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JP5602487B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP5602487B2 JP2010104506A JP2010104506A JP5602487B2 JP 5602487 B2 JP5602487 B2 JP 5602487B2 JP 2010104506 A JP2010104506 A JP 2010104506A JP 2010104506 A JP2010104506 A JP 2010104506A JP 5602487 B2 JP5602487 B2 JP 5602487B2
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Description

本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特に転写材に転写されず中間転写体上に残留する残留トナーを帯電部材によって正規極性とは逆極性に帯電し、像担持体である感光ドラムへ転写させる画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置では、中間転写体から転写材に転写されなかった残留トナーを、導電ローラのような帯電部材に電圧を印加することによって正規極性とは逆極性に帯電し、感光ドラムへ転写させることで中間転写体からクリーニングすることが行われている。
また、特許文献1には、導電ローラの表層にコーティング等によって離型層を設けることで、導電ローラへのトナー付着による帯電性能の劣化を防止することが開示されている。
特開平10−49023号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の方式では、導電ローラに電圧を印加した際、局所的に発生した放電電流によって、導電ローラの離型層の一部が破れ、破れた部分に電流が過剰に流れる可能性がある。その結果、帯電部材から中間転写体に過剰な電流が流れ込む可能性がある。
そこで、本発明の目的は、帯電部材から中間転写体に過剰な電流が流れ込むことなく、トナーの帯電を行うことができる画像形成装置を提供することでる。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、移動可能な中間転写体と、前記中間転写体と接触する帯電部を形成する帯電ローラと、を有し、前記像担持体から前記中間転写体に1次転写されたトナー像を前記中間転写体から転写材へ2次転写した際転写されずに前記中間転写体上に残留した残留トナーを前記帯電ローラによって帯電する画像形成装置において、
前記帯電ローラの表層は空隙を備える発泡層であり、前記帯電部において、前記発泡層の表面に露出する前記空隙と前記中間転写体によって空間が形成され、形成された前記空間の大きさは前記残留トナーの平均粒径よりも大きく、
前記帯電ローラは、前記空間内で放電を発生させ前記空間内の前記残留トナーを帯電することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、帯電部材の表層に空隙が形成されることで、帯電部材と中間転写体の接触領域においても放電電流が発生し、トナーを帯電できるため、トナー帯電に必要な放電電流の発生箇所を分散できる。このため、帯電部材から中間転写体に過剰な電流が流れ込むことを抑制することが可能である。また、帯電部材表層に離型層を設けないため離型層の破損もなくなる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す断面図である。 導電ローラの概略構成を示す斜視図である。 導電ローラの抵抗を測定するための概略抵抗測定回路構成図である。 図4(a)は、導電ローラ周りの概略構成図であり、図4(b)は、導電ローラと中間転写ベルトとの圧接部近傍で発生する放電電流によるトナー帯電の様子を説明する図である。 導電ローラと中間転写ベルトの圧接部におけるトナー帯電を示す概略図である。 従来例の導電ローラでトナー帯電の様子を表す模式図である。 導電ローラ表層の凹凸構造から、放電電流が発生する際の回路の模式図である。 導電ローラの表面の電位とパッシェン電位との差分を示す図である。 空隙の大きさを変化させた時の電流測定の結果を示すグラフである。 2層以上からなる残留トナーを帯電した場合の概略を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略構成を示す図である。 2層以上からなる残留トナーが導電ブラシ23によって1層に散らされることを示す概略図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
本実施例の画像形成装置は、中間転写方式を用いた電子写真方式であり、複数回回転する中間転写体上に複数色のトナー像を順次重ね合わせた後、2次転写部でトナー像を転写材に一括転写する画像形成装置である。
本実施例にて、画像形成装置は、像担持体としての電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)1を有しており、感光ドラム1は回転自在に担持されている。感光ドラム1の周りには、帯電ローラとされる帯電器2、露光装置3、及び現像装置4が配置されている。更に、感光ドラム1の周りには、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト9、1次転写部材である1次転写ローラ10、及び、クリーニング手段15が配置されている。また、中間転写ベルト9の周りには、当接離間可能な2次転写部材である2次転写ローラ11が配置されている。なお、本実施例にて、現像装置4は、現像器5、6、7、8を搭載するロータリー4Aを備えた回転現像装置とされる。
更に、画像形成装置は、1次転写ローラ10に正極性及び負極性の直流電圧を印加するための直流高圧電源16、2次転写ローラ11に正極性及び負極性の直流電圧を印加するための直流高圧電源17を有している。また、画像形成装置には、中間転写ベルト9に対して当接離間可能な帯電部材、例えば、導電性を有するローラ形状とされる導電ローラ22と、導電ローラ22に正極性及び負極性の直流電圧を印加するための直流高圧電源18が配置されている。
尚、直流高圧電源16は、−2000V〜+2500Vの範囲で電圧の印加が可能であり、直流高圧電源17、18は、−2000V〜+4000Vの範囲で電圧の印加が可能である。
また、2次転写ローラ11、導電ローラ22は、中間転写ベルト9への当接時に、中間転写ベルト9の駆動に伴い従動回転し、中間転写ベルト9と同方向に移動する。
感光ドラム1は、駆動手段(図示せず)によって矢印R1方向に駆動され、帯電ローラ2によって一様に負電位に帯電される。
次いで、感光ドラム1は、露光装置3によって画像情報に従ったレーザ光Lが感光ドラム1に照射され、潜像が形成される。この潜像を現像器5、6、7、8のいずれかにて現像して負極性の単色トナー像を形成する。感光ドラム1上の単色トナー像を中間転写ベルト9に転写し、中間転写ベルト上で単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、多色トナー像を一括して転写材Pに転写する。
上述のように、本実施例では、現像手段として感光ドラム1の潜像を可視化するための回転現像装置4は、に、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの現像を行う4個の現像器5、6、7、8を備えている。現像器5、6、7、8は、ロータリー4Aに搭載されており、ロータリー4Aを矢印R0方向に回転させることで、現像器5、6、7、8を順次感光ドラム1との当接位置に移動させ、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの順に現像が行われる。
中間転写体としての中間転写ベルト9は、ローラ12、13に張設されて矢印R3方向に移動可能とされる。中間転写ベルト9は、表面抵抗が5.0×1010Ω/□、体積抵抗が2.0×1011Ω・cm、比誘電率が3、厚みが100μmから成る樹脂製の無端状ベルトで構成されている。中間転写ベルト9は、感光ドラム1に接触しており不図示の駆動モータによって感光ドラム1と略同周速でR3方向に回転される。中間転写ベルト9の表面抵抗は、三菱ケミカル株式会社製のハイレスタMP−CHT450で測定した。
中間転写ベルト9を挟んで感光ドラム1と対向する位置、即ち、一次転写部N1に、1次転写手段として1次転写ローラ10が配置されている。1次転写ローラ10に正極性の電圧を印加することで、感光ドラム1上に形成されたトナー像が中間転写ベルト9上に1次転写される。
以上の工程を、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの順に4色を順次重ねて1次転写することで、中間転写ベルト9上に複数色のトナー像が形成される。イエローY、マゼンタM、シアンCの1次転写が行われている間、2次転写部N2に配置された2次転写ローラ11は、中間転写ベルト9上のトナー像に接触して画像を乱すことがないように離間されている。同様に、2次転写部N2より中間転写ベルト9の移動方向下流側に、且つ、1次転写部N1より上流側に配置された導電ローラ22もまた、中間転写ベルト9上のトナー像に接触して画像を乱すことがないように離間されている。2次転写ローラ11及び導電ローラ22は、シアンの1次転写後、画像後端が導電ローラ22を通過した後に当接され、正極性の直流電圧が印加される。
2次転写ローラ11の当接後、転写材Pが給紙ローラによって搬送され、中間転写ベルト9と2次転写ローラ11が当接する2次転写部、即ち、2次転写ニップ部N2に所定のタイミングで供給される。2次転写ローラ11には、2次転写ローラ11に正極性の直流電圧を印加することで中間転写ベルト9から転写材Pに多色トナー像が2次転写される。転写材Pが2次転写ニップ部N2を通過したあと、2次転写ローラ11と導電ローラ22に印加されていた直流電圧は遮断され、遮断後に2次転写ローラ11と導電ローラ22は離間される。
2次転写ニップ部N2を通過した転写材Pは、定着装置(図示せず)へ搬送され、定着装置でトナー像が定着され、画像形成物(プリント、コピー)として排出搬送される。
画像形成を連続して行う場合、ブラックの1次転写終了後すぐ次の画像のイエローが1次転写され、上記画像形成プロセスが繰り返される。
転写材Pに2次転写されず、中間転写ベルト9上に残った残留トナーは、導電ローラ22によって正極性に帯電される。そして、次の画像のイエローが1次転写されると同時に感光ドラム1へ逆転写され、最終的には感光ドラム1上のクリーニング手段15によって回収される。
次に、中間転写ベルト9上の残留トナーの回収手順について説明する。
残留トナーは、ほとんどが負極性であるのに対して、1次転写ローラ11には、正極性の直流電圧が印加されているため、負極性のままでは残留トナーを感光ドラム1に回収することができない。
そこで、導電ローラ22に約2500Vの正極性の直流電圧を印加することで、残留トナーの極性を正極性に揃え、感光ドラム1に回収する。
次に、導電ローラ22の仕様について説明する。
導電ローラ22は、図2に示すように、NBRとヒドリンを主剤としたゴムローラであり、ゴムローラ22aの中心部分に中実の芯金22bが通されており、ゴムローラ22aの直径は9.5mmであり、芯金22aの直径は5mmとなっている。また、図2に示すように、発泡によってゴムローラ表層及び内部に空隙Gaが形成されている。空隙Gaの形状は様々であるが、大体100μmになるように調整されている。抵抗値は3.15×107Ωであり、硬度は53°に調整されている。
図3は、導電ローラ22の抵抗を測定するための回路構成図である。回転駆動する金属ローラ22mに、電圧を印加した導電ローラ22を当接した時の、図中抵抗Rの上下流の電位Vを測定することで抵抗値を算出した。
本実施例の画像形成装置にて、導電ローラ22の両端には加圧機構(図示せず)が備えてあり、導電ローラ22が中間転写ベルト9に当接する際は、導電ローラ22の両端を所定の力で加圧している。導電ローラ22は、中間転写ベルト9への当接時には、中間転写ベルト9の回転によって従動回転される程度に加圧されていれば良い。即ち、導電ローラ22は、中間転写ベルトと同方向に移動するように回転される。また、導電ローラ22と中間転写ベルト9との圧接部N3の幅は、圧接部N3の上下流で形成される空隙で効率良く放電電流を発生できるよう、0.5mm〜2.0mm程度が好適である。これらの条件を満たすためには、導電ローラ22の硬度は大体45°〜60°(アスカーC硬度)で、加圧力は総圧で大体3.0N〜10Nの範囲であれば良い。
本実施例では、硬度が53°の導電ローラ22の両端をそれぞれ約1.5Nの力で加圧することで、圧接部N3の幅は約0.5mmとなっている。
さらに、導電ローラ22には、残留トナーを帯電するために直流高圧電源18から約2500Vの電圧が印加される。
次に、導電ローラ22の製法について説明する。
導電ローラ22の製造工程では、最初に主ゴム剤と、発泡剤と、加硫剤とが混合されたゴム剤を押し出し成型機によって竹輪状に成形し、規定寸法に切り出す。
次に、規定寸法に切り出されたゴム剤を加圧炉に入れて、発泡及び加硫を行う。加圧炉の温度、圧力、時間などを制御することで、発泡によって成形されるゴム剤表層及び内部の空隙の大きさを調整できる。
実施例1では、形状がランダムで、空隙が100μmであり、それらが略一様に形成されるよう、調整を行った。加圧炉に入れた後、一部加硫が行われていない部分を完全に加硫するため、さらに電気炉に入れて加硫を行う。
次に、上述のようにして作製された竹輪状ゴム剤(ゴムローラ)22aを、接着剤が塗布された芯金22bに圧入する。圧入後に電気炉で加熱を行い、接着剤を溶かす。
最後に、ゴム両端を規定寸法に合わせて切断し、さらに、規定外径に合わせてゴム剤(ゴムローラ)22a表面の研磨を行うことで導電ローラ22は完成する。
次に、残留トナーの帯電について説明する。
残留トナーの帯電は、図4に示すように、導電ローラ22に電圧を印加した際、導電ローラ22と中間転写ベルト9との間で発生する放電電流が残留トナーを通過することで行われる。このため、導電ローラ22は、電圧を印加した際、放電電流が効率よく発生する構成であることが必要である。
放電電流は、微小な空隙で発生するため、導電ローラ22と中間転写ベルト9との接触領域を形成する圧接部N3近傍の空隙で発生する。
また、導電ローラ22は、圧接部N3においても約100μmの空隙Ga(空間)があるため、圧接部N3でも放電電流が発生する。また、トナーの粒径は約5μmであるため、空隙Ga(空間)内に内包される。このため、図5に示すように、空隙Ga内に内包されたトナーは、空隙Ga内で発生した放電電流によって帯電される。
従って、導電ローラ22の表層に空隙Gaが形成されている場合、圧接部N3近傍の空隙に加えて、圧接部N3内でも放電電流が発生するため、トナーの帯電を効率よく行うことができる。
次に、従来例における残留トナーの帯電について説明する。
従来例では、導電ローラ22として、発泡を行っていない導電ローラの表層にトナー付着を防止するための離型層を設けている。
図6に示すように、発泡を行わない場合、導電ローラ22Aの表層に空隙が形成されていないため、圧接部N3内で発生する電流のほとんどは注入電流となり、放電電流はほとんど発生しない。放電電流は圧接部N3近傍の空隙でのみ発生する。
その結果、圧接部N3内ではトナーを帯電することはできず、圧接部N3近傍の空隙でのみトナーの帯電が行われる。このため、従来例では、実施例1のように導電ローラ22に2500Vの電圧を印加しても、トナーを帯電するための十分な放電電流を得ることができなかった。
このため従来例では、導電ローラ22Aに印加する電圧を大きくする必要があり、トナーを十分帯電するためには3000Vの電圧を印加する必要があった。しかし、3000Vもの電圧を印加した場合、圧接部N3近傍の空隙で発生する放電電流によって、トナーの帯電は行えるが、局所的に大量の放電電流が流れる。そのため、中間転写ベルト9及び導電ローラ22Aの離型層を破損してしまう場合があった。このため、導電ローラ22Aに印加する電圧は、3000V未満である必要があった。
また、局所的に放電電流が流れた場合、破損されるのは中間転写ベルト9だけでなく、導電ローラ22Aの離型層も破損する場合があった。
これに対し、実施例1の導電ローラ22の構成では、圧接部N3でも放電電流が発生するため、2500Vで十分トナーを帯電でき、中間転写ベルト9が破損することはない。また、離型層を設けていないため離型層が破損する心配もない。
下記表1に、実施例1と従来例について、導電ローラに電圧を印加した場合のトナーの帯電と、中間転写ベルト9の破損の有無を示す。
Figure 0005602487
従来例では、導電ローラ22Aに3000V以上電圧を印加すると、トナーの帯電を十分に行えたが、同時に中間転写ベルト9が破損していた。
これに対し実施例1の導電ローラ22では、2500V以上の電圧印加で十分トナーの帯電を行うことができる。また、放電電流の発生箇所が分散されるため、中間転写ベルト9の破損も従来例と比べて発生しにくい。
圧接部N3で放電電流が発生していることを検証するために、図7のような空隙における放電のモデルを用いて、導電ローラ22の表面における電位を計算した。導電ローラ22の表面電位は、(1)式
Vs=(εG×V)/(εG+D) (1)
で求まる。
上記(1)式の中で、Vは導電ローラ22への印加電圧、εは中間転写ベルト9の誘電率、Gは空隙の大きさ、Dは中間転写ベルト9の厚みに対応する。中間転写ベルト9の比誘電率と、厚みは定数であるため、(1)式より、各印加電圧に対して、空隙の大きさを変化させた時の、導電ローラ22の表層の電位が求まる。
尚、本実施例では、中間転写ベルト9の誘電率εの値は3、厚みDは100μmである。(1)式の電位が、放電閾値電位より大きい場合、放電電流が発生する。
図8は、導電ローラ22への印加電圧が2500Vの場合に、(1)式から求まる導電ローラ22の表面の電位と、パッシェンの法則から求まる放電開始電位との差分であり、値が大きいほど放電電流が多く発生している。
図8によると、空隙の大きさが0μmの場合、放電電流は発生しないが、空隙が大きくなるに伴い放電電流量が増加し、約80μmで発生量がピークとなっている。80μm以上の空隙では、空隙が大きくなるに伴い緩やかに放電電流の発生量が減少する。
放電電流は、空気中の偶存電子が電極間で発生する電界によって加速された電子が空気分子と衝突することで電離・励起を繰り返し、その数を等比級数的に増やすことで発生する。このため、空隙がほとんど発生しない場合は、電子が空気分子と衝突する確率が減少するため放電電流は発生しにくい。また、空隙が大きすぎると電極間で発生する電界の大きさが減少するため、電子が加速されず、放電電流は発生しない。
従って、放電電流が効率良く発生するために最適な空隙が存在する。
図8のグラフは、導電ローラ22への印加電圧、中間転写ベルト9の誘電率ε、厚みDによって変化するため、これらの値が変化すると、放電電流の発生量がピークとなる空隙の大きさは変化する。しかし、実際の中間転写ベルト9の誘電率εは概ね3〜9の範囲であり、厚みDは、組み立て時のハンドリング性と曲げやすさの観点から、概ね50μm〜150μmである。誘電率εと厚みDがこのような範囲であれば、空隙の大きさが大体50μm〜200μm程度で十分放電電流が発生するため、トナーの帯電には有利となる。
実際に放電電流が発生していることを確認するため、導電ローラ22の空隙の大きさを変化させた時に、導電ローラ22から流れる電流がどの程度変化するか測定を行った。
図3と同様の回路によって電流測定を行った。図3中抵抗R両端の電位を測定することで電流値を算出した。
図9は、横軸が導電ローラ22に印加した電圧で縦軸が電流を示す。導電ローラ22の表層の凹凸構造による金属ローラ22mとの空隙が、0μm、20μm、40μm、50μm、100μmの場合を比較した。
図9によると、50μm、100μmでは、圧接部N3から効率良く放電電流が発生しているため、空隙の大きさが30μmまでと比べて同じ印加電圧でも電流が多く発生している。従って、圧接部N3で効率良く放電電流を得るためには、導電ローラ22の表層の空隙は、少なくとも50μm以上であることが望ましい。
一方、空隙が大きくなると、放電電流の発生箇所の間隔が大きくなるため、トナーの帯電にムラが生じる。
下記表2は、感光ドラムへの残留トナーの回収の様子を、空隙の大きさと導電ローラへの印加電圧を変化させて確認した結果である。
Figure 0005602487
空隙が300μmまでは、導電ローラ22への印加電圧を大きくするに伴い残留トナーの回収ができる。これに対して、空隙が350μmでは、導電ローラ22の表層の空隙パターンに対応して、残留トナーに帯電ムラが生じ、印加電圧によらず良好なトナー回収ができない。これは、印加電圧を大きくして放電電流の発生量を増やしても、空隙が大きすぎるため、放電電流の発生箇所の間隔が大きくなった結果、残留トナーの帯電ムラが生じたためである。放電によって、一部のトナーは十分帯電されるが、全く帯電されないトナーも存在する。その結果、帯電された残留トナーは感光ドラム1に回収されるが、帯電されなかったトナーは感光ドラム1に回収されず、中間転写ベルト9上に残留する。このため、空隙の大きさは300μm以下であることが望ましい。
つまり、上述から理解されるように、空隙Gaの大きさは、好ましくは、50μm以上300μm以下とされる。
以上のように実施例1では、導電ローラ22の表層に空隙Gaを形成することで、導電ローラ22と中間転写ベルト9の圧接部N3で放電電流が発生し、圧接部N3においてもトナーの帯電が可能となった。その結果、導電ローラ22に印加する電圧が従来例より小さい2500Vでトナーの帯電が可能となり、導電ローラ22から中間転写ベルトへの過剰な電流の流れ込を抑制できた。
実施例2
実施例2では、より効果的に導電ローラ22によって残留トナーを帯電する方法について説明する。本実施例は、残留トナーが2層以上からなる場合に特に効果的である。
図10に示すように、残留トナーが2層以上から成る場合、実施例1の構成で残留トナーの帯電を行うと、導電ローラ22から発生した放電電流は、表層の残留トナーのみ帯電する。正極性に帯電された表層の残留トナーは感光ドラム1に回収されるが、下層のトナーは、負極性のままであるため、感光ドラム1には回収されず、中間転写ベルト9上に残留する。
中間転写ベルト9上に残留したトナーは、次の画像形成時に中間転写ベルト9上から転写材Pへ転写されるため画像不良となる。
以上のように、残留トナーが2層以上から成る場合、表層と下層で残留トナーの帯電にムラが発生するため、残留トナーを一部感光ドラム1に回収できない場合が生じる。残留トナーを全て感光ドラム1に回収するためには、残留トナーを均一に正極性に帯電する必要がある。残留トナーを均一に帯電するためには、導電ローラ22を通過する前に1層に散らしておけばよい。
そこで、実施例2では、図11に示すように、残留トナーを1層に散らすために、導電ローラ22と連動して中間転写ベルト9に対して当接離間される摺擦部材である導電ブラシ23を導電ローラ22の上流、且つ、2次転写ローラ11の下流に配置した。また、導電ブラシ23に正極性及び負極性の直流電圧を印加するための直流高圧電源19を配置した。本実施例における画像形成のプロセスは、実施例1と同様である。
導電ブラシ23は、繊維径が約20μmの導電ナイロン繊維からなるブラシであり、1mm2あたり約120本の密度で織られている。
トナー粒径に近い繊維が密に織られているため、2層以上からなる残留トナーは、図12に示すように、導電ブラシ23を通過する際に掃き落とされて1層に散らされる。また、正極性の直流電圧が印加されている場合の導電ブラシ23は、残留トナーを正極性に帯電することが可能である。
導電ブラシ23を通過した後、残留トナーは導電ローラ22を通過する。導電ローラ22には、実施例1と同様、正極性の直流電圧が印加されており、導電ローラ22と中間転写ベルト9との圧接部N3近傍の空隙で発生する放電電流によって正極性に帯電される。導電ブラシ23によって1層に散らされた残留トナーは、均一に放電電流を受けるため、ムラなく正極性に帯電される。
また、残留トナーは、圧接部N3の内、導電ローラ22の表層の凹部(空隙Ga)で発生する放電電流でも正極性に帯電される。この時も残留トナーは1層に散らされているため、効率よく正極性に帯電される。
導電ローラ22を通過し、正極性に帯電された残留トナーは、実施例1と同様、次の画像のイエローが1次転写されると同時に感光ドラム1へ逆転写され、最終的には感光ドラム1上のクリーニング手段15によって回収される。
以上のように、実施例2では、2層以上からなる残留トナーを1層に散らして、導電ローラ22によって効率よく正極性に帯電できるよう、導電ブラシ23を使用した。そして、導電ブラシ23によって、残留トナーを1層に掃き散らしてから導電ローラ22で帯電するようにした。
本実施例の構成により、残留トナーが2層以上からなる場合でも導電ローラ22と中間転写ベルト9との圧接部N3近傍の空隙で発生する放電電流、及び、圧接部N3のうち導電ローラ22表層の凹部(空隙Ga)で発生する放電電流によって効率よく正極性に帯電される。そのため、残留トナーは確実に感光ドラム1に回収される。
また、導電ブラシ23は、残留トナーを1層に散らすために使用したが、導電ブラシ23に正極性の直流電圧を印加することで、1層に散らす機能に加えて、残留トナーの一部を正極性に帯電することもできる。従って、より効率よく残留トナー全体を正極性に帯電することが可能となる。
1 感光ドラム(像担持体)
4 回転現像装置
4A ロータリー
5〜8 現像器
10 一次転写ローラ(1次転写部材)
11 二次転写ローラ(2次転写部材)
22 導電ローラ(帯電部材)
23 導電ブラシ(摺擦部材)

Claims (7)

  1. トナー像を担持する像担持体と、移動可能な中間転写体と、前記中間転写体と接触する帯電部を形成する帯電ローラと、を有し、前記像担持体から前記中間転写体に1次転写されたトナー像を前記中間転写体から転写材へ2次転写した際転写されずに前記中間転写体上に残留した残留トナーを前記帯電ローラによって帯電する画像形成装置において、
    前記帯電ローラの表層は空隙を備える発泡層であり、前記帯電部において、前記発泡層の表面に露出する前記空隙と前記中間転写体によって空間が形成され、形成された前記空間の大きさは前記残留トナーの平均粒径よりも大きく、
    前記帯電ローラは、前記空間内で放電を発生させ前記空間内の前記残留トナーを帯電することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発泡層は、発泡剤が混合されたゴム剤を成形し、その後、前記発泡剤を発泡させることによって前記発泡層の内部及び表面に前記空隙が形成され、前記空隙の大きさは50μm以上300μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電ローラは、前記中間転写体の移動方向に関して前記帯電部の上流側と下流側に形成される前記中間転写体との空間で放電を発生させ前記残留トナーを帯電することを特徴とする請求項又は請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電ローラに直流電圧のみを印加する電源部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記帯電ローラは、前記中間転写体の移動に従動することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成相違。
  6. 前記帯電ローラは前記残留トナーをトナー像の帯電極性と逆極性に帯電し、前記帯電ローラによって帯電された前記残留トナーは、前記中間転写体から前記像担持体へ移動されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電ローラは、前記中間転写体に対して所定の圧で加圧されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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