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JP5308677B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー画像が転写された用紙を加熱したローラ対や加熱ベルトとローラとのニップ間に通しながら、未定着トナーを加熱溶融させて用紙に定着させる定着ユニットを備えた画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては近年、定着ユニットでのウォームアップ時間の短縮や省エネルギー等の要望から、熱容量を少なく設定できるベルト方式が注目されている(例えば、特許文献1参照。)。また近年、急速加熱や高効率加熱の可能性をもった電磁誘導加熱方式(IH)が注目されており、カラー画像を定着させる際の省エネルギー化の観点から、電磁誘導加熱をベルト方式と組み合わせたものが多数製品化されている。ベルト方式と電磁誘導加熱とを組み合わせる場合、コイルのレイアウト及び冷却の容易さ、さらにはベルトを直接加熱できるメリット等から、ベルトの外側に電磁誘導器具を配置するケースが多く採用されている(いわゆる外包IH)。
上記の電磁誘導加熱方式においては、定着ユニットに通紙される用紙サイズの幅(通紙幅)に合わせて、非通紙域での過昇温を防止するために各種の技術が開発されており、特に外包IHにおけるサイズ切り替え手段として以下の先行技術がある(例えば、特許文献2,3参照)。
第1の先行技術(特許文献2)は、誘導加熱用のコイルとコアの間に配置された磁気遮蔽体を、コイルの巻回中心である磁路遮断位置とコイルの巻回部位である磁路解放位置とに変位させる機能を有するものである。この先行技術によれば、磁気遮蔽体がコイルの巻回部位から巻回中心に変位すると、発熱ローラの非通紙領域に対応する磁路が遮断されるので、小型な構成で発熱ローラの非通紙領域の過昇温を防止できると考えられる。
また第2の先行技術(特許文献3)は、高透磁率で高電気抵抗を有する磁気遮蔽板を用いて磁気を遮蔽するものである。特にこの先行技術は、磁束遮蔽板が通常時は定着ローラと磁束発生部との間のギャップ部の外側に位置しており、高温になると、熱アクチュエータの変形に伴ってギャップ部内に移動するものとなっている。
特開平6−318001号公報 特開2006−163200号公報(図2、図3) 特開2006−267180号公報(図6、図7)
しかしながら、第1の先行技術(特許文献2)で用いる磁気遮蔽体は、ある程度の広い面積を有するアルミニウム板であり、これを磁気開放位置に移動させたとしても、コイル上に磁気遮蔽体(アルミニウム板)が重なるため、それによってある程度の磁気遮蔽効果が生じてしまう。このため第1の先行技術には、加熱時の熱変換効率が悪化するという問題がある。
一方、第2の先行技術(特許文献3)は、ギャップ部の外側に磁気遮蔽板を退避させる構造であるため、上記のように退避時まで磁気の遮蔽効果を生じるという問題はない。しかしながら、今度はギャップ部の外側に磁気遮蔽板を退避させる際に格納用のスペースが必要となり、その分、コイル等の設置スペースが圧迫されるという別の問題が生じる。このため第2の先行技術では、定着ローラに対してコイルの設置面積を充分にとることが困難であり、それだけ加熱効率の低下を招くという問題がある。この点を補完するには、定着ローラそのものを大型化する必要があるが、定着ローラの大型化は熱容量の増大を招くことから、ウォームアップタイムの短縮化には不向きである。
そこで本発明は、磁気調整用の部材の設置スペースを不用意に増加することがなく、また、誘導加熱時に磁気調整用の部材を退避させた状態で磁気遮蔽効果を生じにくい構造を提供するものである。
本発明は、画像形成部でトナー画像が転写された用紙を加熱部材と加圧部材との間に挟み込んで搬送し、この搬送過程で、少なくとも加熱部材からの熱によりトナー画像を用紙に定着させる定着ユニットを備えた画像形成装置である。特にその定着ユニットは、加熱部材の外面に沿って配置され、加熱部材を誘導加熱するための磁界を発生させるべく所定の巻線中心の周りに形成されたコイルと、コイルを挟んで加熱部材の反対側に配置され、コイルの周囲で巻線中心を通る磁路を形成するべく磁性材料で構成されたコアと、所定のリング中心の周りにリング形状に形成された非磁性金属の磁気調整部材と、磁気調整部材の位置を、巻線中心を通って加熱部材に至る磁路の途中でリング中心と巻線中心とが略同軸に重なることで磁気が遮蔽される遮蔽位置と、磁路から外れてリング中心と巻線中心とが非同軸となることで磁気の通過が許容される退避位置とに変位させる磁気調整手段とを備える。
本発明で採用している磁気調整部材は、非磁性金属をリング形状にしたユニークな形態を有する。すなわち、リング形状の非磁性金属を磁界中に置くと、特にリングの内側の面に垂直な磁界(錯交磁束)が貫通することでリング周方向に誘導電流が発生し、そこから貫通磁界と逆向きの反磁界を発生させる。この反磁界がリングの内側を垂直方向に貫通する磁界(錯交磁束)をキャンセルすることで、磁気調整部材は磁気遮蔽効果を発揮することができる。
このような磁気調整部材は、そのリングの内側を垂直に貫通する一方向の磁界が発生したときに遮蔽効果が最も高く、逆に、リングの内側を垂直に貫通しても、磁界が双方向に行き交って通過したり、Uターンするように通過したりする場合は遮蔽効果が発生しない。本発明の発明者等はこの点に着目し、上記のように遮蔽位置では磁路の途中でリング中心をコイルの巻線中心と同軸上に重ねて一方向の貫通磁界(錯交磁束)を発生させ、それによって充分な磁気遮蔽効果を得る一方で、退避位置では磁路から外れてリング中心とコイルの巻線中心とを非同軸とすることで、リング内で双方向に(又はUターンする)磁界を通過させ、磁気の遮蔽効果を発生させないこととした。
これにより、加熱部材の誘導加熱時に発熱効率を低下させることなく、充分な昇温を得るとともにウォームアップタイムを短縮化することができる。また、退避位置では磁気調整部材がコイルの巻線領域と重なっていてもよいことから、コイルやコアの外側にまで格納用のスペースを確保する必要がなく、それだけ省スペース化を図ることができる。また、磁気調整部材がリング形状であり、中抜けであるため、充分に広い範囲(リング幅)を確保しても部材の質量を小さく抑えることができる。したがって、材料コストの低減を図ることができるし、磁気調整部材を変位させる際の動力(例えばモータ出力)を最小に抑えることができる。
上記の構成は、加熱部材の外側にコイルやコアを配置した構造(いわゆる外方IH)であるが、本発明は加熱部材の内側にコイルやコアを配置した構造(いわゆる内包IH)であってもよい。この場合、定着ユニットは、加熱部材の周方向でみた加熱領域の内面に沿って配置され、加熱部材をその加熱領域にて誘導加熱するための磁界を発生させるべく所定の巻線中心の周りに形成されたコイルと、コイルとともに加熱部材の内側に配置され、加熱部材の内側でコイルの巻線中心を通る磁路を形成するべく磁性材料で構成されたコアと、所定のリング中心の周りにリング形状に形成された非磁性金属の磁気調整部材と、磁気調整部材の位置を、巻線中心を通って加熱部材に至る磁路の途中でリング中心と巻線中心とが略同軸に重なることで磁気が遮蔽される遮蔽位置と、磁路から外れてリング中心と巻線中心とが非同軸となることで磁気の通過が許容される退避位置とに変位させる磁気調整手段とを備えたものとなる。
上記の構成(内包IH)においても同様に、加熱部材の内側で磁気調整部材を遮蔽位置に変位させることで、磁気調整部材による充分な磁気遮蔽効果を得ることができるし、また、退避位置では磁気調整部材が磁気を良好に通過させるので、充分な加熱効率を発揮することができる。またこの場合、磁気調整部材を含めてコイルやコアを加熱部材の内側に配置できるため、充分な省スペース化を図ることができる。
上記に加えて、本発明には以下の特徴が備わる。
(1)磁気調整手段は、コイルとコアとの間にて磁気調整部材を変位させる構成である。
(2)あるいは、磁気調整手段は、加熱部材とコイルとの間にて磁気調整部材を変位させる構成である。
上記(1),(2)のいずれの構成においても、遮蔽位置ではコイル中心を通る磁路の途中で磁気調整部材が磁気を遮蔽することができるし、また退避位置では磁気の通過を確実に許容することができる。なお、上記(1),(2)の特徴は、外方IH、内包IHのいずれについても適用可能である。
(3)磁気調整手段は、コイルによる磁界の発生時に磁気調整部材の周方向に流れる電流が概ね0となる位置を退避位置としていることが好ましい。つまり、退避位置で磁気調整部材(リング内)に流れる電流が0であれば、そこからコイルの発生させる磁界に対して反磁界が発生しないので、加熱部材の磁気誘導を阻害することがない。
(4)磁気調整手段は、退避位置と遮蔽位置との間で磁気遮蔽部材を往復移動させ、この間の変位量に応じて磁気の遮蔽量を調整可能である。この場合、磁気調整手段が磁気調整部材を変位させる際、退避位置では磁気をほとんど(全く)遮蔽しないが、退避位置から遮蔽位置に向かうに連れて、次第に磁気の遮蔽量を大きくすることができるので、加熱部材の昇温状況に応じて磁気の遮蔽量を細かく調整することができる。
(5)磁気調整部材は、加熱部材の長手方向でみて複数に分割された角リング形状をなしており、かつ、加熱部材の周方向でみた個々のリング幅が異なるものであって、定着ユニットにより搬送される用紙の最小通紙領域の近傍ではリング幅が最小に設定されている。
すなわち、リング形状の磁気調整部材は、リングの内側の範囲内で磁気遮蔽効果を発揮するものであるから、複数ある磁気調整部材のうち、そのリング幅の大きいものは最も磁気の遮蔽量が大きく、リング幅が小さくなると、それだけ磁気の遮蔽量が小さくなる。しがって、通常、加熱部材の過昇温が問題となりにくい最小通紙領域の近傍ではリング幅を最小に設定しておき、そこから通紙幅の方向(加熱部材の幅方向)に離れるにつれてリング幅を大きくしていけば、特に過昇温が問題となりやすい最小通紙領域の外側で有効に磁気を遮蔽することができ、用紙のサイズ切り替え対応を確実に行うことができる。
(6)また磁気調整部材は、幅寸法が1mm〜5mmで、かつ、厚みが0.5mm〜3mmの導体で構成されていることが好ましい。すなわち、磁気調整部材は、自己のジュール発熱を抑制して効率よく磁気を遮蔽するため、なるべく部材の固有抵抗(電気抵抗)を小さくする必要がある。上記の部材寸法であれば、磁気調整部材の固有抵抗を充分に小さくすることで良好な導電性を確保し、充分な磁気遮蔽効果を得ることができるし、磁気調整部材の軽量化を図ることができる。
(7)なお磁気調整部材は、銅を材質とする非磁性金属で構成されていることが好ましい。これにより、部材の固有抵抗を小さくし、部材自身のジュール発熱を抑えて良好な磁気遮蔽効果を得ることができる。
なお本発明において、加熱部材は金属ローラの形態であってもよいし、金属ベルトの形態であってもよい。いずれの形態であっても、コイルによる誘導加熱方式に好適する。
本発明は、定着ユニット全体として省スペース化を図りつつ、磁気調整部材を退避位置に移動させたときは充分な発熱効率を発揮し、また用紙サイズの切り替え時には磁気調整部材によって磁気を遮蔽し、加熱部材の過昇温を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、一実施形態の画像形成装置1の構成を示した概略図である。画像形成装置1は、例えば外部から入力された画像情報に基づいて印刷用紙等の印刷媒体の表面にトナー画像を転写して印刷を行うプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機等としての形態をとることができる。
図1に示される画像形成装置1は、例えばタンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置1は、内部で用紙にカラー画像を形成(プリント)する四角箱状の装置本体2を備え、この装置本体2の上面部には、カラー画像が印刷された用紙を排出するための用紙排出部(排出トレイ)3が設けられている。
装置本体2内において、その下部には、用紙を収納する給紙カセット5が配設されている。また装置本体2内の中央部には、手差しの用紙を供給するスタックトレイ6が配設されている。そして装置本体2の上部には画像形成部7が設けられており、この画像形成部7は、装置外部から送信されてくる文字や絵柄などの画像データに基づいて用紙に画像を形成する。
図1中でみて装置本体2の左部には、給紙カセット5から繰り出された用紙を画像形成部7に搬送する第1の搬送路9が配設されており、右部から左部にかけては、スタックトレイ6から繰り出された用紙を画像形成部7に搬送する第2の搬送路10が配設されている。また装置本体2内の左上部には、画像形成部7で画像が形成された用紙に対して定着処理を行う定着ユニット14と、定着処理の行われた用紙を用紙排出部3に搬送する第3の搬送路11とが配設されている。
給紙カセット5は、装置本体2の外部(例えば図1中の手前側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にする。この給紙カセット5は収納部16を備えており、この収納部16には、給紙方向のサイズが異なる少なくとも2種類の用紙を選択的に収納可能である。なお収納部16に収納されている用紙は、給紙ローラ17及び捌きローラ18により1枚ずつ第1の搬送路9側に繰り出される。
スタックトレイ6は、装置本体2の外面にて開閉可能であり、その手差し部19には手差し用の用紙が1枚ずつ載置されるか、又は複数枚が積載される。なお、手差し部19に載置された用紙はピックアップローラ20及び捌きローラ21により1枚ずつ第2の搬送路10側に繰り出される。
第1の搬送路9と第2の搬送路10とはレジストローラ22の手前で合流しおり、レジストローラ22に供給された用紙はここで一旦待機し、スキュー調整とタイミング調整を行った後、二次転写部23に向けて送出される。送出された用紙には、二次転写部23で中間転写ベルト40上のフルカラーのトナー画像が用紙に二次転写される。この後、定着ユニット14でトナー画像が定着された用紙は、必要に応じて第4の搬送路12で反転され、最初とは反対側の面にも二次転写部23でフルカラーのトナー画像が二次転写される。そして、反対面のトナー画像が定着ユニット14で定着された後、第3の搬送路11を通って排出ローラ24により用紙排出部3に排出される。
画像形成部7は、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各トナー画像を形成する4つの画像形成ユニット26〜29を備える他、これら画像形成ユニット26〜29で形成した各色別のトナー画像を合成して担持する中間転写部30を備えている。
各画像形成ユニット26〜29は、感光体ドラム32と、感光体ドラム32の周面に対向して配設された帯電部33と、帯電部33の下流側であって感光体ドラム32の周面上の特定位置にレーザビームを照射するレーザ走査ユニット34と、レーザ走査ユニット34からのレーザビーム照射位置の下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設された現像部35と、現像部35の下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設されたクリーニング部36とを備えている。
なお、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32は、図示しない駆動モータにより図中の反時計回り方向に回転する。また、各画像形成ユニット26〜29の現像部35には、各トナーボックス51にブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーがそれぞれ収納されている。
中間転写部30は、画像形成ユニット26の近傍位置に配設された後ローラ(駆動ローラ)38と、画像形成ユニット29の近傍位置に配設された前ローラ(従動ローラ)39と、後ローラ38と前ローラ39とに跨って配設された中間転写ベルト40と、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32における現像部35の下流側の位置に中間転写ベルト40を介して圧接可能に配設された4つの転写ローラ41とを備えている。
この中間転写部30では、各画像形成ユニット26〜29の転写ローラ41の位置で、中間転写ベルト40上に各色別のトナー画像がそれぞれ重ね合わせて転写されて、最後にはフルカラーのトナー画像となる。
第1の搬送路9は、給紙カセット5から繰り出されてきた用紙を中間転写部30側に搬送するものであり、装置本体2内で所定の位置に配設された複数の搬送ローラ43と、中間転写部30の手前に配設され、画像形成部7における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取るためのレジストローラ22とを備えている。
定着ユニット14は、画像形成部7でトナー画像が転写された用紙を加熱及び加圧することにより、未定着トナー画像を用紙に定着させる処理を行うものである。定着ユニット14は、例えば加熱式の加圧ローラ44と定着ローラ45からなるローラ対を備え、このうち加圧ローラ44が例えば金属製であり、定着ローラ45が金属製の芯材と弾性体の表層(例えば、シリコンスポンジ)及び離型層(例えば、PFA)を有するものである。また定着ローラ45の外周には加熱部材としての加熱ベルト(図1中参照符号なし)が巻かれている。なお、定着ユニット14の詳細な構造についてはさらに後述する。
用紙の搬送方向でみて、定着ユニット14の上流側及び下流側にはそれぞれ搬送路47が設けられており、中間転写部30を通って搬送されてきた用紙は上流側の搬送路47を通じて加圧ローラ44と定着ローラ45との間のニップに導入される。そして、加圧ローラ44及び定着ローラ45間を通過した用紙は下流側の搬送路47を通じて第3の搬送路11に案内される。
第3の搬送路11は、定着ユニット14で定着処理の行われた用紙を用紙排出部3に搬送する。このため第3の搬送路11には、適宜位置に搬送ローラ49が配設されるとともに、その出口には上記の排出ローラ24が配設されている。
〔定着ユニットの詳細〕
次に、本実施形態の画像形成装置1に適用された定着ユニット14の詳細について説明する。
〔第1例〕
図2は、定着ユニット14の構造例(第1例)を示す縦断面図である。なお図2では、画像形成装置1に実装した状態から向きを約90°反時計回りに転回させて示している。したがって、図1中でみて下方から上方への用紙搬送方向は、図2でみると右方から左方となる。なお、装置本体2がより大型(複合機等)である場合、図2に示される向きで実装されることもある。
定着ユニット14は、加圧ローラ44、定着ローラ45及びその外周に巻かれた加熱ベルト48を備えている。加圧ローラ44が金属製であるのに対し、定着ローラ45が表層(加熱ベルト48の内側)にシリコンスポンジの弾性層を有することから、加熱ベルト48と定着ローラ45との間にはフラットニップが形成されている。なお加圧ローラ44の内側には、ハロゲンヒータ44aが設けられている。加熱ベルト48は基材が強磁性材料(例えばNi)であり、その表層に薄膜の弾性層(例えばシリコンゴム)が形成され、その外面には離型層(例えばPFA)が形成されている。
この他に定着ユニット14は、定着ローラ45(加熱ベルト48)の外側にIHコイルユニット50を備えている(図1には示されていない)。IHコイルユニット50は、誘導加熱コイル52の他にアーチコア54及び一対のサイドコア56から構成されている。これらアーチコア54及びサイドコア56は、例えばフェライト粉末を焼結させた磁性体である。なお、ここではアーチコア54が3つのピースに分割されているが、アーチコア54は一体に成形されていてもよい。
〔コイル〕
図2の例では、定着ローラ45(加熱ベルト48)の円弧状の部分で誘導加熱を行うため、誘導加熱コイル52は円弧状の外面に沿う仮想的な円弧面上に配置されている。実際には、定着ローラ45(加熱ベルト48)の外側に例えば図示しない樹脂カバーが配置されており、この樹脂カバー上に誘導加熱コイル52が巻線状に配置される構成である。
〔巻線中心〕
ここでは図示されていないが、誘導加熱コイル52は、平面視(図2中の上方からみた状態)で長円形状に巻かれている。すなわち、定着ローラ45(加熱ベルト48)は用紙の最大通紙幅をカバーするだけの長さを有しており、その長手方向の略全域で磁界を発生させるため、誘導加熱コイル52の巻線領域も定着ローラ45等の全長より僅かに長い範囲にまで及んでいる。したがって誘導加熱コイル52は、定着ローラ45等の長手方向の略全域を誘導加熱することができる。一方、図2に示される断面では、定着ローラ45等の略上半分で磁界を発生させることができる。したがって誘導加熱コイル52は、定着ローラ45等の周方向ではその略半周分を誘導加熱することができる。このような誘導加熱コイル52は、図2の断面でみて巻線中心(図中符号C)の回りに形成されており、巻線中心は定着ローラ45等の中心線と略一致する。なお、以下の説明で「巻線中心」というときは、図2に示される断面でみた中心線(符号C)を表すものとする。
また、この第1例では、定着ローラ45の外側に対向してサーミスタ62(サーモスタットでもよい)が設置されている。サーミスタ62は、例えば誘導加熱コイル52による磁界強度が高く、かつ、誘導加熱コイル52と干渉しない箇所に配置することができる。
〔磁気調整部材〕
その他にIHコイルユニット50には、誘導加熱コイル52とアーチコア54との間に位置して磁気調整部材60が設けられている。この磁気調整部材60は、平面視で矩形のリング形状をなす非磁性金属(例えば無酸素銅)である。リング形状であるから、磁気調整部材60の内側は中抜け(中空)であり、図2中にはその両端部だけに断面形状が示されている。ただし、図2に示されているように、磁気調整部材60は全体として円弧形状に湾曲して形成されている。磁気調整部材60の曲率中心は、例えば定着ローラ45の回転中心に略一致しており、また曲率半径は、誘導加熱コイル52が配置されている仮想的な円弧面よりも大きく、かつ誘導加熱コイル52と干渉しない長さである。
図3は、磁気調整部材60の構造例(1)を示す斜視図である。上記のように、磁気調整部材60は全体として矩形リング形状をなしており、その四辺は幅方向で対向する一対の直線部60a及び長手方向で対向する一対の円弧部60bで構成されている。
〔磁気調整手段〕
磁気調整部材60は、例えば長手方向の一端で支持部材64によって支持されている。支持部材64は、例えば扇形状の側板64a及び円弧形状の天板64bからなり、このうち天板64bが磁気調整部材60の一方の円弧部60bの下面に宛うようにして連結されている。側板64aは、図3中でみて天板64bから下方に延び、その要部分には駆動軸66が取り付けられている。この駆動軸66は例えば図示しない駆動機構(ステッピングモータ及び減速機構)に連結されており、駆動機構により駆動軸66を回転させると、支持部材64とともに磁気調整部材60を回転方向に変位させることができる。
また図4は、磁気調整部材60の構造例(2)を示す斜視図である。この構造例(2)では、一対の円弧部60bの上にフランジ部60cが形成されている。これにより、周方向で磁気調整部材60の断面を大きくし、全体として剛性を高めることができる。なお、一対の直線部60aの上にフランジ部が形成されていてもよい。また、ここでは図示されていないが、構造例(1)と同様の支持部材によって磁気調整部材60を支持するとともに、駆動機構によって磁気調整部材60を変位させることができる。
〔磁気遮蔽効果の原理〕
図5は、磁気調整部材60による磁気遮蔽効果の原理を説明するための概念図である。なお図5中、磁気調整部材60は単なるワイヤモデルとして簡略化されている。
図5中(A):リング形状の磁気調整部材60に対し、そのリング面(仮想的な平面)を垂直方向(一方向)に貫通磁界(錯交磁束)が発生すると、それによって磁気調整部材60の周方向に誘導電流が生じる。すると、電磁誘導によって貫通磁界と逆向きの磁界(反磁界)が発生するので、これらが互いに打ち消しあい、磁界をキャンセルする。本実施形態では、この磁界のキャンセル効果を用いて磁気を遮蔽するものである。
図5中(B):上段に示されているように、リング形状の磁気調整部材60に対し、そのリング面に双方向に貫通磁界が発生し、このとき錯交磁束の総和が概ね差し引き0(±0)の場合を想定する。この場合、磁気調整部材60にはほとんど誘導電流が発生しない。したがって、磁気調整部材60はほとんど磁界のキャンセル効果を発揮せず、双方向への磁界は磁気調整部材60を素通りする。これは、下段に示されるように磁気調整部材60の内側をUターンする方向に磁界が通過した場合も同様となる。本実施形態では、磁界のキャンセル効果が得られない位置に磁気調整部材60を退避させることで、誘導加熱効率を高めるものである。
図5中(C):リング形状の磁気調整部材60に対し、そのリング面と略平行に磁界(錯交磁束)が発生した場合である。この場合も同様に、磁気調整部材60には誘導電流がほとんど発生せず、したがって磁界のキャンセル効果も発生しない。本実施形態では採用していないが、主に先行技術で用いられている退避の手法である。ただし、誘導加熱コイル52の周囲でこのような磁界環境を得るには磁気調整部材60を大きく変位させる必要があり、それだけ可動スペースが大きくなる。
本発明の発明者等は、図5中(A),(B)の切り替えによって磁気遮蔽の効果と磁気を遮蔽しない効果の両方が得られる点に着目し、磁気調整部材60を遮蔽位置と退避位置とに変位させることで最適な磁気調整手法を見出している。以下、磁気調整手法の例について説明する。
〔磁気調整手法の例〕
図6は、磁気調整部材60を用いた磁気の調整手法を示す図である。図6中(A)は磁気調整部材60を遮蔽位置に変位させた状態を示し、また図6中(B)は磁気調整部材60を退避位置に変位させた状態を示す。
〔遮蔽位置〕
図6中(A):通常、誘導加熱コイル52に通電されると、その周囲にはサイドコア56及びアーチコア54を通り、巻線中心Cの位置でエアギャップを縦方向に通過して、加熱ベルト48に至る磁路が形成されることになる。このとき、巻線中心Cを通る磁路の途中に磁気調整部材60を置くと、図5中(A)に示した原理で磁界がキャンセルされるので、磁気調整部材60の範囲内で磁気を遮蔽することができる。なお、このような遮蔽位置では、図示の断面でみた磁気調整部材60のリング中心(リング面の中心線)と上記の巻線中心(符号C)とが略同軸上に重なっていることが望ましい。
〔退避位置〕
図6中(B):これに対し、磁気調整部材60の位置を巻線中心Cからずらし、例えば片側の誘導加熱コイル52の巻線領域に重なる位置まで変位させると、巻線中心Cを通る磁路の遮蔽が解除されて磁界が良好に発生する。このとき、図5中(B)の下段に示した原理により、磁気調整部材60には磁界のキャンセル効果がほとんど働かない。したがって、磁気調整部材60を退避位置に変位させた状態で、誘導加熱コイル52の磁界強度が阻害されることはない。これにより、加熱ベルト48を高効率に誘導加熱し、ウォームアップタイムを短縮化することができる。なお、このような退避位置では、磁気調整部材60のリング中心(図中符号L)が巻線中心Cと同軸上に重ならない(非同軸)関係にある。
〔条件設定〕
次に、本発明の発明者等が見出した条件設定について例を挙げて説明する。先ず磁気調整部材60は、誘導電流によるジュール発熱を抑制し、効率よく磁気を遮蔽するため、非磁性かつ良導電部材が好ましく、上記のように無酸素銅等が材料に用いられている。また磁気調整部材60の導電性を向上するには、なるべく固有抵抗の小さい材料を選定することと、材料の厚みを厚くすることが必要である。本発明の発明者等が見出した条件では、磁気調整部材60の厚みは0.5mm以上が好ましく、この例では1mmのものを用いている。
また、磁気調整部材60を変位させる角度については、本発明の発明者等が以下の条件を提示している。例えば、図6中(B)に示されているように、定着ローラ45の軸芯を中心として、この中心を通る水平線(図6中での水平線であり、実装状態とは異なる)を基準角度(=0°)とする。そして、中心から反時計回りの方向に磁気調整部材60のリング中心Lの角度(deg)をとると、上記の遮蔽位置は90°が最適である。一方、退避位置の角度αについては、以下の考え方で最適条件を設定することができる。
図7は、定着ローラ45の周囲(360°)でみた径方向磁界の強度分布を表す分布曲線である。図7中、横軸には上記の基準角度(=0°)から反時計回り方向に角度(deg)をとり、縦軸には例えば径方向磁界(A/m)をとる。ここで、磁気調整部材60を退避位置に変位させ、磁界のキャンセル効果が働いていないことを前提とすると、径方向磁界は0°付近、90°付近、そして180°付近にそれぞれ強度のピークがあり、誘導加熱コイル52が配置されていない270°付近(真下)ではほとんど磁界が発生していないことが分かる。
このような磁界分布において、先ず分布曲線上で径方向磁界が0となる点Pとり、この点Pから0°方向及び90°方向にそれぞれ分布曲線を積分した値が同じ(図中の面積S1=S2)となる角度α1,α2を求める。この求めた角度α1〜α2の範囲内に磁気調整部材60を配置すれば、退避位置で磁界の収支が0となり、結果的に磁界を阻害しないことが分かる。
そして、横軸上で角度α1,α2の中点となる角度(=(α1+α2)/2)を求め、これを退避位置でのリング中心Lの角度とする。そして、定着ローラ45の中心から磁気調整部材60までの距離を半径rとすると、この半径rで角度α1〜α2の範囲内に位置する仮想的な円弧の長さが磁気調整部材60の最適なリング幅となる。この例では、リング幅Wを以下の式で求めることができる。
W=r×{(α2−α1)/180}×π
以上より、磁気調整部材60のリング幅をW(上式)、退避位置のリング中心の角度を(α1+α2)/2、遮蔽位置のリング中心の角度を90°とすることで、最適な条件を設定することができる。特に退避位置ではリングの内側で磁界の収支(面積S1,S2)がちょうど0になるため、誘導加熱コイル52による磁界の発生を阻害することがない。
〔磁気調整部材の構成例〕
次に図8は、磁気調整部材に関する複数の配置例を平面視で示した図である。なお図8中の上下方向は、定着ローラ45(図8には示されていない)の長手方向に相当する。
図8中(A):この配置例では、磁気調整部材60が上記のように単一の矩形リング状であり、長手方向では2つに分割されている。また磁気調整部材60は、通紙方向と直交する最小通紙幅W1の両外側に設けられており、最小通紙幅W1の範囲内には僅かしか磁気調整部材60が設けられていない。そして磁気調整部材60は、定着ローラ45の両端位置において用紙の最大通紙幅W2よりも僅かに外側にまで達している。なお最小通紙幅W1や最大通紙幅W2は、画像形成装置1で印刷できる最小サイズ又は最大サイズの用紙によって決定される。
図8中(B):この配置例では、両側でそれぞれ3つの磁気調整部材70,72,74が配置されている。各磁気調整部材70,72,74はいずれも矩形リング状であるが、これらのリング幅が長手方向で異なっている。すなわち、最小通紙領域に最も近い磁気調整部材74はリング幅が最小であり、そこから外側に位置する磁気調整部材72,70の順にリング幅が大きく設定されている。
図8中(C):この配置例では、両側で2つの磁気調整部材80が配置されており、個数でいえば図8中(A)と同じであるが、各磁気調整部材80が台形リング状であり、かつ内側には2箇所にブリッジ部80aが設けられている点が異なっている。すなわち、各磁気調整部材80は、長手方向の中央に近い位置でリング幅が最も短く、そこから両側端に向かって次第にリング幅が拡張されている。また、ブリッジ部80aは長手方向に間隔を置いて配置されており、これらブリッジ部80aによって1つの磁気調整部材80内に3つのリングが構成されている。
〔サイズ切り替えの対応〕
用紙サイズ(通紙幅)への対応は、磁気調整部材60〜80の位置を切り替え、磁界を部分的に遮蔽することで実現される。このとき、用紙サイズ(通紙幅)に応じて磁気調整部材60〜80の位置を少しずつ異ならせ、大きい用紙サイズになるほど磁気の遮蔽量を小さくし、逆に小さい用紙サイズになるほど遮蔽量を大きくすることで、加熱ベルト48の両端部分が過昇温するのを防止することができる。なお、以下の説明では煩雑化を防止するため「磁気調整部材60」の表記で統一するが、その場合は図8に示した配置例の磁気調整部材70,72,74,80等をも含むものとする。
〔第2例〕
次に図9は、定着ユニット14の構造例(第2例)を示す縦断面図である。また図9には、合わせて磁気調整部材60を用いた磁気の調整手法が示されている。図9中(A)は磁気調整部材60を遮蔽位置に変位させた状態を示し、また図9中(B)は磁気調整部材60を退避位置に変位させた状態を示す。
第2例の場合、磁気調整部材60が誘導加熱コイル52と定着ローラ45(加熱ベルト48)との間で変位する点が第1例と異なっている。その他の構成は第1例と共通であり、ここでは既に説明した構成と共通する事項には同じ符号を付し、その重複した説明を省略するものとする。
〔遮蔽位置〕
図9中(A):第2例においても、誘導加熱コイル52に通電されると、その周囲にはサイドコア56及びアーチコア54を通り、巻線中心Cの位置でエアギャップを縦方向に通過して、加熱ベルト48に至る磁路が形成されることになる。このとき、誘導加熱コイル52と定着ローラ45との間の位置で、巻線中心Cを通る磁路の途中に磁気調整部材60を置くと、図5中(A)に示した原理で磁界がキャンセルされる。したがって第2例においても、磁気調整部材60の範囲内で磁気を遮蔽することができる。また第2例においても、遮蔽位置では図示の断面でみた磁気調整部材60のリング中心(リング面の中心線)と上記の巻線中心(符号C)とが略同軸上に重なっていることが望ましい。
〔退避位置〕
図9中(B):これに対し、磁気調整部材60の位置を巻線中心Cからずらし、例えば誘導加熱コイル52と定着ローラ45との間で片側の誘導加熱コイル52の巻線領域に重なる位置まで変位させると、巻線中心Cを通る磁路の遮蔽が解除されて磁界が良好に発生する。第2例においても同様に、図5中(B)の下段に示した原理によって磁気調整部材60には磁界のキャンセル効果がほとんど働かなので、退避位置で誘導加熱コイル52の磁界強度を阻害することはない。また第2例においても、退避位置では磁気調整部材60のリング中心(図中符号L)が巻線中心Cと同軸上に重なっていない(非同軸)。
その他の条件設定についても、第1例で示したものを適用することができる。なお第2例では、第1例に比較して定着ローラ45の中心から磁気調整部材60までの距離(半径r)が小さいので、その分、リング幅が小さくなる。
〔第3例〕
図10は、定着ユニット14の構造例(第3例)を示す縦断面図である。第3例の定着ユニット14は、定着ローラ45に近接してヒートローラ46が設けられており、このヒートローラ46と定着ローラ45とに加熱ベルト48が掛け回された構造である。ヒートローラ46は芯金が例えば鉄であり、その表面に離型層(例えばPFA)が形成されている。
第3例では、加熱ベルト48及びヒートローラ46の円弧状の部分で誘導加熱が行われる。すなわち、誘導加熱コイル52によって発生させた磁界がサイドコア56、アーチコア54及び巻線中心の位置でエアギャップを通り、加熱ベルト48及びヒートローラ46を通過してこれらを誘導加熱する。
この第3例においても、第1例と同様に磁気調整部材60を遮蔽位置に移動させることで、磁気調整部材60の範囲内で磁気を遮蔽することができる。これにより、サイズ切り替え時に加熱ベルト48やヒートローラ46の両端部分での過昇温を確実に防止することができる。また、大きいサイズの用紙の場合は磁気調整部材60を退避位置に移動させることで磁気の遮蔽効果を解除し、加熱ベルト48及びヒートローラ46を早期にウォームアップさせることができる。
なお、図10では誘導加熱コイル52と加熱ベルト48(ヒートローラ46)との間に磁気調整部材60が配置された例を示しているが、第1例のように誘導加熱コイル52とアーチコア54との間に磁気調整部材60が配置されており、これらの間で磁気調整部材60が変位する構造であってもよい。
〔第4例〕
次に図11は、定着ユニット14の構造例(第4例)を示す縦断面図である。第4例の定着ユニット14は、内包型のIHコイルユニット50を備えている点が第1〜第3例と異なっている。なお、磁気調整部材60の構成については第1〜第3例と共通でよい。
すなわち、第4例の定着ユニット14は加圧ローラ44とヒートローラ46とで構成されており、これらのニップ間で用紙を搬送しながらトナー画像を定着させるものである。なお、ヒートローラ46が金属製であるため、この構造はモノクロ画像の定着用途に適している。ただし、ヒートローラ46の表層に弾性層を設けることで、加圧ローラ44との間にフラットニップが形成される構造であってもよい。この場合、第1〜第3例と同様にフルカラー画像の定着用途に好適する。
内包型のIHコイルユニット50は、ヒートローラ46の内側に設けられた誘導加熱コイル52及びフェライトコア55を備えている。すなわち、誘導加熱コイル52はヒートローラ46の内周面に沿って配置されており、その巻線中心は、図11中でみて例えばヒートローラ46の軸芯から水平方向に延びている。
またフェライトコア55は、2つのピースを断面T字形状に組み合わせて構成されている。このうち1つのピースが誘導加熱コイル52の巻線中心に沿って延びており、もう1つのピースが巻線中心を挟んで径方向に延びている。
〔遮蔽位置〕
図11中(A):内包型のIHコイルユニット50においても、誘導加熱コイル52に通電されると、その周囲にはフェライトコア55からヒートローラ46の一部を通り、巻線中心の位置でフェライトコア55に磁界が収束する磁路が形成されることになる。このような内包型のIHコイルユニット50においても、巻線中心を通る磁路の途中に磁気調整部材60を置くと、図5中(A)に示した原理で磁界がキャンセルされるので、磁気調整部材60の範囲内で磁気を遮蔽することができる。また遮蔽位置では、図示の断面でみた磁気調整部材60のリング中心(リング面の中心線)と上記の巻線中心とが略同軸上に重なっているものとする。
〔退避位置〕
図11中(B):これに対し、磁気調整部材60の位置を巻線中心からずらし、例えば片側(図11中の上側)の誘導加熱コイル52の巻線領域に重なる位置まで変位させると、巻線中心を通る磁路の遮蔽が解除されて磁界が良好に発生する。このとき、図5中(B)の下段に示した原理により、磁気調整部材60には磁界のキャンセル効果がほとんど働かないので、誘導加熱コイル52の磁界強度が阻害されることはない。これにより、ヒートローラ46を高効率に誘導加熱し、ウォームアップタイムを短縮化することができる。なお第4例においても、退避位置では磁気調整部材60のリング中心が巻線中心と同軸上に重なっていない(非同軸)。
上記の第4例においても、第1例と同様に磁気調整部材60を遮蔽位置に移動させることで、磁気調整部材60の範囲内で磁気を遮蔽することができる。これにより、サイズ切り替え時にヒートローラ46の両端部分での過昇温を確実に防止することができる。また、大きいサイズの用紙の場合は磁気調整部材60を退避位置に移動させることで磁気の遮蔽効果を解除し、ヒートローラ46を早期にウォームアップさせることができる。
なお、図11では誘導加熱コイル52とヒートローラ46との間に磁気調整部材60が配置された例が示されているが、巻線中心に沿って配置されたフェライトコア55を短縮し、その分の空間を利用して誘導加熱コイル52の内側に磁気調整部材60を配置してもよい。
本発明は上述した実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施可能である。磁気調整部材60の形状や配置は図8に示したものに限らず、その他の形状や配置を採用してもよい。
定着ユニット14の第3例では、加熱ベルト48の円弧状の位置にIHコイルユニット50を配置する他に、平面状の位置に配置してもよい。この場合、磁気調整部材60を全体的に平面形状とし、誘導加熱コイル52とアーチコア54との間、又は誘導加熱コイル52と加熱ベルト48との間を直線方向にスライドして変位する形態であってもよい。
一実施形態の画像形成装置の構成を示した概略図である。 定着ユニットの構造例(第1例)を示す縦断面図である。 磁気調整部材の構造例(1)を示す斜視図である。 磁気調整部材の構造例(2)を示す斜視図である。 磁気調整部材による磁気遮蔽効果の原理を説明するための概念図である。 磁気調整部材を用いた磁気の調整手法を示す図である。 定着ローラの周囲でみた径方向磁界の強度分布を表す分布曲線である。 磁気調整部材に関する複数の配置例を平面視で示した図である。 定着ユニットの構造例(第2例)を示す縦断面図である。 定着ユニットの構造例(第3例)を示す縦断面図である。 定着ユニットの構造例(第4例)を示す縦断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
14 定着ユニット
50 IHコイルユニット
52 誘導加熱コイル
54 アーチコア
56 サイドコア
60 磁気調整部材
62 サーミスタ

Claims (13)

  1. 画像形成部でトナー画像が転写された用紙を加熱部材と加圧部材との間に挟み込んで搬送し、この搬送過程で、少なくとも前記加熱部材からの熱によりトナー画像を用紙に定着させる定着ユニットを備えた画像形成装置であって、
    前記定着ユニットは、
    前記加熱部材の外面に沿って配置され、前記加熱部材を誘導加熱するための磁界を発生させるべく所定の巻線中心の周りに形成されたコイルと、
    前記コイルを挟んで前記加熱部材の反対側に配置され、前記コイルの周囲で前記巻線中心を通る磁路を形成するべく磁性材料で構成されたコアと、
    所定のリング中心の周りにリング形状に形成された非磁性金属の磁気調整部材と、
    前記磁気調整部材の位置を、前記巻線中心を通って前記加熱部材に至る磁路の途中で前記リング中心と前記巻線中心とが略同軸に重なることで磁気が遮蔽される遮蔽位置と、前記磁路から外れて前記リング中心と前記巻線中心とが非同軸となることで磁気の通過が許容される退避位置とに変位させる磁気調整手段とを備え、
    前記磁気調整部材は、
    前記遮蔽位置で前記リング形状における内側に磁界が貫通することとなる場合は周方向に発生する誘導電流から前記貫通する磁界と逆向きの反磁界を発生させて磁気を遮蔽する一方、前記退避位置では前記リング形状における内側で双方向に磁界を通過させることで磁気の通過を許容することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成部でトナー画像が転写された用紙を加熱部材と加圧部材との間に挟み込んで搬送し、この搬送過程で、少なくとも前記加熱部材からの熱によりトナー画像を用紙に定着させる定着ユニットを備えた画像形成装置であって、
    前記定着ユニットは、
    前記加熱部材の周方向でみた加熱領域の内面に沿って配置され、前記加熱部材を前記加熱領域にて誘導加熱するための磁界を発生させるべく所定の巻線中心の周りに形成されたコイルと、
    前記コイルとともに前記加熱部材の内側に配置され、前記加熱部材の内側で前記コイルの巻線中心を通る磁路を形成するべく磁性材料で構成されたコアと、
    所定のリング中心の周りにリング形状に形成された非磁性金属の磁気調整部材と、
    前記磁気調整部材の位置を、前記巻線中心を通って前記加熱部材に至る磁路の途中で前記リング中心と前記巻線中心とが略同軸に重なることで磁気が遮蔽される遮蔽位置と、前記磁路から外れて前記リング中心と前記巻線中心とが非同軸となることで磁気の通過が許容される退避位置とに変位させる磁気調整手段とを備え、
    前記磁気調整部材は、
    前記遮蔽位置で前記リング形状における内側に磁界が貫通することとなる場合は周方向に発生する誘導電流から前記貫通する磁界と逆向きの反磁界を発生させて磁気を遮蔽する一方、前記退避位置では前記リング形状における内側で双方向に磁界を通過させることで磁気の通過を許容することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整部材は、
    前記加熱部材の長手方向でみて複数に分割された角リング形状をなし、かつ、前記加熱部材の周方向でみた個々のリング幅が異なるものであって、前記定着ユニットにより搬送される用紙の最小通紙領域の近傍では前記リング幅が最小に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像形成部でトナー画像が転写された用紙を加熱部材と加圧部材との間に挟み込んで搬送し、この搬送過程で、少なくとも前記加熱部材からの熱によりトナー画像を用紙に定着させる定着ユニットを備えた画像形成装置であって、
    前記定着ユニットは、
    前記加熱部材の外面に沿って配置され、前記加熱部材を誘導加熱するための磁界を発生させるべく所定の巻線中心の周りに形成されたコイルと、
    前記コイルを挟んで前記加熱部材の反対側に配置され、前記コイルの周囲で前記巻線中心を通る磁路を形成するべく磁性材料で構成されたコアと、
    所定のリング中心の周りにリング形状に形成された非磁性金属の磁気調整部材と、
    前記磁気調整部材の位置を、前記巻線中心を通って前記加熱部材に至る磁路の途中で前記リング中心と前記巻線中心とが略同軸に重なることで磁気が遮蔽される遮蔽位置と、前記磁路から外れて前記リング中心と前記巻線中心とが非同軸となることで磁気の通過が許容される退避位置とに変位させる磁気調整手段とを備え、
    前記磁気調整部材は、
    前記加熱部材の長手方向でみて複数に分割された角リング形状をなし、かつ、前記加熱部材の周方向でみた個々のリング幅が異なるものであって、前記定着ユニットにより搬送される用紙の最小通紙領域の近傍では前記リング幅が最小に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像形成部でトナー画像が転写された用紙を加熱部材と加圧部材との間に挟み込んで搬送し、この搬送過程で、少なくとも前記加熱部材からの熱によりトナー画像を用紙に定着させる定着ユニットを備えた画像形成装置であって、
    前記定着ユニットは、
    前記加熱部材の周方向でみた加熱領域の内面に沿って配置され、前記加熱部材を前記加熱領域にて誘導加熱するための磁界を発生させるべく所定の巻線中心の周りに形成されたコイルと、
    前記コイルとともに前記加熱部材の内側に配置され、前記加熱部材の内側で前記コイルの巻線中心を通る磁路を形成するべく磁性材料で構成されたコアと、
    所定のリング中心の周りにリング形状に形成された非磁性金属の磁気調整部材と、
    前記磁気調整部材の位置を、前記巻線中心を通って前記加熱部材に至る磁路の途中で前記リング中心と前記巻線中心とが略同軸に重なることで磁気が遮蔽される遮蔽位置と、前記磁路から外れて前記リング中心と前記巻線中心とが非同軸となることで磁気の通過が許容される退避位置とに変位させる磁気調整手段とを備え、
    前記磁気調整部材は、
    前記加熱部材の長手方向でみて複数に分割された角リング形状をなし、かつ、前記加熱部材の周方向でみた個々のリング幅が異なるものであって、前記定着ユニットにより搬送される用紙の最小通紙領域の近傍では前記リング幅が最小に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整手段は、
    前記コイルと前記コアとの間にて前記磁気調整部材を変位させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整手段は、
    前記加熱部材と前記コイルとの間にて前記磁気調整部材を変位させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整手段は、
    前記コイルによる磁界の発生時に前記磁気調整部材の周方向に流れる電流が概ね0となる位置を前記退避位置としていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整手段は、
    前記退避位置と前記遮蔽位置との間で前記磁気遮蔽部材を往復移動させ、この間の変位量に応じて磁気の遮蔽量を調整可能であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整部材は、
    幅寸法が1mm〜5mmで、かつ、厚みが0.5mm〜3mmの導体で構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記磁気調整部材は、銅を材質とする非磁性金属で構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記加熱部材が金属ローラであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記加熱部材が金属ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
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