JP5444892B2 - 昇降機構付き軌道走行台車 - Google Patents
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Description
例えば、上下方向並びに水平方向に多数の格納部が配列された収納棚に荷物を保管する自動倉庫では、スタッカクレーンを用いて荷物の搬送が行われている。このスタッカクレーンが昇降機構付き軌道走行台車の一例である。
しかしながら、このようにガイドを設けても、平形ケーブルが走行方向の揺れによってガイドから逸脱してしまうと、奥行き方向にも揺れることが可能となり、完全に奥行き方向の揺れを阻止することは不可能であった。したがって、前記ガイドを設けた場合であっても、平形ケーブルと収納棚とが干渉する可能性があった。
第1の発明は、軌道上を走行する台車と、前記台車の走行方向前後部にて該台車の走行方向と水平面内で直交する方向での略中央に立設されたマストと、前記マストに沿って昇降可能な荷台と、前記荷台を昇降する昇降機構と、前記荷台上の電気機器に接続された複数のケーブルを結束してなり、前記荷台と前記マストの高さ方向の略中間部との間に配設されて下方に凸に屈曲可能に懸吊され、前記荷台の昇降に応じて屈曲位置を変える結束ケーブルと、を備える昇降機構付き軌道走行台車において、前記結束ケーブルは前記複数のケーブルをケーブルチェーンに収納してなり、前記ケーブルチェーンの前記荷台に対する固定部が前記荷台の底部に設けられ、前記ケーブルチェーンは、前記マストの側面のうちの前記荷台と対向する側面に沿って懸吊されていて、該ケーブルチェーンは、前記固定部から所定長さまでの第1のケーブルチェーンと、前記所定長さよりもマスト側の第2のケーブルチェーンとを連結して構成され、前記第1のケーブルチェーンは上方に凸の屈曲特性を有し、前記第2のケーブルチェーンは下方に凸の屈曲特性を有することを特徴とする昇降機構付き軌道走行台車である。
また、前記ケーブルチェーンの前記荷台に対する前記固定部を前記荷台の底部に設け、上方に凸の屈曲特性を有する前記第1のケーブルチェーンを前記固定部側に配置し、下方に凸の屈曲特性を有する第2のケーブルチェーンを前記第1のケーブルチェーンに連結して前記マスト側に配置したことにより、前記荷台と前記マストとを接近して配置しても、前記荷台が最下段に位置したときに、前記固定部から前記マスト近くまで前記ケーブルチェーンを導く場合の上下方向の屈曲幅を小さくすることができる。これにより、2本のマスト間寸法を短くして、装置を小型化することが可能になるとともに、前記荷台の最下段の位置を低くすることができる。
なお、この実施例における昇降機構付き軌道走行台車は、自動倉庫設備に設置されて荷物収納棚との間で荷物の受け渡しを行うスタッカクレーンとしての態様である。
荷物収納棚1A,1Bの各格納部2の下部両側には、荷物Wを搭載したパレットPの底部を受ける支持床部4が設けられている。
図3はスタッカクレーン10の正面図であり、図4は同右側面図であり、図5は同左側面図である。
スタッカクレーン10は、レール3を走行する台車11と、台車11に立設された2本のマスト12A,12Bと、マスト12A,12Bの上部を連結する上フレーム13と、マスト12A,12Bの間に配置されてマスト12A,12Bに沿って昇降可能に設置された荷台14と、荷台14に設置され荷台14と荷物収納棚1A,1Bの格納部2との間で荷物Wの受け渡しを行う移載装置15と、を備えている。
図6は荷台14の最下段と最上段の位置を示した図であり、図7は上フレーム13を省略して示すスタッカクレーン10の平面図である。
また、センサ支持フレーム33は、ニュートラル状態の第1フォーク41の中央にパレットPと最大許容寸法の荷物Wを積載したときに、この荷物Wと干渉しない位置に配置されている。
また、図示を省略するが、センサ支持フレーム33には、荷台14にパレットPとともに積載される荷物Wが最大許容奥行き寸法(Y方向の許容寸法)以内か否かを検知する奥行きセンサや、荷台14にパレットPとともに積載される荷物Wが最大許容高さ寸法(Z方向の許容寸法)以内か否かを検知する高さセンサなど、各種センサが設置されている。
図7から図10に示すように、ベースフレーム30A,30BのX方向略中央には、ベースフレーム30A,30Bの上端部同士を連結するブラケット49が設けられており、このブラケット49のY方向の中央からは板状をなす第1のケーブルガイド51がマスト12Aに接近する方向に向かって延設されている。また、ブラケット49のY方向中央にはケーブルチェーン60の始端が固定され、さらに、第1のケーブルガイド51の延長上におけるブラケット49のマスト12B側にはクリート50が固定されている。そして、荷台14の平面視中央に集められた前記各ケーブルはクリート50を介してケーブルチェーン60に収納されたケーブル(図示略)に接続されている。
マスト12A内に引き込まれたケーブルチェーン60から導出されたケーブルは、マスト12Aに付設された制御盤20に引き込まれ、所定に配線されている。
つまり、この第2のケーブルガイド52は、荷台14が最下段に位置するときに連結部63前後のケーブルチェーン60を略水平姿勢に保持するガイドと言うことができ、また、荷台14が最下段に位置するときに荷台側固定部60aの近傍のケーブルチェーン60をマスト12Aに接近する方向へ水平に誘導するガイドということができる。
この第2のケーブルガイド52を備えることにより、荷台14が最下段に位置したときにケーブルチェーン60とレール3が干渉するのを防止することができる。また、荷台14が最下段に位置したときにケーブルチェーン60が冗長に垂れ下がるのを阻止することができる。これにより、荷台14の最下段の位置をより低くすることが可能となる。
これにより、荷台14の最下段をより低い位置に設定することが可能となる。また、荷台14とマスト12Aとを接近させて配置しつつ、ケーブルチェーン60をマスト12Aの側面12cに沿って懸吊させることが実現可能となり、スタッカクレーン10の小型化を図ることができる。
一方、ケーブルチェーン60が台車11の走行方向(X方向)であってマスト12Aから離間する方向に揺れるときには、荷台14の下方は空間であり、ケーブルチェーン60が揺れたときに干渉するものが存在しないので、ケーブルチェーン60が他の機器等と干渉することはない。
したがって、ケーブルチェーン60がいずれの方向に揺れたとしても、ケーブルチェーン60が周囲の他の機器と干渉するのを防止することができる。
このスタッカクレーン100は、互いに平行に設置された2本のレール(軌道)3A,3Bを跨いで走行するように構成されている。
台車111のフレーム116は平面視が矩形額縁状をなし、その四隅にレール3A,3Bの上を転動する車輪117が設けられている。フレーム116のY方向フレーム116yには、その内側であってレール3A,3Bから等距離の位置にマスト112A,112Bが垂直に固定されている。荷台114は、台車111のフレーム116およびマスト112A,112Bよりも内側に配置されている。すなわち、荷台114は、台車111と平面視で重複しないように配置されている。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、昇降機構付き軌道走行台車はスタッカクレーンに限るものではなく、スタッカクレーンに分類されない他の搬送装置の台車であって、上下方向および水平方向に荷物を搬送する台車に適用可能である。
2 格納部
3,3A,3B レール(軌道)
10 スタッカクレーン(昇降機構付き軌道走行台車)
11,111 台車
12A,12B,112A,112B マスト
14,114 荷台
15 移載装置
21 昇降機構
43 フォーク駆動用電動モータ(電気機器)
51 第1のケーブルガイド
52 第2のケーブルガイド
54 第4のケーブルガイド(揺れ抑制ガイド)
60 ケーブルチェーン
61 第1のケーブルチェーン
62 第2のケーブルチェーン
60a 荷台側固定部(固定部)
60c 側面
Claims (6)
- 軌道上を走行する台車と、
前記台車の走行方向前後部にて該台車の走行方向と水平面内で直交する方向での中央に立設されたマストと、
前記マストに沿って昇降可能な荷台と、
前記荷台を昇降する昇降機構と、
前記荷台上の電気機器に接続された複数のケーブルを結束してなり、前記荷台と前記マストの高さ方向の中間部との間に配設されて下方に凸に屈曲可能に懸吊され、前記荷台の昇降に応じて屈曲位置を変える結束ケーブルと、
を備える昇降機構付き軌道走行台車において、
前記結束ケーブルは前記複数のケーブルをケーブルチェーンに収納してなり、
前記ケーブルチェーンの前記荷台に対する固定部が前記荷台の底部に設けられ、
前記ケーブルチェーンは、前記マストの側面のうちの前記荷台と対向する側面に沿って懸吊されていて、該ケーブルチェーンは、前記固定部から所定長さまでの第1のケーブルチェーンと、前記所定長さよりもマスト側の第2のケーブルチェーンとを連結して構成され、前記第1のケーブルチェーンは上方に凸にのみ屈曲可能であり、前記第2のケーブルチェーンは下方に凸にのみ屈曲可能であることを特徴とする昇降機構付き軌道走行台車。 - 前記第1のケーブルチェーンの長さは、前記固定部から前記マストの前記荷台と対向する前記側面までの距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の昇降機構付き軌道走行台車。
- 前記第1のケーブルチェーンが当該第1のケーブルチェーンに過大に負荷が掛からないように設定された所定の最小半径以下で屈曲するのを防止する第1のケーブルガイドが、前記荷台に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の昇降機構付き軌道走行台車。
- 前記荷台が最下段に位置するときに前記第1のケーブルチェーンと前記第2のケーブルチェーンとの連結部前後を水平姿勢に保持する第2のケーブルガイドが、前記台車に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の昇降機構付き軌道走行台車。
- 前記第2のケーブルチェーンが前記台車の走行方向と直交する方向に揺れるのを抑制する揺れ抑制ガイドが、前記マストの前記荷台と対向する前記側面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の昇降機構付き軌道走行台車。
- 複数階の格納部を有する荷物収納棚が、前記台車が走行する軌道に隣接して設置され、前記荷台には、該荷台と前記荷物収納棚の前記格納部との間で荷物の受け渡しを行う移載装置が設けられ、該移載装置の駆動モータが前記電気機器に含まれていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の昇降機構付き軌道走行台車。
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