JP5837319B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents
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Description
また、本発明では、第1選択還元触媒の下流側には第2選択還元触媒を設けたので、第1選択還元触媒から排出された還元剤を吸着し、さらに吸着した還元剤で排気中のNOxを還元することができる。したがって、第1選択還元触媒の下流側に酸化触媒を設けた場合と比較して、排気浄化システム全体としてのNOx浄化性能を高く維持し、かつ還元剤又は前駆体の無駄な消費を抑制することもできる。
このように、本発明では第1選択還元触媒の下流側に第2選択還元触媒を設けることで、供給した還元剤を無駄に消費することが無いシステムを構築した上で、上記還元剤制限制御では供給量を0にすることなく還元剤又は前駆体を供給し続ける。これにより、還元剤制限制御及びNOx排出量増加制御の実行した後、通常制御に復帰した際における第1、第2選択還元触媒に吸着されている還元剤の量を、ある程度確保することができる。これにより、上記復帰時におけるNOx浄化性能の大幅な低下を抑制することができる。
また例えば、排気中のNOxを検出するNOxセンサの検出値に基づいて還元剤又は前駆体の供給量を制御する場合、特に加速運転状態に移行した直後は、NOxセンサの遅れによって還元剤又は前駆体の供給量が不足し、選択還元触媒のNOx浄化性能が一時的に低下する傾向がある。本発明では、内燃機関が加速運転状態に移行したことに伴い、還元剤制限制御及びNOx排出量増加制御の実行開始を遅延させることにより、NOx浄化性能がさらに低下してしまうのを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関(以下「エンジン」という)1及びその排気浄化システム2の構成を示す模式図である。エンジン1は、リーンバーン運転方式のガソリンエンジン又はディーゼルエンジンであり、図示しない車両に搭載されている。
ユリアタンク251は、尿素水を貯蔵するものであり、ユリア供給路254及び図示しないユリアポンプを介して、ユリア噴射弁253に接続されている。このユリアタンク251には、ユリアレベルセンサ255が設けられている。このユリアレベルセンサ255は、ユリアタンク251内の尿素水の水位を検出し、この水位に略比例する検出信号をECU3に出力する。ユリア噴射弁253は、ECU3に接続されており、ECU3からの制御信号により動作し、この制御信号に応じて尿素水を排気管11内に噴射する。
DPF22は、排気管11のうち酸化触媒21よりも下流側に設けられ、排気がフィルタ壁の微細な孔を通過する際、排気中の炭素を主成分とするPMを、フィルタ壁の表面及びフィルタ壁中の孔に堆積させることによって捕集する。
図2〜図5を参照して、触媒温度予測部4の構成について説明する。
図2は、触媒温度予測部4の構成を示すブロック図である。
触媒温度予測部4は、第1選択還元触媒231の将来の温度、より具体的には現在から所定の予測時間T_PRE後における選択還元触媒231の温度の値である触媒予測温度TSCR_PREを推定する。
運転パターン予測部41は、エンジン回転数、車速、及びドライバ要求トルクなど、車両の運転状態に関わるパラメータ(以下、これらパラメータを総称して「運転状態パラメータ」という)の現在の値に基づいて、エンジンのポート部の排気温度と直接的に相関のある内燃機関パラメータとしてのエンジンの発生トルク(以下、「エンジントルク」という)について、現在から予測時間T_PRE後までの値を推定する。
図4及び図5は、エンジントルクの値を予測する手順を説明するためのタイムチャートである。なおこれら図4及び図5に示す例では、現在の時刻をT0とし、時刻T−1,T−2,T−3を現在よりも過去の時刻とし、時刻T1,T2,T3,…,TN−1,TNを、将来の時刻とする。したがって、時刻T0以前の実線で示す値は実値であり、時刻T0以降の破線で示す値は運転パターン予測部による予測値である。
また、本実施形態では、図4及び図5において白丸で示すように、現在から予測時間T_PRE後までの時間をN分割し、各時刻における値を推定する。すなわち、エンジントルクの現在値をTRQ_PRE_0とし、現在より後の時刻Tiにおけるエンジントルクの予測値をTRQ_PRE_iとする。
TRQ_PRE_i=TRQ_PRE_0 (i=1,…,N)
S5では、現在から、エンジントルク値が上記トルク収束値TRQ_CNVに収束するまでの時間である収束時間T_CNVを推定し、S6に移る。この収束時間T_CNVは、例えば、運転状態パラメータの現在値に基づいて、図示しないマップを検索することにより算出される。
図6〜図8を参照して、ユリア噴射制御部5の構成について説明する。
図6は、ユリア噴射装置によるユリア噴射量GUREAの決定に係るブロック図である。ユリア噴射制御部5は、通常噴射量GUREA_ORDを算出する通常噴射量算出部51と、スリップ抑制補正量ΔSTを算出するスリップ抑制補正量算出部55と、スリップ抑制補正量ΔST分だけ通常噴射量GUREA_ORDを補正するスリップ抑制補正部58と、制限噴射量GUREA_LIMを算出する制限噴射量算出部56と、ユリア噴射量GUREAを決定する噴射量セレクタ57と、を含んで構成される。図6に示すように、本実施形態のユリア噴射制御部5では、大きく分けて通常噴射量GUREA_ORDと、スリップ抑制補正量ΔST分だけ補正された通常噴射量GUREA_ORDと、制限噴射量GUREA_LIMとのうちの何れかを最終的なユリア噴射量GUREAとして決定する。以下、通常噴射量算出部51、スリップ抑制補正量算出部55、スリップ抑制補正部58、制限噴射量算出部56、及び噴射量セレクタ57の構成について、順に説明する。
通常噴射量算出部51は、フィードバックコントローラ52と、ベース噴射量算出部53と、ストレージ補正入力算出部54とを含んで構成される。
この通常噴射量算出部51では、下記式(1)に示すように、ベース噴射量算出部53により算出されたベース噴射量GUREA_BSと、フィードバックコントローラ52により算出されたフィードバック噴射量GUREA_FBと、ストレージ補正入力算出部54により算出された補正噴射量GUREA_STとを加算することにより、通常噴射量GUREA_ORDを決定する。
目標アンモニア濃度設定部521は、NH3センサの検出値VNH3の目標値VNH3_TRGTを設定する。より具体的には、この目標値VNH3_TRGTは、“0”より僅かに大きな値に設定される。
スライディングモードコントローラ522は、NH3センサの検出値VNH3が、設定された目標値VNH3_TRGTに収束するようにFB噴射量GUREA_FBを算出する。
スリップ抑制補正量算出部55は、予測スリップ量算出部551と、補正量算出部552と、を含んで構成される。
CO(NH2)2+H2O→2NH3+CO2
1.後述の加速時遅延フラグが“0”である(FDEL=0)
2.後述のスリップ抑制フラグが“1”である(FSLIP=1)
1.後述の加速時遅延フラグが“0”である(FDEL=0)
2.後述のスリップ抑制フラグが“1”である(FSLIP=1)
3.NH3センサの検出値が所定の閾値以上である(VNH3≧VNH3_th)
4.NH3ストレージの推定値がNH3ストレージ量の目標値以上である(ST2nd≧ST2nd_TRGT)
図10〜図13を参照して、吸気制御部6のうちエンジン1の新気量制御に係るブロックについて説明する。
図10は、エンジンの新気量を所定の目標新気量QNEWに制御するためのEGR弁開度VOの決定に係るブロック図である。
ここで、NH3スリップ速度V_SLIPとは、第1選択還元触媒の温度が上昇する過程において、第1選択還元触媒から下流側の第2選択還元触媒へ排出されるNH3の単位時間当りの量に相当し、スリップ速度算出部64により算出される(後述の図11参照)。
また、NH3消費速度V_REDとは、温度が上昇する状況にある第1選択還元触媒において、流入するNOxを還元することで消費され得るNH3の単位時間当りの量に相当し、消費速度算出部65により算出される(後述の図12参照)。
余剰NH3量算出部621は、下記式(2)に示すように、NH3スリップ速度V_SLIPからNH3消費速度V_REDを減算することにより、余剰NH3量ΔNH3を算出する。ここで算出された余剰NH3量ΔNH3は、第1選択還元触媒に現在流入するNOxのみでは消費しきれずに、その下流側へ排出され得るNH3の単位時間当りの量に相当する。換言すれば、余剰NH3量ΔNH3は、第1選択還元触媒の温度が上昇する過程において、吸着されていたNH3が排出されないようにするために、余分に消費する必要のあるNH3の単位時間当りの量に相当する。
1.スリップ抑制フラグが“1”である(FSLIP=1)
2.加速時遅延フラグが“0”である(FDEL=0)
3.NH3センサの検出値が閾値以上である(VNH3≧VNH3_th)
4.第2選択還元触媒のNH3ストレージ量の推定値が目標値より大きい(ST2nd≧ST2nd_TRGT)
5.NH3スリップ速度がNH3消費速度より速い(V_SLIP>V_RED)
スリップ速度算出部64は、NH3センサの検出値に基づいてスリップ速度を算出するNH3センサベース算出部641と、第1選択還元触媒の温度に基づいてスリップ速度を算出する触媒温度ベース算出部642と、NH3センサベース算出部641の出力と触媒温度ベース算出部642の出力とを比較し、大きい方を出力する比較器643と、を含んで構成される。
消費速度算出部65は、単位変換部654と、NOx量算出部651と、反応モデル演算部652とを備え、これらによりNH3消費速度V_REDを算出する。
NOx浄化率算出部651bは、第1選択還元触媒の温度TSCR及び空間速度SVなどのエンジンの運転状態に応じて変化するパラメータに基づいて所定のマップを検索することにより、第1選択還元触媒におけるNOx浄化率の推定値η1stを算出する。ここで、第1選択還元触媒における排気の空間速度SVとしては、例えば排気流量Gex及び第1選択還元触媒の容積に基づいて算出されたものが用いられる。
上述のNO還元可能量QNO_RED及びNO2還元可能量QNO2_REDは、下記式(7−1)、(7−2)に示すように、NO流入量QNOINと及びNO2流入量QNO2INに、NOx浄化率η1stを乗算することで算出される。
例えば、尿素水を供給しこの尿素水からアンモニアを生成せずに、直接アンモニアを供給してもよい。また、アンモニアの前駆体としては、尿素水に限らず他の添加剤を用いてもよい。また、NOxを還元するための還元剤はアンモニアに限るものではない。本発明は、NOxを還元するための還元剤として、アンモニアの代わりに、例えば炭化水素を用いた排気浄化システムに適用することもできる。
11…排気管(排気通路)
12…吸気管(吸気通路)
18…EGR管(EGR通路)
19…EGR弁
2…排気浄化システム
231…第1選択還元触媒
232…第2選択還元触媒
25…ユリア噴射装置(還元剤供給手段)
26…NH3センサ(還元剤検出手段、第2ストレージ量推定手段、第2吸着許容量推定手段)
27…排気温度センサ(温度取得手段)
26…NOxセンサ(流入NOx量取得手段)
3…ECU(温度取得手段、温度上昇判定手段、スリップ抑制制御手段、第2ストレージ量推定手段、目標値設定手段、第2吸着許容量推定手段)
64…スリップ速度算出部(スリップ量推定手段)
Claims (9)
- 内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化しかつこの還元剤を吸着する第1選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より下流側に設けられた第2選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より上流側に還元剤又はその前駆体を供給する還元剤供給手段と、を備えた内燃機関の排気浄化システムであって、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第1選択還元触媒が温度上昇状態であるか否かを判定する温度上昇判定手段と、
当該温度上昇判定手段により温度上昇状態であると判定された場合には、前記還元剤供給手段からの還元剤又は前駆体の供給量を0より大きな制限供給量まで低減させる還元剤制限制御、及び前記内燃機関のNOx排出量を通常制御時より増加させるNOx排出量増加制御のうち、前記還元剤制限制御のみ又は前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の両方を実行するスリップ抑制制御手段と、
前記第1選択還元触媒からの還元剤スリップ量を推定するスリップ量推定手段と、
前記第1選択還元触媒に流入したNOxを浄化するために当該第1選択還元触媒において消費された還元剤の量に相当する還元剤消費量を推定する還元剤消費量推定手段と、を備え、
前記スリップ抑制制御手段は、前記推定された還元剤スリップ量が前記推定された還元剤消費量より多い場合には前記NOx排出量増加制御を実行し、前記推定された還元剤スリップ量が前記推定された還元剤消費量より少ない場合には前記NOx排出量増加制御を実行しないことを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 前記第1選択還元触媒に流入したNOx量を検出又は推定する流入NOx量取得手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて前記第1選択還元触媒におけるNOx浄化率を推定する第1浄化率推定手段と、
前記第1選択還元触媒の温度を検出又は推定する温度取得手段と、
前記検出又は推定された温度に基づいて、前記第1選択還元触媒における還元剤の吸着許容量を推定する第1吸着許容量推定手段と、備え、
前記還元剤消費量推定手段は、前記還元剤消費量を、前記推定されたNOx浄化率と前記検出又は推定されたNOx量とに基づいて推定し、
前記スリップ量推定手段は、前記推定された第1選択還元触媒の吸着許容量に基づいて、前記第1選択還元触媒からの還元剤スリップ量を推定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。 - 前記第1選択還元触媒に流入したNOx量を検出又は推定する流入NOx量取得手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて前記第1選択還元触媒におけるNOx浄化率を推定する第1浄化率推定手段と、
前記第1選択還元触媒と前記第2選択還元触媒との間の排気の還元剤濃度を検出する還元剤検出手段と、
前記還元剤消費量推定手段は、前記還元剤消費量を、前記推定されたNOx浄化率と前記検出又は推定されたNOx量とに基づいて推定し、
前記スリップ量推定手段は、前記検出された還元剤濃度に基づいて、前記第1選択還元触媒からの還元剤スリップ量を推定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。 - 内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化しかつこの還元剤を吸着する第1選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より下流側に設けられた第2選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より上流側に還元剤又はその前駆体を供給する還元剤供給手段と、を備えた内燃機関の排気浄化システムであって、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第1選択還元触媒が温度上昇状態であるか否かを判定する温度上昇判定手段と、
当該温度上昇判定手段により温度上昇状態であると判定された場合には、前記還元剤供給手段からの還元剤又は前駆体の供給量を0より大きな制限供給量まで低減させる還元剤制限制御、及び前記内燃機関のNOx排出量を通常制御時より増加させるNOx排出量増加制御のうち、前記還元剤制限制御のみ又は前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の両方を実行するスリップ抑制制御手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて前記第2選択還元触媒における還元剤のストレージ量を推定する第2ストレージ量推定手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて前記第2選択還元触媒のストレージ量の推定値に対する目標値を設定する目標値設定手段と、を備え、
前記スリップ抑制制御手段は、前記第2選択還元触媒のストレージ量の推定値が前記目標値以下である場合には前記還元剤制限制御を実行しかつ前記NOx排出量増加制御を実行しないことを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化しかつこの還元剤を吸着する第1選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より下流側に設けられた第2選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より上流側に還元剤又はその前駆体を供給する還元剤供給手段と、を備えた内燃機関の排気浄化システムであって、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第1選択還元触媒が温度上昇状態であるか否かを判定する温度上昇判定手段と、
当該温度上昇判定手段により温度上昇状態であると判定された場合には、前記還元剤供給手段からの還元剤又は前駆体の供給量を0より大きな制限供給量まで低減させる還元剤制限制御、及び前記内燃機関のNOx排出量を通常制御時より増加させるNOx排出量増加制御のうち、前記還元剤制限制御のみ又は前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の両方を実行するスリップ抑制制御手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第2選択還元触媒における還元剤のストレージ量を推定する第2ストレージ量推定手段と、を備え、
前記スリップ抑制制御手段は、前記第2選択還元触媒のストレージ量に応じて前記制限供給量を変えることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第2選択還元触媒における還元剤の吸着許容量を推定する第2吸着許容量推定手段をさらに備え、
前記スリップ抑制制御手段は、前記第2選択還元触媒のストレージ量の推定値が前記吸着許容量の推定値より小さい場合には、当該ストレージ量の推定値が当該吸着許容量の推定値以上である場合よりも、前記制限供給量を多くすることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気浄化システム。 - 内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化しかつこの還元剤を吸着する第1選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より下流側に設けられた第2選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より上流側に還元剤又はその前駆体を供給する還元剤供給手段と、を備えた内燃機関の排気浄化システムであって、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第1選択還元触媒が温度上昇状態であるか否かを判定する温度上昇判定手段と、
当該温度上昇判定手段により温度上昇状態であると判定された場合には、前記還元剤供給手段からの還元剤又は前駆体の供給量を0より大きな制限供給量まで低減させる還元剤制限制御、及び前記内燃機関のNOx排出量を通常制御時より増加させるNOx排出量増加制御のうち、前記還元剤制限制御のみ又は前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の両方を実行するスリップ抑制制御手段と、
前記内燃機関が加速運転状態に移行したことを判定する加速判定手段と、を備え、
前記スリップ抑制制御手段は、前記加速判定手段により加速運転状態に移行したと判定された場合には、前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の実行開始を遅延させることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化しかつこの還元剤を吸着する第1選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より下流側に設けられた第2選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より上流側に還元剤又はその前駆体を供給する還元剤供給手段と、を備えた内燃機関の排気浄化システムであって、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第1選択還元触媒が温度上昇状態であるか否かを判定する温度上昇判定手段と、
当該温度上昇判定手段により温度上昇状態であると判定された場合には、前記還元剤供給手段からの還元剤又は前駆体の供給量を0より大きな制限供給量まで低減させる還元剤制限制御、及び前記内燃機関のNOx排出量を通常制御時より増加させるNOx排出量増加制御のうち、前記還元剤制限制御のみ又は前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の両方を実行するスリップ抑制制御手段と、
前記第1選択還元触媒と前記第2選択還元触媒の間の排気の還元剤濃度を検出する還元剤濃度検出手段と、を備え、
前記スリップ抑制制御手段は、前記還元剤濃度検出手段の出力値が所定値より小さい場合には、前記還元剤制限制御を実行しかつ前記NOx排出量増加制御を実行しないことを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化しかつこの還元剤を吸着する第1選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より下流側に設けられた第2選択還元触媒と、
前記排気通路のうち前記第1選択還元触媒より上流側に還元剤又はその前駆体を供給する還元剤供給手段と、
前記排気通路を流通する排気の一部を、EGRガスとして前記内燃機関の吸気通路に還流するEGR通路と、
前記EGR通路に設けられEGRガスの量を制御するEGR弁と、を備えた内燃機関の排気浄化システムであって、
前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記第1選択還元触媒が温度上昇状態であるか否かを判定する温度上昇判定手段と、
当該温度上昇判定手段により温度上昇状態であると判定された場合には、前記還元剤供給手段からの還元剤又は前駆体の供給量を0より大きな制限供給量まで低減させる還元剤制限制御、及び前記内燃機関のNOx排出量を通常制御時より増加させるNOx排出量増加制御のうち、前記還元剤制限制御のみ又は前記還元剤制限制御及び前記NOx排出量増加制御の両方を実行するスリップ抑制制御手段と、
前記第1選択還元触媒からの還元剤スリップ量を推定するスリップ量推定手段と、
前記第1選択還元触媒に流入したNOxを浄化するために当該第1選択還元触媒において消費された還元剤の量に相当する還元剤消費量を推定する還元剤消費量推定手段と、を備え、
前記NOx排出量増加制御では、前記EGR弁の開度を通常制御時における開度より閉じ側に補正することでNOx排出量を増加させ、
前記スリップ抑制制御手段は、前記推定された還元剤スリップ量と前記推定された還元剤消費量との偏差に基づいて、前記EGR弁の開度の通常制御時における開度からの補正量を決定することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
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