JP5719317B2 - 導電膜用粘着剤組成物、積層体および該積層体を有するタッチパネル - Google Patents
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Description
また、近年はタッチパネルの表面を構成する表面支持体に、ディスプレイの額縁を印刷することが行われている。この額縁が印刷された表面支持体と、透明電極等とを接着するためにも粘着剤が使用されるが、特許文献1や2に開示されているポリマーでは、重量平均分子量が大きく、また特に特許文献2に開示されているポリマーは分子量分布が狭いために、印刷部分の段差に粘着剤が充分に追従せず、空隙が出来てしまい、これが発泡の原因となる。
(B)イソシアネート系架橋剤とを含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100重量部中に、
(a-1)アルコキシアルキル(メタ)アクリレートが50〜99.8重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-2)水酸基を有するモノマーが0.1〜10重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-3)窒素含有モノマーが0.1〜5重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-4)アルキル(メタ)アクリレートが0〜49.8重量部の範囲内の量で共重合され、
該(A)(メタ)アクル系モノマーに(B)イソシアネート化合物による架橋構造が密に形成されていることを特徴としている。
この本発明の導電膜用粘着剤組成物は、ガラス基板の表面にITO電極層等を貼着するための導電膜用粘着剤組成物であることが好ましい。
前記粘着剤層は、
(A)酸性基以外の官能基を有する重量平均分子量が5万〜15万である(メタ)アクリル系ポリマーと、
(B)イソシアネート系架橋剤とを含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100重量部中に、
(a-1)アルコキシアルキル(メタ)アクリレートが50〜99.8重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-2)水酸基を有するモノマーが0.1〜10重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-3)窒素含有モノマーが0.1〜5重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-4)アルキル(メタ)アクリレートが0〜49.8重量部の範囲内の量で共重合され、
該(A)(メタ)アクル系モノマーに(B)イソシアネート化合物による架橋構造が密に形成されていることを特徴としている。
本発明の積層体においては、通常は基材がガラス基材であり、該ガラス基材の厚さが25〜2000μmの範囲内にあり、かつ導電層がITO電極である。
この積層体は、静電容量方式のタッチパネル用の積層体として好適に使用することができる。
前記積層体が、上述のいずれかの積層体であることを特徴としている。
本発明のタッチパネルには、通常は、積層体の前記表面支持体の前記粘着剤層と対面する面の縁部に額縁印刷がなされており、この額縁印刷の厚さは、通常は10〜50μmの範囲内にある。
本発明のタッチパネルにおいて表面支持体の厚さは、通常は25〜2000μmの範囲内にある。
〔基材〕
前記基材は、一般にタッチパネルの最表面を構成する表面支持体などとして機能するものであり、そのような表面支持体としての機能、すなわち、一定の強度、透明性を有していれば特に制限されない。
本発明における基材は、単層構成の層であってもよく、複数の層が積層されて各層の特性をまとめた複層構成の層であってもよい。
本発明の積層体における粘着剤層は、上述の通り特定の(メタ)アクリル系ポリマー(A)とイソシアネート架橋剤(B)とを含み、必要に応じて(メタ)アクリル系低分子量体およびその他の成分を含んでもよい。以下、各成分について説明する。
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)は、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート及び/又はアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート(a-1)と、水酸基を有するモノマー(a-2)と、窒素含有モノマー(a-3)と、
アルキル(メタ)アクリレート(a-4)とを共重合させて得られる共重合体である。以下、各構成モノマーについて説明する。
前記アルコキシアルキル(メタ)アクリレートおよびアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート(a-1)は、エステル構造のアルコール由来部分として、アルコキシアルキル基及び/又はアルコキシアルキレングリコール基を有する(メタ)アクリレートであれば、特に限定されない。前記アルコキシアルキル基、アルコキシアルキレングリコール基は親水性に優れているため、本発明の積層体において、仮に粘着剤層中に水が浸入した場合であっても、それを分散させ、かつ前記親水性や水素結合といった作用により水を保持し、水が粘着剤層中で析出して白化するのを有効に抑制することができる。
本発明においてアルコキシアルキル(メタ)アクリレートおよびアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート(a-1)は、1種単独でも2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の積層体を構成する粘着剤層に使用される(メタ)アクリル系ポリマー(A)には、水酸基を有するモノマー(a-2)が共重合されている。
本発明で使用する(メタ)アクリル系ポリマー(A)100重量%中において、モノマー(a-2)は0.1〜10重量%、好ましくは0.8〜9重量%、さらに好ましくは1.2〜6重量%の範囲内の量で共重合されている。
((a-3)窒素含有モノマー)
本発明の導電膜用粘着剤組成物を構成する粘着剤には、上記のアクリル系ポリマー(A)中に窒素含有モノマーが共重合している。
(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有モノマー、
ビニルピロリドン、アクリロイルモルホリン、ビニルカプロラクタム等の窒素系複素環含有モノマー、
シアノ(メタ)アクリレート等のシアノ基含有モノマー、
マレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、プロピルマレイミド、ブチルマレイミド、ヘキシルマレイミド、オクチルマレイミド、ドデシルマレイミド、ステアリルマレイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド系モノマー等のマレイミド基含有モノマーを挙げることができる。
この窒素含有モノマーは、架橋剤であるポリイソシアネート化合物(B)と水酸基を有するモノマー(a-2)との架橋構造形成を促進し、さらに、(メタ)アクリル系ポリマー(A)中の水酸基と水素結合による擬架橋構造を形成する成分であり、この窒素含有モノマーが上記規定する範囲より少ないと、架橋構造の形成が不充分になり、硬質の粘着剤層を形成することができなくなり、粘着剤層の耐水性が低下し、白化などが発生し易くなる。また、上記範囲を逸脱して多量に窒素含入モノマーを使用すると、粘着剤が硬質になりすぎて、額縁印刷部における形態追従性が低下して耐久性が不充分となる虞がある。
本発明の導電膜用粘着剤組成物を構成する粘着剤には、さらに(a-4)アルキル(メタ)アクリレートが0〜49.8重量部の範囲内の量、好ましくは0〜44.1重量部の範囲内の量で共重合していてもよい。即ち、本発明の導電性膜のような粘着剤組成物には、以下に記載するような(メタ)アクリル酸エステルが共重合していなくともよいし、共重合していてもよい。ただし、これらの単量体を共重合させる量が上記上限を超えて共重合させると、本発明の(A)成分の特性が損なわれて本発明によって奏される作用効果を示さなくなる。
さらに、本発明で使用する(メタ)アクリル系ポリマー(A)には、本発明の粘着剤の特性を損なわない範囲内で、他の重合性化合物が共重合していてもよい。このような他の重合性化合物の例としては、酢酸ビニル;スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、へキシルスチレン、ヘプチルスチレンおよびオクチルスチレンなどのアルキルスチレン、フロロスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、ヨウ化スチレン、ニトロスチレン、アセチルスチレンおよびメトキシスチレン等のスチレン系単量体;グリシジル(メタ)アクリレート等を本発明の作用効果を損なわない範囲で使用することができる。上述した他のモノマーは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて使用することができるが、許容される共重合量は極僅かである。
本発明で使用する(メタ)アクリル系ポリマー(A)は、以上説明したモノマーを上記割合で共重合することにより得られるが、酸性基を有するモノマーを使用することがないので、得られる共重合体は酸性基を実質的に有していない。ここで酸性基を実質的に有していないとは、共重合に際して作為的に酸性基を有するモノマーを配合しないことを意味し、得られるポリマーの酸価で表すと通常は0.5mgKOH/g以下である。
上記の(メタ)アクリル系ポリマー(A)は、公知の方法により製造することができるが、溶液重合により製造することが好ましい。溶液重合においては、重合溶媒として、例えば酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエン、アセトンなどを使用することができる。
本発明の積層体における粘着剤層は、さらにイソシアネート系架橋剤(B)を含有している。当該架橋剤(B)が(メタ)アクリル系ポリマー(A)中の、上記モノマー(a-2)に由来する架橋性官能基と架橋反応を起こして三次元架橋構造を形成し、粘着剤層に高い凝集力が付与される。イソシアネート系架橋剤以外の、例えば金属キレート系架橋剤では、高温環境下での耐久性が不充分であり発泡を抑えることができない虞がある。
前記イソシアネート系架橋剤(B)を配合することにより、本発明の積層体における粘着剤層の凝集力が向上し、貼り付け時に僅かに気泡を巻き込んでも、この気泡の膨張を抑えることができ、優れた耐熱発泡性が発揮される。
本発明の積層体における粘着剤層は、基材及び被着体への馴染み性の向上及び(メタ)アクリル系ポリマー(A)との相互作用による凝集力の向上の観点から、窒素含有(メタ)アクリル系モノマーを含むモノマーを重合してなる、酸性基を実質的に有さない(メタ)アクリル系低分子量体を含有しても良い。「酸性基を実質的に有さない」の意義は、(メタ)アクリル系ポリマー(A)におけるのと同様である。
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチルプロピル(メタ)アクリレート、3-クロロ-2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロシキブチル(メタ)アクリレート、6-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレートおよび8-ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。
これらの中でも、重合性、(メタ)アクリル系ポリマー(A)との相溶性の観点から、アルキル(メタ)アクリレートを80〜99重量%の割合で用いることが好ましい。
<その他の成分>
本発明の積層体における粘着剤層には、本発明の積層体における粘着剤層の効果を損なわない範囲で、さらに酸化防止剤、金属腐食防止剤、光安定剤、粘着賦与剤、可塑剤、帯電防止剤、架橋促進剤、リワーク剤などを配合することもできる。
これらのその他の成分の配合量は、本発明の効果を損なわない範囲で適宜調整される。
本発明の積層体における導電層は、金属あるいは金属酸化物からなる単層の構造であってもよいし、当該層に更に電極支持体等が積層した複層構造であってもよい。複層構造の場合には、本発明の積層体における粘着剤層は、電極支持体と接する。
導電層は好ましくは、静電容量方式のタッチパネルにおいて主流の、金属あるいは金属酸化物からなる単層構造である。
本発明の積層体は、以上説明した基材と、粘着剤層と、導電層とがこの順に積層されてなる。
(1)基材上に粘着剤層を形成する粘着剤組成物を塗布して粘着剤層を形成し、さらにその粘着剤層上に導電層を形成する方法、
(2)導電層上に粘着剤層を形成する粘着剤組成物を塗布して粘着剤層を形成し、さらにその粘着剤層上に基材を積層する方法、
(3)予め剥離ライナー上に粘着剤層を形成しておき、これ(粘着剤層)を基材上に転写し、剥離ライナーを剥離し、さらに転写された粘着剤層を、粘着剤層が導電層に接するようにして、基材とともに導電層に貼着する方法、
(4)予め剥離ライナー上に粘着剤層を形成しておき、これ(粘着剤層)を導電層上に転写し、剥離ライナーを剥離し、さらに転写された粘着剤層を、粘着剤層が基材に接するようにして、導電層とともに基材に貼着する方法が挙げられる。
23℃で7日間熟成後の粘着剤層サンプル約0.1gをサンプル瓶に採取し、酢酸エチル30ccを加えて4時間振盪した後、このサンプル瓶の内容物を200メッシュのステンレス製金網で濾過し、金網上の残留物を100℃で2時間乾燥して乾燥重量を測定し、次式により求める。
本発明のタッチパネルは、表面支持体と、粘着剤層と、導電層とがこの順に積層された積層体を含むタッチパネルユニットと、該タッチパネルユニット上に積層されたフラットパネルディスプレイとからなるタッチパネルであって、前記積層体が、本発明の積層体であることを特徴としている。すなわち、本発明の積層体における基材は、本発明のタッチパネルにおける表面支持体として機能する。
図1に抵抗膜方式タッチパネルユニット10-1の例を示す。図1に示されるように、抵抗膜方式のタッチパネルユニット10-1は、貼り合わせ剤30によって間隙34が形成されるように上部積層体11-1と下部積層体13-1とが離間して結合してなり、間隙34内には有効にスペースを確保するためにスペーサー32が配置されている。
また、下部積層体13-1には、同様に間隙34に面して金属あるいは金属酸化物からなる透明導電膜27-2が形成されており、この透明導電膜27-2は、ITO(インジウムティンオキサイド)、ATO(アンチモンティンオキサイド)、酸化錫などの透明性を有する導電材料で形成されており、通常は図1に示すようにポリエチレンテレフタレート(PET)あるいはガラスからなる下部電極支持体25-2の表面に形成されている。
なお、上記透明導電膜27-1および27-2は、回路パターンとして形成されており、表面支持体21-1の上から指などで圧力を加えることにより、圧力が加わった部分の間隙34が消滅して透明導電膜27-1および27-2が接触して通電し、加圧部分を検知するように形成されている。
他方、静電容量方式のタッチパネルユニット10-2は、図2に示すように、一般にはガラス、ポリカーボネートなどの透明性の高い部材からなる中央支持体60を挟んで上部積層体15-1と下部積層体15-2とが対向配置された構造を有していることが多い。
上記静電容量方式のタッチパネルユニット10-2において、上部表面支持体51-1の厚さは通常は25〜2000μm、上部透明導電膜57-1の厚さは通常は10〜100nmであり、両者を接着する粘着剤層53-1の厚さは上述のように10〜1000μmである。また下部積層体15-2において、下部透明導電膜57-2の厚さは通常は10〜100nmであり、最深部の表面支持体51-2の厚さは通常は25〜2000μmであり、両者を接着する粘着剤層53-2の厚さは上述のように10〜1000μmである。また、上記上部積層体15-1と下部積層体15-2との間にある中央支持体60の厚さは、通常は25〜2000μmの範囲内にある。
上記のようなタッチパネルユニットには、例えば図2にAで示す上部表面支持体51-1の縁部の、表面支持体51-1の粘着剤層53-1と接触する面に額縁印刷が施される。この額縁印刷部分を図3に拡大して示す。図3において額縁印刷部分は付番62で示されている。この額縁印刷部分62の厚さ(t0)は通常10〜50μmであり、その断面はほぼ矩形に形成されている。粘着剤層53-1は、上述したように予め剥離ライナー上に形成された粘着剤層を導電層上に転写し、剥離ライナーを剥離して露出した粘着剤層の面に基材(表面支持体51-1)を貼着することなどにより形成されるので、粘着剤層が硬質で形態追従性に乏しいと、図4(イ)に示すように額縁印刷部分62の端部であって表面支持体51-1との間に、粘着剤層53-1が表面支持体51-1および額縁印刷部分62の縁部のいずれにも接触していない空隙64が形成されてしまう。この部分は本来は図4(ロ)に示すように、空隙64を形成せずに表面支持体51-1および額縁印刷部分62の縁部に粘着剤層53-1が密着しなければならない。
以下に示す方法により、粘着剤の重量平均分子量、ゲル分率、不揮発分、湿熱白化性、耐熱発泡性、ITO腐食性、塗工性、作業性、段差追従性、接着強度を測定した。
<分子量>
分子量はゲルパーミエ-ションクロマトグラフィー(GPC)を用いて下記の条件で標準ポリスチレン換算による重量平均分子量を求めた。
GPCの測定条件
測定装置HCL-8120GPC(東ソー(株)製)
GPCカラム構成、以下に記載する五連のカラム(全て東ソー(株)製)を用いた。
(1)TSK-DEL HXL-H〔ガードカラム〕
(2)TSK-DEL G7000HXL
(3)TSK-DEL GMHXL
(4)TSK-DEL GMHXL
(5)TSK-DEL G2500HXL
サンプル濃度1.0mg/cm3となるようにテトラヒドロフランで希釈
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1.0mg/cm3
カラム温度:40℃
<ゲル分率>
23℃で7日間熟成後、粘着剤約0.1gをサンプル瓶に採取し、酢酸エチル30ccを加えて4時間振盪させた後、このサンプル瓶の内容物を200メッシュのステンレス製金網で濾過し、金網上の残留物を100℃で2時間乾燥させて乾燥重量を測定し、次式によりゲル分率を求めた。
ゲル分率(%)=(乾燥重量/粘着剤採取重量)×100
<白化(ヘイズ)>
得られた粘着シートの片面の剥離シートを剥がして厚み38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに貼り合わせて、50mm×50mmのサイズに裁断した。
作成した試験片の耐久試験前のヘイズを測定した後、60℃90%RH環境下、および、85℃、85%RH環境下にそれぞれ静置した。24時間試験片を取り出し、常温下で1時間放置した後ヘイズを測定し、耐久試験前のヘイズ値との差を求めた。
<発泡>
得られた粘着シートの片面の剥離シートを剥がし、ITOを蒸着した厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに貼り合わせて試験片を作成した。
作成した試験片の試験前のヘイズを、上述の方法に従って測定した後、60℃、90%RH、85℃ドライ環境下に放置した後、85℃85%の環境下にそれぞれ放置した。500時間後試験片を取り出し、常温で1時間静置下後、目視で発泡の有無を確認した。
<段差追従性>
得られた粘着シート(粘着剤厚さ50μm)の片面の剥離処理されたPETフィルムを剥がし、25μm厚のPETフィルムを貼り合わせ50mm×50mmに裁断して試験片を作成した。
<塗工性>
得られた粘着剤組成物を、乾燥後の厚さが250μmになるようにポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗工した。塗工後、塗膜の外観を目視で観察した。
○・・塗膜表面が平滑で外観異常がない。
×・・塗膜表面にスジ、気泡などの外観異常が見られる。
〔実施例1〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(1)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例2〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシジエチレングリコールアクリレート(ECA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(2)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例3〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)50重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
〔実施例4〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、n-ビニルピロリドン(n-VP)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(4)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例5〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクロイルモルホリン(ACMO)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(5)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例6〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)91重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、アクロイルモルホリン(ACMO)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(6)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例7〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)37.5重量部、アクリルアミド(AM)0.5重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(7)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例8〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)34重量部、アクリルアミド(AM)4重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(8)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例9〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)43重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、4-ヒドロキシブチルアクリレート(4-HBA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(9)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例10〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)41重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)2重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(10)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例11〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)33重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)10重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(11)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例12〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら81℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(12)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔実施例13〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら82℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(13)に表1に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)31重量部、ブチルアクリレート(BA)60重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(14)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例2〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)31重量部、ブチルアクリレート(BA)31重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(14)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例3〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、ブチルアクリレート(BA)91重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら82℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(16)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例4〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、2-エチルヘキシルアクリレート(2-EHA)91重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(17)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例5〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)38重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(18)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例6〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)32重量部、アクリルアミド(AM)6重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(19)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例7〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)32重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部および酢酸エチル(EtAc)100重量部、メチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら89℃に昇温した。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)を加えて固形分35%、平均分子量35万のアクリル系ポリマー(20)を得た。
〔比較例8〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)32重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、アクリル酸(AA)1重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら89℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(21)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
〔比較例9〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)65重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部および酢酸エチル(EtAc)100重量部、メチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら89℃に昇温した。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)を加えて固形分65%、平均分子量9万のアクリル系ポリマー(22)を得た。
〔比較例10〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)55重量部、ブチルアクリレート(BA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)45重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
得られたアクリル系ポリマー(23)に表2に示すようにイソシアネート系硬化剤(タケネートD-110N、三井化学(株)製)を加えて混合し、剥離処理を施したPETフィルムの表面に乾燥厚さ250μmになるように塗布し、さらにこの塗布面に別の剥離性PETフィルムを配置して7日間養生した。
10-2・・・静電容量方式のタッチパネルユニット
11-1・・・上部積層体
13-1・・・下部積層体
15-1・・・上部積層体
15-2・・・下部積層体
21-1・・・表面支持体
21-2・・・深部の表面支持体
23-1・・・粘着剤層
23-2・・・粘着剤層
25-1・・・上部電極支持体
25-2・・・下部電極支持体
27-1・・・透明導電膜
27-2・・・透明導電膜
30・・・貼り合わせ剤
32・・・スペーサー
34・・・間隙
51-1・・・表面支持体
51-2・・・表面支持体
53-1・・・粘着剤層
53-2・・・粘着剤層
57-1・・・透明導電膜
57-2・・・透明導電膜
60・・・中央支持体
62・・・額縁印刷部分
64・・・空隙
66・・・気泡
68・・・泡
Claims (18)
- (A)酸性基以外の官能基を有する重量平均分子量が5万〜15万である(メタ)アクリ
ル系ポリマーと、
(B)イソシアネート系架橋剤とを含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100重量部中に、
(a-1)アルコキシアルキル(メタ)アクリレート及び/又はアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレートが50〜99.8重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-2)水酸基を有するモノマーが0.1〜10重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-3)窒素含有モノマーが0.1〜5重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-4)アルキル(メタ)アクリレートが0〜49.8重量部の範囲内の量で共重合され、
該(A)(メタ)アクル系ポリマーに(B)イソシアネート系架橋剤による架橋構造が形成される際に、ゲル分率が50〜80%となることを特徴とする導電膜用粘着剤組成物。 - 上記導電膜用粘着剤組成物が有機溶媒中に(A)(メタ)アクリル系ポリマーと(B)イソシアネート系架橋剤とが分散若しくは溶解されてなる塗布液を形成してなり、該塗布液中における固形分含量が40〜80重量%の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項記載の導電膜用粘着剤組成物。
- 上記導電膜用粘着剤組成物のゲル分率が、60〜70重量%の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項記載の導電膜用粘着剤組成物。
- 上記導電膜用粘着剤組成物が厚さ25〜2000μmのガラス基板の表面にITO電極を貼着するための導電膜用粘着剤組成物であることを特徴とする請求項第1項記載の導電膜用粘着剤組成物。
- 上記ガラス基板の表面にITO電極を貼着する際の導電膜用粘着剤組成物によって形成される粘着剤層の乾燥厚さが10〜1000μmの範囲内になるように塗布することを特徴とする請求項第4項記載の導電膜用粘着剤組成物。
- 基材と、粘着剤層と、導電層とがこの順に積層された積層体であって、
前記粘着剤層は、
(A)酸性基以外の官能基を有する重量平均分子量が5万〜15万である(メタ)アクリル系ポリマーと、
(B)イソシアネート系架橋剤とを含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100重量部中に、
(a-1)アルコキシアルキル(メタ)アクリレート及び/又はアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレートが50〜99.8重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-2)水酸基を有するモノマーが0.1〜10重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-3)窒素含有モノマーが0.1〜5重量部の範囲内の量で共重合され、
(a-4)アルキル(メタ)アクリレートが0〜49.8重量部の範囲内の量で共重合され、
前記粘着剤層は、該(A)(メタ)アクル系ポリマーに(B)イソシアネート系架橋剤による架橋構造が形成され、ゲル分率が50〜80%であることを特徴とする積層体。 - 上記粘着剤層のゲル分率が、60〜70重量%の範囲内にあることを特徴とする請求項第6項記載の積層体。
- 上記基材がガラス基材であり、該ガラス基材の厚さが25〜2000μmの範囲内にあり、かつ導電層がITO電極であることを特徴とする請求項第6項記載の積層体。
- 上記粘着剤層の乾燥厚さが10〜1000μmの範囲内にあることを特徴とする請求項第6項記載の積層体。
- 上記積層体が、静電容量方式のタッチパネル用の積層体であることを特徴とする請求項第6項記載の積層体。
- 上記アルコキシアルキル(メタ)アクリレート及び/又はアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート(a-1)が、メトキシエチルアクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレートより選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項第6項記載の積層体。
- 表面支持体と、粘着剤層と、導電層とがこの順に積層された積層体を含むタッチパネルユニットと、該タッチパネルユニット上に積層されたフラットパネルディスプレイとからなるタッチパネルにおいて、
前記積層体が、請求項第6項〜第11項のいずれかの項記載の積層体であることを特徴とするタッチパネル。 - 上記タッチパネルが、静電容量方式のタッチパネルであることを特徴とする請求項第12項に記載のタッチパネル。
- 前記積層体において、前記表面支持体の前記粘着剤層と対面する面の縁部に額縁印刷がなされていることを特徴とする請求項第12項記載のタッチパネル。
- 前記額縁印刷の厚さが、10〜50μmの範囲内にあることを特徴とする請求項第14項に記載のタッチパネル。
- 前記導電層が、金属酸化物としてITOを用いた回路パターンであり、該回路パターンに前記粘着剤層が直接接触していることを特徴とする請求項第12項〜第15項のいずれかに記載のタッチパネル。
- 前記表面支持体の厚さが25〜2000μmの範囲内にあることを特徴とする請求項第12項〜第16項のいずれかに記載のタッチパネル。
- 前記導電層が回路パターンを形成しており、該回路パターンの厚さが10〜100nmの範囲内にあることを特徴とする請求項第12項記載のタッチパネル。
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