JP5764316B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
第1実施形態の使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図1に示すように、多数の係合突起を有するフックテープ41をシート基材42上に固定したファスニングテープ4が、吸収体23を含む長方形状の吸収性本体2の背側部Bの両側縁2s1,2s1それぞれから延出する伸縮性ウエストパネル3に固定された使い捨ておむつである。
おむつ1Aは、図1に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、左側について説明する。
尚、各図中に示す「Y」方向は、おむつ1Aの長手方向であり、中心線CLに平行な方向であり、各図中に示す「X」方向は、おむつ1Aの幅方向であり、中心線CLに垂直な方向である。以下、具体的に、おむつ1Aについて説明する。
第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は、2〜20mmであることが好ましく、5〜15mmであることが更に好ましい。シート基材42のY方向の長さLに対する間隔d2の比(d2/L)は、50〜90であることが好ましく、65〜75であることが更に好ましい。
吸収性本体2を構成する表面シート21、裏面シート22としては、それぞれ、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート22としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ギャザーを形成するサイドシート24としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。
立体ギャザー形成用の弾性部材25及びレッグギャザー形成用の弾性部材26としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料を用いることができる。
糸状弾性体33としてポリウレタンのスパンデックス弾性繊維を用いる場合には、単糸のサイズが300〜1500デシテックスのもの、特に500〜1200デシテックスのものを好ましく用いることができる。デシテックスは糸の太さを表す単位であり、10000mで1gある糸を1デシテックスと呼ぶ。このようなスパンデックス弾性繊維を、100%以上、特に150%以上の伸長倍率となるように配することが好ましい。
また、フックテープ41とシート基材42との固定(第1固定部6)、ファスニングテープ4と伸縮性ウエストパネル3との固定(第2固定部7)には、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられる接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等の融着手段が用いられる。
おむつ1Aは、図1,図2に示すように、ファスニングテープ4の重心G1が伸縮性ウエストパネル3の重心G2よりもY方向上方に位置するようにファスニングテープ4が配されて形成されており、第1固定部6と第2固定部7とが重なっていない。また、おむつ1Aは、図1,図2に示すように、第1固定部6のY方向下端縁6aとシート基材42のY方向下端縁42aとが一致し、第2固定部7のY方向下端縁7aが、第1固定部6のY方向下端縁6aよりもY方向上方に位置し、シート基材42のY方向下端縁42aから離間して形成されている。このように形成されたおむつ1Aを着用すると、図3に示すように、着用時及び着用中に、ファスニングテープ4には、伸縮性ウエストパネル3による胴周り方向の収縮力が常に掛かるようになる。しかし、第2固定部7の下端縁7aが、第1固定部6の下端縁6aよりも上方に位置し、シート基材42の下端縁42aから離間しているので、図3に示すように、着用時及び着用中のファスニングテープ4を構成するシート基材42の下端縁42aには、伸縮性ウエストパネル3による胴周り方向の収縮力が掛かり難く、下端縁42aが延び難い。また、第1固定部6の下端縁6aにも前記胴周り方向の収縮力が掛かり難い。従って、シート基材42の下端縁42a及び第1固定部6の下端縁6aへの前記胴周り方向の収縮力が集中し難く、フックテープ41の下端縁41aがシート基材42の下端縁42aから剥がれ難く、着用者の肌を傷つけ難く、使用感が向上する。
第2実施形態の使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bの効果については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
第3実施形態の使い捨ておむつ1C(以下、「おむつ1C」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
第3実施形態の使い捨ておむつ1Cの効果については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
第4実施形態の使い捨ておむつ1D(以下、「おむつ1D」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
第4実施形態の使い捨ておむつ1Dの効果については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
また、上述の第1,第2,第3,第4実施形態の使い捨ておむつ1A,1B,1C,1Dにおいては、図2,図4,図5,図6に示すように、伸縮性ウエストパネル3が、平面状に拡げた状態において、長方形状であるが長方形状でなくてもよい。
実施例1では、上述した図1,図2に示す第1実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。吸収体を含む吸収性本体2には、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーを、図1に示すように、伸長させて拡げた状態で長方形状となるようにカットしたものを用いた。
伸縮性ウエストパネル3を構成する長方形状の2枚のシート31,32には、坪量13g/m2のSMS不織布を用いた。2枚のシート31,32は、X方向の長さが100mm、Y方向の長さが84mmであった。伸縮性ウエストパネル3を構成する複数本の糸状弾性体33には780デシテックスのスパンデックス弾性繊維を用いた。伸縮性ウエストパネル3は、2枚のシート31,32の間に、糸状弾性体33を200%の伸長倍率に伸長したものをY方向に7mmの間隔で配し、Y方向に連続な縞状(塗布部2mm、非塗布部4mm)に塗布されたホットメルト接着剤(坪量50g/m2)で固定して作製した。
ファスニングテープ4を構成する多数の係合突起を有する長方形状のフックテープ41は、X方向の長さが20mm、Y方向の長さが25mmであった。ファスニングテープ4を構成する長方形状のシート基材42には、坪量55g/m2のSMS不織布を用いた。シート基材42は、X方向の長さが50mm、Y方向の長さが35mmであった。ファスニングテープ4は、フックテープ41及びシート基材42を面状に塗布されたホットメルト接着剤(坪量20g/m2)で固定して作製した。尚、第1固定部6は、フックテープ41と同一形状の長方形状であった。
第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは63°であった。
実施例1の使い捨ておむつは、上述のようにファスニングテープ4を固定した伸縮性ウエストパネル3を、面状にホットメルト接着剤(坪量30g/m2)を塗布して吸収性本体2に固定して作製した。
実施例2では、上述した図4に示す伸縮性ウエストパネル3を有する第2実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例2の使い捨ておむつにおいては、間隔d1、なす角γを変更する以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例2の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は0mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは90°であった。
実施例3では、上述した図1,2に示す第1実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例3の使い捨ておむつにおいては、間隔d1、なす角γを変更する以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例3の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は10mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは45°であった。
実施例4では、上述した図5に示す伸縮性ウエストパネル3を有する第3実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例4の使い捨ておむつにおいては、フックテープ41の形状、シート基材42の形状、第1固定部6の形状、間隔d2及びなす角γ以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例4に用いるフックテープ41は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが36.5mm下底のY方向長さが38.5mmX方向の高さが20mmであった。実施例4に用いるシート基材42は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが35mm下底のY方向長さが40mmX方向の高さが50mmであった。尚、実施例4の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、実施例4に用いるフックテープ41と同一形状の台形状であった。
実施例4の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は14mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは70°であった。
尚、実施例4の使い捨ておむつにおける間隔d2は、第2固定部7の下端縁7aと第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点との間の距離である。
実施例5では、上述した図6に示す伸縮性ウエストパネル3を有する第4実施形態に示す構造の使い捨ておむつを作製した。実施例5の使い捨ておむつにおいては、フックテープ41の形状、シート基材42の形状、第1固定部6の形状、間隔d2及びなす角γ以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
実施例5に用いるフックテープ41は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが35.5mm下底のY方向長さが39.5mmX方向の高さが20mmであった。実施例5に用いるシート基材42は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが32.5mm下底の長さが42.5mmX方向の高さが50mmであった。尚、実施例5の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、実施例5に用いるフックテープ41と同一形状の台形状であった。
実施例5の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は14mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは70°であった。
尚、実施例5の使い捨ておむつにおける間隔d2は、第2固定部7の下端縁7aと第1固定部6の下端縁6aの中で最もY方向の最上方に位置する点との間の距離である。
比較例1では、図7に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例1の使い捨ておむつにおいては、第2固定部7の形状及び間隔d2以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例1の使い捨ておむつにおける第2固定部7は、シート基材42の上端縁42bと下端縁42aとの間に亘る長方形状であった。
比較例1の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は0mmであった。
比較例2では、図8に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例1の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6の形状、第2固定部7の形状、間隔d2及びなす角γ以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例2の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、第1固定部6の下端縁6aとシート基材42の下端縁42aとの間に間隔10mmを空けて長方形状に形成した。
比較例2の使い捨ておむつにおける第2固定部7は、シート基材42の上端縁42bと下端縁42aとの間に亘る長方形状であった。
比較例2の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は0mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは117°であった。
比較例3では、図9に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例3の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6の形状以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例3の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、第1固定部6の下端縁6aとシート基材42の下端縁42aとの間に間隔10mmを空けて長方形状に形成した。
比較例3の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。
比較例4では、図10に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例4の使い捨ておむつにおいては、フックテープ41の形状、シート基材42の形状、第1固定部6の形状、第2固定部7の形状及び間隔d2以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例4に用いるフックテープ41は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが32mm下底の長さが28mmX方向の高さが20mmであった。比較例4に用いるシート基材42は、台形状であり、X方向外方側の上底のY方向長さが35mm下底のY方向長さが25mmX方向の高さが50mmであった。尚、比較例4の使い捨ておむつにおける第1固定部6は、比較例4に用いるフックテープ41と同一形状の台形状であった。
比較例4の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は5mmであり、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は0mmであった。
比較例5では、図11に示す伸縮性ウエストパネル3を有する使い捨ておむつを作製した。比較例5の使い捨ておむつにおいては、間隔d1、なす角γを変更する以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製した。
比較例5の使い捨ておむつにおいては、第1固定部6と第2固定部7との間隔d1は−5mmであり、第1固定部6と第2固定部7とが重なっていた。また、比較例5の使い捨ておむつにおいては、第2固定部7の下端縁7aとシート基材42の下端縁42aとの間隔d2は10mmであった。第1固定部6の最下端点αと第2固定部7の最下端点βを結ぶ直線と中心線CWに平行な仮想直線とのなす角γは117°であった。
実施例1〜5、比較例1〜5の各使い捨ておむつについて、下記の方法により、フックテープ41とシート基材42との剥がれ易さを評価すると共に、フックテープ41の下端縁41aの反り返りを評価した。フックテープ41の下端縁41aの反り返りを評価した理由は、着用中にフックテープ41の下端縁41aが反り返ると、おむつの上に着用する服等に引っかかり、着用中にフックテープ41がターゲットシートから剥がれる起因となるからである。尚、剥がれ易さ及び反り返りのそれぞれについて、実施例1〜5、比較例1〜5の使い捨ておむつを評価した。これらの結果を下記表1に示す。
実施例1の使い捨ておむつを用いて説明する。先ず、実施例1の使い捨ておむつの腹側部を切り出してターゲットシートが上面となるように平面の実験台に固定する。一方でファスニングテープ4が固定された伸縮性ウエストパネル3を吸収性本体2との固定部に沿って切り出し、ファスニングテープ4のフックテープ41をターゲットシート上に係合させた後、伸縮性ウエストパネル3の吸収性本体2側がターゲットシート幅方向と直交するように保持しながら、ターゲットシートの幅方向に沿って、伸縮性ウエストパネル3が200%伸長になる状態まで引っ張り、固定する。その状態でフックテープ41のターゲットシートに対しての反り返り状態を観察した。また、伸縮性ウエストパネル3を伸長状態で5分間放置した後に、フックテープ41のフックテープ41とシート基材42との剥がれ状態を観察した。実施例2〜5、比較例1〜5の使い捨ておむつについても同様に観察した。
下記を基準に判定した。
×××:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから4mm以上。
××:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから2〜4mm。
×:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから1〜2mm。
○:フックテープの剥離が第1固定部6の下端縁41aに沿って点αから1mm以内。
<反り返りの評価>
下記を基準に判定した。
×:ターゲットシートに対してフックテープの浮きが認められる。
○:ターゲットシートに対してフックテープの浮きが認められない。
2 吸収性本体
2S Y方向の側部
2s1 側縁
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 サイドシート
25 立体ギャザー形成用の弾性部材
26 レッグギャザー形成用の弾性部材
3 伸縮性ウエストパネル
3s 外側縁
31,32 シート
33 糸状弾性体
4 ファスニングテープ
41 フックテープ
41s 内側縁
41a 下端縁、41b 上端縁
42 シート基材
42a 下端縁、42b 上端縁
6 第1固定部
6a 下端縁、6b 上端縁
6s 内側縁
7 第2固定部
7a 下端縁、7b 上端縁
7s 外側縁
Claims (4)
- 多数の係合突起を有するフックテープをシート基材上に固定したファスニングテープが、吸収体を含む長方形状の吸収性本体の背側部の両側縁それぞれから延出する伸縮性ウエストパネルに固定された使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープの重心が前記伸縮性ウエストパネルの重心よりも前記吸収性本体の長手方向上方に位置しており、
前記フックテープと前記シート基材とが固定された第1固定部と、前記ファスニングテープと前記伸縮性ウエストパネルとが固定された第2固定部とは重なっておらず、
前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向下端縁と前記シート基材における前記吸収性本体の長手方向下端縁とは一致しており、
前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向下端縁は、前記第1固定部の前記長手方向下端縁よりも前記吸収性本体の長手方向上方に位置しており、該第2固定部における前記シート基材の前記長手方向下端縁から離間し、
前記ファスニングテープと前記伸縮性ウエストパネルとは、前記第2固定部を介して固定されており、該第2固定部の前記長手方向下端縁と該ファスニングテープを構成する前記シート基材の前記長手方向下端縁との間では固定されていない使い捨ておむつ。 - 前記シート基材は、前記吸収性本体の幅方向に長い長方形状である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる内側縁と前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる外側縁とが一致し接している請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記第1固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる内側縁の最下端点及び前記第2固定部における前記吸収性本体の長手方向に延びる外側縁の最下端点を結ぶ直線と、前記吸収性本体の幅方向に延びる中心線に平行な仮想直線とのなす角が、30〜90°である請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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