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JP5773353B2 - 熱交換器 - Google Patents

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JP5773353B2
JP5773353B2 JP2011029610A JP2011029610A JP5773353B2 JP 5773353 B2 JP5773353 B2 JP 5773353B2 JP 2011029610 A JP2011029610 A JP 2011029610A JP 2011029610 A JP2011029610 A JP 2011029610A JP 5773353 B2 JP5773353 B2 JP 5773353B2
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Description

本発明は、2つの流体の間で熱の交換を行う熱交換器に関する。なお、本明細書中において、熱の交換を行う2つの流体のうち一方を第一の流体と呼び、他方を第二の流体と呼ぶものとする。
熱交換器については、従来から数多くのアイデアが提供されてきた。熱交換器について問題となる点は、主に熱交換率、耐熱性、耐圧性、液漏れ、製造コスト等である。
上述の問題点を克服するものとして提案されてきたアイデアの例を、以下に示す。例えば、特許文献1は、アルミニウム平板とフィンとを積層し空気を冷却液によって熱交換する、耐圧性に優れ、液漏れがなく、熱交換率のよい熱交換器を開示している。
また、特許文献2は、排ガスの流れ方向を軸として水を蛇行もしくは螺旋状に流通させる配管等を備える、排ガスを有効に利用できる熱交換器を開示している。
また、特許文献3は、金属性の外管の内部に当該外管の長手方向に沿って金属性の内管を挿着させ、当該内管の内壁面の最低不凍結温度を大幅に低下させることを可能にした熱交換器を開示している。
また、特許文献4は、外管と内管とを互いに螺旋状にねじり合わせて熱交換率を向上させた熱交換器を開示している。
また、特許文献5は、第2の内管の外周面に第1の内管を螺旋状に巻きつけて一体化し、低コストで高い熱交換率を実現した熱交換器を開示している。
また、特許文献6は、冷却管を外周面から取り囲んで冷却液室を区画形成し、レイアウト性の向上および軽量化を図った熱交換器を開示している。
また、特許文献7は、複数層の円盤状の伝熱面を介して第1の流路と第2の流路を交互に配置し、それらの流路を並列的に連結させ、円盤状の伝熱面を中心軸周りに回転させ、隣接する伝熱面に対する相対的な位置を変更することにより、流路の壁面上に対する炭酸カルシウムの付着を抑制することを図った熱交換器を開示している。
特開平6−273085 特開2006−127784 特開2001−263969 特開2010−38429 特開2009−24969 特開2000−38963 特開2010−71553
ところで、上述の熱交換器における熱交換率の向上に対しては未だに高い要求があり、数多くの企業や個人等が鋭意研究を続けているところである。
そこで、本発明は、耐熱性、耐圧性、液漏れ、熱交換率等に関し高いパフォーマンスを示す熱交換器を低い製造コストでかつコンパクトに提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的に鑑みて想到されたものであり、
積層されたn枚(nは≦nを満たす任意の自然数である定数)のプレートを有する積層プレートアセンブリを備え、
前記n枚のプレートのうち互いに隣接する2枚のプレートは各々、当該2枚のプレートの間に中空部を形成し、
前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(2x−1)番目(xは2x≦nを満たす任意の自然数である変数)のプレートと2x番目のプレートとの間に形成される以上の第1の中空部のうち、前記積層の方向の前記一方の端部に最も近い第1の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第1の開口部を備え、
前記以上の第1の中空部のうち、前記積層の方向の前記他方の端部に最も近い第1の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第2の開口部を備え、
記2以上の第1の中空部のうち互いに隣接する2つの第1の中空部を各々連結し、当該2つの第1の中空部のうち前記積層の方向の前記一方の端部に近い第1の中空部を通過した流体を当該2つの第1の中空部のうち前記積層の方向の前記他方の端部に近い第1の中空部へと流れ込ませる第1のバイパスを備え、
前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の前記一方の端部から前記他方の端部に向かう方向に数えて2y番目(yは2y+1≦nを満たす任意の自然数である変数)のプレートと(2y+1)番目のプレートとの間に形成される以上の第2の中空部のうち、前記積層の方向の前記一方の端部に最も近い第2の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第3の開口部を備え、
前記以上の第2の中空部のうち、前記積層の方向の前記他方の端部に最も近い第2の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第4の開口部を備え、
記2以上の第2の中空部のうち互いに隣接する2つの第2の中空部を各々連結し、当該2つの第2の中空部のうち前記積層の方向の前記他方の端部に近い第2の中空部を通過した流体を当該2つの第2の中空部のうち前記積層の方向の前記一方の端部に近い第2の中空部へと流れ込ませる第2のバイパスを備え、
前記第1の中空部と前記第2の中空部との間を流体が流れることがないように前記第1の中空部と前記第2の中空部とが互いに分離されており、
前記1以上の第1のバイパスの各々は、前記積層の方向において当該第1のバイパスにより互いに連結される2つの第1の中空部の間に位置する第2の中空部の外側面上に沿うように配置され、
前記1以上の第2のバイパスの各々は、前記積層の方向において当該第2のバイパスにより互いに連結される2つの第2の中空部の間に位置する第1の中空部の内側を貫通するように配置される
熱交換器を提供する(第1の実施態様)。
また、上記の第1の実施態様において、
前記積層プレートアセンブリを内部に収容し、前記積層の方向に延伸する中空管形状のケーシングを備え、
前記ケーシングの中空部は前記積層プレートアセンブリにより、前記積層の方向における前記一方の端部側に位置する中空部と前記他方の端部側に位置する中空部とに分離され、
前記第1の開口部は前記ケーシングの壁面を貫通する第3のバイパスを介して前記ケーシングの外部に連結され、
前記第2の開口部は前記ケーシングの壁面を貫通する第4のバイパスを介して前記ケーシングの外部に連結され、
前記第3の開口部は、前記ケーシングの中空部のうち前記一方の端部側に位置する中空部に対し開口し、
前記第4の開口部は、前記ケーシングの中空部のうち前記他方の端部側に位置する中空部に対し開口する
構成が採用されてもよい(第2の実施態様)。
また、上記の第2の実施態様において、
前記1以上の第1のバイパスの各々の壁面の一部は、前記ケーシングの壁面である
構成が採用されてもよい(第3の実施態様)。
また、上記の第2または第3の実施態様において、
前記ケーシング内に前記積層の方向に流体の流れを生じさせるファンを備える
構成が採用されてもよい(第4の実施態様)。
また、上記の第2乃至4のいずれかの実施態様において、
前記ケーシングの中空部のうち前記一方の端部側に位置する中空部と前記他方の端部側に位置する中空部との間を連結するように前記積層プレートアセンブリの内部を積層の方向に貫通し、前記第4の開口部を介して連結される前記第2の中空部を除く前記第1の中空部、前記第1のバイパス、前記第2の中空部および前記第2のバイパスのいずれとの間においても流体が流れることがないように分離されている流路を形成する管状体を備える
構成が採用されてもよい(第5の実施態様)。
また、上記の第1乃至5のいずれかの実施態様において、
前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(2p−1)番目(pは(2p−1)≦nを満たす任意の自然数である変数)に位置する2以上のプレートのうち少なくとも互いに隣接する2つのプレートは同一の形状を有し、
前記同一の形状を有する2つのプレートは、前記積層の方向に見て当該形状が一致する位置から前記積層の方向に延伸する一の軸の周りに所定角度だけ回転された状態で積層されている
構成が採用されてもよい(第6の実施態様)。
また、上記の第1乃至6のいずれかの実施態様において、
前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて2q番目(qは2q≦nを満たす任意の自然数である変数)に位置する2以上のプレートのうち少なくとも互いに隣接する2つのプレートは同一の形状を有し、
前記同一の形状を有する2つのプレートは、前記積層の方向に見て当該形状が一致する位置から前記積層の方向に延伸する一の軸の周りに所定角度だけ回転された状態で積層されている
構成が採用されてもよい(第7の実施態様)。
また、上記の第6または7の実施態様において、
前記n枚のプレートの各々に関し、当該プレートの外縁を前記一の軸の方向に投影した形状は、前記一の軸の周りに前記所定角度だけ回転させる前と後との形状が一致する形状である
構成が採用されてもよい(第8の実施態様)。
また、上記の第1乃至8のいずれかの実施態様において、
n=2m(mは2≦mを満たす任意の自然数である定数)であり、
前記2枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(2r−1)番目(rはr≦mを満たす任意の自然数である変数)に位置するプレートと、前記2枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて2r番目に位置するプレートとは互いに固着されることにより前記第1の中空部を形成するとともに、前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて各々r番目に位置するプレートセットを構成し、
前記プレートセットのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えてs番目(sは(s+1)≦mを満たす任意の自然数である変数)に位置するプレートセットと、前記プレートセットのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(s+1)番目に位置するプレートセットとは、当該2枚のプレートセットの間に配置された封止材に対する当該2枚のプレートセットの圧着により前記第2の中空部を形成する
構成が採用されてもよい(第9の実施態様)。
また、上記の第1乃至9のいずれかの実施態様において、
前記第1の中空部および前記第2の中空部のうち少なくとも1の中空部に関し、当該中空部の中央から外縁に向かう方向に延伸し、当該中空部を流れる流体の流れを規制して当該流体の流路を長くする仕切り板を備える
構成が採用されてもよい(第10の実施態様)。
本発明の第1の実施態様にかかる熱交換器によれば、例えば第一の流体の流路を構成するバイパスがプレートの外側に、また第二の流体の流路を構成するバイパスがプレートの内側に配置されているため、第一の流体をプレートの積層方向に概ね垂直に流入、流出させ、第二の流体をプレートの積層方向に沿って流入、流出させるなど、流体の流入出の方向の自由度が高い。
また、本発明の第2の実施態様にかかる熱交換器によれば、中空管形状のケーシングを備えているので、積層プレートアセンブリをケーシング内の所定位置に配置することで、容易にその位置決めをすることができる。
また、本発明の第3の実施態様にかかる熱交換器によれば、ケーシングの壁面の一部が第1のバイパスの壁面の一部を兼ねるので、例えば外側面に対し内側から開口するように空間を形成するプレート群をケーシング内に配置することで第1のバイパスを形成することができ、バイパス形成のコストを削減することができる。
また、本発明の第4の実施態様にかかる熱交換器によれば、ファンにより、ケーシング内において積層の方向に流体の流れを生じさせることができる。
また、本発明の第5の実施態様にかかる熱交換器によれば、ケーシングの一方の端部が開口していない場合であっても、第2の中空部を通ってケーシングの軸方向の一方の端部から他方の端部へと流れる流体が積層プレートアセンブリの内部を積層の方向に貫通する管状体を通って一方の端部へと流れることができ、流体間の熱交換を行うことができる。
また、本発明の第6または第7の実施態様にかかる熱交換器によれば、複数のプレートの各々が積層の方向を軸として互いに適切な角度で回転した位置関係に配置されることで流路の形成が行われる。従って、例えば所定角度だけずれた位置に流入口および流出口を配置した同一形状のプレートを当該所定角度だけ軸周りに回転させて積層することにより、容易に直接的に配置された中空部間に流路を形成することができる。
また、本発明の第8の実施態様にかかる熱交換器によれば、積層の方向を軸とし所定角度だけ互いに回転させた複数のプレートが軸方向に見た時に同一形状となって重なるため、その形状が同一となるようにプレートを回転させ積層することにより、容易にそれらのプレート間の位置決めを行うことができる。
また、本発明の第9の実施態様にかかる熱交換器によれば、例えば溶接等の固着により一体化されたプレートセットを任意の枚数だけ積層させ、それらを積層方向内側に圧着することで、熱交換器を実現することができる。従って、プレートセットの枚数を変更することで、容易に熱交換効率を変更することができる。
また、本発明の第10の実施態様にかかる熱交換器によれば、流体が仕切り板を迂回するように中空部内を流れるため、高い熱交換効率を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる熱交換器内の流体の流れのイメージを概念的に示した図である。 図2は、本発明の実施形態にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリ内における流体の流れを示した図である。 図3は、本発明の実施形態にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリを構成する2種類のプレートのうちの一方の断面図および平面図である。 図4は、本発明の実施形態にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリを構成する2種類のプレートのうちのもう一方の断面図および平面図である。 図5は、本発明の実施形態にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリを構成するプレートセットの断面の概略を表す図である。 図6は、本発明の実施形態にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリを構成するプレートの一変形例の斜視図である。 図7は、本発明の実施形態にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリの一変形例における流体の流れを示した図である。 図8は、本発明の実施形態の一変形例にかかる熱交換器内の流体の流れのイメージを概念的に示した図である。 図9は、本発明の実施形態の一変形例にかかる熱交換器の積層プレートアセンブリ内における流体の流れを示した図である。
(実施形態)
以下、本発明の一具体例である実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる熱交換器1の概略を示すとともに、その中を流れる流体の流れの様子を概念的に示した断面図である。
熱交換器1は、積層された複数枚のプレートを有する積層プレートアセンブリ11と、積層プレートアセンブリ11を内部に収納し当該積層の方向に延伸する中空管形状のケーシング12とを備えている。
積層プレートアセンブリ11は、図2に示されるように積層された複数枚のプレート111、流体の流れが流路から漏れることを防ぐための封止材112、複数枚のプレート111を中心軸の位置において締結する固着具113を有している。封止材112は中心軸から見て内側のリング状凹部11151に配置されるOリング1121と、プレート111の外縁部に沿って設けられた切り欠き11152に配置される弾性体紐1122とにより構成される。封止材112の素材は例えばシリコンゴムであるがそれに限られない。
なお、プレート111の枚数は任意に変更可能であり、図1においては8枚のプレート111が用いられ、図2においては6枚のプレート111が用いられる。
各々の図において、左右方向がプレート111の積層の方向である。以下、特に断ることなく積層の方向というとき、各々の図における右側から左側へ向かう方向を意味するものとする。
上述したように、積層プレートアセンブリ11を構成するプレート111の枚数は任意に変更可能であるが、以下、特に断る場合を除き、積層プレートアセンブリ11には6枚のプレート111が用いられているものとする。また、それらのプレート111を互いに区別する必要がある場合、積層の方向に1番目のプレート111をプレート111−1、2番目のプレート111をプレート111−2、・・・、6番目のプレート111をプレート111−6、のように枝符号を付す。
プレート111は、例えばステンレス製であり、いずれも同じ直径の略円盤形状を有している点で共通しているが、積層の方向において奇数番目のプレート111と偶数番目のプレート111とではその形状が異なっている。以下、奇数番目のプレート111を右側プレート111、偶数番目のプレート111を左側プレート111と呼ぶ。
図3は右側プレート111の形状を示した断面図および平面図である。右側プレート111は、略円盤形状の中心位置に積層の方向に貫通するように設けられた貫通孔1111と、略円盤形状の外縁部に略矩形状に積層の方向に貫通するように設けられた切り欠き1112と、例えば略円盤形状の半径方向に細長く積層の方向に貫通するように設けられた貫通孔1113とを有している。
貫通孔1111は固着具113の挿入を受け入れる。切り欠き1112は図3の平面図における背面側から手前側に向かい流れてくる第一の流体の流路である第1のバイパスの一部を構成する。貫通孔1113は図3の平面図における手前側から背面側に流れていく第二の流体の流路である第2のバイパスの一部を構成する。
右側プレート111は、図3の断面図に示されるように、貫通孔1111の外縁部から積層の方向と逆方向にリング状に隆起した内壁1114と、右側プレート111の外縁部から積層の方向と逆方向にリング状に隆起した外壁1115を有している。外壁1115の積層の方向に見た手前側面には、積層の方向に陥没する凹部11151が積層の方向に見た場合にリング状となるように右側プレート111の外縁に沿って設けられている。凹部11151にはOリング1121が配置される。
また、外壁1115には、右側プレート111の外縁部の積層の方向に見た手前側角部を削るように、積層の方向に貫通しない切り欠き11152が設けられている。切り欠き11152は積層の方向に見た場合、全体として略リング状であるが、切り欠き1112において分断されている。切り欠き11152には弾性体紐1122が配置される。
内壁1114と外壁1115との間には、図3の平面図における手前方向に開口する中空部1116が形成される。中空部1116は、図3の平面図における手前側から背面側へと流れる第二の流体の流路となる。
さらに、右側プレート111には、内壁1114と外壁1115を連結するように半径方向に延伸する仕切り壁1117が設けられている。仕切り壁1117は図3の平面図における手前側から背面側へと流れる第二の流体が直接、貫通孔1113に流れ入ることを妨げる。仕切り壁1117により、第二の流体は、図3の平面図における矢印の方向、すなわち積層の方向を軸とする軸周りに円弧を描くように流れた後、貫通孔1113に流れ入ることになる。
ところで、プレート111−1には仕切り壁1117が設けられていない。これは、プレート111−1より第二の流体の上流側にプレート111が存在しないため、仕切り壁1117が不要であるためである。ただし、プレート111−1が仕切り壁1117を有していてもよい。その場合、プレート111−1と他の右側プレート111とを同じ形状とすることができるので、量産の際にそれらの製造コストを下げることができる。
図4は左側プレート111の形状を示した断面図および平面図である。左側プレート111は、略円盤形状の中心位置に積層の方向に貫通するように設けられた貫通孔2111と、略円盤形状の外縁部に略矩形状に積層の方向に貫通するように設けられた切り欠き2112と、例えば略円盤形状の半径方向に細長く積層の方向に貫通するように設けられた貫通孔2113とを有している。
貫通孔2111は固着具113の挿入を受け入れる。切り欠き2112は図4の平面図における背面側から手前側に向かい流れてくる第一の流体の流路である第1のバイパスの一部を構成する。貫通孔2113は図4の平面図における手前側から背面側に流れていく第二の流体の流路である第2のバイパスの一部を構成する。
左側プレート111は、図4の断面図に示されるように、貫通孔2111の外縁部から積層の方向と逆方向にリング状に隆起した内壁2114と、左側プレート111の外縁部から積層の方向と逆方向に隆起した外壁2115を有している。外壁2115は積層の方向に見て概ねリング状をなすが、切り欠き2112の位置と、その位置から左側プレート111の略円盤形状の中心右周りに約20度の位置と、切り欠き2112の位置から左側プレート111の略円盤形状の中心右周りに約180度の位置において分断されている。
図4の平面図に示されるように、切り欠き2112から左側プレート111の中心右周り約20度の位置には、外壁2115を半径方向に貫通するように切り欠き2118が設けられている。切り欠き2118は図4の平面図において、左側プレート111の手前側から、さらに手前側に配置されている他の左側プレート111へと流れていく第一の流体の流路である第のバイパスの一部を構成する。
また、切り欠き2112から左側プレート111の中心右周り約180度の位置には、外壁2115を半径方向に貫通するように切り欠き2119が設けられている。切り欠き2119は図4の平面図における左側プレート111の手前側を矢印の方向に流れる第一の液体の流路を確保するために設けられている。
内壁2114と外壁2115との間には、図4の平面図における手前方向に開口する中空部2116が形成される。中空部2116は、図4の平面図における背面側から手前側へと流れる第一の流体の流路となる。
さらに、左側プレート111には、貫通孔2113の外縁を取り囲むように積層の方向の反対方向に隆起した仕切り壁2117が設けられている。仕切り壁2117は内壁2114とともに図4の平面図における手前側から背面側へと貫通孔2113を通って流れる第二の流体と、図4の平面図における背面側から中空部2116に流れ込み、切り欠き2118から手前側に流れ出る第一の流体とが混ざり合わないようにそれらの流路を仕切るとともに、第一の流体が中空部2116において矢印の方向、すなわち積層の方向を軸とする軸周りに円弧を描くように流れるように導く役割を果たす。
互いに隣接する右側プレート111と左側プレート111は、それらの貫通孔1111と貫通孔2111および貫通孔1113と貫通孔2113が各々連結するように積層の方向に見た場合の位置決めが行われた後、右側プレート111の背面(図3の平面図における背面)と、左側プレート111の手前面(図4の平面図における手前面)との接触面間の流体の通過を封止するように、例えば溶接による固着が行われている。図5はそのように固着された右側プレート111と左側プレート111とにより構成されるプレートセット20の断面図である。なお、図5において溶接位置をWで示している。
以下、プレートセット20を互いに区別する必要がある場合、積層の方向に1番目のプレートセット20をプレートセット20−1、2番目のプレートセット20をプレートセット20−2、3番目のプレートセット20をプレートセット20−3のように枝符号を付す。
これら複数のプレートセット20は積層の方向に重ね合わされ、ケーシング12により積層の方向の外側から内側に押さえつけられるように挟み込まれることによってケーシング12内の所定位置に固定される(図1参照)。その際、封止材112が隣接するプレートセット20間に挟み込まれそれらのプレートセット20に対し圧着され、その結果、プレートセット20の接触面間が封止される。
ケーシング12は積層プレートアセンブリ11を積層の方向に挟み込むために、積層の方向の上流側に配置される管状体の右側管121と、積層の方向の下流側に配置される管状体の左側管122と、右側管121と積層プレートアセンブリ11の上流側端部外縁との間に配置されるリング状体のスペーサリング123と、左側管122と積層プレートアセンブリ11の下流側端部外縁との間に配置されるリング状体のスペーサリング124と、スペーサリング123およびスペーサリング124を介して積層プレートアセンブリ11を挟み込んだ状体で右側管121と左側管122との接合をロックするリング状体であるロックリング125を備えている。
スペーサリング123には、積層プレートアセンブリ11において積層の方向の上流側端部に位置するプレートセット20の内部(中空部2116)から流れ出る第一の流体をケーシング12の壁面を貫通する貫通孔を介してケーシング12の外部へと導く第3のバイパスの一部を構成する切り欠き1231が設けられている。
スペーサリング124には、積層プレートアセンブリ11において積層の方向の下流側端部に位置するプレートセット20の内部(中空部2116)へと積層プレートアセンブリ11の外部から第一の流体を流れ入れるために、ケーシング12の壁面を貫通する貫通孔を介してケーシング12の外部へと通じる第4のバイパスの一部を構成する切り欠き1241が設けられている。
なお、スペーサリング123と右側管121との接触面間、スペーサリング124と積層プレートアセンブリ11との接触面間、スペーサリング124と左側管122との接触面間には、それぞれ、それらの接触面間を流体が通過しないように封止材として機能する例えばシリコンゴム製のOリングが配置されている。
また、スペーサリング123の切り欠き1231に通じるようにケーシング12の壁面に設けられた貫通孔の外側には、積層プレートアセンブリ11から第一の流体を流し出すための流路である第3のバイパスの一部を形成する管状体である流出管127が取り付けられている。同様に、スペーサリング124の切り欠き1241に通じるようにケーシング12の壁面に設けられた貫通孔の外側には、積層プレートアセンブリ11へと第一の流体を流し入れるための流路である第4のバイパスの一部を形成する管状体である流入管126が取り付けられている。
なお、図1においては、流入管126および流出管127はケーシング12の外側面上の積層の方向に延伸する同一直線上に配置されているように示されているが、実際には積層の方向に見た場合の流入管126と流出管127の位置は異なっていてもよい。1枚のプレートセット20における第一の流体の流入口を構成する切り欠き2112と流出口を構成する切り欠き2118との間の角度が約20度であるため、例えば積層プレートアセンブリ11を構成するプレートセット20が3枚である場合、第一の流体の流入口と流出口の位置は積層の方向に見て約60度ずれることになる。
ところで、複数の積層されたプレートセット20が右側管121および左側管122により外縁部においてのみ積層の方向の内側に締め付け固定される場合、何らかの原因でその中心軸付近において積層の方向に膨らむような変形を生じやすい。そのような変形が生じると、右側プレート111の仕切り壁1117とそれに対向する左側プレート111の背面との間に隙間が生じ、第二の流体の一部がプレートセット20の間に形成された中空部1116で図3の平面図における矢印で示されるような円弧を描く流れをしないでその隙間から直接、貫通孔1113に流れてしまい、十分な熱交換効率が得られなくなり望ましくない。そのような問題を回避するため、積層プレートアセンブリ11を積層の方向に見た場合の中央付近には固着具113が取り付けられ、固着具113により複数のプレートセット20が積層の方向の内側に向けて締め付けられるようになっている。
固着具113は例えばステンレス製のボルトとナットである。積層プレートアセンブリ11を積層の方向に見た場合の中央付近には、積層の方向に貫通する貫通孔が生じている。この貫通孔は、右側プレート111の貫通孔1111と、左側プレート111の貫通孔2111が連結されて生じたものである。固着具113のボルトが積層プレートアセンブリ11に生じている貫通孔に通された後、ナットにより締め上げられることにより、複数のプレートセット20の中央付近における積層の方向の固定が行われる。
以上が熱交換器1の構成の説明である。
続いて、熱交換器1において第一の流体と第二の流体との間で熱交換が行われる様子を説明する。
第一の流体と第二の流体は互いに温度差を持つ流体である。以下、例として、第一の流体が相対的に低温であり、第二の流体が相対的に高温であるものとする。
第一の流体は、流入管126に対し外部から所定の圧力で圧入される(図1参照)。流入管126に圧入された第一の流体は、流入管126、スペーサリング124の切り欠き1241、プレート111−6の切り欠き2112により構成される第4のバイパスを通って、プレート111−6とプレート111−5との間の中空部2116(第1の中空部)に流れ込む。
図2に示されるように、プレート111−6とプレート111−5との間の中空部2116(第1の中空部)に流れ込んだ第一の流体は、その中空部2116の中を約340度の円弧を描くように流れた後、プレート111−6の切り欠き2118、プレート111−5の切り欠き1112、プレート111−4の切り欠き2112により構成される第1のバイパスを通って、プレート111−4とプレート111−3との間の中空部2116(第1の中空部)に流れ込む。
プレート111−4とプレート111−3との間の中空部2116に流れ込んだ第一の流体は、その中空部2116の中を約340度の円弧を描くように流れた後、プレート111−4の切り欠き2118、プレート111−3の切り欠き1112、プレート111−2の切り欠き2112により構成される第1のバイパスを通って、プレート111−2とプレート111−1との間の中空部2116(第1の中空部)に流れ込む。
プレート111−2とプレート111−1との間の中空部2116に流れ込んだ第一の流体は、その中空部2116の中を約340度の円弧を描くように流れた後、プレート111−2の切り欠き2118、プレート111−1の切り欠き1112、スペーサリング123の切り欠き1231、流出管127により構成される第3のバイパスを通って熱交換器1の外部へ流れ出す(図1参照)。
なお、第4のバイパスおよび第1のバイパスは、その壁面の一部がケーシング12の壁面の一部により構成されている。
一方、第二の流体は、ケーシング12内の積層プレートアセンブリ11から見て積層の方向の上流側から下流側に向かい加圧されて流れるように供給される。積層の方向に上流側から加圧されて流れてきた第二の流体は、図2に示されるように、プレート111−1の貫通孔1113、プレート111−2の貫通孔2113により構成されるバイパスを通って、プレート111−2とプレート111−3との間の中空部1116(第2の中空部)に流れ込む。
プレート111−2とプレート111−3との間の中空部1116(第2の中空部)に流れ込んだ第二の流体は、その中空部1116の中を約340度の円弧を描くように流れた後、プレート111−3の貫通孔1113、プレート111−4の貫通孔2113により構成される第2のバイパスを通って、プレート111−4とプレート111−5との間の中空部1116(第2の中空部)に流れ込む。
プレート111−4とプレート111−5との間の中空部1116(第2の中空部)に流れ込んだ第二の流体は、その中空部1116の中を約340度の円弧を描くように流れた後、プレート111−5の貫通孔1113、プレート111−6の貫通孔2113により構成されるバイパスを通って、ケーシング12内の積層プレートアセンブリ11から見て下流側に流れ出す。
上記のように、第一の流体が第1のバイパスにより直列的に連結された複数の中空部2116(第1の中空部)内の流路を順次流れると同時に、第二の流体が第2のバイパスにより直列的に連結された複数の中空部1116(第2の中空部)内の流路を順次流れる間、各プレート111を介して第二の流体から第一の流体への熱伝導が行われる。その結果、第一の流体と第二の流体の間の熱交換が行われる。
なお、上述のような第一の流体および第二の流体のための流路が形成されるためには、図2に示されるように、プレートセット20−1に対しプレートセット20−2が、またプレートセット20−2に対しプレートセット20−3が、各々、積層の方向の中心軸(プレートセット20の中心を通る軸)の周りに左方向に約20度、ずれるように配置される必要がある。
以上のように、熱交換器1によれば、第二の流体の流路を形成している管の途中に熱交換器1を咬ませるように配置するとともに、第二の流体の流れの方向に対し概ね垂直方向に開口する流入管126に対し第一の流体を圧入することで、第一の流体と第二の流体との間の熱交換を行うことができる。従って、例えば第二の流体の流路を形成している管の外に熱交換器を設ける場合と比較し、その配管がシンプルであるとともに、熱交換器1の配置に多くの空間を要することもない。
なお、第一の流体は第二の流体の流れの方向に対し概ね垂直方向に開口する流出管127から流れ出てくる。そのため、第一の流体の循環流路を熱交換器1に対し接続する際、循環流路の取り回しも容易である。
さらに、熱交換器1に用いるプレートセット20の数を変更することで容易に熱交換器1の熱交換能力を変更することができる。また、熱交換器1の組み立ては複数のプレートセット20を積層し、それらを固着具113で固定した後、ケーシング12内に設置するだけでよく、短時間で簡単にその組み立て、分解、掃除等を行うことができる。
(変形例)
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形が可能である。以下にそのような変形の例を示す。
上述した実施形態においては、図4に示されるように、左側プレート111の外壁2115に切り欠き2119が設けられている。この切り欠き2119は中空部2116の中における第一の流体の流路を確保するために設けられているが、例えば貫通孔2113の半径方向の長さを短くする等により第一の流体の流路が十分に確保される場合、切り欠き2119は設けられなくてもよい(図6参照)。
また、上述した実施形態においては、第一の流体および第二の流体の流路を長くとることでそれらの流体の流速が一定の場合における熱交換が行われる時間を長くし、熱交換器1の熱交換能力が高められている。このように流体の流路を長くとれば、熱交換能力を高めることができる一方、流体が流れる際の抵抗も高くなる。従って、例えば第一の流体の粘性が高いような場合、その圧入に要する力が高圧となり過ぎることがある。そのような場合、第一の流体の抵抗を小さくするために、左側プレート111と右側プレート111の形状を図7に示すような形状に変更し、プレートセット20における第一の流体の流入口の位置と流出口の位置がプレートセット20の中心軸周りに約180度ずれるような構成が採用されてもよい。
また、ケーシング12内に、上述の積層の方向に第二の流体の流れを生じさせるファンを備えるように熱交換器1を構成してもよい。そのような構成の熱交換器1によれば、当該ファンの回転により第二の流体に流れが生じるため、例えば外部に第二の流体を圧入する装置を配置することが困難な場合であっても熱交換を行うことができる。
なお、本明細書中における「ファン」は、各種プロペラ、羽根車、コンプレッサ等も含む広い意味での流体加圧装置であるものとする。
また、プレート111とケーシング12は積層の方向に見た場合、略円盤状の形状を有するものとしたが、その形状は任意に変更可能である。例えば、プレート111とケーシング12を積層の方向に見た場合の形状を概ね正十八角形とすると、互いに隣接するプレートセット20の位置決めを行う際、積層の方向に見て同じ形状位置となるように配置したそれらのプレートセット20の一方を、正十八角形の対応する頂点が一つ分ずれるように積層の方向の中心軸周りに回転させれば正確に20度のずれを実現することができる。
このように、プレートセット20間をずらす角度と同様の角度だけ中心軸周りに回転させると同じ形状となるようにプレート111の形状を定めることにより、プレートセット20間の位置決めが容易となる。その際、プレート111は正多角形に限られず、所定角度だけ回転させると同じ形状となる如何なる形状が採用されてもよい。
なお、上述した実施形態においては、隣接するプレートセット20間は中心軸周りに約20度回転して配置されるものとしたが、その角度は任意に変更可能である。その角度を小さくすると、第一の流体の流路である第2のバイパスの断面積が小さくなる一方、第一の流体および第二の流体の流路を長くすることができ、熱変換能力を高めることができる。一方、その角度を大きくすると、熱変換能力は下がるが、第2のパイパスの断面積を広くすることができるため、例えば第二の流体の粘性が高い場合に望ましい。
また、上述した実施形態においては、第一の流体は流入管126から流入し、流出管127から熱交換器1の外へ流出するものとしたが、その流れの方向は逆であってもよい。すなわち、第一の流体が流出管127から圧入され、流入管126から流れ出るように、第一の流体の循環流路の熱交換器1に対する接続がおこなわれてもよい。
同様に、第二の流体の流れの方向を上述した実施形態におけるものと逆としてもよい。すなわち、図1における左側から右側へと第二の流体が流れるように、第二の流体に対する加圧が行われてもよい。
なお、第一の流体と第二の流体の温度差が熱交換器1における特定部分において不必要に大きくなることは熱膨張比率の差による熱交換器1の破損などをもたらす等の理由で望ましくない。その点、熱交換器1においては、隣接するプレート111の間に形成される中空部を直列的に連結することにより第一の流体および第二の流体の流路が形成されており、それらの流路内を流れる第一の流体の流れの方向と、第二の流体の流れの方向とを互いに逆にすることが可能であるため、互いにプレート111を介して接するそれら2種類の流体の温度差を流路の全領域において小さくすることができる。
例えば、第一の流体が相対的に低温であり、第二の流体が相対的に高温である場合、流入管126から流入されたばかりの第一の流体は、熱を奪われて低温化された第二の流体との間で熱交換を行い、流出管127近くに流れ至った第一の流体は、熱を奪って高温化した状体でまだ低温化されていない高温の第二の流体との間で熱交換を行うことになる。従って、互いにプレート111を介して接する第一の流体と第二の流体との温度差が平均化され、局所的に大きい温度差が生じることがないため安全である。
また、上述した実施形態における熱交換器1の各構成部の素材は任意に変更可能である。例えば、封止材としてシリコンゴム以外の素材が採用されてもよい。また、プレート111やケーシング12、固着具113の素材として、ステンレス以外の素材が採用されてもよい。例えば、プレート111に銅などの熱伝導率が高い素材を採用することで熱交換率を高めることができる。
また、固着具113は、ボルトおよびナットによって構成されるものとしたが、積層プレートアセンブリ11を軸方向に締結することが可能な他のいかなる固着のための器具が用いられてもよい。さらに、プレートセット20が変形するおそれがない場合には、固着具113は設けられなくてもよい。
また、上述した実施形態においては、隣接する右側プレート111の背面と左側プレート111の手前面との接触面(の端部)が溶接により固着されるものとしたが、それらの固着の方法は溶接に限られず、流体を封止可能な他の如何なる固着の方法が採用されてもよい。例えば、接着により接触面が互いに固着されてもよい。
また、隣接する右側プレート111の背面と左側プレート111の手前面との接触面を固着させプレートセット20を構成することに代えて、プレートセット20間の封止と同様に、Oリング等の封止材を右側プレート111の背面と左側プレート111の手前面との間に配置し、それらの封止材を右側プレート111と左側プレート111で挟み込み、封止材をそれらに圧着させることで、それらの間の封止を行う構成が採用されてもよい。
また、隣接するプレートセット20の間を封止材の圧着により封止する代わりに、それらを溶接や接着剤等による固着により封止する構成が採用されてもよい。
また、ケーシング12に積層プレートアセンブリ11を収容する代わりに、例えば第1のバイパスを形成するための壁面を設けるとともに、第二の流体を積層プレートアセンブリ11に流入させる流入管をプレート111−1の貫通孔1113に、また積層プレートアセンブリ11から流出する第二の流体を受容する流出をプレート111−6の貫通孔2113に、各々連結する構成が採用されてもよい。そのような変形例にかかる左側プレート111の斜視図を図6に示す。
また、上述した実施形態における第一の流体の流路の配置、第二の流体の流路の配置は各々変更可能である。例えば、第1のバイパスはプレート111の外縁部に、第2のバイパスはプレート111の内側を貫くように配置されるものとしたが、それらの配置は任意に変更可能である。
例えば、図8はそのような流体の流路の配置を上述した実施形態から変更した一変形例を示している。図8に示す変形例においては、ケーシング12の一方が開口せず、壁に対しその管状体の軸が垂直となるように設置されている。このような場合、図8における左方向に第二の流体が流れることができないため、貫通孔1111および貫通孔2111の内側にパイプを配置し、そのパイプを第二流体の流路としている。
なお、貫通孔1111および貫通孔2111の内側にパイプを配置した場合、貫通孔1113および貫通孔2113を通り円弧を描きながら流れるべき第二の流体が貫通孔1111および貫通孔2111へと迂回する心配がないので、図9に示すように、貫通孔1111と貫通孔1113及び貫通孔2111と2113の各々を繋ぎ一つの貫通孔にすることもできる。これにより貫通孔1113および貫通孔2113の面積が増え、第二の流体に関する流体抵抗を下げることができる。
また、第一の流体は中空部2116の中を、第二の流体は中空部1116の中を円弧を描くように流れるものとしたが、例えば渦巻き状の流路や蛇行する流路など、他の様々な形状の流路がそれらの中空部の中に構成されてもよい。また、第一の流体および第二の流体の熱交換器1における流入、流出の位置やその方向も任意に変更可能である。
また、上述した実施形態においては例として、第一の流体が相対的に低温であり、第二の流体が相対的に高温であるものとしたが、これらは逆であってもよい。
また、本願における流体とは液体、気体を含む全ての流体である。
本発明は、熱交換を要する様々な装置に適用が可能であり、かつ量産可能であるため、いわゆる製造業や小売業等のサービス業において利用可能である。
1…熱交換器、11…積層プレートアセンブリ、12…ケーシング、20…プレートセット、111…プレート、112…封止材、113…固着具、121…右側管、122…左側管、123…スペーサリング、124…スペーサリング、125…ロックリング、126…流入管、127…流出管

Claims (10)

  1. 積層されたn枚(nは≦nを満たす任意の自然数である定数)のプレートを有する積層プレートアセンブリを備え、
    前記n枚のプレートのうち互いに隣接する2枚のプレートは各々、当該2枚のプレートの間に中空部を形成し、
    前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(2x−1)番目(xは2x≦nを満たす任意の自然数である変数)のプレートと2x番目のプレートとの間に形成される以上の第1の中空部のうち、前記積層の方向の前記一方の端部に最も近い第1の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第1の開口部を備え、
    前記以上の第1の中空部のうち、前記積層の方向の前記他方の端部に最も近い第1の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第2の開口部を備え、
    記2以上の第1の中空部のうち互いに隣接する2つの第1の中空部を各々連結し、当該2つの第1の中空部のうち前記積層の方向の前記一方の端部に近い第1の中空部を通過した流体を当該2つの第1の中空部のうち前記積層の方向の前記他方の端部に近い第1の中空部へと流れ込ませる第1のバイパスを備え、
    前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の前記一方の端部から前記他方の端部に向かう方向に数えて2y番目(yは2y+1≦nを満たす任意の自然数である変数)のプレートと(2y+1)番目のプレートとの間に形成される以上の第2の中空部のうち、前記積層の方向の前記一方の端部に最も近い第2の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第3の開口部を備え、
    前記以上の第2の中空部のうち、前記積層の方向の前記他方の端部に最も近い第2の中空部は前記積層プレートアセンブリの外部に通じる第4の開口部を備え、
    記2以上の第2の中空部のうち互いに隣接する2つの第2の中空部を各々連結し、当該2つの第2の中空部のうち前記積層の方向の前記他方の端部に近い第2の中空部を通過した流体を当該2つの第2の中空部のうち前記積層の方向の前記一方の端部に近い第2の中空部へと流れ込ませる第2のバイパスを備え、
    前記第1の中空部と前記第2の中空部との間を流体が流れることがないように前記第1の中空部と前記第2の中空部とが互いに分離されており、
    前記1以上の第1のバイパスの各々は、前記積層の方向において当該第1のバイパスにより互いに連結される2つの第1の中空部の間に位置する第2の中空部の外側面上に沿うように配置され、
    前記1以上の第2のバイパスの各々は、前記積層の方向において当該第2のバイパスにより互いに連結される2つの第2の中空部の間に位置する第1の中空部の内側を貫通するように配置される
    熱交換器。
  2. 前記積層プレートアセンブリを内部に収容し、前記積層の方向に延伸する中空管形状のケーシングを備え、
    前記ケーシングの中空部は前記積層プレートアセンブリにより、前記積層の方向における前記一方の端部側に位置する中空部と前記他方の端部側に位置する中空部とに分離され、
    前記第1の開口部は前記ケーシングの壁面を貫通する第3のバイパスを介して前記ケーシングの外部に連結され、
    前記第2の開口部は前記ケーシングの壁面を貫通する第4のバイパスを介して前記ケーシングの外部に連結され、
    前記第3の開口部は、前記ケーシングの中空部のうち前記一方の端部側に位置する中空部に対し開口し、
    前記第4の開口部は、前記ケーシングの中空部のうち前記他方の端部側に位置する中空部に対し開口する
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記1以上の第1のバイパスの各々の壁面の一部は、前記ケーシングの壁面である
    請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記ケーシング内に前記積層の方向に流体の流れを生じさせるファンを備える
    請求項2または3に記載の熱交換器。
  5. 前記ケーシングの中空部のうち前記一方の端部側に位置する中空部と前記他方の端部側に位置する中空部との間を連結するように前記積層プレートアセンブリの内部を積層の方向に貫通し、前記第4の開口部を介して連結される前記第2の中空部を除く前記第1の中空部、前記第1のバイパス、前記第2の中空部および前記第2のバイパスのいずれとの間においても流体が流れることがないように分離されている流路を形成する管状体を備える
    請求項2乃至4のいずれかに記載の熱交換器。
  6. 前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(2p−1)番目(pは(2p−1)≦nを満たす任意の自然数である変数)に位置する2以上のプレートのうち少なくとも互いに隣接する2つのプレートは同一の形状を有し、
    前記同一の形状を有する2つのプレートは、前記積層の方向に見て当該形状が一致する位置から前記積層の方向に延伸する一の軸の周りに所定角度だけ回転された状態で積層されている
    請求項1乃至5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 前記n枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて2q番目(qは2q≦nを満たす任意の自然数である変数)に位置する2以上のプレートのうち少なくとも互いに隣接する2つのプレートは同一の形状を有し、
    前記同一の形状を有する2つのプレートは、前記積層の方向に見て当該形状が一致する位置から前記積層の方向に延伸する一の軸の周りに所定角度だけ回転された状態で積層されている
    請求項1乃至6のいずれかに記載の熱交換器。
  8. 前記n枚のプレートの各々に関し、当該プレートの外縁を前記一の軸の方向に投影した形状は、前記一の軸の周りの一の方向に前記所定の角度だけ回転させる前と後との形状が一致する形状である
    請求項6または7に記載の熱交換器。
  9. n=2m(mは2≦mを満たす任意の自然数である定数)であり、
    前記2枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(2r−1)番目(rはr≦mを満たす任意の自然数である変数)に位置するプレートと、前記2枚のプレートのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて2r番目に位置するプレートとは互いに固着されることにより前記第1の中空部を形成するとともに、前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて各々r番目に位置するプレートセットを構成し、
    前記プレートセットのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えてs番目(sは(s+1)≦mを満たす任意の自然数である変数)に位置するプレートセットと、前記プレートセットのうち前記積層の方向の一方の端部から他方の端部に向かう方向に数えて(s+1)番目に位置するプレートセットとは、当該2枚のプレートセットの間に配置された封止材に対する当該2枚のプレートセットの圧着により前記第2の中空部を形成する
    請求項1乃至8のいずれかに記載の熱交換器。
  10. 前記第1の中空部および前記第2の中空部のうち少なくとも1の中空部に関し、当該中空部の中央から外縁に向かう方向に延伸し、当該中空部を流れる流体の流れを規制して当該流体の流路を長くする仕切り板を備える
    請求項1乃至9のいずれかに記載の熱交換器。
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