JP5813395B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
したがって、後面衝突の衝撃エネルギーを効率よく吸収可能であると共に、側面衝突の衝撃エネルギーを効率よく吸収可能な技術が求められていた。
したがって、上記のように、衝撃荷重が加わった際にシートバックフレーム(シート)が撓み変形して後傾する車両用シートにおいて、撓み量を規制し、シートバックフレーム(シート)の変形量(後傾する角度)を制御することが可能な技術が求められていた。
また、本発明の他の目的は、衝突時、特に後面衝突時の衝撃エネルギーが加わった際、シートが撓み変形することにより衝撃エネルギーを吸収する車両用シートにおいて、シートの変形量(後傾する角度)を規制することにより、乗員の着座姿勢に与える影響が軽減される車両用シートを提供することにある。
このように、車両用シートにおいて、フレーム側部にサイドエアバッグユニットを取着することにより、側面衝突による衝撃エネルギーを吸収し、乗員に加わる衝撃荷重を低減させることができる。さらには、衝撃荷重が加わった際に変形する脆弱部がフレーム側部に形成されることにより、側面衝突だけでなく、後面衝突の衝撃荷重がフレームに加わった際、脆弱部を起点として車両用シートの一部(フレーム)が変形し、衝撃エネルギーを吸収することができる。したがって、衝撃荷重の方向を問わず、衝撃荷重が加わった際、脆弱部を起点としてフレームが変形しやすくなり、衝撃エネルギーを吸収することができる。
そして、脆弱部が、サイドエアバッグユニットと左右方向において重ならない位置に備えられることにより、衝撃荷重が加わった際、サイドエアバッグユニットと脆弱部とが互いに干渉することなく、それぞれが独立して動作する。その結果、側面衝突や後面衝突等の衝撃荷重が加わった場合、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、上記のように、シートバックフレームを構成するサイドフレームにサイドエアバッグユニットを取着し、さらにサイドエアバッグユニットの下方に脆弱部を形成することにより、サイドエアバッグユニットをサイドフレームに対して安定して取着することができる。したがって、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることがない。また、サイドフレームの安定した位置にサイドエアバッグユニットを取り付けることにより、サイドエアバッグユニットの動作時、その挙動を安定させることが可能となる。
さらに、サイドエアバッグユニットと脆弱部が互いに重ならない位置に形成することにより、サイドエアバッグユニットと脆弱部とが互いに干渉して動作するのではなく、それぞれの挙動を独立させて行わせることができるため、より効率よく衝撃エネルギーを吸収させることができる。
さらにまた、脆弱部をサイドエアバッグユニットの下方に設けることにより、衝撃荷重(特に後面衝突による衝撃荷重)によって脆弱部が変形する際、サイドエアバッグユニットを伴ってシートバックフレームの上方が一体となって後傾しやすくなる。したがって、サイドエアバッグユニットの上方に脆弱部を設けた場合と比較して、サイドエアバッグユニットの下方に形成した方が、シートバックフレームの変位量を大きくすることができるようになる。その結果、衝撃エネルギーを効率よく吸収することが可能となり、衝撃吸収効果を高めることができる。
また、上記のように、サイドエアバッグユニットをサイドフレームに備えるための取着部を、脆弱部と重ならない位置に配設することにより、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることなく、安定して取り付けることができる。
また、脆弱部をサイドフレームの前後方向の中心よりも後方に設けることにより、特に後面衝突による衝撃荷重が加わった際、サイドフレームが後傾するように変形させることができる。したがって、特に後面衝突による衝撃エネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
また、上記のように、脆弱部をサイドフレームの後方に形成する一方、サイドエアバッグユニットの取着部を、本体部の前後方向の中心線よりも前方に配設することにより、脆弱部とサイドエアバッグユニットの取着部とが、互いに離れた位置に配設されることになる。したがって、サイドエアバッグユニットの取着部を安定して取り付けることができ、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることがない。その結果、衝撃荷重が加わった際、サイドエアバッグユニットが安定して動作し、衝撃エネルギーを効率よく吸収することができる。
このように、車両用シートにおいて、フレーム側部にサイドエアバッグユニットを取着することにより、側面衝突による衝撃エネルギーを吸収し、乗員に加わる衝撃荷重を低減させることができる。さらには、衝撃荷重が加わった際に変形する脆弱部がフレーム側部に形成されることにより、側面衝突だけでなく、後面衝突の衝撃荷重がフレームに加わった際、脆弱部を起点として車両用シートの一部(フレーム)が変形し、衝撃エネルギーを吸収することができる。したがって、衝撃荷重の方向を問わず、衝撃荷重が加わった際、脆弱部を起点としてフレームが変形しやすくなり、衝撃エネルギーを吸収することができる。
そして、脆弱部が、サイドエアバッグユニットと左右方向において重ならない位置に備えられることにより、衝撃荷重が加わった際、サイドエアバッグユニットと脆弱部とが互いに干渉することなく、それぞれが独立して動作する。その結果、側面衝突や後面衝突等の衝撃荷重が加わった場合、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、上記のように、シートバックフレームを構成するサイドフレームにサイドエアバッグユニットを取着し、さらにサイドエアバッグユニットの下方に脆弱部を形成することにより、サイドエアバッグユニットをサイドフレームに対して安定して取着することができる。したがって、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることがない。また、サイドフレームの安定した位置にサイドエアバッグユニットを取り付けることにより、サイドエアバッグユニットの動作時、その挙動を安定させることが可能となる。
さらに、サイドエアバッグユニットと脆弱部が互いに重ならない位置に形成することにより、サイドエアバッグユニットと脆弱部とが互いに干渉して動作するのではなく、それぞれの挙動を独立させて行わせることができるため、より効率よく衝撃エネルギーを吸収させることができる。
さらにまた、脆弱部をサイドエアバッグユニットの下方に設けることにより、衝撃荷重(特に後面衝突による衝撃荷重)によって脆弱部が変形する際、サイドエアバッグユニットを伴ってシートバックフレームの上方が一体となって後傾しやすくなる。したがって、サイドエアバッグユニットの上方に脆弱部を設けた場合と比較して、サイドエアバッグユニットの下方に形成した方が、シートバックフレームの変位量を大きくすることができるようになる。その結果、衝撃エネルギーを効率よく吸収することが可能となり、衝撃吸収効果を高めることができる。
また、上記のように、サイドエアバッグユニットをサイドフレームに備えるための取着部を、脆弱部と重ならない位置に配設することにより、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることなく、安定して取り付けることができる。
また、脆弱部をサイドフレームの前後方向の中心よりも後方に設けることにより、特に後面衝突による衝撃荷重が加わった際、サイドフレームが後傾するように変形させることができる。したがって、特に後面衝突による衝撃エネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
また、上記のように、脆弱部の変形量を規制するように、脆弱部を挟み込む位置に対向する規制部が形成されているので、一定の位置(形状)まで脆弱部が変形すると、対向する規制部が接触し、これにより脆弱部がさらに大きく変形しないように押し止められる。したがって、脆弱部の変形量が一定値よりも大きくなることなく、その結果、シートの変形量が一定値以下になるように規制(制御)することができる。
また、上記のように、衝撃荷重が加わった際、シートの変形量が大きくなりすぎることがないように規制されるため、乗員の着座姿勢に与える影響が軽減される。
そして、この規制部を構成する第1の規制部及び第2の規制部のうち、少なくとも一方の規制部をサイドエアバッグユニットの取着部と同じ高さに配設することにより、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を向上させることができる。
このように、車両用シートにおいて、フレーム側部にサイドエアバッグユニットを取着することにより、側面衝突による衝撃エネルギーを吸収し、乗員に加わる衝撃荷重を低減させることができる。さらには、衝撃荷重が加わった際に変形する脆弱部がフレーム側部に形成されることにより、側面衝突だけでなく、後面衝突の衝撃荷重がフレームに加わった際、脆弱部を起点として車両用シートの一部(フレーム)が変形し、衝撃エネルギーを吸収することができる。したがって、衝撃荷重の方向を問わず、衝撃荷重が加わった際、脆弱部を起点としてフレームが変形しやすくなり、衝撃エネルギーを吸収することができる。
そして、脆弱部が、サイドエアバッグユニットと左右方向において重ならない位置に備えられることにより、衝撃荷重が加わった際、サイドエアバッグユニットと脆弱部とが互いに干渉することなく、それぞれが独立して動作する。その結果、側面衝突や後面衝突等の衝撃荷重が加わった場合、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、上記のように、シートバックフレームを構成するサイドフレームにサイドエアバッグユニットを取着し、さらにサイドエアバッグユニットの下方に脆弱部を形成することにより、サイドエアバッグユニットをサイドフレームに対して安定して取着することができる。したがって、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることがない。また、サイドフレームの安定した位置にサイドエアバッグユニットを取り付けることにより、サイドエアバッグユニットの動作時、その挙動を安定させることが可能となる。
さらに、サイドエアバッグユニットと脆弱部が互いに重ならない位置に形成することにより、サイドエアバッグユニットと脆弱部とが互いに干渉して動作するのではなく、それぞれの挙動を独立させて行わせることができるため、より効率よく衝撃エネルギーを吸収させることができる。
さらにまた、脆弱部をサイドエアバッグユニットの下方に設けることにより、衝撃荷重(特に後面衝突による衝撃荷重)によって脆弱部が変形する際、サイドエアバッグユニットを伴ってシートバックフレームの上方が一体となって後傾しやすくなる。したがって、サイドエアバッグユニットの上方に脆弱部を設けた場合と比較して、サイドエアバッグユニットの下方に形成した方が、シートバックフレームの変位量を大きくすることができるようになる。その結果、衝撃エネルギーを効率よく吸収することが可能となり、衝撃吸収効果を高めることができる。
また、上記のように、サイドエアバッグユニットをサイドフレームに備えるための取着部を、脆弱部と重ならない位置に配設することにより、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を低下させることなく、安定して取り付けることができる。
さらに、上記のように、フレーム側部の後端部に第1の脆弱部を形成し、さらに第1の脆弱部から延設される第2の脆弱部を形成することにより、衝撃荷重が加わった際、フレーム側部を安定して変形させることができる。そしてこのとき、第1の脆弱部が、フレーム側部の後端部に形成されているため、特に後面衝突の衝撃荷重が加わった際、第1の脆弱部を起点として、さらには第1の脆弱部に連結されてフレーム側部に形成された第2の脆弱部が変形することにより、フレーム側部が後方に屈曲して変形しやすくなる。したがって、衝撃荷重が加わった際、第1の脆弱部及び第2の脆弱部を起点として安定してフレーム側部を屈曲させることができ、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
そして、サイドエアバッグユニットの取着部は、フレーム側部において、第2の脆弱部よりも上方、すなわち第2の脆弱部と重ならない位置で配設されるため、サイドエアバッグユニットを、安定してフレーム側部に取り付けることができる。したがって、サイドエアバッグを安定して動作させることができる。
このように、脆弱部をサイドフレームの前後方向の中心よりも後方に設けることにより、特に後面衝突による衝撃荷重が加わった際、サイドフレームが後傾するように変形させることができる。したがって、特に後面衝突による衝撃エネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
このような構成とすることにより、衝撃荷重に対し、第1の脆弱部が第2の脆弱部よりも変形しやすくなる。したがって、衝撃荷重が加わった際、第1の脆弱部を先に変形させ、続いて第2の脆弱部を変形させることができるため、フレーム側部において、変形する順序を設定することができる。その結果、特定の箇所の変形を促進して変形しやすくすることができ、衝撃エネルギーを効率よく吸収可能である。
また、本発明によれば、サイドフレーム(シートバックフレームを構成するサイドフレーム)に備えられたサイドエアバッグユニットよりも下方に脆弱部が備えられているため、特に後面衝突による衝撃荷重が加わった際、シートバックフレームを大きく後傾させることができる。その結果、効率よく衝撃エネルギーを吸収することが可能な車両用シートとすることができる。
また、本発明によれば、脆弱部をサイドフレームの後方に形成することにより、効率よく後面衝突時の衝撃エネルギーを吸収することが可能である。また、脆弱部と重ならない位置にサイドエアバッグユニットの取着部を配設することにより、サイドエアバッグユニットを安定してサイドフレームに取り付けることができる。
また、本発明によれば、サイドエアバッグユニットの取着部は、本体部の前後方向の中心よりも前方、すなわち、脆弱部が設けられた部分から離れた位置に配設されるため、サイドエアバッグユニットを安定して取着することができる。その結果、サイドエアバッグユニットによって、安定して衝撃エネルギーを吸収することが可能な車両用シートを提供することができる。
また、本発明によれば、第1の脆弱部及び第2の脆弱部を備えることにより、安定してフレーム側部を屈曲させることが可能となるため、安定して衝撃エネルギーを吸収可能な車両用シートとすることができる。また、サイドエアバッグユニットと第2の脆弱部とは、フレーム側部上で互いに離間して配設されるため、サイドエアバッグユニットが安定して固定される結果、サイドエアバッグにおいて安定して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、本発明によれば、第2の脆弱部よりも第1の脆弱部を変形しやすく形成することにより、衝撃荷重が加わった際に先に第1の脆弱部を変形させ、次に第2の脆弱部を変形させることができる。したがって、フレーム側部の変形箇所を限定することができ、安定して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、本発明によれば、車両用シートにおいて衝撃荷重が加わった際に変形する脆弱部と、その脆弱部の変形量を規制する規制部を備えているため、シートの変形量が所定値以上に大きくなることがないように規制することができる。また、シートの変形量を制御することにより、乗員の着座姿勢に与える影響を軽減することができる。そして、この規制部の少なくとも一部をサイドエアバッグユニットの取着部と同じ高さに配設することにより、サイドエアバッグユニットの取り付け剛性を向上させることができる。
また、左右方向とは、車両前方を向いた状態での左右方向を意味し、後述するシートバックフレーム1の幅方向(シート幅方向)と一致する方向である。また、前後方向とは、乗員が着座した状態での前後方向を意味するものである。
図1乃至図9を参照して、本実施形態に係る車両用シートSについて説明する。
車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1(背部)、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されており、シートバックS1(背部)及び着座部S2はシートフレームFにクッションパッド1a,2aを載置して、表皮材1b,2bで被覆されている。なお、ヘッドレストS3は、頭部の芯材(不図示)にパッド材3aを配して、表皮材3bで被覆して形成される。また符号19は、ヘッドレストS3を支持するヘッドレストピラーである。
着座フレーム2は、上述のようにクッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮材2bによって覆われており、乗員を下部から支持する構成となっている。着座フレーム2は脚部(不図示)で支持されており、この脚部には、図示しないインナレールが取り付けられ、車体フロアに設置されるアウタレールとの間で、前後に位置調整可能なスライド式に組み立てられている。
また着座フレーム2の後端部は、リクライニング機構11を介してシートバックフレーム1と連結されている。
そして、本実施形態のサイドフレーム本体部15には、後述の移動部材30が係止されている。なお、移動部材30の構成、作用は以下で詳述する。
シートバックフレーム1内(両側のサイドフレーム本体部15の間)でシートバックフレーム1の内側領域には、クッションパッド1aを後方から支える受圧部材としての受圧部材20が配設されている。
衝撃低減部材としての移動部材30は、後面衝突等により所定以上の衝撃荷重が受圧部材20に加わったときに、連結部材(ワイヤ22)を介して伝わる衝撃荷重により乗物後方に移動すると共に受圧部材20を後方へ移動させ、乗員を後方へ移動するものである。なお、「移動」とは、水平移動、回動等の動きを指す。本実施形態では、軸部32を回動軸として回動する移動部材30について説明する。この移動部材30の乗物後方への移動により受圧部材20を乗物後方へ大きく移動させることができ、その結果、乗員を後方へ移動させるため、乗員にかかる荷重を効率的に低減することができる。
そして、本実施形態の移動部材30は、回動可能な軸部32によって、サイドフレーム本体部15の内側、より詳細には側板15aの一部がシート内側に膨出して形成された凸部15eに軸支されている。
本実施形態では、移動部材30が、両側のサイドフレーム本体部15に取り付けられており、これら両側に取り付けられた移動部材30は、互いに独立して移動(回動)するように構成されている。このため、荷重が左右方向に偏って生じた場合において、荷重に合わせて両側のサイドフレーム本体部15に取り付けられた移動部材30が、各々独立して移動(回動)することになり、衝撃荷重の大きさに応じて、乗員の身体を後方へ沈み込ませることができる。
以下、受圧部材20と移動部材30の構成及び作用を説明する。
乗員が着座した通常の着座時において、シートバックS1内のクッションパッド1a、受圧部材20、ワイヤ22を介して、移動部材30を後方移動(回動)させる張力が生じる。一方、引張りコイルばね35は、移動部材30をシートバックフレーム1の前方側へ移動(回動)させるように付勢している。ここで、移動部材30に連結されている引張りコイルばね35は、通常の着座時において生じる荷重領域では撓まない荷重特性を有しているため、移動部材30は常に初期位置に制止されている。つまり、移動部材30を移動(回動)させる力に抗して初期状態に復帰させる力が、通常の着座時に最も大きくなるように構成されている。
移動部材30の移動阻止部39は移動部材30を外周方向に延出させて一体に形成されており、その当接面が移動(回動)後においてサイドフレーム本体部15(より詳細には、後縁部15c)と当接するので、後面衝突等により所定以上の衝撃荷重が受圧部材20に加わったときであっても、移動部材30の移動(回動)を安定して停止させることができる。
この移動阻止部39は、付勢手段(引張りコイルばね35)や連結部材(ワイヤ22)と干渉しない位置に形成される。
ここで、移動部材30が移動(回動)を始める力の閾値について、通常着座している状態(ここでは、着座衝撃や乗物の急発進によって生じる小さな衝撃は除いている)でシートバックS1にかかる荷重は150N程度であるので、閾値は150Nより大きい値が好ましい。
このとき、乗員の背部がシートバックS1に沈み込むことで後方に移動しているが、ヘッドレストS3の位置はシートバックS1に対して相対的に変わらないため、ヘッドレストS3と乗員の頭部の隙間が縮まり、ヘッドレストS3で頭部を支持することができるため、頸部へ加わる衝撃を効果的に軽減することができる。
さらに、上記のように、移動部材30に係止されたワイヤ22によって、サイドフレーム本体部15へ衝撃エネルギーを効率よく伝達することが可能となる。
シートバックフレーム1において、フレーム基礎部17に接合される下部フレーム架設部18(メンバーセンター)は、左右方向に離間して配設された一対のフレーム基礎部17を連結するように形成され、フレーム基礎部17に対して当接して配設されている。このとき、下部フレーム架設部18は、側方板17a及び中間板17bの両方に接合されていると取付剛性が向上するため好ましい。さらに、下部フレーム架設部18の側方端部が側方板17aに対して当接するように形成されていると、側方荷重に対して剛性が向上する。なお、本実施形態において、下部フレーム架設部18は中間板17bの前方に配設されているが、中間板17bの後方に配設されていても良い。
フレーム基礎部17は、上下方向(前後方向)に延びる側方板17aと、側方板17aから左右方向の内側に向かって延出する中間板17bとを備えている。図4に示すように、側方板17aと中間板17bとは、互いに連結部17xにおいて連結されている。そして、フレーム基礎部17は、脆弱部として、側方板17aの後端部(側方板17aと中間板17bとを連結する連結部17x)上に形成される第1の脆弱部としての孔部17kと、孔部17kと連結され、側方板17a上に形成される第2の脆弱部としての側方脆弱部17mとを有している。
さらに、フレーム基礎部17においては、孔部17kと連結され、中間板17b上に形成される第3の脆弱部としての内方脆弱部17eが形成されている。
本実施形態では、傾斜部17hがシート内側に向かうに従って上方に傾斜するように屈曲され、中間板17bの傾斜した上端部まで延設された構成を示している。
また、傾斜部17hを中間板17bの上端まで延設することにより、内方脆弱部17eを全体として屈曲させやすくなる。
なお、後面衝突時の衝撃荷重によりサイドフレーム本体部15を特に後傾させやすくするため、中間板17bの上方よりも下方において剛性を向上させる目的から、ハーネス取付部17iは、屈曲部17gの上方ではなく、下方に設けると好適である。
さらに、各脆弱部が着座フレーム2とサイドフレーム本体部15との間に形成されているため、衝撃荷重が加わった際、各脆弱部の変形が着座フレーム2やサイドフレーム本体部15により妨げられることがなく、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、フレーム基礎部17の側方板17aに形成される脆弱部は、側方板17aの後端部に形成される第1の脆弱部としての孔部17kと、側方板17aに形成されて孔部17kから延設される第2の脆弱部としての側方脆弱部17mとを有しているが、サイドエアバッグユニット50の取着部52は、側方脆弱部17mよりも上方、且つ前方に配設されている。
すなわち、第1の規制部41及び第2の規制部42のうち少なくとも一方に備えられた規制面41a(または規制面42a)は、平面状に形成されている。
また、規制部40は、内方脆弱部17eの近傍のみに備えられた例を示したが、他の脆弱部(孔部17k、側方脆弱部17m)の近傍に備えられていても良い。このとき、孔部17k、内方脆弱部17e、側方脆弱部17mのうち、少なくとも一つが規制部40に挟まれる位置に配設されていればよい。
後面衝突時の衝撃荷重が加わった際にフレーム基礎部17が変形する様子について、図8、図9を参照して、以下説明する。
図8は、通常状態における下部フレーム基礎部17周辺の様子を示しており、図9は、後面衝突時の衝撃荷重が下部フレーム基礎部17にかかった後の様子である。このとき、シートバックフレーム1に対して、主として後傾する方向の荷重が加わるが、サイドフレーム15の下方、すなわち下部フレーム基礎部17に最も大きな荷重が加わる。
その結果、フレーム基礎部17に形成された内方脆弱部17eや側方脆弱部17mを変形させ、さらに効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
上記実施形態では、フレーム基礎部17に脆弱部(孔部17k、側方脆弱部17m、内方脆弱部17e)及び規制部40が形成された構成を説明したが、脆弱部の位置は、これに限定されるものではない。例えば、以下で説明するように、サイドフレーム170を構成するサイドフレーム本体部115において脆弱部及び規制部が形成されていてもよい。
さらに、側方脆弱部115gもまた、側板115a上において屈曲した形状としても良い。
そして少なくとも、孔部115f及び側方脆弱部115gは、図10に示すように、サイドフレーム本体部115の側板115aのうち、フレーム基礎部117(より詳細には、側方板117a及び中間板117b)と重なる部分を外れた部分に形成されている。
より詳細には、シートフレームFを左右方向において側方から見たときに、側板115a上であって、且つフレーム基礎部117と重ならない位置に脆弱部(孔部115f及び側方脆弱部115g)が形成されている。すなわち、脆弱部(孔部115f及び側方脆弱部115g)は、フレーム基礎部117の上端よりも上方に形成されている。
なお、第1の規制部141、第2の規制部142の構成は、上記実施形態の第1の規制部41、第2の規制部42の構成と同様であるため、その説明を省略する。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
1a,2a,3a クッションパッド(パッド材)
1b,2b,3b 表皮材
11 リクライニング機構
11a リクライニングシャフト
15,115 サイドフレーム本体部
15a,115a 側板(フレーム側部)
15b 前縁部
15c,115c 後縁部(内側延出部)
15d 突起部
15e 凸部
15x,115x 連結部
115f 孔部(第1の脆弱部、脆弱部)
115g 側方脆弱部(第2の脆弱部、脆弱部)
115h 内方脆弱部(第3の脆弱部、脆弱部)
16 上部フレーム
16a 側方部(フレーム側部)
16b 上方部
17,117 フレーム基礎部
17a,117a 側方板(フレーム側部)
17b,117b 中間板
17c シャフト挿通孔
17d,17j 取付け孔
17e 内方脆弱部(第3の脆弱部、脆弱部)
17f 水平部
17g 屈曲部
17h 傾斜部
17i ハーネス取付部
17k 孔部(第1の脆弱部、脆弱部)
17m 側方脆弱部(第3の脆弱部、脆弱部)
17x 連結部
18 下部フレーム架設部
19 ヘッドレストピラー
19a ピラー支持部
20 受圧部材
21 ワイヤ(連結部材)
21a 軸支部
22 ワイヤ(連結部材)
30 移動部材(衝撃低減部材)
32 軸部
35 引張りコイルばね(付勢手段)
39 移動阻止部
40,140 規制部
41,141 第1の規制部
41a,141a 規制面(対向部)
42,142 第2の規制部
42a,142a 規制面(対向部)
50,150 サイドエアバッグユニット
51 本体部
52 取着部
53 締結手段
60 着座側サイドフレーム(フレーム側部)
70,170 サイドフレーム
Claims (5)
- 左右側方に位置するフレーム側部と、
該フレーム側部に設けられたサイドエアバッグユニットと、
前記フレーム側部のうち、左右方向側方から見た際に前記サイドエアバッグユニットが重なる範囲を外れた範囲に形成され、衝撃荷重が加わった時に変形する脆弱部と、
を備え、
前記サイドエアバッグユニットは、シートバックフレームを構成するサイドフレームに設けられており、前記サイドフレームに取着される取着部と、サイドエアバッグを有する本体部と、を有し、
前記脆弱部は、前記サイドエアバッグユニットよりも下方、且つ、前記サイドフレームの前後方向の中心よりも後方に形成され、
前記取着部は、前記サイドフレームを左右方向側方から見た際に前記脆弱部と重ならない位置に配設されており、前記本体部の前後方向の中心を通り上下方向に延びる中心線よりも前方に形成されていることを特徴とする車両用シート。 - 左右側方に位置するフレーム側部と、
該フレーム側部に設けられたサイドエアバッグユニットと、
前記フレーム側部のうち、左右方向側方から見た際に前記サイドエアバッグユニットが重なる範囲を外れた範囲に形成され、衝撃荷重が加わった時に変形する脆弱部と、
前記脆弱部の変形量を規制する規制部と、を備え、
前記サイドエアバッグユニットは、シートバックフレームを構成するサイドフレームに設けられ、前記サイドフレームに取着される取着部と、サイドエアバッグを有する本体部と、を有し、
前記脆弱部は、前記サイドエアバッグユニットよりも下方、且つ、前記サイドフレームの前後方向の中心よりも後方に形成され、
前記取着部は、前記サイドフレームを左右方向側方から見た際に前記脆弱部と重ならない位置に配設されており、
前記規制部は、前記脆弱部を挟む位置に対向して配設されて前記脆弱部が変形した際に当接し合うことにより前記脆弱部の変形量を規制する第1の規制部及び第2の規制部からなり、
前記第1の規制部及び前記第2の規制部のうち少なくとも一方が、前記サイドエアバッグユニットの前記取着部と同じ高さ位置に配設されてなることを特徴とする車両用シート。 - 左右側方に位置するフレーム側部と、
該フレーム側部に設けられたサイドエアバッグユニットと、
前記フレーム側部のうち、左右方向側方から見た際に前記サイドエアバッグユニットが重なる範囲を外れた範囲に形成され、衝撃荷重が加わった時に変形する脆弱部と、を備え、
前記サイドエアバッグユニットは、シートバックフレームを構成するサイドフレームに設けられ、前記サイドフレームに取着される取着部と、サイドエアバッグを有する本体部と、を有し、
前記脆弱部は、前記サイドエアバッグユニットよりも下方に形成され、前記脆弱部は、前記フレーム側部の後端部に形成される第1の脆弱部と、前記フレーム側部に形成されて前記第1の脆弱部から延設される第2の脆弱部と、を有し、
前記取着部は、前記第2の脆弱部よりも上方、且つ前方に配設されてなることを特徴とする車両用シート。 - 前記脆弱部は、前記サイドフレームの前後方向の中心よりも後方に形成され、
前記取着部は、前記サイドフレームを左右方向側方から見た際に前記脆弱部と重ならない位置に配設されてなることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。 - 前記第1の脆弱部は孔であり、
前記第2の脆弱部は凹部であることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
Priority Applications (6)
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