JP5839179B2 - インクジェット記録用処理液、インクジェット記録用水性インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
水及び水溶性有機溶剤を含み、
前記水溶性有機溶剤は、ポリオキシアルキレン骨格を有する水溶性有機溶剤(以下、「ポリオキシアルキレン型水溶性有機溶剤」と言う。)を含み、
前記処理液は、さらに、ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤(以下、「ポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤」と言う。)を含み、
前記処理液全量に対する前記ポリオキシアルキレン型水溶性有機溶剤(X)及び前記ポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤(Y)の合計配合量(X+Y)が、40重量%以上であることを特徴とする。
処理液組成(表2及び表3)の各成分を、均一に混合して、実施例1〜17及び比較例1〜14の処理液を得た。
普通紙上に、実施例1〜17及び比較例1〜14の処理液を、ローラ塗布機を用いて均一に広げた。処理液の塗布量は、約0.17mg/cm2(約1.1mg/inch2)とした。ついで、ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機MFC−J6710DWを使用して、インクジェット記録用水性ブラックインク又はインクジェット記録用水性シアンインクを用いて前記普通紙上に解像度600dpi×300dpiで単色ベタ画像を記録した。インク液適量は、約16pL(約2.9mL/inch2(約0.45mL/cm2)に相当)とした。前記普通紙には、Xerox社製のBusiness4200を用いた。前記インクジェット記録用水性ブラックインク及び前記インクジェット記録用水性シアンインクの調製方法は、つぎのとおりである。すなわち、まず、水性インク組成(表1)における、自己分散型顔料を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、水に分散させた自己分散型顔料に前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、前記インクジェット記録用水性ブラックインク及び前記インクジェット記録用水性シアンインクを得た。
前記水性ブラックインクを用いて作製した前記評価サンプルを目視及び拡大鏡(倍率:
20倍)にて観察し、下記評価基準に従って評価した。
AA:白い箇所がなく、ベタが埋まっていた
A :スジはないが、僅かに白い箇所があった
B :スジはないが、所々白い箇所があった
C :白スジがはっきりと観察された
前記水性ブラックインクを用いて作製した前記評価サンプル中の5箇所の光学濃度(OD値)を、X−Rite社製の分光測色計SpectroEye(光源:D50、濃度基準:ANSI T、白色ベースAbs、内蔵フィルタNO(なし))により測定し、下記評価基準に従って評価した。
A:光学濃度(OD値)の平均値が、1.17以上
B:光学濃度(OD値)の平均値が、1.14以上1.17未満
C:光学濃度(OD値)の平均値が、1.14未満
前記水性シアンインクを用いて作製した前記評価サンプルを目視及び拡大鏡(倍率:
20倍)にて観察し、下記評価基準に従って評価した。
A:色ムラが少なく画像品質に優れていた
B:若干均一性に欠けるが、実用上問題ない範囲であった
C:均一性に欠け、色ムラが顕著であった
前記(a)〜(c)の結果から、下記評価基準に従って、総合評価を行った。
A:(a)〜(c)の結果に、B又はCが無かった
B:(a)〜(c)のいずれかの結果に、Bがあった
C:(a)〜(c)のいずれかの結果に、Cがあった
2 インクカートリッジ集合体
3 インクジェットヘッド
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置
Claims (9)
- インクジェット記録用水性インク及びインクジェット記録に用いる処理液を含むインクジェット記録用水性インクセットを用いて記録するインクジェット記録方法であって、
前記水性インクが、着色剤、水及び水溶性有機溶剤を含み、
前記処理液が、
水及び水溶性有機溶剤を含み、
前記処理液に含まれる水溶性有機溶剤は、ポリオキシアルキレン骨格を有する水溶性有機溶剤を含み、
前記処理液は、さらに、ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤を含み、
前記処理液全量に対する前記ポリオキシアルキレン骨格を有する水溶性有機溶剤(X)及び前記ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤(Y)の合計配合量(X+Y)が、40重量%以上であり、
前記インクジェット記録方法は、
選択工程と、
記録媒体に前記処理液を付与する処理液付与工程と、
前記処理液付与工程において前記処理液が付与された前記記録媒体に前記水性インクをインクジェット方式により吐出する吐出工程とを有し、
前記選択工程は、
前記吐出工程においてなされる記録の解像度が所定の解像度以下の場合には、前記処理液付与工程における所定量の処理液を付与することを選択し、
前記吐出工程においてなされる記録の解像度が前記所定の解像度より高い場合には、前記処理液付与量を前記所定量よりも減少させることを選択する
ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤のポリオキシアルキレン付加モル数が、3〜160であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
- 前記ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤のポリオキシアルキレン付加モル数が、14〜25であることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録方法。
- 前記処理液が、さらに、凝集剤を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
- インクセット収容部と、処理液付与手段と、インク吐出手段とを含むインクジェット記録装置であって、
前記インクセット収容部に、インクジェット記録用水性インク及びインクジェット記録に用いる処理液を含むインクジェット記録用水性インクセットが収容され、
前記水性インクが、着色剤、水及び水溶性有機溶剤を含み、
前記処理液が、
水及び水溶性有機溶剤を含み、
前記処理液に含まれる水溶性有機溶剤は、ポリオキシアルキレン骨格を有する水溶性有機溶剤を含み、
前記処理液は、さらに、ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤を含み、
前記処理液全量に対する前記ポリオキシアルキレン骨格を有する水溶性有機溶剤(X)及び前記ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤(Y)の合計配合量(X+Y)が、40重量%以上であり、
前記水性インクセットを構成する前記処理液が、前記処理液付与手段によって記録媒体に付与され、
前記水性インクセットを構成する前記水性インクが、前記インク吐出手段によって前記記録媒体に吐出され、
前記インクジェット記録装置は、
さらに、前記処理液付与手段を制御する制御手段を含み、
前記制御手段は、
記録の解像度が所定の解像度以下の場合には、前記処理液付与手段が所定量の処理液を付与し、
記録の解像度が前記所定の解像度より高い場合には、前記処理液付与量を前記所定量よりも減少させる
ように前記処理液付与手段を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、
記録の解像度が前記所定の解像度より高い場合には、インク吐出前に記録媒体に対する前記処理液の付与をしないように前記処理液付与手段を制御する
ことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。 - 前記ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤のポリオキシアルキレン付加モル数が、3〜160であることを特徴とする請求項5又は6記載のインクジェット記録装置。
- 前記ポリオキシアルキレン骨格を有する非イオン性界面活性剤のポリオキシアルキレン付加モル数が、14〜25であることを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
- 前記処理液が、さらに、凝集剤を含むことを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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