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JP5764316B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来より、吸収性本体の両側縁それぞれから延出する伸縮性ウエストパネルを有する使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、伸張性積層体から形成された耳部が、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配された吸収性コアを含むシャーシに接合されて形成されたおむつが記載されており、耳部には、係合部材が配されていることが記載されている。
しかし、特許文献1に記載のおむつは、着用時に耳部が伸縮を繰り返すことによって、耳部に配された係合部材が剥がれ易い。例えば、このように、耳部に配された係合部材が剥がれると、係合部材の角が着用者の肌に接触し、肌を傷つけてしまう恐れがある。
特表2009−523524号公報
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、多数の係合突起を有するフックテープをシート基材上に固定したファスニングテープが、吸収体を含む長方形状の吸収性本体の背側部の両側縁それぞれから延出する伸縮性ウエストパネルに固定された使い捨ておむつであって、前記ファスニングテープの重心が前記伸縮性ウエストパネルの重心よりも前記吸収性本体の長手方向上方に位置しており、前記フックテープと前記シート基材とが固定された第1固定部と、前記ファスニングテープと前記伸縮性ウエストパネルとが固定された第2固定部とは重なっておらず、前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向下端縁と前記シート基材における前記吸収性本体の長手方向下端縁とは一致しており、前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向下端縁は、前記第1固定部の前記長手方向下端縁よりも前記吸収性本体の長手方向上方に位置しており、前記シート基材の前記長手方向下端縁から離間している使い捨ておむつを提供するものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、フックテープがシート基材から剥がれ難く、着用者の肌を傷つけ難く、使用感が向上する。
図1は、本発明の第1実施形態である展開型の使い捨ておむつを伸長させて拡げた状態を表面シート側から見た平面図である。 図2は、図1の展開型の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である。 図3は、図1の展開型の使い捨ておむつを着用した際の伸縮性ウエストパネルの状態を示す拡大平面図である。 図4は、本発明の第2実施形態である展開型の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図5は、本発明の第3実施形態である展開型の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図6は、本発明の第4実施形態である展開型の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図7は、比較例1の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図8は、比較例2の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図9は、比較例3の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図10は、比較例4の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。 図11は、比較例5の使い捨ておむつの有する伸縮性ウエストパネルの拡大平面図である(図2相当図)。
以下、本発明の使い捨ておむつを、その好ましい第1実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図1に示すように、多数の係合突起を有するフックテープ41をシート基材42上に固定したファスニングテープ4が、吸収体23を含む長方形状の吸収性本体2の背側部Bの両側縁2s1,2s1それぞれから延出する伸縮性ウエストパネル3に固定された使い捨ておむつである。
おむつ1Aは、図1に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、左側について説明する。
尚、各図中に示す「Y」方向は、おむつ1Aの長手方向であり、中心線CLに平行な方向であり、各図中に示す「X」方向は、おむつ1Aの幅方向であり、中心線CLに垂直な方向である。以下、具体的に、おむつ1Aについて説明する。
おむつ1Aは、図1に示すように、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部A、背側に位置する背側部B、及び腹側部Aと背側部Bとの間に位置する股下部Cを有する吸収性本体2と、吸収性本体2の背側部Bの両側縁2s1,2s1それぞれから延出する伸縮性ウエストパネル3,3とを有する展開型の使い捨ておむつである。
吸収性本体2は、図1に示すように、平面状に拡げた状態において、長方形状である。長方形状の吸収性本体2は、図1に示すように、液透過性の表面シート21と、液不透過性又は撥水性の裏面シート22と、これら両シート21,22間に介在された液保持性の吸収体23とを有している。吸収性本体2は、図1に示すように、おむつ1の内面をなす表面シート21と、おむつ1の外面をなす裏面シート22とを、これら両シート21,22間に吸収体23を介在させて接合することにより形成されている。また、表面シート21は、図1に示すように、X方向の長さが裏面シート22のX方向の長さよりも短く形成されている。吸収性本体2には、図1に示すように、Y方向の両側部2s,2sそれぞれに、表面シート21を介してサイドシート24が配されている。
サイドシート24は、図1に示すように、表面シート21の肌対向面であって、Y方向の側部全域に亘って配設固定されている。各サイドシート24のX方向の内方(中心線CL寄り)の端部は、図1に示すように、自由端となっており、股下部Cにおける自由端近傍には立体ギャザー形成用の弾性部材25が長手方向(Y方向)に伸長状態で配設固定されており、着用時には、その弾性部材の収縮力により、自由端から所定幅の部分が表面シート21から離間して立体ギャザーを形成する。また、吸収性本体2の両側部2s,2sには、図1に示すように、X方向の外方に延出したサイドシート24と裏面シート22とが接合され、フラップ部が形成されている。股下部Cにおけるフラップ部には、レッグギャザー形成用の弾性部材26が長手方向(Y方向)に伸長状態で配設固定されており、着用時には、その弾性部材の収縮力により、レッグギャザーが形成される。
伸縮性ウエストパネル3としては、2枚の不織布の間に、エラストマーフィルム、エラストマーからなるネット、複数本の糸状の糸状弾性体等を配設固定した複合体を用いることができ、おむつ1Aにおいては、図1に示すように、2枚の不織布の間に複数本の糸状の糸状弾性体を配設固定した複合体を用いている。尚、糸状弾性体には、断面が略円形、正方形状のものの他、断面矩形等の細幅帯状のものも含まれる。おむつ1Aの伸縮性ウエストパネル3は、図1,図2に示すように、平面状に拡げた状態において、長方形状である。おむつ1Aの伸縮性ウエストパネル3は、図2に示すように、2枚のシート31,32と、2枚のシート31,32の間に伸長した状態で配された複数本の略円形断面の糸状弾性体33とを有している。おむつ1Aの伸縮性ウエストパネル3は、同形同大の長方形状の2枚のシート31,32の間に、X方向に伸長した糸状弾性体33を、Y方向に略等間隔を空けて配して、接着剤や融着等の手段により一体的に固定して形成されている。このように形成されたおむつ1Aの伸縮性ウエストパネル3は、そのX方向内方側(中心線CL側)の端部が接着剤や融着等の公知の手段により吸収性本体2の背側部Bに固定され、背側部BのX方向外方に連設されている。
ファスニングテープ4は、多数の係合突起を有するフックテープ41とシート基材42とを有し、シート基材42の一方の面にフックテープ41を固定して形成されている。シート基材42は、おむつ1Aにおいては、図1,図2に示すように、吸収性本体2の幅方向(X方向)に長い長方形状である。即ち、おむつ1Aのシート基材42は、シート基材42におけるY方向の両端縁、具体的には、上端縁42b及び下端縁42aそれぞれが、吸収性本体2の幅方向(X方向)に平行に延びるX方向に長い長方形状である。このような長方形状のシート基材42の肌対向面にフックテープ41を固定して形成されたファスニングテープ4が、伸縮性ウエストパネル3に固定されている。尚、シート基材42が長方形状であると、ファスニングテープ4の連続体をカットして各ファスニングテープ4を製造する際に簡単に製造でき、材料ロスを抑えることできる。
本発明の使い捨ておむつにおいては、図2に示すように、ファスニングテープ4の重心G1が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりも吸収性本体2の長手方向(Y方向)上方に位置しており、おむつ1Aにおいては、図2に示すように、ファスニングテープ4の全体が、伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりも長手方向(Y方向)上方に位置している。尚、前記のように、おむつ1Aにおいては、ファスニングテープ4の全体が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりも長手方向(Y方向)上方に位置しているが、ファスニングテープ4の全体が上方に位置していなくてもよく、ファスニングテープ4の重心G1が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりも長手方向(Y方向)上方に位置していればよい。
本発明の使い捨ておむつは、図1,図2に示すように、フックテープ41とシート基材42とが固定された第1固定部6と、ファスニングテープ4と伸縮性ウエストパネル3とが固定された第2固定部7とを有している。第1固定部6と、第2固定部7とは重なっておらず、おむつ1Aにおいては、図2に示すように、X方向に間隔d1を空けて離間している。間隔d1が長くなると、おむつ着用時にフックテープ41と、ファスニングテープ4及び伸縮性ウエストパネル3が固定された第2固定部7との間で図2のY方向への湾曲が起こりやすくなり、これによっておむつ着用時でのフィット性を損ねる。間隔d1が0mmより小さくなる(即ち、第1固定部6と第2固定部7とが重なる場合)と、おむつ着用時にフックテープ41にかかる伸縮性ウエストパネル3の収縮力が第1固定部6の内側縁6Sのみならずフックテープ41の上端縁41bならびに下端縁41aにもかかることになり、その結果フックテープ41の上端縁41bならびに下端縁41aの反り返りが生じる。着用中にフックテープ41の上端縁41bならびに下端縁41aが反り返ると、この反り返り部分がおむつの上に着用する服等に引っかかり、着用中にフックテープ41がターゲットシートから剥がれる起因となり好ましくない。このような観点から間隔d1は0〜20mmが好ましい。
図2に示すように、第1固定部6における吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁6aとシート基材42における吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁42aとは一致している。具体的には、おむつ1Aのフックテープ41は、図2に示すように、Y方向に長い長方形状である。図2に示すように、フックテープ41におけるY方向の上端縁41b及び下端縁41aそれぞれと、シート基材42におけるY方向の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとが同一形状であり、Y方向に同じ位置に配されているため、フックテープ41の上端縁41b及び下端縁41aそれぞれと、シート基材42の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとは一致している。また、フックテープ41の全面がシート基材42の一方の面(肌対向面)に固定されている。そのため、図2に示すように、第1固定部6のY方向の上端縁6b及び下端縁6aそれぞれと、シート基材42のY方向の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとが一致している。図2に示すように、おむつ1Aの第1固定部6は、おむつ1Aのフックテープ41と同一形状であり、Y方向に長い長方形状に形成されている。
図2に示すように、第2固定部7における吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁7aは、第1固定部6の吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁6aよりも吸収性本体2の長手方向(Y方向)上方に位置しており、シート基材42の吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁42aから離間している。具体的には、図2に示すように、ファスニングテープ4と伸縮性ウエストパネル3との固定は、ファスニングテープ4のX方向内方側(中心線CL側)の端部全域が伸縮性ウエストパネル3に固定されているのではなく、一部の領域である第2固定部7を介して固定されている。図2に示すように、第2固定部7のY方向の下端縁7aと第1固定部6のY方向の下端縁6aとは、Y方向に同じ位置に配されておらず、第2固定部7のY方向の下端縁7aが第1固定部6のY方向の下端縁6aよりもY方向の上方に位置しており、第2固定部7のY方向の下端縁7aがシート基材42のY方向の下端縁42aから間隔d2を空けて離間している。尚、第2固定部7のY方向の上端縁7bとシート基材42のY方向の上端縁42bとは一致している。言い換えれば、ファスニングテープ4と伸縮性ウエストパネル3とは、第2固定部7を介して固定されているが、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間では固定されていない。図2に示すように、おむつ1Aの第2固定部7は、Y方向に長い長方形状に形成されている。
第1固定部6における吸収性本体2の長手方向(Y方向)内側縁6sの最下端点α及び第2固定部7における吸収性本体2の長手方向(Y方向)外側縁7sの最下端点βを結ぶ直線と、吸収性本体2の幅方向(X方向)に延びる中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは、30〜90°であることが好ましく、60〜90°であることが更に好ましい。なす角γの好ましい範囲の理由について、以下具体的に説明する。おむつ着用時及び着用中には胴回り方向に伸縮ウエストパネル3の収縮力がファスニングテープ4に常にかかることになる。また、ファスニングテープ4の重心G1が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりも吸収性本体2の長手方向(Y方向)上方に位置しているので、ファスニングテープ4の上端側よりも下端側の方により収縮力が掛かることになる。また、第1固定部6におけるフックテープ41の下端縁41aの、シート基材42の下端縁42aからの剥がれは、シート基材42の下端縁42a、特に第1固定部6における吸収性本体2の長手方向(Y方向)内側縁6sの最下端点αでの延びによって引き起こされ易い。しかし、最下端点αでは上記の角γが90°に近くなるに連れて伸縮ウエストパネル3の収縮力が掛かり難くなるため、フックテープ41の下端縁41aがシート基材42の下端縁42aから剥がれ難くなり、おむつ着用時及び着用中のフックテープ41とシート基材42との剥がれを防止できるからである。
第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は、2〜20mmであることが好ましく、5〜15mmであることが更に好ましい。シート基材42のY方向の長さLに対する間隔d2の比(d2/L)は、50〜90であることが好ましく、65〜75であることが更に好ましい。
また、おむつ1Aは、吸収性本体2の腹側部Aの裏面シート22上に、ファスニングテープ4と係合するターゲットシート(不図示)を有している。
おむつ1Aの形成材料について説明する。
吸収性本体2を構成する表面シート21、裏面シート22としては、それぞれ、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート22としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ギャザーを形成するサイドシート24としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。
立体ギャザー形成用の弾性部材25及びレッグギャザー形成用の弾性部材26としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料を用いることができる。
伸縮性ウエストパネル3を構成するシート31,32としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。具体的には、シート31,32としては、撥水性の不織布、例えば、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)が特定の層順で積層されて複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMSなど)等を用いることができる。伸縮性ウエストパネル3を構成する糸状弾性体33としては、天然ゴム(又は合成ゴム)、ポリウレタンのスパンデックス弾性繊維等を用いることができる。
糸状弾性体33として天然ゴム(合成ゴム)を用いる場合には、厚みが0.2〜1.5mm、幅が0.5〜2mmの弾性体が用いられる。このような天然ゴム(合成ゴム)は、単糸での100%伸長時の応力が5〜65gfであることが好ましく、15〜50gfであることが好ましい。このような応力の天然ゴム(合成ゴム)の単糸を、100%以上、特に150%以上の伸長倍率となるように配することが好ましい。尚、伸長倍率は、自然長に対する、伸長されて増加した分の長さの割合であり、例えば、長さ10cmのものを20cmに伸長するとその伸長率は100%とされる。
糸状弾性体33としてポリウレタンのスパンデックス弾性繊維を用いる場合には、単糸のサイズが300〜1500デシテックスのもの、特に500〜1200デシテックスのものを好ましく用いることができる。デシテックスは糸の太さを表す単位であり、10000mで1gある糸を1デシテックスと呼ぶ。このようなスパンデックス弾性繊維を、100%以上、特に150%以上の伸長倍率となるように配することが好ましい。
ファスニングテープ4を構成するシート基材42としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、シート基材42としては、撥水性の不織布等を用いることができる。ファスニングテープ4を構成する多数の係合突起を有するフックテープ41としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、フックテープ41の係合突起としては、「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材等を用いることができる。ターゲットシート(不図示)としては、係合突起を押しつけることにより、係合突起を止着可能なものを特に制限なく用いることができる。例えば、例えば上述した各種公知の機械的面ファスナーにおけるメス部材や係合性に富む不織布を用いることができる。
表面シート21、裏面シート22、サイドシート24及びターゲットシート(不図示)の固定には、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられる接着剤が用いられる。
また、フックテープ41とシート基材42との固定(第1固定部6)、ファスニングテープ4と伸縮性ウエストパネル3との固定(第2固定部7)には、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられる接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等の融着手段が用いられる。
次に上述した本発明の第1実施形態の使い捨ておむつ1Aを使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1Aは、図1,図2に示すように、ファスニングテープ4の重心G1が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりもY方向上方に位置するようにファスニングテープ4が配されて形成されており、第1固定部6と第2固定部7とが重なっていない。また、おむつ1Aは、図1,図2に示すように、第1固定部6のY方向下端縁6aとシート基材42のY方向下端縁42aとが一致し、第2固定部7のY方向下端縁7aが、第1固定部6のY方向下端縁6aよりもY方向上方に位置し、シート基材42のY方向下端縁42aから離間して形成されている。このように形成されたおむつ1Aを着用すると、図3に示すように、着用時及び着用中に、ファスニングテープ4には、伸縮性ウエストパネル3による胴周り方向の収縮力が常に掛かるようになる。しかし、第2固定部7の下端縁7aが、第1固定部6の下端縁6aよりも上方に位置し、シート基材42の下端縁42aから離間しているので、図3に示すように、着用時及び着用中のファスニングテープ4を構成するシート基材42の下端縁42aには、伸縮性ウエストパネル3による胴周り方向の収縮力が掛かり難く、下端縁42aが延び難い。また、第1固定部6の下端縁6aにも前記胴周り方向の収縮力が掛かり難い。従って、シート基材42の下端縁42a及び第1固定部6の下端縁6aへの前記胴周り方向の収縮力が集中し難く、フックテープ41の下端縁41aがシート基材42の下端縁42aから剥がれ難く、着用者の肌を傷つけ難く、使用感が向上する。
次に、本発明の第2実施形態の使い捨ておむつについて、図4に基づいて説明する。
第2実施形態の使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
おむつ1Bにおいては、図4に示すように、第1固定部6における吸収性本体2の長手方向(Y方向)内側縁6sと第2固定部7における吸収性本体2の長手方向(Y方向)外側縁7sとが一致し接しているが、第1固定部6と、第2固定部7とは重なっていない。具体的には、図4に示すように、フックテープ41におけるY方向の内側縁41s及び伸縮性ウエストパネル3におけるY方向の外側縁3sそれぞれが同一形状であり、X方向に同じ位置に配されているため、フックテープ41の内側縁41sと伸縮性ウエストパネル3の外側縁3sとは一致している。また、フックテープ41の全面がシート基材42の一方の面(肌対向面)に固定されている。そのため、図4に示すように、第1固定部6のY方向の内側縁6sと、第2固定部7のY方向の外側縁7sとが一致しており、間隔d1は0mmである。
尚、図4に示すおむつ1Bにおいては、第1固定部6における吸収性本体2の長手方向(Y方向)内側縁6sの最下端点α及び第2固定部7における吸収性本体2の長手方向(Y方向)外側縁7sの最下端点βを結ぶ直線と、吸収性本体2の幅方向(X方向)に延びる中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは90°である。
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bの形成材料について説明する。第2実施形態の使い捨ておむつ1Bについては、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの形成材料と同様である。
上述した本発明の第2実施形態の使い捨ておむつ1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bの効果については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Bは、図4に示すように、なす角γが90°であり、第1固定部6の内側縁6sと第2固定部7の外側縁7sとが一致するように形成されている。その為、着用時及び着用中の伸縮性ウエストパネル3による胴周り方向の収縮力が、第1固定部6の長手方向(Y方向)内側縁6sの最下端点αに集中し難く、フックテープ41がシート基材42から更に剥がれ難く、着用者の肌を傷つけ難く、使用感が向上する。
次に、本発明の第3実施形態の使い捨ておむつについて、図5に基づいて説明する。
第3実施形態の使い捨ておむつ1C(以下、「おむつ1C」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
おむつ1Cにおいては、図5に示すように、シート基材42が台形状に形成されている。おむつ1Cの台形状のシート基材42は、図5に示すように、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短く、シート基材42の上端縁42bが吸収性本体2の幅方向(X方向)に平行に延びている。おむつ1Cのシート基材42は、図5に示すように、上端縁42bと下端縁42aとの間隔がX方向外方に向かって漸次短くなっている。
おむつ1Cのフックテープ41は、図5に示すように、上端縁41bがX方向に平行に延び、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短い台形状である。図5に示すように、フックテープ41におけるY方向の上端縁41b及び下端縁41aそれぞれと、シート基材42におけるY方向の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとが同一形状であり、Y方向に同じ位置に配されているため、フックテープ41の上端縁41b及び下端縁41aそれぞれと、シート基材42の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとは一致している。また、フックテープ41の全面がシート基材42の一方の面(肌対向面)に固定されている。そのため、図5に示すように、第1固定部6のY方向の上端縁6b及び下端縁6aそれぞれと、シート基材42のY方向の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとが一致している。具体的には、おむつ1Cの第1固定部6は、おむつ1Cのフックテープ41と同一形状であり、上端縁6bがX方向に平行に延び、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短い台形状に形成されており、おむつ1Cの第1固定部6は、上端縁6bと下端縁6aとの間隔がX方向外方に向かって漸次短くなっている。
図5に示すように、第2固定部7における吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁7aは、第1固定部6の吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁6aよりも吸収性本体2の長手方向(Y方向)上方に位置しており、シート基材42の吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁42aから離間している。図5に示すように、おむつ1Cの第2固定部7は、Y方向に長い長方形状に形成されている。上述したように、おむつ1Cの第1固定部6は、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短い台形状に形成されている。その為、おむつ1Cの第2固定部7の下端縁7aは、図5に示すように、おむつ1Cの第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点(下端縁6aにおけるX方向最外方点)よりもY方向上方に位置している。
第3実施形態の使い捨ておむつ1Cの形成材料について説明する。第3実施形態の使い捨ておむつ1Cについては、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの形成材料と同様である。
上述した本発明の第3実施形態の使い捨ておむつ1Cを使用した際の作用効果について説明する。
第3実施形態の使い捨ておむつ1Cの効果については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Cは、図5に示すように、シート基材42の下端縁42aがX方向(幅方向)と平行でなく、X方向外側に行くに従い上方に位置するように傾いた直線となるよう形成されている。その為、ファスニングテープ4が着用中に着用者が脚を引き上げる動作を阻害し難い形状となっており、使用感が向上する。
次に、本発明の第4実施形態の使い捨ておむつについて、図6に基づいて説明する。
第4実施形態の使い捨ておむつ1D(以下、「おむつ1D」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
おむつ1Dにおいては、図6に示すように、シート基材42が台形状に形成されている。おむつ1Dの台形状のシート基材42は、図6に示すように、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短く、おむつ1Dのシート基材42は、図6に示すように、上端縁42bと下端縁42aとの間隔がX方向外方に向かって漸次短くなっている。
おむつ1Dのフックテープ41は、図6に示すように、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短い台形状である。図6に示すように、フックテープ41におけるY方向の上端縁41b及び下端縁41aそれぞれと、シート基材42におけるY方向の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとが同一形状であり、Y方向に同じ位置に配されているため、フックテープ41の上端縁41b及び下端縁41aそれぞれと、シート基材42の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとは一致している。また、フックテープ41の全面がシート基材42の一方の面(肌対向面)に固定されている。そのため、図6に示すように、第1固定部6のY方向の上端縁6b及び下端縁6aそれぞれと、シート基材42のY方向の上端縁42b及び下端縁42aそれぞれとが一致している。具体的には、おむつ1Dの第1固定部6は、おむつ1Dのフックテープ41と同一形状であり、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短い台形状に形成されており、おむつ1Dの第1固定部6は、上端縁6bと下端縁6aとの間隔がX方向外方に向かって漸次短くなっている。
図6に示すように、第2固定部7における吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁7aは、第1固定部6の吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁6aよりも吸収性本体2の長手方向(Y方向)上方に位置しており、シート基材42の吸収性本体2の長手方向(Y方向)下端縁42aから離間している。図6に示すように、おむつ1Dの第2固定部7は、Y方向に長い長方形状に形成されている。上述したように、おむつ1Dの第1固定部6は、X方向外方側の上底の長さが内方側(中心線CL側)の下底の長さよりも短い台形状に形成されている。その為、おむつ1Dの第2固定部7の下端縁7aは、図6に示すように、おむつ1Dの第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点(下端縁6aにおけるX方向最外方点)よりもY方向上方に位置している。
第4実施形態の使い捨ておむつ1Dの形成材料について説明する。第4実施形態の使い捨ておむつ1Dについては、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの形成材料と同様である。
上述した本発明の第4実施形態の使い捨ておむつ1Dを使用した際の作用効果について説明する。
第4実施形態の使い捨ておむつ1Dの効果については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Dは、図6に示すように、シート基材42の下端縁42aがX方向(幅方向)と平行でなく、X方向外側に行くに従い上方に位置するように傾いた直線となるよう形成されており、また、シート基材42の上端縁42bがX方向(幅方向)と平行でなく、X方向外側に行くに従い下方に位置するように傾いた直線となるよう形成されている。その為、ファスニングテープ4が着用中に着用者が脚を引き上げる動作を阻害し難く、また、着用者がお腹を膨らませた時にも圧迫し難い形状となっており、使用感が向上する。
本発明の使い捨ておむつは、上述の第1実施形態の使い捨ておむつ1A、第2実施形態の使い捨ておむつ1B、第3実施形態の使い捨ておむつ1C及び第4実施形態の使い捨ておむつ1Dに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1,第2,第3,第4,第5実施形態の使い捨ておむつにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1,第2,第3,第4実施形態の使い捨ておむつ1A,1B,1C,1Dにおいては、図2,図4,図5,図6に示すように、第2固定部7は、Y方向に長い長方形状に形成されているが、長方形状でなくてもよい。第2固定部7が長方形状でない場合に、第2固定部7の下端縁7aが、第1固定部6の下端縁6aよりもY方向上方に位置しているとは、第2固定部7の下端縁7aの中で最もY方向の最下方に位置する点が、第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点よりもY方向上方に位置していることを意味する。
また、上述の第1,第2,第3,第4実施形態の使い捨ておむつ1A,1B,1C,1Dにおいては、図2,図4,図5,図6に示すように、伸縮性ウエストパネル3が、平面状に拡げた状態において、長方形状であるが長方形状でなくてもよい。
本発明の使い捨ておむつは、幼児又は成人用の使い捨ておむつであってもよい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
実施例1では、上述した図1,図2に示す第1実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。吸収体を含む吸収性本体2には、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーを、図1に示すように、伸長させて拡げた状態で長方形状となるようにカットしたものを用いた。
伸縮性ウエストパネル3を構成する長方形状の2枚のシート31,32には、坪量13g/m2のSMS不織布を用いた。2枚のシート31,32は、X方向の長さが100mm、Y方向の長さが84mmであった。伸縮性ウエストパネル3を構成する複数本の糸状弾性体33には780デシテックスのスパンデックス弾性繊維を用いた。伸縮性ウエストパネル3は、2枚のシート31,32の間に、糸状弾性体33を200%の伸長倍率に伸長したものをY方向に7mmの間隔で配し、Y方向に連続な縞状(塗布部2mm、非塗布部4mm)に塗布されたホットメルト接着剤(坪量50g/m2)で固定して作製した。
ファスニングテープ4を構成する多数の係合突起を有する長方形状のフックテープ41は、X方向の長さが20mm、Y方向の長さが25mmであった。ファスニングテープ4を構成する長方形状のシート基材42には、坪量55g/m2のSMS不織布を用いた。シート基材42は、X方向の長さが50mm、Y方向の長さが35mmであった。ファスニングテープ4は、フックテープ41及びシート基材42を面状に塗布されたホットメルト接着剤(坪量20g/m2)で固定して作製した。尚、第1固定部6は、フックテープ41と同一形状の長方形状であった。
ファスニングテープ4及び伸縮性ウエストパネル3は、面状にホットメルト接着剤(坪量20g/m2)を塗布し、ファスニングテープ4の重心G1が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりもY方向に25mm上方に位置するように、第2固定部7にて固定した。第2固定部7は長方形状であり、X方向の長さが10mm、Y方向の長さが25mmであった。
第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは63°であった。
実施例1の使い捨ておむつは、上述のようにファスニングテープ4を固定した伸縮性ウエストパネル3を、面状にホットメルト接着剤(坪量30g/m2)を塗布して吸収性本体2に固定して作製した。
〔実施例2〕
実施例2では、上述した図4に示す伸縮性ウエストパネル3を有する第2実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例2の使い捨ておむつにおいては、間隔d1、なす角γを変更する以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例2の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は0mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは90°であった。
〔実施例3〕
実施例3では、上述した図1,2に示す第1実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例3の使い捨ておむつにおいては、間隔d1、なす角γを変更する以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例3の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は10mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは45°であった。
〔実施例4〕
実施例4では、上述した図5に示す伸縮性ウエストパネル3を有する第3実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例4の使い捨ておむつにおいては、フックテープ41の形状、シート基材42の形状、第1固定部6の形状、間隔d2及びなす角γ以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例4に用いるフックテープ41は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが36.5mm下底のY方向長さが38.5mmX方向の高さが20mmであった。実施例4に用いるシート基材42は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが35mm下底のY方向長さが40mmX方向の高さが50mmであった。尚、実施例4の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、実施例4に用いるフックテープ41と同一形状の台形状であった。
実施例4の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は14mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは70°であった。
尚、実施例4の使い捨ておむつにおける間隔d2は、第2固定部7の下端縁7aと第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点との間の距離である。
〔実施例5〕
実施例5では、上述した図6に示す伸縮性ウエストパネル3を有する第4実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例5の使い捨ておむつにおいては、フックテープ41の形状、シート基材42の形状、第1固定部6の形状、間隔d2及びなす角γ以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例5に用いるフックテープ41は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが35.5mm下底のY方向長さが39.5mmX方向の高さが20mmであった。実施例5に用いるシート基材42は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが32.5mm下底の長さが42.5mmX方向の高さが50mmであった。尚、実施例5の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、実施例5に用いるフックテープ41と同一形状の台形状であった。
実施例5の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は14mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは70°であった。
尚、実施例5の使い捨ておむつにおける間隔d2は、第2固定部7の下端縁7aと第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点との間の距離である。
〔比較例1〕
比較例1では、図7に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例1の使い捨ておむつにおいては、第2固定部7の形状及び間隔d2以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例1の使い捨ておむつにおける第2固定部7は、シート基材42の上端縁42bと下端縁42aとの間に亘る長方形状であった。
比較例1の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は0mmであった。
〔比較例2〕
比較例2では、図8に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例1の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6の形状、第2固定部7の形状、間隔d2及びなす角γ以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例2の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、第1固定部6の下端縁6aとシート基材42の下端縁42aとの間に間隔10mmを空けて長方形状に形成した。
比較例2の使い捨ておむつにおける第2固定部7は、シート基材42の上端縁42bと下端縁42aとの間に亘る長方形状であった。
比較例2の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は0mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは117°であった。
〔比較例3〕
比較例3では、図9に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例3の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6の形状以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例3の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、第1固定部6の下端縁6aとシート基材42の下端縁42aとの間に間隔10mmを空けて長方形状に形成した。
比較例3の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。
〔比較例4〕
比較例4では、図10に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例4の使い捨ておむつにおいては、フックテープ41の形状、シート基材42の形状、第1固定部6の形状、第2固定部7の形状及び間隔d2以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例4に用いるフックテープ41は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが32mm下底の長さが28mmX方向の高さが20mmであった。比較例4に用いるシート基材42は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが35mm下底のY方向長さが25mmX方向の高さが50mmであった。尚、比較例4の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、比較例4に用いるフックテープ41と同一形状の台形状であった。
比較例4の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は0mmであった。
〔比較例5〕
比較例5では、図11に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例5の使い捨ておむつにおいては、間隔d1、なす角γを変更する以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例5の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は−5mmであり、第1固定部6と第2固定部7とが重なっていた。また、比較例5の使い捨ておむつにおいては、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは117°であった。
〔評価〕
実施例1〜5、比較例1〜5の各使い捨ておむつについて、下記の方法により、フックテープ41とシート基材42との剥がれ易さを評価すると共に、フックテープ41の下端縁41aの反り返りを評価した。フックテープ41の下端縁41aの反り返りを評価した理由は、着用中にフックテープ41の下端縁41aが反り返ると、おむつの上に着用する服等に引っかかり、着用中にフックテープ41がターゲットシートから剥がれる起因となるからである。尚、剥がれ易さ及び反り返りのそれぞれについて、実施例1〜5、比較例1〜5の使い捨ておむつを評価した。これらの結果を下記表1に示す。
<評価方法>
実施例1の使い捨ておむつを用いて説明する。先ず、実施例1の使い捨ておむつの腹側部を切り出してターゲットシートが上面となるように平面の実験台に固定する。一方でファスニングテープ4が固定された伸縮性ウエストパネル3を吸収性本体2との固定部に沿って切り出し、ファスニングテープ4のフックテープ41をターゲットシート上に係合させた後、伸縮性ウエストパネル3の吸収性本体2側がターゲットシート幅方向と直交するように保持しながら、ターゲットシートの幅方向に沿って、伸縮性ウエストパネル3が200%伸長になる状態まで引っ張り、固定する。その状態でフックテープ41のターゲットシートに対しての反り返り状態を観察した。また、伸縮性ウエストパネル3を伸長状態で5分間放置した後に、フックテープ41のフックテープ41とシート基材42との剥がれ状態を観察した。実施例2〜5、比較例1〜5の使い捨ておむつについても同様に観察した。
<剥がれ易さの評価>
下記を基準に判定した。
×××:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから4mm以上。
××:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから2〜4mm。
×:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから1〜2mm。
○:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから1mm以内。
<反り返りの評価>
下記を基準に判定した。
×:ターゲットシートに対してフックテープの浮きが認められる。
○:ターゲットシートに対してフックテープの浮きが認められない。
Figure 0005764316
表1の結果から明らかなように、実施例1〜5の使い捨ておむつは何れも、着用中にフックテープ41がターゲットシートから剥がれ難いことが分かった。従って、着用者の肌を傷つけ難く、使用感の向上が期待できる。また、表1の結果から明らかなように、実施例1〜5の使い捨ておむつは何れも、着用中にフックテープ41の下端縁41aが反り返り難く、着用中にフックテープ41がターゲットシートから剥がれ難いことが分かった。従って、使用感の向上が期待できる。
1A,1B,1C,1D 展開型の使い捨ておむつ
2 吸収性本体
2S Y方向の側部
2s1 側縁
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 サイドシート
25 立体ギャザー形成用の弾性部材
26 レッグギャザー形成用の弾性部材
3 伸縮性ウエストパネル
3s 外側縁
31,32 シート
33 糸状弾性体
4 ファスニングテープ
41 フックテープ
41s 内側縁
41a 下端縁、41b 上端縁
42 シート基材
42a 下端縁、42b 上端縁
6 第1固定部
6a 下端縁、6b 上端縁
6s 内側縁
7 第2固定部
7a 下端縁、7b 上端縁
7s 外側縁

Claims (4)

  1. 多数の係合突起を有するフックテープをシート基材上に固定したファスニングテープが、吸収体を含む長方形状の吸収性本体の背側部の両側縁それぞれから延出する伸縮性ウエストパネルに固定された使い捨ておむつであって、
    前記ファスニングテープの重心が前記伸縮性ウエストパネルの重心よりも前記吸収性本体の長手方向上方に位置しており、
    前記フックテープと前記シート基材とが固定された第1固定部と、前記ファスニングテープと前記伸縮性ウエストパネルとが固定された第2固定部とは重なっておらず、
    前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向下端縁と前記シート基材における前記吸収性本体の長手方向下端縁とは一致しており、
    前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向下端縁は、前記第1固定部の前記長手方向下端縁よりも前記吸収性本体の長手方向上方に位置しており、該第2固定部における前記シート基材の前記長手方向下端縁から離間し
    前記ファスニングテープと前記伸縮性ウエストパネルとは、前記第2固定部を介して固定されており、該第2固定部の前記長手方向下端縁と該ファスニングテープを構成する前記シート基材の前記長手方向下端縁との間では固定されていない使い捨ておむつ。
  2. 前記シート基材は、前記吸収性本体の幅方向に長い長方形状である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる内側縁と前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる外側縁とが一致し接している請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる内側縁の最下端点及び前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる外側縁の最下端点を結ぶ直線と、前記吸収性本体の幅方向に延びる中心線に平行な仮想直線とのなす角が、30〜90°である請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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