JP5200636B2 - 電子時計および電子時計の時刻修正方法 - Google Patents
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Description
一方、前記GPS時刻は、このような調整が行われていないため、UTCとGPS時刻とは前記調整時間の累積値の誤差が生じる。このため、GPS衛星から送信される衛星信号には、GPS時刻とUTCとの差を示す閏秒情報(UTCオフセット)を示す情報が含まれている。
そして、GPS衛星から時刻および閏秒情報を取得し、UTCの閏秒の調整が行われた場合に、その時点で正しいUTCを求めることができるようにした電子時計が知られている(特許文献1参照)。
ここで、前記閏秒情報は、12.5分に1回の頻度でしか送信されないため、衛星信号の受信動作を行った際に、前記閏秒情報を受信するには、最大で12.5分間、受信を継続しなければならない。このため、腕時計のような電力量が小さい装置では利用できないという問題があった。
また、閏秒情報を取得しているので、閏秒が実施された場合でも、時刻修正手段は、正確な時刻を算出して表示することができる。
ここで、閏秒更新時期とは、例えば、閏秒の更新が行われる可能性がある日の所定期間前から更新が行われる可能性がある日までを意味する。通常、UTCでは、6月末日または12月末日が閏秒の更新が行われる可能性がある日であるため、それらの日から所定期間前(例えば1ヶ月前)を前記閏秒更新時期とすればよい。
また、閏秒更新時期には閏秒情報を受信しているので、閏秒の更新が行われる可能性がある日に実際に閏秒が更新された場合でも、その閏秒の更新日を事前に把握でき、閏秒が更新された時点から正確な時刻を表示できる。
例えば、位置情報衛星としてGPS衛星を用いている場合、GPS衛星から送信される衛星信号の航法メッセージは、25個のページからなり、各ページは5つのサブフレームで構成される。そして、前記閏秒情報は、ページ18のサブフレーム4に格納されている。各ページの送信は30秒かかるため、時刻情報を受信した時点のページが分かれば、ページ18を受信できるまでの時間も判明し、一定時間内に閏秒情報を取得できるのかも正確に判断できる。
本発明では、受信結果表示手段を備えているので、利用者は受信結果を容易に把握することができる。
本発明では、時刻を指示する指針を利用して受信結果を表示できるため、受信結果表示用の専用の表示装置を設ける場合に比べて、部品点数を減少できる。
本発明においても、前記電子時計と同じ作用効果を奏することができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る電子時計であるGPS衛星信号受信装置付き腕時計1(以下「GPS付き腕時計1」という)を示す概略図であり、図2はGPS付き腕時計1の主なハードウェア構成を示す図である。
図1に示すように、GPS付き腕時計1は、文字板2および指針3からなるアナログ表示装置を備える。文字板2の一部には小時計4が設けられている。
小時計4は、分針、時針を備えて構成され、小時計用のステップモータで歯車を介して駆動される。この小時計4は、例えば、指針3で指示される時刻と異なるタイムゾーンの時刻を表示するためなどに用いられる。
なお、GPS衛星5は、本発明における位置情報衛星の一例であり、地球の上空に複数存在している。現在は約30個のGPS衛星5が周回している。
また、GPS付き腕時計1には、入力装置(外部操作部材)としてボタン6、リューズ7が設けられている。
次に、GPS付き腕時計1の回路構成について説明する。
GPS付き腕時計1は、図2に示すように、GPS装置(GPSモジュール)10、制御部(CPU)20、記憶装置30、時刻表示装置40、太陽電池50を備えている。記憶装置30は、RAM31およびROM32を備える。これらの各装置は、データバス60を介してデータを通信している。
また、太陽電池50は、GPS付き腕時計1の電源として機能する。なお、この電源としては、太陽電池50に限らず、一次電池でもよいし、太陽電池以外の充電可能な二次電池でもよい。
GPS装置10は、GPSアンテナ11を備え、GPSアンテナ11を介して受信した衛星信号を処理して時刻情報や位置情報を取得するものである。
GPSアンテナ11は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星5からの衛星信号を受信するパッチアンテナとなっている。このGPSアンテナ11は文字板2の裏面側に配置され、GPS付き腕時計1の表面ガラスおよび文字板2を通過した電波を受信するように構成されている。
このため、文字板2および表面ガラスは、GPS衛星5から送信される衛星信号である電波を通す材料で構成されている。例えば、文字板2はプラスチックで構成されている。
そして、バンドパスフィルタで抜き出された衛星信号は、LNAで増幅された後、ミキサでVCOの信号とミキシングされ、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)にダウンコンバートされる。ミキサでミキシングされたIFは、IFアンプ、IFフィルタを通り、ADC(A/D変換器)でデジタル信号に変換される。
そして、前記相関部で算出された相関値が所定の閾値以上であれば、受信した衛星信号に用いられたC/Aコードと生成したローカルコードが一致していることになり、衛星信号を捕捉(同期)することができる。このため、受信した衛星信号を、前記ローカルコードを用いて相関処理することで、航法メッセージを復調することができる。
情報取得部は、BB部で復調した航法メッセージから時刻情報や位置情報を取得する。ここで、GPS衛星5から送信される航法メッセージは、図3に示すような構成とされている。すなわち、航法メッセージは、Page1からPage25までの25個のPage(ページ)で構成されている。そして、GPS衛星5は、この25個のページ(Full-Page)からなる航法メッセージを繰り返し送信している。
各ページはフレームとも呼ばれ、1500ビットのデータ量である。航法メッセージのデータ速度は50bpsであるため、1つのページ(フレーム)の送信には30秒かかり、25個のページ(Full-Page)を送信するには、30秒×25=750秒=12.5分掛かる。
また、各サブフレームにおいて、先頭のワード1,2は、受信処理時に同期をとるために使用されるTLM(telemetry word)、HOW(hand over word)とされている。また、HOWには、GPS信号の時刻情報TOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)が含まれている。
サブフレーム1は、TLM、HOWの他、週番号データや、衛星自体の状態を示す衛星健康状態データや、クロック補正係数などのデータが含まれている。
サブフレーム2,3は、TLM、HOWの他、各GPS衛星5の詳細な軌道情報(エフェメリス)が格納されている。
例えば、閏秒情報は、図4に示すように、ページ18のサブフレーム4にある。ページ18のサブフレーム4は、TLM、HOWの他、ワード3〜5には電離層補正係数〜α0〜α3、β0〜β3等が格納され、ワード6,7にはUTCパラメータA1、A2が格納されている。
また、ワード8〜10には、閏秒情報が格納されている。具体的には、ワード8のt0t、WNtにエポック時刻の情報が格納され、ΔtLSには現在の閏秒が格納され、WNLSFには閏秒の更新週が格納され、DNには閏秒の更新日が格納され、ΔtLSFには更新後の閏秒が格納されている。
また、12.5分間隔で送信されるページ16のサブフレーム4を受信すれば、閏秒の情報を取得できる。
一方、記憶装置30のRAM31には、受信により取得した時刻情報、位置情報、閏秒情報が記憶されるデータ記憶領域と、位置情報とその場所のUTCに対する時差とが記憶された時差記憶領域が設けられている。なお、制御部20は、位置情報(緯度および経度)を取得すると、この位置情報に対応する時差(日本であれば+9時間)を前記時差記憶領域から取得し、前記受信で取得した時刻情報(GPS時刻)にUTCオフセット(2008年2月時点は+14秒)を加算してUTCを求め、さらに前記時差を加算することで、現在地の時刻を算出できる。従って、算出した現在値の時刻に指針3を修正することで、タイムゾーンを跨いで移動した場合でも、現在地の時間を正確に表示できる。
閏秒情報取得手段22は、GPS装置10を駆動制御して閏秒情報を取得し、RAM31に記憶する。
時刻修正手段23は、時刻情報取得手段21、閏秒情報取得手段22で取得した時刻情報や閏秒情報に基づいて時刻を算出し、指針3や小時計4等の時刻表示装置40の時刻表示を前記算出した時刻に修正する。
次に、GPS付き腕時計1の受信処理について、図6のフローチャートも参照して説明する。
図6に示す受信処理は、定期的に時刻情報を受信して時刻修正を行う際に、所定の時期になったら閏秒の受信も行うものである。なお、UTCにおける閏秒の更新時期は、国際地球回転観測事業の中央局で決定され、通常、6月または12月の末日に実施される。そこで、本実施形態では、前記閏秒の更新が行われる可能性がある日(6月30日および12月31日)の所定期間前(例えば1ヶ月前)から閏秒情報の取得を試みている。但し、閏秒の情報は前述の通り12.5分毎に送信されるため、1回の受信で閏秒情報を取得できるまで受信を継続すると消費電力が増大してしまう。このため、1回の受信時間は一定時間(例えば1分)に制限し、前記所定期間内で受信を繰り返す間に、閏秒情報を取得するように制御している。
次に、受信の開始が指示されると、GPS装置10は、衛星のサーチ処理を行う(S12)。具体的には、GPS装置10は、GPS衛星5のC/Aコードのパターンを発生させ、受信した衛星信号の相関値を求めてサーチする。
S13で「Yes」と判断されて全衛星をサーチ済みである場合、衛星信号を受信できる衛星が存在しないことになるため、時刻情報取得手段21は、GPS装置10の駆動を停止して受信処理を終了する。
時刻情報取得手段21は、S14でGPS衛星5を捕捉できたと判断されるまで、以上の処理を繰り返す。
一方、時刻情報取得手段21は、S15でタイムアウトではないと判断した場合、Zカウントを取得できたか否かを判定する(S16)。
一方、時刻情報取得手段21は、S16でZカウントを取得できたと判断した場合、GPSWeek(週番号データ)を取得できたか否かを判断する(S17)。
一方、時刻情報取得手段21がS17でGPSWeekを取得できたと判断した場合、閏秒情報取得手段22による閏秒情報取得工程が実施される。
すなわち、閏秒情報取得手段22は、取得した日付情報が、閏秒更新時期に該当するか否かを判断する(S18)。
ここで、閏秒更新時期とは、前述のとおり、前記閏秒の更新が行われる可能性がある日(6月30日および12月31日)の所定期間前(例えば1ヶ月前)から更新が行われる可能性がある日までを時期を意味する。本実施形態では、6月1日から6月30日までの期間と、12月1日から12月31日までの期間を閏秒更新時期と設定している。従って、閏秒情報取得手段22は、受信したGPSWeek(週番号)に基づく日付情報を参照し、前記閏秒更新時期であるか否かを判断する。
前述のとおり、閏秒情報は、ページ18のサブフレーム4に含まれる。また、Zカウントを受信できれば、現在、どのページのデータを受信しているのかを判断できる。そして、現在の受信中の衛星信号のページ番号が分かれば、ページ18のサブフレーム4が送信されるまでの時間も判断でき、一定時間内に閏秒情報を取得できるかも判断できる。
なお、時刻情報取得手段21は、S18で閏秒更新時期ではないと判断した場合と、S19で一定時間以内に閏秒情報を取得できないと判断した場合は、閏秒情報を取得することなく、受信を終了する(S21)。
すなわち、前記S17でGPSWeekを取得できている場合、時刻情報取得手段21は、取得したZカウントに基づく時刻情報や、GPSWeekに基づく日付情報をRAM31に記憶している。
そこで、時刻修正手段23は、S22において、前記RAM31に記憶されたZカウント、GPSWeekからGPS時刻を算出し、閏秒情報から取得したUTCオフセットをGPS時刻に加算してUTCを求める。なお、新たな閏秒情報を取得できなかった場合には、時刻修正手段23は、以前に取得してRAM31に記憶してある閏秒情報(UTCオフセット)を用いてUTCを求める。
さらに、時刻修正手段23は、RAM31に記憶された時差をUTCに加算して現在地の時刻を算出する。なお、今回の受信処理で位置情報を取得した場合は、その位置情報に対応する時差をRAM31の時差記憶領域から読み出してRAM31に記憶された時差を更新する。これにより、最新の位置情報に対応する時差を用いて現在地の時刻を算出できる。
以上により受信処理を終了する。そして、本実施形態では、時刻情報取得工程は、時刻情報取得手段21によって実施されるS11〜S17の各処理によって構成され、閏秒情報取得工程は、閏秒情報取得手段22によって実施されるS18〜S21の各処理によって構成され、時刻修正工程は、時刻修正手段23によって実施されるS22の処理によって構成されている。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)定期的な受信処理を行った際に、一定時間内に閏秒情報を取得可能と判断した場合のみ受信を継続して閏秒情報を取得しているので、受信処理時間を短くできて消費電力を削減できる。すなわち、閏秒情報は12.5分毎に送信されるため、何ら判断せずに閏秒情報を取得しようとすると、最大で12.5分間も受信処理を継続しなければならない。
これに対し、本実施形態では、S19において、一定時間内、例えば、2.5分以内に閏秒情報を取得できるか否かを判断し、その場合のみ閏秒情報を受信しているので、受信時間は最大でも2.5分に抑えることができる。このため、最大で12.5分間、受信を継続しなければならない場合に比べて、消費電力を大幅に低減でき、電池容量の小さな腕時計においても適用できる。
すなわち、閏秒は、数年に1回行われる程度の頻度であり、また、その時期も6月末日または12月末日に設定されている。このため、その直前、例えば6月の1ヶ月間や、12月の1ヶ月間のみ閏秒情報の受信処理を行えば、その6月または12月の末日に閏秒の更新が行われるのかも判断でき、閏秒が実施された場合には、UTCオフセット量を変更してRAM31に記憶することで、その後も正しい時刻を算出して表示することができる。従って、閏秒更新時期以外の時期、例えば、1〜5月や7〜11月は、閏秒の受信処理自体を行う必要が無く、その分、消費電力を低減できる。
次に、本発明の第2実施形態について図7に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態において、前述した他の実施形態と同一または同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略または簡略する。
第2実施形態は、利用者の受信操作によって強制的に閏秒情報を取得する場合の処理である。例えば、GPS付き腕時計1の電源投入直後で、現在時刻、日付情報等が完全に取得できていないため、時刻情報の完全取得を行う場合などに利用できる。
なお、この強制受信処理は、例えば、一方のボタン6を所定時間以上(例えば3秒以上)押し続けることで実施される。
一方、S15でタイムアウトでなければ、時刻情報取得手段21は、S16のZカウントの取得判断、S17のGPSWeekの取得判断を行う。
一方、閏秒情報取得手段22は、時刻情報取得手段21がS17でGPSWeekを取得できたと判断した場合、一定時間内に閏秒情報が取得可能か否かを判断する(S19)。この一定時間は、例えば、受信継続による消費電力を考慮して設定すればよく、例えば、1分などに設定される。
閏秒情報取得手段22は、S19で閏秒情報を取得できるまでの時間を把握しているので、内部時刻を参照して閏秒情報を取得可能な時刻になったか否かを判断する(S33)。
そして、閏秒情報取得手段22は、S33で閏秒情報を取得可能な時刻になったと判断したら、S11の受信開始処理を行う。すなわち、閏秒情報取得手段22は、スリープ状態のGPS装置10を動作させ、受信を再開する。
例えば、S19において、現在受信中のページが「6」であると、閏秒情報が含まれるページ18までは、(18−6)×30秒=360秒(6分)必要であり、前記一定時間(例えば1分)以内には閏秒情報を取得できないと判断した場合、その時点から例えば5分間スリープ状態を維持し、5分経過後にS11の受信を開始すればよい。
このような第2実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる上、次のような効果がある。
(2−1)本実施形態では、一定時間以内に閏秒情報を取得できない場合、一旦、受信を中断してGPS装置10をスリープ状態とし、閏秒情報を取得できる時間になったら受信を再開しているので、閏秒情報を受信するためにGPS装置10を動作させる時間を最小限にでき、消費電力をより一層低減できる。
例えば、S19において、6分後に閏秒情報を受信できると判断した場合、例えば、5分間だけGPS装置10をスリープさせ、その後、GPS装置10の動作を再開して閏秒情報を受信できる。この場合、閏秒情報の受信にはGPS装置10を1分程度動作させればよいため、前記第1実施形態に比べても、より一層、消費電力を低減できる。
次に、本発明の第3実施形態について図8,9に基づいて説明する。第3実施形態は、前記各実施形態において、受信結果を表示する機能を追加したものである。
すなわち、第3実施形態の制御部20は、図8に示すように、時刻情報取得手段21、閏秒情報取得手段22、時刻修正手段23に加えて受信結果表示手段24を備える。
受信結果表示手段24は、小時計4の分針41を用いて受信結果を表示する。
受信結果表示モードになると、受信結果表示手段24は、受信処理結果の内容に基づいて、小時計4の分針41を移動させて受信結果を表示する。なお、この受信結果は、受信処理が行われた際にRAM31に記憶され、受信結果表示手段24は、RAM31に記憶された受信結果に基づいて分針41を移動して表示する。
また、受信結果表示手段24は、受信結果がレベル1であれば、図9(B)に示すように、小時計4の分針41を10分位置に移動して停止し、レベル2であれば、図9(C)に示すように、小時計4の分針41を20分位置に移動して停止する。
さらに、受信結果表示手段24は、受信結果がレベル3であれば、図9(D)に示すように、小時計4の分針41を40分位置に移動して停止し、レベル4であれば、図9(E)に示すように、小時計4の分針41を50分位置に移動して停止する。
このような第3実施形態によれば、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる上、次のような効果がある。
(3−1)受信結果表示手段24を備えているので、利用者は、受信に成功したか否かと、どの情報まで受信できているのかを容易に把握できる。従って、例えば、定期的に行われる自動受信において、閏秒情報を受信できているのかを把握できる。このため、閏秒情報を受信できていない場合に、利用者に対して、第2実施形態の強制受信操作を行って閏秒情報を受信するように促すことができる。これにより、GPS付き腕時計1は、閏秒情報を受信して正確な時刻表示を行うことができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限らない。
例えば、GPS付き腕時計1としては、前記第1,2実施形態の機能を備え、自動受信時には第1実施形態の処理を実行し、手動受信時には第2実施形態の処理を実行するものでもよい。
また、自動受信時にも第2実施形態の処理を行って閏秒情報を確実に取得するように構成してもよい。
さらに、電子時計としては、時計機能に加えて他の機能も備える各種の電子機器であってもよい。例えば、GPS機能および時計機能を備える携帯電話機や、ナビゲーション機器などの各種電子機器にも広く利用できる。
Claims (9)
- 位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、
前記受信部の動作を制御する制御部とを備える電子時計であって、
前記制御部は、
前記受信部を駆動して時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記時刻情報取得手段で時刻情報を取得した際に、その時点から一定時間内に閏秒情報を取得可能であるかを判断し、取得可能であると判断した場合に前記受信部を駆動して閏秒情報を取得し、取得可能でないと判断した場合に前記受信部の駆動を停止する閏秒情報取得手段と、
取得した時刻情報および閏秒情報に基づいて表示時刻を修正する時刻修正手段と、
を備えることを特徴とする電子時計。 - 請求項1に記載の電子時計において、
前記時刻情報取得手段は、時刻情報に加えて日付情報も取得可能とされ、
前記閏秒情報取得手段は、
前記時刻情報取得手段で取得した日付情報が予め設定された閏秒更新時期に含まれている場合のみ、前記一定時間内に閏秒情報を取得可能であるかを判断し、取得可能であると判断した場合に前記受信部を駆動して閏秒情報を取得し、取得可能でないと判断した場合に前記受信部の駆動を停止する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1または請求項2に記載の電子時計において、
前記衛星信号は、複数個のページから構成され、前記閏秒情報は所定のページに含まれており、
前記閏秒情報取得手段は、前記時刻情報取得手段で時刻情報を取得した際に受信中のページを検出し、その受信中のページから前記閏秒情報が含まれるページが送信されるまでの時間を算出して前記一定時間内に閏秒情報を取得可能であるかを判断する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子時計において、
前記閏秒情報取得手段は、前記一定時間内に閏秒情報を取得できないと判断した場合は、前記受信部の駆動を停止し、閏秒情報を取得可能な時刻になったら前記受信部を駆動して閏秒情報を取得する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子時計において、
前記閏秒情報取得手段は、前記一定時間内に閏秒情報を取得できないと判断した場合は、前記受信部の駆動を停止して受信処理を終了する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子時計において、
受信結果を表示する受信結果表示手段を備え、
前記受信結果表示手段は、
時刻情報を受信して取得できたか否かを表示可能に構成されている
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項6に記載の電子時計において、
前記受信結果表示手段は、
時刻情報を未受信の場合と、
少なくとも時刻情報を受信し、かつ、閏秒情報および測位情報を受信していない場合と、
少なくとも時刻情報および閏秒情報を受信し、かつ、測位情報を受信していない場合と、
少なくとも時刻情報、閏秒情報、測位情報を受信している場合とを、
区分けして表示可能に構成されている
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項7に記載の電子時計において、
前記受信結果表示手段は、
指針を移動し、その指示位置によって前記各受信結果を表示する
ことを特徴とする電子時計。 - 位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部を備える電子時計の時刻修正方法であって、
前記受信部を駆動して時刻情報を取得する時刻情報取得工程と、
前記時刻情報取得工程で時刻情報を取得した際に、その時点から一定時間内に閏秒情報を取得可能であるかを判断し、取得可能であると判断した場合に前記受信部を駆動して閏秒情報を取得し、取得可能でないと判断した場合に前記受信部の駆動を停止する閏秒情報取得工程と、
取得した時刻情報および閏秒情報に基づいて表示時刻を修正する時刻修正工程と、
を備えることを特徴とする電子時計の時刻修正方法。
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