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JP5425596B2 - アクチュエータ装置のモータ制振構造 - Google Patents

アクチュエータ装置のモータ制振構造 Download PDF

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JP5425596B2
JP5425596B2 JP2009265423A JP2009265423A JP5425596B2 JP 5425596 B2 JP5425596 B2 JP 5425596B2 JP 2009265423 A JP2009265423 A JP 2009265423A JP 2009265423 A JP2009265423 A JP 2009265423A JP 5425596 B2 JP5425596 B2 JP 5425596B2
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Description

本発明は、主に、自動車等、車両に用いられるアクチュエータ装置のモータ制振構造で、主に、耐久性の良好なアクチュエータ装置のモータ制振構造に関するものである。
従来、自動車のアクチュエータ装置のモータ制振構造として、図1乃至図1に示すようなものが知られている。
まず、構成から説明すると、この従来のアクチュエータ装置1のモータ制振構造では、中空略箱形のケーシング2が、図示省略の上側アクチュエータケース及び、図1に示す様な下側アクチュエータケース3とを組み合わせて、樹脂材料により主に構成されている。
このケーシング2のうち、前記下側アクチュエータケース3内には、駆動モータ6を支持するモータ支持凹部4が形成されていて、図13に示す様な粘着テープ5が介在されて、駆動モータ6のモータハウジング6aが、モータ支持凹部4のテープ装着面4aに固定されるように構成されている。
また、この駆動モータ6のモータ軸6bには、伝達部としての減速ギヤ部7のウォームギヤ7aが設けられていて、この駆動モータ6の回転力を伝達するように構成されている。
そして、このケーシング2のうち、図示省略された前記上側アクチュエータケースの上面部から外部に、この減速ギヤ部7の出力軸7bが、突設されて、被駆動部材に連結されるように構成されている。
次に、この従来例のアクチュエータ装置のモータ制振構造の作用効果について説明する。
このように構成された従来のアクチュエータ装置のモータ制振構造では、前記粘着テープ5によって、駆動モータ6のモータハウジング6aが、モータ支持凹部4のテープ装着面4aに固定されている。
そして、前記駆動モータ6のモータ軸6bが、図示省略の制御部によって、回転駆動されることにより、前記減速ギヤ部7を介して、前記出力軸7bの回転方向及び回転角度が変更されて、被駆動部材が所望の位置まで移動される。
前記モータハウジング6aと、テープ装着面4aとの間の寸法公差及び、駆動モータ6が回転駆動する際に発生する振動は、前記粘着テープ5の厚み方向の弾性変形によって、吸収される。
なお、モータハウジング6aの軸受け部の周囲を支持して、ケーシング2内に駆動モータ6を固定する構成を採用するものも知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2004−159475号公報(明細書第0015段落乃至第0064段落、図8)
このように構成された従来のアクチュエータ装置1のモータ制振構造では、前記アクチュエータ装置1を組み立てる際、粘着テープ5によって、駆動モータ6のモータハウジング6aが、モータ支持凹部4のテープ装着面4aに固定される。
このため、この粘着テープ5を、台紙等から剥離して、前記モータハウジング6a及びモータ支持凹部4に貼付ける工程が必要となって、作業工程数が増大してしまう。
また、この粘着テープ5の分、部品点数が増大して、部品管理が煩雑となると共に、台紙等が廃材となり、リサイクル性が良好ではないといった問題もあった。
従って、製造コストの増大を抑制することが困難であった。
そこで、この発明は、組立が容易で製造コストを減少させることが出来、組付後の支持安定性を良好なものとして、制振効果を長期間保てるアクチュエータ装置のモータ制振構造を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、本願発明は、上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケースを組み合わせてなるケーシングと、該ケーシング内に設けられる駆動モータを支持するモータ支持部と、該ケーシングから外部に突設された出力軸に、該駆動モータの回転力を伝達する伝達部とを設けて、前記上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケースには、前記駆動モータのモータハウジング外側面に当接して支持する前記モータ支持部が、一体に形成されているアクチュエータ装置のモータ制振構造であって、前記モータ支持部は、上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースから、突設されて、前記モータハウジングの上側傾斜面又は、下側傾斜面に当接する弾接片を有するアクチュエータ装置のモータ制振構造を特徴としている。
また、本願発明は、前記駆動モータの前記モータハウジングは、フラットタイプで、前記上側傾斜面又は、下側傾斜面は、正面視で、上面部若しくは下面部の左,右側縁に、面取り形状を呈して、一対形成されているアクチュエータ装置のモータ制振構造を特徴としている。
ここで、フラットタイプとは、モータハウジングの上面部若しくは下面部のうち、少なくとも何れか一方に、平面部が形成されているものを示している。
更に、本願発明は、前記モータ支持部は、上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースのコーナ部に一体に設けられた補強リブ部を有して、該補強リブ部に設けられた傾斜面から、前記弾接片を薄板状に突設するアクチュエータ装置のモータ制振構造を特徴としている。
そして、本願発明は、前記上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケースを組み合わせた状態で係止する係止片を、前記モータ支持部を設けた上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースの該モータ支持部が配列される延長線上に位置するケース外側面部に設け、弾性変形可能な方向を、該アクチュエータの延長線に沿わせたアクチュエータ装置のモータ制振構造を特徴としている。
このように構成された本願発明では、前記上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースのモータ支持部に設けられた弾接片が、該上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケースを組み合わせる際に、前記モータハウジングの上側傾斜面又は、下側傾斜面に当接されて、所望の位置に前記駆動モータが支持される。
このため、アクチュエータ装置を組み立てる際、従来のように粘着テープを用いなくても、前記ケーシング内に駆動モータを固定出来、作業工程数及び部品点数を減少させることが出来る。
そして、組立後は、前記弾接片が、熱膨張による変形や、上側傾斜面又は、下側傾斜面から加わる振動を弾性変形しながら逃がすので、支持安定性を良好なものとすることが出来、制振効果を長期間保つことが出来る。
また、本願発明では、前記フラットタイプのモータハウジングの上側傾斜面又は、下側傾斜面が、前記弾接片によって、押圧されて支持固定されている。
これらのモータハウジングの上側傾斜面又は、下側傾斜面は、上面部若しくは下面部の左,右側縁に面取り形状として、一対形成されているので、回転駆動によって発生する反トルク等によっても、転び方向に移動しにくい。
このため、更に支持安定性を良好なものとすることが出来る。
更に、本願発明では、前記モータ支持部に設けられた補強リブ部によって、上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースのコーナ部が補強される。
このため、弾接片に受け止められた応力及び振動は、この補強リブ部を介して、ケーシングに伝達されて、該ケーシングの変形によって吸収される。
また、該補強リブ部の傾斜面から突設された薄板状の弾接片が、前記モータハウジングの上側傾斜面又は、下側傾斜面に当接されて、斜め方向から、駆動モータを支持する。
このため、前記モータハウジングの上方に位置する前記ケーシングの内側面までの距離を保ちつつ、前記弾接片をモータハウジングに近接させた位置から、突設させることが出来るので、これらの弾接片が、薄板状を呈することにより、面内,外方向へ倒されて弾性反力を失うように折曲されること無く、確実に弾接させることが出来る。
従って、前記薄板状の弾接片は、当接が開始された位置まで、容易に復帰可能で、例えば、熱膨張等により隙間が生じる虞を減少させることが出来、更に、支持安定性が良好である。
そして、本願発明では、前記モータ支持部を設けた上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースが、組み合わせられて、前記係止片によって、前記上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケース間が係止されると、該ケーシングの内部では、前記駆動モータが前記モータ支持部によって支持、固定される。
この係止片は、駆動モータの出力軸の延設方向を挟んで設けた一対のモータ支持部を通る延長線上に配置したため、該ケーシングの撓み変形の際に、弾性変形することで、該ケーシングの撓み変形を妨げない。
このため、係止片による係止状態が解除されること無く、前記ケーシングによる変位吸収量及び振動吸収量を増大させて、支持安定性を良好なものとして、制振効果を長期間保つことが出来る。
この発明の実施の形態のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、概略を説明する模式的な分解斜視図である。 この発明の実施の形態のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、概略を説明する模式的な正面図である。 この発明の実施の形態の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、(a)は、アクチュエータケースの左側面図、(b)は、アクチュエータケースの上側面図、(c)は、アクチュエータケースの右側面図、(d)は、(b)のA−A線に沿った位置での断面図である。 この発明の実施の形態の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、上側アクチュエータケースの内側の構成を説明する一部断面拡大斜視図である。 この発明の実施の形態の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、モータを外した状態でのアクチュエータケースの縦断面図である。 この発明の実施の形態の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、図5中B−B線に沿った位置での拡大断面図である。 この発明の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、上側アクチュエータケースを、下側アクチュエータケースに取り付ける様子を説明する縦断面図である。 この発明の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、応力の方向を矢印で説明する模式図である。 この発明の実施の形態の比較例のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、応力の方向を矢印で説明する模式図である。 この発明の実施の形態の実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、上側アクチュエータケースの内側の構成を説明する一部断面拡大斜視図である。 この発明の実施の形態の実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、モータを外した状態でのアクチュエータケースの縦断面図である。 この発明の実施の形態の実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造で、(a)は、図11中C−C線に相当する位置での成型金型の型割りを説明する断面図、(b)は、図11中C−C線に沿った位置での拡大端面図である。 従来例のアクチュエータ装置の構成を説明する模式的な分解斜視図である。 従来例のアクチュエータ装置の構成を説明する下側ケース内の配置図である。 従来例のアクチュエータ装置のモータ支持部の構成を説明する模式的な正面図である。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための実施の形態のアクチュエータ装置のモータ制振構造について、図1乃至図12を用いて説明する。
なお、前記従来と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施の形態のアクチュエータ装置のモータ制振構造では、図1及び図2に示すように、中空略箱形のケーシング9が、上側アクチュエータケース9a及び下側アクチュエータケース9bとを組み合わせて、PPガラス入りの樹脂製材料により、主に構成されている。
このケーシング9のうち、前記下側アクチュエータケース9bには、モータ支持部としての一対の下側支持リブ部9c,9cが、内側面9dに一体に形成されていて、前記従来と同様に構成される駆動モータ6の略円筒状のモータハウジング6aが、当接されて支持されるように構成されている。
この下側支持リブ部9c,9cは、図2に示すように、各々断面略半円形状を呈して、長手方向を前記駆動モータ6のモータ軸6b延設方向に沿わせると共に、一定間隔W1が設けられている。
そして、これらの両下側支持リブ部9c,9cに、前記駆動モータ6のモータハウジング6aの下側傾斜面6d,6dが当接されることにより、下方から支持された状態では、前記内側面9dに対して、モータハウジング6aの下縁が離間された位置となるように構成されている。
また、前記ケーシング9のうち、前記上側アクチュエータケース9aには、モータ収納凹部9eが、内側面側に形成されている。
このモータ収納凹部9eからは、駆動モータ6のモータハウジング6aのうち、上側傾斜面6c,6cに当接して、弾性支持するモータ支持部としての複数の弾接片10,10…が、左,右三対、設けられている。
次に、この実施の形態のアクチュエータ装置のモータ制振構造の作用効果について説明する。
このように構成されたアクチュエータ装置のモータ制振構造では、図1に示すように、前記駆動モータ6が、下側支持リブ部9c,9c間に載置されて、上方から前記上側アクチュエータケース9aが被せられる。
このように、上側アクチュエータケース9aが、前記下側アクチュエータケース9bに組み合わせられると、図2に示すように、前記上側アクチュエータケース9aのモータ収納凹部9eに一体に形成された弾接片10,10…の各先端10a…が、一部潰れながら前記モータハウジング6aの上側傾斜面6c,6cに当接されて、所望の位置に前記駆動モータ6が支持される。
このため、アクチュエータ装置を組み立てる際、従来のように粘着テープを用いなくても、前記ケーシング9内に駆動モータ6を弾性支持させて固定出来、作業工程数及び部品点数を減少させることが出来る。
また、図2に示すように、組立後は、前記弾接片10,10…が、上側傾斜面6c,6cに斜めに当接しているので、前記モータ収納凹部9eの上壁面に底付きしないように、所望のストロークを容易に確保出来る。
従って、前記弾接片10,10…が、上側傾斜面6c,6cから伝達される振動等を、弾性変形しながら逃がすので、支持安定性を良好なものとすることが出来、制振効果を長期間保つことが出来る。
図3乃至図8は、この発明の実施の形態の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造を示し、図9は、この実施の形態の比較例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例1のアクチュエータ装置11のモータ制振構造では、図3に示すように、樹脂製のケーシング12が、上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14とを組み合わせて主に構成されている。
このケーシング12内には、所謂フラットタイプで、モータ軸6bを挟んで、モータハウジング6aの反対側に設けられた上面部6g及び下面部6hが、所定の面積を有する平面状の平面部を構成している駆動モータ6が、収容されると共に、この駆動モータ6のモータ軸6bには、この駆動モータ6の回転力を伝達する伝達部としての減速ギヤ部7を構成するウォームギヤ7aが設けられている。
そして、このケーシング12内には、これらの減速ギヤ部7を収納するギヤ収納部16が設けられていて、前記上側アクチュエータケース13の上面部13aからは、外側方向に向けて、この減速ギヤ部7の出力軸7bが突設されている。
このケーシング12には、この減速ギヤ部7を収納するギヤ収納部16に隣接して、モータ収納部15が、設けられている。
そして、前記下側アクチュエータケース14のうち、前記モータ収納部15に面する下側の内側面14aには、前記実施の形態と同様に構成されるモータ支持部としての一対の下側支持リブ部9c,9cが、一体に形成されている。
また、この実施例1では、図4乃至図6に示すように、前記モータ支持部を構成する上側アクチュエータケース13の上面部15cの下面側15dには、前記モータ収納部15の空間の左,右コーナ部15a,15bに、下側アクチュエータケース14の内側面14a方向に向けて突設される複数のクラッシュリブ20,20…が設けられている。
この実施例1では、左,右三対の前記クラッシュリブ20,20…が、モータ軸6b延設方向に等間隔を置いて設けられていて(図3(b)中C=D)、上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14とが組み合わせられたモータ収納状態で、各々前記モータハウジング6aの正面視で、上面部6g若しくは下面部6hの左,右側縁に面取り形状を呈して一対形成されている略平坦な上側傾斜面6e,6e又は、下側傾斜面6f,6fのうち、上側傾斜面6e,6eに当接するように構成されている。
また、この実施例1のクラッシュリブ20…は、図4に示すように、上側アクチュエータケース13のコーナ部15a,15bから突設されて、上面部15cの下面側15d及び左,右側面部15e,15fに跨って、一体となるように設けられる補強リブ部21を各々有している。
また、この補強リブ部21には、傾斜面21aが各々形成されている。この傾斜面21aからは、弾接片22…が、薄板状を呈して各々突設されている。
この実施例1では、図7に示すように、左,右一対の前記補強リブ部21,21の傾斜面21a,21aが、前記駆動モータ6のモータ軸6b方向に向けて、各々斜め約45度を有して、左,右対称位置に形成されていて、図4に示すような厚み方向寸法約0.5mmを有する前記弾接片22,22の半円弧形状に形成された先端部22a,22aから、前記駆動モータ6の各上側傾斜面6c,6cに当接する際、図8に示すように、押圧方向が各々斜め約45度を与えられて、この先端部22a,22aのうち、押圧方向と直交する断面積の小さい部分から、順次、圧壊するように構成されている。
また、この実施例1では、前記モータ軸6bから、左,右各クラッシュリブ20,20の中心を通り、左,右斜め約45度に延びる延長線L2,L3は、図7に示すように、左,右コーナ部15a,15bの入隅部よりも、各左,右側面部15e,15f寄りを通るように構成されている。
更に、この実施例1では、図3に示すように、前記上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14を組み合わせた状態で係止する係止片30,30が、前記上側アクチュエータケース13の前記モータ支持部を構成するクラッシュリブ20…のうち、モータ軸6b延設方向で、中央の一対のクラッシュリブ20,20を通る延長線L1上に位置するように、ケース外側面部としての左側面部15g及び右側面部15fに設けられている。
また、この係止片30,30と各々係合する係止爪31,31が、図7に示すように前記下側アクチュエータケース14の左側面部14g及び右側面部14fに突設されている。
そして、この係止片30,30の弾性変形可能な方向を、この延長線L1に沿う方向として、図3(b)中紙面左,右方向に拡開可能としている。
更に、この実施例1では、図8に示すように、このモータ収納部15の上面部15cの幅方向寸法W2が、これらの左側面部14g及び右側面部14fの高さ方向寸法h1,h2よりも大きくなるように設定されている。
また、ケーシング12を構成する樹脂材料の線膨張係数は、駆動モータ6のモータハウジング6aを構成する鉄等の金属材料の線膨張係数よりも大きくなるように設定されている。
〔比較例1〕
図9は、この発明の実施の形態の比較例のアクチュエータ装置のモータ制振構造を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この比較例のケーシング112では、上側アクチュエータケース113のモータ収納部115に、上面部115cの下面側115dから、左,右一対のクラッシュリブ120,120が、略垂直に一定の高さ方向寸法h4を有して突設されている。
この比較例では、左,右一対の前記クラッシュリブ120,120…が、前記下側支持リブ9c,9c間の間隔w1と、略同等の一定の間隔w4を有する水平補強リブ材121,121を一対有している。
この水平補強リブ材121,121の下面側121a,121aからは、下方に向けて上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14とが組み合わせられた状態で、各々前記モータハウジング6aの正面視で、上面部6gに当接する薄板状の弾接片122,122が、各々一体に突設されている。
次に、この比較例のアクチュエータ装置のモータ制振構造の作用について説明する。
このように構成された比較例のケーシング112では、ケーシング112を構成する上側アクチュエータケース113及び下側アクチュエータケース14の樹脂材料の線膨張係数が、駆動モータ6のモータハウジング6aを構成する金属材料の線膨張係数よりも大きい。
このため、常温状態よりも低温雰囲気下で駆動される場合等、ケーシング112及び駆動モータ6が、比較的低い温度を有する状態では、モータハウジング6aの外形寸法に対して、前記上側アクチュエータケース113及び下側アクチュエータケース14の下面側115dと内側面14aとの間隔は、相対的に縮み、前記クラッシュリブ120,120の高さ方向寸法h4を縦方向に圧縮するように、応力を作用させる。
従って、前記弾接片122,122が、大きく潰れて、常温状態よりも、この弾接片122,122の先端位置を上方に押し上げて、弾性復帰しにくい位置まで圧壊してしまう虞があった。
このように、前記弾接片122,122の潰れ量が大きくなると、常温状態に戻ったり、或いは更に、比較的高温となった際に、弾接片122,122の先端と、前記モータハウジング6aの上面部6gとの間に間隙が生じ、制振効果を損なってしまうといった問題があった。
また、常温状態よりも高温雰囲気下で駆動される場合等、ケーシング112及び駆動モータ6が、比較的高い温度を有する状態では、モータハウジング6aの外形寸法に対して、前記上側アクチュエータケース113及び下側アクチュエータケース14の下面側115dと内側面14aとの間隔は、相対的に広がり、前記クラッシュリブ120,120の高さ方向寸法h4が、見かけ上、縦方向に拡げる。
このため、間隙が発生したり、或いは、前記弾接片122,122の先端の潰れ量が変化して、駆動モータ6のケーシング112内の保持力が低下して、制振効果を損なってしまう虞もあった。
これに対して、本願発明の実施の形態の実施例1に記載されたものは、図8に示すように、上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14を、上下方向で組合わせて、前記左,右の係止爪31,31に、係止片30,30を係止させると、ケーシング12の内部に駆動モータ6が保持されたアッセンブリ状態となる。
このアッセンブリ状態では、前記弾接片122,122の先端が、前記駆動モータ6の上側傾斜面6e,6eに当接されて、モータ軸6bから、各々左,右斜め約45度方向に応力を受ける。
このため、前記応力は、主に、コーナ部15a,15bの下方に加わり(図7中一点鎖線参照)、モータ収納部15の左,右側面部15e,15fは、下部が外開きとなるように撓み変形すると共に、補強リブ部21,21によって強度が向上しているコーナ部15a,15bによって左,右端縁が連設された前記上面部15cは、下方に凸となるように撓み変形する。
この実施例1のケーシング12では、このモータ収納部15の前記左,右側面部15e,15fの高さ方向寸法h1,h2に比して、上面部15cの幅方向寸法W2が、大きくなるように設定されているので、前記上面部15cは、下方に凸となるように容易に撓み変形する。
また、前記係止片30,30のうち、下方に位置する自由端が、図3(b)中紙面左,右方向に拡開される。
更に、この実施例1では、ケース外側面部としての左側面部15g及び右側面部15fに設けられている係止片30,30が、前記係止爪31中央の一対のクラッシュリブ20,20を通る延長線L1上に位置するように設けられているので、有効に応力が伝達されると共に、この係止点を基点として前記係止片30,30も、曲げ変形により、応力の吸収を行うことが出来る。
次に、この実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造の作用について説明する。
このように構成された実施例1のケーシング12では、ケーシング12を構成する上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14が、PPガラス入りの樹脂材料で構成されている為、同一強度を得るために厚み方向寸法を小さく設定出来る。
このため、重量を軽量化出来ると共に、駆動モータ6のモータハウジング6aを構成する金属材料よりも、大きな線膨張係数を有していても、亀裂の発生や或いは破砕等の虞が少ない。
また、常温状態よりも低温雰囲気下で駆動される場合等、ケーシング12及び駆動モータ6が、比較的低い温度を有する状態では、モータハウジング6aの外形寸法に対して、前記上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14の下面側15dと内側面14aとの間隔が、相対的に縮む。
従って、前記クラッシュリブ20,20の前記弾接片22,22が、潰れると共に、前記上面部15cを、下方に凸となるように撓み変形させつつ、前記係止片30,30の自由端を左,右方向に拡開させて、係止された係止片30,30も曲げ変形可能とすることにより容易に、前記左,右側面部15e,15fの下部が外開きとなるように撓み変形させながら、応力の吸収を行うことが出来る。
このように、低温状態となっても、常温状態よりも弾接片22,22の先端位置を上方に押し上げることが無く、弾性復帰しにくい位置まで圧壊される虞がない。
また、常温状態よりも高温雰囲気下で駆動される場合等、ケーシング12及び駆動モータ6が、比較的高い温度を有する状態では、モータハウジング6aの外形寸法に対して、前記上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14の下面側15dと内側面14aとの間隔は、相対的に広がる。
しかしながら、前記クラッシュリブ20,20の弾接片22,22の先端は、斜め下方に向けて弾性復帰しながら、前記モータハウジング6aの上側傾斜面6e,6eへの当接を継続して、保持力の低下が抑制される。
また、低い温度状態で、加わり過ぎた応力は、前記上面部15c,及び左,右側面部15e,15fが、撓み変形によって吸収されているので、応力の解除に伴って、撓み変形している状態から、弾性反力により復帰する。
このため、更に、確実に前記モータハウジング6aの上側傾斜面6e,6eへの前記弾接片22,22の先端の当接を継続させて、保持力の低下を抑制することが出来る。
上述してきたように、この実施の形態の実施例1のアクチュエータ装置のモータ制振構造では、前記上側アクチュエータケース13又は、下側アクチュエータケース14のクラッシュリブ20,20…に設けられた弾接片22,22…が、上側アクチュエータケース13及び下側アクチュエータケース14を組み合わせる際に、前記モータハウジング6aの上側傾斜面6e,6eに当接されて、モータ収納部15内の所望の位置に前記駆動モータ6が支持される。
このため、アクチュエータ装置11を組み立てる際、従来のように粘着テープを用いなくても、前記ケーシング12内に駆動モータ6を固定出来、作業工程数及び部品点数を減少させることが出来る。
そして、組立後は、前記弾接片22,22…が、熱膨張による変形や、上側傾斜面6c,6c…から加わる振動を弾性変形しながら逃がすので、支持安定性を良好なものとして、制振効果を長期間保つことが出来る。
また、前記実施例1に示す前記フラットタイプの駆動モータ6では、モータハウジング6aの上側傾斜面6c,6cが、前記合計6個の弾接片22,22…によって、押圧されて支持固定されている。
これらのモータハウジング6aの上側傾斜面6e,6e又は、下側傾斜面6f,6fは、上面部15c若しくは下面部の左,右側縁に面取り形状として、各々左,右斜め約45度に沿って一対、略平坦となるように形成されているので、回転駆動によって発生する反トルク等によっても、転び方向に移動しにくい。
しかも、この上側傾斜面6e,6eの面内では、前記弾接片22,22の先端の円弧形状によって、点当たりする当接位置がずれても、略同様に押圧力を、左,右から各々モータ軸6bの方向へ与えることが出来る。
このため、更に支持安定性を良好なものとすることが出来る。
更に、前記クラッシュリブ20,20に設けられた補強リブ部21,21によって、上側アクチュエータケース13の左,右コーナ部15a,15bが補強される。
このため、弾接片22,22に受け止められた応力及び振動は、この補強リブ部21,21を介して、ケーシング12に伝達されて、ケーシング12の前記上面部15c,及び左,右側面部15e,15fが、撓み変形することによって、効率よく吸収される。
また、前記補強リブ部21の傾斜面21aから突設された薄板状の弾接片22,22が、前記モータハウジング6aの上側傾斜面6e,6eに当接されて、左,右斜め約45度方向から、駆動モータ6が支持される。
このため、図7に示すように、前記モータハウジング6aの上方に位置する前記上側アクチュエータケース13の内側面である下面側15dまでの距離を保ちつつ、前記弾接片22,22をモータハウジング6aに近接させた位置から、突設させることが出来るので、これらの弾接片22,22が、薄板状を呈することにより、面内,外方向へ倒されて弾性反力を失うように折曲されること無く、確実に弾接させることが出来る。
従って、前記薄板状の弾接片22,22は、当接が開始された位置まで、容易に復帰可能で、例えば、熱膨張等により隙間が生じる虞を減少させることが出来、更に、支持安定性が良好である。
そして、前記クラッシュリブ20,20が設けられた上側アクチュエータケース13又は、下側アクチュエータケース14が、組み合わせられて、前記係止片30,30を係止爪31,31に係止させるだけで、前記ケーシング12の内部では、前記駆動モータ6が前記クラッシュリブ20,20によって支持、固定される。
この係止片30,30は、図3に示すように、前記モータ軸6bの延設方向で、中央の一対のクラッシュリブ20,20を通る延長線L1上に位置するように、ケース外側面部としての左側面部15g及び右側面部15fに設けられている。
このため、ケーシング12が撓み変形を行う際に、この係止片30,30も弾性変形することで、ケーシング12の撓み変形を妨げない。
従って、支点となっている係止片30,30下端近傍の係止爪31,31による係止状態が解除されること無く、前記ケーシング12による変位吸収量及び振動吸収量を増大させて、駆動モータ6の支持安定性を良好なものとして、制振効果を長期間保つことが出来る。
図10乃至図12は、この発明の実施の形態の前記実施例1の変形例である実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
この実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造では、前記ケーシング212を構成する上側アクチュエータケース213の上面部15cのうち、下面側15dには、左,右コーナ部15a,15bに、モータ支持部としてのクラッシュリブ220,220が、突設されている。
これらのクラッシュリブ220,220…は、前記モータ収納部15の空間内で、下側アクチュエータケース14の内側面14a方向に向けて、一体に設けられている。
この実施例2では、図10及び図11に示す様な左,右三対の前記クラッシュリブ220,220…が、前記モータ軸6b延設方向に等間隔を置いて設けられている。
そして、上側アクチュエータケース213及び下側アクチュエータケース214とが組み合わせられて、ケーシング212内に、図示省略の駆動モータ6が、収納された状態では、各々前記モータハウジング6aの正面視で、上面部6g若しくは下面部6hの左,右側縁に面取り形状を呈して一対形成されている略平坦な前記上側傾斜面6e,6eに、これらのクラッシュリブ220,220が、先端側から、斜めに当接するように構成されている。
また、この実施例2のクラッシュリブ220…は、図11に示すように、上側アクチュエータケース13のコーナ部15a,15bから突設されて、上面部15cの下面側15d及び左,右側面部15e,15fに跨って、一体となるように設けられる補強リブ部221,221…を各々有している。
また、この補強リブ部221には、各々傾斜面221a,221a…が各々形成されている。この傾斜面21aからは、図11に示す様に、略台形形状を呈する台形状台座部221bが、図12に示す様に、前記補強リブ部221の幅方向寸法W5よりも肉薄となるように、比較的小さな幅方向寸法W6を有して一体に突設されている。
更に、この実施例2の台形状台座部221bでは、前記補強リブ部221の一側面221cに対して、幅方向で面一となるように、一側面221dが、延設されている。
この台形状台座部221bの下面側傾斜面221eには、各々側面視略半円形状の弾接片222…が、厚み方向寸法W7=約0.5mmを有して薄板状を呈するように、一体に突設されている。
この実施例2では、図10に示すように、左,右一対の前記補強リブ部221,221の傾斜面221a,221aが、前記駆動モータ6のモータ軸6b方向に向けて、各々斜め約45度を有して、左,右対称位置に形成されている。
そして、これらの傾斜面221a,221aに一体形成される台形状台座部221b,221bでは、同様に、傾斜面221e,221eが、前記駆動モータ6のモータ軸6b方向に向けて、各々斜め約45度となるように傾けられて形成されている。
そして、厚み方向寸法W7=約0.5mmを有する前記弾接片222,222の半円弧形状に形成された先端部222a,222aは、図12に示すように、断面方向でも、更に、下方に向かって、先鋭形状となるように形成されている。
このため、前記駆動モータ6の各上側傾斜面6c,6cに当接する際、斜め約45度で、これらの先端部222a…が、押圧方向される方向と直交する断面積の小さい部分から、順次、当接及び圧壊されるように構成されている。
また、この実施例2では、前記補強リブ部221の一側面部221c及び台形状台座部221bの一側面221dと、この先端部222aに至るまでの弾接片222の一側面222bとは、幅方向で面一となるように延設されている。
そして、図10中に示すように、この実施例2のクラッシュリブ220では、厚さ方向の中心線M.L.に対して、パーティングラインP.L.が、厚み方向一側面222c側にオフセットされて位置するように構成されている。
次に、この実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造の作用効果について説明する。
このように構成された実施例2のアクチュエータ装置のモータ制振構造では、前記実施の形態及び実施例1の作用効果に加えて、まず、ケーシング212の成型の順序に沿って説明すると、このケーシング212を構成する上,下側アクチュエータケース213,214が、射出成型される際、図12中(a)に示すように、組み合わせ成型金型G,H等が用いられる。
特に、上側アクチュエータケース213は、パーティングラインP.L.が、前記補強リブ部221の一側面部221c及び台形状台座部221bの一側面221dと、前記弾接片222の一側面222bとに沿って面一となるように形成されていて、複雑な形状も比較的単純なキャビティI形状の各組み合わせ成型金型G,H等によって構成出来る。
前記組み合わせ成型金型G,Hが型締めされた状態で、前記ケーシング212を形成する材料となる溶融樹脂Jが射出されると、図12中(a)に示すように、これらの各一側面部221c,221d及び222bは、略面一なので、溶融樹脂jの流れ方向の流動抵抗が少ない。
このため、円滑に、前記薄肉状の弾接片222の先端部222aを形成するキャビティIの奥部である内部の先端部222aを形成する部分まで、この溶融樹脂Jを流入させることができる。
更に、この際、弾接片222,222の先端部222aに相当する位置は、パーティングラインP.L.が設けられている。
このため、組み合わせ成型金型G,H間からのガス抜けが良好で更に、前記先端部222aの先鋭形状を形成する微細部分まで、溶融樹脂が、行き渡り、組み合わせ成型金型G,Hの型形状精度を、上側アクチュエータケース213の薄肉状の前記クラッシュリブ220…の各弾接片222の形状精度に反映させることが出来る。
また、組立時には、各々射出成型された上,下側アクチュエータケース213,214を組み合わせて、内部のモータ収納凹部15内に、前記駆動モータ6を収納するように前記ケーシング212が構成される。
この際、前記弾接片222,222…が、各々前記駆動モータ6の各上側傾斜面6c,6cに当接する際には、斜め約45度で、これらの先端部222a…が、押圧方向される方向と直交する断面積の小さい部分から、順次、押圧されて圧壊されるように構成されている。
そして、この実施例2では、前記先鋭形状の先端部222a…が、略全て圧壊してから、前記台形状台座部221bに、前記駆動モータ6の上側傾斜面6e,6eが到達するまで、前記半円弧形状の弾接片222,222…が、順次圧壊する。
このため、振動が付与された場合等、一度の押圧力で、全ての弾接変形部分が、圧壊して、弾性反力を失う虞が、更に少なくなり、支持安定性を良好なものとすることが出来、制振効果を長期間保つことが出来る。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1,2のアクチュエータ装置のモータ制振構造を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例1,2のアクチュエータ装置のモータ制振構造に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例1,2では、ケーシング12のうち、上側アクチュエータケース13に、クラッシュリブ20,20…又は220,220…を三対、合計6個設けたものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、下側アクチュエータケース14若しくは、上,下アクチュエータケース13,14の双方に、前記クラッシュリブ20,20…を設けても良く、突設されてモータハウジング6aの上側傾斜面6c,6e又は、下側傾斜面6d,6fに当接する弾接片22…を有するものであれば、クラッシュリブ20の形成位置、形状、数量及び材質が特に限定されるものではない。
また、前記駆動モータ6の上側傾斜面6c,6eに当接する前記クラッシュリブ20の角度は、左,右斜め約45度に設定されているが、特にこれに限らず、モータハウジング6aの上面部6g若しくは下面部の左,右側縁に設けられる上側傾斜面6c,6e等又は、下側傾斜面6d,6f等に当接するものであれば、何度の角度をもって、どの位置でモータハウジング6aに当接するクラッシュリブ20…であってもよい。
6 駆動モータ
6a モータハウジング
6c,6e 上側傾斜面
6d,6f 下側傾斜面
7 減速ギヤ部(伝達部)
9,12,112,212 ケーシング
9a,13,113,213 上側アクチュエータケース
9b,14,214 下側アクチュエータケース
10,22,122,222 弾接片
11 アクチュエータ装置
15 モータ収納凹部
15a,15b 左,右コーナ部
20,120,220 クラッシュリブ(モータ支持部)
21,121,221 補強リブ部
21a,21a,221a 傾斜面
30,30 係止片
31,31 係止爪
L1,L2,L3 延長線

Claims (1)

  1. 上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケースを組み合わせてなるケーシングと、該ケーシング内に設けられる駆動モータを支持するモータ支持部と、該ケーシングから外部に突設された出力軸に、該駆動モータの回転力を伝達する伝達部とを設けて、前記上側アクチュエータケース及び下側アクチュエータケースには、前記駆動モータのモータハウジング外側面に当接して支持する前記モータ支持部が、一体に形成されているアクチュエータ装置のモータ制振構造であって、
    前記モータ支持部は、上側アクチュエータケース又は、下側アクチュエータケースから、突設されて、前記モータハウジングを正面視したときに、前記モータハウジングの上面部若しくは前記モータハウジングの下面部の左,右側縁に面取り形状を呈して一対形成されたフラットタイプをなす前記モータハウジング上側傾斜面又は、下側傾斜面に当接する、前記上側アクチュエータケース又は、前記下側アクチュエータケースのコーナ部に一体に設けられた補強リブ部を有して、該補強リブ部に設けられた傾斜面から薄板状に突設する弾接片を有するとともに、
    前記上側アクチュエータケース及び前記下側アクチュエータケースを組み合わせた状態で係止する係止片を、前記駆動モータの出力軸の延設方向を挟んで設けた一対の前記モータ支持部を通る延長線上に配置したことを特徴とするアクチュエータ装置のモータ制振構造。
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