JP5817359B2 - 車両姿勢制御装置 - Google Patents
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Description
(1)第1の手段は請求項1に記載の事項、すなわち所定の目標方向に対する車両の進行方向の角度を制御するために、前記車両の姿勢を制御する車両姿勢制御装置において、前記車両に設けられたヨーレートセンサによって検出されるヨーレートを「実ヨーレートγ」とし、前記車両の左右中心軸上に存在する任意の基準点において、前記進行方向が前記車両の左右中心軸のうち前記基準点よりも前方の部分に対してなす角を「車体すべり角β」とし、前記目標方向が前記車両の左右中心軸のうち前記基準点よりも前方の部分に対してなす角を「目標すべり角β*」とし、前記目標すべり角β*と前記車体すべり角βとの差(β*−β)を「角度差Δβ」として、前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係に応じて前記車両の前輪および後輪の少なくとも一方を制御することを要旨とする。
図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、図中の矢印Xは、前方および後方を含む前後方向を示す。また、図中の矢印Yは、左方および右方を含む左右方向を示す。前後方向と左右方向は互いに直交する直線方向である。前後方向および左右方向に直交する直線方向を、上方および下方を含む上下方向とする。前後方向および左右方向および上下方向は、車両1に固定された座標系の方向を示している。
車体2の左前側部位には左前輪31が設けられ、車体2の右前側部位には右前輪32が設けられている。前側の車輪3である前輪31,32は、前側の車軸Aである前軸AFを回転中心軸として回転する。
ヨーレートセンサ46は、上下方向を回転中心軸とする車両1の回転速度であるヨーレートを検出する。ヨーレートセンサ46によって検出されるヨーレートは、左右方向における車両1の回転速度である。
メモリ48は、情報を記憶する不揮発性の情報記憶装置である。メモリ48には、演算装置49が実行するプログラムおよび車両1の情報として目標すべり角等が記憶されている。目標すべり角はメモリ48に記憶されることにより設定される。したがって、メモリ48に記憶された目標すべり角を書き換えることにより、目標すべり角の再設定が可能である。
る。演算装置49は、メモリ48に記憶されているプログラムに基づいて車両姿勢制御処理を実行する。また、車両姿勢制御処理において、演算装置49は、前輪制御装置6または後輪制御装置7に信号を出力することにより、ヨーレート増加制御またはヨーレート減少制御を行う。
図中の一点鎖線Cは、車両1の左右中心軸(以下、「左右中心軸C」)を示している。左右中心軸Cは前後方向に平行である。また、図中の二点鎖線R2は、後輪33,34の回転面に平行な方向を示している。
ステップS1では、車体すべり角推定装置5が車体すべり角βを推定する。車体すべり角βの推定結果は車体すべり角推定装置5から演算装置49に入力される。
ステップS3ではヨーレートセンサ46を用いて車両1の実ヨーレートγを検出する。
車両姿勢角過剰状態においては、進行方向軸Dのうちの任意の点Gにおける左右中心軸Cとの交点よりも前方の部分が、回転中(旋回中)の車両1の目標方向BFに対して旋回方向側に位置している。すなわち、目標方向BFは、進行方向DFに対して旋回方向とは反対側に位置している。よって、車両1の進行方向DFを目標方向BFに一致させるためには、車両1を矢印γの逆方向に回転させればよい。
車両姿勢角不足状態においては、進行方向軸Dのうちの任意の点Gにおける左右中心軸Cとの交点よりも前方の部分が、回転中の車両1の目標方向BFに対して旋回方向とは反対側に位置している。すなわち、目標方向BFは、進行方向DFに対して旋回方向側に位置している。よって、車両1の進行方向DFを目標方向BFに一致させるためには、車両1を矢印γの方向にさらに回転させればよい。
車両姿勢角過剰状態において、後輪33,34によってヨーレート減少制御が行われることにより、進行方向DFが目標方向BFと一致するように車両1の車両姿勢状態が制御される。また、車両姿勢角不足状態において、ヨーレート増加制御が行われることにより、進行方向DFが目標方向BFと一致するように車両1の車両姿勢状態が制御される。
(1)車両姿勢制御装置4は、角度差Δβの符号と車両1の実ヨーレートγの符号との関係に応じて車両1の前輪31,32および後輪33,34の少なくとも一方を制御するため、車両姿勢状態が車両姿勢角不足状態または車両姿勢角過剰状態のとき、進行方向DFを目標方向BFに近づけることができる。また、角度差Δβの符号と車両の実ヨーレートγの符号との関係、すなわち規範ヨーレートを算出することなく車両姿勢状態に応じて車両1の姿勢を制御する。このため、一般の車両姿勢制御装置に比べて、タイヤのグリップ状態およびスリップ状態の双方において、車両仕様の変更による影響を受けることなく、目標方向BFに対する車両1の進行方向DFのずれを小さくすることができる。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態のヨーレート増加制御で使用する車輪3を変更したものである。その他の点については第1実施形態と同様の構成が採用されている。このため、以下では第1実施形態の車両姿勢制御装置4と異なる部分について詳細に説明するとともに、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
本発明の実施態様は上記実施態様にて例示した態様に限られるものではなく、例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、変形例同士を組み合わせて実施してもよい。
・(変形例13)変形例1において、変形例11と同様に、車両姿勢角過剰状態のときにヨーレート減少制御を行わない構成に変更することもできる。
Claims (7)
- 所定の目標方向に対する車両の進行方向の角度を制御するために、前記車両の姿勢を制御する車両姿勢制御装置において、
前記車両に設けられたヨーレートセンサによって検出されるヨーレートを「実ヨーレートγ」とし、前記車両の左右中心軸上に存在する任意の基準点において、前記進行方向が前記車両の左右中心軸のうち前記基準点よりも前方の部分に対してなす角を「車体すべり角β」とし、前記目標方向が前記車両の左右中心軸のうち前記基準点よりも前方の部分に対してなす角を「目標すべり角β*」とし、前記目標すべり角β*と前記車体すべり角βとの差(β*−β)を「角度差Δβ」として、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係に応じて前記車両の前輪および後輪の少なくとも一方を制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。 - 請求項1に記載の車両姿勢制御装置において、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係が車両姿勢状態について車両姿勢角過剰状態を示しているとき、前記前輪を制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。 - 請求項2に記載の車両姿勢制御装置において、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係が車両姿勢状態について車両姿勢角過剰状態を示しているとき、前記前輪および前記後輪を制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。 - 請求項2に記載の車両姿勢制御装置において、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係が車両姿勢状態について車両姿勢角過剰状態を示しているとき、前記前輪および前記後輪のうちの前記前輪のみを制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置において、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係が車両姿勢状態について車両姿勢角不足状態を示しているとき、前記後輪を制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。 - 請求項5に記載の車両姿勢制御装置において、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係が車両姿勢状態について車両姿勢角不足状態を示しているとき、前記前輪および前記後輪を制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。 - 請求項5に記載の車両姿勢制御装置において、
前記角度差Δβの符号と前記実ヨーレートγの符号との関係が車両姿勢状態について車両姿勢角不足状態を示しているとき、前記前輪および前記後輪のうちの前記後輪のみを制御する
ことを特徴とする車両姿勢制御装置。
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