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JP5334255B2 - 穿孔装置及びこれを備えた後処理装置 - Google Patents

穿孔装置及びこれを備えた後処理装置 Download PDF

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JP5334255B2 JP2009097324A JP2009097324A JP5334255B2 JP 5334255 B2 JP5334255 B2 JP 5334255B2 JP 2009097324 A JP2009097324 A JP 2009097324A JP 2009097324 A JP2009097324 A JP 2009097324A JP 5334255 B2 JP5334255 B2 JP 5334255B2
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Description

本発明は、例えば複写機、印刷機、プリンタなどの画像形成装置から搬出されるシートにパンチ穴を穿孔する穿孔装置及びこの穿孔装置を備えた画像形成装置などの後処理装置に関する。
一般に、印刷機、複写機などから搬出されたシートに自動的にパンチ穴を穿孔する装置は、例えば後処理装置のシート処理部に内蔵され、或いは製本装置に内蔵されるユニットとして広く知られている。その構造は、処理経路に順次搬出されるシートを所定の処理位置にセットし、このシートの幅方向に複数のパンチ部材を配列して、2個所、3個所若しくは4個所に同時に穿孔処理している。そしてこれらの穴数および穴間隔は通常規格化されている。
例えば特許文献1(特開2001−9791号公報)には、シートを挟むように所定間隔で上部フレームと下部レームを配置し、この上部フレームに複数のパンチ部材が上下動自在に配列され、下部フレームにはパンチ部材と適合するダイ(刃受孔)が形成されている。そしてこの上部フレームに穿孔方向と直交する方向にカム板を設け、このカム板を駆動モータに連結して所定ストロークで往復動させている。このカム板にはV字溝カムが設けられ、この溝カムに各パンチ部材を係合させてカム板の左右往復動で複数のパンチ部材を同時に上下動させている。
この場合特許文献1には特定の穴数のパンチ部材を同時に穿孔動作させる装置が開示されている。このような装置でシートに異なる複数のパンチ穴を選択的穿孔することが要求される。そこで特許文献2には文献1と同様の装置構成でシートに複数配列したパンチ部材を選択的に作動させて2穴、3穴など異なる複数のパンチ穴を形成する装置が開示されている。
特許文献2(特許第3684166号公報)には特許文献1と同様の装置構成でカム板を駆動モータに連結して左右に往復動させ、第1の領域を往復動するときは2穴穿孔、第2の領域を往復動するときは3穴穿孔というように2つ以上の異なるパンチ穴を選択的に穿孔している。このとき装置起動時或いはジャム処理後の再開時にカム板がどの位置に位置しているか検出し、カム板をホームポジションに復帰させた後に設定された穿孔数に応じて第1領域か第2領域かを選択してカム板を往復動する必要がある。
そこで特許文献2にはカム板に3個所のフラグを設け、このフラグ位置を3個所に配置したセンサで検出し、各センサのON、OFF状態でカム板がどの位置に位置しているかを判別し、初期動作時にその位置を修正している。
特開2001−009791号公報 特許第3684166号公報(図6)
上述のように異なるパンチ穴を選択的に穿孔する際に、前掲特許文献2のように駆動モータに連結したスライドカムなどのスライド伝動部材(以下スライド部材という)を設け、このスライド部材を駆動モータで所定ストローク間を往復動させる構造を採用している。そして、このストローク内に設定した複数の移動領域を選択的することによって異なるパンチ穴を穿孔するようにしている。この場合に従来はスライド部材の3個所(第1領域と第2領域2つの場合)にフラグを設け、このフラグを3個所に配置したセンサで検出している。
そして、初期化時に3個所のセンサの「ON」「OFF」でスライド部材がどの位置に位置しているかを判別してこのスライド部材が所定位置以外のとき、その位置を修正するように制御している。
従って、スライド部材の位置検出のために3個所にフラグとセンサを設けて位置検出するため、位置検出のセンサ数が多く装置コストが高くなる欠点があった。これと同時に多数のセンサから位置判別する制御も複雑となり、検出エラーによる誤作動も問題となる。
そこで本発明者は、初期化動作時にスライド部材を所定方向のストローク限位置に移動させ、このストローク限位置からスライド部材を復帰移動させてホームポジションに位置決めすることによってスライド部材が第1領域にあるか第2領域にあるか判別することなく所定のホームポジションに位置決めできるとの着想に至った。
本発明は複数のパンチ部材を選択的に作動させるスライド部材を簡単な構造で正確に位置検出することが可能な穿孔装置の提供をその主な課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、複数のパンチ部材に選択的に穿孔動作を行わせるスライド部材を駆動モータとパンチ部材との間に伝動手段として配置する。そしてこのスライド部材を所定ストロークで往復動させ、その移動領域を第1領域と第2領域で異なるパンチ穴を穿孔するように構成する。このためスライド部材の位置を検出する検出手段を第1領域と第2領域の間に設定したホームポジションを検知するポジションセンサと、スライド部材のストローク限度位置を判別する判別手段で構成する。そこで駆動モータの制御手段を初期化動作時に、スライド部材を一方のストローク限に移動する動作と、ストローク限位置判別手段でスライド部材を逆方向に復帰移動させる動作と、ポジションセンサの検知信号の後にスライド部材を選択された第1領域又は第2領域に移動する動作を実行するように構成することを特徴としている。
更にその構成を詳述すると、2つ以上のグループに区割された複数のパンチ部材(40)と、駆動モータ(M)と、前記駆動モータの回転運動を前記パンチ部材に伝達する伝動手段(50、G1)と、この伝動手段に設けられ所定のストロークで往復動するスライド部材(50)と、前記スライド部材の少なくとも一方のストローク限に設けられた位置規制ストッパ(28a)と、前記スライド部材の位置を検出する検出手段(Sh、60a)と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動モータを制御する制御手段(60)とを備える。
そして前記スライド部材には、前記ストローク内に前記第1のグループのパンチ部材に穿孔動作を実行させる第1領域(Ra)と、異なる他のグループのパンチ部材に穿孔動作を実行させる第2領域(Rb)を設定する。そして前記検出手段は、前記第1領域と第2領域の間に設定された前記スライド部材のホームポジション(HP)を検知するポジションセンサ(Sh)と、前記スライド部材がストローク限位置に位置するか否かを判別する判別手段(60a)で構成する。また前記制御手段は初期化動作として前記駆動モータ(M)に、前記スライド部材を所定のストローク限位置に移動する動作と、前記検出手段のストローク限位置判別手段に基づいて前記スライド部材を逆方向に復帰移動させる動作と、前記スライド部材の復帰移動で前記ポジションセンサの検知信号の後に、このスライド部材を選択された前記第1領域又は前記第2領域に移動する動作を行わせる。
本発明は、複数のパンチ部材に駆動モータの駆動を伝達するスライド部材を、パンチ部材に異なる穿孔動作を行わせる第1領域と第2領域設定して、その領域間のホームポジションにポジションセンサを配置し、このスライド部材のストローク限位置を判別する判別手段を設け、装置の初期化動作を、このポジションセンサとストローク限位置の判別手段でスライド部材をホームポジションに位置付けるようにしたものであるから次の効果を奏する。
複数のパンチ部材を選択的に作動するスライド部材は、その初期動作を一方のストローク限に移動し、その限度位置を位置判別する判別手段の判別結果で反対方向に復帰移動させ、ポジションセンサの検知信号でホームポジションに位置決めするから制御手段は1つのポジションセンサとストローク限位置の判別手段を備えれば良く、従来の3つ或いはそれ以上のセンサと複数の検出フラグを必要とする場合と比較してスライド部材を簡単な構造で正確に位置検出することが可能となる。
また本発明は、スライド部材のストローク限度位置を判別する判別手段をエンコーダで駆動モータの停止を判別するか、或いはこのエンコーダを用いることなく駆動モータの負荷変動を検出することによって特別なセンサディバイスを必要とせず更に簡単な構造でスライド部材の位置検出が可能となる。
更に本発明は、スライド部材のストローク限度位置をこの位置に配置したポジションセンサで検出することも可能であり、従来と比較して使用するセンサディバイスの数を少なくすることが出来る。このようにセンサ数を少なくすることによってスライド部材の位置を判別する制御CPUなどの制御機構を簡素化することが可能である。
本発明に係わる穿孔装置の全体構成の説明図。 図1の装置における要部断面説明図。 図1の装置に於けるカム手段を示し、(a)は斜視説明図、(b)は円筒カムを平面に展開した状態を示す説明図。 図1装置におけるスライド部材のホームポジションを検出する検出手段の説明図であり、(a)はその平面状態を、(b)はその断面状態を示す。 図1装置におけるスライド部材のストローク限位置を判別する判別手段の構成図であり、(a)はスライド部材のストローク限の位置規制の説明図であり、(b)は判別手段の構成を示すタイミングチャート。 図1装置におけるスライド部材とパンチ部材との位置関係の説明図。 図1乃至図4の装置のスライド部材と異なる実施形態のスライド部材(スライドカム)を示す説明図。 本発明に係わる穿孔装置の制御を示すフローチャート。 (a)は装置起動時の初期化動作を示すフローチャート、(b)は制御構成を示すブロック図である。 本発明に係わる画像形成装置における後処理装置の構成説明図。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。
[基本構成の説明]
まず本発明の基本的構成について説明する。図1に全体構成を説明するように本発明は複数のパンチ部材40を予め規格化された位置に配列する。このパンチ部材40は上部フレーム30に上下動(図1上下方向)可能に支持する。そしてこの複数のパンチ部材は2穴穿孔用のパンチ部材40b、40cと4穴穿孔用のパンチ部材40a、40b、40c、40dに2つ以上のグループに区割する。この場合2穴、4穴について図示してあるが2穴、3穴、或いはそれ以外の組み合わせであっても良い。
上記パンチ部材40には、対向する位置に刃受孔38を配置し、この刃受孔38は下部フレーム35に設ける。また上記上部フレーム30にはスライド部材50を所定ストロークで往復動可能に配置し、上記複数のパンチ部材40に駆動モータの駆動を伝達する。このスライド部材50は後述する図1乃至図5に示す実施形態ではラック歯車51で各パンチ部材40に回転運動を伝達し、後述する図7に示す実施形態では溝カム83を有するスライドカム(スライド部材)82で各パンチ部材40に垂直直線運動を伝達する。そしてスライド部材50(82)には往復動するストローク限位置に位置規制ストッパ28a(図4参照)を設ける。このストッパはスライド部材50の右限位置にストッパ28aを、左限位置にストッパ28bを設けるか、少なくとも一方に配置する。
上記スライド部材50には駆動モータMを、減速ギァを介して連結し、モータMの正逆転でスライド部材50が往復動するように駆動連結する。この場合1方向回転モータと正逆転クラッチでスライド部材50が往復動するように構成しても良い。このモータMにはエンコーダ54を設けエンコードセンサSeでモータの速度制御(PWM制御)を行うように構成する。
そこで上記スライド部材50には、パンチ部材40に2穴穿孔動作を行わせる第1領域Raと4穴穿孔動作を行わせる第2領域Rbを図4に示すように両領域の中央部のホームポジションHpから例えば右方向に移動するときには第1領域Ra(4穴穿孔)、左方向に移動するときには第2領域Rb(2穴穿孔)のように領域設定する。そしてスライド部材50にセンサフラグ55を設け、このフラグ55(図示のものは第1フラグ55a、第2フラグ55b、第3フラグ55c)を検知するポジションセンサShを装置フレームに配置する。そして第1フラグ55aと第2フラグ55bの間に第1領域Raが設定され、第1フラグ55aと第3フラグ55cの間に第2領域Rbが設定されている。
このような構成において後述する制御手段60は、上記スライド部材50がストローク限位置に位置するか否かを判別する判別手段60aを設ける。この判別手段60aは次のいずれかで構成する。
「判別手段の第1実施形態」
第1の実施形態は、上記記判別手段60aを、「駆動モータMの回転を検出するエンコーダ54と、このエンコーダの回転量からスライド部材が位置規制ストッパ28aに突き当たって停止したことを判別する」ように構成する。この場合は、エンコーダ54の回転量を制御CPU60で駆動モータMの回転が停止したことを判断し、このときスライド部材50が位置規制ストッパ28aに位置すると判断する。
「判別手段の第2実施形態」
第2の実施形態は、上記判別手段60aを、「スライド部材50のストローク限に配置されたポジションセンサ」で構成する。この場合は、図5(a)に破線で示すようにスライド部材50がストローク限位置のストッパ28aに突当たった位置にフラグ55xとポジションセンサSxを設ける。
「判別手段の第3実施形態」
第3の実施形態は、上記判別手段60aを、「スライド部材が位置規制ストッパ28aに停止した駆動モータの負荷変動を検出する」ように構成する。この場合は、図示しないがモータの駆動電流値を検出する。そしてこの電流値が基準値より大きく変動したときスライド部材50が位置規制ストッパ28aに突き当たって停止したと判断する。このモータの駆動電流検出回路は既に広く知られているので説明を省略する。
なお、いずれの場合も制御手段60は、駆動モータMに初期化動作を行なわせる際に、この駆動モータMを穿孔動作時より低速で回転することが好ましい。後述する装置は駆動モータMをPWM制御している。そこでモータに供給する電源パルスのデューティ比を通常の穿孔動作時より初期動作時に低くする。
次に図示の装置についてその構成を詳述する。図1に示す穿孔装置Aは4つのパンチ部材で被穿孔シートに2穴又は4穴の穿孔を施す装置を示す。またスライド部材50はラック歯車で構成し、モータの回転を複数のパンチ部材40にラジアル方向の回転運動として伝達する場合を示す。これと共に図示のものは各パンチ部材40a、40b、40c、40dが上死点から下死点にラジアル方向に回転しながらスラスト方向(穿孔方向)に穿孔動作する装置を示している。以下その構成について説明する。
図1に示すようにこの装置は上部フレーム(ベースフレーム)30と、下部フレーム(ダイプレート)35とで構成されている。この上部フレーム30と下部フレーム35は被穿孔シート(以下単に「シート」という)Sをセットする間隔を隔てて上下に対向するように配置され、その長さ寸法はシートの幅方向長さより大きく形成されている。そして上部フレーム30には所定の規格(ファイル穴規格)に応じた間隔で第1パンチ部材40a、第2パンチ部材40b、第3パンチ部材40c、第4パンチ部材40dが上下動自在に軸支持されている。また下部フレーム35には各パンチ部材に対向する位置に刃受け孔38が設けられている。
上記各パンチ部材40は通常の円柱形状に構成され、その先端に穿孔刃41が設けられている。この第1乃至第4パンチ部材40a〜40dは同一構造で構成されているのでその1つについて説明する。上記上部フレーム30は図2に示すように断面コ字状のチャンネル部材で構成され、上下に対向する上ガイド31と下ガイド32にガイド孔31a、32aが設けられている。パンチ部材40はこのガイド孔31aに上軸部42aが、ガイド孔32aに下軸部42bが嵌合支持されている。
従ってパンチ部材40は上部フレーム30に図2上下方向(穿孔方向)に摺動自在に支持されている。またパンチ部材40には鍔状段差部43が設けてある。上記下部フレーム35は上部フレーム30に前述の間隙を形成して固定ネジ39で一体に取り付けてあり、この上部フレーム30,下部フレーム35でユニット化されている。
そこで上記パンチ部材40にはカム手段(図示のものは円筒カム44)が一体に設けてあり、この円筒カム44の外周には傾斜カム面45θを有するカム溝45が形成してある。この円筒カム44で構成したカム手段は後述するようにパンチ部材40に作用する駆動力をスラスト方向とラジアル方向に運動変換する運動変換手段を構成している。一方前記上部フレーム30にはこのカム溝45と係合するカムフォロア部材33が固定してある。図示のカムフォロア部材33は、台座部33aとガイド軸部33bとカム係合部(以下リードピンという)33cとを備え、前記ガイド孔31a、32aと所定の位置関係となるように上部フレーム30に形成した取付け孔に嵌合し台座部33aをビスなどで固定する。そしてガイド軸部33bは後述するスライド部材50をガイドし、リードピン33cは上記カム溝45と係合するピン形状に構成されている。従ってパンチ部材40は上部フレーム30に上下摺動自在に支持され、これに設けたリードピン33cにカム溝45が係合保持される。このリードピン33cがカムフォロアを構成している。
また、上記パンチ部材40には受動歯車46が一体に取り付けられている。この受動歯車46は後述する伝動手段(ラック歯車)51に歯合され、駆動モータMに連結されている。このように構成されたパンチ部材40は、穿孔刃41及び上下軸部42a、42bを例えばSUS系鋼材のような研磨性の良い素材で構成する。この他鉄系金属或いはセラミックなどで形成しても良い。また、円筒カム44と受動歯車46とはPOM(ジュラコン樹脂)などの合成樹脂で成形することが加工性、静音性などから好ましが、特にその材質を特定するものではない。
そしてパンチ部材40の穿孔刃41と円筒カム44と受動歯車46とを一体化する。この一体化はこれらの三者を一体的に回転させる為であり、成型時にインサート成形によって一体化するか或いは固定ビス、接着剤などで固定する。例えばパンチ部材40の軸部を断面非円形(角軸、Dカット軸など)に形成し、これに例えば樹脂で一体成形した円筒カム44と受動歯車46とを圧入して必要に応じて固定ビス、接着剤などで固定する。尚上記円筒カム44に形成したカム溝45の形状については後述する。
また上記パンチ部材40の先端に設けられた穿孔刃41の形状は先端面が断面U字状、V字状など波状にカットされ、シートSと当接する端面は凹凸形状に形成されている。これはシートSを貫通する穿孔刃41を先鋭状に形成するのと同時にパンチ部材40をラジアル方向に回転させながら穿孔する際の剪断力を大きくするためである。更に穿孔刃41の形状は先端が先鋭状に尖った斜裁形状に構成することによって更に穿孔時の剪断作用を大きくすることが出来る。
次に上部フレーム30にはスライド部材50が図1左右方向に移動自在に組み込まれる。このスライド部材50にはラック歯車51が形成され、このラック歯車51は上述のように上部フレーム30に複数(図示のものは4個所)配置されたパンチ部材40a〜40dの各受動歯車46と噛合するようになっている。そしてスライド部材50はその上下方向を前記カムフォロア部材33のガイド軸部33bと下ガイド32との間に規制され、またその前後方向を上部フレーム30の背面と各受動歯車46との間に規制され(図2参照)、図1左右方向に移動(摺動)自在に支持されている。これによって各パンチ部材40a〜40dの受動歯車46とスライド部材50のラック歯車51とが噛合され、スライド部材50の移動量に応じて各パンチ部材40a〜40dは所定の角度関係(後述の位相差)でそれぞれ回転されることとなる。
上記スライド部材50には駆動モータMが次のように連結されている。前記上部フレーム30にはブラケット53で駆動モータMが取り付けてあり、その回転軸は減速歯車を介して駆動歯車G1に連結されている。そしてこの駆動歯車G1がスライド部材50のラック歯車51に歯合してある。従って駆動モータMの正逆転でスライド部材50は図1左右方向に移動することとなる。尚図示54はモータの回転軸に設けたエンコーダであり、Seはこれを検出するエンコードセンサである。
また、上記スライド部材50のホームポジションを位置検出するポジションセンサShが装置フレームに配置されている。図4に示すようにスライド部材50にはセンサフラグ55a、55b、55cが設けてあり、ポジションセンサShでフラグ位置を検出するようになっている。
次に上述のように構成されたパンチ部材40のカム溝45について説明する。前述のように各パンチ部材40a〜40dに設けられた円筒カム44には図3(a)(b)に示すようなカム溝45が設けられている。図示のものはシートSにパンチ穴を2穴と4穴いずれかを選択して穿孔する構造にしてある。この関係で第1パンチ部材40aと第4パンチ部材40dの各円筒カム44の外周に同一形状のカム溝45a、45dが、第2パンチ部材40bと第3パンチ部材40cの円筒カム44の外周には同一形状のカム溝45b、45cが形成してある。
上記各カム溝45a〜45dには穿孔方向に(図3(a)上下方向)に対し所定角度(θ)傾斜した傾斜カム面45θが設けられ、第1,第4カム溝45a、45dには1個所、第2,第3カム溝45b、45cには2個所に傾斜カム面45θが形成されている(図3(b)参照)。そして第1,第4カム溝45a、45dの傾斜カム面45θと第2,第3カム溝45b、45cの1つの傾斜カム面45θはそれぞれ円筒カム44の同一角度位置(第1角度位置)に配置され、この第1角度位置でシートSに4穴開けする。
また第2,第3カム溝45b、45cの他の傾斜カム面45θは円筒カム44の上記第1角度位置と異なる角度位置(第2角度位置)で同一角度位置に形成され、この第2角度位置ではシートに2穴開けする。この第2角度位置では第1,第4カム溝45a、45dは円筒カム44の外周方向に水平な直線溝で形成されている。従って前述のように上部フレーム30に固定されたリードピン33cと係合している第1乃至第4カム溝45a〜45dは上記第1角度位置では第1乃至第4パンチ部材40a〜40dがシートSに4穴穿孔し、上記第2角度位置では第2、第3パンチ部材40b、40cがシートSに2穴穿孔することとなる。
また上記各円筒カム44は所定角度ずつ位相差を有するように上部フレーム30に取り付けられ、同時孔開けする際に各パンチ部材40a〜40dの孔開けタイミングを異ならせている。つまり図1に示すように4穴開けの時、各パンチ部材40a〜40dは、第1パンチ部材40a、第2パンチ部材40b、第3パンチ部材40c、第4パンチ部材40dの順に時間差(カム溝の変移差)を持って孔開けタイミングをズラしている。2穴開けの時も同様に第2パンチ部材40b、第3パンチ部材40cの順に位相差を持たせている。このような位相差は装置組み立て時に各パンチ部材40a〜40dの受動歯車46を前述のスライド部材50のラック歯車51と歯合する際にカム溝45a〜45dの位置を所定角度ずつズラせることによって孔開けタイミングを異ならせるようにする。
以上パンチ穴を2穴,4穴にする場合について説明したが、前述のパンチ部材40の配置間隔及び配置数を変更することにより3穴打ち、或いは中央の間隔を異ならせてシート上下に4穴穿孔することも可能であることは勿論である。また、図1の装置で円筒カム44にはその外周全域にカム溝45を形成したが、これは傾斜カム面45θの部分のみに形成し、このカム部分でパンチ部材40を往復動する構成であっても良い。更に本発明にあって穿孔刃41の端面形状をU字、V字状にカットする場合を示したがこれは半裁円形状であっても良い。
[パンチ部材の動作制御]
次に上述のパンチ部材40の動作制御について説明する。まず第1〜第4パンチ部材40a〜40dの穿孔動作を図3(b)に基づいて説明する。同図は前述の円筒カム44を平面に展開したカム線図を示し、第2第3パンチ部材45b、45cには2つの傾斜カム面45θが形成してあり、第1第4パンチ部材40a、40dには1つの傾斜カム面45θが形成されている。そして全てのパンチ部材45a〜45dには同一個所(正確には少許の位相差を有する)に傾斜カム面θが形成されている。そこで図3(b)に図示する位置にホームポジションHP1、HP2、HP3が設定され、第1ホームポジションHP1と第2ホームポジションHP2間でスライド部材50を往復動すると被穿孔シートには4穴の穿孔が施され、第2ホームポジションHP2と第3ホームポジションHP3間でスライド部材50を往復動すると被穿孔シートには2穴の穿孔が施されるように構成されている。
そこで前述のスライド部材50には図6に示すようにセンサフラグ55a、55b、55cが設けてあり、このフラグを検出するポジションセンサShがホームポジションHP(図4参照)に配置してある。また駆動モータMには前述したようにエンコーダ54とエンコードセンサSeが配置されている。上記ホームポジションは図4に示すようにスライド部材50の第1領域Raと第2領域Rbの中間に設定され、ホームポジションHPから第1領域Raで往復動するときにはパンチ部材が4穴穿孔を実行し、第2領域Rbで往復動するときには2穴穿孔するようになっている。そして第1領域Raはフラグ55aと55bをポジションセンサShで検出して動作基準位置(穿孔開始点)を判別し、第2領域Rbはフラグ55aと55bを検出して動作基準位置(穿孔開始点)を判別している。このとき初期状態でスライド部材50がフラグ55aをポジションセンサShが検出するホームポジションに位置決めする必要が生ずる。以下このホームポジションの位置決めについて説明する。
図6(a)はスライド部材50が左限位置で位置規制ストッパ28bに突き当たった状態を示し、フラグ55bでポジションセンサShはON状態となる。(b)はスライド部材50が第1領域Raに位置する状態を示し、この位置でもセンサShはON状態となるようにフラグ55bが形成されている。(c)はスライド部材50がホームポジションに位置する状態を示し、フラグ55aでポジションセンサShはON状態となる。(d)はスライド部材50が第2領域Rbに位置する状態を示し、フラグ55cでポジションセンサShはON状態となる。(e)はスライド部材50が右限位置で位置規制ストッパ28aに突き当たった状態を示し、この位置でもセンサShはON状態となるようにフラグ55cが形成されている。
そこで通常の穿孔動作では、図6(c)のホームポジションHPにスライド部材50を位置させる(後述する)。そして制御手段60で4穴穿孔が選択された場合にはスライド部材50を図(c)から図(b)に移動する。つまりスライド部材50を第1領域Raで往復動させる。このときの移動量は前述したエンコーダ54のパルス数で制御する。この動作でシートには4穴穿孔が施される。
また2穴穿孔が場合には、スライド部材50を図(c)から図(d)に移動する。つまりスライド部材50を第2領域Rbで往復動させる。この動作でシートには2穴穿孔が施される。
次に装置起動時、或いはジャム処理後の装置再開時にスライド部材50は図(a)〜(e)のいずれに位置するか判らない。そこで後述する制御手段60は駆動モータをスライド部材50の一方のストローク限(ストッパ28aか28b位置)に向けて移動する。これを右限ストッパ28aについて説明すると、制御手段60は初期化動作時にはスライド部材50を図6右側に移動するように駆動モータMを制御する。するとスライド部材50が図(a)(b)(c)(d)のときには右側に移動して右限ストッパ28aに突き当たって停止する。また図(e)のときにはその位置に静止している。
そこで後述する判別手段60aは、前述した第1実施形態の場合には、駆動モータMの回転を検出するエンコーダ54と、このエンコーダの回転量からスライド部材が位置規制ストッパ28aに突き当たって停止したことを判別する。また第2の実施形態の場合にはスライド部材50のストローク限に配置されたポジションセンサSxで検知する。また第3実施形態の場合にはスライド部材50が位置規制ストッパ28aに停止した駆動モータの負荷変動を検出する。そして前述したように駆動モータMを逆転させてスライド部材50を復帰方向(図6左方向)に移動させる。そしてこのスライド部材50がホームポジションに戻るとポジションセンサShがこれを検出する。その検知信号で駆動モータMを停止する。つまりポジションセンサShはフラグ55bを検知したON状態(右限位置)からOFF状態(第1領域Ra)、次いでON状態(ホームポジション)となる。このOFF状態からON状態となったときに駆動モータMを停止するとスライド部材50をホームポジションHPに位置付けることが出来る。
このように本発明は、初期化動作でスライド部材50を予め設定したストローク限の一方(図示のものは右限位置)に移動するように駆動モータを制御し、この移動でスライド部材50がストローク限に位置することを確認する判別手段を設け、次いでスライド部材50を逆方向に移動してホームポジションに移動する。そしてこのポジションセンサSpからの信号で駆動モータMを停止するか、或いは後続する穿孔動作に移行することを特徴としている。
[スライドカムによる穿孔機構]
次に図7に示す実施形態について説明する。パンチ部材40の構成は前述の第1、第2の実施形態と同一であるので同一符号を付して説明を省略する。そこで図7に示すものは、所定ストロークで往復動する往復伝動部材をスライドカム82で構成する場合を示す。図1と同様に装備した駆動モータMに連結されたスライドカム82にはV字状溝カム83が形成され、このV字状溝カム83は穿孔方向に所定角度で傾斜した傾斜カム面83aを備えている。そしてこのV字状溝カム83に係合するカムフォロアーピン83pがパンチ部材40に嵌合したキャップ部材84に植設してある。そしてキャップ部材84はパンチ部材40の上端部に回動可能にピボット支持してある。その他の構成は図1と同一である。
このような構成に於いてスライドカム82を図示左右方向に所定ストロークで往復動すると、V字状溝カム83の傾斜カム面83aがフォロアピン83pを上死点から下死点に向けてスラスト方向に押下する。そして上記V字状溝カム83の傾斜方向が反転するとパンチ部材40は復帰スプリング69で下死点から上死点に復帰する。かかる過程でパンチ部材40は上死点から下死点には反時計方向に回転しながらシートを穿孔し、下死点から上死点に復帰するときには時計方向に回転方向を反転させる。このとき穿孔刃41に付着とした屑紙片80は四方八方に振り飛ばされることとなる。
尚図7に示す装置にはスライドカム82の位置を検出するセンサフラグとポジションセンサとが図1の装置と同一の構成で配置してあり、このスライドカム82には図1の装置と同様に駆動モータM(図示せず)に連結してある。従って2穴、4穴の穿孔動作は図1の装置と同一の構成で制御される。
[駆動制御手段の構成]
図9(b)に図1の装置の制御構成を示す。例えば制御CPU6060で構成し、図示しないコントロールパネルから2穴4穴の選択手段61を構成する。そして制御CPU60はROM62のプログラムとRAM63の制御データに従って初期化動作と穿孔動作を実行する。上記制御CPU60にはポジションセンサShの検知信号とエンコーダ54の検知信号がエンコードセンサSeから電送される。またジャム検出手段の検知信号が送られる。図示のジャム検出手段はスライド部材50が所定時間内にホームポジションに復帰しないときジャムと判定するようにポジションセンサShの検知信号でジャム検出している。
次に図8のフローチャートに基づいてパンチ動作を説明する。装置電源が投入され、装置が起動する(St100)と制御手段は初期動作を行う。この動作は後述するがスライド部材50がホームポジションHPに位置するか否かを検出して、この位置以外のときにはスライド部材50をホームポジションHPに移動する。この初期動作でスライド部材50がHPに移動しないときには装置故障としてエラー警告する。次に制御手段は例えば後処理装置Aはから2穴孔開けであるか4穴孔開けであるか孔開けモードの選択信号(St101)を受ける。
次に制御手段60は孔開けモードの選択信号で指示された穿孔動作を実行するが
このときスライド部材50はホームポジションHPに位置している(St102)。そこで制御手段60はシートが所定の穿孔位置にセットされているか否か例えば図示しないペーパセンサからの信号で判断する(St103)。シートが穿孔位置にセットされているときには駆動モータMを回転駆動する(St104)。このとき例えば4穴穿孔のときにはスライド部材50を第1領域Ra方向にモータを回転し、2穴穿孔のときには第2領域Rb方向にモータを回転する。するとシートには4穴又は2穴の穿孔が施される(St105)。次に制御手段60はスライド部材50による穿孔動作の終了をポジションセンサShで4穴穿孔のときにはフラグ55bの検知、2穴穿孔のきにはフラグ55cを検知する(St106)。
この穿孔終了の検知信号で所定時間内にセンサONしたときには、穿孔位置に次シートが準備されるか否かを図示しないペーパセンサからの信号で判断し(St107)、次シート有りのときにはステップ102に戻り、次シートなしのときにはジョブ終了とする。また、所定時間経過してもセンサONしないときには装置電源をOFFし、同時にジャム表示する(St108)。そしてジャム処理後の装置電源ONで上述の初期化動作に移行する。
上記初期化動作について図9(a)のフローチャートに従って説明する。初期化指示信号を受けると制御手段60は駆動モータMを予め設定された方向、図示装置ではスライド部材50を右限ストッパ28aに向けて移動する方向に回転する(St109)。そしてスライド部材50が右限ストッパ28aに到達したかいなかを判別手段60aで判別する(St110)。この判別でスライド部材50が右限位置のときには駆動モータを逆転する(St111)。そしてポジションセンサShがONになるか否かを判断し(St112)、スライド部材50がホームポジションのときには駆動モータMを停止し、前述した穿孔動作に移行する。
[後処理装置の説明]
次に本発明に係わる画像形成装置Bにおける後処理装置Cの構成を図10に従って説明する。図10に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Bと、この画像形成装置Bの下流側に付設された後処理装置Cとから構成されている。そして画像形成装置Bで画像形成したシートを後処理装置Cで印刷済のシートに穿孔処理を施すように構成されている。まず画像形成装置Bは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが図示のものは静電印刷装置を示す。この画像形成装置Bはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部(図示せず)とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、このドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
そこで上記画像形成装置Bの排紙口14には後処理装置Cが連設してある。この後処理装置Cはシート搬送経路26と、この搬送経路26に配置したパンチユニット27と排紙スタッカ29とから構成されている。シート搬送経路26にはパンチユニット27の上流側に整合手段26aが設けられ、シート後端を整合する。また搬送経路26には正逆転ローラ26bが配置され、搬入口26cからのシートを整合手段26aに突き当て整合し、同時にこの正逆転ローラ26bはパンチユニット27からシートを排紙スタッカ29に搬出する。図示Siはシート検知センサである。尚パンチユニット27は先に説明した図1に示す装置で構成されている。
このように構成された後処理装置Cは画像形成装置Bから印刷済のシートを搬入口26cから受け取り、シート後端をシート検知センサSiで検知し、シート後端が整合手段26aを通過したタイミングで正逆転ローラ26bを逆転(図示反時計方向)する。するとシートはスイッチバックされシート後端が整合手段26aに突き当て整合される。この整合後に正逆転ローラ26bは停止し、シートをその位置に保持する。この状態でパンチユニット27は駆動モータMを駆動して前述の穿孔動作を実行する。穿孔動作の実行後は正逆転ローラ26bを図示時計方向に回転しパンチ穴を施されたシートを排紙スタッカ29に搬出する。尚この後処理装置Cには、図示しないがステープルユニット、スタンプユニットなどが装置仕様に応じて組み込まれる。
A 穿孔装置
S シート
M 駆動モータ
G1 駆動歯車
Se エンコードセンサ
Sh ポジションセンサ
Sx ポジションセンサ
28a、28b 位置規制ストッパ
30 上部フレーム(ベースフレーム)
31 上ガイド
31a ガイド孔
32 下ガイド
32a ガイド孔
33 カムフォロア部材
33a 台座部
33b ガイド軸部
33c カム係合部(リードピン)
35 下部フレーム(ダイプレート)
38 刃受け孔
39 固定ネジ
40 パンチ部材
40a 第1パンチ部材
40b 第2パンチ部材
40c 第3パンチ部材
40d 第4パンチ部材
41 穿孔刃
42a 上軸部
42b 下軸部
43 鍔状段差部
44 カム手段(円筒カム)
45θ 傾斜カム面
45 カム溝
46 受動歯車
50 スライド部材
51 伝動手段(ラック歯車)
53 ブラケット
54 エンコーダ
55a〜55c センサフラグ
60a 判別手段

Claims (8)

  1. 所定位置にセットされたシート類に異なるパンチ穴を選択的に穿孔する装置であって、
    2つ以上のグループに区割された複数のパンチ部材と、
    駆動モータと、
    前記駆動モータの回転運動を前記パンチ部材に伝達する伝動手段と、
    この伝動手段に設けられ所定のストロークで往復動するスライド部材と、
    前記スライド部材の少なくとも一方のストローク限に設けられた位置規制ストッパと、
    前記スライド部材の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動モータを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記スライド部材は、前記ストローク内に前記第1のグループのパンチ部材に穿孔動作を実行させる第1領域と、異なる他のグループのパンチ部材に穿孔動作を実行させる第2領域が設定され、
    前記検出手段は、
    前記第1領域と第2領域の間に設定された前記スライド部材のホームポジションを検知するポジションセンサと、
    前記スライド部材がストローク限位置に位置するか否かを判別する判別手段と、
    で構成され、
    前記制御手段は、初期化動作として前記駆動モータに、
    前記スライド部材を所定のストローク限位置に移動する動作と、
    前記検出手段のストローク限位置判別手段に基づいて前記スライド部材を逆方向に復帰移動させる動作と、
    前記スライド部材の復帰移動で前記ポジションセンサの検知信号を取得した後に、このスライド部材を選択された前記第1領域又は前記第2領域に移動する動作、
    を行わせることを特徴とする穿孔装置。
  2. 前記判別手段は、
    前記駆動モータの回転を検出するエンコーダと、
    このエンコーダの回転量から前記スライド部材が前記位置規制ストッパに停止したことを判別するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  3. 前記判別手段は、
    前記スライド部材のストローク限に配置されたポジションセンサで構成されることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  4. 前記判別手段は、
    前記スライド部材が前記位置規制ストッパに停止した前記駆動モータの負荷変動を検出する手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  5. 前記スライド部材は前記駆動モータの回転運動を前記複数のパンチ部材に回転運動として伝達し、
    前記複数のパンチ部材には回転運動を穿孔動作に変換するカム手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  6. 前記スライド部材は、
    前記駆動モータの回転運動を前記複数のパンチ部材の穿孔動作に変換するカム手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  7. 前記制御手段は、前記駆動モータに前記初期化動作を行なわせる際に、この駆動モータを穿孔動作時より低速で回転することを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  8. シート上に画像を形成する画像形成装置と、
    この画像形成装置からのシートを所定の処理位置に搬送セットする搬送手段と、
    前記処理位置に配置され前記シートに穿孔処理を施す穿孔装置と、
    前記処理位置からシートを搬出する排紙手段と、
    を備え、
    前記穿孔装置は請求項1乃至7のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成装置に於ける後処理装置。
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