JP5487711B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
トナー濃度は現像で消費したトナーと補給トナー量とにより調整され、その帯電量はキャリアとトナーとの混合時の摩擦帯電により付与される。現像装置は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤の攪拌を充分に行い、トナー濃度分布を均一化するとともに、トナーに帯電を付与し、トナー画像の安定化を行っている。
すなわち、特許文献1記載の技術では、現像剤の攪拌混合性を向上させるために、現像剤収容室内に固定されていない現像剤攪拌部材を設け、この攪拌部材が自由に攪拌収容室内を動き、現像剤流を乱すことで補給トナーの偏差を拡散し、画像品質の安定化を狙っている。
すなわち、特許文献2の現像装置の攪拌部(攪拌装置)145は、図13に示す構成であり、複数の攪拌部材としての攪拌羽根155を設けたアジテータ154の回転軸を、現像剤攪拌用モータ158を駆動して回転させることで、現像剤収納容器151内の現像剤70の攪拌を行っている。このような攪拌方式は幅広く用いられているが、攪拌動作が単純で画一的になりやすく、現像剤収納容器151内の現像剤70全体を攪拌するためには時間がかかってしまう。従って、攪拌部145を大きくし、この攪拌部145に滞留する現像剤量を増やし、長く攪拌部145に留める必要があった。また短時間に攪拌するために、攪拌の回転速度を増加させると、現像剤70へのダメージが懸念される。
なお、図13において、133は現像剤供給口を、134は現像剤排出口を示す。
請求項1記載の発明は、像担持体上の潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像部と、該現像部から回収した現像剤を再度、該現像部の現像剤供給部に向け移送する循環部とを有する現像装置において、上記循環部は、上記回収した現像剤と新たに補給されるトナーとを収容し攪拌する攪拌部を具備し、上記現像部と上記攪拌部とは、離れた場所に配置されており、上記循環部では、上記現像部の現像剤排出部から排出された現像剤が現像剤排出流路を介して上記攪拌部へと搬送され、上記攪拌部の現像剤排出口から排出された現像剤が現像剤供給流路を介して上記現像部へと搬送され、上記攪拌部は、上記回収した現像剤と上記補給されるトナーとを攪拌混合する第1の攪拌部材と、該第1の攪拌部材または現像剤の攪拌運動によりのみ押し動かされる、上記攪拌部内の任意の方向に可動な第2の攪拌部材とを有し、第2の攪拌部材が、索条連結部材により、第1の攪拌部材または上記攪拌部の壁面と連結されていることを特徴とする。
ここで、「第2の攪拌部材は、上記現像剤排出口の開口径よりも大きく、該排出口を通過不能なサイズである」とは、第2の攪拌部材の外周輪郭形状を3次元のどの方向から投影した際にも、その投影図の最長距離が少なくとも現像剤排出口の開口径より大きいこと、つまり、第2の攪拌部材の外周輪郭形状が現像剤排出口を通過不能なサイズであり、かつ、その材質が通過不能な形状保持性・剛性を備えていることを意味する。
請求項1記載の発明によれば、上記構成により、攪拌機構を複雑化することなく良好な攪拌性を持たせることが可能となり、第1の攪拌部材により大きく攪拌するとともに、全体を均一に攪拌することができ、かつ、現像剤へのダメージを低減することができる。また、第2の攪拌部材の攪拌部からの流出を防ぎ、連結している索条連結部材の長さを適宜調節することにより、攪拌したい領域を任意に限定することができ、他の第2の攪拌部材や第1の攪拌部材との絡み合いなどを容易に防止することができる。特にトナー補給時の現像剤粉面の浮きトナーを積極的に攪拌することができるので、効率良く補給トナーを現像剤中に分散することも可能となる。
以下、「発明を実施するための形態」欄において、第1の実施形態の変形例1を「参考変形例1」と、第1の実施形態の変形例2を「第1の実施形態」と、第1の実施形態の変形例3を「参考変形例3」と、第1の実施形態の変形例4を「参考変形例4」と、第1の実施形態の変形例5を「参考変形例5」と、第2の実施形態を「第1の参考例」と、第3の実施形態を「第2の変形例」と、それぞれ読み替えることとする。
図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明を適用した現像装置を有する画像形成装置の全体構成を示す断面図である。同図は、タンデム型中間転写方式のカラーの画像形成装置100を示している。
図1に示すように、画像形成装置100は、装置本体81と、装置本体81の上部に配置された排紙トレイ99等を備えた排紙部97と、装置本体81のほぼ中央部に配置された画像形成部10と、装置本体81の下部に配置された給紙カセット87等を備えた給紙部86とを有する。
以下の説明および図2以降の各図では、説明の簡明化を図るため、各作像ユニットおよび各現像装置で共通するアラビア数字で表す符号のみを挙げて説明ないし図示し、トナーの色等を表すアルファベットの符号添字は省略する。
感光体1は、図示しない駆動手段によって図中、反時計回りに回転駆動され、帯電部82によって一様な帯電を与えられる(帯電工程)。
次いで、感光体1は、露光手段としての図示しない露光部の光書き込みユニットから発せられたレーザ光の照射位置に達して、この位置での露光走査により、感光体1の表面には作成する画像に対応した潜像としての静電潜像が形成され(露光工程)、現像部2と対向する位置に達すると、該現像部2から供給される現像剤に含まれるトナーによって可視像処理・現像されて、現像工程が実行される。
転写を終えた感光体1の表面は、クリーニング部83との対向位置に達し、この位置で感光体1上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング工程)。クリーニング後、感光体1の表面は図示しない除電ローラにより電位を初期化される。このような工程を経過することで、感光体1上で行われる一連の作像プロセスが終了する。
中間転写ベルト85は、矢印方向に回転・走行して、各1次転写部84a、84b、84c、84dの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体1a、1b、1c、1d上の各色のトナー像が、中間転写ベルト85上に重ねて1次転写される。
各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト85は、2次転写手段としての2次転写ローラを備えた2次転写部88との対向位置に達する。中間転写ベルト85上に形成されたカラートナー像は、2次転写部88の2次転写ニップの位置に搬送されたシート状記録媒体としての転写紙S上に一括転写される。
定着を終えた転写紙Sは、排紙部97を構成する排紙ローラ対98により、装置本体81の上面に形成された排紙トレイ99へ出力画像として排出され、スタックされる。こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。なお、図1において符号95は、中間転写ベルト85のクリーニング装置を示している。
図2は、本実施形態の現像装置19の全体構成、すなわち現像部2、現像剤攪拌部40、ロータリフィーダ50部、エアポンプ60等の構成を詳細に示す斜視図である。
上記したように、現像剤攪拌部40は、回収現像剤と、上記現像工程で消費された分のトナーに見合う新規トナーとを収納し攪拌混合する機能を有する。
上記したとおり、循環部3は、図2における現像部2の上記図示しない現像剤排出部から現像剤投入部6までに至る循環路に配設された上述の構成要素、すなわち、現像部2の上記図示しない現像剤排出部、現像剤排出流路4、現像剤攪拌部40、ロータリフィーダ50、現像剤供給流路5および現像剤投入部6から主に構成されている。
なお、トナー供給部29の配置は、図1および図2に示した鉛直縦型配置に限らず、従来の現像装置のようにトナー供給部29のトナー供給路31を水平横型配置にして、現像剤収容部とも呼ばれる現像剤攪拌部40の上部にトナー供給路31を水平に連通・接続する配置形態であってもよい。
現像剤攪拌部40は、攪拌容器41、第1攪拌部材42、第2攪拌部材43、現像剤攪拌用モータ45、トナー濃度センサ46を有する。
第1攪拌部材42は、現像剤攪拌用モータ45の駆動力が図示しないギヤ等の駆動力伝達手段を介して第1攪拌部材42の回転軸42bに伝達すること回転駆動される。攪拌容器41、第1攪拌部材42、第2攪拌部材43については、図4および図5等を参照してさらに詳しく後述する。
攪拌容器41の下部には、トナー濃度センサ46が設けられており、常にトナーとキャリアとの割合を検知している。このトナー濃度センサ46からのトナー濃度データに基づく、図示しない制御手段によるトナー供給モータ32の駆動制御によって、トナーの消費に伴いトナーホッパ30からの新しいトナーが上記図示しない搬送スクリュオーガなどの搬送部材を介して、トナー供給路31内部を通って一定量補給される。なお、トナー濃度センサ46は、図4のみに示し、他の図7〜図11ではその図示を省略する。
現像剤攪拌部40では、トナー濃度センサ46のトナー濃度データに基づきトナーホッパ30より少量ずつ新しいトナーの補給も行われて、第1攪拌部材42および第2攪拌部材43による後述する特徴的な攪拌動作によって、現像部2から回収した現像剤とトナーホッパ30より供給される新しいトナーとが充分に攪拌され、その後ロータリフィーダ50によって定量ずつ排出される。排出される現像剤はエアポンプ60により送られるエアの圧力によって搬送されて、現像剤供給流路5を通って現像部2に戻される仕組みである。
ロータリフィーダ50より定量排出される現像剤は、エアポンプ60より供給される空気圧により、現像剤供給流路5の内部をエアによって搬送されて、現像部2の現像剤投入部6に戻される。
搬送スクリュ21は、その長手方向(紙面に垂直な方向)の中央位置に設けられた現像剤投入部6(図2参照)から供給された現像剤を図中紙面手前方向と紙面奥方向に向かって分割搬送するように駆動される。
搬送スクリュ22は、現像剤が図中紙面奥から手前に向かって搬送されるように回転駆動される。また、搬送スクリュ22の手前側には、現像剤を外部に排出するための現像剤排出部が設けられている。
ドクターブレード25は、現像ローラ20の現像スリーブに付着する現像剤を一定量に均す。
現像後の現像剤は搬送スクリュ22の端部に接続されている現像剤排出流路4(図2参照)から、現像剤攪拌部40に自重で搬送される。
現像剤攪拌部40では、現像剤の攪拌、トナー帯電を行い、適切なトナー濃度と帯電量を持った現像剤を連続的に安定して供給する役割がある。そのため、短時間に効率良く現像剤を攪拌する必要があり、また現像剤に与えるストレスが少ないことが望まれる。
図4に示すように、攪拌容器41は、現像装置19に存在する現像剤の一部、すなわち現像部2から回収した回収現像剤70とトナーホッパ30より供給される新規トナーとを攪拌混合するために収容するものであり、上部が円筒状であって、下方に向かうほどその径が細くなる下向き円錐状の外観形状をなし、その上部には現像剤供給口33が、下部には現像剤排出口34が形成されている。
攪拌容器41の内部には、第1の攪拌部材としての第1攪拌部材42と、第2の攪拌部材としての第2攪拌部材43とが配設されている。
なお、第1攪拌部材42は、1枚の平板状のスリット状部材に限らず、第2攪拌部材43の特有の攪拌動作に支障を及ぼさない限り、2枚以上の羽根板状のスリット状部材であっても良いし、また空隙形状としては、矩形状スリットに限らず、円形ないし多角形状等でも良い。
また、第2攪拌部材43は遊離していて何らの部材にも固定されていないため、現像剤70とともに現像部2へ排出されてしまう虞があり、排出されてしまった場合、詰まりや現像部2の搬送スクリュ部材での噛み込みなどを発生してしまう虞がある。
このような不具合を防止すべく、第2攪拌部材43は、図4(b)に拡大して示すように、その輪郭外周形状の最小部分の外径d1が現像剤排出口34の開口径(内径)d2よりも少なくとも大きいサイズ、すなわちd1>d2を満足するように設定している。つまり第2攪拌部材43が現像剤排出口34を通過不能なサイズ形状に設定している(請求項3)。これにより、第2攪拌部材43が現像部2に流出するのを未然に防止できる。
これにより、第2攪拌部材43と攪拌容器41と、あるいは第2攪拌部材43と第1攪拌部材42のスリット状部材とで押し付けられても第2攪拌部材43が弾性変形し、現像剤が押し潰されることによる現像剤の劣化を防止するとともに、第2攪拌部材43が攪拌容器41の内壁面を跳ねることで、より激しく動き回ることによって、現像剤へのストレスを一層低減することが可能となり、攪拌性をさらに向上させることも可能となる。
第1攪拌部材42は、モータ45により回転駆動され、この第1攪拌部材42の回転運動の際に、現像剤70が複数のスリット42a間の未空隙部分で押し動かされることで、また現像剤70が複数のスリット42aを通過することにより動きを与えられることで、新規トナーと攪拌部内の現像剤70とが攪拌・混合される。このように、第1攪拌部材42は現像剤70の一部を押し動かし、残りの現像剤70はスリット42aを通過させることで、過剰なストレスを掛けることなく、効率の良い攪拌・混合を行うことが可能である。
なお、現像剤粉面71の図示は、図4および図7のみに図示し、他の図では省略する。
図6を参照して、第1の実施形態の変形例1を説明する。変形例1は、第1の実施形態と比較して、現像剤攪拌部40に配設される第2攪拌部材43に代えて、現像剤が通過可能な空隙を複数備えている第2攪拌部材43Aを用いることのみ相違する。変形例1は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
図6(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示す第2攪拌部材43Aは、平板状部材が複数の空隙43aを備えていて、外周輪郭や空隙43aの形状が三角形、長方形、正方形など多角形、そして円や楕円などでも様々な形状が挙げられるが、現像剤へのストレスや、攪拌容器41と第1攪拌部材42間への噛み込みなどを防ぐためには円などの角のない構成がより良い。また、内部に1もしくは数箇所の空隙43aを仕切るべく形成されているものでも良く、攪拌効率などに応じて変化させ最適化することが可能である。
図7を参照して、第1の実施形態の変形例2を説明する(請求項4〜7)。図7は、変形例2の現像剤攪拌部40の断面を示す。
変形例2は、第1の実施形態と比較して、第2攪拌部材43に代えて、攪拌容器41と糸等の索条連結部材47で繋がれた複数の第2攪拌部材43Bと、主として現像剤70中に位置するとともに第2攪拌部材43Bと比重の異なる複数の第2攪拌部材43Cとを用いる点、現像剤攪拌部40内の現像剤排出口34に設けられ、現像剤を通過可能とし、第2攪拌部材43Cを通過不能とする堰き止め部材としてのメッシュ44を用いる点が主に相違する。変形例2は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
第2攪拌部材43B、43Cは攪拌動作中に、第1攪拌部材42に押し動かされるか、現像剤70の流れにより攪拌容器41内を動き回る。索条連結部材47で繋がれた第2攪拌部材43Bの比重は、トナーのそれより大きく、現像剤のそれよりも小さい材料からなる。
索条連結部材としては、糸以外にもゴムやワイヤなど、第2攪拌部材43Bが現像剤粉面71と追従できるように撓むものであれば良い。また、糸やワイヤなどであれば、現像剤70中を攪拌する第2攪拌部材43Bと攪拌容器41とを、または第1攪拌部材42と第2攪拌部材43Bとを連結することで、積極的に攪拌を行いたい場所を限定することも可能である。
一方、第2攪拌部材43Cは、現像剤と同等もしくはそれよりも大きな比重を持ち、現像剤70中を自由に動き回ることで、現像剤中全体を均一に攪拌することができる。
第2攪拌部材43B、43Cとしては、変形例2の仕様を満足する限り、図4〜図6に示した第2攪拌部材43、43Aの何れのタイプを用いても良い。
また、図4の実施形態例で説明した現像剤排出口34と第2攪拌部材43とのサイズの関係を考慮することなく、それぞれ良好な現像剤70の循環量と最適な攪拌性を追及することができる。
堰き止め部材は、上記のように現像剤攪拌部40の現像剤排出口34にメッシュ44として配設することに限らず、現像剤攪拌部40から現像部2への循環経路中に、必要に応じて配設しても良い。
図8を参照して、第1の実施形態の変形例3を説明する(請求項4、7)。図8は、変形例3の現像剤攪拌部40の断面を示す。
変形例3は、第1の実施形態と比較して、攪拌容器41に代えて、攪拌容器41Aを用いる点、第1攪拌部材42に代えて、第1攪拌部材42Aを用いる点、および変形例3と同様に現像剤排出口34に配設されるメッシュ44を用いる点が主に相違する。変形例3は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
攪拌容器41Aは、第1攪拌部材42Aを収容するために、角度θだけ傾斜して形成されている。
図9を参照して、変形例3と同様の作用効果を奏する第1の実施形態の変形例4を説明する(請求項4)。図9は、変形例4の現像剤攪拌部40の断面を示す。
変形例4は、第1の実施形態と比較して、攪拌容器41に代えて、攪拌容器41Bを用いる点、第1攪拌部材42に代えて、第1攪拌部材42Bを用いる点、および変形例3と同様に現像剤排出口34に配設されるメッシュ44を用いる点が主に相違する。変形例4は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
第1攪拌部材42Bは、中央部が駒状に繰り抜けれた空隙42Baが形成された板状の攪拌部材である。
図10を参照して、第1の実施形態の変形例5を説明する。図10(a)、(b)は、変形例5の現像剤攪拌部40の断面を示す。
変形例5は、第1の実施形態と比較して、攪拌容器41に代えて、直方体(断面が長方形)の攪拌容器41Cを用いる点、第1攪拌部材42に代えて、複数段に配設された第1攪拌部材42Cを用いる点、比重の異なる第2攪拌部材43B、43Cを用いる点、複数段に配設された第1攪拌部材42Cを区切る攪拌容器41Cの中央部と現像剤排出口34とに配設されるメッシュ44を用いる点が主に相違する。変形例5は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
第1攪拌部材42Cは、4枚羽根状の線状部材が水平に配置された回転軸42Cbに固定されたものであり、各回転軸42Cbを介して、攪拌容器41Cの上下に2段、左右に2段に回転可能に支持されている。各回転軸42Cbは、ギヤ等の駆動力伝達手段を介してモータ45に連結されている。
また、攪拌容器41C断面を正方形や長方形などにすることができるため、現像剤攪拌部40に与えられたスペースを有効に活用することが可能である。また、第2攪拌部材43B、43Cは、メッシュ44により区切られた攪拌容器41C2つの領域にそれぞれ複数個設けられており、上側の領域ではトナーより比重が大きく、現像剤より小さい材料からなり、下側の領域のものは現像剤と同等かそれより大きい比重のものからなる。このことにより、上側の領域の第2攪拌部材43Bでは、現像剤粉面付近を積極的に攪拌し、補給されてくる新規トナーの混合・分散を促進し、下側領域の第2攪拌部材43Cでは、現像剤中を均一に攪拌する効果を持たせることができる。
図11を参照して、第2の実施形態を説明する。図11は、第2の実施形態の現像剤攪拌部40の断面を示す。
第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、第1攪拌部材42には実質的に攪拌機能を持たせずにこれを除去した点、現像剤収容器としての攪拌容器41に回転可能に支持される回転軸42bを用いる点、回収現像剤と新規トナーとを攪拌混合する、攪拌容器41内の任意の方向に可動な複数の攪拌部材43D(実質的に第2攪拌部材43または43Aと同じ)を用いる点、および攪拌部材43Dを任意の方向に可動とすべく、回転軸42bと各攪拌部材43Dとを、索条連結部材47を介して連結した点が主に相違する。第2の実施形態は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
実質的に攪拌部材の無い回転軸42bは、ギヤ等の駆動力伝達手段を介してモータ45に連結されている。索条連結部材47としては、攪拌部材43Dの上記機能を発揮するもの、すなわち可撓性を有し、回転軸42bや隣り合う攪拌部材43Dに巻きつかない程度の曲がりにくい材質(例えば、金属性のワイヤなど)を用いるとともに、所定の長さで回転軸42bと各攪拌部材43Dとを連結することが必要である。
図12を参照して、第3の実施形態を説明する。図12は、現像部2の断面を示す。
第3の実施形態は、第1の実施形態と比較して、第1攪拌部材42に代えて、第1攪拌部材としての搬送(回収)スクリュ22を用いる点、現像部2内に本発明の特徴的な第2攪拌部材43Aをワイヤ等の索条連結部材47によりケーシング23の内壁面に連結した点が主に相違する。第3の実施形態は、上記相違点以外の構成は図1〜図4に示した現像装置19およびこれを有する画像形成装置1と同様である。
例えば、第1の実施形態と第2の実施形態との中間に属するような変形例等も創作可能である。すなわち、第2の実施形態では、回転軸42bが第1の実施形態における第1攪拌部材42の攪拌機能を実質的に除去した構成であったが、これに限らず、第1の実施形態における第1攪拌部材42の攪拌機能を回転軸42bに対してある程度付与させる(回転軸42bに攪拌するための単純な攪拌羽根や攪拌用の突起を設けること等)ものであっても良い。
2 現像部(現像手段)
3 循環部
4 現像剤排出流路
5 現像剤供給流路
6 現像剤投入部(現像剤供給部)
10 画像形成部
11 作像ユニット
19 現像装置
20 現像ローラ
29 トナー供給部
40 現像剤攪拌部(攪拌部)
41、41A、41B、41C 攪拌容器
42、42A、42B、42C、42D 第1攪拌部材(第1の攪拌部材)
42a 空隙
42b 回転軸
43、43A、43B、43C 第2攪拌部材(第2の攪拌部材)
44 メッシュ(堰き止め部材)
45 現像剤攪拌用モータ
47 索条連結部材
50 ロータリフィーダ
60 エアーポンプ
70 現像剤
71 現像剤粉面
81 装置本体
82 帯電部(帯電手段)
83 クリーニング部(クリーニング手段)
84 1次転写部
85 中間転写ベルト(中間転写体)
86 給紙部
88 2次転写部
89 定着部
90 排紙部
100 画像形成装置
Claims (9)
- 像担持体上の潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像部と、該現像部から回収した現像剤を再度、該現像部の現像剤供給部に向け移送する循環部とを有する現像装置において、
上記循環部は、上記回収した現像剤と新たに補給されるトナーとを収容し攪拌する攪拌部を具備し、
上記現像部と上記攪拌部とは、離れた場所に配置されており、
上記循環部では、上記現像部の現像剤排出部から排出された現像剤が現像剤排出流路を介して上記攪拌部へと搬送され、上記攪拌部の現像剤排出口から排出された現像剤が現像剤供給流路を介して上記現像部へと搬送され、
上記攪拌部は、上記回収した現像剤と上記補給されるトナーとを攪拌混合する第1の攪拌部材と、該第1の攪拌部材または現像剤の攪拌運動によりのみ押し動かされる、上記攪拌部内の任意の方向に可動な第2の攪拌部材とを有し、
第2の攪拌部材が、索条連結部材により、第1の攪拌部材または上記攪拌部の壁面と連結されていることを特徴とする現像装置。 - 第2の攪拌部材は、現像剤が通過可能な空隙を複数備えていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 上記攪拌部は、現像剤を排出する現像剤排出口を備えており、
第2の攪拌部材は、上記現像剤排出口の開口径よりも大きく、該排出口を通過不能なサイズであることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。 - 上記攪拌部内または該攪拌部から上記現像部への循環経路中に、現像剤を通過可能とし、第2の攪拌部材を通過不能とする堰き止め部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の現像装置。
- 第2の攪拌部材の比重が、トナーのそれより大きく、現像剤のそれよりも小さいことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに記載の現像装置。
- 第2の攪拌部材は、比重の異なるものが複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一つに記載の現像装置。
- 第1の攪拌部材の回転軸は、鉛直方向に対して角度θの傾斜を持ち、その傾斜角度θが、0<θ≦45°であることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載の現像装置。
- 第2の攪拌部材が、可撓性の材料からなることを特徴とする請求項1ないし7の何れか一つに記載の現像装置。
- 請求項1ないし8の何れか一つに記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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