JP5831005B2 - プラテンユニット及び液体噴射装置 - Google Patents
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Description
ている。このようなインクジェット方式のプリンターでは、媒体を支持するためのプラテ
ンが備えられている。プラテンは、媒体を適切に支持することにより、インクを噴射する
ヘッドと媒体との距離を適切に保つ。
れている。特許文献3には、紙幅の広い用紙に印刷を行うラージフォーマットプリンター
が示されている。
体はプラテンに吸引されるなどして適切な平面を確保する。一方、プラテン上に媒体が進
入する際、媒体の先端は自由端となっているため、その先端がプラテンに強く接触しプラ
テンに大きな静電気を生じさせる場合がある。静電気の発生は、プラテンとヘッドとの間
に電界を生じさせる。用紙の端部などからは紙粉が舞うことがあるが、この紙粉は電界の
中において分極させられ、電界の影響でヘッドに引き寄せられる。
ルに吸着すると、そのノズルは目詰まりを起こし、インクが適切に噴射されないなどの問
題が生ずる。よって、媒体のプラテン進入時における静電気の発生を抑制することが望ま
しい。
生を抑制することを目的とする。
媒体を吸引する孔を有するプラテンと、
内部空間を有し、前記プラテンの孔と前記内部空間とが連通するプラテン支持部材と、
前記プラテンと前記プラテン支持部材との間に設けられ、前記プラテンと前記プラテン
支持部材との間の気密性を保つ弾性部材と、
を備え、
前記プラテンは前記弾性部材上で上下方向に移動可能である、プラテンユニットである
。
ち、
媒体を吸引する孔を有するプラテンと、
内部空間を有し、前記プラテンの孔と前記内部空間とが連通するプラテン支持部材と、
前記プラテンと前記プラテン支持部材との間に設けられ、前記プラテンと前記プラテン
支持部材との間の気密性を保つ弾性部材と、
を備え、
前記プラテンは前記弾性部材上で上下方向に移動可能である、プラテンユニットである
。
の間に大きな摩擦力が生ずるおそれがあるが、上記のような構成であると、プラテンが弾
性部材上で上下方向に移動可能であるので、媒体の進入時においてプラテンが下方向に逃
げることができる。そして、媒体とプラテンとの間の摩擦力を低減して、プラテンにおけ
る静電気の発生を抑制することができる。また、媒体の進入後は、弾性部材の弾性力によ
りプラテン位置は通常高さに戻ることができる。さらに、媒体は孔から吸引されるのでプ
ラテン上で適切な平面を確保することができる。
も何れか一方が、前記上下方向の移動において前記プラテンの上限位置を規制する規制部
材を備えることが望ましい。
このようにすることで、媒体の進入時において下方向にプラテンが逃げることにより静
電気の発生を抑制すると共に、媒体の進入後にプラテンが上方向に戻ろうとする際、上限
位置が規制されているので,ヘッドとプラテン上の媒体との距離を一定に保つことができ
る。
を規制することが望ましい。
このようにすることで、弾性部材の弾性力によりプラテン位置が上方向に戻ろうとする
際にプラテンの上限位置を規制することができる。そして、弾性部材の弾性力がプラテン
を上限位置に押しつけるようにして、プラテンの高さを適正位置に保つことができる。
れることが望ましい。
このようにすることで、仮にプラテンに静電気が生じたとしても、この電荷を弾性部材
とプラテン支持部材を介して逃がすことができる。
望ましい。
このようにすることで、吸引する孔等を有し複雑な形状を有するプラテン及びプラテン
支持部材を射出成形にて成形することができるとともに、電荷を逃がすことができる。
れることが望ましい。
このようにすることで、プラテンに対してほぼ均一に弾性部材の弾性力を与えることが
できる。
プラテン支持部材との距離を一定の距離より離れないように設けられた突起部と当該突起
部にかかるフック形状部とを有することが望ましい。
このようにすることで、プラテンの上限位置を適切に規制することができるようになる
。
すなわち、
媒体に液体を噴射するヘッドと、
前記媒体を吸引する孔を有するプラテンと、
内部空間を有し、前記プラテンの孔と前記内部空間とが連通するプラテン支持部材と、
前記プラテンと前記プラテン支持部材との間に設けられ、前記プラテンと前記プラテン
支持部材との間の気密性を保つ弾性部材と、
を備え、
前記プラテンは前記弾性部材上で上下方向に移動可能である、液体噴射装置である。
の間に大きな摩擦力が生ずるおそれがあるが、上記のような構成であると、プラテンが弾
性部材上で上下方向に移動可能であるので、媒体の進入時においてプラテンが下方向に逃
げることができる。そして、媒体とプラテンとの間の摩擦力を低減して、プラテンにおけ
る静電気の発生を抑制することができる。また、媒体の進入後は、弾性部材の弾性力によ
りプラテン位置は通常高さに戻ることができる。さらに、媒体は孔から吸引されるのでプ
ラテン上で適切な平面を確保することができる。
図1は、本実施形態におけるインクジェットプリンター1の斜視図である。同図に示す
ように、このインクジェットプリンター1は、長手方向が水平に配置された記録部40と
、記録部40の端部に装着された筐体90と、記録部40の上側に装着された装填部10
と、記録部40および筐体90を下方から支持する脚部70とを備える。
き重ねたロールRを含むロール組立体11が装填されるが、この図ではロール組立体11
(図2参照)はロールカバー12に覆われる。記録部40は、トップカバー42およびフ
ロントカバー44によりその内部機構が覆われている。記録部40の内部には後述するヘ
ッド41(図2参照)等が配置され、装填部10のロールRからから引き出されて記録部
40に給送された媒体に対してインクが噴射され、画像が形成される。
0から外部に排出される。なお、脚部70は、排出部60を通過した媒体が床面に接しな
いようにする目的で装着される。
形成すると共に、その下部に、カートリッジホルダ20を有する。カートリッジホルダ2
0には、その表面を覆うホルダカバー22の内側に、ヘッドに供給するインクを収容した
インクカートリッジ(不図示)が装着される。
が操作する複数のスイッチ82の他、インクジェット式記録装置1の動作状態を示す表示
部84も含む。従って、ユーザは、操作パネル80およびカートリッジホルダ20が配置
された側を前面として、この前面側からインクジェットプリンター1を操作する。
インクジェットプリンター1は、図2に示すように、ロールRを保持するスピンドル1
3と、ロール紙Rを搬送する搬送路14と、搬送されてくる媒体に対して画像形成を実施
する記録部40と、画像形成を経た媒体を排出する排出部60と、排出部60から排出さ
れる媒体をせん断するカッター装置61とを備える。また、インクジェットプリンター1
は、搬送されてくる媒体を後述するヘッド41の下部にて支持するプラテンユニット30
を備える。プラテンユニット30は、プラテン31、プラテンベース32、及び、支持部
材33を含む。プラテンユニット30の詳細な構成は後述する。また、インクジェットプ
リンター1は、上記各構成機器の動作を統括的に制御する不図示の制御部を備える。
る搬送路14の幅方向(図2において紙面垂直方向)をY軸方向と、X軸方向及びY軸方
向と直交する鉛直方向をZ軸方向と称して説明する場合がある。
ド41を備える。ヘッド41は、搬送路14の幅方向に移動自在なキャリッジ43に搭載
されている。ヘッド41は、複数のノズル列を備え、各ノズル列から所定の色(例えばイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))のインクをそれぞれ噴
射可能な構成となっている。ヘッド41は、プラテン31に支持されたロール紙Rの記録
面に対してインクを噴射することにより所定の画像や文字等の情報を記録する画像形成を
実施する。
0を通り排出部60から排出される。ニップ部50は、媒体をニップすると共に回転駆動
して媒体を排紙する排出ローラー51を複数備える。排出ローラー51は、紙種によって
ニップするローラーを、ギザローラー51aあるいはコロローラー51bに切り替える機
構を備える。
1が設けられている。カッター装置61は、排出された媒体の高さ位置を規制する規制部
材62と、媒体の排出方向(X軸方向)と直交する幅方向(Y軸方向)に移動して媒体を
せん断するカッターユニット63とを有する。
形態のプラテンユニット30を構成する最小構成として、プラテン31とプラテンベース
32と支持部材33とスポンジ34A(弾性部材に相当)が示されている。なお、図3は
、プラテンユニット30の構成の説明を容易にするために、プラテンユニット30の一部
の斜視図としている。
図である。プラテン31及びプラテンベース32は、それぞれ複数の部材から構成される
が、ここではこれらのうち第1プラテン31Aと第1プラテンベース32A(プラテン支
持部材に相当)が示されている。図4は、図2におけるX軸プラス側からマイナス側に向
かって第1プラテン31A及び第1プラテンベース32Aを見たときの図ということにな
るが、インクジェットプリンター1に取り付けられた状態においてこの角度から視認する
ことはできない。ここでは、説明のために、これらをインクジェットプリンター1から取
り出した状態で示している。
持部材33は、プラテンベース32をその上部で支持するための部材である。プラテンベ
ース32は、第1プラテンベース32Aと第2プラテンベース32Bと第3プラテンベー
ス32C(図3において不図示)を含む。
の構成についてはほぼ同様の構成を有しているので、ここでは、主に第1プラテンベース
32Aを例に説明を行う。また、第1プラテンベース32Aと第2プラテンベース32B
と第3プラテンベース32Cの上部には、第1プラテン31Aと第2プラテン31B(第
1プラテン31Aと第2プラテン31Bは、プラテン支持部材に対するプラテンに相当す
る)と第3プラテン31Cが設けられる。第1プラテン31Aと第2プラテン31Bと第
3プラテン31Cも紙幅方向(Y方向)について長さが異なるが、他の構成については、
それぞれほぼ同様の構成を有しているので、ここでは、主に第1プラテン31Aを例に説
明を行う。
性樹脂を用いたのは、プラテン31に生ずる静電気を逃がすことができるようにするため
である。また、気中放電樹脂を用いなかったのは、気中放電樹脂は摩耗しやすく、長期に
わたって精度の高いプラテンの高さ精度を確保することができないためである。
板金素材の打ち抜き加工では工程が多く、また仮に板金で製造したとしても高精度加工す
ることが困難なためである。
ように底部開口部322は、プラテンベース32Aの底面から突出しており、支持部材3
3の開口部に嵌り込む(後述)形状となっている。そして、第1プラテンベース32Aの
内部空間は、支持部材33の内部空間に連通する。他のプラテンベースも同様に支持部材
33に連通する底部開口部322を有するため、第1プラテンベース32Aの内部空間と
第2プラテンベース32Bの内部空間と第3プラテンベース32Cの内部空間は、内部の
空気が移動可能に連通していることになる。
れる。このスポンジ34Aは、導電性の材料で形成された導電性スポンジ34A(以下、
単に「スポンジ34A」と言うことがある)であることが望ましい。これは、後述するよ
うに、第1プラテン31Aに生じた静電気の電荷をスポンジ34Aを介して支持部材33
に逃がすためである。
が複数設けられる(勿論、媒体の搬送方向と逆方向(X軸マイナス方向)にも同様に突起
部321が設けられている)。
ためのフック状部材311が複数設けられる。これらのフック状部材311は、第1プラ
テン31Aが第1プラテンベース32Aに取り付けられたときにおいて、第1プラテンベ
ース32Aのスポンジ34AをX軸方向に跨ぐように設けられる。すなわち、第1プラテ
ンベース32Aの外側に突出するようにして設けられる。フック状部材311と突起部3
21は、紙幅方向について同じピッチで設けられており、複数のフック状部材311は、
それぞれ対応する突起部321に掛かる。第1プラテン31Aと第1プラテンベース32
Aとの間には、スポンジ34Aが上下方向(Z方向)に圧縮された状態で挿入されており
、第1プラテン31Aは、第1プラテンベース32Aから上方向に離れる方向の力をスポ
ンジ34Aから受けるが、フック状部材311が突起部321に掛かることで第1プラテ
ン31Aの上限が規制される。
けられ、第2プラテン31Bが第1プラテンベース32A上及び第2プラテンベース32
B上に設けられる構成において、第1プラテンベース32A上で第1プラテン31Aの端
部と第2プラテン31Bの端部の高さを揃えることができる。
前述のような複数のプラテンベースと複数のプラテンでプラテンユニットを用いてプラテ
ンユニットを構成する。しかし、複数のプラテンでプラテンユニットを構成する際、それ
らの間に段差が生じてしまうと、搬送される媒体がその箇所で浮いてしまうという問題も
ある。また、段差が生じてしまうと、そこで空気漏れが生じ、プラテンにおける媒体の吸
引も適切になされないおそれがある。これは、特に大判のインクジェットプリンター1に
おいて高頻度で使用されるロール紙の搬送の障害となる。しかしながら、上述のような本
実施形態の構成であると、第1プラテン31Aの端部と第2プラテン31Bの端部の高さ
を揃えることができるので、これらの間で段差を生じさせないようにすることができる。
インクなどの液体を搬送中の媒体に触れさせないようにするための溝部313が設けられ
る。溝部には、インク吸引と媒体吸引とを兼ねる第1吸引孔314が設けられる。第1吸
引孔314は、第1プラテン31Aの上部から下部(Z軸方向)に貫通する。また、第1
プラテン31Aには、搬送される媒体を支持する支持面312に第2吸引孔315と第3
吸引孔316が複数設けられる。
設けられる。複数の度当て部325のうち一部の度当て部325の中心は穿孔されており
、第1プラテンベース32Aは、この穿孔孔を通じてネジなどの締結部材で支持部材に固
定される。また、これらの度当て部325は、紙幅方向(Y軸方向)について、突起部3
21の当接面(後述)とフック状部材311の当接面とが接触する部分と重なる位置に設
けられる。このようにすることで、度当て部325と当接面との距離を近づけることがで
き、プラテンから支持部材までの高さをより精度良く保証することができる。
ユニット30のA−A断面図である。図5には、プラテン31が第1プラテン31Aと第
2プラテン31Bと第3プラテン31Cとからなることが示されている。また、これらの
プラテンの紙幅方向の長さはそれぞれ異なることが示されている。ただし、プラテンユニ
ットを構成するためのプラテンの数はこれに限られない。また、プラテンの紙幅方向の長
さもこれに限られない。
第3プラテンベースとが設けられ、さらに、これらの上に第1プラテン31Aと第2プラ
テン31Bと第3プラテン31Cとが設けられていることが示されている。
、底部開口部322を介して支持部材33の開口部332に嵌り込む。第1プラテンベー
ス32Aと第2プラテンベース32Bと第3プラテンベース32Cのそれぞれの紙幅方向
(Y軸方向)の長さは異なっている。
テン31とプラテンベース32と支持部材33で構成される内部空間の空気をプラテンユ
ニット30の外部に排出することにより、内部空間の気圧を外気圧よりも低く保つ。これ
により、プラテン31上を搬送される媒体が、前述の第1吸引孔314、第2吸引孔31
5、第3吸引孔316を介してプラテンに吸着される。このようにすることによって、媒
体が平面のプラテンに吸着するので、その媒体の面も平坦が確保される。そして、平坦に
維持された媒体上にインク滴を噴射することができる。このため、ヘッドと媒体との距離
を紙幅方向及び搬送方向にわたって均一に保つことができるので、所望の位置にインク滴
を着弾させて画質の良好な印刷物を提供することができる。
4Aが設けられる。同様に、第2プラテンベース32Bの上部縁周囲にも、延伸し連続し
たスポンジ34Bが設けられ、第3プラテンベース32Cの上部縁周囲にも、延伸し連続
したスポンジ34Cが設けられる。これらのスポンジは、フック状部材311が突起部3
21に掛合してプラテンが固定される際、上下方向(Z軸方向)に圧縮される。すなわち
、スポンジが変形してプラテンベース及びプラテンに密着するので、プラテンベースとプ
ラテンとの間の気密性を高めることができる。
1の拡大図であり、図7Bは、本実施形態におけるプラテン31のフック状部材311と
突起部321の第2の拡大図である。ここでは、図7A及び図7Bを参照しつつ、フック
状部材311と突起部321との掛合について説明する。
る。これらの図には、突起部321の当接面3211に接触するフック状部材311の当
接面3113が示されている。突起部321の当接面3211の法線は、支持面312の
法線と一致する。また、フック状部材311の当接面3113の法線も、支持面312の
法線と一致する。
れることにより、プラテン32のフック状部材311がプラテンベース32の突起部32
1に掛合する。フック状部材311を突起部321に掛けるとき、スポンジ34Aは、前
述のように上下方向に圧縮された状態にされる。このスポンジ34Aの弾性変形による押
圧力により、突起部321の当接面3211はフック状部材311の当接面3113に確
実に押しつけられる。
3とが確実に接触することにより、プラテンベース32の度当て部325からプラテン3
1の支持面312の高さが設計上の高さに保証される。特に、突起部321の当接面32
11の法線とフック状部材311の当接面3113の法線が、支持面312の法線と一致
することから、これらの当接面3113,3211を上記構成により確実に接触させるこ
とにより、媒体が通過する支持面312の平面を保証することができる。
幅方向の全域にわたってプラテンベース32の度当て部325からプラテン31の支持面
312の高さを均一にすることができる。
には、プラテン31とスポンジ34Aとフック状部材311と突起部321とが示されて
いる。図8Bは、プラテン31の上下移動前後におけるプラテン31及びプラテンベース
32の内部側面図である。
置を示している。図8Aにおいて、スポンジ34Aが上下方向に圧縮されるようにした状
態でフック状部材311が突起部321に掛けられている。つまり、プラテン31には、
上方向(Z軸プラス方向)にプラテンベース32から引き離される力が加わっているが、
その上限位置がフック状部材311と突起部321にて規制される。
1の位置が下がった状態を示している。ここでは、プラテン31の移動の様子が分かるよ
うに、突起部321の位置が基準となるように各部材が示されている。
軸マイナス方向)への力が働く。そのため、弾性部材であるスポンジ34Aがさらに圧縮
され、プラテン31は下方に移動する。仮に、プラテン31が下方に移動できないことと
すると、プラテン31と媒体との接触力は大きなものとなり、強い摩擦力により静電気が
発生する。一方、本実施形態のような構成によれば、スポンジ34Aが媒体進入時におけ
る力をプラテン31の下方移動により逃がすことができるため摩擦力により静電気が発生
してしまうことを抑制することができる。
ン31’と、ヘッド41’のノズルプレートNP’とが示されている。また、プラテン上
を搬送される媒体として用紙Sが示されている。
るが、プラテン31’上を用紙Sが通過するとプラテン31’と用紙Sとの間に生ずる摩
擦により静電気が生ずる場合がある。
幅広の用紙Sが搬送される。また、用紙Sがプラテン31’から浮いてしまうのを防止す
るため前述の第1吸引孔314〜第3吸引孔316から、用紙Sは吸引される。そのため
、用紙Sとプラテン31’との摩擦力が大きく、プラテン31’に静電気が生ずる場合が
あり得る。
地されている。よって、ノズルプレートNP’の電位はゼロである。そうすると、プラテ
ン31’が帯電したときにおいて除電が行われないと、ヘッド41’のノズルプレートN
P’との間に電位差が生じ、電界が生ずるおそれがある。
と、図に示されるように個々の紙粉が誘電分極する。誘電分極した紙粉は、プラテン31
’又はノズルプレートNP’に吸着される。
ンクが噴射される。しかしながら、紙粉がノズルプレートNP’に吸着すると、その紙粉
がノズルの目詰まりを生じさせる。そうすると、インクを噴射できないノズルが発生し、
そのノズルがドットの形成を担当している画素には所望のドットが形成されないことにな
る(所謂、ドット抜けが生ずる)。
ニングはノズルからインクを強制噴射することにより行われるため、無駄にインクが消費
されてしまう。また、インクの強制噴射により廃液の排出量も増えるという不利益ももた
らす。よって、ノズルプレートNP’に紙粉が付着しないようにすることが望ましい。
に静電気が発生しにくい構成とすることに加えて、以下の構成によりプラテン31の電荷
を逃がすようになっている。
粉の付着プロセスを考慮すると、プラテン31の帯電を抑制することが望ましいことにな
る。そのため、本実施形態におけるプラテン31は、前述のような構成によりスポンジ3
4A、プラテンベース32、及び、支持部材33を介して接地される(支持部材33は、
インクジェットプリンター1と同電位にされている)。
る。そして、プラテン31とプラテンベース32はスポンジ34Aを介して電気的に接続
する。また、プラテンベース32は、その度当て部325を介して、板金で形成された支
持部材33に確実に接触する。
介して逃がすことができる。これにより、ヘッド41のノズルプレートNPとプラテン3
1との間に電界が発生しないので、紙粉がノズルプレートNPに吸着されにくくなる。そ
して、ドット抜けが生じにくいインクジェットプリンター1を提供することができるよう
になる。
前述の実施形態では、弾性部材として導電性材料で形成されたスポンジ34Aを採用し
たが、一般的なスポンジにグリセリンなどを吸収させて導電性のスポンジとしてもよい。
また、弾性部材は、スポンジに限られず、他の材質を適用することもできる。
られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液
状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化するこ
ともできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装
置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製
造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェッ
ト技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、
これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得
ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
インクを噴射する方式は、圧電素子を用いて噴射する方式に限られず、例えば、熱によ
りノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
10 装填部、11 ロール組立体、12 ロールカバー、13 スピンドル、
14 搬送路、
20 カートリッジホルダ、22 ホルダカバー、
30 プラテンユニット、31 プラテン、
31A 第1プラテン、31B 第2プラテン、31C 第3プラテン、
32A 第1プラテンベース、32B 第2プラテンベース、
32C 第3プラテンベース、
33 支持部材、
34A スポンジ、34B スポンジ、34C スポンジ、
38 吸引装置、
40 記録部、41 ヘッド、42 トップカバー、
43 キャリッジ、44 フロントカバー、
50 排出部、51 排出ローラー、51a ギザローラー、51b コロローラー、
60 排出部、61 カッター装置、62 規制部材、63 カッターユニット、
70 脚部、
80 操作パネル、82 スイッチ、84 表示部、
90 筐体、
311 フック状部材、312 支持面、313 溝部、
314 第1吸引孔、315 第2吸引孔、316 第3吸引孔、
321 突起部、322 底部開口部、325 度当て部、
3113 プラテンの当接面、3211 突起部の当接面、
NP ノズルプレート、
S 用紙
Claims (8)
- 媒体を吸引する孔を有するプラテンと、
内部空間を有し、前記プラテンの孔と前記内部空間とが連通するプラテン支持部材と、
前記プラテンと前記プラテン支持部材との間に設けられ、前記プラテンと前記プラテン支持部材との間の気密性を保つ弾性部材と、
を備え、
前記プラテンは、前記プラテン上に進入する前記媒体によって与えられる力に応じて、前記弾性部材上で上下方向において下方に移動可能である、プラテンユニット。 - 前記プラテン及び前記プラテン支持部材の少なくとも何れか一方が、前記上下方向の移動において前記プラテンの上限位置を規制する規制部材を備える、請求項1に記載のプラテンユニット。
- 前記規制部材は、前記弾性部材が弾性変形した状態で、前記プラテンの上限位置を規制する、請求項2に記載のプラテンユニット。
- 前記規制部材は、前記弾性部材の弾性力により引き離される前記プラテンと前記プラテン支持部材との距離を一定の距離より離れないように設けられた突起部と当該突起部にかかるフック形状部とを有する、請求項2または請求項3に記載のプラテンユニット。
- 前記プラテンと前記プラテン支持部材と前記弾性部材は、導電性の材料で構成される、請求項1〜4のいずれかに記載プラテンユニット。
- 前記プラテン及び前記プラテン支持部材は、導電性樹脂により形成される、請求項5に記載のプラテンユニット。
- 前記弾性部材は、前記プラテンと前記プラテン支持部材との間に連続して設けられる、請求項1〜6のいずれかに記載のプラテンユニット。
- 媒体に液体を噴射するヘッドと、
前記媒体を吸引する孔を有するプラテンと、
内部空間を有し、前記プラテンの孔と前記内部空間とが連通するプラテン支持部材と、
前記プラテンと前記プラテン支持部材との間に設けられ、前記プラテンと前記プラテン支持部材との間の気密性を保つ弾性部材と、を備え、
前記プラテンは前記弾性部材上で、前記プラテン上に進入する前記媒体によって与えられる力に応じて、下方に移動可能である、液体噴射装置。
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