JP5362179B2 - ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル及びそれを含有する水系ワックス分散物 - Google Patents
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Description
界面活性剤も従来は、必要に応じて適宜種類を選定し使用されており、高温においても乳化力の変化が少ないカチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤を用いる乳化方法が主に採用されてきた(特許文献1〜3参照)。
以上のように、イオン性界面活性剤を用いたワックス分散物の場合、その他の成分の配合には制約が多く、その結果として使用感の幅が狭くなるという問題点があった。
本発明の第1の発明は、ソルビトール1モルに対してエチレンオキサイドを平均20〜100モル付加させたポリオキシエチレンソルビトールと炭素数20〜40の飽和脂肪酸とを、1:2.5〜1:5.5のモル比で反応させ、酸価10mgKOH/g以下までエステル化することにより得られることを特徴とするポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルである。
本発明の第3の発明は、前記ワックスの融点が50〜110℃であることを特徴とする第2の発明に記載の水系ワックス分散物である。
本発明の第4の発明は、前記ワックスが、エステルワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、カルナウバワックス、セレシン及びキャンデリラワックスから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする第2又は第3の発明に記載の水系ワックス分散物である。
本発明の第5の発明は、さらに、非イオン性界面活性剤を含有し、該非イオン性界面活性剤及び前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの合計質量中のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル含有量が25〜99.9質量%であることを特徴とする第2〜第4の発明のいずれか一つに記載の水系ワックス分散物である。
本発明の第7の発明は、第2〜第5の発明のいずれか一つに記載の水系ワックス分散物を含有することを特徴とするワックス製剤である。
本発明の第8の発明は、第1の発明に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする水系用ワックス分散剤である。
本発明の第9の発明は、第1の発明に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする化粧料である。
本発明の第10の発明は、第1の発明に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルと、ワックスと、を含有することを特徴とする固形状ワックス組成物である。
本発明の第11の発明は、前記ワックスの含有量が15〜95質量%であり、該ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量が0.01〜5質量部であることを特徴とする第10の発明に記載の固形状ワックス組成物である。
<ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル>
本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルは、ソルビトール1モルに対してエチレンオキサイドを平均20〜100モル付加させたポリオキシエチレンソルビトールと炭素数20〜40の飽和脂肪酸とを、1:2.5〜1:5.5のモル比で反応させ、酸価10mgKOH/g以下までエステル化することにより得られることを特徴とする。
これは、平均付加モル数が20モルよりも少ない場合には、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの親水性が低く、乳化能が劣るためであり、平均付加モル数が100モルよりも多い場合には、逆にポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの親水性が高く、ワックスとの相溶性が落ちるためであると考えられる。
炭素数20〜40の飽和脂肪酸残基は、炭素数が20〜32の飽和脂肪酸残基であることが好ましく、炭素数が20〜26の飽和脂肪酸残基であることがより好ましい。特に、炭素数22のベヘン酸残基であることが最も好ましい。
ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの全構成脂肪酸残基中、炭素数が20よりも短い脂肪酸残基が50質量%以上含有される場合には、乳化中にワックスの凝集が起きることがあり、水系ワックス分散物の粒子径が大きくなってしまう。一方、全構成脂肪酸残基中、炭素数が40より長い脂肪酸残基が50質量%以上含有される場合には、乳化性などに不都合は生じないが、かかる脂肪酸を入手することは困難である。
また、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの全構成脂肪酸残基中、不飽和脂肪酸残基が50質量%以上含有されたものを使用すると、調製した水系ワックス分散物において、ワックスの凝集が生じてしまう場合がある。
ポリオキシエチレンソルビトールの具体的な製造方法について、以下に例示する。
攪拌及び温度調整機能のついたガラス製オートクレーブに、ソルビトールと酸又は塩基触媒を入れ、混合系内を窒素で置換した後、−0.8〜5kgf/cm2G、好ましくは1〜2kgf/cm2Gの圧力でエチレンオキサイドを導入し、所定量のエチレンオキサイドを添加後、50〜200℃、好ましくは60〜150℃で反応を行い、反応系内の圧力が平衡になるまで熟成を行う。得られたポリオキシエチレンソルビトールをそのまま、あるいはpH調整した後、引き続いてエステル化反応に使用することもできるし、キョワード600(商品名;協和化学工業社製)などの吸着剤で吸着処理後、ろ過操作で重合物から触媒を除去して、精製処理されたポリオキシエチレンソルビトールを得たのち、これを続くエステル化反応に供しても良い。触媒は公知のものを適宜選択して使用すれば良い。
なお、ここに示した方法は一例であり、本発明においては、これ以外の方法を適用することもできる。
酸価が10mgKOH/gより大きいと、遊離の脂肪酸が多いために、ワックスの乳化性が低下することがある。
ポリオキシエチレンソルビトールと前記飽和脂肪酸とを、所定のモル比で反応容器に入れ、必要に応じて溶媒及び/又は触媒を適量加え、200〜300℃、好ましくは200〜250℃に加熱し、生成する水を除きながら反応させる。反応物の酸価が所定の値となったところを反応の終点とする。次いで、必要に応じて溶媒の除去、触媒の除去、ろ過、脱色、脱臭などの精製工程を行い、本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを得る。溶媒や触媒は、従来のエステル化反応で通常使用されるもので良く、溶媒としてはキシレンなど、触媒としては酸触媒、アルカリ触媒、金属触媒などを例示できる。
ソルビタンとは、ソルビトールの分子内脱水により得られる環状多価アルコールの総称である。例えば、ソルビトールと脂肪酸をエステル化反応すると、ソルビトールは1,4−ソルビタン、1,5−ソルビタン、2,5−ソルビタン、及びソルバイト等の環状物になり、その環状アルコール類に脂肪酸がエステル化したソルビタン脂肪酸エステルが得られる。さらに、その遊離水酸基にエチレンオキサイドを付加することでポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが得られる。このポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルのある種は、Span、Tween、ポリソルベートなどの一般名で良く知られた非イオン性界面活性剤である。
本発明の水系ワックス分散物は、前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルと、ワックス、及び水を含有し、該ワックスの含有量が0.1〜60質量%であり、該ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量が0.01質量部以上であることを特徴とする。
ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量が0.01質量部より小さい場合には、水系ワックス分散物の分散性が低下し、粒径の細かい分散物を得ることができない。また、ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量に特に上限は無いが、例えば、10質量部を超えると、本発明の効果の向上は緩やかとなる。
常温で固形の油分のことをいい、融点が50〜110℃のものがより好適である。
また、水系ワックス分散物中における、ワックスと界面活性剤との質量比などは、目的、用途、乳化状態などを考慮して適宜選定すれば良い。
具体的には、脂肪族アルコールと一価脂肪酸のエステルとしては、ラウリン酸ステアリル、ラウリン酸ベヘニル、ミリスチン酸パルミチル、ミリスチン酸ステアリル、ミリスチン酸ベヘニル、パルミチン酸ラウリル、パルミチン酸ミリスチル、パルミチン酸パルミチル、パルミチン酸ステアリル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸ラウリル、ステアリン酸ミリスチル、ステアリン酸パルミチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ベヘニル、ベヘン酸ラウリル、ベヘン酸ミリスチル、ベヘン酸パルミチル、ベヘン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニルなどが例示できる。
二塩基酸と脂肪族アルコールのエステルとしては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、1,10−デカメチレンジカルボン酸、1,12−ドデカメチレンジカルボン酸、1,14−テトラデカメチレンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカメチレンジカルボン酸、1,18−オクタデカメチレンジカルボン酸、1,20−イコサメチレンジカルボン酸、1,28−オクタコサメチレンジカルボン酸などの二塩基酸と、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコールをエステル化したエステル化物が例示できる。
多価アルコールと脂肪酸のエステル化物としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、エリスリトール、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、ペンチレングリコールなどの多価アルコールと、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸などの脂肪酸をエステル化したエステル化物が例示できる。
所定量の前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル及びワックス、さらに必要に応じて、本発明の前記脂肪酸エステル以外の界面活性剤、その他の配合成分を混合し、均一に溶解するまで70〜120℃に加熱する。次いで、プロペラ、ディスパー、ホモミキサーなどで攪拌しながら、ここへ60〜100℃に加温した水、あるいは配合成分を含有する水溶液又は分散溶液を徐々に添加する。添加後、室温付近まで冷却することで、本発明の水系ワックス分散物が得られる。
なお、ここに示した方法は一例であり、本発明においては、これ以外の方法を適用することもできる。
具体的には、前記化粧料として、ヘアワックス、乳化タイプアイシャドー、乳化タイプマスカラ、口紅、ファンデーション等が例示できる。
また、前記ワックス製剤として、保護用ワックス、離型剤、艶出しワックス、潤滑剤、熱転写用材料、カーワックス、フロアーポリシュ、無機材料の凝集防止剤、感熱接着剤、サイズ剤、紙用滑剤、防水剤、フイルム用滑剤、繊維用潤滑剤、繊維用柔軟仕上剤、果物用光沢付与剤、セラミックバインダー、インク・塗料用光沢付与剤、塗料用艶消し剤等が例示できる。これらワックス製剤の用途は、工業用、家庭用を問わない。
例えば、ワックス含有量が40質量%である水系ワックス分散物を使用する場合には、ヘアワックスや乳化タイプアイシャドーについては、該水系ワックス分散物を5〜70質量%含有させるのが好ましく、10〜50質量%含有させるのがより好ましい。また、乳化タイプマスカラについては、該水系ワックス分散物を3〜60質量%含有させるのが好ましく、5〜50質量%含有させるのがより好ましい。
例えば、ワックス含有量が40質量%である水系ワックス分散物を使用する場合には、カーワックスやフロアワックスについては、該水系ワックス分散物を1〜90質量%含有させるのが好ましく、1〜80質量%含有させるのがより好ましい。
該ワックス分散剤中、本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含量は、90〜100質量%であることが好ましく、95〜100質量%であることがより好ましい。
すなわち、本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルをそのままワックス分散剤として使用することもできるし、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルに抗酸化剤等を、例えば0.001〜10質量%添加したものをワックス分散剤として使用することもできる。
本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルは、固形状ワックス組成物の配合成分として好適である。すなわち、本発明の固形状ワックス組成物は、前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルと、ワックスと、を含有することを特徴とする。以下、該固形状ワックス組成物について説明する。
また、該ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量は、0.01〜5質量部であることが好ましく、0.05〜4質量部であることがより好ましく、0.1〜2質量部であることがさらに好ましい。
ワックス及びポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量がこの範囲であれば、固形状ワックス組成物は、より硬度と柔軟性に優れたものとなる。
ワックス及び本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを混合し、加温して溶融状態で攪拌しながら、さらに必要に応じて、その他の配合成分を添加し、混錬して均一状態にする。次いで、これを容器に流し込み固めることで、本発明の固形状ワックス組成物が得られる。
[実施例1](ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの製造1)
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた3Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(20)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)634g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)822g(2.4mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1360g(収率96質量%)を得た。得られたエステルの融点は58℃、水酸基価は94mgKOH/g、ケン化価は99.6mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた3Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(40)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)978g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)822g(2.4mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1700g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は56℃、水酸基価は42mgKOH/g、ケン化価は75.8mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた5Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(60)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)1690g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)822g(2.4mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル2370g(収率96質量%)を得た。得られたエステルの融点は52℃、水酸基価は32mgKOH/g、ケン化価は59.5mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた5Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(80)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)2220g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)822g(2.4mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル2900g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は48℃、水酸基価は30mgKOH/g、ケン化価は50.0mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた5Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(60)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)1690g(0.6mol)とモンタン酸(クラリアントジャパン株式会社製、商品名:Hoechst Wax S Flakes、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量95質量%以上)1018g(2.4mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル2480g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は65℃、水酸基価は32mgKOH/g、ケン化価55.4mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた5Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(40)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)978g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)612g(1.8mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1510g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は45℃、水酸基価は64mgKOH/g、ケン化価は61.8mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた5Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(40)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)978g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2987、ベヘン酸含量94.8質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)1020g(3.0mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1870g(収率96質量%)を得た。得られたエステルの融点は59℃、水酸基価は21mgKOH/g、ケン化価は83.0mgKOH/gであった。
後記する各種エステルの性状比較で、比較例1として、非イオン性界面活性剤であるNIKKOL GS−460(商品名、日光ケミカルズ株式会社製)、比較例2として、非イオン性界面活性剤であるNIKKOL GO−440(商品名、日光ケミカルズ株式会社製)を用いた。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた3Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(10)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)370g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)822g(2.4mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応5させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1110g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は66℃、水酸基価は64mgKOH/g、ケン化価は122.6mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた3Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(120)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)1091g(0.2mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)272g(0.8mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1300g(収率96質量%)を得た。得られたエステルの融点は40℃、水酸基価は22mgKOH/g、ケン化価は37.3mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた3Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(40)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)978g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)411g(1.2mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル1320g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は38℃、水酸基価は95mgKOH/g、ケン化価は48.4mgKOH/gであった。
攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離機を備えた5Lの四つ口フラスコにポリオキシエチレン(40)ソルビトール(日本乳化剤株式会社製)978g(0.6mol)とベヘン酸(ユニケマ製、商品名:PRIFRAC2989、ベヘン酸含量88.0質量%、炭素数20〜40の飽和脂肪酸含量90質量%以上)1224g(3.6mol)を仕込み、窒素気流下、生成した水を除去しながら230℃の温度で15時間反応させ、酸価5mgKOH/g以下となったことを確認し、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル2070g(収率97質量%)を得た。得られたエステルの融点は68℃、水酸基価は6mgKOH/g、ケン化価は91.7mgKOH/gであった。
後記する各種エステルの性状比較で、比較例7として、非イオン性界面活性剤であるレオドールスーパーTW−S120(商品名、花王株式会社製)を用いた。
後記する各種エステルの性状比較で、比較例8として、イオン性界面活性剤であるコータミン86W(商品名、花王株式会社製)、比較例10として、イオン性界面活性剤であるアンヒトール24B(商品名、花王株式会社製)を用いた。
また、比較例9として、水系ワックス分散物調製時に、ミリスチン酸と水酸化カリウムを配合することにより生成されるミリスチン酸カリウムを用いた。この場合の水系ワックス分散剤の製造は、ミリスチン酸を油相、水酸化カリウムを水相に加え、界面でミリスチン酸カリウムを生成させながら乳化させる、いわゆる石鹸乳化法により行った。
以下の表4〜13に示す処方で、水系ワックス分散物を調製し、粒径、安定性、耐塩性、耐pH性、乾燥薄膜の柔軟性を評価した。なお、表4〜9においては「ステアリン酸ステアリル」がワックスである。
表4〜13に示す油相を質量既知のビーカーに入れ、90℃に加温し均一溶解させた。次いで、油相を卓上ディスパー1000rpmで攪拌しながら、90℃に加温した水相を徐々に添加し、転相乳化した。水相添加後、30℃まで冷却して、加熱により蒸発した水を添加して、水系ワックス分散物を得た。
水系ワックス分散物の粒径は、HORIBA社製レーザー回折式粒度分布計LA−300を用いて測定した。粒径評価基準を以下に示す。
粒径評価基準;
◎:メジアン径が1μmより小さく、かつ3μm以下の粒子が95%以上を占める。
○:メジアン径が1μmより小さい。
△:メジアン径が1μm以上5μm未満である。
×:メジアン径が5μm以上20μm未満である。
××:メジアン径が20μm以上である。
得られた水系ワックス分散物を40℃で3ヶ月間保存した後、再度粒径を測定し、保存前後のメジアン径よりメジアン径変化率を以下の式により求めて比較した。メジアン径変化率が小さいほど保存による変化が少なく、大きいほど粒子の粗大化が進んでいることを意味する。
(メジアン径変化率)=((保存後のメジアン径)―(保存前のメジアン径))/(保存前のメジアン径)
また、安定性評価基準を以下に示す。
安定性評価基準;
◎:メジアン径変化率が0.10未満である。
○:メジアン径変化率が0.10以上0.40未満である。
△:メジアン径変化率が0.40以上0.70未満である。
×:メジアン径変化率が0.70以上1.00未満である。
××:メジアン径変化率が1.00以上である。
水系ワックス分散物を10g取り、イオン交換水を90g加えて希釈し、その希釈済みワックス分散物に塩化カルシウムを徐々に添加して、外観変化を観察した。耐塩性評価基準を以下に示す。
耐塩性評価基準;
◎:10g添加しても変化なし。
○:5g添加で変化無し、10g添加で凝集。
△:2g添加で変化無し、5g添加で凝集。
×:1g添加で変化無し、2g添加で凝集。
××:1g添加で凝集。
水系ワックス分散物を10g取り、イオン交換水を90g加えて希釈し、その希釈済みワックス分散物にクエン酸または水酸化ナトリウムを加え、pHをそれぞれ2、13にして外観変化を確認した。耐pH評価基準を以下に示す。
耐pH評価基準;
○:変化無し。
×:凝集等発生。
水系ワックス分散物を10g取り、イオン交換水90gを加えて希釈し、その希釈済みワックス分散物0.5gをBLENDERMテープ(商品名、3M社製)に滴下し、直径4cmの円状に塗り広げ、室温にて乾燥させた。この乾燥したテープを、塗布面が表側になるように直径10mmのステンレス棒に巻きつけ、ワックス膜にひび割れが起きるかどうかを目視確認した。乾燥薄膜の柔軟性評価基準を以下に示す。
乾燥薄膜の柔軟性評価基準;
○:変化無し。
×:ひび割れ、または白色の線状のものが現れた。
比較例7の非イオン性界面活性剤は、本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルとは基本骨格が異なるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルであるが、これを用いても粒径の細かいワックス分散物は得られなかった。
一方、本発明のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを含まない比較例23〜29については、表12及び13に示す通り、粒径が粗大となり、その他の項目についても必ずしも満足すべき評価結果は得られなかった。
表14に示す成分1〜6の混合物と成分7〜11の混合物を、それぞれ別容器で90℃で加温溶解し、成分1〜6の混合物をホモミキサーで撹拌しながら、これに成分7〜11の混合物をゆっくりと添加した。添加後、50℃以下に冷却して成分12を添加し、さらに30℃以下まで冷却し、均一になるまで撹拌してヘアワックスを得た。得られたヘアワックスは、安定性が良好で、伸びが良く、均一塗布が容易で、感触の良好なものであった。
表15に示す成分1〜9の混合物と成分10〜12の混合物を、それぞれ別容器で90℃で加温溶解し、成分1〜9の混合物をホモミキサーで撹拌しながら、これに成分10〜12の混合物をゆっくりと添加した。添加後、50℃以下に冷却して成分13及び14を添加し、さらに30℃以下まで冷却し、均一になるまで撹拌して乳化タイプアイシャドウを得た。得られた乳化タイプアイシャドウは、安定性が良好で、伸びが良く、均一塗布が容易で、感触の良好なものであった。
表16に示す成分1〜6の混合物と成分7及び8の混合物を、それぞれ別容器で90℃で加温溶解し、成分1〜6の混合物をホモミキサーで撹拌しながら、これに成分7及び8の混合物をゆっくりと添加した。添加後、50℃以下に冷却して成分9を添加し、さらに30℃以下まで冷却し、均一になるまで撹拌して乳化タイプマスカラを得た。得られた乳化タイプマスカラは、安定性が良好で、伸びが良く、均一塗布が容易で、感触の良好なものであった。
表17に示す成分4〜8の混合物を70℃に加温し、均一に溶解したことを確認した。次いで、40℃以下まで冷却し、成分1〜3を添加し、プロペラにて攪拌し均一にしてカーワックスを得た。
表18に示す成分4〜8の混合物を70℃に加温し、均一に溶解したことを確認した。次いで、40℃以下まで冷却し、成分1〜3を添加し、プロペラにて攪拌し均一にして、水系分散タイプのフロアワックスを得た。
表19に示す成分1〜6の混合物を90℃に加温し、均一に溶解したことを確認した。次いで、成分7〜9の混合物を90℃にて加温しながら混合し、これをディスパーで攪拌している前記成分1〜6の溶解物に添加して乳化を行った。乳化後40℃以下まで冷却して、ペースト状のフロアワックスを得た。
(固形状ワックス組成物の製造)
ステアリン酸ステアリルと、本発明の実施例1〜7で得られたポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを、1:3の質量比となるようにビーカーに入れ、90℃に加温し、プロペラで攪拌して均一に混合し、その後室温に放置することで、固形状ワックス組成物を得た(実施例29〜32)。
また、実施例1〜7で得られた前記エステルの代わりに、比較例1〜4で得られたエステルを用いたこと以外は同様にして、固形状ワックス組成物を得た(比較例30〜33)。
さらに、エステルを一切用いなかったこと以外は同様にして、固形状ワックス組成物を得た(比較例35)。
得られた固形状ワックス組成物を、50mm×50mm×1mmの板状に固めてサンプルとした。そして、FUDOHレオメーター2002D・Dを用いて、φ10mmの球状アダプターを装着し、φ30×20mmの筒を両面テープでテーブルに固定して、サンプルの中心と筒の中心が合うように、サンプルを筒の上に平均的に置き、60mm/minのスピードでテーブルを上昇させ、サンプルが割れるまでの最大荷重(g)と最大荷重を示したときの進入距離(mm)を測定した。固形状ワックス組成物の硬さ評価基準及び柔軟性評価基準を以下に示す。また、評価結果を表20及び21に示す。
○:最大荷重が、ワックス単体の最大荷重の80%以上である。
△:最大荷重が、ワックス単体の最大荷重の50%以上80%未満である。
×:最大荷重が、ワックス単体の最大荷重の50%未満である。
○:最大荷重を示したときの進入距離が、ワックス単体の値よりも大きい。
△:最大荷重を示したときの進入距離が、ワックス単体の値と同じである。
×:最大荷重を示したときの進入距離が、ワックス単体の値よりも小さい。
表22に示す成分1〜8の混合物を90℃で加温溶解し、プロペラにて攪拌し均一に溶解したことを確認した。次いで、成分9を添加し、攪拌して均一にした後、容器に充填し、放冷して、固形状カーワックスを得た。
表23に示す成分1〜8の混合物を90℃で加温溶解し、均一に溶解したことを確認した後、これを容器に流し込み、冷却して、固形状皮革用艶出し剤を得た。
Claims (11)
- ソルビトール1モルに対してエチレンオキサイドを平均20〜100モル付加させたポリオキシエチレンソルビトールと炭素数20〜40の飽和脂肪酸とを、1:2.5〜1:5.5のモル比で反応させ、酸価10mgKOH/g以下までエステル化することにより得られることを特徴とするポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル。
- 請求項1に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルと、ワックス、及び水を含有し、該ワックスの含有量が0.1〜60質量%であり、該ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量が0.01質量部以上であることを特徴とする水系ワックス分散物。
- 前記ワックスの融点が50〜110℃であることを特徴とする請求項2に記載の水系ワックス分散物。
- 前記ワックスが、エステルワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、カルナウバワックス、セレシン及びキャンデリラワックスから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2又は3に記載の水系ワックス分散物。
- さらに、非イオン性界面活性剤を含有し、該非イオン性界面活性剤及び前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの合計質量中のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル含有量が25〜99.9質量%であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の水系ワックス分散物。
- 請求項2〜5のいずれか一項に記載の水系ワックス分散物を含有することを特徴とする化粧料。
- 請求項2〜5のいずれか一項に記載の水系ワックス分散物を含有することを特徴とするワックス製剤。
- 請求項1に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする水系用ワックス分散剤。
- 請求項1に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする化粧料。
- 請求項1に記載のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルと、ワックスと、を含有することを特徴とする固形状ワックス組成物。
- 前記ワックスの含有量が15〜95質量%であり、該ワックス1質量部に対する前記ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの含有量が0.01〜5質量部であることを特徴とする請求項10に記載の固形状ワックス組成物。
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