JP5416188B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
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Description
以上説明したように、従来の技術では、高い熱的安定性を有する磁性粒子を用いて優れた記録性を有する塗布型磁気記録媒体を提供することは困難であった。
高い結晶磁気異方性(高Ku)を有する硬磁性粒子(以下、「硬磁性相」または「硬磁性体」ともいう)表面に軟磁性体(以下、「軟磁性相」ともいう)を交換結合させることで、軟磁性相が先に外部磁場の変化に対応し、軟磁性相のスピンの向きが変わる。これにより、軟磁性相と交換結合した硬磁性相のスピンの向きを変えることができるため、磁性粒子において、硬磁性粒子の熱的安定性は維持しつつスイッチング磁界を下げることができる。この結果、高い熱的安定性を有する磁性粒子を含む磁性層において、優れた記録性を実現することができる。
本発明は、以上の知見に基づき完成された。
[1]非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記硬磁性粒子は、六方晶フェライトであることを特徴とする磁気記録媒体。
[2]非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記軟磁性体は、遷移金属および遷移金属と酸素との化合物を含むことを特徴とする磁気記録媒体。
[3]前記化合物はアルカリ土類金属を含まない、[2]に記載の磁気記録媒体。
[4]前記化合物に含まれる遷移金属はコバルトである、[2]または[3]に記載の磁気記録媒体。
[5]前記化合物はCoHO2である、[4]に記載の磁気記録媒体。
[6]非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記磁性粒子は、前記硬磁性粒子であるコアの表面に被覆層として前記軟磁性体が被着したコア/シェル構造を有することを特徴とする磁気記録媒体。
[7]非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記磁性粒子は、溶液中での軟磁性体前駆体被着処理および該前駆体を軟磁性体に転換する熱処理を経て得られた磁性粒子であることを特徴とする磁気記録媒体。
[8]前記磁性粒子は、80kA/m以上240kA/m未満の範囲の保磁力を有する[1]〜[7]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[9]前記磁性粒子は、4.0×10-2〜2.2A・m2/gの範囲の飽和磁化を有する[1]〜[8]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[10]前記磁性粒子は、軟磁性体が被着した硬磁性粒子上に炭素成分が存在する[1]〜[9]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[11]前記磁性粒子は、最表層に炭素成分が存在する、[1]〜[10]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[12]前記磁性粒子は、X線回折分析により炭素成分に由来するピークが検出されない磁性粒子である[1]〜[9]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[13]前記磁性層は、摩擦係数低減成分を更に含む[1]〜[12]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[14]前記摩擦係数低減成分は非磁性無機粒子であり、前記磁性層は水酸基およびカルボキシル基からなる群から選択される置換基が芳香環に直接置換してなる芳香族化合物を更に含む[13]に記載の磁気記録媒体。
[15]前記磁性層はカーボンブラックを含まない[14]に記載の磁気記録媒体。
[16]非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記磁性層は、非磁性無機粒子と、芳香族化合物と、を含み、かつカーボンブラックを含まず、
前記芳香族化合物は、芳香環としてナフタレン環またはビフェニル環のみを含み、かつ該ナフタレン環またはビフェニル環に水酸基およびカルボキシル基からなる群から選択される置換基の1つまたは2つが直接置換してなる芳香族化合物であることを特徴とする磁気記録媒体。
[17]前記磁性層は、前記非磁性無機粒子とは異なる粒状物質(ただしカーボンブラックを除く)を更に含む[14]〜[16]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[18]前記非磁性無機粒子は無機酸化物コロイド粒子である[14]〜[17]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[19]前記無機酸化物コロイド粒子はシリカコロイド粒子である[18]に記載の磁気記録媒体。
[20]前記芳香族化合物は、ジヒドロキシナフタレンである[14]〜[19]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[21]前記磁性粒子は、軟磁性体が被着した硬磁性粒子上に酸化物層を有する[1]〜[20]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[22]前記硬磁性粒子は、六方晶フェライトである[2]〜[21]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
以下、本発明の磁気記録媒体について、更に詳細に説明する。
また、本発明において「硬磁性」とは、保磁力が240kA/m以上であることをいい、「軟磁性」とは、保磁力が8kA/m未満であることをいうものとする。
以下、本発明の磁気記録媒体の磁性層に含まれる磁性粒子について、更に詳細に説明する。
以下、希土類−遷移金属−半金属系磁性体および六方晶フェライトについて更に詳細に説明する。
希土類としてはY、Ce、Pr、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Lu等を挙げることができる。中でも、一軸磁気異方性を示すY、Ce、Pr、Nd、Gd、Tb、Dy、Ho、Pr、Nd、Tb、Dyが好ましく、特に、結晶磁気異方性定数が6×10-1J/cc〜6J/cc(6×106erg/cc〜6×107erg/cc)となるY、Ce、Gd、Ho、Nd、Dyがよりいっそう好ましく、Y、Ce、Gd、Ndが特に好ましい。
低腐食性の観点からは、x=0〜45at%、y=25〜30at%、またはx=45〜50at%、y=10〜25at%の範囲であることが好ましい。
キューリー点が500℃以上で温度特性が優れるとの観点からはx=20〜45at%、y=25〜30at%、またはx=45〜50at%、y=0〜25at%の範囲であることが好ましい。
従って、保磁力、腐食性、温度特性の観点からはx=20〜45at%、y=25〜30at%、またはx=45〜50at%、y=10〜25at%の範囲であることが好ましく、x=30〜45at%、y=28〜30at%の範囲であることがより好ましい。
また、溶融金属を回転ロール上に注ぐ急冷法によりアモルファス合金を作製した後、非酸化性雰囲気(例えば不活性ガス、窒素、真空)で400〜1000℃の熱処理でナノ結晶を析出させる方法においても、微粒子状(好ましくは粒子サイズ3〜200nm)の希土類−遷移金属−ホウ素 ナノ結晶を得ることができる。
急冷薄帯の厚みは10〜100μmとすることが好ましい。上記範囲の厚みとすることができるように、溶融金属を注ぐ量をオリフィス等でコントロールすることが好ましい。
六方晶フェライトとしては、例えば、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換体等を用いることができる。具体的には、マグネートプランバイト型のバリウムフェライトおよびストロンチウムフェライト、スピネルで粒子表面を被覆したマグネートプランバイト型フェライト、更に一部スピネル相を含有したマグネートプランバイト型のバリウムフェライトおよびストロンチウムフェライト等が挙げられ、その他、所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含んでもかまわない。一般にはCo−Zn、Co−Ti、Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn、Nb−Zn−Co、Sb−Zn−Co、Nb−Zn等の元素を添加したものを使用できる。原料・製法によっては特有の不純物を含有するものもあるが、本発明ではそれらも使用できる。なお、六方晶フェライトについては、保磁力を下げるために保磁力調整成分としてFeを置換する置換元素を添加することが行われる。しかし置換元素の導入は結晶磁気異方性を低下させるため、熱的安定性の観点からは好ましくない。この点からは、硬磁性粒子として使用する六方晶フェライトは、置換元素を含まないものが好ましい。置換元素を含まない六方晶フェライトとは、一般式:AFe12O19[Aは、Ba、Sr、PbおよびCaからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素]で表される組成を有するものである。
交換結合エネルギーは界面の不純物、歪、結晶構造等で調整することができる。
ただし、上記酸化物層を形成しないことが、磁気特性の点からは好ましい場合がある。徐酸化処理により酸化される部分は主に軟磁性体の表層部であるが、酸化されることにより該表層部の磁性が失われる場合があるからである。これに対し、後述するように磁性粒子表面に炭素成分を形成することは、炭素成分の存在により保存安定性やハンドリング性を高めることができる点でも好ましい。
硬磁性粒子を含む遷移金属塩溶液から溶媒を除去することにより、該硬磁性粒子表面に遷移金属塩を含む被覆層を形成する工程(以下、「第一工程」という)、
前記被覆層中の遷移金属塩を還元分解することにより、硬磁性粒子表面に遷移金属を含有する軟磁性相を形成する工程(以下、「第二工程」という)、
を含む製造方法が好ましい。
以下、上記製造方法について、更に詳細に説明する。
第一工程は、硬磁性粒子を含む遷移金属塩溶液(以下、「硬磁性粒子含有塩溶液」、または単に「塩溶液」ともいう)から溶媒を除去することにより、該硬磁性粒子表面に遷移金属塩を含む被覆層を形成する工程である。前記硬磁性粒子の詳細は、先に説明した通りである。
第二工程は、第一工程で形成した被覆層中の遷移金属塩を還元分解することにより、硬磁性粒子表面に遷移金属を含有する軟磁性相を形成する工程である。前記還元分解は、好ましくは、前記被覆層を有する硬磁性粒子を還元雰囲気中で加熱することにより行われる。還元ガスとしては水素、一酸化炭素、炭化水素等が用いられる。水素、一酸化炭素は還元分解時に酸化され、それぞれ水、二酸化炭素の形で気体として粒子から取り除かれる点で好ましい。還元分解時の雰囲気ガスは、還元分解の反応効率の点からは、還元ガスを50体積%以上含有するものが好ましく、90体積%以上含有するものがより好ましい。反応容器にガス流入口と排気口を設け、還元分解中に常時還元ガス気流を流入させつつ反応後のガスを排出することが、反応効率の点から特に好ましい。還元ガス気流中での還元分解は、Ca還元の様にCaが不純物として混入することもなく、還元分解での副生成物が気相中に移り除かれる点で有利である。なお、安全上の配慮から不活性ガスで希釈した水素も好ましく用いることができる。ただし、この場合は還元分解に長時間を要することとなる。
また、比較的還元力が弱く、上記のように還元反応を穏やかに進行させたい場合に好ましい還元ガスは炭化水素である。上記炭化水素としては、飽和炭化水素であっても不飽和炭化水素であってもよく特に限定されるものではない。具体例としては、メタン、エタン、プロパン、ブタン等の飽和炭化水素、エチレン、アセチレン等の不飽和炭化水素を挙げることができる。取り扱いの容易性の観点からは、メタンおよびエタンが好ましく、メタンを用いることが特に好ましい。また、還元力の調整のために、窒素等の不活性ガスで希釈した炭化水素を用いることも好ましい。また、この態様は使用するガスを不燃性ガスとして扱えることから安全性の観点からも好ましい。還元ガスとして炭化水素を使用すると、還元に伴い炭化水素が酸化されることにより生成した炭素または炭化物(本発明において、これらをまとめて「炭素成分という」)が被覆層表面に形成されると推察され、後述の実施例で示すように、実際に還元分解後の磁性粒子最表面(即ち、硬磁性粒子表面に軟磁性体が被着した構造を有する磁性粒子の最表層)において、炭素成分(グラファイト)の存在が確認されている。したがって、本発明の一態様によれば、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子であって、軟磁性体が被着した硬磁性粒子上に炭素成分が存在するものを提供することができる。還元反応を穏やかに進行させるべき場合に還元ガスとして炭化水素を使用することが好ましい理由は、この炭素成分が過度に還元が進むことを抑制する役割を果たしていることにもあると推察される。一方、詳細は後述するが、磁性層における炭素成分の存在を排除すべき場合には、還元反応の副生物として炭素成分を生成しない還元ガスを使用することが好ましく、この点から好ましい還元ガスとしては水素を挙げることができる。水素は還元力の強い還元ガスであるため、還元反応を穏やかに進行させたい場合には、水素を5体積%以下の濃度、例えば1〜5体積%程度の濃度で、不活性ガスと希釈して使用することが好ましい。
以下、上記表面改質剤について、更に詳細に説明する。
非磁性無機粒子を、透過型電子顕微鏡で印画紙にプリントして粒子写真を得る。例えば、日立製透過型電子顕微鏡H−9000型を用いて粒子を撮影倍率50000〜100000倍程度で撮影し印画紙にプリントして粒子写真を得ることができる。
次いで、粒子写真から50個の粒子を無作為に抽出し、各粒子の輪郭をデジタイザーでトレースし、トレースした領域と同じ面積の円の直径(円面積相当径)を算出する。本発明において非磁性無機粒子の粒子サイズとは、こうして算出される直径をいうものとする。上記粒子サイズの算出には、例えばカールツァイス製画像解析ソフトKS−400を使用することができる。また、スキャナーからの画像取り込みおよび画像解析の際のscale補正は、例えば直径1cmの円を用いて行うことができる。
そして上記方法により測定された50個の粒子の粒径の算術平均値を非磁性無機粒子の平均粒子サイズとする。また、後述する磁性層に含まれる粒状物質の平均粒子サイズも同様に測定および算出された値である。
なお、上記方法に求められる平均粒子サイズは、50個の一次粒子について算出される平均値である。一次粒子とは、凝集のない独立した粉体をいう。したがって非磁性無機粒子の平均粒子サイズを測定するための試料粒子としては、一次粒子の粒子サイズを測定可能なものであれば磁性層から採取した試料粉末であっても原料粉末であってもよい。磁性層からの試料粉末の採取方法については、特開2011−48878号公報段落[0015]を参照できる。
HDDR法で作製されたNd2Fe14B組成を有する硬磁性粒子(Hc:734kA/m、飽和磁化1.42×10−1A・m2/g(142emu/g)、平均結晶粒径100nm)の集合体からなる磁性粉末を粒子表面が濡れるように表1記載の塩溶液(磁性粉末1gに対し溶液0.5g)に浸漬し、窒素雰囲気下110℃で加熱することにより溶媒を除去した。この際、30分毎に塩溶液中の粒子を攪拌する処理を行った。
溶媒除去により得られた乾燥粉体を水素気流中で400℃1時間処理することで、粒子表面の被覆層に含まれるFe塩の還元分解を行った。還元分解中、排気した水素ガスには塩を分解した際の副生成物が含まれていることから、スクラバーで処理を行った。その後、室温まで温度を降温した後、反応容器内の雰囲気を窒素雰囲気に置換して粉体を取り出した。
その後、表1中の参考例3、6の磁性粉末については、窒素雰囲気で70℃昇温し、温度を70℃で保持しながら、窒素と空気を混合して酸素濃度を0.35vol%まで徐々に増加させて、表面酸化処理(徐酸化処理)を行った。
以上の工程により、Nd2Fe14B硬磁性相をコアとし、Fe含有軟磁性相をシェルとするコア/シェル磁性粒子の集合体からなる磁性粉末が得られた。
HDDR法で作製されたNd2Fe14B組成を有する硬磁性粒子(Hc:734kA/m、飽和磁化1.42×10−1A・m2/g(142emu/g)、平均結晶粒径100nm)の集合体からなる磁性粉末そのものを、参考比較例1の磁性粉末とした。
(1)磁気特性の評価
参考例1〜8で得られたコア/シェル磁性粒子からなる磁性粉末および参考比較例1の磁性粉末の磁気特性を、玉川製作所製超電導振動式磁力計(VSM)を使用し、印加磁場3184kA/m(40kOe)の条件で評価した。各磁性粉末は、急速酸化を防ぐため窒素雰囲気下でアクリル容器に封入して評価を行った。
HITACHI製のHD2300型STEM(200KV)により、各磁性粉末を構成する磁性粒子のFe/Nd比(原子比)を測定した。
ドラフト内で各磁性粉末をアルミナ製の坩堝に入れ、空気中で放置したときに温度上昇が生じるか否かを確認した。
表1中、参考比較例1の組成は軟磁性相なしの磁性粒子のFe/Nd組成比であり、Nd2Fe14B組成を有する硬磁性粒子中のFe/Nd組成を示すものである。参考例1〜8の組成の値は、参考比較例1の値より大きいことから、参考例1〜8では、硬磁性粒子表面に軟磁性相としてのFeが存在していることが確認できる。
参考例1〜8の磁性粉末の保磁力が、参考比較例1の磁性粉末の保磁力と比べて低かったことから、参考例1〜8の磁性粉末では硬磁性粒子(硬磁性相)表面に硬磁性相と交換結合した軟磁性相が存在することが確認できる。硬磁性相は、高い結晶磁気異方性を有することに起因し熱的安定性に優れるものの、保磁力が高く記録に必要な外部磁場が大きくなり記録しづらい。これに対し、上記のように硬磁性相をコアとし、軟磁性相をシェルとするコア/シェル構造においてコアとシェルを交換結合させることにより、磁性粒子の保磁力を下げることができる。中でも、参考例1〜6では80kA/m以上240kA/m未満の範囲内の記録に特に適する保磁力を実現することができた。このように、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体を被着させることで、熱的安定性に優れる硬磁性粒子の記録性を改善することができる。
更に、参考例1〜8の磁性粉末の飽和磁化が、参考比較例1の磁性粉末の飽和磁化と比べて高かったことから、硬磁性相に軟磁性相を交換結合させることにより、飽和磁化を高くすることができることも確認できる。
また、表1の結果から、塩濃度により硬磁性粒子上の軟磁性相量を制御することができ、その結果磁性粉末の保磁力および飽和磁化を調整できること、徐酸化処理を行うことによりハンドリング性を改善できること、がわかる。
バリウムフェライト(以下、「BaFe」と記載する)(Hc:270kA/m、飽和磁化5.2×10-2A・m2/g(52emu/g)、平均板径35nm、平均板厚8nm)の粒子の集合体からなる磁性粉末を粒子表面が濡れるように表2記載の塩溶液(BaFe粉末1gに対し溶液1g)に浸漬し、アスピレーターで減圧しながら、溶媒を除去した。この際、30分毎に塩溶液中の粒子を攪拌する処理を行った。
溶媒除去により得られた乾燥粉体を4vol%メタン96vol%窒素気流中で400℃1時間処理することで、粒子表面の被覆層に含まれるCo塩あるいはFe塩の還元分解を行った。
以上の工程により、BaFe硬磁性相をコアとし、Co,Fe含有軟磁性相をシェルとするコア/シェル磁性粒子の集合体からなる磁性粉末が得られた。
塩溶液に代えてアセトンを使用した点以外、参考例9、10と同様の処理を行い磁性粉末を得た。
塩溶液に代えてエタノールを使用した点以外、参考例11、12と同様の処理を行い磁性粉末を得た。
参考例9〜12で得られたコア/シェル磁性粒子からなる磁性粉末および参考比較例2および3の磁性粉末の磁気特性を、玉川製作所製超電導振動式磁力計(VSM)を使用し、印加磁場3184kA/m(40kOe)の条件で評価した。各磁性粉末は、急速酸化を防ぐため窒素雰囲気下でアクリル容器に封入して評価を行った。
上記磁気特性の評価において、参考例9〜12の磁性特性の評価で得られたヒステリシスループには、軟磁性相の保磁力に相当するところに段が見られないことを確認した。この結果から、参考例9〜12において軟磁性相と硬磁性相が交換結合した磁性粒子が得られたことが確認できる。表2中、参考比較例2、3の磁性粉末が未処理BaFe粉末とほぼ同等の保磁力を示したのに対し、参考例9〜12の磁性粉末の保磁力が未処理BaFe粒子の保磁力(270kA/m)と比べて低かったことは、参考例9〜12の磁性粉末ではBaFe粒子(硬磁性相)表面で軟磁性相が硬磁性相と交換結合した結果、記録性が改善できたことを示す結果である。更に参考例9〜12の磁性粉末は、表2に示すように未処理BaFe粉末と比べて飽和磁化が向上した。この結果も、硬磁性相と軟磁性相とを交換結合させることにより、記録性が改善できたことを示すものである。
参考例9〜12および参考比較例2、3の磁性粉末について、超電導電磁石式振動試料型磁力計(玉川製作所製TM−VSM1450−SM型)を用いて、次の手順で、磁気記録媒体の保存時に受ける反磁界相当の反磁界400Oe(≒32kA/m)と600Oe(≒48kA/m)の磁化の時間減衰の傾き、反磁界500Oe(≒40kA/m)での活性化体積を求めた。各測定において、サンプルとしては磁性粉末0.1gを測定ホルダーに圧密したものを用いた。
(1)磁化の時間減衰の傾き
熱揺らぎ磁気余効の場合、磁化の時間減衰においてΔM/(lnt1−lnt2)は一定となる。磁化は磁場によっても変化することから、磁場一定にした後の磁化を時間毎に測定することによって磁化の時間減衰の傾きを求めた。
具体的には、サンプルに40kOe(≒3200kA/m)の外部磁場をかけ、直流消磁した後、磁石を電流値制御とし目標の反磁界を発生させる電流を供給し、目標の反磁界に外部磁場を漸近させた。これは、外部磁場が変動することにより安定化処理がなされ、磁化の時間減衰が見かけ小さくなることを防ぐためである。
磁場が目標値に達した時間を零とし、1分毎に磁化を25分間測定し、磁化の時間減衰の傾きΔM/(lnt1−lnt2)を求めた。結果を表3に示す。なお、表3にはΔM/(lnt1−lnt2)を40kOeの外部磁場における磁化で割り規格化した値を示す。
(2)活性化体積
200Oe(≒16kA/m)だけ異なる反磁界H1(400Oe)とH2(600Oe)において、それぞれの反磁界で上記(1)と同様の手順で目標の反磁界に達したときから25分後の磁化を求めた。この磁化をそれぞれMBとMEとすると全磁化率Xtot=(MB−ME)/ΔH=(MB−ME)/200となる。
次に可逆磁化率Xrevは、H2から外部磁場を200Oeだけ増加させたときの磁化MFを求め、Xrev=(MF−ME)/ΔH=(MF−ME)/200により求めた。
不可逆磁化率(Xirr)はXirr=Xtot−Xrevにより求めた。
活性化体積(Vact)はVact=kT/(Ms(ΔM/Xirr(lnt1−lnt2))により求めた。ここで、k:ボルツマン定数、T:温度、Ms:サンプルの飽和磁化、である。
以上の工程により、反磁界500Oeにおける活性化体積を求めた。結果を表3に示す。
上記方法により測定される磁化の時間減衰の傾きは、磁性粒子の熱的安定性を示す指標である。表3に示したように参考例9〜12の磁性粉末の磁化の時間減衰の傾きが参考比較例2、3と同等であったことから、硬磁性相に軟磁性相を交換結合させたことによっても、BaFe磁性粒子の高い熱的安定性が損なわれず良好に維持されていることが確認できる。このように高い熱的安定性を有し経時的な磁化減衰の少ない磁性粒子によれば、記録された信号の減衰が少なく高い信頼性を有する磁気記録媒体を提供することができる。
また、表3に示す活性化体積は凝集の有無を示す指標であり、仮に凝集を生じているのであれば千の位以上で変化が現れるが、表3に示すように参考例9〜12の活性化体積は参考比較例2、3と同等であった。この結果から、硬磁性相に軟磁性相を交換結合させる過程で凝集を生じることがなかったことが確認できる。以上の評価結果から、硬磁性相に軟磁性相を交換結合させた磁性粒子は熱的安定性に優れ、しかも軟磁性相形成前の硬磁性粒子同等の微粒子であるため、高密度記録に好適であることが確認できる。
なお、活性化体積は百の位に誤差を含んでいることが知られている。表3に示す活性化体積の数値としては、参考例9〜12と参考比較例2、3とは同等であったが、実際には参考例9〜12で調製した磁性粒子は参考比較例2、3で調製した磁性粒子と比べて、シェルが存在する分、体積が増加していると考えられる。活性化体積の数値上、この体積増加が現れない理由は、上記誤差部分に体積増加分が埋もれているからであると推察している。
参考例9〜12において硬磁性粒子として用いたBaFe(Hc:270kA/m、飽和磁化5.2×10-2A・m2/g(52emu/g)、平均板径35nm、平均板厚8nm)の粒子からなるBaFe粉末を、表4記載のガス気流中、表4記載の温度で10分間アニール処理を施した後、前述の方法で飽和磁化を測定した。結果を表4に示す。
表4に示すように、水素気流中または一酸化炭素・窒素混合気流中でアニールを施したバリウムフェライトは、アニール温度300℃までは飽和磁化が減少しアニール温度400℃では飽和磁化が増加した。これは水素、一酸化炭素は還元力が強いため、バリウムフェライトが還元分解されたためと推察される。
これに対し、メタン気流中でアニールを施したバリウムフェライトではアニール温度の違いによる飽和磁化の変化はほぼ見られなかった。これは、メタン気流中ではバリウムフェライトは還元分解されず安定であることを示す結果と考えられる。
先に説明した製造方法により硬磁性相と軟磁性相が交換結合したコア/シェル磁性粒子を製造する際には、硬磁性粒子表面に遷移金属塩を含む被覆層を形成した後に還元ガス雰囲気中での還元分解を行うため、上記評価のように硬磁性粒子全表面が還元ガスに晒されることはないが、上記評価結果からバリウムフェライトは還元分解されやすい性質を有すると推察されるため、還元力の強い還元ガスを用いると、被覆層下であっても還元分解され飽和磁化等の磁気特性が変化する可能性があると考えられる。したがって、バリウムフェライトのような酸化物を硬磁性粒子として使用する場合には、比較的還元力の弱い還元ガスを用いることが好ましく、この点から、炭化水素、特にメタンの使用が好ましいと考えられる。また、還元力の強い水素を使用する場合には、不活性ガスにより希釈して使用することが好ましい。
BaFe粒子(Hc:247kA/m(≒3100Oe)、飽和磁化4.6×10-2A・m2/g(46emu/g)、平均板径20.6nm、平均板厚6.1nm、粒子体積1680nm3)の集合体からなる磁性粉末を、6質量%塩化コバルト溶液(溶媒:アセトン)に粒子表面が濡れるように浸漬し(磁性粒子1gに対し溶液3g)、アスピレーターで減圧しながら、溶媒を除去した。この際、30分毎に塩化コバルト溶液中の粒子を攪拌する処理を行った。
溶媒除去により得られた乾燥粉体を4vol%メタン96vol%窒素気流中で350℃17時間処理することで、粒子表面の被覆層に含まれるCo塩の還元分解を行った。
以上の工程により、BaFe硬磁性相をコアとし、Co含有軟磁性相をシェルとするコア/シェル磁性粒子が得られた。
(1)走査型透過電子顕微鏡(STEM)による組成評価
得られた磁性粒子と、参照として未処理の原料BaFe粒子について、HITACHI製のHD2300型STEM(200KV)により、Co/Ba比およびCl/Ba比(いずれも原子比)を測定した。結果を下記表5に示す。
得られた磁性粒子と、参照として未処理の原料BaFe粉末について、SPring−8によるX線回折分析によって組成評価を行った(Nb K edge波長0.65297Å)。結果を図1に示す。X線回折ピークの帰属は、実験過程で入り得る元素に基づきライブラリーを用いて行った。
(3)保磁力の評価
参考例13で得られたコア/シェル磁性粒子からなる磁性粉末の保磁力を、玉川製作所製超電導振動式磁力計(VSM)を使用し、印加磁場3184kA/m(40kOe)の条件で評価したところ、146kA/m(≒1830Oe)であった。磁性粉末は、急速酸化を防ぐため窒素雰囲気下でアクリル容器に封入して評価を行った。
表5に示すように、原料BaFe粉末ではCoが検出されなかったのに対し、参考例13で得られた磁性粉末ではCoと、Coと酸素および水素との化合物であるCoHO2が検出された。この結果から、参考例13では、硬磁性粒子表面に軟磁性相としてCoおよびCoHO2が被着していることが確認できる。なお、参考例13において被覆層形成のために使用した遷移金属塩はアルカリ土類金属を含まないため、形成された軟磁性相もアルカリ土類を含まないものである。また、X線回折によりピークが検出されたことから、CoおよびCoHO2は結晶性物質として被着していることも確認できる。
また、参考例13の磁性粉末の保磁力が、原料BaFe粉末の保磁力と比べて低かったことから、参考例13の磁性粉末では、硬磁性相粒子(硬磁性相)表面に硬磁性相と交換結合した軟磁性相が存在することが確認できる。なお、表5に示すように参考例13の磁性粉末ではClの存在も確認されたが、これは軟磁性相の原料として使用した塩化コバルトの一部が未反応で残存しているからであることが、図1に示すX線回折のピークから確認できる。このように原料の遷移金属塩の一部が還元分解後の磁性粒子に残存している場合には、例えば遷移金属塩の溶液調製のために使用した溶媒(参考例13ではアセトン)により洗浄除去することが、磁気特性に優れた磁性粒子を得るために好ましい。なお、図1では原料BaFe粉末のスペクトルにおいてCoおよびCo塩に相当するピークが見られるが、これはバックグラウンドであり原料BaFe粉末にCoおよびCo塩が存在することを示すものではない。
また、図1に示すように、参考例13の磁性粉末においては、原料BaFe粉末には見られない、グラファイトに特異的なピークが検出された。この結果から、炭化水素(メタン)含有雰囲気下で気相還元分解を行うことにより、最表層に炭素成分(グラファイト)が存在する磁性粒子が得られたことが確認できる。
(1)磁性層塗布液処方
表6記載の磁性粉末 100部
ポリウレタン樹脂 15部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=400eq/ton
α−Al2O3(粒子サイズ0.15μm) 4部
板状アルミナ粉末(平均粒径:50nm) 0.5部
ダイヤモンド粉末(平均粒径:60nm) 0.5部
カーボンブラック(粒子サイズ 20nm) 1部
シクロヘキサノン 110部
メチルエチルケトン 100部
トルエン 100部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
非磁性無機質粉体 85部
α−酸化鉄
表面処理剤:Al2O3、SiO2
長軸径:0.15μm
タップ密度:0.8
針状比:7
BET比表面積:52m2/g
pH8
DBP吸油量:33g/100g
カーボンブラック 15部
DBP吸油量:120ml/100g
pH:8
BET比表面積:250m2/g
揮発分:1.5%
ポリウレタン樹脂 22部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=200eq/ton
フェニルホスホン酸 3部
シクロヘキサノン 140部
メチルエチルケトン 170部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
カーボンブラック(平均粒径:25nm) 40.5部
カーボンブラック(平均粒径:370nm) 0.5部
硫酸バリウム 4.05部
ニトロセルロース 28部
ポリウレタン樹脂(SO3Na基含有) 20部
シクロヘキサノン 100部
トルエン 100部
メチルエチルケトン 100部
上記処方の磁性層塗布液、非磁性層塗布液、バックコート層塗布液のそれぞれについて、各成分をオープンニーダーで240分間混練した後、ビ−ズミルで分散した(磁性層塗布液は1440分、非磁性層塗布液は720分、バックコート層塗布液は720時間)。得られた分散液に3官能性低分子量ポリイソシアネート化合物(日本ポリウレタン製コロネート3041)をそれぞれ4部加え、更に20分間撹拌混合したあと、0.5μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過した。その後、磁性層塗布液に対して、日立ハイテク製 冷却遠心分離機 himac CR−21Dで回転数10000rpnmとして30分間、遠心分離処理を行い、凝集物を除去する分級処理を行った。
得られた非磁性層塗布液を乾燥後の厚さが1.5μmになるように、厚さ5μmのPEN支持体(WYKO社製HD2000で測定した平均表面粗さRa=1.5nm)上に塗布した後、100℃で乾燥させて非磁性層を形成した。非磁性層を形成した支持体原反に70℃24時間の熱処理を施した後、上記分級処理後の磁性層塗布液を、乾燥後に20nmの厚さとなるように非磁性層上にウェットオンドライ塗布した後、100℃で乾燥させた。磁性層を設けた面と反対の支持体表面に、バックコート層塗布液を塗布、乾燥させて厚さ0.5μmのバックコート層を形成した。
その後、金属ロールのみから構成される7段のカレンダーで速度100m/min、線圧350kg/cm、温度100℃で表面平滑化処理を行った後、1/2インチ幅にスリットして磁気テ−プを作製した。
(6−1)保磁力
玉川製作所製超電導振動式磁力計(VSM)を使用し、印加磁場3184kA/m(40kOe)の条件で評価した。
(6−2)電磁変換特性(ORC、SNR)
ドラムテスター(相対速度5m/sec)を用いて、以下の方法で電磁変換特性の測定を行った。
1)ORC
Bs=1.6T Gap長0.2μmのライトヘッドを用い、線記録密度275kFCIの信号を記録し、GMRヘッド(Tw幅 3μm、sh−sh=0.18μm)で再生した。このとき、記録電流を変えながら、出力が最大になる電流を最適記録電流(ORC)とした。
2)SNR
上記1)記載の条件下、上記1)で求めた最適記録電流で信号を記録再生し275kFCIの出力と0〜2×275kFCIの積分ノイズの比を測定した。
下記表7記載のバリウムフェライト(以下、「BaFe」と記載する。フェライト組成はBaFe12O19)を、表8記載の量のCo塩あるいはFe塩が被着する濃度の塩溶液に粒子表面が濡れるように浸漬し(BaFe粉末1gに対して溶液1g)、アスピレーターで減圧しながら、溶媒を除去した。この際、30分毎に塩溶液中の粒子を攪拌する処理を行った。
溶媒除去により得られた乾燥粉体を4vol%水素96vol%窒素気流中で200℃1時間処理することで、粒子表面に含まれるCo塩あるいはFe塩の還元分解を行った。
以上の工程により、BaFe硬磁性相をコアとし、Co,Fe含有軟磁性相をシェルとするコア/シェル磁性粒子の集合体からなる磁性粉末が得られた。
4vol%水素96vol%窒素気流中での200℃1時間処理を、4vol%メタン96vol%窒素気流中での400℃1時間処理に変更した点以外は参考例14、15と同様の方法で、BaFe硬磁性相をコアとし、Co,Fe含有軟磁性相をシェルとするコア/シェル磁性粒子の集合体からなる磁性粉末を得た。
(1)比表面積SBET
表7記載のSBETの測定は、窒素吸着法により行った。
(2)粒子サイズ(TEM観察による平均板径、平均板厚、平均粒子体積)の評価
表7記載の粒子サイズの測定は、HITACHI製の透過型電子顕微鏡(印加電圧200kV)により行った。
(3)磁気特性(保磁力Hc、飽和磁化Ms)
原料BaFeの磁性粉の保磁力Hc、飽和磁化Msを、玉川製作所製超電導振動式磁力計(VSM)を使用し、印加磁場3184kA/m(40kOe)の条件で評価した。結果を表7に示す。参考例14〜17で得た磁性粉末の磁気特性も同様の方法で測定した。結果を下記表8に示す。
参考例14〜17の磁性粉末について、X線回折分析を行い、実験過程で入り得る元素に基づきライブラリーを用いてX線回折ピークの帰属を行ったところ、参考例14、15の磁性粉末では炭素成分に由来するピークは検出されなかったのに対し、参考例16、17ではグラファイトのピークが検出された。この違いは、使用した還元ガスの違いによるものであり、この結果から還元ガスとして水素を使用することで、X線回折分析で炭素成分に由来するピークが検出されない磁性粒子が得られることが確認された。なお参考例14〜17の磁性粉末に対するX線回折分析により、当該磁性粉末が六方晶フェライトの結晶構造を示すことも確認された。
1−1.磁性層塗布液処方
参考例14の磁性粉末:100部
ポリウレタン樹脂(官能基:−SO3Na、官能基濃度180eq/t):14部
オレイン酸:1.5部
2,3−ジヒドロキシナフタレン:6部
アルミナ粉末(平均粒径:120nm):6部
シリカコロイド粒子(コロイダルシリカ;平均粒子サイズ100nm):2部
シクロヘキサノン:110部
メチルエチルケトン:100部
トルエン:100部
ブチルステアレート:2部
ステアリン酸:1部
非磁性無機質粉体(α−酸化鉄):85部
表面処理剤:Al2O3、SiO2
長軸径:0.05μm
タップ密度:0.8
針状比:7
BET比表面積:52m2/g
pH8、DBP吸油量:33g/100g
カーボンブラック:20部
DBP吸油量:120ml/100g
pH:8
BET比表面積:250m2/g
揮発分:1.5%
ポリウレタン樹脂(官能基:−SO3Na、官能基濃度:180eq/t):15部
フェニルホスホン酸:3部
α−Al2O3(平均粒径0.2μm):10部
シクロヘキサノン:140部
メチルエチルケトン:170部
ブチルステアレート:2部
ステアリン酸:1部
上記の塗布液のそれぞれについて、各成分をオープンニーダーで60分間混練した後、ジルコニアビ−ズ(粒径0.5mmまたは0.1mm)を用いたサンドミルで720〜1080分間分散した。得られた分散液に3官能性低分子量ポリイソシアネート化合物(日本ポリウレタン製コロネート3041)を6部加え、更に20分間撹拌混合したあと、1μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、磁性層塗布液および非磁性層塗布液を調製した。
上記非磁性層塗布液を、厚さ5μmのポリエチレンナフタレートベース上に乾燥後の厚さが1.5μmになるように塗布し、100℃で乾燥させた。更にその直後に磁性層塗布液を乾燥後の厚さが0.08μmになるようにウェットオンドライ塗布し、100℃で乾燥した。この時、磁性層が未乾燥の状態で300mT(3000ガウス)の磁石で垂直磁場配向を行った。更に、金属ロールのみから構成される7段のカレンダーで速度100m/min、線圧300kg/cm、温度90℃で表面平滑化処理を行った後、70℃で24時間加熱硬化処理を行い1/2インチ幅にスリットし磁気テープを作製した。
強磁性粉末として、参考例15の磁性粉末100部を使用した点以外、実施例5と同様の方法で磁気テープを作製した。
磁性層成分からコロイダルシリカを除いた点以外、実施例5と同様の方法で磁気テープを作製した。
磁性層成分として、コロイダルシリカ20部に代えて、平均粒子サイズ15nmのカーボンブラック20部を使用した点以外、実施例5と同様の方法で磁気テープを作製した。
磁性層成分から2,3−ジヒドロキシナフタレンを除いた点以外、実施例8と同様の方法で磁気テープを作製した。
磁性層成分から2,3−ジヒドロキシナフタレンを除いた点以外、実施例5と同様の方法で磁気テープを作製した。
強磁性粉末として、参考例16の磁性粉末100部を使用した点以外、実施例5と同様の方法で磁気テープを作製した。
強磁性粉末として、参考例17の磁性粉末100部を使用した点以外、実施例5と同様の方法で磁気テープを作製した。
(1)磁気特性
磁気テープの保磁力Hcを、玉川製作所製超電導振動式磁力計(VSM)を使用し、印加磁場3184kA/m(40kOe)の条件で評価した。結果を表9に示す。
(2)磁性層表面粗さRa
原子間力顕微鏡(AFM:DIGITAL INSTRUMENT社製のNANOSCOPE III)を用い、コンタクトモードで磁性層表面について40μm×40μmの面積を測定し、中心線平均表面粗さ(Ra)を測定した。結果を表9に示す。
(3)摩擦係数の測定
磁気テープの磁性層表面を、10mm/secの速度でAFMにより測定された中心線平均表面粗さRaが5nmの円筒SUS棒に対して加重100gで繰り返し100往復摺動したときの摩擦係数(μ値)を求めた。結果を表9に示す。表9中、「貼りつき」と記載したものは、摩擦係数が高すぎて上記円筒SUS棒が磁性層表面に貼りついてしまい、往復摺動が困難であったことを意味する。
先に説明したように、保磁力が低いほど小さな外部磁場で記録を行うことができるため、記録性(記録のしやすさ)の点で有利である。参考例14〜17で調製した磁性粉末はすべて、原料BaFeと比べて低い保磁力を示したことから、参考例14〜17で行った処理によって記録性が改善されたことが確認できる。また、前述の通り、参考例14〜17の磁性粒子は六方晶フェライト構造を有するものであるため、当該構造に起因する高い熱的安定性を有するものでもある。即ち、参考例14〜17の磁性粉末は、高い熱的安定性と良好な記録性を有するものである。
一方、スペーシング変動による電磁変換特性の低下を抑制する観点からは、走行耐久性を維持できる範囲で磁性層表面の表面粗さは低いことが好ましい。この点から好ましい磁性層表面粗さは、前記方法で測定される表面粗さRaとして、1.0〜2.0nmの範囲である。表9に示すように、実施例5において、強磁性粉末は同じであるが2,3−ジヒドロキシナフタレンも含まない実施例9、10と比べて、磁性層表面の平滑性を高めることができ、上記好ましい表面粗さRaを実現できたことは、前記表面改質剤が優れた分散性向上効果を発揮することを示す結果である。ただし、磁性層成分として2,3−ジヒドロキシナフタレンとカーボンブラックを含む実施例8では、強磁性粉末は同じであるが摩擦係数低減成分としてコロイダルシリカを含む実施例5と比べて磁性層表面平滑性が大きく低下したことから、前記表面改質剤は、カーボンブラックと併用されると十分な分散性向上効果を発揮することができないことが確認できる。
また、磁性層成分としてコロイダルシリカを含まない実施例7では摩擦係数の測定時に往復摺動が困難であったことから、走行耐久性を向上するためには摩擦係数低減成分が不可欠であることも確認できる。実施例11、12において、磁性粉末が異なる点で相違する実施例5、6と比べて表面平滑性が低下した理由は、磁性粉末が炭素成分を含むため、前記表面改質剤による分散性向上効果を十分に得ることができなかったことによるものと考えられる。
本発明の目的は先に説明した通り、高い熱的安定性を有する磁性粒子を磁性層に含む、優れた記録性を有する塗布型磁気記録媒体を提供することであり、これは硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子を強磁性粉末として使用することにより達成することができる。これに加えて優れた表面平滑性と摩擦特性を兼ね備えた磁気記録媒体を得るためには、前記表面改質剤を炭素成分が検出されない磁性粉末に適用するとともに、摩擦係数低減成分としての非磁性無機粒子と併用することが好ましいことが、実施例5、6と実施例7〜12との対比により確認された。
Claims (22)
- 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記硬磁性粒子は、六方晶フェライトであることを特徴とする磁気記録媒体。 - 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記軟磁性体は、遷移金属および遷移金属と酸素との化合物を含むことを特徴とする磁気記録媒体。 - 前記化合物はアルカリ土類金属を含まない、請求項2に記載の磁気記録媒体。
- 前記化合物に含まれる遷移金属はコバルトである、請求項2または3に記載の磁気記録媒体。
- 前記化合物はCoHO2である、請求項4に記載の磁気記録媒体。
- 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記磁性粒子は、前記硬磁性粒子であるコアの表面に被覆層として前記軟磁性体が被着したコア/シェル構造を有することを特徴とする磁気記録媒体。 - 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記磁性粒子は、溶液中での軟磁性体前駆体被着処理および該前駆体を軟磁性体に転換する熱処理を経て得られた磁性粒子であることを特徴とする磁気記録媒体。 - 前記磁性粒子は、80kA/m以上240kA/m未満の範囲の保磁力を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性粒子は、4.0×10-2〜2.2A・m2/gの範囲の飽和磁化を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性粒子は、軟磁性体が被着した硬磁性粒子上に炭素成分が存在する請求項1〜9のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性粒子は、最表層に炭素成分が存在する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性粒子は、X線回折分析により炭素成分に由来するピークが検出されない磁性粒子である請求項1〜9のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性層は、摩擦係数低減成分を更に含む請求項1〜12のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記摩擦係数低減成分は非磁性無機粒子であり、前記磁性層は水酸基およびカルボキシル基からなる群から選択される置換基が芳香環に直接置換してなる芳香族化合物を更に含む請求項13に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性層はカーボンブラックを含まない請求項14に記載の磁気記録媒体。
- 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記録媒体であって、
前記強磁性粉末が、硬磁性粒子表面に該硬磁性粒子と交換結合した状態で軟磁性体が被着してなる磁性粒子からなり、
前記磁性層は、非磁性無機粒子と、芳香族化合物と、を含み、かつカーボンブラックを含まず、
前記芳香族化合物は、芳香環としてナフタレン環またはビフェニル環のみを含み、かつ該ナフタレン環またはビフェニル環に水酸基およびカルボキシル基からなる群から選択される置換基の1つまたは2つが直接置換してなる芳香族化合物であることを特徴とする磁気記録媒体。 - 前記磁性層は、前記非磁性無機粒子とは異なる粒状物質(ただしカーボンブラックを除く)を更に含む請求項14〜16のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記非磁性無機粒子は無機酸化物コロイド粒子である請求項14〜17のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記無機酸化物コロイド粒子はシリカコロイド粒子である請求項18に記載の磁気記録媒体。
- 前記芳香族化合物は、ジヒドロキシナフタレンである請求項14〜19のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性粒子は、軟磁性体が被着した硬磁性粒子上に酸化物層を有する請求項1〜20のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記硬磁性粒子は、六方晶フェライトである請求項2〜21のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
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