JP5407478B2 - 1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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また,大地震が頻発することから建築構造物の耐震性向上も重要な課題で,溶接継手部で,高い靭性を有することが要求されるようになっている。例えば,柱−梁接合部については,試験温度0℃におけるシャルピー吸収エネルギーが70Jを超えることが要求されている。
鋼材に大入熱溶接を適用した場合,最も靭性が劣化する領域は溶接熱影響部(以下,HAZともいう)のボンド部で、溶接時に溶融点直下の高温に曝されるため,オーステナイトの結晶粒が最も粗大化し易く,また引き続く冷却によって,島状マルテンサイトを含む脆弱な上部ベイナイト組織に変態し易いことが靭性低下の原因となっている。
また、溶接継手部にも母材と同等以上の強度を有することが要求されるが、大入熱溶接部のHAZは、高温のオーステナイト域から非常に遅い速度(例えば、板厚50mmを2電極サブマージアーク溶接の1層溶接で入熱約500kJ/cmで冷却した場合は、800〜500℃の冷却速度が0.4℃/sec程度)で冷却されるため軟化する。
1層大入熱溶接部のHAZにおける、靭性低下と軟化は、特に、鋼材の強度と靭性を確保するために、合金元素を多量に添加して熱処理を施す、引張強さが780MPa以上の高張力鋼板において、溶接熱影響部における島状マルテンサイトの生成が助長され、変態強化が消失するため顕著となる。
特許文献3は溶接性に優れた高張力鋼の製造方法に関し、Cuの析出硬化を活用して炭素当量を低下させて、高強度化と高溶接性および大入熱溶接部の高靭性を達成することが記載されている。
特許文献4は大入熱溶接部の熱影響部靭性が優れた低降伏比高張力鋼板およびその製造方法に関し、鋼板のミクロ組織を粒界析出フェライトとベイナイトとすることにより、鋼板の高強度、低降伏比と、大入熱溶接部の高靭性を達成することが記載されている。
そこで、本発明は、溶接入熱量が400kJ/cmを超える1層大入熱溶接部での高靭性を安定して達成する、引張強さが780MPa以上の高強度厚鋼板とその製造方法を提供することを目的とする。
1.母材の引張強さが780MPa以上、溶接入熱量が400kJ/cmを超える1層大入熱溶接部での靭性(試験温度0℃のシャルピー衝撃エネルギー)が70J以上、大入熱溶接部の最軟化硬度がHV250以上を安定して達成するためには、鋼組成を適切に選定して、大入熱溶接熱影響部のミクロ組織中に、脆化組織である島状マルテンサイトを含む脆弱な上部ベイナイト組織が生成することを極力抑制することが重要である。
2.更に、C、Mn、Cu、Ni、CrおよびMo等の焼入れ性向上元素の添加量バランスを厳格に管理して、大入熱溶接熱影響部のミクロ組織を靭性の高い下部ベイナイト組織に制御することが重要である。
3.更に、TiおよびNの添加量を厳格に調整して,大入熱溶接熱影響部におけるオーステナイト粒の成長を抑制することが重要である.
4.更に、Caの添加量を厳格に調整して、大入熱溶接熱影響部における酸硫化物を微細に制御することが重要である。
1. 鋼組成が、質量%で、
C:0.03〜0.09%
Si:0.05〜0.40%
Mn:1.0〜3.0%
Cr:0.3〜3.0%
P:0.02%以下
S:0.0050%以下
Al:0.01〜0.05%
Ti:0.005〜0.03%
N:0.0025〜0.0070%
Ca:0.0005〜0.005%
を含有し、かつ下記(1)式の値が30〜42(%)で、残部がFeおよび不可避的不純物からなる,引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板。
但し、C、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo:各元素の含有量(質量%)で含有しない元素は0とする。
2.1に記載した鋼組成に、質量%でさらに、
Cu:0.1〜0.9%
Ni:0.1〜2.0%
Mo:0.1〜1.0%
を含有し、かつ下記(1)式の値が30〜42(%)で、残部がFeおよび不可避的不純物からなる,引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板。
但し、C、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo:各元素の含有量(質量%)で含有しない元素は0とする。
3.1または2に記載した鋼組成に、質量%でさらに、
Nb:0.05%以下、
V:0.1%以下、
B:0.005%以下
REM:0.02%以下
Mg:0.005%以下
を含有し、かつ下記(1)式の値が30〜42(%)を満足し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる,引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板。
但し、C、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo:各元素の含有量(質量%)で含有しない元素は0とする。
4.1〜3のいずれか1項に記載の鋼組成からなる鋳片または鋼片を,1050〜1250℃に再加熱後、圧延終了温度が750℃以上となる熱間圧延を行うことを特徴とする引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板。
5.熱間圧延後,Ac3変態点以上の温度域に再加熱し,保持後、室温まで冷却することを特徴とする、4に記載の引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板の製造方法。
6.熱間圧延後あるいは前記Ac3変態点以上の温度域への再加熱、保持、冷却後に、加熱温度が400〜650℃の焼戻し処理を施すことを特徴とする、4または5に記載の引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板の製造方法。
C:0.03〜0.09%
Cは、鋼の強度を増加させ、構造用鋼材として必要な強度を確保するために必要な元素でその効果を得るため、また大入熱溶接HAZの強度を確保するため0.03%以上の含有を必要とする。
一方、0.09%を超える含有は、大入熱溶接HAZのミクロ組織中の島状マルテンサイトが増大し、靭性を顕著に劣化させる。また,耐溶接割れ性を劣化させるとともに、母材の低温靭性も劣化させるため、0.03〜0.09%の範囲に限定する。好ましくは、0.04〜0.08%である。
Si:0.05〜0.40%
Siは、脱酸材として作用し、製鋼上、少なくとも0.05%必要であるが、0.40%を超えて含有すると、母材の靭性、溶接性が劣化するだけでなく、大入熱溶接HAZのミクロ組織中の島状マルテンサイトが増大し、HAZ靭性が顕著に劣化するため、0.05〜0.40%の範囲に限定する。好ましくは、0.10〜0.35%である。
Mn:1.0〜3.0%
Mnは、鋼の焼入れ性を増加させる効果を有し、本発明では、大入熱溶接HAZのミクロ組織を、上部ベイナイト組織の生成を抑制し、下部ベイナイト主体組織とするため、1.0%以上含有する。一方、3.0%を超えて含有すると、母材の靭性および溶接性が著しく劣化するため、1.0〜3.0%の範囲に限定する。好ましくは、1.1〜2.8%である。
Crは、鋼の焼入れ性を増加させる効果を有し、本発明では、大入熱溶接HAZのミクロ組織を、上部ベイナイト組織の生成を抑制し、下部ベイナイト主体組織とするため、0.3%以上含有する。一方、3.0%を超えて含有すると、母材の靭性および溶接性が著しく劣化するため、0.3〜3.0%の範囲に限定する。好ましくは、0.5〜2.8%である。
P:0.02%以下
Pは、鋼の強度を増加させ靭性を劣化させる元素で、特に大入熱溶接HAZでは島状マルテンサイトの生成を助長する効果を有し、靭性を劣化させるので、0.02%を上限とし、可能なかぎり低減することが望ましい。尚、過度のP低減は精錬コストを高騰させ経済的に不利となるため、0.003%以上とすることが望ましい。
S:0.0050%以下
Sは母材の低温靭性や延性を劣化させるため、0.0050%を上限として可能なかぎり低減することが望ましい。
Al:0.01〜0.05%
Alは、脱酸剤として作用し、高張力鋼の溶鋼脱酸プロセスに於いて、もっとも汎用的に使われる。また、鋼中のNをAlNとして固定し、母材および大入熱溶接HAZの靭性向上に寄与する。このような効果を得るため、0.01%以上を含有する。
Ti:0.005〜0.03%
Tiは、Nとの親和力が強く凝固時にTiNとして析出し、大入熱溶接HAZでのオーステナイト粒の粗大化を抑制してHAZの高靭化に寄与する重要な添加元素である。このような効果を確保するため,0.005%以上を添加する。
N:0.0025〜0.0070%
NはTiNを形成するため必要で、大入熱溶接HAZでのオーステナイト粒の粗大化抑制に必要なTiN量を確保するため,0.0025%以上とする。
Caは、酸硫化物の形態制御に有効であり、靭性に悪影響を及ぼす粗大なMnS等の生成を抑制して、微細なCa酸硫化物を形成するとともに、大入熱溶接HAZのオーステナイト結晶粒を微細化して、靭性を向上させる有用な元素である。このような効果を得るためには0.0005%以上を添加する。一方、0.005%を越えると、Ca酸硫化物が粗大化し靭性に悪影響を及ぼすため、0.005%以下に限定する。好ましくは、0.0008〜0.0045%である。
27C+9Mn+4(Cu+Ni)+8(Cr+Mo):30〜42% (1)
但し、C、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo:各元素の含有量(質量%)で含有しない元素は0とする。
一方、本パラメータ式の値が42%を超えると、母材靭性および大入熱溶接HAZ靭性が著しく劣化するとともに,耐溶接割れ性が劣化するため、30〜42%とする。好ましくは、31〜40%である。
本発明では、上記基本成分系に加えて、必要に応じ、Cu、Ni、Moの1種または2種以上を含有することができる。
Cu:0.1〜0.9%、Ni:0.1〜2.0%、Mo:0.1〜1.0%の1種または2種以上
CuおよびNiは、高靭性を保ちつつ強度を増加させることが可能な元素で、大入熱溶接HAZ靭性への影響も小さいため、必要に応じ選択して添加する。
Cuを添加する場合は、そのような効果を得るため、0.1%以上とし、0.9%を超えると熱間脆性を生じて鋼板の表面性状を劣化させるため、0.1〜0.9%とする。尚、好ましくは0.15〜0.7%である。
Moは、鋼の焼入れ性を増加させる効果を有し、本発明では、大入熱溶接HAZのミクロ組織として、上部ベイナイト組織の生成を抑制し、下部ベイナイト主体組織とするため、0.1%以上とする。
一方、1.0%を超えると、母材靭性および耐溶接割れ性に悪影響を及ぼすため、添加する場合は、0.1〜1.0%とする。尚、好ましくは0.15〜0.6%である。
本発明では、さらに、必要に応じ、Nb、V、B,REM、Mgの1種または2種以上を含有することができる。
Nb:0.05%以下、V:0.1%以下、B:0.005%以下の1種または2種以上
Nb、V、Bは、いずれも鋼の強度向上に寄与する元素であり、所望する強度に応じて適宜含有できる。
Vは、添加する場合、0.01%以上含有することが好ましいが、0.1%を超えると、母材靭性および大入熱HAZ靭性を劣化させるため、0.1%以下とする。
Bは,焼入れ性を向上して,鋼の強度を増加させる。また,大入熱溶接時には,溶接熱影響部において脆弱な上部ベイナイト相を抑制し,下部ベイナイト組織の生成を促進し,固溶窒素を窒化物として固着することにより,靭性を向上させる。
REM:0.02%以下およびMg:0.005%以下の1種または2種
REMおよびMgは、いずれも靭性向上に寄与し、所望する特性に応じて選択して添加する。
REMを、添加する場合、0.002%以上とすることが好ましいが、0.02%を超えても効果が飽和するため、0.02%を上限とする。
Mgは、大入熱溶接HAZのオーステナイト結晶粒を微細化して靭性を向上させる有用な元素で、添加する場合は、0.001%以上とすることが好ましい。一方、0.005%を超えても効果が飽和するため、0.005%を上限とする。上記した成分以外の残部は、Feおよび不可避的不純物である。
製造条件
以下の説明において、温度に関する「℃」表示は,板厚の1/2における温度を意味するものとする。
上述した組成の鋳片または鋼片の鋼素材を転炉,電気炉,真空溶解炉等,通常公知の方法による溶鋼から作成し、1050℃〜1250℃に再加熱する。再加熱温度が1050℃未満では,熱間圧延での変形抵抗が高く,1パス当たりの圧下量が大きく取れなくなることから,圧延パス数が増加し,圧延能率の低下を招くとともに,鋼素材(スラブ)中の鋳造欠陥を圧着することができない場合が生じる。一方,再加熱温度が1250℃を超えると,加熱時のスケールによって表面疵が生じやすく,圧延後の手入れ負荷が増大するため,1050〜1250℃の範囲とする。
熱間圧延終了温度:750℃以上
圧延終了温度が750℃未満の場合,変形抵抗が高くなるため,圧延荷重が増大し,圧延機への負担が大きくなる。また,厚肉材を750℃未満の圧延温度まで低下させるためには,圧延途中で待機する必要があり,生産性を大きく阻害する。このため,熱間圧延の圧延終了温度を750℃以上とした。
なお,板厚が70mmを超える極厚鋼板の場合には,ザク圧着のために1パスあたりの圧下率が15%以上となる圧延パスを少なくとも1パス以上確保することが望ましい。
圧延終了後の冷却方法には空冷、加速冷却を含み、所望する機械的特性に応じて,適宜選定する。なお、冷却速度が60℃/sを超えると,鋼板位置による温度制御が困難となり,材質ばらつきが生じるため、60℃/s未満とすることが望ましい。冷却速度は板厚方向の各位置における冷却速度を平均した平均冷却速度とする。
熱処理
本発明では,鋼板に、焼もどし処理を施しても良い。再加熱温度400℃以上650℃以下の焼もどし処理により,母材の靭性および延性を向上させる。このような効果を得るためには,焼もどし温度を400℃以上とする必要があるが,650℃を超えると母材強度が大幅に低下する。
冷却方法には空冷、加速冷却を含み、所望する機械的特性に応じて,適宜選定する。
なお,Ac3点は化学組成との相関が概ね次(2)式で整理できる。
Ac3=854−180C+44Si−14Mn−17.8Ni−1.7Cr (2)
(ただし,C,Si,Mn,Ni,Cr:各元素の含有量(質量%))
ミクロ組織
本発明の鋼板のミクロ組織はベイニティックフェライトあるいはベイニティックフェライトとマルテンサイトの混合組織であり、パーライトおよびセメンタイト等の組織が混在すると強度が低下するため、面積分率は少ない方が良い。但し、パーライトおよびセメンタイト等の組織が面積分率で15%以下の場合には影響が無視できるため含有してもよい。また、ベイニティックフェライト中に、硬質第2相として混在する島状マルテンサイトは靭性の低下を招くため、極力低減することが好ましく、面積分率で5%以下とすることが望ましい。
各鋼板の板厚1/4位置から,JIS4号引張試験片を採取し,JIS Z 2241(1998年)の規定に準拠して引張試験を実施し、引張特性を調査した。
また,同じく各鋼板の板厚1/4位置から,JIS Z 2202(1998年)の規定に準拠してVノッチ試験片を採取し、JIS Z 2242(1998年)の規定に準拠してシャルピー衝撃試験を実施し、0℃における吸収エネルギー(vE0)を求め、母材靭性を評価した。
一方、成分組成が本発明の範囲を外れる比較例(鋼No.9〜18)は、母材強度、母材靭性,大入熱溶接部靭性、大入熱溶接継手硬度の、いずれか、あるいは複数の特性が目標値を満足しない。また、鋼No.8−2は、焼戻し処理の加熱温度が740℃と高く、母材強度(引張強さTS)が780MPa未満となった比較例である。
Claims (4)
- 鋼組成が、質量%で、
C:0.03〜0.09%
Si:0.05〜0.40%
Mn:1.0〜3.0%
Cr:0.3〜3.0%
P:0.02%以下
S:0.0050%以下
Al:0.01〜0.05%
Ti:0.005〜0.03%
N:0.0025〜0.0070%
Ca:0.0005〜0.005%
を含有し、かつ下記(1)式の値が30〜42(%)で、残部がFeおよび不可避的不純物からなる,引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板。
27C+9Mn+4(Cu+Ni)+8(Cr+Mo) (1)
但し、C、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo:各元素の含有量(質量%)で含有しない元素は0とする。 - 請求項1に記載の鋼組成からなる鋳片または鋼片を,1050〜1250℃に再加熱後、圧延終了温度が750℃以上となる熱間圧延を行うことを特徴とする、引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板の製造方法。
- 熱間圧延後,Ac3変態点以上の温度域に再加熱し,保持後、室温まで冷却することを特徴とする、請求項2に記載の引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板の製造方法。
- 熱間圧延後あるいは前記Ac3変態点以上の温度域への再加熱、保持、冷却後に、加熱温度が400〜650℃の焼戻し処理を施すことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の引張強さ(TS)が780MPa以上の1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板の製造方法。
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