JP4890099B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
電子写真方式は、光導電性物質を利用し、感光体上に電気的潜像を形成する工程と、この潜像をトナーを用いて現像する現像工程と、現像したトナー画像を紙等の記録媒体に転写する転写工程と、転写したトナー画像を、定着ローラを用いた加熱等によって記録媒体に定着する定着工程とを有しており、画像形成に直接関わる現像工程は、複写機、レーザープリンター等の高機能化において非常に重要な工程である。
一般に、電子写真現像方式においては、トナーのみを現像剤として用いる一成分現像方式と、トナーとキャリアを現像剤として用いる二成分現像方式とがある。
一方、二成分現像方式は、トナーとキャリアを攪拌することによりトナーに適正な帯電量を付与し、これによって現像を行うものである。この方式は、例えばマグネットローラの外側に回転可能な非磁性スリーブを設けた現像ローラにより、現像剤を潜像担持体まで搬送して潜像を現像する方式である。このような二成分現像方式においては、キャリアがトナーの帯電、搬送の役割を担っており、それらの混合比や攪拌状態が画像形成に大きく影響することが知られている。
一成分現像方式及び二成分現像方式の現像工程においては、いずれも摩擦帯電によってトナーに所望の帯電量をもたせ、これを現像領域に搬送する必要がある。
例えば、高速化を達成するためには、短時間でトナーを攪拌、帯電させる必要があり、トナーの流動性が低いと、摩擦帯電の進行が阻害され、帯電量の低いトナーが現像領域に運ばれるために、トナー飛散や地汚れが発生するおそれがある。
二成分現像方式において、現像剤の攪拌が充分でないと、キャリアとトナーの混合比が不安定になり、トナー帯電量の不安定要因となる。また、一成分現像方式においては、トナーの流動性が低いと、高速で回転する現像ローラ上に均一にトナーの薄層が形成されず、トナー規制部材によって十分に帯電させることができないので、トナー飛散や地汚れの原因となる。
一般的に、トナー特性を向上させる方法としては、トナーの構成材料に目的に応じた物質を添加する方法と、トナー表面に目的に応じた微粒子を付着させる方法とがある。
目的に応じた物質を添加する方法としては、例えばトナーの帯電性を制御する目的で、ニグロシン染料又はその変性物、トリフェニルメタン化合物、イミダール誘導体等の帯電制御剤をトナー内部に添加する方法が挙げられる。このような帯電制御剤は、例えば特公平1−54694号公報、特公平1−54695号公報、特開昭51−455号公報、特公昭63−57787号公報、特開平3−11964号公報、特開平3−202856号公報などに開示されている。
無機酸化物粒子としては、例えば乾式製法又は湿式製法によって得られるシリカ、アルミナ、チタニア等の金属酸化物があげられる。これら無機酸化物粒子は、その表面が疎水化処理されたのち用いられる場合もある。疎水化処理剤としては、例えばヘキサメチルジシラサン、シリコンオイル等があげられる。
このようにトナー表面に微粒子を付着させる方法は、トナーの流動性向上に大きな効果がある。この方法に関する公知文献として、例えば「電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編」(コロナ社)等が挙げられる。
また、トナー表面に目的に応じた微粒子を付着させる別の方法として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩を添加する方法が知られている。元来、電子写真装置においては、クリーニングブレードと感光体との摺擦の低減又は感光体から中間転写ベルトへのトナーの転写率を向上させるために、感光体表面に脂肪酸金属塩を塗布することが行われていた。この場合、脂肪酸金属塩を、例えばトナー表面に付着させ、トナーを媒介として感光体表面に塗布することにより、専用の機器又は部材を省略することができる。
また、最近では、脂肪酸金属塩は、上述の効果以外にもトナー特性そのものを向上させる効果があることが明らかとなっており、例えば特開2003−29446号公報、特開平9−251214号公報等に記載されているように、トナー同士の凝集を防ぎ、トナー粒子の帯電性を高める効果があることが分かってきた。
具体的には、トナーを攪拌、帯電させるときの摺擦により、無機粒子等の外部添加剤がトナー表面から剥れるか、又はトナー内部に埋没することによって、トナーの流動性が経時的に悪化するという問題がある。即ち、現像機の高速化や小型化が進むと、短時間でトナーに所望の帯電量を付与しなくてはならず、トナーにかかるストレスが増加するため、外部添加剤の剥れ又は埋没が起こり易くなる。そして、外部添加剤の剥れや埋没が起こると、トナーの流動性及び帯電量の制御が困難になり、地汚れやトナー飛散等の画質不良が生じ易くなる。現像剤の劣化を低減させる技術については、これまでに様々な検討が行われてきたが、今後、益々その重要性は増大するものと考えられる。
また、特許文献2には、現像剤の汲み上げをスムーズにして、スクリューの駆動トルクや現像剤のストレスを抑制することを目的として開発された装置であって、現像剤を軸方向に搬送する下方スクリューと、前記下方スクリューの上方に配置されるとともに現像剤を軸方向に搬送する上方スクリューとを有し、前記下方スクリューから前記上方スクリューへ現像剤が汲み上げられる汲み上げ部分における前記上方スクリューの搬送能力が、当該部分における前記下方スクリューの搬送能力より大きくなるようにした現像装置が開示されている。
トナーの劣化が進行する原因は、何らかの理由で、トナーに応力がかかり、その力によって、高分子であるトナー表面が不可逆的な変形を起こすことにより、外部添加剤の添加状態が変わるものと考えられる。即ち、トナーにとっては、撹拌部材や層規制部材等から受ける機械的外部負荷も、トナー自身が帯電することにより発生する静電的付着力も、ファンデルワールス力のような非静電的付着力も全て、同様に劣化の原因となり得る。これらの三種類の原因を比較した際に、機械的外部負荷が最も支配的であり、その為、この力を低減させることがこれまでの主な検討課題であったが、機械的外部負荷設計の最適化は、これ以上トナーの劣化を低減させることが難しいほど、成熟しているのが現状である。
このように、本発明は、現像剤が帯電することによって生じるキャリア、トナー間の静電的付着力に起因するトナーの劣化を低減させるものであり、現像剤に対する機械的外部負荷を低減しようとする従来技術とは、着眼点を異にするものである。
この場合において、攪拌帯電手段を収容する現像剤攪拌容器のケーシングを現像剤規制手段として代用させることができる。
また、前記搬送経路は、その入口及び出口以外の部分の断面積が、入口及び出口の断面積よりも小さくすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、この像担持体の表面を一様に帯電させる帯電装置と、帯電された像担持体表面に画像情報に基づいて静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像に現像剤を供給して可視像化する現像装置と、前記像担持体表面に形成された可視像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写する転写装置と、を有する画像形成装置において、前記現像装置は、上述したいずれか1つの現像装置又は上記プロセスカートリッジの現像装置であることを特徴とする。
本発明に係るプロセスカートリッジによれば、部材交換を行った場合でも、像担持体と現像剤担持体とのギャップのズレをなくすことができ、また、例えば除電装置、スクレーパ等を備えている場合は、それらと現像剤担持体及び像担持体との位置関係が常に一定に保たれ、長期にわたり良好な画質を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、現像剤が帯電開始してから、潜像を現像するまでの時間が短くなる、換言すればトナーが電気的に束縛されている不用な時間が短くなるので、トナーが受けるストレスが低減し、現像剤を長期にわたって安定に使いこなして高品質の画像を形成することができる。
トナーの静電的付着力、非静電的付着力の測定に関しては、様々な検討がなされている。例えば、遠心分離装置を用いた検討(リコーテクニカルレポートNo.26 (2000年度版) トナー付着力の研究 、外添剤の効果)では、トナー・感光体間の静電的付着力が数百nNのオーダーであると報告されている。材料によって付着力は変化するが、トナー・キャリア間の付着力も同じオーダーであると考えられる。現在、トナー粒径は、例えば5μm程度が標準的であり、表面積の数%程度で、キャリアと接していると考えられるので、トナーにおけるキャリアとの接触面積は、10−14m2のオーダーであると考えられる。
即ち、トナー・キャリア間にかかる単位面積当りの力は、100×10−9/10−14=107Pa=10MPaのオーダーとなる。一方、高分子の曲げ強さ(降伏強度)は、数十 MPaのオーダー(ナイロン:70MPa、ポリカーボネート:60MPa)である。従って、静電的付着力によっても、トナーは十分に変形し、劣化が進行することがわかる。
このような事実は、実験的にも示されている。即ち、Colloids and Surfaces A: Physicochemical and Engineering Aspects 87 (1994) 245-256においては、原子間力顕微鏡のプローブであるカンチレバーの先にトナーを取り付け、そのトナーの付着力を評価している。その際、意図的にトナーに数十nNの負荷をかけると、非静電的付着力が増加することが報告されている。この結果は、数百nNという力のオーダーである静電的付着力によっても、トナーが劣化することを示している。
以上のことから、トナーに対する低ストレス化を高度に実現するためには、静電的力を含めた最適化を図る必要があることが分かる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図1において、画像形成装置1は、図中時計方向に回転駆動する感光体2と、感光体2の周囲に順次配置された帯電装置3、書込み装置4、現像装置5、転写装置6、ブレード13aを備えたクリーニング装置13及び感光体除電装置8と、図示省略した制御装置及び電圧印加装置から主として構成されている。この画像形成装置本体は、例えば図示省略した筐体内に収容されている。
画像形成装置1には、図示省略した給紙カセットが設けられている。給紙カセットには、給紙ローラが付設されており、給紙ローラは、給紙カセット内に収容された記録紙を1枚ずつ搬出し、図示省略したレジストローラ対でタイミング調整した後、転写装置6と感光体2との間の転写部に供給する。
先ず、像担持体としての感光体2を図中、時計方向に回転駆動し、感光体2表面を帯電装置3で一様に帯電させる。表面が帯電した感光体2に対し、書込み装置4によって画像データに基づいて変調された、例えばレーザ光を照射して感光体2表面に静電潜像を形成する。静電潜像が形成された感光体2に対し、現像装置5によってトナーを供給して静電潜像を現像してトナー画像を形成する。
このようにして形成された感光体2表面のトナー画像を、転写装置6によって、感光体2と転写装置6との間に供給された図示省略した記録紙に転写させる。トナー画像が転写された記録紙を図示省略した定着部に搬送し、所定の温度又は圧力によってトナー画像を記録紙に定着させる。その後、トナー画像が定着された記録紙を図示省略した排紙トレー上に排出する。
なお、本実施形態においては、クリーニング装置13を、ブレード13aで感光体2上の残留トナーを掻き落とすものとしたが、ブレード13aに代えて、例えばファーブラシで感光体2上の残留トナーを掻き落とすものとしてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る現像装置であって、図1の現像装置5の概略構成を示す図である。図2において、この現像装置は、感光体2と一体となってプロセスカートリッジを形成している。
即ち、現像装置5において、現像スリーブ23は、感光体2の現像領域に対向して一体に配置されている。現像スリーブ23はマグネットロール22で構成されている。現像スリーブ23の図中上方には、現像剤を攪拌混合する攪拌帯電部材30が配置されており、この攪拌帯電部材30は、攪拌によって帯電した現像剤を現像スリーブ23に供給する現像剤供給装置としても機能する。現像スリーブ23及び攪拌帯電部材30は、ケーシング40で覆われており、ケーシング40の攪拌帯電部材30近傍の端部は、攪拌帯電部材30に隣接する位置で、現像スリーブ23表面に所定間隔を隔てて対向するように構成されており、現像スリーブの表面に堆積する現像剤の厚さを規制する規制部材として機能する。
現像スリーブ23上に供給された現像剤は、現像スリーブ23の回転に沿って、感光体2との対向位置である現像領域に向けて搬送される。このとき現像剤は、規制部材としての現像剤攪拌容器34のケーシングとの隙間を通過することにより、その量が規制され、画像出力に必要な量の薄層を形成する。現像剤撹拌容器34と現像スリーブ23との間隙は、現像スリーブに供給すべき現像剤量によって決定され、例えば、0.1〜2mmの範囲内とされるが、厳密には、感光体2、現像スリーブ23の線速、現像スリーブ23の径、現像剤中のトナー濃度等に基づいて適宜決定される。薄層状の現像剤は感光体2と対向する現像領域まで搬送され、感光体2と現像スリーブ23とのバイアス差により、感光体2上に供給され、静電潜像を現像してトナー画像を形成する。このとき、現像スリーブ23には、図示省略したバイアス電源によってDC又はDC+ACバイアスが印加される。
なお、本実施形態においては、攪拌帯電部材30が、現像剤供給手段としても機能する現像装置について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、攪拌帯電部材30と現像剤供給手段とを別々に設け、現像剤供給手段に隣接するように現像剤規制部材34aを設けることもできる。この場合であっても、現像剤を現像スリーブ23に付着させてから、必要量以上の現像剤を剥離させるまでの時間又は距離を短くし、トナーの無駄な帯電状態を極力なくしてその劣化を抑制することができる。
本実施形態において、トナーとしては、処理剤を用いて表面処理を施したものを用いることが望ましい。処理剤としては、有機系シラン化合物、例えば、メチルトリクロロシラン、オクチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン等のアルキルクロロシラン類、ジメチルジメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン等のアルキルメトキシシラン類が好適に適用される。また、ヘキサメチルジシラザン、シリコンオイル等を用いることもできる。表面処理方法としては、有機シラン化合物を含有する溶液中にトナーを漬積し乾燥させる方法、トナーに有機シラン化合物を含有する溶液を噴霧し乾燥させる方法等が挙げられる。トナーの体積平均粒径は、例えば3〜7μmの範囲のものが好適に用いられる。
図3は、現像装置の変形例を示す図である。図3において、この現像装置は、現像スリーブ23の感光体2の現像領域と対向する部分の後流側に、現像スリーブ23表面に残留するトナーを掻き取る現像剤回収手段としてのスクレーパ32を設け、かつスクレーパ32で書き取ったトナーを現像剤攪拌容器34に循環する搬送路33を設けたものである。
攪拌帯電部材30によって帯電された現像剤は、現像スリーブ23に供給されたのち、現像剤攪拌容器34の一端34aによってその厚さが規制され、その後、感光体2表面の現像領域に供給され、静電潜像を現像する。
現像後、現像スリーブ23表面に残留する現像剤は、感光体2との対向位置よりも回転方向下流側に位置するスクレーパ32によって機械的に掻き落として回収される。回収された現像剤は、例えば搬送スクリューと気流とを用いた周知構造のモーノポンプと呼ばれる粉体ポンプユニット等によって、搬送路33を経て現像剤撹拌容器34まで搬送される。
本実施形態において、搬送路33に、現像によって減少したトナーを補給するためのトナー供給装置を設けることが好ましい。これによって、図2の装置に比べてトナー補給後の攪拌時間が長くとれるので、攪拌効率が向上し、トナー濃度をより均一にすることができる。
図5において、この装置が、図3の装置と異なるところは、スクレーパ32の感光体回転方向上流側に現像スリーブ23表面に残留する現像剤を除電する除電装置35を設けた点である。
本実施形態によれば、スクレーパ32の上流側に除電装置35を配置したことにより、現像スリーブ23表面に残存する現像剤を予め、除電装置35によって除電したのち回収することができるので、図3の装置の効果に加え、搬送路中での、静電的付着力による現像剤の劣化を抑制することができる。即ち、本実施形態によれば、現像剤を回収した後、現像剤攪拌容器34に搬送するまでの間、現像剤が電荷を有していないので、静電的付着力による現像剤の劣化を防ぐことができる。また、トナー・キャリア間の静電的付着力による拘束が解放された状態のところに新規のトナーを補給することができるので、トナー濃度の均一化をより高いレベルで達成することができる。
図6において、この画像形成装置は、現像剤の撹拌帯電部材21aと、現像剤量規制部材24を近接して配置したものである。
現像スリーブ23には、図示省略した現像剤担持体バイアス電源よりDC又はDC+ACバイアスが印加される。この装置例においては、図示省略したホッパを経て導入された現像剤は、現像剤搬送部材21aにより現像スリーブ23上に供給される。現像スリーブ23上に供給された現像剤は、現像スリーブの回転方向に搬送される。現像剤は、規制部材24位置まで搬送され、規制部材24を通過することによって画像出力に必要な量の現像剤薄層を形成する。その後、現像剤は感光体2との対向部である現像領域まで搬送され、感光体2と現像スリーブ23との間のバイアス差により、感光体2上に供給され、静電潜像を現像する。
本実施形態によれば、現像剤の帯電部から、現像剤に対してストレスがかかる最後の機構である現像剤量規制部材までの距離が短くなるように、近接させることにより、現像剤に対する静電的付着力によるストレスを低減させ、これによって現像剤の劣化を防止することができる。
従来の現像装置においては、現像スリーブ上に供給された現像剤は、層規制部材まで搬送される間に、マグネットローラの磁力分布に起因する摺擦が引き起こされ、この摺擦により、現像剤の劣化が進行するという不都合があったが、本実施形態は、規制部材24を攪拌帯電部材23aに近接して設けたことにより、現像剤が現像スリーブ23に供給されてから、規制部材24でその量が規制されるまでの時間が短くなり、これによって現像剤のストレス、及び劣化を低減して長寿命化を達成することができる。
以上、実施例を挙げて本発明を詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図7は、本発明の現像装置をカラー画像を形成する画像形成装置に適用した一例を示す説明図であり、図7(a)はタンデム型のフルカラー画像形成装置の概略構成図、図7(b)は、リボルバタイプのフルカラー画像形成装置の概略構成図である。
図7(a)において、この画像形成装置1は、タンデム型のフルカラー画像形成装置であって、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応する画像形成ユニットが同一平面上に、水平に配置されている。各画像形成ユニットは、それぞれ図中時計方向に回転駆動する感光体2と、感光体2の周囲に配置された帯電装置3、書込み装置4、現像装置5とから主として構成されている。画像形成ユニット列の下方には、支持ローラ対で指示された中間転写ベルト7が設けられており、中間転写ベルト7を支持する一の支持ローラに対して中間転写ベルト7を介して紙転写ローラ6が設けられている。なお、本装置は、例えば図示省略した筐体内に収容されている。また、現像装置5としては、上述したいずれかの現像装置が適用される。
本画像形成装置1には、図示省略した複数枚の記録紙を収納する給紙カセットを備えており、給紙カセットは、給紙ローラにより記録紙を1枚ずつ送りだし、図示省略したレジストローラ対でタイミング調整した後、転写ローラ6と中間転写ベルト7の間に送り出す。
このような構成の画像形成装置1において、各画像形成ユニットにおいて、感光体2を、例えば図中時計方向に回転駆動させ、感光体2表面を帯電装置3で一様に帯電した後、書込み装置4により画像データで変調されたレーザ光を照射して感光体2に静電潜像を形成する。静電潜像が形成された感光体2に対し、現像装置5でトナーを付着させて静電潜像を現像する。その後、各感光体2上に形成された各色に対応するトナー画像を順次中間転写ベルト7に転写、積層してカラー画像を形成する。次いで、中間転写ベルト7と転写ローラ6との当接部に供給される記録紙Pにカラー画像を転写する。カラー画像が転写された記録紙を図示省略した定着装置に導入して定着させる。
このような構成において、各現像装置5(C、M、Y、K)によって感光体2表面に形成された各色に対応する単色のトナー画像を、順次中間転写ベルト7上に転写し、積層してカラー画像を形成する。次いで、転写ベルト7上に形成されたカラー画像を、別途転写ローラ6と中間転写ベルト7との当接部に供給される記録紙pに転写する。次いで、カラー画像が転写された記録紙Pを図示省略した定着装置に搬送して転写画像を記録紙Pに定着させ、定着画像を得る。
一方、カラートナー画像を記録紙Pに転写した感光体2をさらに回転し、クリーニング装置13によって感光体2表面に残留するトナーを、例えばブレードにより掻き落として回収する。次に、残留トナーが除去された感光体2表面を除電装置8によって除電する。除電した感光体2表面を帯電装置3で一様に帯電させ、その後、上述したと同様の操作を順次繰り返して画像形成を連続的に行う。なお、クリーニング部13は、ブレードで感光体2上の残留トナーを掻き落とすものに限るものではなく、例えばファーブラシで感光体2上の残留トナーを掻き落とすものであってもよい。
2 感光体
3 帯電装置
4 書込み装置
5 現像装置
6 転写装置(転写ローラ)
7 中間転写体
8 除電装置
13 クリーニング装置
13a ブレード
22 マグネットローラ
23 現像スリーブ
24 規制部材
30 現像剤攪拌部材
31 ホッパ
32 スクレーパ
33 搬送路
34 現像剤攪拌容器
34a 現像剤規制部材
35 除電装置
Claims (5)
- 像担持体に現像剤を供給して静電潜像を現像する現像剤担持体と、
この現像剤担持体に現像剤を供給してその表面に現像剤の薄膜を形成する現像剤供給手段と、
前記薄膜状現像剤の厚さを規制する現像剤規制手段と、
前記現像剤担持体に供給される現像剤を予め攪拌して帯電させる攪拌帯電手段と、
を有する現像装置において、
前記攪拌帯電手段は前記現像剤供給手段としても機能するものであり、前記攪拌帯電手段に隣接して前記現像剤担持体の回転方向後流側に前記現像剤規制手段が設けられ、
前記現像剤担持体における前記像担持体の現像領域に対向する部分よりも回転方向後流側表面と対向する位置に、前記現像剤担持体に残留する現像剤を掻き取る現像剤回収手段と回収した現像剤を前記現像剤攪拌容器に戻す搬送経路とが設けられており、かつ、前記搬送経路内にトナーを補充するトナー供給手段が設けられ、
前記現像剤回収手段の前記現像剤担持体の回転方向前流側に、前記現像剤回収手段で回収される現像剤を除電する除電手段が設けられている
ことを特徴とする現像装置。 - 前記現像剤規制手段は、前記攪拌帯電手段を収容する現像剤攪拌容器のケーシングである
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 前記搬送経路は、その入口及び出口以外の部分の断面積が、入口及び出口の断面積よりも小さい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。 - 像担持体と、この像担持体表面に形成された静電潜像を現像する現像装置とを一体化させ、画像形成装置本体に着脱自在に形成したプロセスカートリッジにおいて、
前記現像装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置である
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 像担持体と、
この像担持体の表面を一様に帯電させる帯電装置と、
帯電された像担持体表面に画像情報に基づいて静電潜像を形成する露光装置と、
前記静電潜像に現像剤を供給して可視像化する現像装置と、
前記像担持体表面に形成された可視像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写する転写装置と、
を有する画像形成装置において、
前記現像装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置又は請求項4に記載のプロセスカートリッジの現像装置である
ことを特徴とする画像形成装置。
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