒の長さとに基づいて定められる所定の第2基準時間を超えているか否かを判別する第2判別手段と、
を備え、
前記日時修正手段は、
前記衛星電波受信手段により日時情報が取得され、且つ、前記補正情報が取得されなかった場合に、前記経過時間が前記第2基準時間を超えていないと判別された場合には、前記取得された日時情報に基づく日時の修正を行わず、
前記第2基準時間を超えていると判別された場合には、前記取得された日時情報に基づく日時の修正を行う
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電波時計。
<請求項4>
所定の間隔で日時情報の取得を試みる定期日時取得手段と、
前記所定の間隔以内の期間における直近の日時情報の取得に係る試みの成否に係る取得成否情報を記憶する日時取得履歴記憶手段と、
を備え、
前記定期日時取得手段は、
前記取得成否情報により前記日時情報の取得に失敗したことが示されている場合には、その後、前記所定の間隔の間に一回又は複数回日時情報の取得を試み、
前記日時情報が取得され、且つ、前記補正情報が取得されなかった場合で、前記経過時間が前記第2基準時間を超えていないと判別された場合には、前記取得成否情報を更新せず、
前記第2基準時間を超えていると判別された場合には、前記取得成否情報を更新して受信失敗とする
ことを特徴とする請求項3記載の電波時計。
1 電波時計
41 CPU
42 ROM
42a プログラム
43 RAM
43a 日時修正履歴記憶部
43b 秒シフト量情報
44 指針
45 ステッピングモータ
46 駆動回路
47 操作部
48 発振回路
49 分周回路
50 計時回路
51 衛星電波受信処理部
52 長波受信部
53 光量センサ
54 電源部
A1 アンテナ
A2 アンテナ

Claims (4)

  1. 日時を計数する計時手段と、
    測位衛星の送信電波を受信する衛星電波受信手段と、
    当該衛星電波受信手段による受信期間を設定する受信期間設定手段と、
    前記衛星電波受信手段により受信された送信電波から日時情報を取得する日時取得手段と、
    前記日時取得手段により日時が取得されてからの経過時間を計数する経過時間計数手段と、
    前記経過時間が前記計時手段の計時誤差と前記測位衛星の送信する信号のフォーマットとに基づいて定められる第1基準時間未満であるか否かを判別する第1判別手段と、
    を備え、
    前記受信期間設定手段は、
    前記経過時間が前記第1基準時間未満であると判別された場合には、前記計時手段の計数する日時に基づいて、日時情報が一つ含まれる所定長のブロックのうちうるう秒に係る補正情報が含まれるものの送信タイミングに対応する受信期間を設定し、
    前記第1基準時間未満ではないと判別された場合には、前記計時手段の計数する日時に基づいて、前記ブロックの何れかの送信タイミングに対応する受信期間を設定して日時情報を取得した後に、取得された日時情報又は当該取得された日時情報に係る受信データの前記フォーマットにおける位置に基づいて、前記うるう秒に係る補正情報が含まれる前記ブロックに対応する受信期間を設定する
    ことを特徴とする電波時計。
  2. 前記うるう秒に係る補正情報を含むフォーマットで信号を送信する測位衛星以外の外部の出力先から日時情報を取得する外部日時情報取得手段を備え、
    前記経過時間計数手段は、前記日時取得手段及び前記外部日時情報取得手段のうち何れかにより直近に日時情報が取得されてからの経過時間を計数する
    ことを特徴とする請求項1記載の電波時計。
  3. 取得された日時情報に基づいて前記計時手段の計数する日時を修正する日時修正手段と、
    前記経過時間が前記計時手段の計時誤差とうるう秒の長さとに基づいて定められる第2基準時間未満であるか否かを判別する第2判別手段と、
    を備え、
    前記日時修正手段は、
    前記衛星電波受信手段により日時情報が取得され、且つ、前記うるう秒に係る補正情報が取得されなかった場合に、前記経過時間が前記第2基準時間未満であると判別された場合には、前記取得された日時情報に基づく日時の修正を行わず、
    前記第2基準時間未満ではないと判別された場合には、前記取得された日時情報に基づく日時の修正を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電波時計。
  4. 所定の間隔で日時情報の取得を試みる定期日時取得手段と、
    前記所定の間隔以内の期間における直近の日時情報の取得に係る試みの成否に係る取得成否情報を記憶する日時取得履歴記憶手段と、
    を備え、
    前記定期日時取得手段は、
    前記取得成否情報により前記日時情報の取得に失敗したことが示されている場合には、その後、前記所定の間隔の間に一回又は複数回日時情報の取得を試み、
    前記日時情報が取得され、且つ、前記うるう秒に係る補正情報が取得されなかった場合で、前記経過時間が前記第2基準時間未満であると判別された場合には、前記取得成否情報を更新せず、
    前記第2基準時間未満ではないと判別された場合には、前記取得成否情報を更新して受信失敗とする
    ことを特徴とする請求項3記載の電波時計。
JP2013268817A 2013-12-26 2013-12-26 電波時計 Active JP5842908B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268817A JP5842908B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 電波時計
US14/560,868 US9261861B2 (en) 2013-12-26 2014-12-04 Radio-controlled timepiece
CN201410828119.8A CN104749946B (zh) 2013-12-26 2014-12-26 电波表

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268817A JP5842908B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 電波時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015125047A JP2015125047A (ja) 2015-07-06
JP5842908B2 true JP5842908B2 (ja) 2016-01-13

Family

ID=53481605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013268817A Active JP5842908B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 電波時計

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9261861B2 (ja)
JP (1) JP5842908B2 (ja)
CN (1) CN104749946B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176832A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 カシオ計算機株式会社 電波時計
JP7155832B2 (ja) 2018-10-01 2022-10-19 カシオ計算機株式会社 時計、時刻変更制御方法及びプログラム

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9766598B2 (en) 2014-12-24 2017-09-19 Casio Computer Co., Ltd. Radio-controlled timepiece, method of obtaining date/time information, and recording medium
US9563179B2 (en) * 2014-12-24 2017-02-07 Casio Computer Co., Ltd. Radio-controlled timepiece, method of obtaining date/time information, and recording medium
MX2018004316A (es) 2015-10-15 2018-05-22 Sony Corp Aparato de recepcion, aparato de envio y metodo de procesamiento de datos.
JP6206479B2 (ja) * 2015-12-24 2017-10-04 カシオ計算機株式会社 衛星電波受信装置、電波時計、情報取得方法及びプログラム
JP6468219B2 (ja) * 2016-03-01 2019-02-13 カシオ計算機株式会社 通信装置、電子時計、通信方法及びプログラム
JP6508103B2 (ja) * 2016-03-24 2019-05-08 カシオ計算機株式会社 電波時計、うるう秒補正情報取得方法、及びプログラム
JP6859642B2 (ja) * 2016-09-23 2021-04-14 カシオ計算機株式会社 制御装置、電子時計、処理制御方法、及びプログラム
CN109906642B (zh) 2016-11-04 2021-02-09 华为技术有限公司 一种定位信息传输方法、相关设备以及系统
TWI754703B (zh) 2016-11-29 2022-02-11 日商因艾伯爾股份有限公司 時刻同步系統及發送裝置
JP6910895B2 (ja) * 2017-09-01 2021-07-28 シチズン時計株式会社 電波時計
JP2019060624A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 カシオ計算機株式会社 衛星電波受信装置、電子時計、測位制御方法及びプログラム
JP2019060625A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 カシオ計算機株式会社 衛星電波受信装置、電子時計、測位情報取得制御方法及びプログラム
JP7063000B2 (ja) 2018-02-21 2022-05-09 日本電気株式会社 時刻設定装置、時刻更新方法及びプログラム
JP2019158734A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 セイコークロック株式会社 計時装置、計時システム、及び計時方法
JP6888575B2 (ja) * 2018-03-26 2021-06-16 カシオ計算機株式会社 電子時計及び情報取得方法
JP6988855B2 (ja) * 2019-04-02 2022-01-05 カシオ計算機株式会社 電子時計、情報更新制御方法及びプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003279678A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Seiko Epson Corp 電波修正時計および電波修正時計の制御方法
JP2007271543A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Casio Comput Co Ltd 時刻修正制御装置及び時刻修正制御方法
JP5114936B2 (ja) * 2006-12-11 2013-01-09 カシオ計算機株式会社 時計装置及び閏秒補正方法
JP2008170229A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Seiko Epson Corp 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法
JP5088677B2 (ja) * 2007-08-02 2012-12-05 セイコーエプソン株式会社 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法
US7649812B2 (en) * 2007-11-21 2010-01-19 Seiko Epson Corporation Time adjustment device, timepiece with a time adjustment device, and a time adjustment method
JP5200636B2 (ja) 2008-04-07 2013-06-05 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の時刻修正方法
JP2011226813A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Seiko Instruments Inc Gps計時装置およびその方法
JP5582045B2 (ja) * 2011-01-20 2014-09-03 セイコーエプソン株式会社 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法
JP5578103B2 (ja) * 2011-02-09 2014-08-27 セイコーエプソン株式会社 電子時計及び電子時計の受信制御方法
CN102354101A (zh) * 2011-08-17 2012-02-15 东莞市泰斗微电子科技有限公司 一种利用导航卫星的授时方法及装置
US8270465B1 (en) * 2011-11-15 2012-09-18 Xw Llc Timing and time information extraction from a phase modulated signal in a radio controlled clock receiver
CN102981403B (zh) * 2012-09-26 2014-05-21 广东大普通信技术有限公司 一种时钟闰秒处理方法及其系统
JP6107322B2 (ja) * 2013-03-29 2017-04-05 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の受信制御方法
JP6273745B2 (ja) * 2013-09-30 2018-02-07 カシオ計算機株式会社 電子時計、時刻補正方法及びプログラム
JP5780346B2 (ja) * 2014-07-17 2015-09-16 セイコーエプソン株式会社 電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176832A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 カシオ計算機株式会社 電波時計
JP7155832B2 (ja) 2018-10-01 2022-10-19 カシオ計算機株式会社 時計、時刻変更制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN104749946A (zh) 2015-07-01
CN104749946B (zh) 2017-06-13
US20150185706A1 (en) 2015-07-02
JP2015125047A (ja) 2015-07-06
US9261861B2 (en) 2016-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5842908B2 (ja) 電波時計
JP6075297B2 (ja) 電波時計
EP2479624B1 (en) Time adjustment device, timekeeping device with a time adjustment device, and time adjustment method
JP6435762B2 (ja) 電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法
CN103019089B (zh) 电子表
CN107229220B (zh) 电波表以及闰秒校正信息取得方法
JP6394008B2 (ja) 電子時計及び日時データの修正方法
JP6485148B2 (ja) 電波時計
EP3404495B1 (en) Electronic timepiece, device, method and program for controlling method for obtaining date/time information
JP6015694B2 (ja) 電波時計
JPWO2008108417A1 (ja) 電波修正時計
JP6264175B2 (ja) 電波時計
JP6687141B2 (ja) 電波時計
JP6945473B2 (ja) 衛星電波時計
JP2020056661A (ja) 電波時計
JP6741058B2 (ja) 電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法
JP6340836B2 (ja) 衛星信号受信装置、電子時計、および衛星信号受信方法
JP6562067B2 (ja) 電波時計

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5842908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150