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JP5327416B2 - 匂い発生方法と匂い発生装置 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムと香料発生手段とを組み合わせた新規な匂い発生装置及び匂い発生方法に関するものである。
【従来の技術】
従来、個人の嗜好に合わせて匂いを発生させる試みが複数なされて来た。例えば、特開平6−142172号公報に開示された発明では、例えばジャスミン、ラベンダー等の個人の好みに合わせた香りを発生する複数の香りパックを、人感センサが利用者の近接を検知したときに自動的に放出するよう、香り選択切換部により選択的に切換可能に香りパック内蔵部に内蔵させていた。
一方、コンピュータシステムと画面表示手段および/または音声発生手段と組み合わせることにより、視覚情報や聴覚情報を提供したり、交換したりすることは広く行われるようになった。
このような状況のもとに、嗅覚情報をコンピュータシステムと香料発生手段を組み合わせて処理し、目的とする匂いを発生させようという考え方が特開平10−146385号公報において提案されている。この先行技術では、コンピュータシステムを利用することにより、温度、湿度の変化に伴って、例えば低温では南国系の香りを放出するように所定の制御信号に基づいて、より複雑に香料発生手段を制御していた。
しかしながら、これら特開平6−142172号公報及び特開平10−146385号公報に開示された発明は、コンピュータシステムを用いるか否かという差異はあるものの、双方とも人間には個体差があって、一つの香りに対して、各人は潜在的に異なる対応を示すという特性を考慮していなかった。例えば、生牡蠣を食べた後、食中毒のためにひどい吐き気を体験した人が、そのあと牡蠣の匂いを嗅ぐだけで吐き気をもよおすガルシア効果が知られている。このことは、人間は社会生活を営む上で把握の困難な匂いをイメージ、身体的動作、音、映像等と複合して記憶する場合があることを示唆している。つまり、人間は特定の匂いに対して異なる反応を学習するため、ある人間にとっては好適な匂いは、他の人間にとっては不快になりうる場合がある。上記先行技術ではかかる状況まで想定していない。例えば、先行技術に開示された発明において、ある種の花の強い香りに対して圧迫感を受ける学習を経験した人間が強制的にこの匂いにさらされた状況を思料されたい。匂いを嗅ぐ側の人間の個体差を予定していない匂い発生装置は、ときにして不快な結果をもたらすことになりうる。
さらに、特開平10−146385号公報に開示された発明では、香りの原臭は20ないし30程度であるという説に基づき、20ないし30個の香料格納部と香料放出部を用意することで、所望の匂いを合成するとしている。しかしながら、特開平10−146385号公報に開示された発明に記載のように、様々な匂いを発生させるために、様々な香料等を選択自在にすることは、確かに特開平6−142172号公報に開示された発明と比較して自由度は広められているが、しかし実際の操作は通常の人間には複雑化され過ぎてしまっている。従来、専門家でもなければ所望の匂いを調合することは困難であった点をここで指摘する必要がある。また、自由度を広めることは、同時に不快な匂いを発生させる確率もまた増やしているものと解釈するのが妥当である。
ここでバラの花を例にとり、より具体的に説明する。古来、最も絶妙な香りを放つ植物として、バラの花が公知である。バラの香りの正体は花の中に含まれる花香油ないしは芳香油であり、花に水を加え、蒸溜して係る香料に該当する物質を取り出していた。しかしながら、この物質を取り出しただけでは、全ての人間に快い印象を与えることにはならない。バラのような香りの強い香料は濃縮状態では人間に不快な印象を与え、適度に薄めると爽やかな印象を与えることが知られている。しかも人間は、同一の濃度の匂いに対して異なる個体差を示すという問題がある。さらに、同一濃度、同一人でも、匂いを嗅ぐ環境によって、人間は異なる反応を示すという感性上の問題もある。このように、バラの香り一つをとっても、濃度だけを変化させるだけで、使用者に与える印象は様々に変化する。従って、特開平10−146385号公報に開示された発明に記載のように、20ないし30個の香料格納部と香料放出部を用意して匂いを合成することは、好適な匂いを発生することを意味するものではない。
また、従来の考え方では、匂いを発生させる目的、対象物等を使用者に対して押付けている場合が多く、例えばローズという香料が格納されていれば、これを指定して発生器がローズの香りを外部に放出するとか、ローズとオレンジの香料を混合して意味のない香りを外部に放出することしかできない。従って、一見多様な匂いが出るかの様であって、実は一種類の香り放出器を複数準備した装置であったり、または対象となる香りをつくるのではなく、目的のない匂いを出す放出器に過ぎなかった。さらに、複数の香料格納部と香料放出部を用意しただけでは、恋、夢、道、空などの抽象的な匂いを発生するニーズに対応するのが困難であった。
つまり、好適な匂いを発生させる匂い発生装置または匂い発生方法を提供するためには、人間は匂いを構成する香料を嗅ぎ分ける程の嗅覚を備えていないが、しかし匂いをイメージと組み合わせて記憶する優れた感性を有していることを考慮して、匂いを香料の組み合わせとして使用者側に把握させるのではなく、むしろ匂いとこの匂いに付随したイメージを関連付けて、匂いをイメージとして把握させる方が、人間の実態により適合している。そして、使用者側に匂いをイメージとして認識させることで、恋、夢、道、空などの形のない匂いを擬似的に把握させるとともに、あらかじめイメージ毎に専門家、よりふさわしい匂いを調合し、この配合比率をデータとして準備することが望ましい。この配は初期実施形態においては、予め設定した香料の源臭を混合の前提条件にすることができる。すなわち匂いを調合する専門家の知識を利用すれば、限られた数量の香料を前提にしたイメージを、配合比率として取得することができる。さらに、人間は匂いに対して個体差を示す事実に基づいて、選択された匂いを構成する香料の一部を修正自在にすることで、専門知識のない者でも個人の嗜好に合った匂いを発生させることを可能にするのが好ましい。しかしながら、従来の技術で係る匂い発生装置または匂い発生方法は公知ではなかった。
(発明の開示)
上記課題を解決するために本発明は、嗅覚情報をコンピュータシステムと香料発生手段とを組み合わせて処理することに加えて、あらかじめ調合された匂いをイメージと組み合わせてメモリ上に記録するとともに、このイメージを画面上に表示させることによって、使用者の嗜好に合わせて匂いを発生させる匂い発生装置および匂い発生方法を提供することを目的とする。即ち、匂いとこの匂いに付随したイメージを関連付けることによって、(1)匂いをイメージと複合して記憶する人間の感性を利用して、形のない匂いを擬似的に把握させることを可能にし、(2)匂いを発生させる前に使用者にとって嫌悪感を誘発するおそれのある匂いに対してフィルタの役目をはたし、さらに(3)従来の技術では困難であった抽象的な匂いを発生させることを可能とする。
【課題を解決するための手段】
本願請求項1のコンピュータ制御により所望の匂いを発生させる匂い発生装置の発明は、
匂いを構成する香料の種類、この発生量及び該発生量の経時変化量を予め設定するための香り情報の入力手段(4)と、匂い発生プログラム(13)と、前記匂い発生プログラム(13)を記憶する記憶手段と、
前記匂い発生プログラム(13)と前記香り情報により匂い発生の制御を行う匂い発生制御手段(14)と、
前記匂い発生制御手段(14)の制御により香料収納部材(11)の中から特定の香料収納部材を選択する匂い選択手段と、前記匂い選択手段に基づいて特定の前記香料収納部材から匂いを発生させる匂い発生手段(15)を含み、
それぞれの香り情報に相応する複数の小項目からなり、前記小項目は、香り、香りの発生量、香りの強さ、及び香りの発生量の経時変化量を含む香り情報からなる匂い分類表(21)が記憶される記憶手段と、
前記匂い分類表(21)の香り情報を表示するように画像表示手段(5)と、
前記匂い分類表(21)の香り情報を登録するように香り情報登録手段と、
前記匂い分類表(21)から所定の匂い項目を選択し、この所定の匂い項目に相応して修正された香り情報を修正するように、香り情報選択修正手段とを備え、
前記匂い発生制御手段(14)は、前記匂い発生手段(15)内の超音波発生器具の振動数、加熱器具の熱量、及び/又は加圧器具の加圧程度を増減させるように、デジタル信号の周波数により制御し、
さらに、前記画像表示手段(5)は、香り情報と共に、画像及び音楽のデータを合成して表示する
コンピュータ制御により所望の匂いを発生させる匂い発生装置であって、
前記匂いが、決められた画像及び/又は音と同調するように、前記香り情報を画面上で修正する修正作業コントローラ(9)が設けられ、
それは、
a)音楽と映像のデータを徐々に変化させて表示し、
b)映像と音楽のスタート位置で映像と音楽のデータを一時的に停止し、
c)停止して表示された映像と音楽のデータに対応して香りデータを修正し、
d)修正した香り情報を記憶手段に記憶する
ために使用され、
前記画像表示手段(5)は、修正された香りデータと共に、画像と音楽のデータの合成画面を表示するように構成され、
前記匂い発生手段(15)は、前記匂い分類表(21)の所定匂い項目又は前記修正された匂い項目に応じて、前記香り情報に基づく所望の匂いを発生させるように構成され、
前記匂い発生手段(15)は、時間とともに、匂いの発生量を変化するように適応させ、
前記匂いの発生量は、等しく目盛られた数値で表現されており、
目盛は、それぞれ発生量と関係している
ことを特徴とするものである。
また、本願請求項11の匂い発生方法の発明は
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の匂い発生装置を使用する、コンピュータシステム、香料収納部材及び匂い発生手段を用いた匂い発生方法であって、
(i)匂いを構成する香料の種類、及び該香料の発生量及び該発生量の経時変化量が予め設定された香り情報を、所定のイメージに対応させてメモリに記録し、
(ii)前記コンピュータシステムを用いて、匂いとイメージを対応させた匂いの分類手段を画像として表示装置に表示させることによって、所望のイメージに対応する匂いを選択し、
(iii)さらに、必要に応じて、前記香り情報を修正して、前記香り情報に基づいた匂いを前記匂い発生手段により前記香料収納部材から発生することを特徴とするものである。
以下、本明細書では、符号と用語を次のように対応させる。
(A):香料収納部材、
(A′):消臭物質収納部材、
(B):匂いの分類表(匂いの分類手段)、および該匂いの分類表における匂いの項目に対応するあらかじめ設定した香料の種類、その発生量および該発生量の経時変化量に関する予め設定された香り情報を登録する、香り情報登録手段、
(C):匂いの分類表から所定の匂いの項目を選択し、所定の匂いの項目に対応する設定された香り情報を抽出する、香り情報選択抽出手段、
(D):匂い発生プログラムと香り情報により匂い発生の制御を行う、匂い発生制御手段(香料発生手段)、
(E):匂い発生制御手段の制御により香料収納部材の中から特定の香料収納部材を選択する、匂い選択手段、
(F):匂い選択手段に基づき特定の香料収納部材から匂いを発生させる、匂い発生手段、
(G):匂い発生プログラムを記憶する、匂い発生プログラム記憶手段、
(Q):消臭物質の分類表、および該消臭物質の分類表における消臭物質の項目に対応するあらかじめ設定した消臭物質の種類、その発生量および該発生量の経時変化量に関する予め設定された消臭情報を登録する、消臭情報登録手段、
(R):消臭物質の分類表から所定の消臭項目を選択し、所定の消臭項目に対応する設定された消臭情報を抽出する、消臭情報抽出手段、
(S):消臭物質発生プログラムと消臭情報により消臭物質発生の制御を行う、消臭物質発生制御手段、
(T):消臭物質発生制御手段の制御により消臭物質収納部材の中から特定の消臭物質収納部材を選択する、消臭物質選択手段、
(U):消臭物質選択手段に基づき特定の消臭物質収納部材から消臭物質を発生させる、消臭物質発生手段、そして
(V):消臭物質発生プログラムを記憶する、消臭物質発生プログラム記憶手段。
【発明の実施の形態】
(発明を実施するための最良の形態)
図1は本発明の実施形態をモデル的に示すハードウエア構成図であって、香りを発生する匂い成分と消臭剤の臭いとを、それぞれ単独にあるいは混合して発生するための装置の概略構成を示している。主制御部1は、システム全体を制御するものであって、各種プログラムを格納する記憶手段2と、入出力制御部3に接続されている。記憶手段2には、香り制御プログラムが記憶されまた、香りデータ9が記憶されていて、これら記憶されているデータは主制御部1のプログラムにより適宜、呼び出されて使用される。
入出力制御部3には、入力手段4、画像表示手段5、出力手段6、通信手段7が、それぞれ接続されている。入力手段4は、香りや消臭剤の選択して発生させるためのもので、キーボードやマウス等が使用される。画像表示手段5は、香りや消臭剤の発生データ、香りの発生と共に表示される画面(映画その他の画像)を表示し、また、これらを合成するための制御に使用される。
出力手段6は各種の香りや消臭剤を発生させるための信号を出力するもので、匂いを発生するための制御部10に接続されている。制御部10には、入出力制御部16とそれに接続される出力手段17、記憶メモリ18が接続されており、後述する匂い発生器の制御を行うものである。
また、出力手段6を介して入出力制御部3に接続される通信手段7は、インターネットや携帯電話を利用して匂いの情報を信号を送受信する場合の、外部通信機器への接続手段である。
本発明において、前記(A)の香料収納部材(例えば、図1の11)としては、香料収納容器を用いることができる。前記香料収納容器は、密閉可能なものであれば特に制限はないが、取り替え可能なカートリッジとすることが、補充、交換などの便から好ましいことである。また、各カートリッジは、番号制および/または異なった形状物の形で管理し、各香料相互の誤認、混同などのエラーが発生しないようにすることが好ましい。1つの香料収納容器には、液状の香料化合物や揮発性溶剤に溶かした単一の香料化合物を入れることもできるが、複数の香料化合物をブレンドした香料組成物を入れることもできる。ブレンドした香料組成物としては、たとえば、海や磯の香りあるいは森の香りなどでもよい。香料収納容器に入れる香料は液状、ペースト状、固体状、粉末状など任意であるし、香料成分を繊維状物質などの固体に含浸または吸着させた形でもよい。また香料収納容器として固体金属そのものを用いてもよい。これを加熱することにより、金属が焼けた匂いを発生させることができる。
このように香料は、匂い発生源であるから従来の香料という概念にとらわれるものではなく、匂いを発生しうるものすべてを対象とすることができる。香料収納容器の数は装置全体の大きさによって当然制約をうけるので、その制約の範囲内で最も有効な匂いを発生できるよう、それぞれの香料収納容器に充填する香料化合物や香料組成物を選択することが好ましい。香料収納容器は通常特定の香料をたとえばそれぞれのカプセルに入れて、10本あるいは数10本をセットにした形で使用するが、場合によってはユーザーの好みを活かすため、空のカプセルを任意数加えたセットにすることもできる。これにより、ユーザーは好みの香料を追加して匂いの合成をすることができる。この場合には追加した香料の取り扱いについてのソフトを追加する必要がある。
前記(A′)の消臭物質収納部材(例えば、図1の12)としては、消臭物質収納容器であることができ、基本的条件はほぼ香料収納容器の場合と同様である。
前記(F)の匂い発生手段や前記(U)の消臭物質発生手段は、特に制限はないが、前記香料収納部材や前記消臭物質収納部材に対して超音波振動、加熱、加圧、風などの手段を単独であるいは併用して加えることのできる器具であることができ、これにより香料収納部材や消臭物質収納部材に収納されている香料や消臭物質を外部に放出することができる。たとえば、その具体的手段の1例である超音波振動子は、電圧や周波数を変化させて、時間に対応して超音波が香料や消臭物質を刺激し霧状にして外部に放出する機能を発揮する。他の例としては、たとえば香料収納部材や消臭物質収納部材の周辺に加熱器具などを装着することもできる。この場合の加熱器具としては、たとえば熱応答性に優れたセラミックス材料を使用するなど、熱量の発生を瞬時に伝達できるものが好ましい。また、圧力を利用する例としては、高周波振動モータなどで圧力弁を上下に動かし、開閉口から外部に匂いを発生させることもできる。香料収納部材や消臭物質収納部材には当然ながら香料や消臭物質を必要なときだけ外部に放出し、事後の混入を防ぐための開閉機能を付設したものであり、たとえば、電気開閉弁を利用すれば、それに電気信号を与えて開閉の作動をさせることができる。また圧力開放機能を生かすタイプであれば、ゴム製の弁を利用することもできる。
香料収納部材や消臭物質収納部材に対しては、別途匂い発生手段や消臭物質発生手段を設けることができるが、場合によっては、香料収納部材と匂い発生手段を一体化したり、消臭物質収納部材と消臭物質発生手段を一体化することもできる。
このように収納部材と発生手段を一体化あるいは準一体化する場合には、収納部材が容器では不便である。そこで、このような場合には、香料収納部材や消臭物質収納部材となる材料として、金属、セラミックス、プラスチックス、植物系材料などからなる多孔体を用いることができる。なお、この種多孔体は一体化型でないケースでも充分使用できる。
このような多孔体に香料や消臭物質を塗布および/または含浸させておき、何らかの信号を与えて、この多孔体に回転、振動、熱あるいは風圧のような圧力等を加えることにより、香料や消臭物質を外部に放出させることができる。
収納部材と発生手段を一体化した典型的なケースとしては、前記多孔体を用いて送風器の送風用回転体を作れば、回転体が回転することにより、回転体に塗布および/または含浸されていた香料や消臭物質を放出させることができる。
多孔体によって送風用回転体をつくれば、収納部材と発生手段が完全な一体型になるが、送風用回転体の前および/または後に多孔体を配置した準一体型とすることもできる。図10の(a)〜(c)にその具体例を示す。
図10の(a)と(b)は香料あるいは消臭物質を塗布および/または含浸した多孔質収納部材25に、ファン(羽根27)により風を吹きつけるタイプであり、図10の(c)は、送風器のモーター29と回転体(羽根27)の間に、香料あるいは消臭物質を塗布および/または含浸した多孔質収納部材25を配置したタイプである。具体的には、電磁波検知用アンテナ40から電磁波を受けると、トランジスター回路41が作動し、電源42から電気をモーター41に供給する。すると羽根27が回転し、多孔質収納部材25から香料および/または消臭物質を発生させる。前記多孔質収納部材25は空気の通り道を保持する形状であってもよい。
香料あるいは消臭物質を塗布および/または含浸した収納部材、あるいはそれと他の材料との積層体の上下に発生信号に応じた電力を供給することにより、収納部材または収納部材を含む積層体を振動、加熱または摩擦することにより、収納部材から香料や消臭物質を発生させることができる。この具体例を図11の(a)〜(c)に示す。図11の(a)は導電性多孔質収納部材45に香料または消臭物質を含浸しておき、導電性多孔質収納部材45に電流を流して加熱し、香料または消臭物質を揮発させるタイプであり、図11の(b)は非導電性多孔質収納部材46と導電性多孔質収納部材45との積層体を用い、電源47から電流を流し、図11の(a)と同様に導電体の方を発熱させるタイプであり、図11の(c)は、多孔質収納部材26と摩擦部材26の摩擦により、多孔質収納部材26中の香料または消臭物質を揮発させるタイプである。
図4の(a)の場合は、Aの香りを発生させ、ついでAの香りが発生している間にさらにBの香りを発生させ、その途中でAの香りの発生を中止し、ついでBの香りが発生している間にさらにCの香りを発生させ、途中でBの香りの発生を中止し、ついで一呼吸後にCの香りの発生を中止する。しばらく休止後に、前記サイクルを繰り返す基本パターンである。この場合、休止中に消臭物質を発生させてもよい。これにより、今までの匂いを完全に消して、つぎのサイクルに入ることができる。
図4の(b)の場合は、図4の(a)のパターンに重ねてつねに一定量の消臭物質を発生しける方法を示す。この方法は、例えば図10の(a)または(b)において、ファンを多孔質収納部材にて作成するか、ファンに多孔質部材を貼り付け、これに消臭物質を含浸し、一方多孔質収納部材2には香料を含浸させておき、ファンを回転させると、匂い成分と消臭物質成分が同時に外部に排出される。これにより匂いが嗅覚に認識された後にその匂いが消臭され、経時的に匂い発生システムにおける応答性を高める。さらに外部に漂ういろいろな匂いを弱める働きをも消臭物質がはたすため、排出された匂いが目的どおり人間の嗅覚に感じさせることをサポートすることができる。
また、図12の(a)および(b)は、ファンのかわりに形状記憶合金を利用する方法を示すものである。これらは、熱を加えたり、電流を流すなどすると形状が変化し、熱や電流を断つと元の形状に変化する性質をもつ形状記憶合金を利用し、熱や電流を断続的に加えることにより、形状記憶合金をくの字状に曲げたり、直線状にしたりさせ(図12(a)(b)の縦横の矢印は、形状記憶合金の運動を示す)、これに伴って図12の(a)の場合は、香料または消臭物質を含浸した多孔質回転板を回転させることにより発匂させ、図12の(b)の場合円板に取り付けた多孔質羽根を振動させ、これにより多孔質羽根に含浸されている香料または消臭物質を揮発させるものである。
前記(D)の匂いの発生制御手段は、匂いの分類表(香りの分類表)に基づく所定の匂いの指示に対応した必要な香料の選択、その発生量の選択およびその発生量を時間の経過とともに変化させる条件の選択を行い、必要に応じて、この選択条件による匂いを発生させ、その結果に基づいて前記各選択条件を修正するシミュレーション(作業)を行う。このシミュレーションは匂いを発生させるだけの条件で行っても良いが、映像および/または音声(音楽も含む)との組み合せでシミュレーションを行うことができる。キーボードやマウスなどの入力手段を通して、その設定条件を記憶する香り情報登録手段(B)に基づく香り情報選択抽出手段(C)と実行行為である編集作業(保存データの抽出、計算など)が実施された結果として、匂いの発生制御の命令(コマンド)が実行される。
前記(S)の消臭物質発生制御手段は、消臭物質の分類表に基づく所定の消臭物質の指示に対応した必要な消臭物質の選択、その発生量の選択およびその発生量を時間の経過とともに変化させる条件の選択を行い、匂い発生の選択条件と消臭物質発生の選択条件の組合せにより香料と消臭物質とを発生させ、その結果に基づいて前記各選択条件を修正するシミュレーションを行うこともできる。このシミュレーションは香料発生と消臭物質発生との組合せだけでもよいが映像および/または音声(音楽も含む)との組合せでシミュレーションを行うこともできる。キーボードやマウスなどの入力手段を通して、その設定条件を記憶する消臭情報手段(Q)に基づく消臭情報選択抽出手段(R)と編集作業が実施された結果として、消臭物質発生制御の命令(コマンド)が実行される。
このようにして設定された匂い発生制御手段は、しかるべき記憶手段に記憶される。この香り情報登録手段(B)に基づく編集作業(保存データの抽出、計算など)が実施された結果として、匂い発生プログラムと結びついて匂いの発生制御の命令(コマンド)が実行されると、コンピュータの主制御部に収納されているトランジスター集積回路などを通じて、たとえば周波数やデジタル信号の増幅量を電圧の大小に置きかえるなどの手段により、あるいはトランジスター集積回路の電気信号に基づき複数の電流を送り出す回路と結びつけてA電圧、B電圧〜N電圧を切換えて発生、伝達する、いわばスイッチング手段により、前記匂い発生手段を制御する手段が匂い発生制御手段である。これらの手段により、前記匂い発生手段における超音波発生器具の振動数を増減させたり、加熱器具の熱量を増減させたり、加圧器具の加圧程度を増減させたりすることができる。これらの手段は単独でもあるいは併用してもよい。併用する場合にはそれぞれの器具を決められた基準で同時に作動させるための分岐回路を設ける必要がある。前記の各種信号が送られなければ、匂い発生手段の作動は停止することになる。
また、設定された消臭物質発生制御手段は、しかるべき記憶手段に記憶される。この消臭情報登録手段(Q)に基づく編集作業(保存データの抽出、計算など)が実施された結果として、消臭物質発生プログラムと結びついて消臭物質発生制御の命令(コマンド)が実行されると、コンピュータの主制御部に収納されているトランジスター集積回路などを通じて、たとえば周波数やデジタル信号の増幅量を電圧の大小に置きかえるなどの手段により、あるいはトランジスター集積回路の電気信号に基づき複数の電流を送り出す回路と結びつけてA電圧、B電圧〜N電圧を切換えて発生、伝達する、いわばスイッチング手段により、前記消臭物質発生手段を制御する手段が消臭物質制御手段である。これらの手段により、前記消臭物質発生手段における超音波発生器具の振動数を増減させたり、加熱器具の熱量を増減させたり、加圧器具の加圧程度を増減させたりすることができる。これらの手段は単独でもあるいは併用してもよい。併用する場合にはそれぞれの器具を決められた基準で同時に作動させるための分岐回路を設ける必要がある。前記の各種信号が送られなければ、消臭物質発生手段の作動は停止することになる。
また、前記匂い発生手段(F)、匂い選択手段(E)、匂い発生制御手段(D)に実行命令が伝達されることにより放出された匂いを、特定の方向に送り出すための送風機具を付設することができる。この送風機具は特定方向に匂いを送り出すとともに、前記記憶手段に基づく編集作業(保存データの抽出、計算など)が実施された結果として、匂いの発生量制御の命令(コマンド)が実行されると、周波数やデジタル信号の増幅量を電圧の大小に置きかえたり、またはトランジスター集積回路の電気信号に基づき複数の電流を送り出す回路と結びつけてa電圧、b電圧〜n電圧を切換えて発生、伝達したりする機能と連結して、送風機具のモータ回転数を増減または停止することもでき、これにより風量利用を無段階に変化させることができ、匂いが遠くから近づいてきたり、近くから遠ざかってゆくような匂いの遠近感を出すことが可能となる。匂いの放出口は1つでも複数でもよく、またその位置は固定した状態でもよいし、移動自在としてもよい。
また、前記消臭物質発生手段(U)、消臭物質選択手段(T)、消臭物質発生制御手段(S)に実行命令が伝達されることにより放出された消臭物質を、特定の方向に送り出すための送風機具を付設することができる。この送風機具は特定方向に匂いを送り出すとともに、前記記憶手段に基づく編集作業(保存データの抽出、計算など)が実施された結果として、消臭物質の発生量制御の命令(コマンド)が実行されると、周波数やデジタル信号の増幅量を電圧の大小に置きかえたり、またはトランジスター集積回路の電気信号に基づき複数の電流を送り出す回路と結びつけてa電圧、b電圧〜n電圧を切換えて発生、伝達したりする機能と連結して、送風機具のモータ回転数を増減または停止することもできる。消臭物質の放出口は1つでも複数でもよく、またその位置は固定した状態でもよいし、移動自在としてもよい。
無数に存在する匂いの種類を制御するためには、香り情報選択抽出手段(C)利用し、第一に匂いの分類表(香り分類表)を予め決めて置き、これに基づき各香料収納部材A、B、C〜Nのうちからどの香料をどれだけ放出させると、どのような匂いになるかを記憶手段たとえばハードディスクやサーバーに記憶しておくことが必要であり、これが(B)の香り情報登録手段に相当する。分類表は、(1)いきなり10〜50種の具体的な香りを指定できる唯一のものでもよいが、(2)上位概念の分類表とそれを下位概念に展開した下位概念分類表という関係の複数の分類表(ツリー構造の分類表)を作成し、映像や音楽のイメージに自分なりに一層マッチした匂いを求めることを可能にすることができる。
無数に存在する匂いの種類を制御するためには、前述の手段に加えて消臭情報選択抽出手段(R)を利用し、消臭物質の分類表を予め決めて置き、これに基づき各消臭物質収納部材A、B、C〜Nのうちからどの香料をどれだけ放出させると、どのような匂いになるかを記憶手段、たとえばハードディスクやサーバーに記憶しておくことが必要であり、これが(Q)の消臭情報登録手段に相当する。分類表は、(1)いきなり特定の消臭物質を指定できる唯一のものでもよいが、(2)上位概念の分類表とそれを下位概念に展開した下位概念分類表という関係の複数の分類表(ツリー構造の分類表)を作成し、映像や音楽のイメージに自分なりに一層マッチした消臭効果を求めることを可能にすることができる。
上位概念、下位概念を用いた複数の分類表としては、極めて上位の概念的基本分類(たとえば、分類項目として、人間関係、自然関係、環境関係、文化関係などが例示できる)、これらのそれぞれの分類項目の下位概念に当る展開分類(たとえば、人間関係の項目の下位概念として、男女関係、友人関係、家族関係などの分類項目が挙げられる)、さらにこれらのそれぞれの下位概念に当る展開分類(たとえば、男女関係の項目の下位概念として恋人、純愛、失恋、夫婦などの分類項目が挙げられる)、場合によっては「純愛」といわれても対応する匂りが発想できない人のためにさらにその下位展開分類として、具体的な香りを、イ、ロ、ハ、ニ、・・・・・の項目として設けることもできる。
また、初歩者のために、具体的な香りのみを指示できる分類表を用いることもできる。このような匂いの分類表としては、たとえば、(イ)大分類項目としての自然の香り(具体的には、バラ、草原、森林、海、海岸、風、動物、鉱物などの項目に対応する雰囲気を与える香り)、(ロ)大分類項目としての都会の香り(具体的には、街路樹、ビル、オフィス、アスファルト、道路、排気ガス、人の群れ、自動車、電車などの項目に対応する雰囲気を与える香り)、(ハ)大分類項目としての抽象的な香り(具体的には、愛情、歓び、健康、恋愛、純潔、感激、ストレス、新鮮さ、不安、不幸などの項目に対応する雰囲気を与える香り)などの大分類と括弧内の小分類などを挙げることができる。このような分類に従って、コンピュータ使用者(匂いを作り出そうとする者)は、匂いの分類表および該匂い分類表における匂いの項目に対応する予め設定した香料の種類、その発生量、および該発生量の経時変化量に関する予め設定された香り情報、およびその後に変更した香り情報(シミュレーション)を登録するための香り情報登録手段(B)が必要であり、これらのデータをしかるべき記憶手段により記憶させ、このようにして得られた香り情報選択抽出手段(C)に相当するデザインソフトを利用し、自分の意図している匂いを発生させることができる。
前記香りの発生源は、香料が中心であるが、これに限るものではない。にはトイレットの臭いに近いと言われているメチルメルカプタンあるいはカレー粉、自動車の排気ガスなども香源として使用することができる。
1つの香料収納部材から放出する匂いの量は、たとえば10段階に分けて数値化し、この数値化したデータは、香料放出をコントロールするための前記(D)匂い発生制御手段の記憶手段であるメモリにプログラミングされ、一旦記憶される。これが前記(G)の匂い発生プログラム記憶手段である。この記憶手段を利用し、データを10段階のうち、たとえば5に指定すると、この与えられた値が一旦コンピュータ内部の記憶保持装置(たとえばハードディスク)や外部に接続されている記憶保持装置(たとえばハードディスク、サーバー、MO、CDなど)に保存される。また一時的にコンピュータ内のメモリに保存される。つぎに、コンピュータに前記(E)匂い選択手段と前記(F)匂い発生手段と(D)匂い発生制御手段を機能させ前記5の値を伝達する。この伝達のためには、コンピュータが外部機器を起動させるためのドライバーソフトと同じような外部伝達ソフトを使用する。
1つの消臭物質収納部材から放出する消臭物質の量は、たとえば10段階に分けて数値化し、この数値化したデータは、消臭物質放出をコントロールするための前記(S)の消臭物質の記憶手段であるメモリにプログラミングされ、一旦記憶される。これが前記(V)の消臭物質発生プログラム記憶手段である。この記憶手段を利用し、データを10段階のうち、たとえば5に指定すると、この与えられたが一旦コンピュータ内部の記憶保持装置(たとえばハードディスク)や外部に接続されている記憶保持装置(たとえばハードディスク、サーバー、MO、CDなど)に保存される。また一時的にコンピュータ内のメモリに保存される。つぎに、コンピュータに前記(T)消臭物質選択手段と前記(U)消臭物質発生手段と(S)消臭物質発生制御手段を機能させ、前記5の値を伝達する。この伝達のためには、コンピュータが外部機器を起動させるためのドライバーソフトと同じような外部伝達ソフトを使用する。
前記コンピュタソフトによる匂いのシミュレーションを実施して期待する匂いに近づけるためには、大分類としての検索画面を用意することができる。たとえば花の香り、海の香り、森の香りなどの概念を選択、検索することにより、前記(B)香り情報登録手段により予めデータとして蓄積されている香りのデータ(たとえば花の香りは、Aの香り10レベルとCの香り3レベルを混合するといったようなデータ)を、図2(図2のフローチャートである図5も参照のこと)に示すとおり、平行に配列されたAの香り、Bの香り、Cの香り、Dの香り〜Nの香りの波形やバーコード(表示画面に示されている)として表示させてマウスやキーボードを利用して変化させ、匂い発生装置から発生する匂いを知覚しながら、匂いの修正作業をすることができる。これを可能にするのが、前記(C)香り情報選択抽出手段である。また、他の例としては、あらかじめ多数の見本を準備し、簡単に結果が導き出せる簡易シミュレーションを用意することもできる。この作業は、経時的に変化する匂いをデジタル信号として修正するものであり、データとして任意の記憶保持装置に保存することができる。
前記コンピュータソフトによる消臭物質のシミュレーションを実施して、期待する匂いや消臭条件に近づけるためには、大分類としての検索画面を用意することができる。たとえば花の香り、海の香り、森の香りなどの概念を選択、検索することにより、前記(B)香り情報登録手段と前記(Q)消臭情報登録手段により、予めデータとして蓄積されている香りのデータ(たとえば、花の香りは、Aの香り10レベルとCの香り3レベルを混合するといったようなデータ)と消臭データを、図2(図2のフローチャートである図5も参照のこと)に示すように、平行に配列されたAの香り、Bの香り、Cの香り、Dの香り〜Nの香りの波形やバーコード(表示画面に示されている)および消臭物質の種類や量をマウスやキーボードを利用して変化させ、匂い発生装置から発生する匂いを知覚しながら、匂いの修正作業をすることができる。これを可能にするのが、前記(C)香り情報選択抽出手段と、前記(R)消臭情報選択抽出手段である。また、他の例としては、あらかじめ多数の見本を準備し、簡単に結果が導き出せる簡易シミュレーションを用意することもできる。この作業は経時的に変化する匂いをデジタル信号として修正するものであり、データとして任意の記憶保持装置に保存することができる。
たとえば、図4には横軸の各ブロック毎に各香料収納部材から排出されてくる多数の香り(図4では3つの各香料収納部材から出てくる3種類の香り)があり、横軸全体としては時間の経過を示し、縦軸にその排出量、いいかえれば匂いの強さを示している。そこで、これらの匂いのミキシング作業は、バーコードあるいは波形振動を形成するデジタル信号としてコントロールされる。すなわち、匂いのミキシング作業を、香料収納部材の1つ1つに基づき操作することになる。ミキシングは、操作画面にミキシングキーボードが表示される。ミキシングをサポートするために、入力システム画面とは別に外部にミキシング操作装置をサポートすることもできる。ミキシング操作は、主としてマウスで各パーツに区切られたレベル変更ボタンを上下に変更したり、あるいはマウスやキーボードを利用して画面上の値入力ボタン(例えば、高いとか低いとかを表現できるボタン)を押したり、数値を入力したりすることにより、レベルの強弱を変更することができる。一種類の香料収納部材に含まれている香料は、その排出量によってのみ自らを表現できる。この強弱が数十種類の香料収納部材を多様に操作し、コンピュータ外部の匂い発生器から発生する匂いの経時的変化を創作者の好みで多様に変化させ、香り情報選択抽出手段(C)に保存することができる。
匂いの合成作業(ミキシング)において、消臭物質を用いる方法には、次のようなものがある。たとえば、図4には横軸の各ブロックに、各香料収納部材から排出されてくる多数の香り(図4では3つの各香料収納部材から出てくる3種類の香り)があり、横軸全体としては時間の経過を示し、縦軸にその排出量いいかえれば匂いの強さを示している。そこで、これらの匂いのミキシング作業は、バーコードあるいは波形振動を形成するデジタル信号としてコントロールされる。すなわち、匂いのミキシング作業を、香料収納部材と、消臭物質収納部材のそれぞれの1つ1つに基づき操作することになる。ミキシングは、操作画面にミキシングキーボードが表示される。ミキシングをサポートするために、入力システム画面とは別に外部にミキシング操作装置をサポートすることもできる。ミキシング操作は、主としてマウスで各パーツに区切られたレベル変更ボタンを上下に変更したり、あるいはマウスやキーボードを利用して、画面上の値入力ボタン(例えば、高いとか低いとかを表現できるボタン)を押したり、数値を入力したりすることにより、レベルの強弱を変更することができる。一種類の香料収納部材に含まれている香料あるいは消臭物質収納部材に含まれる消臭物質は、その排出量によってのみ自らを表現できる。この強弱が数十種類の香料収納部材と消臭物質収納部材を多様に操作し、コンピュータ外部の匂い発生器から発生する匂いの経時的変化を創作者の好みで多様に変化させ、香り情報選択抽出手段(C)および消臭情報選択抽出手段(R)に保存することができる。
メデイアとしての映像は、1枚の固定した画像が変化していく様子を連続して写し出すことにより、時間の経過とともにあたかも画面の対象物が動いているように感ずるものであり、音楽も時間の経過と共に音源が変化しているのを聞き取るものであるから、映像や音楽と一体となって香りが表現されるためには、時間の経過に合わせて、発生する匂いや消臭物質の種類と強弱を制御することが好ましい。
本発明によれば、連続的あるいは不連続的に変化する匂いの発生に対して、匂いが残留し、新しく発生した匂いと残留した匂いとが混じり合うと、目的とする匂いが得られない場合が生ずる。このような場合こそ、消臭物質を消臭物質収納部材から放出させて残留した匂いを除去した後、新しい匂いを放出することが好ましい。さらに図4の(イ)に示すように、波形やバーの間を適宜な間隔を空ける、すなわち「空き」をつくることにより、香りの初期値と終値の混合をできるだけ避け、目的とする匂いに、できるだけ近づけることができる。また図4の(ロ)に示すように常時継続して消臭物質を発生させることもできる。このように常時消臭物質を排出すると、
(1)空間に存在する疎外要因及び疎外臭を予め除去できれば、発生させた匂いをより鮮明に感じることができる。
(2)匂いの成分と消臭物質が共存した場合、匂いを臭覚によって認識したあとにその匂いが消臭・分解されれば、混合臭を排除し、匂いの変化をより鮮明に表現できる。
(3)常時消臭を実施すると、消臭剤の噴霧量が増大するのであり、断続的消臭剤排出効果により室内の匂いを消去・分解する能力が高まる。
本発明を実施するにあたっては、元になる匂いや消臭物質、言いかえれば1つ1つの香料収納部材に充填する香料をどのような香料にするか、また1つ1つの消臭物質収納部材に充填する消臭物質をどのような消臭物質にするかが、まず第一の問題である。そこで1つの簡便な手段としては、香水の分野で認められている数種の代表的な成分、たとえばフローラル系、オリエンタル系、ジフレ系、フゼア系などの基本的な香水をそれぞれの香料収納部材に充填することである。また、匂いの世界には、このような香水の世界とは全く離れた匂いの世界があるので、このような匂いも別途用意することが好ましい。このような匂いとしては、コーヒー、カレー、ラーメンといった食べ物の匂い、自動車の排気ガスの臭い、トイレの臭いなどである。したがって、このような匂いもそれぞれの香料収納部材に充填しておくことが好ましい。
このように、匂いの世界にはいろいろのニーズが存在しているので、匂いの分類表や消臭物質分類表もそれぞれ1つではなく、複数を用意することが好ましい。また、それに応じて香料収納部材に充填する香料や消臭物質収納部材に充填する消臭物質も変わってくるので、それぞれのニーズに合った香料収納部材の組み合わせや、消臭物質収納部材との組み合わせを考えることが好ましい。そのためいろいろなタイプの分類表、できるだけ多数種の香料収納部材、消臭物質収納部材およびそのためのいろいろなソフトなどをそれぞれ単独で、あるいはセットとして別途用意することが好ましい。この際、香料収納部材や消臭物質収納部材や対応するソフトは、特定の名称や番号で管理することができる。
インターネットや携帯電話を利用して信号を送受信する場合は、法律で決められた電話会社のケーブルや施設を使用することが義務付けられる。このような場合は、通信用の取り決めに併設して、独自の匂い専用送受信言語(プロトコル)を予め決めることができる。さらに、電話会社を利用した通信を行うために、前記香料収納部材や消臭物質収納部材およびソフトに対し、特定の名称や番号を付設することが好ましい。この場合は、香りの修正作業において自由に数値を決定する場合でも、例えばそのレベル(例えば濃度や経時変化のデータ)を10段階、匂いの組み合わせを予め認定した香料10種類として、各々1種類が単独でレベルに基づいて発香する条件や、その組み合わせを階乗した数値で予め設定されたアドレスに変換するプログラムソフトを付設することにより、自動的に通信用のアドレスに変換し、受信側が送信側と同一の匂いを感受することができる。
画像表示手段は、このシステムの内容を表示するためのものである。コンピュータに接続された液晶画面や、ブラウン管の画面に代表される表示装置により実行される。スタートボタンの表示によるシステムの起動、作業内容の選択、記憶情報の抽出、検索、結果の出力、保存、多メディアの情報配信などの表示を行うものである。現代のコンピュータによれば、マウスのポインタを活用することにより、一層複雑な作業を簡便に実行することができる。さらに、画像表示装置は、制作されたメディアの配信先においてテレビ画面などに置き換え、情報を伝達、表示すめことができる。
具体的に、映像や音楽にあわせて匂いを作る作業要領の一例を、図2、図3および図5を参照して説明する。ビデオカメラなどにより、画像と音楽のデータを組み込んでケーブルを通してコンピュータのメモリに記憶させ、またはハードディスクに保存する。コンピュータには、予め画像と音楽を同時に再生、処理できるムービーソフトをハードディスクに保存しておく。そこでまず、画像情報と音楽情報を自己のコンピュータ内のハードディスクに取り込み、画像処理画面を起動(スタート)させる。画像には、文字の挿入と他で作った別の画像やコンピューターグラフィックス画像を挿入する。つぎに、音楽処理画面を起動させる。ビデオカメラの音声では品質が悪いので、別の音楽プレーヤーでミキシングし、音質をクリアーにするなどし、さらに必要に応じて効果音も挿入して、前記ムービーンフトで一体化(合成)することもできる。この一連の映像と音楽よりなるムービー制作作業が終了したら、これをハードディスクに保存した後、匂いの制作作業に入る。
基本的には、図6に示すミキシング手順にしたがって本発明を実施することができる。
まず、図6の香り検索(ステップ30a)により、誰でも専門家が決めた香り分類表21のデータを抽出することができる。また、必要に応じて消臭物質の選択も消臭物質検索(ステップ30b)により、消臭物質分類表23のデータを抽出することによりできる。一旦、取り出した香りデータを、香り制御プログラム26(図9)で修正する。また必要に応じて消臭データを、消臭物質制御プログラム22(図9)で修正することもできる。あくまで第三者が決めた香りの基準であり、香りを作りだそうとする者は、自己の感性に添って修正する。続いて、映像や音声が一体化したムービーデータを、自己のコンピュータや香りソフト内および必要に応じて消臭ソフト21(図9)内に取り込む。香り制御プログラム26で作られた香りデータおよび必要に応じて消臭物質制御プログラム22で作られた消臭データを、ムービーデータと合成する(ステップ32)。この合成とは、ムービーデータと香りデータおよび必要に応じて消臭データを、同じテーブル(画面)に表示することである。
次に、ムービーデータを表示させ(ステップ35)、画像、音楽を再生(ステップ37)させる。この再生作業は、再生と停止の作業を繰り返す。続いて、香りデータおよび必要に応じて消臭データを表示さ(ステップ36a、36b′)、同時に香りのコントロール画面、すなわち香りデータ修正用シーケンサーおよび必要に応じて消臭データ修正用シーケンサーを、表示させる(ステップ37a、37b′)。この香りコントロール画面により、香りデータの修正および必要に応じて消臭データの修正を実施さ(ステップ37a)、(ステップ37b′)、画像や音楽の再生、停止の画面に対応して香りの経時変化に対応させる合成を実施する。香りコントロール(前記消臭データ修正用シーケンサー)は、この作業の中心的役割を担い、画像や音楽と香りおよび必要に応じて消臭物質を相互に動かし、ムービーデータに対する香りデータおよび、必要に応じてさらに消臭データを同期させて結合する役割を担う。匂いのシステムデザインソフトまたは消臭物質のシステムデザインソフトは、プログラムされた一連の香りをクリエイティブするためのソフト、またはプログラムされた一連の消臭物質を香りと組み合わせず、あるいは組み合わせて発生するためのソフトであり、これらのソフトは検索、合成、組替えなどの基礎作業はもとより、目的とする香りのターゲットを一層明確にするための操作をサポートする。このソフトは、CDなどの外部メディアよりインストールすることができるし、システム検索のための匂い発生制御プログラムと匂いの分類表のプログラム、および消臭物質発生制御プログラムと消臭物質分類表のプログラムデータに分割して記録することもできる。
一層具体的に説明すると、はじめに匂いのシステムデザインソフト、および必要に応じて消臭物質のシステムデザインソフトを起動(スタート)する。香りの検索画面および必要に応じて消臭物質の検索画面を起動し、匂いの分類表(例えば図7)および必要に応じて消臭物質分類表を利用して香りのおおよその方向性を導き出し、近似している項目を指示する。たとえば、クラシック音楽と恋人が語り合っている画面がムービーで作られていたとすれば、図7において、初めにスクリーン1で、大分類の人間関係という項目を指示し、ついでスクリーン2で、中分類の男女関係という項目を指示し、ついでスクリーン3で、小分類の恋人という項目を指示する。この時、コンピュータには、外部接続器として(A)複数の香料収納部材、(E)匂い発生手段、(F)匂い選択手段、(D)匂いの発生量制御手段、(A′)複数の消臭物質収納部材、(U)消臭物質発生手段、(T)消臭物質選択手段、(S)消臭物質発生量制御手段などを組み込んだ匂い発生器が接続されている。上記「恋人」という項目を指示することにより、表示されているミキシング画面(スクリーン4)によりイメージされる恋人の匂いを、香りデータ分類表および場合により消臭物質データ分類表に従って匂いを、また場合により消臭物質を発生させながら探し出す。
この時点で前記香り検索情報および場合により消臭物質検索情報と画像・音楽合成情報を一体化するために、画面の案内ボタンを指示して必要なムービー情報をデータ取込し、たとえば図3に示すような形で表示させる。この際、ムービーソフト香りソフトおよび消臭物質ソフトは同一のコンピュータ内に存在しており、香りソフトは、消臭物質ソフトとムービーソフトで作られた情報を自己のシステム内に取りこむことになる。したがって、この香りソフトは、多様なムービーソフトに対応したプログラムを実行できるように、組織することができる。すなわち、香りソフト自体に消臭物質ソフトとムービー機能とを含ませることもできるし、また市販のムービーソフトを、香りを創出することのできるコンピュータ内にインストールすることもできる。香り検索情報と、場合により消臭物質検索情報および画像・音楽情報がそろうと、つぎにこれらをまとめて目的の情報を創り出すシミュレーション作業に入る。
図3の第1段は画像の1コマ1コマであり、第2段はその画像に対応したいろいろの楽器や人の声などの音声が示されており、第3段は、対応する静止画像と音声のイメージに合わせて調合する匂いのためのスペースである。そして、その画像のコマ送り画面や連続して画像が動く動画の画面などの画像画面と、コンピュータに接続した音声発生装置により、音楽情報が流れるので、これらの情報と同時平行して香りデータが表示される。たとえば、恋人の匂い情報としての波形画面を用いて、この画像と音楽に最も合った匂いの処方を自分の目的に合わせて修正し決定し、これを記録する。この場合、匂いの情報は、複数の香料収納部材の種類、そこから排出される香料の量およびそれらの時間の経過による変化で表現されるため、特定の香料収納部材とその排出量および時間の関係を記憶させることが必要である。そこで、匂いの情報についても、音楽情報と同じように、時間の変化に対応して匂いをいろいろに変化させることが必要である。たとえば、風景や音楽が変化するにつれて、爽やかな匂いから甘い匂いに変化させるためには、ミキシング画面で手動的に変化を加えたり、消臭物質を併用したり、1フレーズのはじめにAの匂いがあれば、2フレーズのはじめにBの匂いを設定してコンピュータに計算させ、なめらかに匂いをAからBに変化させることができる。以上の結果を表示させ、その情報を一旦メモリに記憶させたり、ハードディスクに保存することができる。
図1でCPUと記憶手段が示されているが、外部から信号が入るとCPU1は、たとえば、CPU1内のメモリに保存された制御プログラムを起動させ、記憶手段2のハードディスクに収められた匂いの分類表や、その他の香り情報を引き出し、および場合により消臭物質分類表や消臭情報を引き出し、メモリに別々に保存された分析処理プログラムを起動させ、計算させ、結果を導き出す。この結果は、一つは入出力制御手段(入出力制御部3)を通じて画面に表示させるか、また、入出力制御手段を通じて、外部出力実行プログラムである匂い発生装置駆動用のドライバーソフトを実行させる。香りソフトおよび消臭物質ソフトは、市販のマイクロソフト(登録商標)社製の「ワード」などのソフトと同じく、パッケージで提供することができる。そこでこれを市販のコンピュータにインストールし、通常ハードディスクに保存る。香りソフトや消臭ソフトをコンピュータ内にインストールすると、(イ)香りシステムや消臭システムを制御するためのプログラムは記憶メモリなどに、(ロ)香りデータ(匂いの分類表や各種の香りデータ)と消臭データは記憶メモリとハードディスクなどに、それぞれ自動的に保存される。匂い発生装置は、ドライバーソフトの実行命令をCPU1が受け、あらかじめ実行手順を記憶したメモリから情報を引き出し、入出力制御部3を通じて出力手段である駆動部(振動子、開閉弁、送風機など)を操作することができる。
そこで、匂いを楽しむ側の人は、たとえば予め匂いの情報に加えて、必要に応じて画像や音(音楽を含む)の情報が入ったCD、MO、DVD、磁気テープなどのメディアを用意する。一方、本発明の匂い発生装置を、たとえばコンピュータを通してブラウン管のような適宜な表示装置や、音声発生装置に接続する。この場合,画像表示手段および/または音声発生手段に、CD、MO、DVD、磁気テープなどのメディアを取りこみ、再生する機能が付属していることが必要となる。同様に、提供される記憶メディア(CD、MO、DVD、磁気テープなど)により、楽しむ側の受取再生する機器が、使用可能な状態であることが必要である。画像表示手段や音声発生手段にCD、MO、DVD、磁気テープなどを取りこみ、香りデータのみの情報あるいは香りデータと消臭データの情報が挿入されていれば、匂い発生手段に、場合により消臭物質発生手段に情報が流れ、匂いが単独で発生する。あるいはCD、MO、DVD、磁気テープなどのメディアに画像、音声、匂いが情報として記憶されていれば、セットして装置を作動すれば、匂いと必要に応じて画像と音声を同時に楽しむことができる。
本発明の映像に関するデータ、音楽に関するデータ、匂いおよび匂いと消臭物質の組み合わせに関するデータは、3つのトラックにそれぞれを平行して入力することもできるし、1つのトラックに、映像に関するデータ、音楽に関するデータ、匂いおよび消臭物質に関するデータを断片的に交互に入力することもできる。前者の場合には、読み取り装置が3種類のデータをそれぞれ分けて読み取る能力が必要であり、後者の場合には、読み取り装置が異なる3種類のデータを分離再生する能力を必要とする。
本発明においては、香りおよび消臭物質がデータ化されているので、これをアナログ情報としても利用できるし、デジタル情報としても利用できる。デジタル情報は数値化した信号であり、画像、音楽情報の隙間を利用したり、並列に情報を挿入することにより、あたかも画像、音楽情報を移転させるかあるいは送信させる行為であるかのごとく使用することができる。信号化された情報は、記憶メディアであるハードディスク、CD、MO、DVD、磁気テープなどの固定器具に記憶させて外部に移転して、他のコンピュータやビデオ、映像機器、映像器具、音響器具などに記憶メディアを挿入し、匂い発生装置が装着可能であれば挿入して同じ香りを利用することができる。さらに、信号化された香り情報や消臭情報は、暗号化して圧縮し、モデムやターミナルアダプターなどを通じ電話回線でインターネットを利用しながら別の地点に送信し、あるいはプロバイダーのサーバーに記憶、保存させることができる。これにより、インターネットに接続されたコンピュータやテレビなどの媒体を通じ、ネットワークサーバーから香り情報や消臭情報を引き出して予めインストールされた専用の解凍・解読ソフトを用いて解凍・解読してから再生し、あるいは無線機器を利用して香り情報の入ったアナログ電波やデジタル信号を送信することにより、たとえば、その信号を香り再利用プログラムソフトがインプットされており、匂い発生装置が装着されている携帯電話やテレビ、ラジオで受信すると、受信側において同じ香りを利用することができる。
情報を送信または移転して別の機器や別の地点で再生するためには、番号で管理された同一の匂い発生装置や香料収納部材や、場合により消臭物質収納部材の存在が必要である。データの移転や送信には、画像や音楽と同様にミキシングされた情報としての香りが存在するが、情報としての香りや消臭物質は、香り情報単独でも消臭情報単独でも移転や送信が可能である。これらは、送信とともに受信の機能も同一の機器に存在させることができ、双方向通信に対応できる。双方向通信においては、相手先のコンピュータが匂いのプログラムソフトを持っていない場合に、そのプログラムをコンピュータ上で相手先に送付し、相手先はこのようにして受信したプログラムを利用して、前記(A)香料収納部材、(A′)消臭物質収納部材、(F)匂い発生手段及び(T)消臭物質選択手段さえ備えていれば所定の匂いを受信して発生させることができる。
本発明の匂い発生システムは、図9に示すように制御部Aと、匂い発生部Bに大別することができる。前者は、コンピュータの制御により所望の匂いに対応する香り情報を作成する部分であり、後者は前記香り情報を用いて目的とする匂いを発生させる部分である。制御部Aにおいては、CPUとシステム制御プログラム19の制御のもとに、香り制御プログラム26、消臭物質制御プログラム22ならびに香り分類表と香りデータ21および消臭物質分類表と消臭データ23よりなるシステムデザインソフトを操作する。すなわち、香り制御プログラム26と消臭物質制御プログラム22の起動により、香りの選択と消臭物質の選択とのミキシング操作を可能にする。香り分類表と香りデータ21および消臭物質分類表と消臭データ23を読み出して表示手段に表示し、入力手段の選択操作により香りデータおよび消臭データを抽出する。前記抽出された香りデータと消臭データを用いて、匂い発生部Bで後述するように匂いを発生させるが、この発生した匂いに修正を加えたいときは、前記香りデータおよび消臭データを修正し、修正された香りデータと消臭データを、変更前の香りデータと消臭データと共にシステム制御プログラム19にそれぞれ再登録する。
この過程は、表示手段による操作内メニューにしたがって順次操作することにより行われ、その結果、抽出(検索)または修正されたシミュレーション情報を含む匂い発生制御情報を、外部に印刷などの手段により送り出したり(出力手段6)、シミュレーションやミキシングの際におこる音楽情報などを外部に表現し(音声発生部24)、また他のメディアに情報を通信制御部により配信することができる。この情報は一旦メモリや外部記憶手段18に保存することができる。
つぎに匂い発生部Bは、制御部Aの入出力制御部を通じて送られた情報を、自己の入出力制御部16で受け取り、CPU10が、メモリに記憶されている匂い発生プログラム13を起動する。メモリの匂い発生プログラム13は、制御部Aの情報に対応する香りの組み合わせ、および必要に応じて用いる消臭物質とを組み合わせて、発生量、送風機の送風量に対応した信号を生成し、入出力制御部16より出力手段17を起動して、電気信号を匂い発生制御手段14に伝達する。匂い発生制御手段14は、伝達された信号を基に匂い発生手段15を起動する。なお、匂い発生制御手段14匂い発生手段15に替えて、制御部Aの香り制御プログラム26を利用することもできる。
使用態様例1
環境ビデオや環境音楽といわれるジャンルは、疲れた体を癒すものであり、これらに加えて匂い発生装置にアロマテラピーの要素となる素材を併用することにより、リラクゼーション効果を一層増大することができる。
使用態様例2
映画の画面に合致した匂いを発生させることにより、臨場感を大幅に拡大することができる。
使用態様例3
音楽のメロディーに合わせて、音楽家のイメージで作った香りソフトによる匂いを発生させれば、芸術性は大層高まる。これは室内においても、自動車内においても達成可能であり、精神のリラックスに大いに貢献できる。
使用態様例4
料理番組や、映画の場面でカレーライスを食べる場面に合わせてカレーの匂いを発生できれば、一層臨場感を増すことができる。
使用態様例5
相手側のテレビに香り発生手段を結合しておけば、テレビ電話を通じて香りデータを送信することにより、相手側に香りを送信することができる。
本発明の送受信に用いるアドレスは、通常数字および/またはアルファベットを使用することができる。例えば、香料の種類の特定、香料の組み合せ、それぞれの香料の使用量等のそれぞれに2〜4桁の数字を組み合わせ、また香料と消臭物質の組み合せ、それぞれの使用量、放出のタイミング、放出時間などを、一定のルールに基づいて数字やアルファベットを用いて表現することにより、送受信が簡単で誤りがない状態とすることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
実施例1
恋人同士が楽しく語らっている場面と、それにマッチした音楽が流れていることを想定し、これにあった匂いを発生させる一例について説明する。匂いは日常生活において不可欠のものであるが、好みの匂いを自分で調合するということはほとんど行われていないから、まったく何の手がかりもない条件から目的の香りを調合することは専門家以外ではまず無理と言うものである。そこで恋人のイメージに合った基本的な匂いの処方を専門家にあらかじめ作ってもらっておき、それを香りデータ分類表21にインプットしておく。
そこでコンピュータの香りソフトを立ち上げ、まず図7に示すように、スクリーン1で、大分類表中の人間関係の項目をクリックし、画面(スクリーン2)に中分類表を出し、スクリーン3で、中分類表中の男女関係の項目をクリックすることにより、画面に下位概念の小分類表を出す。この中分類表中の恋人の項目をクリックすると、恋人関連の香りデータ分類表が画面(スクリーン4)にあらわれる。
そこで恋人の項目をクリックすると、図8のスクリーン5に示す画面が表示される。Aは図1の香料収納容器Aに収納されている成分であり、Bは香料収納容器Bに収納されている成分であり、Xは図1に示されている送風機を駆動させることを意味しており、図8のスクリーン5に示すように、AとBに対応する20と5の数字は、A成分とB成分の香料の発生量を示す指標であり、Xの5という数字は送風機の風力の強さを示している。図1に示す匂い発生装置を駆動させて、前記処方の恋人のイメージの既製品の匂いを発生させ、その匂いを嗅ぐ。この匂いでよい場合は、図8のスクリーン8の映像、音声と、その匂いとの合成作業に入る。もし、恋人の項目の既製の匂いを修正したいときは、図8のスクリーン6のシミュレーション操作を行う。図8のスクリーン6では匂いを発生させながらA成分30、B成分7、X2という変更を行い、初期値を設定し、コンピュータに登録する。
つづいて、図8のスクリーン7の恋人が語り合う映像と音楽が合成されているムービーデータを、外部機器から自分が操作しているコンピュータに入力する。ただし、この入力作業は、この時点でなければならないわけではなく、この時点以前であれば可能である。つづいて映像と音楽を香りソフト内に取りこむ。
これによりスクリーン5の初期設定データまたは、スクリーン6の初期修正データを、スクリーン8の合成画面に表示する。この段階で映像と音楽の合成データと香り設定データが画面上で一体化する。スクリーン8の合成画面の段階では、上段が映像データのコマ送り画面であり、中段が音楽データのコマ送り画面であり、下段が香りデータのコマ送り画面である。ただし、映像と音楽のデータは、この段階では修正作業は終了したものとする。なお、このソフト上でも映像と音楽のデータを修正する能力を有する場合には修正も可能である。そこでムービーデータと香りデータを連動させ、かつ香りデータを、経時的に多様に変化させるためのミキシング作業を行う。
ミキシング作業に入る前の香りデータは、図8のスクリーン10に示すように、初期設定データ(A=30、B=7、X=2)のまま経時的に平衡になる。すなわち一度決めた香りが、同一レベルで継続して表現される。
つぎに、この画面を基に経時的に香りを変化させる作業となる。香りソフトには付属した図8の修正作業コントロール画面(スクリーン9)を利用し、第一に映像、音楽の経時変化を映し出し、その連続する変化を確認し、第二に、映像、音楽のスタート位置から映像、音楽の流れを一旦停止(固定)させ、第三に、停止した状態の映像、音楽表示データに対し、図8のスクリーン8における下段の香りデータを経時的に変化させる操作を行う。この操作は、映像、音楽の固定された経時変化表示画面に対応して、例えば左から右に定規の目盛りのように時間軸を設定し、その軸毎に数値を入力したり、マウスのポインタを利用して目盛りレベルゲージを上下に移動して香りの数値を変化させる。たとえば左から右に10秒後の位置にある香り数値をA=30、B=7、X=2であった初期値から、A=10、B=10、X=3に変化させ、つづいて20秒後の位置にある香り数値を、A=20、B=30、X=5と入力する。このような作業をつづけて、映像や音楽のデータと香りのデータをリンクさせながら、香りのデータを作成する。
このように映像や音楽と香りのデータをリンクさせるためには、映像や音楽の変化するタイミングに香りデータを同調させることが好ましい。また、この香りデータは、音楽データの波形処理と同質のものであり、音楽データと同期したタイミングで準備する。このような操作は、一画面上で操作するため、映像や音楽の表示画像は、画面に表示できる範囲をこえてつぎのフレーズに移る段階で、改めて停止(固定)、修正を繰り返し、最終の結果を得る(スクリーン11)。この最終の結果が確定した段階でスクリーン12のデータをハードディスク(13)などの記録メディアに保存する。
産業上の利用可能性
(1)本発明により、比較的簡単に素人でもいろいろの希望する匂いを発生させることができる。
(2)アロマテラピーによる治療手段を、一層簡便なものとすることができる。
(3)映像の世界や、音声の世界と一緒になった新しい芸術の世界、あるいは夢の世界を実現することができる。
(4)本発明の装置を双方が所有すれば、電気的信号に基づき、実行、作動するものであるから、通信により匂いの送信、受信が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の1実施態様の概略をモデル的に示すハードウエア構成図である。
【図2】第2図は、匂いのデータと画像データおよび音声データをミキシングするときの概念図である。
【図3】第3図は、第2図の「画像のコマ送り」、「音の波長」および「香りの波長」と表示している部分の拡大図である。
【図4】第4図は、第3図の「香りの波長」部分の拡大図である。
【図5】第5図は、第2図のフローチャートである。
【図6】第6図は、ミキシング手順を示すフローチャートである。
【図7】第7図は、表示画面における大分類表から恋人関係の香りデータを示す分類表に至る画面変化を示す。
【図8】第8図は、第7図の、恋人関係の香りデータ分類表の画面につづく、処理操作上の画面展開を示す。
【図9】第9図は、本発明の匂い発生システムの一例を示すフローシートである。
【図10】第10図は、送風用回転体の前または後に香料や消臭物質を塗布または含浸した収納部材を設けた具体例を(a)〜(c)に示す斜視図である。
【図11】第11図は、多孔質収納部材の加熱による香料または消臭物質の発生方法を(a)に示し、多孔質収納部材の振動による香料または消臭物質の発生方法を(b)に示し、多孔質収納部材の摩擦による香料または消臭物質の発生方法を(c)に示したものである。
【図12】第12図は、形状記憶合金を利用して多孔質収納部材を摩擦または振動させて香料または消臭物質を発生させる方法を(a)、(b)に示す。

Claims (19)

  1. 匂いを構成する香料の種類、この発生量及び該発生量の経時変化量を予め設定するための香り情報の入力手段(4)と、匂い発生プログラム(13)と、前記匂い発生プログラム(13)を記憶する記憶手段と、
    前記匂い発生プログラム(13)と前記香り情報により匂い発生の制御を行う匂い発生制御手段(14)と、
    前記匂い発生制御手段(14)の制御により香料収納部材(11)の中から特定の香料収納部材を選択する匂い選択手段と、前記匂い選択手段に基づいて特定の前記香料収納部材から匂いを発生させる匂い発生手段(15)を含み、
    それぞれの香り情報に相応する複数の小項目からなり、前記小項目は、香り、香りの発生量、香りの強さ、及び香りの発生量の経時変化量を含む香り情報からなる匂い分類表(21)が記憶される記憶手段と、
    前記匂い分類表(21)の香り情報を表示するように画像表示手段(5)と、
    前記匂い分類表(21)の香り情報を登録するように香り情報登録手段と、
    前記匂い分類表(21)から所定の匂い項目を選択し、この所定の匂い項目に相応して修正された香り情報を修正するように、香り情報選択修正手段とを備え、
    前記匂い発生制御手段(14)は、前記匂い発生手段(15)内の超音波発生器具の振動数、加熱器具の熱量、及び/又は加圧器具の加圧程度を増減させるように、デジタル信号の周波数により制御し、
    さらに、前記画像表示手段(5)は、香り情報と共に、画像及び音楽のデータを合成して表示する、
    コンピュータ制御により所望の匂いを発生させる匂い発生装置であって、
    前記匂いが、決められた画像及び/又は音と同調するように、前記香り情報を画面上で修正する修正作業コントローラ(9)が設けられ、
    それは、
    a)音楽と映像のデータを徐々に変化させて表示し、
    b)映像と音楽のスタート位置で映像と音楽のデータを一時的に停止し、
    c)停止して表示された映像と音楽のデータに対応して香りデータを修正し、
    d)修正した香り情報を記憶手段に記憶する
    ために使用され、
    前記画像表示手段(5)は、修正された香りデータと共に、画像と音楽のデータの合成画面を表示するように構成され、
    前記匂い発生手段(15)は、前記匂い分類表(21)の所定匂い項目又は前記修正された匂い項目に応じて、前記香り情報に基づく所望の匂いを発生させるように構成され、
    前記匂い発生手段(15)は、時間とともに、匂いの発生量を変化するように適応させ、
    前記匂いの発生量は、等しく目盛られた数値で表現されており、
    目盛は、それぞれ発生量と関係している
    ことを特徴とするコンピュータ制御により所望の匂いを発生させる匂い発生装置。
  2. 前記匂いを発生させる際に、継続して、または所定の間隔をおいて、消臭物質を放出させる消臭物質発生手段を付設したことを特徴とする請求項1に記載の匂い発生装置。
  3. 前記匂い発生手段(15)は、前記香料を有する多孔質収納部材がプロペラの形状をなし、かつ香料排出用モーター軸部の一部となって匂いを発生するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の匂い発生装置。
  4. 前記匂い発生手段(15)は、回転体に香料を塗布または含浸した収納部材を配設することによって匂いを発生するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の匂い発生装置。
  5. 前記匂い発生手段(15)は、前記香料を有する多孔質収納部材を加熱、振動、または摩擦させることによって匂いを発生するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の匂い発生装置。
  6. 前記匂い発生手段(15)は、前記香料を有する多孔質収納部材を、形状記憶合金からなる操作片により回転または振動させることによって匂いを発生するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の匂い発生装置。
  7. 前記匂い発生手段(15)は、前記香料を有する多孔質収納部材あるいは液体状又は気体状のものを収納する収納部材に圧力を加えて匂いを発生するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の匂い発生装置。
  8. 前記匂い発生手段(15)は、前記香料を有する液体状のものを収納する収納部材に超音波振動を加えて匂いを発生するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の匂い発生装置。
  9. 画像再生手段及び/または音声再生手段を付設したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の匂い発生装置。
  10. 通信手段を付設したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の匂い発生装置。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の匂い発生装置を使用する、コンピュータシステム、香料収納部材及び匂い発生手段を用いた匂い発生方法であって、
    (i)匂いを構成する香料の種類、該香料の発生量及び該発生量の経時変化量が予め設定された香り情報を、所定のイメージに対応させてメモリに記録し、
    (ii)前記コンピュータシステムを用いて、匂いとイメージを対応させた匂いの分類手段を画像として表示装置に表示させることによって、所望のイメージに対応する匂いを選択し、
    (iii)さらに、必要に応じて、前記香り情報を修正して、前記香り情報に基づいた匂いを前記匂い発生手段により前記香料収納部材から発生することを特徴とする匂い発生方法。
  12. 前記匂いを分類する分類手段は、前記映像が前記匂いに対応する分類表によるものであることを特徴とする請求項11に記載の匂い発生方法。
  13. 前記分類手段は、ツリー構造に基づいて、前記匂いに対して前記映像を対応させたことを特徴とする請求項11に記載の匂い発生方法。
  14. 前記匂いは、時間軸と発生量に対応する波形として前記画像表示装置に表示し、前記波形を修正することによって、前記匂いの発生タイミング、放出時間、そして放出量を制御して、前記匂いを発生することを特徴とする請求項12に記載の匂い発生方法。
  15. 前記匂いを発生させる際に、同時に及び/または所定の間隔をおいて消臭物質を放出させることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の匂い発生方法。
  16. 連続する映像及び/または音声に対応して、前記匂いを放出することを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載の匂い発生方法。
  17. 通信手段を付設したことを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の匂い発生方法。
  18. 前記香り情報にアドレスを付与して前記通信手段により送信し、受信側で前記アドレスに相当する匂いを発生することを特徴とする請求項17に記載の匂い発生方法。
  19. 前記香り情報を圧縮して前記通信手段により送信し、受信側で専用解凍・解読ソフトにより前記香り情報を解凍・解読して匂いを発生することを特徴とする請求項17または18に記載の匂い発生方法。

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