JP6060327B2 - 排水トラップ - Google Patents
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Description
本従来例の排水トラップは、図16に示すように浴室の排水口に取り付けられる。尚、当該浴室に用いられる排水設備の説明をする。(特許文献1)
浴室は、使用者が体を洗う洗い場パンと、浴槽が載置される浴槽パンとから成る防水パンによって構成され、それぞれの防水パンには排水用の排水口が構成されている。
浴槽パンにはエルボ部材が配置構成され、エルボ部材は排水トラップの排水枝管に管体などを介して接続される。エルボ部材は断面視L字状の配管部材であって、浴槽内の排水及び、浴槽パン上に発生した排水を排水トラップ側へと排出する。
また洗い場パンの排水口には、本従来例で用いられる排水トラップが配置構成されており、洗い場パン上に発生した排水は排水口を介して排水トラップ内へと排水される。また、前記エルボ部材が排水トラップの排水枝管に接続されている為、エルボ部材内の排水も排水トラップ内へと排水されることとなる。排水トラップ内の排水は、最終的には排出口から下水管へと排水されることとなる。
本従来例の浴室の排水設備に備えられる排水トラップは、本体部と、フランジ部と、蓋部と、排出口と、オワン部と、防臭パイプと、排水枝管と、から構成される。
本体部は、上方が開口する箱体であって、内部に後述するオワン部を備える。
蓋部は、排水が通水する開口部を備え、前記本体部の上方の開口を水密的に蓋をする部材である。この蓋部は、本体部との接続をスピン溶着によって接続している。尚、蓋部開口には、後述するフランジ部をねじ螺合するための雌ねじを刻設する。
フランジ部は、リング状であって、上端に外側方向に向かって突出する鍔を構成し、更に蓋部の開口部にねじ螺合する雄ねじを外周に刻設する部材である。尚、フランジ部の内周面には、後述する防臭パイプが脱着自在に取り付けられる。
排出口は、本体部の側面に一体的に延出して構成される管体であって、本体内部の排水を本体外部へと排出するよう構成される。排出口には下水管が接続され、本体部内部の排水は最終的には下水管へと排水される。
オワン部は、本体部底面から上方に向けて立ちあがって構成される円筒状の壁であって、内部に排水が貯水する。尚、該オワン部には、後述する防臭パイプと協同して封水を形成する。
防臭パイプは、前記フランジ部に着脱自在に取り付けられる円筒状の部材であって、上端にはフランジ部との接続機構が構成される。また、防臭パイプはフランジ部に取り付けられた際に防臭パイプの下端がオワン部内に配置されるとともにオワン部底面から隙間を有して配置される。このようにすることで、オワン部内に封水を備えることができる。
排水枝管は、本体部外側面に一体的に延出して構成される枝管であって、その他の排水流路からの排水を本体部内に排水を流入させる為のものである。尚、本従来例では排水枝管は前記したエルボ部材に管体を介して接続される。
予め工場などで洗い場パンの排水口に排水トラップをフランジ部によって取り付け、更に、浴槽パンの排水口にもエルボ部材を取り付けておく。そして排水トラップの排水枝管とエルボ部材は管体によって接続されている。
その後、浴室に浴槽パンと洗い場パンを設置し、浴槽パンに浴槽を載置する。このとき、浴槽の排水口がエルボ部材の排水口の上方に位置するように載置する。その後、適宜エルボ部材に目皿や配管を施し、浴槽と洗い場パンとの境目にエプロンを取り付け施工が完了する。
洗い場パン上に排水が発生した際には、洗い場パンの排水口及びフランジ部を介して洗い場パン裏面に取り付けられた排水トラップ内に排水される。排水トラップ内の排水は、防臭パイプを通過し、オワン部内に排水される。また、防臭パイプ下端とオワン部底部の隙間から排水は流れ、オワン部から溢れることとなるが、オワン部から溢れた排水が、最終的には排出口から下水へと排水されることとなる。
また、浴槽内の排水は、浴槽の開口から排水されるが、浴槽パンの排水口の裏面から取り付けたエルボ部材内へと管体、排水口、を介して排水される。
また、浴槽パン上に発生した排水は、排水口を介してエルボ部材内へと排水される。
また、エルボ部材内に排水された排水は、管体を介して排水トラップの排水枝管内へと排水される。排水枝管から排水トラップ内部へと排水される。排水トラップ内部へと排水された排水は、本体部内を通過して排出口から排水されることとなる。排出口から排水された排水は、下水管へと排水されることとなる。
従来の排水トラップでは、洗い場パン上で急激且つ大量に排水が発生した際に、排水トラップの排水性能が追いつかず、排水枝管からエルボ部材側へ排水が逆流することがあり、浴槽パン上に排水が逆流したり、浴槽内へと排水が逆流することがあった。また、浴槽の排水を行う際に、浴槽の排水は一度に大量の排水を行うことから、排水トラップの排水性能が追いつかず、洗い場パンに逆流したり、浴槽パン上に排水が逆流することがあった。
また、切り欠き部が構成されているものの、排出口に対向する位置に切り欠き部が構成されていない為、排水枝管からの排水と洗い場パンからの排水が合流してしまい、互いの排水が干渉して排水の逆流が発生していた。
請求項2に記載の本発明は、逆流防止壁22に排水の流出部分を構成する切り欠き部221を構成し、前記蓋部2を本体部1に取り付けた際に該切り欠き部221は排出口11の方向に向くように配置したことにより、第一排水流路7の排水がより第二排水流路8に混入することが無く、さらに、第一排水流路7の排水が円滑に排出口11に排出されるようになるため、排水流量が向上した。
請求項3に記載の本発明は、オワン部12を前記防臭パイプ3が適正箇所に配置された際に必要な封水深を確保できる高さまで立ち上げて構成したことにより、第一排水流路7に封水を形成することができるようになった。
請求項4に記載の本発明は、本体部1内部には、開口部21から流入した排水が排出口11から排出される第一排水流路7と、排水枝管13から流入した排水が排出口11から排出される第二排水流路8とを構成する共に、第二排水流路8を、オワン部12の外周に配置させ、第二排水流路8の底面を立ち上がらせることによって、第二排水流路8に封水を形成したことにより、それぞれ独立に排水流路を形成することができるようになった。
請求項5に記載の本発明は、逆流防止壁22下端と、前記オワン部12の上端が、略当接したことにより、それぞれ独立に排水流路を形成することができるようになり、排水の逆流が発生しなくなった。
請求項6に記載の本発明は、逆流防止壁22に段差部222、オワン部12の上端に被段差部121をそれぞれ構成し、それぞれの段差部222と被段差部121を係止させて略当接したことにより、より隙間を減らすことができ、第一排水流路7と第二排水流路8の排水がそれぞれ混入することがないため、排水の逆流が発生しない。また、接着で逆流防止壁22とオワン部12を接続しない場合においてはより隙間を減らすことが出来る。
請求項7に記載の本発明は、逆流防止壁22下端側面とオワン部12の上端側面同士が略当接したことにより、より隙間を減らすことができ、第一排水流路7と第二排水流路8の排水がそれぞれ混入することがないため、排水の逆流が発生しない。また、接着で逆流防止壁22とオワン部12を接続しない場合においてはより隙間を減らすことが出来る。
浴室は、使用者が体を洗う洗い場パン51と、浴槽9が載置される浴槽パン52とから成る防水パン5によって構成され、それぞれの防水パン5には排水用の排水口53が構成されている。
浴槽パン52にはエルボ部材6が配置構成され、エルボ部材6は排水トラップの排水枝管13に管体などを介して接続される。エルボ部材6は断面視L字状の配管部材であって、浴槽9内の排水及び、浴槽パン52上に発生した排水を排水トラップ側へと排出する。
また洗い場パン51の排水口53には、本実施例で用いられる排水トラップが配置構成されており、洗い場パン51上に発生した排水は排水口53を介して排水トラップ内へと排水される。また、前記エルボ部材6が排水トラップの排水枝管13に接続されている為、エルボ部材6内の排水も排水トラップ内へと排水されることとなる。排水トラップ内の排水は、最終的には排出口11から下水管へと排水されることとなる。
本実施例の浴室の排水設備に備えられる排水トラップは、図1乃至図11に示すように、第一排水流路7と、第二排水流路8と、本体部1と、フランジ部4と、蓋部2と、逆流防止壁22と、排出口11と、オワン部12と、防臭パイプ3と、排水枝管13と、分流凸部15と、から構成される。
第一排水流路7は図5乃至図7の符番7の矢印で示したように以下の流路を指す。後述する洗い場パン51上に発生した排水は、洗い場パン51の排水口53、フランジ部4を介して排水トラップの本体部1内に流入し、防臭パイプ3内部、防臭パイプ3下端を通過してオワン部12内に流入する。オワン部12内に流入した排水はオワン部12から溢れ、逆流防止壁22下端とオワン部12上端が当接していない切り欠き部221からオワン部12外へと流出する。最終的には排出口11から本体外部へと排水されることとなる。この、洗い場パン51上に発生した排水が流れる流路が第一排水流路7である。
第二排水流路8は、図5及び図8乃至図10に示すように、浴槽9及び浴槽パン52から発生した排水が、浴槽パン52の排水口53を介してエルボ部材6、管体、排水枝管13を介して本体内部へと流入し、オワン部12外周部分を通過して最終的には排出口11から排水されることとなる。この、浴槽パン52上の排水及び浴槽9からの排水が流れる流路が第二排水流路8である。また、第二排水流路8はオワン部12外周に構成されるが、独自に封水を備える。当該封水は、本実施例では第二排水流路8の底部を封水深の高さまで盛り上がらせ、封水深確保壁14として機能するようにした。尚、第二排水流路8の封水深は、排水枝管13の上端から、封水深確保壁14の上端までで封水深を形成している。
本体部1は、上方が開口する箱体であって、内部に後述するオワン部12を備える。また、本体部1は上面視円形状であるが、図5に示すように、本体部1から排出口11に向かって傾斜する接線によって接続されている。
蓋部2は、図11に示すように排水が通水する開口部21を備え、前記本体部1の上方の開口を水密的に蓋をする部材である。この蓋部2は、本体部1との接続を接着剤によって接続している。尚、蓋部2開口内周面には、後述するフランジ部4とねじ螺合するための雌ねじを内周面に刻設する。
逆流防止壁22は、図11に示すように前記蓋部2下面の開口部21周縁に下方に垂下して構成される逆流防止のための壁面として備えられる。尚、当該逆流防止壁22は排出口11に対向する位置に切り欠き部221を構成している。
フランジ部4は、リング状であって、上端に外側方向に向かって突出する鍔を構成し、更に蓋部2の開口部21とねじ螺合する雄ねじを外周に刻設する部材である。尚、フランジ部4の内周面には、後述する防臭パイプ3が脱着自在に取り付けられる。
排出口11は、本体部1の側面に一体的に延出して構成される管体であって、本体内部の排水を本体外部へと排出するよう構成される。排出口11には下水管が接続され、本体部1内部の排水は最終的には下水管へと排水される。
オワン部12は、本体部1底面から上方に向けて立ちあがって構成される円筒状の壁であって、内部に排水が貯水する。尚、該オワン部12は、後述する防臭パイプ3と協同して封水を形成する。この実施例において、オワン部12はJIS規格等で規定されている封水深の高さを最低限備えているが、このときの封水深とは、オワン部12上端から、防臭パイプ3下端までの高さをいう。また、当該オワン部12は、図3,図4に示すように、その上端が蓋部2の逆流防止壁22下端と略当接する構成となっている。このように構成したことで、後述する第二排水流路8からの排水が大量尚かつ一気に排水されたとしても、逆流防止壁22が蓋部2からオワン部12上端まで当接している為、第二排水流路8の排水が、第一排水流路7内に流入することはほとんどない。従って、洗い場パン51上に排水が逆流することはない。
また、洗い場パン51上に多量の排水が一気に排水された際には、蓋部2から逆流防止壁22が垂下されて逆流防止壁22下端とオワン部12上端が略当接しているので、第一排水流路7の排水は第二排水流路8側へと排水が流れるものである。
防臭パイプ3は、前記フランジ部4に着脱自在に取り付けられる円筒状の部材であって、上端にはフランジ部4との接続機構が構成される。また、防臭パイプ3はフランジ部4に取り付けられた際に防臭パイプ3の下端がオワン部12内に配置されるとともにオワン部12底面から隙間を有して配置される。このようにすることで、オワン部12内に封水を備えることができる。
排水枝管13は、本体部1外側面に一体的に延出して構成される枝管であって、その他の排水流路からの排水を本体部1内に流入させる為のものであり、楕円もしくは扁平形状の断面形状として構成される。尚、本実施例では排水枝管13は前記したエルボ部材6に管体を介して接続される。
分流凸部15は、排水枝管13から流入した排水を乱流等発生させずにオワン部12に沿うよう分流させるためのガイドリブであって、排水枝管13の流入口に対向するように山形上に構成されている。分流凸部15は、排水枝管13側から目視した際には三角形状のリブとなるよう構成されている。排水枝管13から本体内部に流入した排水は、分流凸部15に当接し、左右方向に分流するため、排水中に乱流が発生することがない。
予め工場などで、本体と蓋部2は接着剤によって接続させておく。このとき、図3、図4のように、逆流防止壁22下端と、オワン部12の上端部は略当接しており、この箇所は特に接着等されておらず、単に当接しているのみである。逆流防止壁22とオワン部12を接着ではなく当接にすることによって、接着の生産性が向上する上、接着剤の液だれ等の問題がない。
また予め工場などで洗い場パン51の排水口53に排水トラップをフランジ部4によって取り付け、更に、浴槽パン52の排水口53にもエルボ部材6を取り付けておく。また、排水トラップの排水枝管13とエルボ部材6は予め管体によって接続されている。
その後、浴室に浴槽パン52と洗い場パン51を設置し、浴槽パン52に浴槽9を載置する。このとき、浴槽9の排水口がエルボ部材6の排水口53の上方に位置するように載置する。その後、適宜エルボ部材6に目皿や配管を施し、浴槽9と洗い場パン51との境目にエプロンを取り付け施工が完了する。
洗い場パン51上に排水が発生した際には、第一排水流路7として図6及び図7の矢印よって示すように、洗い場パン51の排水口53及びフランジ部4を介して洗い場パン51裏面に取り付けられた排水トラップ内に排水される。排水トラップ内の排水は、防臭パイプ3を通過し、オワン部12内に排水される。また、防臭パイプ3下端とオワン部12底部の隙間から排水は流れ、オワン部12から溢れることとなるが、オワン部12から溢れた排水が、最終的には排出口11から下水へと排水されることとなる。
また、浴槽9内の排水は、浴槽9の開口から排水されるが、第二排水流路8として図8乃至図10の矢印によって示すように、浴槽パン52の排水口53の裏面から取り付けたエルボ部材6内へと管体、排水口53、を介して排水される。
また、浴槽パン52上に発生した排水は、第二排水流路8として図8乃至図10の矢印によって示すように、排水口53を介してエルボ部材6内へと排水される。
また、エルボ部材6内に排水された排水は、第二排水流路8として、管体を介して排水トラップの排水枝管13内へと排水される。排水枝管13から本体内部に流入した排水は、分流凸部15に当接し、左右方向に分流するため、排水中に乱流が発生することがない。そして本体部1内のオワン部12外周、封水深確保壁14、を通過して排出口11から排水されることとなる。
この、浴槽パン52上の排水及び浴槽9からの排水が流れる流路が第二排水流路8である。
排出口11から排水された排水は、下水管へと排水されることとなる。
また、第一排水流路7で多量の排水が急激にあった場合でも、第一排水流路7の排水は逆流防止壁22によって排水トラップ内部で第二排水流路8に排水が混入しないようになっている為、ほぼ浴槽パン52や浴槽9側へ排水が逆流せずに円滑に排出口11側へと排水される。
また、第二排水流路8上で大量且つ急激な排水が発生した場合には、第二排水流路8の排水は逆流防止壁22によって第一排水流路7内へと流入しないので、洗い場パン51上に排水が逆流せず円滑に排水されることとなる。このようにして、本実施例では、逆流防止壁22を構成している為、第一排水流路7及び第二排水流路8のそれぞれの排水がそれぞれの流路に流入しないため、排水の排水機器への逆流を効果的に防止する。
浴室は、使用者が体を洗う洗い場パン51と、浴槽9が載置される浴槽パン52とから成る防水パン5によって構成され、それぞれの防水パン5には排水用の排水口53が構成されている。
浴槽パン52にはエルボ部材6が配置構成され、エルボ部材6は排水トラップの排水枝管13に管体などを介して接続される。エルボ部材6は断面視L字状の配管部材であって、浴槽9内の排水及び、浴槽パン52上に発生した排水を排水トラップ側へと排出する。
また洗い場パン51の排水口53には、本実施例で用いられる排水トラップが配置構成されており、洗い場パン51上に発生した排水は排水口53を介して排水トラップ内へと排水される。また、前記エルボ部材6が排水トラップの排水枝管13に接続されている為、エルボ部材6内の排水も排水トラップ内へと排水されることとなる。排水トラップ内の排水は、最終的には排出口11から下水管へと排水されることとなる。
本実施例の浴室の排水設備に備えられる排水トラップは、図12及び図13に示すように第一排水流路7と、第二排水流路8と、本体部1と、フランジ部4と、蓋部2と、逆流防止壁22と、排出口11と、オワン部12と、防臭パイプ3と、排水枝管13と、分流凸部15と、から構成される。
第一排水流路7は、以下の流路を指す。後述する洗い場パン51上に発生した排水は、洗い場パン51の排水口53、フランジ部4を介して排水トラップの本体部1内に流入し、防臭パイプ3内部、防臭パイプ3下端を通過してオワン部12内に流入する。オワン部12内に流入した排水はオワン部12から溢れ、逆流防止壁22下端とオワン部12上端が当接していない切り欠き部221からオワン部12外へと流出する。最終的には排出口11から本体外部へと排水されることとなる。この、洗い場パン51上に発生した排水が流れる流路が第一排水流路7である。
第二排水流路8は、浴槽9及び浴槽パン52から発生した排水が、浴槽パン52の排水口53を介してエルボ部材6、管体、排水枝管13を介して本体内部へと流入し、オワン部12外周部分を通過して最終的には排出口11から排水されることとなる。この、浴槽パン52上の排水及び浴槽9からの排水が流れる流路が第二排水流路8である。また、第二排水流路8はオワン部12外周に構成されるが、独自に封水を備える。当該封水は、本実施例では第二排水流路8の底部を封水深の高さまで盛り上がらせ、封水深確保壁14として機能するようにした。尚、第二排水流路8の封水深は、排水枝管13の上端から、封水深確保壁14の上端までで封水深を形成している。
本体部1は、上方が開口する箱体であって、内部に後述するオワン部12を備える。また、本体部1は上面視円形状であるが、本体部1から排出口11に向かって傾斜する接線によって接続されている。
蓋部2は、排水が通水する開口部21を備え、前記本体部1の上方の開口を水密的に蓋をする部材である。この蓋部2は、本体部1との接続を接着剤によって接続している。尚、蓋部2開口内周面には、後述するフランジ部4とねじ螺合するための雌ねじを内周面に刻設する。
逆流防止壁22は、前記蓋部2下面の開口部21周縁から下方に垂下して構成される逆流防止のための壁面として備えられる。尚、当該逆流防止壁22は排出口11に対向する位置に切り欠き部221を構成している。また、本実施例では、図12及び図13に示すように、逆流防止壁22の下端には、高低差を付けた段差部222が構成されている。尚、当該段差部222は、後述オワン部12の被段差部121に当接するように構成される。
フランジ部4は、リング状であって、上端に外側方向に向かって突出する鍔を構成し、更に蓋部2の開口部21とねじ螺合する雄ねじを外周に刻設する部材である。尚、フランジ部4の内周面には、後述する防臭パイプ3が脱着自在に取り付けられる。
排出口11は、本体部1の側面に一体的に延出して構成される管体であって、本体内部の排水を本体外部へと排出するよう構成される。排出口11には下水管が接続され、本体部1内部の排水は最終的には下水管へと排水される。
オワン部12は、本体部1底面から上方に向けて立ちあがって構成される円筒状の壁であって、内部に排水が貯水する。尚、該オワン部12は、後述する防臭パイプ3と協同して封水を形成する。この実施例において、オワン部12はJIS規格等で規定されている封水深の高さを最低限備えているが、このときの封水深とは、オワン部12上端から、防臭パイプ3下端までの高さをいう。また、当該オワン部12は、図12及び図13に示すように、その上端に被段差部121を構成し、前記蓋部2の逆流防止壁22下端に構成された段差部222と略当接する構成となっている。このように構成したことで、後述する第二排水流路8からの排水が大量尚かつ一気に排水されたとしても、逆流防止壁22が蓋部2からオワン部12上端まで当接している為、第二排水流路8の排水が、第一排水流路7内に流入することはほとんどない。従って、洗い場パン51上に排水が逆流することはない。
また、洗い場パン51上に多量の排水が一気に排水された際には、蓋部2から逆流防止壁22が垂下されて逆流防止壁22下端とオワン部12上端が略当接しているので、第一排水流路7の排水は第二排水流路8側へと排水が流れるものである。
防臭パイプ3は、前記フランジ部4に着脱自在に取り付けられる円筒状の部材であって、上端にはフランジ部4との接続機構が構成される。また、防臭パイプ3はフランジ部4に取り付けられた際に防臭パイプ3の下端がオワン部12内に配置されるとともにオワン部12底面から隙間を有して配置される。このようにすることで、オワン部12内に封水を備えることができる。
排水枝管13は、本体部1外側面に一体的に延出して構成される枝管であって、その他の排水流路からの排水を本体部1内に流入させる為のものであり、楕円もしくは扁平形状の断面形状として構成される。尚、本実施例では排水枝管13は前記したエルボ部材6に管体を介して接続される。
分流凸部15は、排水枝管13から流入した排水を乱流等発生させずにオワン部12に沿うよう分流させるためのガイドリブであって、排水枝管13の流入口に対向するように山形上に構成されている。分流凸部15は、排水枝管13側から目視した際には三角形状のリブとなるよう構成されている。排水枝管13から本体内部に流入した排水は、分流凸部15に当接し、左右方向に分流するため、排水中に乱流が発生することがない。
蓋部2と本体部1は予め工場で接続されるが、逆流防止壁22とオワン部12の当接に関しては、段差部222と被段差部121の当接は、図12、図13のように、段差部222と被段差部121の段差を合致するように当接させて、本体部1に蓋部2を接着剤によって接続する。このとき、逆流防止壁22の段差部222と、オワン部12の被段差部121は略当接しており、この箇所は特に接着等されておらず、単に当接しているのみである。逆流防止壁22とオワン部12を接着ではなく当接にすることによって、接着の生産性が向上する上、接着剤の液だれ等の問題がない。
また、予め工場などで洗い場パン51の排水口53に排水トラップをフランジ部4によって取り付け、更に、浴槽パン52の排水口53にもエルボ部材6を取り付けておく。そして排水トラップの排水枝管13とエルボ部材6は管体によって接続されている。
その後、浴室に浴槽パン52と洗い場パン51を設置し、浴槽パン52に浴槽9を載置する。このとき、浴槽9の排水口がエルボ部材6の排水口53の上方に位置するように載置する。その後、適宜エルボ部材6に目皿や配管を施し、浴槽9と洗い場パン51との境目にエプロンを取り付け施工が完了する。
洗い場パン51上に排水が発生した際には、第一排水流路7として、洗い場パン51の排水口53及びフランジ部4を介して洗い場パン51裏面に取り付けられた排水トラップ内に排水される。排水トラップ内の排水は、防臭パイプ3を通過し、オワン部12内に排水される。また、防臭パイプ3下端とオワン部12底部の隙間から排水は流れ、オワン部12から溢れることとなるが、オワン部12から溢れた排水が、最終的には排出口11から下水へと排水されることとなる。
また、浴槽9内の排水は、浴槽9の開口から排水されるが、第二排水流路8として、浴槽パン52の排水口53の裏面から取り付けたエルボ部材6内へと管体、排水口53、を介して排水される。
また、浴槽パン52上に発生した排水は、第二排水流路8として、排水口53を介してエルボ部材6内へと排水される。
また、エルボ部材6内に排水された排水は、第二排水流路8として、管体を介して排水トラップの排水枝管13内へと排水される。排水枝管13から本体内部に流入した排水は、分流凸部15に当接し、左右方向に分流するため、排水中に乱流が発生することがない。排水トラップ内部へと排水された排水は、本体部1内のオワン部12外周、封水深確保壁14を通過して排出口11から排水されることとなる。
この、浴槽パン52上の排水及び浴槽9からの排水が流れる流路が第二排水流路8である。
排出口11から排水された排水は、下水管へと排水されることとなる。
また、第一排水流路7で多量の排水が急激にあった場合でも、第一排水流路7の排水は逆流防止壁22によって排水トラップ内部で第二排水流路8に排水が混入しないようになっている為、ほぼ浴槽パン52や浴槽9側へ排水が逆流せずに円滑に排出口11側へと排水される。
また、第二排水流路8上で大量且つ急激な排水が発生した場合には、第二排水流路8の排水は逆流防止壁22によって第一排水流路7内へと流入しないので、洗い場パン51上に排水が逆流せず円滑に排水されることとなる。このようにして、本実施例では、逆流防止壁22を構成している為、第一排水流路7及び第二排水流路8のそれぞれの排水がそれぞれの流路に流入しないため、排水の排水機器への逆流を効果的に防止する。
浴室は、使用者が体を洗う洗い場パン51と、浴槽9が載置される浴槽パン52とから成る防水パン5によって構成され、それぞれの防水パン5には排水用の排水口53が構成されている。
浴槽パン52にはエルボ部材6が配置構成され、エルボ部材6は排水トラップの排水枝管13に管体などを介して接続される。エルボ部材6は断面視L字状の配管部材であって、浴槽9内の排水及び、浴槽パン52上に発生した排水を排水トラップ側へと排出する。
また洗い場パン51の排水口53には、本実施例で用いられる排水トラップが配置構成されており、洗い場パン51上に発生した排水は排水口53を介して排水トラップ内へと排水される。また、前記エルボ部材6が排水トラップの排水枝管13に接続されている為、エルボ部材6内の排水も排水トラップ内へと排水されることとなる。排水トラップ内の排水は、最終的には排出口11から下水管へと排水されることとなる。
本実施例の浴室の排水設備に備えられる排水トラップは、図14又は図15に示すように第一排水流路7と、第二排水流路8と、本体部1と、フランジ部4と、蓋部2と、逆流防止壁22と、排出口11と、オワン部12と、防臭パイプ3と、排水枝管13と、分流凸部15と、から構成される。
第一排水流路7は、以下の流路を指す。後述する洗い場パン51上に発生した排水は、洗い場パン51の排水口53、フランジ部4を介して排水トラップの本体部1内に流入し、防臭パイプ3内部、防臭パイプ3下端を通過してオワン部12内に流入する。オワン部12内に流入した排水はオワン部12から溢れ、逆流防止壁22下端とオワン部12上端が当接していない切り欠き部221からオワン部12外へと流出する。最終的には排出口11から本体外部へと排水されることとなる。この、洗い場パン51上に発生した排水が流れる流路が第一排水流路7である。
第二排水流路8は、浴槽9及び浴槽パン52から発生した排水が、浴槽パン52の排水口53を介してエルボ部材6、管体、排水枝管13を介して本体内部へと流入し、オワン部12外周部分を通過して最終的には排出口11から排水されることとなる。この、浴槽パン52上の排水及び浴槽9からの排水が流れる流路が第二排水流路8である。また、第二排水流路8はオワン部12外周に構成されるが、独自に封水を備える。当該封水は、本実施例では第二排水流路8の底部を封水深の高さまで盛り上がらせ、封水深確保壁14として機能するようにした。尚、第二排水流路8の封水深は、排水枝管13の上端から、封水深確保壁14の上端までで封水深を形成している。
本体部1は、上方が開口する箱体であって、内部に後述するオワン部12を備える。また、本体部1は上面視円形状であるが、本体部1から排出口11に向かって傾斜する接線によって接続されている。
蓋部2は、排水が通水する開口部21を備え、前記本体部1の上方の開口を水密的に蓋をする部材である。この蓋部2は、本体部1との接続を接着剤によって接続している。尚、蓋部2開口内周面には、後述するフランジ部4とねじ螺合するための雌ねじを内周面に刻設する。
逆流防止壁22は、図14又は図15に示すように前記蓋部2裏面の開口部21周縁から下方に垂下して構成される逆流防止のための壁面として備えられる。尚、当該逆流防止壁22は排出口11に対向する位置に切り欠き部221を構成している。
フランジ部4は、リング状であって、上端に外側方向に向かって突出する鍔を構成し、更に蓋部2の開口部21とねじ螺合する雄ねじを外周に刻設する部材である。尚、フランジ部4の内周面には、後述する防臭パイプ3が脱着自在に取り付けられる。
排出口11は、本体部1の側面に一体的に延出して構成される管体であって、本体内部の排水を本体外部へと排出するよう構成される。排出口11には下水管が接続され、本体部1内部の排水は最終的には下水管へと排水される。
オワン部12は、図14又は図15に示すように、本体部1底面から上方に向けて立ちあがって構成される円筒状の壁であって、内部に排水が貯水する。尚、該オワン部12は、後述する防臭パイプ3と協同して封水を形成する。この実施例において、オワン部12はJIS規格等で規定されている封水深の高さを最低限備えているが、このときの封水深とは、オワン部12上端から、防臭パイプ3下端までの高さをいう。また、当該オワン部12の上端側の外側面には、前記逆流防止壁22の下端の内側面が略当接する。このように構成したことで、後述する第二排水流路8からの排水が大量尚かつ一気に排水されたとしても、逆流防止壁22が蓋部2からオワン部12上端まで当接している為、第二排水流路8の排水が、第一排水流路7内に流入することはほとんどない。従って、洗い場パン51上に排水が逆流することはない。
また、洗い場パン51上に多量の排水が一気に排水された際には、蓋部2から逆流防止壁22が垂下されて逆流防止壁22下端とオワン部12上端が略当接しているので、第一排水流路7の排水は第二排水流路8側へと排水が流れるものである。
防臭パイプ3は、前記フランジ部4に着脱自在に取り付けられる円筒状の部材であって、上端にはフランジ部4との接続機構が構成される。また、防臭パイプ3はフランジ部4に取り付けられた際に防臭パイプ3の下端がオワン部12内に配置されるとともにオワン部12底面から隙間を有して配置される。このようにすることで、オワン部12内に封水を備えることができる。
排水枝管13は、本体部1外側面に一体的に延出して構成される枝管であって、その他の排水流路からの排水を本体部1内に流入させる為のものであり、楕円もしくは扁平形状の断面形状として構成される。尚、本実施例では排水枝管13は前記したエルボ部材6に管体を介して接続される。
分流凸部15は、排水枝管13から流入した排水を乱流等発生させずにオワン部12に沿うよう分流させるためのガイドリブであって、排水枝管13の流入口に対向するように山形上に構成されている。分流凸部15は、排水枝管13側から目視した際には三角形状のリブとなるよう構成されている。排水枝管13から本体内部に流入した排水は、分流凸部15に当接し、左右方向に分流するため、排水中に乱流が発生することがない。
蓋部2と本体部1は予め工場で接続されるが、逆流防止壁22とオワン部12の当接に関しては、図14又は図15に示すように、逆流防止壁22の下端側内側面とオワン部12の上端内側面が略当接する。また蓋部2と本体部1は接着剤によって接続されるが、逆流防止壁22とオワン部12の当接に関しては接着ではなく単に当接しているのみである。逆流防止壁22とオワン部12を接着ではなく当接にすることによって、接着の生産性が向上する上、接着剤の液だれ等の問題がない。
また、予め工場などで洗い場パン51の排水口53に排水トラップをフランジ部4によって取り付け、更に、浴槽パン52の排水口53にもエルボ部材6を取り付けておく。そして排水トラップの排水枝管13とエルボ部材6は管体によって接続されている。
その後、浴室に浴槽パン52と洗い場パン51を設置し、浴槽パン52に浴槽9を載置する。このとき、浴槽9の排水口がエルボ部材6の排水口53の上方に位置するように載置する。その後、適宜エルボ部材6に目皿や配管を施し、浴槽9と洗い場パン51との境目にエプロンを取り付け施工が完了する。
洗い場パン51上に排水が発生した際には、第一排水流路7として、洗い場パン51の排水口53及びフランジ部4を介して洗い場パン51裏面に取り付けられた排水トラップ内に排水される。排水トラップ内の排水は、防臭パイプ3を通過し、オワン部12内に排水される。また、防臭パイプ3下端とオワン部12底部の隙間から排水は流れ、オワン部12から溢れることとなるが、オワン部12から溢れた排水が、最終的には排出口11から下水へと排水されることとなる。
また、浴槽9内の排水は、浴槽9の開口から排水されるが、第二排水流路8として、浴槽パン52の排水口53の裏面から取り付けたエルボ部材6内へと管体、排水口53、を介して排水される。
また、浴槽パン52上に発生した排水は、第二排水流路8として、排水口53を介してエルボ部材6内へと排水される。
また、エルボ部材6内に排水された排水は、第二排水流路8として、管体を介して排水トラップの排水枝管13内へと排水される。排水枝管13から排水トラップ内部へと排水される。排水枝管13から本体内部に流入した排水は、分流凸部15に当接し、左右方向に分流するため、排水中に乱流が発生することがない。排水トラップ内部へと排水された排水は、本体部1内のオワン部12外周、封水深確保壁14を通過して排出口11から排水されることとなる。
この、浴槽パン52上の排水及び浴槽9からの排水が流れる流路が第二排水流路8である。
排出口11から排水された排水は、下水管へと排水されることとなる。
また、第一排水流路7で多量の排水が急激にあった場合でも、第一排水流路7の排水は逆流防止壁22によって排水トラップ内部で第二排水流路8に排水が混入しないようになっている為、ほぼ浴槽パン52や浴槽9側へ排水が逆流せずに円滑に排出口11側へと排水される。
また、第二排水流路8上で大量且つ急激な排水が発生した場合には、第二排水流路8の排水は逆流防止壁22によって第一排水流路7内へと流入しないので、洗い場パン51上に排水が逆流せず円滑に排水されることとなる。このようにして、本実施例では、逆流防止壁22を構成している為、第一排水流路7及び第二排水流路8のそれぞれの排水がそれぞれの流路に流入しないため、排水の排水機器への逆流を効果的に防止する。
例えば、上記実施例では、逆流防止壁22とオワン部12を単に当接のみで構成しているが、これを弾性爪や弾性係合等によって係合したり、接着によって接続してもかまわない。この方法であると、逆流防止壁22とオワン部12の隙間をより完全に水密化できるため、第一排水流路7と第二排水流路8をより水密的に分離できるため、より逆流防止を達成することが出来る。
また、上記実施例では、封水深確保壁14を底面を盛り上げて構成しているが、特にこの形状に限定されるものではなく、封水深を形成出来る形状であれば特に問題はない。
11 排出口
12 オワン部
121 被段差部
13 排水枝管
14 封水深確保壁
15 分流凸部
2 蓋部
21 開口部
22 逆流防止壁
221 切り欠き部
222 段差部
3 防臭パイプ
4 フランジ部
5 防水パン
51 洗い場パン
52 浴槽パン
53 排水口
6 エルボ部材
7 第一排水流路
8 第二排水流路
9 浴槽
Claims (7)
- 上方が開口する箱体であって、内部に封水を備える本体部1と、
排水が通水する開口部21を開口し、更に本体部1の開口を蓋する蓋部2と、
本体部1側面に構成される内部の排水を排出する排出口11と、
本体部1底面から上方に向けて立ちあがって構成された、円筒状に壁を備えて内部に排水の一部を貯水するオワン部12と、
円筒状であって、オワン部12内にその下端が配置されてオワン部12と協同して封水を形成する防臭パイプ3と、
本体部1側面に構成された開口部21以外からの排水を本体部1内へと流入させる排水枝管13と、
から構成される排水トラップであって、
前記蓋部2から下方に向けて垂下し、前記オワン部12と略当接する逆流防止壁22を構成したことを特徴とする排水トラップ。 - 前記逆流防止壁22に排水の流出部分を構成する切り欠き部221を構成し、前記蓋部2を本体部1に取り付けた際に該切り欠き部221は排出口11の方向に向くように配置されることを特徴とする前記請求項1に記載の排水トラップ。
- 前記オワン部12は、前記防臭パイプ3が適正箇所に配置された際に必要な封水深を確保できる高さまで立ち上げて構成されることを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載の排水トラップ。
- 前記本体部1内部には、開口部21から流入した排水が排出口11から排出される第一排水流路7と、排水枝管13から流入した排水が排出口11から排出される第二排水流路8とを構成する共に、第二排水流路8を、オワン部12の外周に配置させ、第二排水流路8の底面を立ち上がらせて封水深確保壁14としたことによって、第二排水流路8に封水を形成することを特徴とする前記請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水トラップ。
- 前記逆流防止壁22下端と、前記オワン部12の上端が、略当接していることを特徴とする前記請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の排水トラップ。
- 前記逆流防止壁22に段差部222、オワン部12の上端に被段差部121をそれぞれ構成し、それぞれの段差部222と被段差部121を係止させて略当接することを特徴とする前記請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の排水トラップ。
- 前記逆流防止壁22下端側面とオワン部12の上端側面同士が略当接することを特徴とする前記請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の排水トラップ。
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