JP5743839B2 - 押しボタン構造 - Google Patents
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Description
一方、ヒンジ部を有する押しボタンの操作に必要な荷重は、支点(ヒンジ部)から力点(ボス部)までの距離に大きく依存するため、ヒンジ部のばねの剛性が一定である場合、ヒンジ部からボス部までの距離が短いほど押下操作に大きな荷重が必要となる。
例えば、特許文献1の構造では、ケース側の係止部が片持ち支持構造のばねと同方向に延設された板状部材で構成されており、キートップをケース外面に設けた開口部から組み付けた場合に、この係止部がキートップ外形の端部に設けたストッパを係止する。これにより、キートップはストッパを支点として動作する。
ストッパに対してボス部の位置を離す場合、ストッパから離せるボス部の限界位置は、キートップ外形のストッパから離間する方向の端部付近となる。
一方、ボス部に対してストッパの位置を離す場合は、キートップ外形を大きくし、係止部である板状部材を長くする必要がある。特に、ボス部が既にキートップ外形のストッパから離間する方向の端部付近に配置されていると、特許文献1の構造で押下操作の荷重をさらに軽減するには、ボタン外形を大きくする以外になく、小型化が著しく制限される。
しかしながら、ヒンジ部のばねは、操作荷重に対する機械的な強度が必要であるため、板厚の薄型化には限界があり、さらに加工性も劣化する。
また、片持ち支持構造のばねである板状部材を長くすると、それに応じてボタン外形を大きくする必要があり、小型化が制限される。
図1は、この発明の実施の形態1に係る押しボタン構造を適用した車載用電子機器のパネルの正面図である。図2は、実施の形態1に係る押しボタン構造の押しボタンの構成を示す図であり、図3は、実施の形態1に係る押しボタン構造のパネルの構造を示す図である。図4は、実施の形態1に係る押しボタン構造のパネルへの組み付けを示す斜視図であり、図5は、実施の形態1に係る押しボタン構造の正面図である。また、図6は、図5のA−A線で切った押しボタン構造の断面図である。
位置決め用凸部5は、押しボタン2の外形のスイッチ押しボス部4から離間した方向の端部に設けられ、係合凹部6に嵌合する係合凸部である。
このようにして押しボタン2を開口部7aに組み付けることで、スイッチ押しボス部4の先端部は、パネル1の孔部7bを通って図4(b)に示す基板10上に実装したスイッチ9に対向する。これにより、図5に示すように押しボタン2がパネル1に組み付けられる。
そこで、図6に示すように、スイッチ押しボス部4にフランジ部4aを設けることで、押しボタン2の組み付けた際、フランジ部4aがパネル1の孔部7bの周縁部11に当接する。これにより、回転モーメントによって押しボタン2がパネル1の開口部7aから抜けようとする動きが規制され、押しボタン2の+Z方向の位置が決定される。
これに対して、本発明に係る押しボタン構造を適用すれば、押しボタン2の動作の支点とスイッチ9を押す力点との距離を長くすることができ、操作荷重の軽減を実現することができる。すなわち、押しボタン2をパネル1の前面から組み付ける押しボタン構造において、図7(a)に示すように、スイッチ押しボス部4がボタン外形の端辺に配置されている場合であっても、係合凹部6の壁面部6aが、位置決め用凸部5が接続するボタン面の裏面に当接しないようにして支点Cをスイッチ押しボス部4から離すことにより、押しボタン2の支点と力点との距離を長くすることができる。
一方、壁面部がボタン面の裏面に当接する場合、押下操作によって押しボタン2の動作の支点は、位置決め用凸部5が接続するボタン面の裏面部と壁面部6aとの当接部である支点C’となる。この場合、図7(a)に示すように、押しボタン2のボタン面は、側面から見て押下操作により距離D1’の範囲で可動し、スイッチ押しボス部4は、側面から見て押下操作により距離D2’の範囲で可動する。
D1>D1’およびD2>D2’であることから、支点と力点の距離が長くなり、操作荷重を軽減できる。なお、ばね性を向上させたばね部3を設ければ、さらなる操作荷重の軽減が可能である。
このように、スイッチ押しボス部4の先端部4bを、押しボタン2のボタン外形よりも大きくすることで、支点Cから先端部4bまでの距離が長くなり、さらに操作荷重を軽減することができる。
そこで、壁面部6aにおいて、押しボタン2をパネル1に組み付けたときに、位置決め用凸部5との当接部を含む領域に対して、位置決め用凸部5におけるスイッチ押しボス部4側の側面(−Y方向に向かう側面)と略平行な位置規制用の平面部6bを形成する。
図8(a)では、壁面部6aにおいて、Z方向に距離A1の平面部6bを形成した場合を示している。例えば、位置決め用凸部5のZ方向の寸法が1.5mm程度であれば、距離A1は0.5mm程度となる。
これにより、位置決め用凸部5の側面と壁面部6aの平面部6bが面と面で合わさり、位置決め用凸部5の−Y方向への移動が確実に規制される。
このように構成することで、ボタン外形から突出することなく、支点と力点との距離を長くすることができ、操作荷重を軽減し、かつボタン外形の小型化を図ることができる。
Claims (2)
- 電子機器の外面に設けた開口部に押しボタンを組み付ける押しボタン構造において、
前記開口部の周縁に設けた係合凹部と、
前記押しボタンの外形の一端部に設けられ、前記電子機器内のスイッチに向けて延びたボス部と、
前記押しボタンの外形の前記ボス部から離間した方向の端部に設けられ、前記係合凹部に嵌合する係合凸部と、
前記押しボタンに設けられ、押しボタンに接続された基部から先端部に至るまでが、板ばねを曲線形状とした曲線部で形成され、押下操作に対して当該押しボタンを元の位置へ復帰させる復帰力を与えるとともに、前記係合凹部における前記ボス部側の壁面部に前記係合凸部が当接するよう付勢するばね部とを備え、
前記押しボタンは、前記係合凸部と前記ボス部側の壁面部との当接部を支点として回動することを特徴とする押しボタン構造。 - 前記壁面部は、前記係合凸部における前記ボス部側にある側面と平行な平面部を有することを特徴とする請求項1記載の押しボタン構造。
Priority Applications (1)
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JP2011225744A JP5743839B2 (ja) | 2011-10-13 | 2011-10-13 | 押しボタン構造 |
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JP2011225744A JP5743839B2 (ja) | 2011-10-13 | 2011-10-13 | 押しボタン構造 |
Publications (2)
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JP2013089300A JP2013089300A (ja) | 2013-05-13 |
JP5743839B2 true JP5743839B2 (ja) | 2015-07-01 |
Family
ID=48533041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011225744A Active JP5743839B2 (ja) | 2011-10-13 | 2011-10-13 | 押しボタン構造 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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2011
- 2011-10-13 JP JP2011225744A patent/JP5743839B2/ja active Active
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