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JP5313752B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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JP5313752B2
JP5313752B2 JP2009099335A JP2009099335A JP5313752B2 JP 5313752 B2 JP5313752 B2 JP 5313752B2 JP 2009099335 A JP2009099335 A JP 2009099335A JP 2009099335 A JP2009099335 A JP 2009099335A JP 5313752 B2 JP5313752 B2 JP 5313752B2
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Description

本発明は、永久磁石をロータコアに収容してなる磁極部とロータコアの鉄心部とが周方向において交互に配置されるブラシレスモータに関するものである。
従来、ロータを構成するロータコアの軸方向に貫通する磁石収容部が周方向に複数形成され、その各磁石収容部にそれぞれ永久磁石が配設された所謂埋め込み磁石型のロータを備えたブラシレスモータが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1のロータはステータの径方向内側に配置されるものであり、このロータには、周方向に複数配置される永久磁石における径方向外側の磁極が同極(特許文献1ではS極)となるように配置されている。そして、このロータは、周方向における永久磁石間のロータコアの径方向外表面側の鉄心部が永久磁石の径方向外側の磁極(S極)と異なる磁極(N極)として働き、所謂コンシクエントポール構造を備えたロータとして構成されている。
特開2004−201406号公報
ところで、上記のようなブラシレスモータのロータにおいて、ロータコアに形成された各磁石収容部に永久磁石を挿入する際に、磁石収容部及び永久磁石は、挿入を容易とすべく磁石収容孔の寸法公差及び永久磁石の寸法公差を考慮して形成されている。そのため、永久磁石と磁石収容孔との間にはギャップ(空隙)ができやすく、永久磁石及び鉄心部を通過する磁束の方向である径方向のギャップによってパーミアンス(磁気抵抗の逆数)が減少してしまい、永久磁石にて発生する磁束を有効利用できていなかった。このため、出力性能の低下を招いており、これら問題の改善が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、出力性能を向上することができるブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ティースに巻線を巻回してなるステータと、前記各ティースに対向する複数の磁極部を有して回転可能に設けられるロータとを備え、前記ロータには、そのロータコアの周方向等間隔に複数形成される各磁石収容部に永久磁石の同極の磁極面が前記ティースと対向するように挿入配置されて前記各磁極部が形成され、前記各磁極部間には、該各磁極部の両端に磁気抵抗となる空隙を形成することにより前記各磁極部の磁束が径方向に通過する鉄心部が形成されたブラシレスモータであって、前記磁石収容部には、前記永久磁石の磁極面と前記磁石収容部とのギャップを埋めるべく磁性部材が挿入配置され、前記磁性部材は、渦電流を抑制すべく、前記永久磁石の幅方向及び軸方向に分割されたブロック状の複数の部材にて構成されたことをその要旨とする。
この発明では、磁石収容部には、永久磁石の磁極面と磁石収容部とのギャップを埋めるべく磁性部材が挿入配置されるため、磁石収容部と永久磁石とのギャップを磁性部材にて容易に狭めることができる。そして、磁性部材であるために、永久磁石の磁束を好適に通過させることができ、鉄心部側の磁束量が多くなりモータとしての出力性能を向上させることが可能となる。また、ギャップを磁性部材にて狭めることができるため、永久磁石のがたつきを抑えることが可能となる。
また、磁性部材は複数の部材にて構成されるため、渦電流の発生を容易に抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記磁性部材は、電磁鋼板からなることをその要旨とする。
このように強磁性体元素の内で透磁率の高い鉄であるとともに、ヒステリシス損及び渦電流損の和である所謂鉄損の少ない部材である電磁鋼板を磁性部材として利用することで、出力性能の向上に寄与することができる。
請求項3に記載の発明は、ティースに巻線を巻回してなるステータと、前記各ティースに対向する複数の磁極部を有して回転可能に設けられるロータとを備え、前記ロータには、そのロータコアの周方向等間隔に複数形成される各磁石収容部に永久磁石の同極の磁極面が前記ティースと対向するように挿入配置されて前記各磁極部が形成され、前記各磁極部間には、該各磁極部の両端に磁気抵抗となる空隙を形成することにより前記各磁極部の磁束が径方向に通過する鉄心部が形成されたブラシレスモータであって、前記磁石収容部には、前記永久磁石の磁極面と前記磁石収容部とのギャップを埋めるべく磁性部材が挿入配置され、前記磁性部材は、強磁性型の制振合金からなることをその要旨とする。
この発明では、磁石収容部には、永久磁石の磁極面と磁石収容部とのギャップを埋めるべく磁性部材が挿入配置されるため、磁石収容部と永久磁石とのギャップを磁性部材にて容易に狭めることができる。そして、磁性部材であるために、永久磁石の磁束を好適に通過させることができ、鉄心部側の磁束量が多くなりモータとしての出力性能を向上させることが可能となる。また、ギャップを磁性部材にて狭めることができるため、永久磁石のがたつきを抑えることが可能となる。また、磁性部材を強磁性型の制振合金から構成することで、ロータの回転に伴って発生し得る振動を抑制させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、前記磁性部材は、渦電流を抑制すべく、スリットを有した又は複数の部材にて構成されたことをその要旨とする。
この発明では、磁性部材にはスリットが形成、又は磁性部材は複数の部材にて構成されるため、渦電流の発生を容易に抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ロータは、前記ステータの径方向内側に配置されるものであり、前記磁性部材は、前記永久磁石の径方向内側の磁極面と当接するよう挿入配置されたことをその要旨とする。
この発明では、ロータは、ステータの径方向内側に配置される。そして、磁性部材は、永久磁石の径方向内側の磁極面と当接するよう挿入配置される。このような構成とすることで、鉄心部への磁束通路を良好としつつ、例えば永久磁石の径方向外側の磁極面と磁石収容部との径方向のギャップを僅かに残すことも可能となるため、径方向外側で発生し得る所謂渦電流の発生を抑えることができ、渦電流損による出力性能の劣化を抑えることができる。
求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記磁性部材は、該磁性部材における前記永久磁石側の表面が前記永久磁石の磁極面より大きい態様で構成されたことをその要旨とする。
この発明では、磁性部材は、その磁性部材における永久磁石側の表面が永久磁石の磁極面より大きい態様で構成される。このため、永久磁石及び磁性部材を磁石収容部に収容(配置)した際に、より確実に永久磁石の磁極面を磁性部材にて覆うことができるため、永久磁石から発生される磁束を鉄心部側へ好適に通過させることが可能となる。このため、よりモータとしての出力性能を向上させることが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、出力性能を向上することができるブラシレスモータを提供することができる。
本実施形態におけるモータの概略構成図。 同上における永久磁石及び磁性部材の配置について説明するための説明図。 本実施形態のモータと従来のモータとの比較を示したグラフ。 (a)(b)は、別例における永久磁石及び磁性部材の配置について説明するための説明図。 (a)(b)は、別例における永久磁石及び磁性部材の配置について説明するための説明図。 別例におけるロータの概略構成図。 別例におけるロータの概略構成図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のブラシレスモータの概略構成を示す。本実施形態のブラシレスモータ10は、円環部11から径方向内側に向って延設された複数のティース12に巻線13を巻回してなるステータ14と、ステータ14の径方向内側において回転可能に設けられたロータ15とを備えて構成されている。
ステータ14は、図示しないモータハウジング内に収容されるとともに、12本のティース12と、この各ティース12のそれぞれに巻回してなる巻線13とで構成されている。巻線13は、U・V・W相の三相で構成され、時計回りにU相、W相、V相の順でともに正巻きとなるように構成されている。そして、これら各ティース12に巻回された巻線13には三相(U・V・W相)の交流が通電されるようになっている。
ロータ15は、図示しない軸受にて回転可能に支持される回転軸20の径方向外側に、前記回転軸20と一体回転可能に固定されるロータコア21を備えている。
ロータコア21は、略円筒状をなし、ロータコア21の外周縁部には、前記ステータ14側の各ティース12と対向する複数の磁極部22が形成されている。
磁極部22は、図2に示すようにロータコア21の径方向外側に軸方向に沿って貫通する態様で形成された磁石収容部としての収容孔23に、永久磁石24及び複数(本実施形態では2つ)の磁性体としての電磁鋼板25,26が収容されて構成されている。即ち、本実施形態のブラシレスモータ10は、永久磁石埋込型のロータ15を有する所謂IPMモータとして構成されている。尚、収容孔23は、周方向に等間隔(90°間隔)となるように形成されている。
各永久磁石24は、各収容孔23内において、その径方向外側の面が同極(本実施形態ではS極)となるように配置されている。そして、これにより、本実施形態のロータ15には、同極性(S極)を有する4つの磁極部22が、その周方向に沿って等間隔(90°間隔)で形成されている。
前記収容孔23に挿入(収容)される複数の電磁鋼板25,26は、その一方の電磁鋼板25が永久磁石24の径方向内側の磁極面24a(N極側面)と面接触するように配置されるとともに、その他方の電磁鋼板26が前記永久磁石24と面接触される電磁鋼板25の径方向内側の板面25aと面接触するように配置されている。また、これら電磁鋼板25,26は、その幅方向長さ(図2において左右方向長さ)が前記永久磁石24の幅方向長さよりも長く、且つ収容孔23の幅方向長さよりも短くなるような大きさに設定されている。これにより、電磁鋼板25,26にて永久磁石24を容易に覆う事が可能となっている。
上記のように構成された磁極部22の周方向両端には、非対称形状の空隙30,31が形成されている。そして、これらの各空隙30,31が磁気抵抗となるため、各磁極部22間には、その周方向において各磁極部22とは磁気的に区画された鉄心部32が形成されている。
即ち、各磁極部22の磁束は、その周方向両端に形成された各空隙30,31を迂回するようにロータコア21の内部を経由して各鉄心部32に流入する。そして、その磁束が径方向外側に向って各鉄心部32を通過することにより、これら各鉄心部32に、隣接する磁極部22とは極性の異なる擬似的な磁極(本実施形態では径方向外側がN極の磁極)が形成されるようになっている。つまり、本実施形態のロータ15は、所謂コンクシエントポール型のロータとして構成されている。このため、永久磁石24の使用量を半分に削減することができる。尚、上記非対称形状の空隙30,31の内で、一方の空隙30を他方の空隙31よりも大きい形状となるように形成することで、一方向(図1において反時計回り)の回転に最適化した構成となっている。
上記のように構成されたブラシレスモータ10では、巻線13に三相交流を通電することでロータ15とともに回転軸20が回転されるようになっている。この時、上述したように収容孔23には永久磁石24及び磁性部材としての電磁鋼板25,26が挿入されている。このため、永久磁石24の径方向内側の磁極面24a及び収容孔23のギャップ(空隙)が電磁鋼板25,26にて狭められるため、径方向内側の磁極面24aから発生する磁束を鉄心部32側に好適に通過させることができる。
ここで、本発明者は本実施形態の有効性を示すべくシミュレーションを行った。尚、今回のシミュレーションは、永久磁石24の厚さ2.25mmで永久磁石24及び収容孔23の径方向のギャップが0.335mmである場合に厚さ約0.1mmの電磁鋼板25,26を2枚(厚さ計約0.2mm)を挿入配置条件としている。このような条件下でシミュレーションを行うと、ギャップ0.335mmを有する従来のブラシレスモータの誘起電圧量を100%とすると、本実施形態のブラシレスモータでは、約106.1%まで誘起電圧が増加した(図3参照)。つまり、電磁鋼板25,26を挿入することでパーミアンスが向上し、有効磁束が増加したため誘起電圧が増加したと言える。このため、本実施形態のように永久磁石24及び収容孔23との間に電磁鋼板25,26を挿入配置することで、有効磁束が増加してモータ10としての出力性能の向上を図ることできる。
また、電磁鋼板25,26の内の一方の電磁鋼板25を永久磁石24の径方向内側の磁極面24aと当接するよう挿入配置することで、例えば永久磁石24の径方向外側の磁極面24bと収容孔23との径方向のギャップを僅かに残すことも可能となるため、径方向外側で発生し得る所謂渦電流の発生を抑えることができ、渦電流損による出力性能の劣化を抑えることができる。また、永久磁石24と収容孔23との径方向のギャップを埋める磁性部材として、強磁性体元素の内で透磁率の高い鉄であるとともに、ヒステリシス損及び渦電流損の和である所謂鉄損の少ない部材である電磁鋼板25,26を利用することで、モータ10としての出力性能の向上に寄与することができる。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)磁石収容部としての収容孔23には、永久磁石24の磁極面24aと収容孔23との径方向のギャップを埋めるべく磁性部材としての電磁鋼板25,26が挿入配置されるため、収容孔23と永久磁石24との径方向のギャップを電磁鋼板25,26にて容易に狭めることができる。そして、電磁鋼板25,26は磁性部材であるために、永久磁石24の磁束を好適に通過させることができ、鉄心部32側の磁束量が多くなりモータ10としての出力性能を向上させることが可能となる。また、ギャップを電磁鋼板25,26にて狭めることができるため、永久磁石24の径方向のがたつきを抑えることが可能となる。
(2)ロータ15は、ステータ14の径方向内側に配置される。そして、電磁鋼板25は、永久磁石24の径方向内側の磁極面24aと当接するよう挿入配置される。このような構成とすることで、鉄心部32への磁束通路を良好としつつ、例えば永久磁石24の径方向外側の磁極面24aと収容孔23との径方向のギャップを僅かに残すことも可能となるため、径方向外側で発生し得る所謂渦電流の発生を抑えることができ、渦電流損によるモータ10の出力性能の劣化を抑えることができる。
(3)電磁鋼板25,26は、その電磁鋼板25,26における永久磁石24側の表面が永久磁石24の磁極面24aより大きい態様で構成される。このため、永久磁石24及び電磁鋼板25,26を収容孔23に収容(配置)した際に、より確実に永久磁石24の磁極面24aを電磁鋼板25,26にて覆うことができるため、永久磁石24から発生される磁束を鉄心部32側へ好適に通過させることが可能となる。このため、よりモータ10としての出力性能を向上させることが可能となる。
(4)強磁性体元素の内で透磁率の高い鉄であるとともに、ヒステリシス損及び渦電流損の和である所謂鉄損の少ない部材である電磁鋼板25,26を磁性部材として利用することで、モータ10としての出力性能の向上に寄与することができる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、磁性部材としての電磁鋼板25,26を2枚設ける構成としたが、1枚若しくは3枚以上であってもよい。要は、電磁鋼板にて永久磁石24と収容孔23との径方向のギャップを埋めるように構成すればよい。
・上記実施形態では、永久磁石24の径方向内側の磁極面(N極側の磁極面)24aと磁性部材としての電磁鋼板25とが当接するように構成したが、径方向外側の磁極面(S極側の磁極面)24bと磁性部材とが当接する構成であってもよい。また、複数の磁性部材にて永久磁石24を挟み込む態様で構成してもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、電磁鋼板25,26を収容孔23に挿入する際に圧入させることにより、磁極面24a及び収容孔23のギャップをより確実に埋めることができる。
・上記実施形態では、磁性部材としての電磁鋼板25,26を板状部材にて構成したが、複数の部材の集合によって磁性部材(電磁鋼板25,26)を構成してもよい。例えば、図4(a)(b)に示すように、永久磁石24の幅方向(図において左右方向)に分割された短冊状の磁性部材40,41を複数用いる構成を採用してもよい。更に、図5(a)(b)に示すように、永久磁石24の幅方向及び軸方向(紙面直交方向)に分割されたブロック状の磁性部材50を複数用いる構成を採用してもよい。このように、磁性部材を複数の部材にて構成することで、渦電流を抑えて渦電流損を抑制させることができる。
・上記実施形態では、特に言及していないが、磁性部材としての電磁鋼板25,26にスリットを形成してもよい。このような構成とすることで渦電流を抑えて渦電流損を抑制させることができる。
・上記実施形態では、各磁極部22は、平板状の永久磁石24を用いて形成されることとしたが、これに限らない。例えば、図6に示すように各磁極部60が、湾曲板状の永久磁石61により形成される構成に具体化してもよく、また、図7に示すように、平板状の永久磁石65をV字状に配置することによって各磁極部66を形成する構成に具体化してもよい。このような構成において、各収容孔70と各永久磁石61,65のギャップを埋めるべく、各永久磁石61,65の磁極面61a,65aと面接触(当接)する磁性部材75を配置することで、上記実施形態同様の効果を得ることができる。尚、図6に示すように湾曲形状の永久磁石61の場合、その湾曲形状に倣って形成された磁性部材を配置することが望ましい。
・上記実施形態では、所謂8極12スロット構成のモータ10において、巻線13を時計回りにU相、W相、V相の順でともに正巻きとなるように構成したが、これに限らない。例えば10極12スロット構成のモータにおいて、巻線を時計回りにW相(正巻き)、バーW相(逆巻き)、バーV相、V相、U相、バーU相、バーW相、W相、V相、バーV相、バーU相、U相というように同相毎で正巻きと逆巻きとが隣同士で並ぶようにして三相が順になるように構成してもよい。この場合においても本発明を適用することで誘起電圧が上昇し、モータとしての出力性能の向上を図ることができる。
・上記実施形態では、電磁鋼板25,26にて磁性部材を構成したが、これに限らない。例えば強磁性型の制振合金にて磁性部材を構成してもよい。このように強磁性型の制振合金にて磁性部材を構成することで、ロータ15の回転に伴って発生し得る振動を抑制させることができる。
・上記実施形態では、磁極部22及び鉄心部32との間の各空隙30,31を非対称形状となるように構成したが、対称形状であってもよい。
・上記実施形態では、ステータ14の内側にロータ15を回転可能に配置する所謂インナロータ型のブラシレスモータとして構成したが、アウタロータ型のブラシレスモータであってもよい。
10…ブラシレスモータ、12…ティース、13…巻線、14…ステータ、15…ロータ、21…ロータコア、22,60,66…磁極部、23…磁石収容部としての収容孔、24,61,65…永久磁石、24a,24b,61a,65a…磁極面、25,26…磁性部材としての電磁鋼板、30,31…空隙、32…鉄心部、40,41,50,75…磁性部材。

Claims (6)

  1. ティースに巻線を巻回してなるステータと、前記各ティースに対向する複数の磁極部を有して回転可能に設けられるロータとを備え、
    前記ロータには、そのロータコアの周方向等間隔に複数形成される各磁石収容部に永久磁石の同極の磁極面が前記ティースと対向するように挿入配置されて前記各磁極部が形成され、前記各磁極部間には、該各磁極部の両端に磁気抵抗となる空隙を形成することにより前記各磁極部の磁束が径方向に通過する鉄心部が形成されたブラシレスモータであって、
    前記磁石収容部には、前記永久磁石の磁極面と前記磁石収容部とのギャップを埋めるべく磁性部材が挿入配置され
    前記磁性部材は、渦電流を抑制すべく、前記永久磁石の幅方向及び軸方向に分割されたブロック状の複数の部材にて構成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記磁性部材は、電磁鋼板からなることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. ティースに巻線を巻回してなるステータと、前記各ティースに対向する複数の磁極部を有して回転可能に設けられるロータとを備え、
    前記ロータには、そのロータコアの周方向等間隔に複数形成される各磁石収容部に永久磁石の同極の磁極面が前記ティースと対向するように挿入配置されて前記各磁極部が形成され、前記各磁極部間には、該各磁極部の両端に磁気抵抗となる空隙を形成することにより前記各磁極部の磁束が径方向に通過する鉄心部が形成されたブラシレスモータであって、
    前記磁石収容部には、前記永久磁石の磁極面と前記磁石収容部とのギャップを埋めるべく磁性部材が挿入配置され、
    前記磁性部材は、強磁性型の制振合金からなることを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 請求項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記磁性部材は、渦電流を抑制すべく、スリットを有した又は複数の部材にて構成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記ロータは、前記ステータの径方向内側に配置されるものであり、
    前記磁性部材は、前記永久磁石の径方向内側の磁極面のみと当接するよう挿入配置されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記磁性部材は、該磁性部材における前記永久磁石側の表面が前記永久磁石の磁極面より大きい態様で構成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
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