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JP5644347B2 - 電力制御装置、画像形成装置、及び電力制御プログラム - Google Patents

電力制御装置、画像形成装置、及び電力制御プログラム Download PDF

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JP5644347B2 JP2010226768A JP2010226768A JP5644347B2 JP 5644347 B2 JP5644347 B2 JP 5644347B2 JP 2010226768 A JP2010226768 A JP 2010226768A JP 2010226768 A JP2010226768 A JP 2010226768A JP 5644347 B2 JP5644347 B2 JP 5644347B2
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Description

本発明は、電力制御装置、画像形成装置、及び電力制御プログラムに関する。
従来から、複写機などの画像形成装置は、商用電源(AC電源)から定着ヒータへ給電し、定着ヒータが備えられた定着部の温度を監視する。そして画像形成装置は、監視した定着部の温度に応じて定着ヒータの単位時間当たりの通電時間と無通電時間とのデューティ(Duty)を制御することで定着ヒータへの給電を制御し、定着部の温度制御を行っている。
ところで、商用電源の電源電圧がユーザ先(画像形成装置を使用する地域)毎に異なるにも関わらず同一条件で定着部の温度制御を行うと、商用電源からの入力電圧が画像形成装置の定格電圧以上となる場合も考えられる。この場合には、定着ヒータで必要以上の電力が消費されることになる。
このため、例えば特許文献1には、商用電源からの入力電圧を検知し、検知した入力電圧に応じて、定着ヒータの単位時間当たりの通電時間と無通電時間とのデューティを制御することで、定着ヒータの消費電力を制御する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来技術では、商用電源にノイズが入った場合に、商用電源からの入力電圧を誤検知してしまい、適切な電力制御を行えない可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、商用電源にノイズが入った場合であっても、適切な電力制御を行うことができる電力制御装置、画像形成装置、及び電力制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる電力制御装置は、AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付手段と、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段と、前記受付手段により前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換手段と、前記変換手段による変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を識別値として確定する確定手段と、確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる画像形成装置は、上記電力制御装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる電力制御プログラムは、受付手段が、AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付ステップと、変換手段が、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段に記憶された前記電力制御テーブルを参照して、前記受付ステップにより前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換ステップと、確定手段が、前記電力制御テーブルを参照して、前記変換ステップによる変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を識別値として確定する確定ステップと、電力制御手段が、確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、商用電源にノイズが入った場合であっても、適切な電力制御を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の複写機に適用された電力制御装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態のAC入力電圧検知部の構成例を示す回路図である。 図3は、第1実施形態のA/D変換テーブル例を示す図である。 図4は、AC入力電圧とアナログ信号の電圧値との対応関係の例を示すグラフである。 図5は、第1実施形態のCPUの機能構成例を示すブロック図である。 図6は、電力制御テーブル例を示す図である。 図7は、第1実施形態の複写機の立ち上がり後のAC入力電圧検知部の状態と定着部の電力制御の関係との例を説明する説明図である。 図8は、第1実施形態の電力制御装置による電力制御例を示すフローチャートである。 図9は、第1実施形態のAC電源電圧確定処理例を示すフローチャートである。 図10は、第1実施形態の変形例のAC電源電圧確定処理例を示すフローチャートである。 図11は、第2実施形態のCPUの機能構成例を示すブロック図である。 図12は、第2実施形態のAC電源電圧確定処理例を示すフローチャートである。 図13は、第2実施形態の変形例のAC電源電圧確定処理例を示すフローチャートである。 図14は、第3実施形態のCPUの機能構成例を示すブロック図である。 図15は、第3実施形態の複写機の立ち上がり後のAC入力電圧検知部の状態と定着部の電力制御の関係との例を説明する説明図である。 図16は、第3実施形態の電力制御装置による電力制御例を示すフローチャートである。 図17は、第4実施形態のCPUの機能構成例を示すブロック図である。 図18は、第4実施形態の電力制御装置による電力制御例を示すフローチャートである。 図19は、第5実施形態のCPUの機能構成例を示すブロック図である。 図20は、第5実施形態の電力制御装置による電力制御例を示すフローチャートである。 図21は、第6実施形態のAC電源電圧確定処理例を示すフローチャートである。 図22は、第6実施形態の変形例のAC電源電圧の検知タイミング例の説明図である。 図23は、第6実施形態の変形例のAC電源電圧の検知タイミング例の説明図である。 図24は、第7実施形態の電力制御装置の一部の構成例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる電力制御装置、画像形成装置、及び電力制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では、画像形成装置の一例である複写機に電力制御装置を適用して定着制御を行う場合を例にとり説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態の複写機に適用された電力制御装置の構成について説明する。
図1は、第1実施形態の複写機1に適用された電力制御装置10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、電力制御装置10は、AC入力電圧検知部20と、エンジン制御部30と、定着部80と、DC電源90とを、備える。
AC入力電圧検知部20は、AC電源5からのAC入力電圧を検知する。なお、「AC入力電圧」とは、AC電源5の瞬間の電圧である瞬時値を意味する。定着部80は、AC電源5からの給電を受け、スキャナなどの読取装置(図示省略)により読み取られ、感光体ドラム(図示省略)上に書き込まれた画像データを転写紙などの記録媒体に定着させるものである。定着部80は、定着ヒータ駆動部82と定着ヒータ84とを備える。DC電源90は、AC電源5からのAC電源をDC電源に変換して、エンジン制御部30に供給する。エンジン制御部30は、AC入力電圧検知部20により検知されたAC入力電圧を用いて、AC電源5から定着部80への給電を制御し、定着部80の定着制御を行う。エンジン制御部30は、IO制御部40と、CPU(Central Processing Unit)50と、RAM(Random Access Memory)60と、ROM(Read Only Memory)70とを、備える。
図2は、第1実施形態のAC入力電圧検知部20の構成の一例を示す回路図である。図2に示すように、AC入力電圧検知部20は、トランス21、ブリッジダイオード22、平滑コンデンサ23、可変抵抗26を含む分圧抵抗24、及びオペアンプ25などを備える。
所定の巻数比のトランス21は、AC電源5からのAC電源が入力されると、アナログ信号電圧とAC電源とを絶縁し、アナログ信号電圧を内部回路で使用するのに都合の良い電圧レベルまで降圧する。ブリッジダイオード22は、トランス21の2次側の出力電圧を全波整流する。平滑コンデンサ23は、全波整流された電圧を平滑する。分圧抵抗24は、平滑された電圧を分圧する。インピーダンス変換回路の一例であるオペアンプ25は、平滑コンデンサ23により平滑された電圧、又は分圧抵抗24により分圧された電圧を入力し、アナログ信号の電圧値としてエンジン制御部30のIO制御部40に出力する。
このように、AC入力電圧検知部20は、AC電源5からのAC入力電圧をアナログ信号の電圧値として検知し、IO制御部40に出力する。なお、アナログ信号の電圧値は、AC電源5からのAC入力電圧と一定の比例関係又は相関関係がある様に可変抵抗26で調整される。例えば、第1実施形態では、AC電源5からのAC入力電圧がAC230Vである場合、アナログ信号の電圧値がDC1.8Vになるように可変抵抗26で調整される。
図1に戻り、IO制御部40は、エンジン制御部30とAC入力電圧検知部20及び定着部80とを接続するものであり、A/D変換部42と、定着制御部44とを、備える。
A/D変換部42は、AC入力電圧検知部20から入力されたアナログ信号の電圧値をデジタルの電圧値にA/D変換する。例えば、A/D変換部42は、アナログ信号の電圧値とデジタルの電圧値とを対応付けたA/D変換テーブルを保持し、このA/D変換テーブルを参照して、アナログ信号の電圧値をデジタルの電圧値に変換する。また例えば、A/D変換部42は、アナログ信号の電圧値をデジタルの電圧値へ変換する変換式を保持し、この変換式を用いてアナログ信号の電圧値をデジタルの電圧値に変換するようにしてもよい。
図3は、A/D変換テーブルの一例を示す図である。図3に示す例では、A/D変換テーブルは、デジタルの電圧値と、アナログ信号の電圧値と、AC入力電圧とを、対応付けている。なお、AC入力電圧からアナログ信号の電圧値への変換は、複写機(電力制御装置)に搭載されるAC入力電圧検知部毎に若干の誤差が生じる。このため第1実施形態では、図4に示すように、AC入力電圧を変化させたときのアナログ信号の電圧値を複数台の試作品(試作品a〜d)で測定し、測定した値を平均化して、AC入力電圧と対応づけることにより、図3に示すA/D変換テーブルを作成している。また、図3に示すA/D変換テーブルでは、デジタルの電圧値は、10bitのデータで表されており(以下、デジタルの電圧値は、10進数で説明する)、アナログ信号の電圧値0.00323Vがデジタルの電圧値1に相当する。
従って、AC電源5からのAC入力電圧が230Vである場合、A/D変換部42は、図3に示すA/D変換テーブルを参照して、AC入力電圧検知部20から入力されたアナログ信号の電圧値1.8Vをデジタルの電圧値557に変換する。
なお、定着制御部44の詳細については、後述する。
CPU50は、RAM60をワーク領域として電力制御装置10の全体を制御するものであり、第1実施形態では、図5に示すように、受付部51、変換部52、確定部53、電力制御部54、及び取得部55として機能する。
なお、電力制御装置10で実行される電力制御プログラムは、ROM70等に予め組み込まれて提供される。また、電力制御装置10で実行される電力制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、電力制御装置10で実行される電力制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、電力制御装置10で実行される電力制御プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
電力制御装置10で実行される電力制御プログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU50がROM70から電力制御プログラムをRAM60上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
受付部51は、AC電源5からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける。具体的には、受付部51は、AC電源5からのAC入力電圧を示す電圧値として、AC入力電圧のデジタルの電圧値をA/D変換部42から逐次受け付ける。なお、受付部51は、受け付けたデジタルの電圧値を特許文献1に記載された方法などで補正するようにしてもよい。これにより、様々な誤差を削減することができる。
ROM70は、CPU50により実行されるプログラムやデータを記憶する読み出し専用のメモリであり、第1実施形態では、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎にAC電源電圧に応じた電力制御パラメータを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶部としても機能する。なお、「AC電源電圧」とは、AC電源5の電圧の実行値を意味する。また、電力制御テーブル記憶部は、ROM以外にも、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスクなどの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な既存の記憶装置により実現してもよい。また、ROM70に記憶された電力制御テーブルをRAM60に展開することによりRAM60を電力制御テーブル記憶部として機能させてもよい。
図6は、電力制御テーブルの一例を示す図である。図6に示す例では、電力制御テーブルは、AC入力電圧のグループと、アナログ信号の電圧値のグループと、デジタルの電圧値のグループと、AC電源電圧の識別値と、電力制御パラメータとを、対応付けている。なお、AC電源電圧は国毎に異なっており、図6に示す例では、208Vは北米のAC電源電圧を示し、220Vは中国のAC電源電圧を示し、230VはドイツのAC電源電圧を示し、240VはイギリスのAC電源電圧を示している。また、図6に示す例では、230Vによる電力制御をデフォルト値(例えば、2400W)としており、他のAC電源電圧の場合には、デフォルト値を基準として電力量を変更して電力制御を行う。
図5に戻り、変換部52は、受付部51により電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた電圧値を対応付けられた識別値に変換する。具体的には、変換部52は、受付部51によりデジタルの電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられたデジタルの電圧値を電力制御テーブルで対応付けられたAC電源電圧の識別値に変換する。
確定部53は、受付部51により電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた電圧値が複数のグループのうちいずれのグループに含まれるかを判定し、該判定の結果を用いて、受付部51により逐次受け付けられた複数の電圧値のうち所定数の電圧値が含まれるグループを複数のグループの中から確定する。具体的には、確定部53は、変換部52により変換が行われる毎に、現在のAC電源電圧の識別値と前回のAC電源電圧の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、識別値を確定する。つまり、確定部53は、図6に示す例の場合、AC電源5のAC電源電圧が208V、220V、230V、240Vのいずれであるかを確定する。
また確定部53は、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を確定する。具体的には、確定部53は、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、最小電流となる電圧を示す識別値を確定する。
電力制御部54は、確定部53により確定されたグループに対応付けられた電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる。具体的には、電力制御部54は、確定部53により確定された現在のAC電源電圧の識別値に対応付けられた電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる。
取得部55は、出荷地域に応じたAC電源電圧である国別AC電源電圧の識別値を取得する。
図1に戻り、定着制御部44は、電力制御部54の指示を受け、定着ヒータ駆動部82に電力の供給を制御させる。
定着ヒータ駆動部82は、定着ヒータ84をON/OFFし、定着ヒータ84への電力の供給を制御するものであり、回路などにより実現される。
定着ヒータ84は、定着ローラ(図示省略)を加熱及び加圧するヒータである。
なお、電力制御装置10は、上述した各部の全てを必須の構成とする必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
次に、第1実施形態の電力制御装置の動作について説明する。
図7は、第1実施形態の複写機1の立ち上がり後のAC入力電圧検知部20の状態と定着部80の電力制御の関係との一例を説明する説明図である。
図7に示すように、AC入力電圧検知部20は、エネルギーを節約するため、複写機1の主電源がONされても、複写機1によるエラー確認が終了するまでリレーでオフされている。そして、AC入力電圧検知部20をリレーオフからリレーオンに切り替えて起動させるためには、約100msの時間を要する。このため、定着部80による定着制御の開始時にAC電源電圧を確定することは困難である。そこで、第1実施形態の電力制御装置1では、定着部80による定着制御の開始時には、最低消費電力(最小電流)となる電圧に対応する電力で制御し、AC電源電圧確定後に確定された電圧に対応する電力で制御する例について説明する。これにより、最大電流値をオーバーしてしまうことを防止できる。
図8は、第1実施形態の電力制御装置20による電力制御の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、取得部55は、AC入力電圧検出部20の起動が開始されると、出荷地域に応じたAC電源電圧である国別AC電源電圧の識別値VadをROM70から取得する(ステップS100)。
続いて、電力制御部54は、最小電流となる電圧の識別値VaeをROM70から取得し、Vaeが示す電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS102)。
続いて、受付部51、変換部52、及び確定部53は、AC入力電圧検出部20のリレーがオンすると、AC電源電圧確定処理を行う(ステップS104)。なお、AC電源電圧確定処理の詳細については後述する。
続いて、電力制御部54は、AC電源電圧確定処理で確定された電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS106)。
図9は、第1実施形態のAC電源電圧確定処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、確定部53は、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacの現在の値と前回の値との不一致回数を示す変数Eの値を0に初期化する(ステップS120)。
続いて、確定部53は、Vacの現在の値と前回の値との一致回数を示す変数Cの値を0に初期化する(ステップS122)。
続いて、変換部52は、現在のVac(ステップS124)を算出する。具体的には、変換部52は、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値を、図6に示す電力制御テーブルで対応付けられたAC電源電圧の識別値に変換することにより、現在のVacを算出する。なお、変換部52は、現在のVacを算出する前に、前回算出したVac(前回のVac)を、RAM60に保存しておく。
続いて、確定部53は、変数Cの値が0か否かを確認する(ステップS126)。
変数Cの値が0でない場合(ステップS126でNo)、確定部53は、現在のVacと前回のVacとが一致するか否か確認する(ステップS128)。
変数Cの値が0である場合(ステップS126でYes)、又は現在のVacと前回のVacとが一致する場合(ステップS128でYes)、確定部53は、変数Cの値をインクリメントする(ステップS130)。
続いて、確定部53は、変数Cの値が5であるか否かを確認する(ステップS132)。
変数Cの値が5である場合(ステップS132でYes)、確定部53は、AC電源電圧を現在のVacが示す電圧に確定する(ステップS134)。
変数Cの値が5でない場合(ステップS132でNo)、ステップS124に戻り、変換部52は、現在のVacを算出する。
また、ステップS128において、現在のVacと前回のVacとが一致しない場合(ステップS128でNo)、確定部53は、変数Eの値をインクリメントする(ステップS136)。
続いて、確定部53は、変数Eの値が5であるか否かを確認する(ステップS138)。
変数Eの値が5である場合(ステップS138でYes)、確定部53は、AC電源電圧を最小電流となる電圧の識別値Vaeが示す電圧に確定する(ステップS140)。
変数Eの値が5でない場合(ステップS138でNo)、ステップS122に戻り、確定部53は、変数Cの値を0に初期化する。
以上の処理により、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacが4回連続して一致すれば(5回連続して同一であれば)、Vacが示す電圧にAC電源電圧が確定される。また、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacの現在の値と前回の値との不一致回数が5回に達すれば、最小電流となる電圧の識別値Vaeが示す電圧にAC電源電圧が確定される。
例えば、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値が、535、543、550、557、560、555、557であるとすると、変換部52により算出されるVacは、それぞれ、220V、230V、230V、230V、230V、230V、230Vとなる。この場合、220V(535)と230V(543)との比較結果が不一致となった後、Vacは、5回連続して230Vとなり、4回連続して一致することになるため、AC電源電圧が230Vに確定される。これにより、定着部80の定着制御は、デフォルト値の電力(例えば、2400W)で行われる。
また例えば、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値が、525、545、574、544、580、544、560、577、575、590、566であるとすると、変換部52により算出されるVacは、それぞれ、220V、230V、240V、230V、240V、230V、230V、240V、240V、240V、230Vとなる。この場合、220V(525)と230V(545)との比較結果、240V(574)と230V(544)との比較結果、240V(580)と230V(544)との比較結果、230V(560)と240V(577)との比較結果、及び240V(590)と230V(566)との比較結果が不一致となり、不一致回数が5回となるため、AC電源電圧が最小電流となる240Vに確定される。これにより、定着部80の定着制御は、デフォルト値−200Wの電力(例えば、2200W)で行われ、最大電流値をオーバーしてしまうことを防止できる。
なお、図9に示す例では、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacが4回連続して一致した場合に、Vacが示す電圧にAC電源電圧を確定する例について説明したが、AC電源電圧を確定するために必要な連続一致回数はこれに限定されるものではなく、適宜設定できる。同様に、図9に示す例では、Vacの現在の値と前回の値との不一致回数が5回に達すれば、最小電流となる電圧の識別値Vaeが示す電圧にAC電源電圧を確定する例について説明したが、AC電源電圧を確定するために必要な不一致回数はこれに限定されるものではなく、適宜設定できる。
以上のように、第1実施形態では、AC電源にノイズが入り、AC入力電圧を誤検知してしまった場合であっても、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値が所定回数連続して一致しなければ、識別値が示す電圧にAC電源電圧を確定しない。このため第1実施形態によれば、AC電源電圧を誤った電圧に確定してしまうことを高い精度で防止でき、消費電力増加や定着不良などが生じない適切な電力制御を行うことができる。
また、第1実施形態では、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値の現在の値と前回の値との不一致回数が所定回数に達すれば、最小電流となる電圧にAC電源電圧を確定するため、最大電流値をオーバーしてしまうことを防止できる。
(第1実施形態の変形例)
なお、第1実施形態では、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値の現在の値と前回の値との不一致回数が所定回数に達した場合に、最小電流となる電圧にAC電源電圧を確定する例について説明したが、国別AC電源電圧に確定するようにしてもよい。
図10は、第1実施形態の変形例のAC電源電圧確定処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS220〜S238までの処理は、図9に示すフローチャートのステップS120〜S138までの処理と同様であるため、説明を省略する。
そして、変数Eの値が5である場合(ステップS238でYes)、確定部53は、AC電源電圧を国別AC電源電圧の識別値Vadが示す電圧に確定する(ステップS240)。
以上の処理により、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacの現在の値と前回の値との不一致回数が5回に達すれば、国別AC電源電圧の識別値Vadが示す電圧にAC電源電圧が確定される。例えば、第1実施形態の変形例の複写機1がドイツに出荷される場合には、国別AC電源電圧の識別値Vadは、230Vとなるため、AC電源電圧が230Vに確定される。これにより、定着部80の定着制御は、デフォルト値の電力(例えば、2400W)で行われる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値の現在の値と前回の値との一致回数が所定回数に達すれば、AC電源電圧の識別値が示す電圧にAC電源電圧を確定する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図11は、第2実施形態のCPU150の機能構成の一例を示すブロック図である。第2実施形態では、確定部153の処理内容が第1実施形態と相違する。
確定部153は、変換部52により変換が行われる毎に、現在のAC電源電圧の識別値と前回のAC電源電圧の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、識別値を確定する。
図12は、第2実施形態のAC電源電圧確定処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、確定部153は、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacの現在の値と前回の値との不一致回数を示す変数Eの値を0に初期化する(ステップS320)。
続いて、確定部153は、Vacの現在の値と前回の値との一致回数をVacの取り得る値毎に示す変数C〜Cの値を0に初期化する(ステップS322)。なお第2実施形態では、n=4であり、変数Cは208VでのVacの一致回数を示し、変数Cは220VでのVacの一致回数を示し、変数Cは230VでのVacの一致回数を示し、変数Cは240VでのVacの一致回数を示す。
続いて、変換部52は、現在のVacを算出する(ステップS324)。具体的には、変換部52は、図6に示す電力制御テーブルを参照し、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値を、対応付けられたAC電源電圧の識別値に変換することにより、現在のVacを算出する。なお、変換部52は、現在のVacを算出する前に、前回算出したVac(前回のVac)を、RAM60に保存しておく。
続いて、確定部153は、現在のVacに対応する変数Cの値が0か否かを確認する(ステップS326)。なお、iは、1〜4のいずれかである。
変数Cの値が0でない場合(ステップS326でNo)、確定部153は、現在のVacと前回のVacとが一致するか否か確認する(ステップS328)。
変数Cの値が0である場合(ステップS326でYes)、又は現在のVacと前回のVacとが一致する場合(ステップS328でYes)、確定部153は、変数Cの値をインクリメントする(ステップS330)。
続いて、確定部153は、変数Cの値が5であるか否かを確認する(ステップS332)。
変数Cの値が5である場合(ステップS332でYes)、確定部153は、AC電源電圧を現在のVacが示す電圧に確定する(ステップS334)。
変数Cの値が5でない場合(ステップS332でNo)、ステップS324に戻り、変換部52は、現在のVacを算出する。
また、ステップS328において、現在のVacと前回のVacとが一致しない場合(ステップS328でNo)、確定部153は、変数Eの値をインクリメントする(ステップS336)。
続いて、確定部153は、変数Eの値が5であるか否かを確認する(ステップS338)。
変数Eの値が5である場合(ステップS338でYes)、確定部153は、AC電源電圧を最小電流となる電圧の識別値Vaeが示す電圧に確定する(ステップS340)。
変数Eの値が5でない場合(ステップS338でNo)、ステップS324に戻り、変換部52は、現在のVacを算出する。
以上の処理により、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacが4回一致すれば(5回算出されれば)、Vacが示す電圧にAC電源電圧が確定される。また、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacの現在の値と前回の値との不一致回数が5回に達すれば、最小電流となる電圧の識別値Vaeが示す電圧にAC電源電圧が確定される。
例えば、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値が、535、543、550、557、560、555、557であるとすると、変換部52により算出されるVacは、それぞれ、220V、230V、230V、230V、230V、230V、230Vとなる。この場合、220Vに対応するCの値がインクリメントされた後、220V(535)と230V(543)との比較結果が不一致となる。その後、Vacは、5回連続して230Vとなり、4回連続して一致することになるため、230Vに対応するCの値が5に達し、AC電源電圧が230Vに確定される。これにより、定着部80の定着制御は、デフォルト値の電力(例えば、2400W)で行われる。
以上のように、第2実施形態では、AC電源にノイズが入り、AC入力電圧を誤検知してしまった場合であっても、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値が所定回数一致しなければ、識別値が示す電圧にAC電源電圧を確定しない。このため第2実施形態によれば、AC電源電圧を誤った電圧に確定してしまうことを防止しつつ、AC電源電圧の確定にかかる時間を短縮することができ、消費電力増加や定着不良などが生じない適切な電力制御を行うことができる。
(第2実施形態の変形例)
なお、第2実施形態においても、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値の現在の値と前回の値との不一致回数が所定回数に達した場合に、国別のAC電源電圧に確定するようにしてもよい。
図13は、第2実施形態の変形例のAC電源電圧確定処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS420〜S438までの処理は、図12に示すフローチャートのステップS320〜S338までの処理と同様であるため、説明を省略する。
そして、変数Eの値が5である場合(ステップS438でYes)、確定部153は、AC電源電圧を国別のAC電源電圧の識別値Vadが示す電圧に確定する(ステップS440)。
(第3実施形態)
第3実施形態では、AC電源電圧を確定した後に定着部による定着制御を開始する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図14は、第3実施形態のCPU250の機能構成の一例を示すブロック図である。第3実施形態では、取得部が含まれず、電力制御部254の処理内容が第1実施形態と相違する。
電力制御部254は、確定部53により確定されるまで、電力制御を行わない。
図15は、第3実施形態の複写機1の立ち上がり後のAC入力電圧検知部20の状態と定着部80の電力制御の関係との一例を説明する説明図である。
図15に示すように、第3実施形態では、第1実施形態のように、複写機1によるリレー異常確認の終了後直ちに定着部80による定着制御を行うのではなく、AC電源電圧の確定後に定着部80による定着制御を開始する。
図16は、第3実施形態の電力制御の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、受付部51、変換部52、及び確定部53は、AC入力電圧検出部20のリレーがオンすると、AC電源電圧確定処理を行う(ステップS500)。なお、AC電源電圧確定処理については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
続いて、電力制御部254は、AC電源電圧確定処理で確定された電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS502)。
(第4実施形態)
第4実施形態では、AC電源電圧確定機能の使用の有無を判別する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図17は、第4実施形態のCPU350の機能構成の一例を示すブロック図である。第4実施形態では、確定部353及び電力制御部354の処理内容が第1実施形態と相違する。
図18は、第4実施形態の電力制御の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、取得部55は、AC入力電圧検出部20の起動が開始されると、国別AC電源電圧の識別値VadをROM70から取得する(ステップS600)。
続いて、確定部353は、取得部55により取得されたVadから、AC電源電圧が200V系であるか否かを判定する(ステップS602)。
確定部353によりAC電源電圧が200V系であると判定された場合(ステップS602でYes)、電力制御部354は、最小電流となる電圧の識別値VaeをROM70から取得し、Vaeが示す電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS604)。
続いて、受付部51、変換部52、及び確定部353は、AC入力電圧検出部20のリレーがオンすると、AC電源電圧確定処理を行う(ステップS606)。なお、AC電源電圧確定処理については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
続いて、電力制御部354は、AC電源電圧確定処理で確定された電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS608)。
一方、ステップS602において、確定部353によりAC電源電圧が200V系でないと判定された場合(ステップS602でNo)、電力制御部354は、予め定められた電圧(例えば、100V系の電圧)に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS610)。
なお、第4実施形態では、200V系のみAC電源電圧確定機能を使用する例について説明したが、100V系のみAC電源電圧確定機能を使用するようにしてもよいし、200V系及び100V系の両方でAC電源電圧確定機能を使用するようにしてもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態では、定着部80による定着制御の開始時には、国別AC電源電圧に対応する電力で制御し、AC電源電圧確定後に確定された電圧に対応する電力で制御する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図19は、第5実施形態のCPU450の機能構成の一例を示すブロック図である。第5実施形態では、電力制御部454の処理内容が第1実施形態と相違する。
図20は、第5実施形態の電力制御の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、取得部55は、AC入力電圧検出部20の起動が開始されると、国別AC電源電圧の識別値VadをROM70から取得する(ステップS700)。
続いて、電力制御部454は、取得部55により取得されたVadが示す電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS702)。
続いて、受付部51、変換部52、及び確定部53は、AC入力電圧検出部20のリレーがオンすると、AC電源電圧確定処理を行う(ステップS704)。なお、AC電源電圧確定処理については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
続いて、電力制御部454は、AC電源電圧確定処理で確定された電圧に対応する電力で、定着部80に定着制御を行わせる(ステップS706)。
(第6実施形態)
第6実施形態では、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値の現在の値と前回の値との不一致回数が所定回数に達した場合に、不一致時の識別値が示す電圧のうちの最大電圧にAC電源電圧を確定する例について説明する。以下では、第3実施形態との相違点の説明を主に行い、第3実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第3実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図21は、第6実施形態のAC電源電圧確定処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、確定部53は、AC入力電圧から算出されるAC電源電圧の識別値Vacが格納されるバッファV_AC[0]〜V_AC[4]、及び現在のVacと前回のVacとが一致しない場合に、現在のVacが格納されるバッファV_ER[0]〜V_ER[4]を初期化する(ステップS800)。
ステップS802〜S804までの処理は、図9に示すフローチャートのステップS120〜S122までの処理と同様であるため、説明を省略する。
続いて、変換部52は、現在のVac(ステップS806)を算出し、V_AC[C]に格納する。具体的には、変換部52は、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値を、図6に示す電力制御テーブルで対応付けられたAC電源電圧の識別値に変換することにより、現在のVacを算出する。
ステップS808の処理は、図9に示すフローチャートのステップS126の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS808において、変数Cの値が0でない場合(ステップS808でNo)、確定部53は、V_AC[C]に格納されているVacと、V_AC[C−1]に格納されているVacとが一致するか否か確認することにより、現在のVacと前回のVacとが一致するか否か確認する(ステップS810)。
ステップS812〜S814までの処理は、図9に示すフローチャートのステップS130〜S132までの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS814において、変数Cの値が5である場合(ステップS814でYes)、確定部53は、AC電源電圧をV_AC[0]に格納されているVacが示す電圧に確定する(ステップS816)。
変数Cの値が5でない場合(ステップS814でNo)、ステップS806に戻り、変換部52は、現在のVacを算出する。
また、ステップS810において、現在のVacと前回のVacとが一致しない場合(ステップS810でNo)、確定部53は、V_AC[C]に格納されているVacをV_ER[E]に格納する(ステップS818)。
ステップS820〜S822までの処理は、図9に示すフローチャートのステップS136〜S138までの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS822において、変数Eの値が5である場合(ステップS822でYes)、確定部53は、AC電源電圧をV_ER[0]〜V_ER[4]に格納されているVacが示す電圧のうちの最大電圧に確定する(ステップS824)。
変数Eの値が5でない場合(ステップS822でNo)、ステップS804に戻り、確定部53は、変数Cの値を0に初期化する。
以上の処理により、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacが4回連続して一致すれば(5回連続して同一であれば)、Vacが示す電圧にAC電源電圧が確定される。また、AC入力電圧から算出されたAC電源電圧の識別値Vacの現在の値と前回の値との不一致回数が5回に達すれば、不一致時の識別値Vacが示す電圧のうちの最大電圧にAC電源電圧が確定される。
例えば、受付部51により受け付けられたAC入力電圧のデジタルの電圧値が、525、545、574、544、580、544、560、577、575、590、566であるとすると、変換部52により算出されるVacは、それぞれ、220V、230V、240V、230V、240V、230V、230V、240V、240V、240V、230Vとなる。この場合、まず、220V(525)と230V(545)との比較結果が不一致となり、V_ER[0]に230Vが格納される。続いて、240V(574)と230V(544)との比較結果が不一致となり、V_ER[1]に240Vが格納される。続いて、240V(580)と230V(544)との比較結果が不一致となり、V_ER[2]に240Vが格納される。続いて、230V(560)と240V(577)との比較結果が不一致となり、V_ER[3]に240Vが格納される。続いて、240V(590)と230V(566)との比較結果が不一致となり、V_ER[4]に240Vが格納される。ここで、不一致回数が5回となるため、AC電源電圧が、V_ER[0]〜V_ER[4]に格納されている識別値が示す電圧のうちの最大電圧である240Vに確定される。これにより、定着部80の定着制御は、デフォルト値−200Wの電力(例えば、2200W)で行われる。このようなノイズレベルに応じた定着制御により定着電力を活用する事ができる。
なお第6実施形態では、第3実施形態同様、定着部80による定着制御が開始される直前にAC電源電圧の検知が行われるため、ヒータの突入電流等の影響を受けずに、安定したAC電源電圧検知を行う事ができる。
また第6実施形態では、第3実施形態同様、AC入力電圧検知部20の起動が完了してからAC電源電圧検知が開始される。これにより、AC入力電圧検知部20の回路がフィルタで構成され、AC電源が入力されてからAC入力電圧検知部20の回路出力が安定するまで待機時間が必要な場合であっても対応することができる。また、AC入力電圧検知部20をACリレー(図示省略)の後段に配置する場合には、ACリレーのチャタリング時間の待機時間が必要となるが、このようなチャタリング時間の待機時間にも対応することができる。
(第6実施形態の変形例)
なお第6実施形態では、所定のタイミング毎、具体的には、定着部80による定着制御が開始される直前だけでなくリアルタイムにAC電源電圧の検知を行うようにしてもよい。これにより、機器起動後のAC電源環境異変に対応することができる。なお、リアルタイムでAC電源電圧を検知する場合、AC電源が突入電流で不安定になるタイミングがあるので、これを避けてAC電源電圧を検知する。
図22は、第6実施形態の変形例のAC電源電圧の検知タイミングの一例を説明する説明図である。図22に示す例では、定着部80による定着制御が開始される直前に加え、印刷ジョブの開始直前や印刷ジョブ中にAC電源電圧を検知する。この場合、定着制御に用いられるAC電源電圧は、次回のAC電源電圧が確定されるまで用いられる。
図23は、第6実施形態の変形例のAC電源電圧の検知タイミングの一例を説明する説明図である。図23に示す例では、定着部80による定着制御が開始される直前に加え、定着制御開始後、所定時間毎にAC電源電圧を検知する。この場合も、定着制御に用いられるAC電源電圧は、次回のAC電源電圧が確定されるまで用いられる。
(第7実施形態)
第7実施形態では、AC電源電圧を確定する処理をハードウェアで実現する例について説明する。以下では、第6実施形態(第1実施形態)との相違点の説明を主に行い、第6実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第6実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図24は、第7実施形態の電力制御装置の一部の構成例を示すブロック図である。図24に示す例では、エンジン制御部730の制御内容、及びホールド部795が追加された点が、第6実施形態と相違する。
ホールド部795は、フィルタ部796と、識別値ホールド部797と、カウンタ部798とを、備える。
フィルタ部796は、前述したAC電源電圧確定処理を実行する回路である。識別値ホールド部797は、フィルタ部796により確定されたAC電源電圧の識別値を保持する回路である。なお識別値ホールド部797は、カウンタ部798の指示に基づき、AC電源電圧の識別値を出力する。カウンタ部798は、予め定められた時間をカウントし、カウントが終了すると、識別値ホールド部797にAC電源電圧の識別値の出力を指示する。なお、AC入力電圧検知部20の起動時以外にも前述したAC電源電圧確定処理を実行する場合には、カウンタ部798によるカウントは、カウント終了後に再び開始される。これにより、所定時間毎に、識別値ホールド部797からAC電源電圧の識別値が出力される。
エンジン制御部730は、ホールド部795から出力されたAC電源電圧の識別値を用いて、定着部80の定着制御を行う。なおエンジン制御部730は、ホールド部795から出力されたAC電源電圧の識別値の平均値を算出し、算出した平均値を用いて定着部80の定着制御を行うようにしてもよい。
第7実施形態によれば、ハードウェアであるホールド部795でAC電源電圧を確定するため、エンジン制御部730のソフトウェアによる制御を簡易化できる。
なお図示は省略するが、第7実施形態では、省エネルギー化のため、AC電源5とAC入力電圧検知部20との間(AC入力電圧検知部20の前段)にリレーを搭載して遮断する構成であるものとするが、これに限定されず、AC入力電圧検知部20の後段にリレーを搭載してもよい。このようにすれば、AC入力電圧検知部20の起動を待機せずにAC電源電圧確定処理を実行できる。
(変形例)
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態では、複写機に電力制御装置を適用した例について説明したが、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機などにも電力制御装置を適用することができる。更に、画像形成装置に限られず、AC電源で制御する電子機器であれば、電力制御装置を適用することができる。また、上記各実施の形態を適宜組み合わせることも可能である。
1 複写機
5 AC電源
10 電力制御装置
20 AC入力電圧検知部
21 トランス
22 ブリッジダイオード
23 平滑コンデンサ
24 分圧抵抗
25 オペアンプ
26 可変抵抗
30、730 エンジン制御部
40 IO制御部
42 A/D変換部
44 定着制御部
50、150、250、350、450 CPU
51 受付部
52 変換部
53、153、353 確定部
54、254、354、454 電力制御部
55 取得部
60 RAM
70 ROM
80 定着部
82 定着ヒータ駆動部
84 定着ヒータ
90 DC電源
795 ホールド部
796 フィルタ部
797 識別値ホールド部
798 カウンタ部
特開2004−233745号公報

Claims (17)

  1. AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付手段と、
    同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段と、
    前記受付手段により前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を識別値として確定する確定手段と、
    確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  2. AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付手段と、
    同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に、前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段と、
    前記受付手段により前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換手段
    記変換手段による変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を識別値として確定する確定手段と、
    定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  3. AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付手段と、
    同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に、前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段と、
    前記受付手段により前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、不一致時の現在の識別値の中から最大電圧を示す識別値を識別値として確定する確定手段と、
    確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  4. AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付手段と、
    同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に、前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段と、
    前記受付手段により前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、不一致時の現在の識別値の中から最大電圧を示す識別値を識別値として確定する確定手段と、
    確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  5. 前記予め定められた電圧を示す識別値は、最小電流となる電圧を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力制御装置。
  6. 前記予め定められた電圧を示す識別値は、出荷地域に応じたAC電源電圧を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力制御装置。
  7. 前記電力制御手段は、前記確定手段により確定されるまでの間、予め定められた電圧で電力の供給を制御させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電力制御装置。
  8. 前記予め定められた電圧は、最小電流となる電圧であることを特徴とする請求項に記載の電力制御装置。
  9. 前記予め定められた電圧は、出荷地域に応じたAC電源電圧であることを特徴とする請求項に記載の電力制御装置。
  10. 前記確定手段は、前記所定数の電圧値が含まれるグループの確定を、所定のタイミング毎に行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電力制御装置。
  11. 前記確定手段は、出荷地域に応じたAC電源電圧に応じて、識別値の確定処理を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の電力制御装置。
  12. 前記確定手段は、ハードウェアであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の電力制御装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つに記載の電力制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 受付手段が、AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付ステップと、
    変換手段が、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段に記憶された前記電力制御テーブルを参照して、前記受付ステップにより前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換ステップと、
    確定手段が、前記電力制御テーブルを参照して、前記変換ステップによる変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を識別値として確定する確定ステップと、
    電力制御手段が、確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための電力制御プログラム。
  15. 受付手段が、AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付ステップと、
    変換手段が、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に、前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段に記憶された前記電力制御テーブルを参照して、前記受付ステップにより前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換ステップと、
    確定手段が、前記電力制御テーブルを参照して、前記変換ステップによる変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、予め定められた電圧を示す識別値を識別値として確定する確定ステップと、
    電力制御手段が、確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための電力制御プログラム。
  16. 受付手段が、AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付ステップと、
    変換手段が、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に、前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段に記憶された前記電力制御テーブルを参照して、前記受付ステップにより前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換ステップと、
    確定手段が、前記電力制御テーブルを参照して、前記変換ステップによる変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数連続する場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、不一致時の現在の識別値の中から最大電圧を示す識別値を識別値として確定する確定ステップと、
    電力制御手段が、確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための電力制御プログラム。
  17. 受付手段が、AC電源からのAC入力電圧を示す電圧値の入力を逐次受け付ける受付ステップと、
    変換手段が、同一のAC電源電圧を示す電圧値のグループ毎に、前記AC電源電圧に応じた電力制御パラメータと前記AC電源電圧の識別値とを対応付けた電力制御テーブルを記憶する電力制御テーブル記憶手段に記憶された前記電力制御テーブルを参照して、前記受付ステップにより前記電圧値の入力が受け付けられる毎に、受け付けられた前記電圧値を対応付けられた識別値に変換する変換ステップと、
    確定手段が、前記電力制御テーブルを参照して、前記変換ステップによる変換が行われる毎に、現在の識別値と前回の識別値とが一致するか否かを判定し、一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、現在の識別値を識別値として確定し、不一致を示す判定結果が所定回数に達した場合に、不一致時の現在の識別値の中から最大電圧を示す識別値を識別値として確定する確定ステップと、
    電力制御手段が、確定された前記識別値に対応付けられた前記電力制御パラメータに従って、電力の供給を制御させる電力制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための電力制御プログラム。
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