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JP5504820B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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JP5504820B2 JP2009245349A JP2009245349A JP5504820B2 JP 5504820 B2 JP5504820 B2 JP 5504820B2 JP 2009245349 A JP2009245349 A JP 2009245349A JP 2009245349 A JP2009245349 A JP 2009245349A JP 5504820 B2 JP5504820 B2 JP 5504820B2
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Description

この発明は、ダッシュパネルの車体前側に結合されて車体前後方向に延びるフロントサイドフレームの一部が、前突時の荷重によって車幅方向外側に山折れ変形するように構成された車両の前部車体構造に関する。
従来、車両前突時の乗員に対する衝突荷重を低減するために、ダッシュパネルの前方で車体前後方向に延びるフロントサイドフレームを、車幅方向に屈曲変形させ、前記衝突荷重の衝突エネルギをこのフロントサイドフレームの変形で吸収できるように構成したものが知られている。
例えば、下記特許文献1に開示された車体構造では、フロントサイドフレームの一部に折れ曲り予定部を設けており、車体前方から衝突荷重が作用した時には、この折れ曲がり予定部を起点として、フロントサイドフレームを平面視で車幅方向外側に山折れ変形できるように構成している。
また、下記特許文献1に開示された車体構造では、前記折れ曲り予定部の前部からダッシュパネルまで上方かつ後方に延びる分岐フレームを備えている。下記特許文献1では、車体前方からの衝突荷重が作用した時のフロントサイドフレームの上下方向の変位を分岐フレームによって抑制することで、上述したフロントサイドフレームの前記山折れ変形を促進することができるとしている。
特開2009−137380号公報
しかしながら、実際には、車体前方から衝突荷重が作用した時、フロントサイドフレームの上下方向の変位を抑制するだけでは、フロントサイドフレームの折れ曲りの程度が必ずしも十分ではなく、フロントサイドフレームにおいて乗員に対する衝突荷重の低減を図るには、さらなる改善が必要であった。
この発明は、車体前突時に衝突荷重が作用した時に、フロントサイドフレームの折れ曲り予定部での折れ曲りをより促進させることを可能にし、乗員に対する衝突荷重をより確実に低減することができる車両の前部車体構造を提供することを目的とする。
この発明による車両の前部車体構造は、車体前方のエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルの車体前側に結合されて車体前後方向に延びるフロントサイドフレームを備え、該フロントサイドフレームの一部が、前突時の荷重によって車幅方向外側に山折れ変形するように構成された車両の前部車体構造であって、車体下方に配設されるサブフレームが、前記フロントサイドフレームにレインフォースメントを介して結合されるように構成されているとともに、該レインフォースメントの前部が、前突時に車幅方向外側に山折れ変形する前記フロントサイドフレームの折れ曲り予定部に対応する位置に設定され、前記フロントサイドフレームは、車体前後方向に延びる閉断面を有しており、前記レインフォースメントは、前記閉断面内に設けられ、前記フロントサイドフレームの下端面にサブフレーム取付部が締結固定され、前記レインフォースメントは、前記フロントサイドフレームのインナパネル本体部の下端面に面接触する水平板部と、前記インナパネル本体部の車外側側壁部に面接触する垂直板部と、該垂直板部の上端部から車外側に延びる結合支持片と、を備えており、前記レインフォースメントの前記結合支持片の自由端部には、前記サブフレーム取付部が結合されたものである。
この構成によれば、折れ曲り予定部と、レインフォースメントにより補強されたフロントサイドフレームの部位との間の剛性の差を大きく設定することができる。このため、衝突荷重がフロントサイドフレームに作用した時には、上述した剛性の差により、折れ曲り予定部での山折れ変形をより確実に発生させることができる。
つまり、レインフォースメントの前部を前記山折れ変形の起点として利用することができ、これによって、フロントサイドフレームの折れ曲り予定部での折れ曲りをより促進させることが可能になり、乗員に対する衝突荷重をより確実に低減することができる。
また、前記フロントサイドフレームが、車体前後方向に延びる閉断面を有しており、前記レインフォースメントは、前記閉断面内に設けられているものであるから、閉断面内のデッドスペースを利用してレインフォースメント等をコンパクトに配置できる。そして、閉断面による高い剛性を利用して、レインフォースメントの支持剛性の向上を図り、折れ曲り予定部と、レインフォースメントにより補強されたフロントサイドフレームの部位との間の剛性の差をより大きく設定することができる。これにより、上述した山折れ、谷折れ変形をより促進させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの車内側側壁部に、車幅方向内側を凹ませた凹ビードが形成されており、該凹ビードは、前記折れ曲り予定部に対応する位置に上下方向に延びて形成されているものである。
この構成によれば、凹ビードとレインフォースメントとの協働によって折れ曲り予定部における山折れ変形をより促進させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの前記ダッシュパネルとの結合部の前方位置が、前突時の荷重によって車幅方向外側に谷折れ変形するように構成され、前記レインフォースメントの後部が、前記結合部の前方位置で谷折れ変形する第2折れ曲り予定部に対応する位置に設定されているものである。
この構成によれば、第2折れ曲り予定部と、レインフォースメントにより補強されたフロントサイドフレームの部位との間の剛性の差を大きく設定することができる。このため、衝突荷重がフロントサイドフレームに作用した時には、第2折れ曲り予定部での谷折れ変形をより確実に発生させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの車外側側壁部に、車幅方向外側を凹ませた凹ビードが形成されており、該凹ビードが、前記第2折れ曲り予定部に対応する位置に上下方向に延びて形成されているものである。
この構成によれば、この凹ビードとレインフォースメントとの協働によって第2折れ曲り予定部における谷折れ変形をより促進させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームに、サスペンションタワーが接合されるとともに、前記フロントサイドフレームと前記サスペンションタワーとの接合部の前部に、前記折れ曲り予定部が設定されており、前記サブフレームが、前記接合部の近傍に前記レインフォースメントを介して結合されるように構成されているものである。
一般的に、サスペンションタワーは、車内(エンジンルーム)側に膨出するように形成されており、サスペンションタワーの前部および後部には、フロントサイドフレームに沿う平面部位と、車内側に向かって湾曲しながら膨出する湾曲部位とにより、その境界部には谷部が形成されている。
この構成によれば、サスペンションタワーの前記境界部に形成された谷部を、折れ曲り予定部での山折れ変形の起点として利用することができる。このため、レインフォースメントと前記境界部との協働によって、折れ曲り予定部での山折れ変形をより促進させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの前記サスペンションタワーとの接合部の近傍に前部が接続され、該前部から上方かつ後方に延びて後部が前記ダッシュパネルに接続される分岐フレームを備えたものである。
この構成によれば、衝突荷重を分岐フレームによって効果的に車体後方に伝達させることができるとともに、分岐フレームの前部を山折れ変形の起点として利用することができる。これにより、折れ曲り予定部での山折れ変形をより促進させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの車外側上部に、車幅方向内側への折り曲げによってホイールハウス内に臨むように成形された上面部が形成されており、前記分岐フレームが、前記上面部に接続されるとともに、前記上面部の前部が、前記折れ曲り予定部に対応する位置に設定されているものである。
この構成によれば、フロントサイドフレームの車外側上部に形成された上面部の前端を前記山折れ変形の起点として利用することができる。
この発明の一実施態様においては、前記折れ曲り予定部の前部に、エンジンマウントを支持する支持部材が設けられており、前記エンジンマウントは、鉛直方向に延びるボルトと、該ボルトに螺合するナット部とにより、前記フロントサイドフレームのインナパネルの上面部に締結固定され、前記フロントサイドフレームのアウタパネルの車幅方向内側には、前記支持部材が前記フロントサイドフレームのアウタパネル本体部と略平行に配設され、前記アウタパネルと前記支持部材とで閉断面を形成しており、前記ナット部は、その車外側が、前記閉断面位置において前記支持部材の車幅方向内側の壁面に接合されているものである。
この構成によれば、本来エンジンマウントを支持するために高剛性に設定された支持部材の後部を前記山折れ変形の起点とすることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの上方に、車体前後方向に延びるエプロンレインフォースメントが設けられるとともに、前記支持部材の後部と前記エプロンレインフォースメントとを結合する補強部材が設けられているものである。
この構成によれば、補強部材を利用して、その後部を前記山折れ変形の起点とすることができる。
この発明によれば、折れ曲り予定部と、レインフォースメントにより補強されたフロントサイドフレームの部位との間の剛性の差を大きく設定することができる。このため、衝突荷重がフロントサイドフレームに作用した時には、上述した剛性の差により、折れ曲り予定部での山折れ変形をより確実に発生させることができる。
つまり、レインフォースメントの前部を前記山折れ変形の起点として利用することができ、これによって、フロントサイドフレームの折れ曲り予定部での折れ曲りをより促進させることが可能になり、乗員に対する衝突荷重をより確実に低減することができる。
この発明の実施形態に係る車両の前部車体構造を車体前方かつ上方から見た時の斜視図。 車両の前部車体構造の側面図であり、車幅方向の中間部分から車幅方向外方を見た状態で示す図。 車両の前部車体構造の側面図であり、車幅方向の外側から車幅方向内方を見た状態で示す図。 図3のA−A線矢視断面図。 車両の前部車体構造の要部を示す斜視図であり、フロントサイドフレームのアウタパネルを取外した状態を示す図。 車両の前部車体構造の要部を示す斜視図であり、フロントサイドフレームのインナパネルを取外した状態を示す図。 図3のB−B線矢視断面図。 図3のC−C線矢視断面図。 図3のD−D線矢視断面図。 図3のE−E線矢視断面図。 前面衝突時における右側フロントサイドフレームの挙動を説明するための図であり、(a)衝突前の挙動、(b)衝突初期の挙動、(c)衝突後期の挙動を示す図。 車両の前部車体構造の参考例を示す要部縦断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、車両の前部車体構造を車体前方かつ上方から見た時の斜視図であり、図2、図3は、車両の前部車体構造の側面図(但し、図2は、車幅方向の中間部分から車幅方向外方を見た状態で示す側面図であり、図3は、車幅方向の外側から車幅方向内方を見た状態で示す側面図)である。なお、図中において矢印(F)は車体前方、矢印(R)は車体後方を示し、矢印(IN)は車体内方、矢印(OUT)は車体外方を示す。
図1、2に示すように、車両Vの前部車体1には、該車体1の前方の車室SとエンジンルームEとを前後に仕切るダッシュパネル2、このダッシュパネル2の前側に結合されて車体前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム3、一対のフロントサイドフレーム3の車幅方向外側上方に配置された一対のエプロンレインフォースメント4、フロントサイドフレーム3とエプロンレインフォースメント4との間でダッシュパネル2に近接配置される一対の筒状のサスペンションタワー(以下、サスタワー5と略記する。)、およエンジンやトランスミッション等から構成される図示しないエンジンユニットを支持するエンジンマウント6等が設けられている。なお、図1、図2では、図示の便宜上、フロントサイドフレーム3、エプロンレインフォースメント4等、左右一対の車体部材のうち、車体左側部分についてはその図示を省略している。
ここで、サスタワー5は、車内(エンジンルームE)側に膨出するように形成されており、このサスタワー5により車外側に形成された空間は、図示しない前輪を覆うホイールハウスWHに設定される。そして、サスタワー5の前部および後部には、フロントサイドフレーム3に沿う平面部位と、車内側に向かって湾曲しながら膨出する湾曲部位とにより、その境界部α(図1等参照)には谷部が形成されている。
前部車体1には、エンジンルームEの下側に配設されたサスペンションクロスメンバ71、サスペンションクロスメンバ71の左右両側に配置された一対のサスペンションアーム72、前後方向に配設された左右一対のエンジンサポートメンバ73、一対のエンジンサポートメンバ73の前端部に架着されたフロントクロスメンバ74等から構成されるサブフレーム7が設けられている。
ダッシュパネル2は、フロントサイドフレーム3等に比べて板厚が薄く比較的剛性の低い鋼板からなる。ダッシュパネル2は、その下端部分が、フロアパネル8の前端部分に接合されている。また、ダッシュパネル2の上端部は、車幅方向に延びるカウル部9に接合され、ダッシュパネル2の車幅方向両端部は前席用のドア(図示略)を開閉可能に支持するフロントヒンジピラー(図示略)に接合されている。
ダッシュパネル2のエンジンルームE側の前面には、車幅方向に延びる断面ハット状のダッシュクロスメンバ10が設けられている。ダッシュクロスメンバ10は、ダッシュパネル2と閉断面を形成し、ダッシュパネル2の剛性を高めている。ダッシュクロスメンバ10の左右両側端部は、後述するフロントサイドフレーム3とダッシュパネル2の結合部Lに接合され、フロントサイドフレーム3の支持剛性を高めている。
図2に示すように、左右一対のフロントサイドフレーム3は、車室Sの前端を仕切るダッシュパネル2の前側においてエンジンルームEの左部と右部に前後方向に延びて配設されている。すなわち、左右一対のフロントサイドフレーム3は、車両Vの前端位置から後方へ向かって略水平状に延び、か後端側途中部がダッシュパネル2の上部に接合され、後端側部分がダッシュパネル2の下端部とフロアパネル8の下面に沿って後方下がり傾斜状に延びて接合されている。フロントサイドフレーム3の後端側部分はダッシュパネル2と結合部Lにより接合されている。
このフロントサイドフレーム3は、フレーム自体で閉断面部を形成する前側の前側フレーム3Aと、ダッシュパネル2およびフロアパネル8と協働して閉断面部を形成する後側フレーム3Bとから構成されている。前側フレーム3Aの後端とダッシュパネル2はスポット溶接により接合され、後側フレーム3Bはダッシュパネル2とフロアパネル8に接合され、前側フレーム3Aの後端部と後側フレーム3Bの前端部は接合されている。
図4は、図3のA−A線矢視断面図である。図4に示すように、前側フレーム3Aは、車幅方向内側のインナパネル31と、車幅方向外側のアウタパネル32とから構成されており、これらインナパネル31、アウタパネル32とにより車体前後方向の延びる閉断面30を形成している。インナパネル31は、図1、図2、図4に示すように、上側に位置するインナ上フランジ部31a、下側に位置する下フランジ部31b、両者の中間に位置する車側側壁部としてのインナパネル本体部31cを備えている。同様に、アウタパネル32は、図3、図4に示すように、平板状の鋼板をプレス成形される部材であり、アウタパネル32は、上側に位置するアウタ上フランジ部32aと、下側に位置するアウタ下フランジ部32bと、両者の中間に位置する車側側壁部としてのアウタパネル本体部32cとを備えている。
図4に示すように、フロントサイドフレーム3では、インナ上フランジ部31aとアウタ上フランジ部32aがスポット溶接され、インナ下フランジ部31bとアウタ下フランジ部32bがスポット溶接され、前側フレーム3Aの上側結合フランジ30aと、下側結合フランジ30bが構成されている。下側結合フランジ30bは前側フレーム3Aの前端から結合部Lの前方近傍位置に亙って形成され、インナパネル本体部31cとアウタパネル本体部32cは、下側結合フランジ30bの後端部からダッシュパネル2の下端部に亙って更に後方に延設されている。
インナパネル31には、プレス成形時に、図2に示すような、前後方向に略直線状に延びるインナ凸部31d、上下方向に延びる第1インナビード31e、前後方向に略直線状に延びる第2インナビード31fが形成されている。
インナ凸部31dは、インナパネル本体部31cの上下方向中段位置に、前端から前後方向中間部分に亙って形成されている。インナ凸部31dは、車幅方向内側に突出しており、凸部の突出高さが後方に向かう程小さくなっている。この構成により、インナ凸部31dが第1アウタビード32eより後方まで延設され、第1アウタビード32eの位置に対応するインナパネル31の剛性を、第1アウタビード32eの位置に対応するアウタパネル32の剛性よりも一層高く設定している。
車体上下方向に延びる断面V字状の第1インナビード31eは、車幅方向外側への突出によりインナ凸部31dの後端後方位置に形成された凹ビードであり、インナパネル本体部31cの上部から第2インナビード31fの後部に連続するよう構成されている。
第1インナビード31eは、第1アウタビード32eと第2アウタビード32fとの中間の前後方向位置に位置している。なお、第1インナビード31eのビード深さとビード幅は、前面衝突時、インナパネル31の第1インナビード31eより後側部分に対して前側部分が車幅方向内側にく字状に折れ曲がるように、つまり、第1インナビード31eの部分が車幅方向外側に向かって山折れ変形可能となるように設定されている(図11参照)。
これにより、インナパネル31には、第1インナビード31eを形成した位置に、車幅方向外側に山折れ変形する折れ曲り予定部T1が構成されている。この折れ曲り予定部T1は、フロントサイドフレーム3とサスタワー5との接合部の前部に設定されている。
断面溝状の第2インナビード31fは、インナパネル本体部31cの上下方向中段位置に、アウタ凸部32dより後方位置に形成されている。第2インナビード31fは、車幅方向外側への突出により形成された凹ビードである。
アウタパネル32には、プレス成形時に、図3に示すような、前後方向に略直線状に延びるアウタ凸部32d、上下方向に延びる第1アウタビード32e、フロントサイドフレーム3のダッシュパネル2への結合部Lの前方近傍位置に設けられた上下方向に延びる第2アウタビード32f、第2アウタビード32fの後方に配置される後述する変形助長部32g等が形成されている。
アウタ凸部32dは、アウタパネル本体部32cの上下方向中段位置に、前端から前後方向中間部分に亙って形成されている。アウタ凸部32dは、車幅方向外側に突出しており、凸部の突出高さが後方に向かう程小さくなっている。
フロントサイドフレーム3は、アウタ凸部32dとインナ凸部31dにより、前側フレーム3Aの前端に十字状の開口部が形成されている。このフロントサイドフレーム3の先端に固定されるクラッシュカン(図示略)の取付け部形状が断面十字状に形成され、このクラッシュカンの取付け部がフロントサイドフレーム3の先端に固定される。
第1アウタビード32eは、上下方向に延びる断面半円状に形成されている。第1アウタビード32eは、車幅方向内側への突出によりアウタ凸部32dの後端の後方位置に形成された凹ビードであり、アウタ凸部32dの上下長よりも長く、かアウタパネル本体部32cの上下長よりも短く構成されている。第1アウタビード32eのビード深さとビード幅と上下長は、前突時、アウタパネル32の第1アウタビード32eより前側部分に対して後側部分が車幅方向外側に折れ曲り可能に、つまり、第1アウタビード32eの部分が車幅方向外側に谷折れ変形可能となるように設定されている(図11参照)。
これにより、アウタパネル32にて第1アウタビード32eを形成した位置に、車幅方向外側に谷折れ変形する折れ曲り予定部T2が構成されている。
また、図3に示すように、第2アウタビード32fは上下方向に延びる断面半円状に形成されている。この第2アウタビード32fは、車幅方向内側への突出により、結合部Lの前方近傍で、か下側結合フランジ32bの車体前後方向後端部に対応する位置に形成された凹ビードであり、アウタパネル本体部32cの上端部から下端部に亙って構成されている。第2アウタビード32fのビード深さとビード幅は、前面衝突時、アウタパネル32の第2アウタビード32fより車体前後方向後側部分に対して前側部分が車幅方向外側に折れ曲り可能となるように、つまり第2アウタビード32fの部分が車幅方向外側に谷折れ変形可能となるように設定されている(図11参照)。
これにより、アウタパネル32には、第2アウタビード32fを形成した位置に、車幅方向外側に谷折れ変形する折れ曲り予定部T3が構成されている。
また、図3に示すように、側面視で略三角形状に形成される変形助長部32gは、第2アウタビード31fと結合部Lとの間で、車幅方向外側に突出した凸部であり、車幅方向内側が凹んでおり、第2アウタビード32fと変形助長部32gの三角形状の一辺が略平行となるよう構成されている。
第2アウタビード32fの前側における前側フレーム3Aの閉断面面積は第2アウタビード32fの形成位置における閉断面面積より大きく設定され、変形助長部32gの形成位置における閉断面面積は第2アウタビード32fの前側における閉断面面積よりも更に大きく設定されている。それ故、前方からの衝突荷重に対して、変形助長部32gの形成位置における剛性を、第2アウタビード32fの形成位置における剛性よりも高くすることができる。
ところで、図1〜図4に示すサブフレーム7のうち、車幅方向に延びるサスペンションクロスメンバ71は、左右の後端部に形成された一対のクロスメンバ取付面部71aと、左右の途中部からそれぞれ車幅方向外側へ延びる一対のクロスメンバ取付部71bと、左右の前端部に設けられた一対のエンジンサポート取付部71cとを備えている。
クロスメンバ取付面部71aは、ダッシュパネル2の下側に位置する一対のガセット12に第1ラバーブッシュ13を介してボルト締結される。側面視でクサビ状のガセット12は、インナパネル本体部31cとアウタパネル本体部32cの夫々の後端部に重合接合される後側フレームパネル(図示略)の前端部の下方外側から三重接合されている。
クロスメンバ取付部71bは、前側フレーム3Aの下端面のうちの、サスタワー5に対応する前後方向位置に第2ラバーブッシュ14(サスペンションサブフレーム取付部)を介して図4〜図6に示すボルト14a、ナット14bによって締結固定される。
図5は、前部車体1の要部を示す斜視図であり、フロントサイドフレーム3のアウタパネル32を取外した状態で示す図である。また、図6は、前部車体1の要部を示す斜視図であり、フロントサイドフレーム3のインナパネル31を取外した状態で示す図である。図4〜図6に示すように、フロントサイドフレーム3の閉断面30の内部には、断面Z字状のレインフォースメント15が配設され、インナパネル31、アウタパネル32に接合されている。このレインフォースメント15により、クロスメンバ取付部71bは、フロントサイドフレーム3とサスタワー5との接合部の近傍に結合されている。
そして、レインフォースメント15が配設された部位では、これによってインナパネル31が補強されており、上述した第2ラバーブッシュ14は、インナパネル31をレインフォースメント15で補強した部位に連結されている。
図4〜図6に示すように、前後方向に延びる長尺部材とされたレインフォースメント15は、インナ下フランジ部31bに面接触する第1垂直板部15a、インナパネル本体部31cの下端面に面接触する水平板部15b、インナパネル本体部31cの車外側側壁部に面接触する第2垂直板部15cと、該第2垂直板部15cの上端部から車外側に延びる結合支持片15dとを備えている。
図1〜図3、および図5に示すように、レインフォースメント15の前部、具体的には、第1垂直板部15aと水平板部15bと第2垂直板部15cの前端部は、第1インナビード31eに対応する位置に形成されている。一方、図3、図6に示すように、レインフォースメント15の後部、具体的には、第1垂直板部15aの後端部は、第2アウタビード32fの直後方の下側結合フランジ30bの後端部にほぼ対応する位置に形成されている。
また、レインフォースメント15のうち、結合支持片15dの自由端部には、図5、図6に示すように、半円形状の嵌合切欠き15eが形成されている。この嵌合切欠き15eには、第2ラバーブッシュ14のナット14bが嵌合しており、両者が溶接等によって結合されている。これにより、ナット14b、つまりは第2ラバーブッシュ14が、レインフォースメント15の結合支持片15dによって支持されている。
また、図6に示すように、第2垂直板部15cの後端部は、変形助長部32gに対応する前後方向位置まで延びる。この構成により、レインフォースメント15は、第2ラバーブッシュ14の支持剛性を確保しつつ、第2アウタビード32fに対応する前後方向位置におけるインナパネル31の剛性を高めている。つまり、第2アウタビード32fに対応する位置において、アウタパネル32側の剛性よりもインナパネル31側の剛性を高めることで、フロントサイドフレーム3の車幅方向外側への谷折れ変形を抑制しつつ、車幅方向外側への山折れ変形を促進できる。
また、図1に示すように、サスペンションアーム72の後部は支持ブラケット72aを介してサスペンションクロスメンバ71に連結され、前部はサスペンションクロスメンバ71の前部にラバーマウント(図示略)を介して連結されている。
図1〜図3に示すように、左右1対のエンジンサポートメンバ73は、エンジン(図示略)を支持するために、エンジンルームEの側部において前後方向に延びており、後端部73aがサスペンションクロスメンバ71の前端のエンジンサポートメンバ取付部71cに結合されている。エンジンサポートメンバ73の前端部73bは、フロントサイドフレーム3の前端にラバーマウント16を介して連結される。フロントクロスメンバ74は、エンジンサポートメンバ73の前端部73bに架着されており、その左右の端部はエンジンサポートメンバ73を挟んでラバーマウント16に固定されている。
図7〜図9は、それぞれ図3のB−B線矢視断面図、C−C線矢視断面図、D−D線矢視断面図である。本実施形態では、図1〜図3、図5、および図7〜図9に示すように、フロントサイドフレーム3におけるサスタワー5の接合部近傍から上方かつ後方に向けて分岐するように延び、該フロントサイドフレーム3と前述のダッシュロアパネル2の上部とを接続する分岐フレーム17を設けている。
この分岐フレーム17は、サスタワー5の側面部の車幅方向外側に配設されており、図3のB−B断面位置においては、図7に示すように断面略コ字状に形成されると共に、C−C断面位置においては、図8に示すように断面略L字状に形成されている。
そして、分岐フレーム17は、図3、図5、図7〜図9に示すように、フロントサイドフレーム3に接合される下端フランジ17aと、分岐フレーム17の長手方向中間部の上下に一体形成された中間上部フランジ17bおよび中間下部フランジ17cと、ダッシュパネル2に接合される後端フランジ17dと、を備えている。
上述の分岐フレーム17は、サスタワー5の側面部の車幅方向外側に接合されて、分岐フレーム17と前記側面部との間に、前後方向かつ上下方向に連続する閉断面17A(図7、図9参照)が形成されている。
すなわち、図に示すB−B線矢視断面位置においては、サスタワー5の側面部の車幅方向外側の面に、中間上部フランジ17b、中間下部フランジ17cを接合して、前記側面部と分岐フレーム17との間に閉断面17Aを形成している。
一方、図8に示すC−C線矢視断面位置、およその後方においては、サスタワー5の側面部に中間下部フランジ17cを接合し、かつダッシュパネル2の上部車幅方向外側に後端フランジ17dを接合している。
また、フロントサイドフレーム3では、図9に示すように、インナパネル31の上面部31gの車幅方向の幅が、第1インナビード31e近傍で後方になるにつれて徐々に狭くなるように設定されている。一方、第1インナビード31eの近傍で上面部31gが狭まった部位対応してアウタパネル32に上面部32hが形成されている。
この上面部32gは、車幅方向内側への折り曲げによってホイールハウスWH内に臨むように成形された部位であり、上述した分岐フレーム17は、その下端が、アウタパネル32の上面部32hに結合されている。
ところで、フロントサイドフレーム3の上方に配設されたエプロンレインフォースメント4は、図7に示すように、主にエプロンレインアウタ41と、エプロンレインインナ42とを備えており、これらの結合により、車体前後方向に延びる図示のような閉断面4Aを有している。
そして、このエプロンレインフォースメント4は、図1〜図3、および図9に示すようにサスタワー5の前方位置で上下方向に延びる補強部材18が結合されている。この補強部材18は、断面略直線状の車内側パネル18aと断面略ハット状の車外側パネル18bとにより構成され、両者の結合により閉断面18A(図9参照)を有している。
そして、この補強部材18は、上端部がエプロンレインフォースメント4に結合される一方で、下端部がフロントサイドフレーム3のアウタパネル32のアウタパネル本体部32cに結合されている。
ところで、上述したエンジンマウント6は、フロントサイドフレーム3に固定されており、フロントサイドフレーム3を介して前記エンジンユニットを支持するものである。また、エンジンマウント6は、サスタワー5の前方にてアウタパネル32に結合される補強部材18にもその一部が固定されている。エンジンマウント6は、ゴム等の弾性部材によって、エンジンユニットから発生する振動が車体に直接伝達されることが防止されている。
図10は、図3のE−E線矢視断面図である。図1〜図3、図5、図6、図9、および図10に示すように、エンジンマウント6は、鉛直方向に延びるボルト19とボルト19に螺合するナット部20とにより、フロントサイドフレーム3のインナパネル31の上面部31gに締結固定される。ナット部20は、図10に示すように、その内周面に雌ネジ部20aが形成された中空円筒状の部材である。また、ナット部20の上端部には、フランジ部20bが形成される。フランジ部20bは、インナパネル31の上面部31gの内壁に溶接等で接合される。
また、フロントサイドフレーム3のアウタパネル32の車幅方向内側には、板状の支持プレート21がアウタパネル本体部32cと略平行に配設されている。この支持プレート21は、図10に示すように、その上端部がアウタ上フランジ部32a、インナ上フランジ部31aと溶接によって三重結合されるとともに、下端部がアウタ下フランジ部32b、インナ下フランジ部31bと溶接によって三重結合されている。ナット部20は、その車外側が支持プレート21の車幅方向内側の壁面に溶接等によって接合されている。
また、エンジンマウント6は、図2、図6示すように、車外側に延びるアーム部61を有しており、このアーム部61が、補強部材18の車内側パネル18aにボルト22によって締結固定されている。
次に、前面衝突(正面衝突)時のフロントサイドフレーム3における挙動について、図11に基づき説明する。図11は衝突時のフロントサイドフレーム3の変形の挙動を示すもので、(a)は衝突前の状態、(b)は衝突初期の挙動、(c)は衝突後期の挙動をそれぞれ示している。なお、説明の便宜上、車体右側のフロントサイドフレーム3を示している。
図11(a)に示すように、フロントサイドフレーム3には、前方から第1アウタビード32eと、第1インナビード31eと、第2アウタビード32fとがフロントサイドフレーム3の前後方向軸心に対して平面視で左右千鳥状に形成されている。なお、フロントサイドフレーム3の前端部から第1アウタビード32eまでを領域A、第1アウタビード32eから第1インナビード31eまでを領域B、第1インナビード31eから第2アウタビード32fまでを領域C、第2アウタビード32fからダッシュパネル2までを領域Dとして説明する。
前面衝突が発生した場合、最初に、フロントサイドフレーム3の前端部に設けられた中空筒状をなす公知のクラッシュカン(図示略)が衝突荷重によって潰れる。このクラッシュカンの潰れ変形によっても吸収されない衝突荷重は、フロントサイドフレーム3の前端部から入力され、後方に向かって伝搬する。
図11(b)に示すように、フロントサイドフレーム3の前端部に入力された衝突荷重は、領域Aを潰れ変形させ、この潰れ変形とほぼ同時に、第1インナビード31eの部位(折れ曲り予定部T1)の折れ曲りと、第1アウタビード32eの部位(折れ曲り予定部T2)の折れ曲りと、第2アウタビード32fの部位(折れ曲り予定部T3)の折れ曲りが開始される。
この時、第1インナビード31eはインナパネル31にて車幅方向外側に突出して車幅方向内側を凹ませた凹ビードであり、第1インナビード31eに対応する折れ曲り予定部T1におけるフロントサイドフレーム3の断面係数もその前後の部位の断面係数よりも小さく、しかも、インナパネル31の剛性よりもアウタパネル13の剛性が大きいため、折れ曲り予定部T1が車幅方向外側に山折れ変形する。
第1アウタビード32eがアウタパネル32にて車幅方向内側に突出して車幅方向外側を凹ませた凹ビードであり、第1アウタビード32eに対応する折れ曲り予定部T2におけるフロントサイドフレーム3の断面係数もその前後の部位の断面係数よりも小さく、しかも、アウタパネル32の剛性よりもインナパネル31側の剛性が大きいため、折れ曲り予定部T2が車幅方向外側に谷折れ変形する。
ここで、レインフォースメント15や分岐フレーム17は、第1インナビード31eと第2アウタビード32fの間においてフロントサイドフレーム3を補強している。一方、エンジンマウント6を支持するための補強部材18や支持プレート21は、第1アウタビード32eと第1インナビード31eの間においてフロントサイドフレーム3を補強している。
第2アウタビード32fは、アウタパネル32にて車幅方向内側に突出して車幅方向外側を凹ませたビードであり、第2アウタビード32fに対応するフロントサイドフレーム3の断面係数も小さく、しかも、第2アウタビード32f(折れ曲り予定部T3)においてアウタパネル32が変形助長部32gにより補強されているため、折れ曲り予定部T3が車幅方向外側に谷折れ変形する。
衝突がさらに進行すると、11(c)に示すように、第1アウタビード32eと、第1インナビード31eと、第2アウタビード32fとを夫々折れ曲りの節として、フロントサイドフレーム3は、折れ曲り予定部T1が車幅方向外側へ大きく移動して、平面視で車体前後方向にジグザグ状に座屈状態に変形する。このようなフロントサイドフレーム3のジグザグ状の座屈変形を介して、大きな衝突エネルギを吸収できるため、ダッシュパネル2の後退を確実に抑制し、車室空間を衝突前と同様に維持することができる。
ここで、変形助長部32gは、第2アウタビード32fの後方近傍位置において領域Dのアウタパネル32を補強し、第2アウタビード32fにおける折れ曲りを促進している。レインフォースメント15や分岐フレーム17は、第1インナビード31eと第2アウタビード32fの間においてフロントサイドフレーム3を補強し、領域Cの途中における曲げ変形を抑制している。また、補強部材18や支持プレート21は、第1インナビード31eと第1アウタビード32eとの間においてフロントサイドフレーム3を補強し、領域Bの途中における曲げ変形を抑制している。
ここで、衝突荷重が大きく、領域Cが第2アウタビード32fを節として大きく車幅方向外側へ折れ曲がった場合、ダッシュパネル2と第2アウタビード32fとの間には領域Dが形成されており、領域Cの折れ曲りを許容する空間が確保されている。つまり、領域Cが第2アウタビード32fを節として大きく折れ曲がったとしても、フロントサイドフレーム3の領域Cとダッシュパネル2との接触が回避でき、この接触に起因するダッシュパネル2の後退を抑制することができる。
このように、本実施形態では、車体下方に配設されるサブフレーム7をフロントサイドフレーム3にレインフォースメント結合するレインフォースメント15の前部が、前突時に車幅方向外側に山折れ変形するフロントサイドフレーム3の折れ曲り予定部T1に対応する位置に設定されることにより、折れ曲り予定部T1と、レインフォースメント15により補強されたフロントサイドフレーム3の部位との間の剛性の差を大きく設定することができる。
このため、衝突荷重がフロントサイドフレーム3に作用した時には、上述した剛性の差により、折れ曲り予定部T1での前記山折れ変形をより確実に発生させることができる。
つまり、本実施形態では、レインフォースメント15の前部を前記山折れ変形の起点として利用することができ、これによって、フロントサイドフレーム3の折れ曲り予定部T1での折れ曲りをより促進させることが可能になり、乗員に対する衝突荷重をより確実に低減することができる。
また、フロントサイドフレーム3のインナパネル31の第1インナビード31eが、折れ曲り予定部T1に対応する位置に上下方向に延びて形成されていることにより、この第1インナビード31eとレインフォースメント15との協働によって折れ曲り予定部T1での山折れ変形をより促進させることができる。
また、レインフォースメント15の後部が、フロントサイドフレーム3のダッシュパネル2との結合部の前方位置で谷折れ変形する折れ曲り予定部T3に対応する位置に設定されていることにより、折れ曲り予定部T3と、レインフォースメント15により補強されたフロントサイドフレーム3の部位との間の剛性の差を大きく設定することができる。このため、衝突荷重がフロントサイドフレーム3に作用した時には、折れ曲り予定部T3での前記谷折れ変形をより確実に発生させることができる。
従って、領域Cが第2アウタビード32fを節として大きく折れ曲がったとしても、フロントサイドフレーム3の領域Cとダッシュパネル2との接触が確実に回避でき、この接触に起因するダッシュパネル2の後退を抑制することができる。
また、フロントサイドフレーム3のアウタパネル32の第2アウタビード32fが、折れ曲り予定部T3に対応する位置に上下方向に延びて形成されていることにより、この第2アウタビード32fとレインフォースメント15との協働によって折れ曲り予定部T3における谷折れ変形をより促進させることができる。
また、特に図4に示すように、車体前後方向に延びる閉断面30を有し、レインフォースメント15をフロントサイドフレーム3の閉断面30内に設けたことにより、閉断面30内のデッドスペースを利用してレインフォースメント15や第2ラバーブッシュ14の一部(具体的には、ボルト14aの雄ネジ部、ナット14b)をコンパクトに配置できる。そして、閉断面30による高い剛性を利用して、レインフォースメント15の支持剛性の向上を図り、折れ曲り予定部T2、T3と、レインフォースメント15により補強されたフロントサイドフレーム3の部位との間の剛性の差をより大きく設定することができる。これにより、上述した山折れ、谷折れ変形をより促進させることができる。
また、フロントサイドフレーム3とサスタワー5との接合部の前部に、折れ曲り予定部T1を設定するとともに、サブフレーム7が、前記接合部の近傍にレインフォースメント15を介して結合されるように構成されていることにより、サスタワー5にて形成された境界部α(図1等参照)に形成された谷部を、折れ曲り予定部T1での山折れ変形の起点として利用することができる。このため、レインフォースメント15と前記境界部αとの協働によって、折れ曲り予定部T1での山折れ変形をより促進させることができる。
また、フロントサイドフレーム3のサスタワー5との接合部の近傍に前部が接続され、該前部から上方かつ後方に延びて後部がダッシュパネル2に接続される分岐フレーム17を備えたことにより、上述した衝突荷重を分岐フレーム17によって効果的に車体後方に伝達させることができるとともに、分岐フレーム17の前部を山折れ変形の起点として利用することができる。これにより、折れ曲り予定部T1における山折れ変形をより促進させることができる。
また、分岐フレーム17が、アウタパネル32の上面部32hに接続されるとともに、この上面部の32hの前部が、折れ曲り予定部T1に対応する位置に設定されていることにより、アウタパネル32に形成された上面部32cの前端を前記山折れ変形の起点として利用することができる。
また、折れ曲り予定部T1の前部に、エンジンマウント6を支持する支持プレート21が設けられていることにより、本来エンジンマウント6を支持するために高剛性に設定された支持プレート21の後部を前記山折れ変形の起点とすることができる。
また、支持プレート21の後部と、フロントサイドフレーム3の上方のエプロンレインフォースメント4とを結合する補強部材18が設けられていることにより、補強部材18を利用して、その後部を前記山折れ変形の起点とすることができる。
図1は参考例を示し、同図に示す補強部材115のように、第1垂直板部15aに相当する第1垂直板部115aに連続する水平板部115bの位置をレインフォースメント15の水平板部15bよりも高い位置に設定し、水平板部115bに連続する第2垂直板部115cをインナパネル本体部31cの垂直部に面接触させるような構成とすることにより、フロントサイドフレーム3の閉断面30内に第2の閉断面Xを形成してもよい。なお、図12において、図1〜図11に示す最初の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
図12に示す参考例では、水平面部115bの一部に挿通孔115eを穿設して、そこに第2ラバーブッシュ14のナット14bを挿通させ、両者を溶接により結合している。つまり、本実施形態では、水平面部115bが、レインフォースメント15の連結支持片15dと同様、ナット14bの支持部材として機能している。
このように、フロントサイドフレーム3内において、第2の閉断面Xを形成することで、フロントサイドフレーム3にて形成される閉断面30の剛性をさらに高めることができる。このため、閉断面30内におけるレインフォースメント115の支持剛性をさらに向上させることができ、これによって折れ曲り予定部T1、T3と、レインフォースメント15によって補強されたフロントサイドフレーム3の部位との間の剛性の差をさらに大きく設定することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の、折れ曲り予定部は、折れ曲り予定部T1に対応し、
以下同様に、
車内側を凹ませた凹ビードは、第1インナビード32eに対応し、
第2折れ曲り予定部は、折れ曲り予定部T3に対応し、
車外側を凹ませた凹ビードは、第2アウタビード32fに対応し、
支持部材は、支持プレート21に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…ダッシュパネル
3…フロントサイドフレーム
5…サスペンションタワー
6…エンジンマウント
7…サブフレーム
14…第2ラバーブッシュ(サブフレーム取付部)
15…レインフォースメント
15b…水平板部
15c…垂直板部
15d…結合支持片
17…分岐フレーム
18…補強部材
19…ボルト
20…ナット部
21…支持プレート(支持部材)
31…インナパネル
31c…インナパネル本体部
31e…第1インナビード(凹ビード)
31g…上面部
32…アウタパネル
32c…アウタパネル本体部
32f…第2アウタビード(凹ビード)
E…エンジンルーム
S…車室
T1、T2、T3…折れ曲り予定部
WH…ホイールハウス

Claims (9)

  1. 車体前方のエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、
    該ダッシュパネルの車体前側に結合されて車体前後方向に延びるフロントサイドフレームを備え、
    該フロントサイドフレームの一部が、前突時の荷重によって車幅方向外側に山折れ変形するように構成された車両の前部車体構造であって、
    車体下方に配設されるサブフレームが、前記フロントサイドフレームにレインフォースメントを介して結合されるように構成されているとともに、
    該レインフォースメントの前部が、前突時に車幅方向外側に山折れ変形する前記フロントサイドフレームの折れ曲り予定部に対応する位置に設定され
    前記フロントサイドフレームは、車体前後方向に延びる閉断面を有しており、
    前記レインフォースメントは、前記閉断面内に設けられ、
    前記フロントサイドフレームの下端面にサブフレーム取付部が締結固定され、
    前記レインフォースメントは、前記フロントサイドフレームのインナパネル本体部の下端面に面接触する水平板部と、前記インナパネル本体部の車外側側壁部に面接触する垂直板部と、該垂直板部の上端部から車外側に延びる結合支持片と、を備えており、
    前記レインフォースメントの前記結合支持片の自由端部には、前記サブフレーム取付部が結合された
    車両の前部車体構造。
  2. 前記フロントサイドフレームの車内側側壁部には、車幅方向内側を凹ませた凹ビードが形成されており、
    該凹ビードは、前記折れ曲り予定部に対応する位置に上下方向に延びて形成されている
    請求項1記載の車両の前部車体構造。
  3. 前記フロントサイドフレームの前記ダッシュパネルとの結合部の前方位置が、前突時の荷重によって車幅方向外側に谷折れ変形するように構成され、
    前記レインフォースメントの後部が、前記結合部の前方位置で谷折れ変形する第2折れ曲り予定部に対応する位置に設定されている
    請求項1または2記載の車両の前部車体構造。
  4. 前記フロントサイドフレームの車外側側壁部には、車幅方向外側を凹ませた凹ビードが形成されており、
    該凹ビードは、前記第2折れ曲り予定部に対応する位置に上下方向に延びて形成されている
    請求項3記載の車両の前部車体構造。
  5. 前記フロントサイドフレームには、サスペンションタワーが接合されるとともに、
    前記フロントサイドフレームと前記サスペンションタワーとの接合部の前部に、前記折れ曲り予定部が設定されており、
    前記サブフレームは、前記接合部の近傍に前記レインフォースメントを介して結合されるように構成されている
    請求項1〜4のれか一項に記載の車両の前部車体構造。
  6. 前記フロントサイドフレームの前記サスペンションタワーとの接合部の近傍に前部が接続され、該前部から上方かつ後方に延びて後部が前記ダッシュパネルに接続される分岐フレームを備えた
    請求項記載の車両の前部車体構造。
  7. 前記フロントサイドフレームの車外側上部には、車幅方向内側への折り曲げによってホイールハウス内に臨むように成形された上面部が形成されており、
    前記分岐フレームが、前記上面部に接続されるとともに、
    前記上面部の前部が、前記折れ曲り予定部に対応する位置に設定されている
    請求項記載の車両の前部車体構造。
  8. 前記折れ曲り予定部の前部に、エンジンマウントを支持する板状の支持部材が設けられており、
    前記エンジンマウントは、鉛直方向に延びるボルトと、該ボルトに螺合するナット部とにより、前記フロントサイドフレームのインナパネルの上面部に締結固定され、
    前記フロントサイドフレームのアウタパネルの車幅方向内側には、前記支持部材が前記フロントサイドフレームのアウタパネル本体部と略平行に配設され、前記アウタパネルと前記支持部材とで閉断面を形成しており、
    前記ナット部は、その車外側が、前記閉断面位置において前記支持部材の車幅方向内側の壁面に接合されている
    請求項1〜7の何れか一項に記載の車両の前部車体構造。
  9. 前記フロントサイドフレームの上方に、車体前後方向に延びるエプロンレインフォースメントが設けられるとともに、
    前記支持部材の後部と前記エプロンレインフォースメントとを結合する補強部材が設けられている
    請求項記載の車両の前部車体構造。
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