JP5500503B2 - 排水トラップ - Google Patents
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Description
しかし、洗面台、キッチン等のキャビネット内にS字型排水トラップが露出することから、キャビネット内が狭くなってしまうという課題や、排水トラップの内部を清掃する際、各部材を取り外すため、キャビネット内の収納物をキャビネット外に出し、人がキャビネット内に潜り込み清掃しなければならず、多大な手間がかかるという課題が存在していた。
また、最近では配管の清掃のために高圧洗浄が定期的に行われる場合があり、高圧洗浄のたびにキャビネット内の収納物をキャビネット外に出さねばならず、著しく多大な手間がかかっていた。
しかしながら、このような排水トラップはキャビネットの奥側に傾斜していることで、排水トラップの設置に方向性が生じてしまい、施工性が悪化するという課題が存在していた。
これによれば、まず排水トラップ本体が下方奥側へ傾斜することにより、排水トラップ前方にスペースが生まれ、キャビネット内部を有効活用することが可能となる。また、このように排水トラップが傾斜した状態においても、排水トラップの傾斜方向に関わらず防臭筒を垂直方向へ引き上げることが可能となるという効果を奏する。
前記フランジ部材は前記防臭筒を着脱するために、略中央に略円形形状に開口を持ち、
前記防臭筒は前記フランジ部材を介して前記排水口に着脱可能に取り付けられることを特徴とする排水トラップが提供される。
これにより、フランジ部材の開口部に方向性がなくなり、トラップ本体の接続方向を変更した場合であっても、防臭筒の着脱動作を変更する必要がなくなる。
これにより、フランジ部材自身に方向性がなくなるため、排水トラップに合わせて排水トラップを回転させることが可能となる。
これにより、フランジ部材に対して、トラップ本体が回転自在に接続されるため、一旦施工した後であっても接続を解除することなくトラップ本体を回転させることが可能となる。
これにより、防臭筒を着脱する際、まず真上に引き上げることが可能となる。その後、真上方向に力を加えると、防臭筒とトラップアウターが接触し、自動的に斜め方向へ抜き出すことが可能となる。つまり、使用者にとって、排水トラップが傾斜していることを意識せずに防臭筒の着脱が可能となっている。
図1に本発明の実施例における排水トラップAをシンクの排水口Bに取り付けた状態の側面視断面図を示す。
シンクの排水口B内にはフランジ2(フランジ部材)が挿入されている。このフランジ2に対してロックナット3を用いて、トラップアウター11が取り付けられる。また、このトラップアウター11の内部にはトラップカップ12が設けられている。本実施例において、トラップカップ12はトラップアウター11と別体で構成されているが、一体成形とすることも可能である。これ以降、トラップアウター11とトラップカップ12を合わせて、トラップ本体1と呼称する。
なお、トラップアウター11はその下端を図示していない排水管Cと接続される。排水管Cは建築配管と接続されており、トラップアウター11へ流れ込んだ排水は下水配管へと流出する。
排水の流入が止まると、トラップカップ12の上端を越えることができない排水が、トラップカップ12の内部に滞留する。この排水によって、排水管C内の雰囲気が排水トラップAを通じて上流側へ逆流することを防止することが可能となる。
このフランジ2は従来から用いられているS字トラップの接続に使われているフランジと比較して特異な構造を有さないため、共通の部材を使用することが可能である。これにより、一般的な排水トラップとの互換が可能となり、フランジに汎用性をもたせることができる。
防臭筒4が装着された状態において、屈曲部42の屈曲方向上部とトラップ本体1との間には空間が存在する。この空間がないと、屈曲部42とトラップ本体1の接触により、防臭筒4の上方向への移動が妨げられてしまう。この空間は、防臭筒4の接続部41の長さと略同一であると、屈曲部42とトラップ本体1が接触した際に、防臭筒4の屈曲部42が排水口Bより上方へ引き出されており、使用者が防臭筒4が屈曲していることを認識できる為、好ましい。
本発明の排水トラップにおいて、フランジ2は略円形形状であり、防臭筒4を着脱するための開口は略中央に略円形形状にて開いている。これにより、排水口Bにフランジ2をロックナット3で固定する際にフランジ2の方向性を気にすることなく固定することができる。フランジ2に方向性がある場合、固定後にその向きを無理矢理に直そうとし、フランジ2を破損したり、固定が緩み漏水したりする恐れがあるが、本発明によればこれらの危険を低減することが出来る。
フランジ2はその下部からロックナット3によって、排水口Bに固定されている。
また、ロックナット3とトラップアウター11はクイックファスナー5を解して接続されている。ロックナット3はその下部に、トラップアウター11はその上部に、それぞれ鍔部を有しており、クイックファスナー5はその鍔部を挟み込むことで両者を接続している。このとき、ロックナット3とトラップアウター11は相互に回転可能な状態で接続されているため、施工時にクイックファスナー5によって接続した後であっても排水トラップ本体1を回転させて方向調整を行うことが可能となる。
また、ロックナット3にフランジ2の固定と、排水トラップ本体1との接続という二つの機能を持たせることで、部材数を減じ、よりコンパクトな排水トラップAとすることができ、キャビネット内の収納スペースの増大に有効に寄与する。
クイックファスナー5はロックナット3およびフランジ2を包囲するファスナ本体51と、ファスナ本体51に回動可能に係止された回動体52から構成されている。
回動体52の一方の端部はヒンジ部53によってファスナ本体51に対して回動可能に取り付けられている。また、回動体52の別の端部はファスナ本体51の係止部54に係止することで、ロックナット3およびフランジ2を囲んだ状態で固定される。
このとき、回動体52のうちヒンジ部53と接続する部分は開く方向に力がかかるように構成されており、回動体52は自然とファスナ本体51から離れる方向に移動する。これにより、施工者が回動体52の端部を係止部54に係止し忘れた、あるいは係止が確実でなく外れてしまった場合に、回動体52が開くことによって、施工者が気づきやすい。
この実施例においては、シンクに対して排水口Bを別体として構成している。この配す口Bはフランジ2と一体的に構成されている。当然ながら排水口Bとフランジ2を接続するためのロックナット3は必要でないため、省略されている。
また、排水トラップ本体1(トラップアウター11)はフランジ2とクイックファスナー5を用いて接続されている。
このように構成することにより、フランジ2周辺部分に汚物が溜まることを防止することが可能であると共に、さらに部材点数を削減することが可能となる。
例えば、図6に示すようにトラップカップ12とトラップアウター11を一体的に成型し、部品点数を削減してもよい。また、防臭筒4とフランジ2の当接部分に取り付けられるO−リングシール44を上下二箇所とし、防臭筒4のがたつきをさらに低減させるように設計してもよい。
B 排水口
C 排水管
1 排水トラップ本体
11 トラップアウター
12 トラップカップ
2 フランジ
3 ロックナット
4 防臭筒
41 接続部
42 屈曲部
43 つまみ
44 Oリングシール
5 クイックファスナー
51 ファスナー本体
52 回動体
53 ヒンジ部
54 係止部
Claims (5)
- 排水口と排水管との間に接続される排水トラップであって、
前記排水口から排水される排水を一時的に貯めるトラップ本体と、
前記排水口に着脱可能に取り付けられる防臭筒と、を備え、
前記トラップ本体は、排水口から下方奥側へ傾斜しており、
前記防臭筒は排水口に対して垂直な接続部と、
前記接続部に対して傾斜し、トラップ本体と並行な屈曲部を有し、
前記排水口の下端と前記屈曲部との間に、空間を有することを特徴とする排水トラップ - 前記排水口に接続されるフランジ部材を備え、
前記フランジ部材は前記防臭筒を着脱するために、略中央に略円形形状に開口を持ち、
前記防臭筒は前記フランジ部材を介して前記排水口に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ - 前記フランジ部材の外形は略円形形状であることを特徴とする請求項2に記載の排水トラップ
- 前記トラップ本体はクイックファスナーにて接続されることを特徴とする請求項2乃至3の何れか1項に記載の排水トラップ
- 前記防臭筒は前記フランジ部材との着脱部を端部とした略円筒形状であり、着脱部より下方に屈曲部を持つことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の排水トラップ
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