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JP5251636B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP5251636B2
JP5251636B2 JP2009062834A JP2009062834A JP5251636B2 JP 5251636 B2 JP5251636 B2 JP 5251636B2 JP 2009062834 A JP2009062834 A JP 2009062834A JP 2009062834 A JP2009062834 A JP 2009062834A JP 5251636 B2 JP5251636 B2 JP 5251636B2
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Description

この発明は、例えば、電子写真方式や静電記録方式などによって画像形成を行う複写機、プリンタ、FAXやこれら複合機などの画像形成装置に関する。
一般的に、画像形成装置としては、像担持体から残留トナーを清掃するクリーニング装置を有する。このクリーニング装置では、電圧を印加したブラシを像担持体に当接させ、電気的にブラシにトナーを吸着させている。
ここで、像担持体の回転の開始時に、ブラシに電圧を印加する前にブラシを回転駆動させてしまうと、ブラシ内に残留しているトナーは、電気的な拘束がないために、ブラシ繊維が動く機械的力学作用によって、像担持体上に排出され、画像汚れが発生してしまう場合がある。
そこで、従来、ブラシおよび像担持体が回転する前に、ブラシに電圧を印加するように、制御している(特開2006−58422号公報:特許文献1参照)。
特開2006−58422号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、像担持体が回転開始前の停止時にブラシに電圧印加を行うため、その電圧印加の影響で、像担持体のブラシとの接触部が、像担持体の回転時に比べて、大きく帯電してしまう。
そして、ブラシの下流に、像担持体に接触するシール部材(例えば、フィルミング除去部材や粉煙防止シール)があるとき、像担持体の帯電した接触部が、シール部材に溜まっているトナーを、電気的に引き付けて、画像の汚れを引き起こす問題があった。
そこで、この発明の課題は、トナー汚れによる画像汚れを防止できる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の画像形成装置は、
表面にトナー像が形成される回転可能な像担持体と、
上記像担持体表面に接触し上記像担持体表面に残留しているトナーを清掃する導電性のクリーニング部材と、
上記クリーニング部材にトナーと逆極性の電圧を印加する電圧印加部と、
上記クリーニング部材よりも上記像担持体の回転方向の下流側に配置されると共に、上記像担持体に接触するシール部材と、
上記電圧印加部を制御する制御部と
を備え、
上記像担持体の表面は、トナー像が形成される第1の領域と、トナー像が形成されない第2の領域とを含み、
上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の少なくとも一部の電位が、上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与えて、上記シール部材に溜まっているトナーを上記第2の領域の上記少なくとも一部に電気的に引き付けて、上記シール部材を清掃することを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位が、上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与えて、上記シール部材に溜まっているトナーを上記第2の領域の上記少なくとも一部に電気的に引き付けて、上記シール部材を清掃するので、上記像担持体の上記第1の領域に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位が発生しても、上記シール部材にはトナーが溜まっておらず、上記第1の領域に、トナーによる汚れは、発生しない。したがって、トナー汚れによる画像汚れを防止できる。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧を、上記第1の領域に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧よりも、大きくして、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位を、上記第1の領域の電位よりも、高くする。
この実施形態の画像形成装置によれば、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧を、上記第1の領域に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧よりも、大きくして、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位を、上記第1の領域の電位よりも、高くするので、上記第2の領域の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を確実に発生できて、トナー汚れによる画像汚れを確実に防止できる。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位が、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与える。
この実施形態の画像形成装置によれば、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位が、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与えるので、上記第2の領域の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を一層確実に発生できて、トナー汚れによる画像汚れを一層確実に防止できる。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧を、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧よりも、大きくして、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位を、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域の電位よりも、高くする。
この実施形態の画像形成装置によれば、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧を、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧よりも、大きくして、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位を、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域の電位よりも、高くするので、上記第2の領域の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を一層確実に発生できて、トナー汚れによる画像汚れを一層確実に防止できる。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記第1の領域の最大電位をV1とし、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位をV2としたとき、(V2−V1)≧50ボルトを満たす。
この実施形態の画像形成装置によれば、(V2−V1)≧50ボルトを満たすので、上記第2の領域の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を一層確実に発生できる。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記制御部は、1つの印刷ジョブの終了毎に、上記シール部材の清掃動作を行う。
ここで、上記印刷ジョブとは、使用者が取り扱う1セットの画像群に対する印刷動作をいい、たとえば、一束の原稿をコピーする動作が1つの印刷ジョブとなる。
この実施形態の画像形成装置によれば、上記制御部は、1つの印刷ジョブの終了毎に、上記シール部材の清掃動作を行うので、上記シール部材を効率よく清掃できる。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記シール部材は、上記像担持体に摺接して上記像担持体上の付着物を擦り取る弾性を有する発泡体である。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記シール部材は、上記クリーニング部材を囲むケーシングの開口部に取り付けられると共にこのケーシング内のトナーの外部への漏れを防止するフィルムである。
また、一実施形態の画像形成装置では、上記シール部材は、上記像担持体に摺接して上記像担持体上の付着物を擦り取る弾性を有するブレードである。
この発明の画像形成装置によれば、上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位が、上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与えて、上記シール部材に溜まっているトナーを上記第2の領域の上記少なくとも一部に電気的に引き付けて、上記シール部材を清掃するので、トナー汚れによる画像汚れを防止できる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 クリーニング装置の簡略構成図である。 シール部材の上流直前の中間転写ベルト表面の電位を時間経過とともに示すグラフである。 シール部材の清掃を説明する説明図である。 他のクリーニング装置の簡略構成図である。 別のクリーニング装置の簡略構成図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の画像形成装置の一実施形態である簡略構成図を示している。この画像形成装置は、タンデム型デジタルカラープリンタである。この画像形成装置は、その内部のほぼ中央部に、回転可能な環状の(像担持体としての)中間転写ベルト7を有する。
上記中間転写ベルト7は、半導電性材料からなっており、クリーニング対向ローラ6および転写対向ローラ18の外周部に支持されている。上記クリーニング対向ローラ6および上記転写対向ローラ18の少なくとも一方のローラには、(図示しない)駆動部が設けられ、この駆動部は、上記少なくとも一方のローラを回転して、上記中間転写ベルト7を矢印A方向に回転する。
上記中間転写ベルト7の下部水平部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーにそれぞれ対応する4つの作像ユニット20Y,20M,20C,20Kが、設けられている。この4つの作像ユニット20Y,20M,20C,20Kは、上記中間転写ベルト7に沿って並んで配置されている。
各作像ユニット20Y,20M,20C,20Kは、それぞれ、トナー像が形成されるドラム状の感光体22を有している。各感光体22は、上記中間転写ベルト7の外周面に対向して配置される。
上記感光体22の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電器24と、プリントヘッド部26と、現像器28と、(一次転写部材としての)一次転写ローラ30と、クリーナ32とが設けられている。
上記帯電器24は、上記感光体22の表面を均一帯電させる。上記プリントヘッド部26は、均一帯電した上記感光体22の表面に、各色画像データに応じて露光することにより、静電潜像を形成する。
上記現像器28は、上記感光体22の表面に形成された静電潜像を、各色トナーで現像してトナー像とする。
上記一次転写ローラ30は、この感光体22とともに上記中間転写ベルト7を挟むように上記中間転写ベルト7の内周面に対向して配置される。上記一次転写ローラ30は、上記感光体22上のトナー像を上記中間転写ベルト7に転写する。
上記クリーナ32は、一次転写後に、上記感光体22の表面に残留するトナーを回収して、クリーニングする。
上記プリントヘッド部26は、上記感光体22の軸方向と平行な主走査方向に並べられた多数のLEDから構成されている。
上記中間転写ベルト7の上記転写対向ローラ18で支持された部分の外側には、(二次転写部材としての)二次転写ローラ34が圧接されている。つまり、この二次転写ローラ34は、上記中間転写ベルト7の外周面に対向して配置される。
上記二次転写ローラ34と上記中間転写ベルト7との接触部は、転写領域36を形成している。上記二次転写ローラ34は、上記中間転写ベルト7とともに(記録材としての)用紙Sを挟持しつつ搬送して、この用紙Sに上記中間転写ベルト7上のトナー像を転写する。
上記二次転写ローラ34は、図示しない退避機構により、上記中間転写ベルト7と非接触となる位置へ、退避可能になっている。
上記中間転写ベルト7のクリーニング対向ローラ6で支持された部分には、クリーニング装置1が設けられている。このクリーニング装置1は、上記中間転写ベルト7の外周面に対向して配置される。
上記クリーニング装置1は、ケーシング11と、このケーシング11内に配置されたクリーニング部材12とを有する。
上記クリーニング部材12は、導電性を有する。上記クリーニング部材12は、上記中間転写ベルト7表面に接触し、上記二次転写ローラ34を通過後の上記中間転写ベルト7表面に残留しているトナーを清掃する。上記クリーニング部材12は、電圧を印加されて、トナーを電気的に引き付ける。
上記クリーニング部材12にて清掃されたトナーは、上記クリーニング部材12を囲む上記ケーシング11内に回収される。
上記駆動部および上記クリーニング装置1を制御する制御部80が設けられている。つまり、この制御部80は、上記中間転写ベルト7の回転を制御すると共に、上記クリーニング部材12に印加される電圧を制御する。
画像形成装置の下部には、給紙カセット42が着脱可能に配置されている。給紙カセット42内に積載収容された用紙Sは、給紙ローラ44の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路46に送り出されることになる。
この搬送路46は、給紙カセット42から、タイミングローラ対48のニップ部、二次転写領域36および定着ユニット50を通って、排紙トレイ43まで延びている。上記タイミングローラ対48は、給紙カセット42から送られてきた用紙Sを、中間転写ベルト7上の画像と同期をとって、転写領域36に給紙する。
上記タイミングローラ対48に近傍には、タイミングセンサ52が配置されている。このタイミングセンサ52は、給紙カセット42から搬送路46へ送り出された用紙Sの先端がタイミングローラ対48でニップされたことを検出する。
上記タイミングセンサ52により用紙Sの先端が検出されると、上記タイミングローラ対48は、その回転を一旦停止し、その後、上記中間転写ベルト7上のトナー像と同期をとって、用紙Sを二次転写領域36に給紙する。
上記タイミングローラ対48の一方のローラ48aに対向して、紙厚センサ54が配置されている。この紙厚センサ54は、上記タイミングローラ対48に用紙先端がニップされたときの上記ローラ48aの移動量を検知して、用紙が普通紙であるか、厚みのある厚紙またはOHPシートであるかを判別する。
上記定着ユニット50は、一対のローラ56,58に支持されて矢印B方向に回転駆動される定着ベルト60と、この定着ベルト60を介してローラ56に圧接されて矢印方向に従動回転する定着ローラ62とを有する。トナー像が二次転写された用紙が通過する定着ベルト60と定着ローラ62とのニップ部が、定着領域64となっている。上記定着ベルト60は、図示しないヒータにより加熱されている。
次に、上記構成の画像形成装置の動作について説明する。
外部装置(例えばパソコン)から画像形成装置の画像信号処理部(図示せず)に画像信号が入力されると、画像信号処理部では、この画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成し、この信号をプリントヘッド用LEDドライブ回路に伝達する。
このドライブ回路は、入力されたデジタル信号に基づいて、各作像ユニット20Y,20M,20C,20Kのプリントヘッド部26を発光させて露光を行う。この露光は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に、それぞれ時間差をもって行われる。これにより、各感光体22の表面に各色用の静電潜像がそれぞれ形成される。
各感光体22上に形成された静電潜像は、各現像器28によりそれぞれ現像されて各色のトナー像となる。そして、各色のトナー像は、正極性の一次転写電圧が印加された各一次転写ローラ30の作用により、矢印A方向に移動する中間転写ベルト7上に順次重ね合わせて一次転写される。つまり、中間転写ベルト7の表面に、トナー像が形成される。
このようにして、上記中間転写ベルト7上に重ね合わされた各色のトナー像は、中間転写ベルト7の移動にしたがって、上記転写領域36に達する。そして、重ね合わされた各色のトナー像は、一次転写電圧と同極性の二次転写電圧が印加された上記二次転写ローラ34の作用により、上記給紙カセット42から上記搬送路46に送り出されて、上記タイミングローラ対48の駆動により、上記転写領域36を通過する用紙Sに一括して二次転写される。二次転写後に上記中間転写ベルト7上に残留するトナーは、クリーニング装置1によって、回収される。
トナー像が二次転写された用紙Sは、上記搬送路46を通って、上記定着ユニット50に送られ、そこで定着領域64を通過することにより、トナー像が用紙Sに加熱定着される。そして、用紙Sは、排紙トレイ43に排出される。
なお、カラー画像形成動作は、上述のようにして行われるが、モノクロ画像の場合には、入力されたモノクロ画像データに基づき、作像ユニット20Kだけが動作して、上記中間転写ベルト7上にブラックトナー像が形成される。その後、同様に、ブラックトナー像は、上記転写領域36で用紙Sに二次転写され、上記定着ユニット50で加熱定着されて、用紙Sが排紙トレイ43に排出される。
図2に示すように、上記クリーニング装置1は、いわゆるシングルブラシの装置であり、上記中間転写ベルト7上のトナーがほぼ単一の極性の場合に使用できる。
上記クリーニング装置1は、上記ケーシング11と、上記クリーニング部材12と、上記クリーニング部材12に電圧を印加する電圧印加部5aとを有する。
上記ケーシング11は、開口部を有し、この開口部に、上記中間転写ベルト7の一部が進入している。
上記クリーニング部材12は、上記中間転写ベルト7に接触しカウンター回転しトナーを掻き取るクリーニングブラシ2aと、このクリーニングブラシ2a内のトナーを接触回転し回収する回収ローラ3aと、この回収ローラ3a上のトナーを機械的に掻き取るスクレーパ4aとを有する。
上記クリーニングブラシ2aは、金属等の導電性材料からなる中実あるいは中空の棒材である芯金と、芯金の外周に植設された導電性のブラシ繊維とを有する。ブラシ繊維は、導電性を備えた基布に織り込まれ、芯金に巻きつけ接着されていても良いし、芯金に導電性の接着剤により直接植設されていても良い。
このブラシ繊維は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨンなどの樹脂にカーボンを分散させ、導電性を付与させた材料からなる。繊度は、1D〜10Dであり、密度は、50kF/inch〜300kF/inchであり、原糸抵抗は、10Ω〜1013Ωである。また、中間転写ベルト7に対しての食込量は、0.5mm〜2.0mm程度に設定される。
上記回収ローラ3aは、金属、導電樹脂等の導電性を有する材料からなり、中実あるいは中空の棒材からなる。摩擦抵抗を低減するために、表面に研磨やメッキ、コーティングなどの処理を施しても良い。また、クリーニングブラシ2aに対しての食込量は、0.5mm〜2.0mm程度に設定される。
上記スクレーパ4aは、金属ブレードまたはゴムブレードであり、この先端が、回収ローラ3a表面に接触している。スクレーパ4aの厚み、圧接角、圧接力等は、トナー種類やトナー外添剤、回収ローラの材質に応じて設定される。金属ブレードの場合、回収ローラ3aとの接触する先端の稜線制度を高めるために、エッチング加工などの化学処理で製造する方法でも良い。また、先端摩耗防止や硬度向上のために、金属ブレード先端にメッキや焼付け、コーティングなどの処理を施しても良い。
上記クリーニング部材12よりも上記中間転写ベルト7の回転方向の下流側に、シール部材10が設けられている。このシール部材10は、(トナーなどの)付着物が上記中間転写ベルト7の回転方向の下流側に排出されることを防止する。
上記シール部材10は、弾性を有する発泡体であり、上記中間転写ベルト7に摺接して上記中間転写ベルト7上の(トナーなどの)付着物を擦り取る。この付着物は、シール部材10自身の発泡セル内に取り込まれる。
上記シール部材10の材料は、ポリウレタンフォーム、ウレタンフォームやゴムスポンジ材などである。厚みは、3mm〜7mmであり、密度は、45〜100kg/mであり、硬度は、4〜15kPa(25%圧縮時硬度)であり、セル数は、40〜120個/25mmであり、中間転写ベルト7との接触幅は、8mm〜20mmであり、中間転写ベルト7への食込量は、0.5mm〜2mm程度である。
上記電圧印加部5aは、上記回収ローラ3aにトナーと逆極性の電圧を印加する。この実施形態では、トナーの極性が負極で、回収ローラ3aの極性が正極である。上記電圧印加部5aは、制御部80に制御されている。
そして、上記回収ローラ3aに上記電圧印加部5aから電圧が印加されると、この電圧により、上記中間転写ベルト7と上記クリーニングブラシ2aとの間に電位差が生じ、マイナスに帯電しているトナー8aが、上記中間転写ベルト7から上記クリーニングブラシ2aに移動するような電界が形成される。
また、上記回収ローラ3aから印加されているため、上記クリーニングブラシ2aと上記回収ローラ3aとの間にも電位差が生じ、上記クリーニングブラシ2a内のトナー8aは、上記回収ローラ3aに移動するような電界も形成される。
この電界により、上記中間転写ベルト7上のトナー8aを、上記ケーシング11内に回収できる。
次に、上記制御部80による、上記クリーニング部材12への電圧印加と、上記中間転写ベルト7の回転との制御を説明する。
図3に示すように、まず、上記中間転写ベルト7が回転前の停止している期間T1に、上記クリーニング部材12に通電して電圧を印加する。この印加により、上記中間転写ベルト7表面に電位が与えられる。
図3では、横軸に、時間を示し、縦軸に、上記シール部材10の上流直前の上記中間転写ベルト7表面の電位を示す。図3中、通電期間T4とは、上記クリーニング部材12に通電している期間をいう。
上記中間転写ベルト7が停止している状態では、上記中間転写ベルト7の表面電位は、V1となる。その後、上記中間転写ベルト7を回転させると、上記中間転写ベルト7の電位は、V0(<V1)となる。
上記中間転写ベルト7の回転の前後では、上記クリーニング部材12に一定の電圧を印加しているが、上記中間転写ベルト7の停止時が、上記中間転写ベルト7の回転時に比べて、大きく帯電するため、ベルト停止時の電位V1が、ベルト回転時の電位V0よりも大きくなる。
ベルト回転前に、上記クリーニング部材12に電圧を印加することで、ベルト回転時における上記ケーシング11内からのトナーの飛散を防止する。
ここで、図1に示すように、上記中間転写ベルト7の表面は、トナー像が形成される第1の領域Z1と、トナー像が形成されない第2の領域Z2とを含む。上記第1の領域Z1と上記第2の領域Z2とは、上記中間転写ベルト7の周方向に、分離されている。
そして、上記第1の領域(トナー像形成領域)Z1に電位を与えた後、ベルト回転期間T2において、上記クリーニング部材12に印加する電圧を上昇して、上記第2の領域(トナー像非形成領域)Z2の少なくとも一部の電位を、V2(>V1)とする。
その後、上記クリーニング部材12に印加する電圧を元に戻して、ベルト電位をV0とした後、上記中間転写ベルト7を停止する。ベルト停止直後、ベルト回転直前と同様に、ベルト電位はV1となる。その後、ベルト回転後の停止期間T3において、上記クリーニング部材12の通電を停止する。
つまり、図4に示すように、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態において、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位が、上記第1の領域Z1の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材12に電圧を印加し、上記中間転写ベルト7表面に電位を与える。
すると、上記シール部材10に溜まっているトナー8aは、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に電気的に引き付けられて、上記シール部材10は、清掃される。
具体的に述べると、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態において、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧を、上記第1の領域Z1に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧よりも、大きくして、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位を、上記第1の領域Z1の電位よりも、高くする。
また、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態における上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位が、上記中間転写ベルト7が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域Z1の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材12に電圧を印加し、上記中間転写ベルト7表面に電位を与える。
具体的に述べると、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態における上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧を、上記中間転写ベルト7が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域Z1に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧よりも、大きくして、上記中間転写ベルト7が回転している状態における上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位を、上記中間転写ベルト7が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域Z1の電位よりも、高くする。
上記第1の領域Z1の最大電位V1と、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位V2との関係は、1000ボルト≧(V2−V1)≧50ボルトを満たす。
上記制御部80は、1つの印刷ジョブの終了毎に、上記シール部材10の清掃動作を行う。ここで、上記印刷ジョブとは、使用者が取り扱う1セットの画像群に対する印刷動作をいい、たとえば、一束の原稿をコピーする動作が1つの印刷ジョブとなる。
具体的に述べると、上記印刷ジョブは、印刷される画像データと印刷時の設定データ(例えば、コピー枚数、両面印刷など)とで構成される。印刷ジョブは、画像形成装置のメモリに記憶される。
上記構成の画像形成装置によれば、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態において、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位が、上記第1の領域Z1の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材12に電圧を印加し、上記中間転写ベルト7表面に電位を与えて、上記シール部材10に溜まっているトナーを上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に電気的に引き付けて、上記シール部材10を清掃するので、上記中間転写ベルト7の上記第1の領域Z1に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位が発生しても、上記シール部材10にはトナーが溜まっておらず、上記第1の領域Z1に、トナーによる汚れは、発生しない。したがって、トナー汚れによる画像汚れを防止できる。
また、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態において、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧を、上記第1の領域Z1に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧よりも、大きくして、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位を、上記第1の領域Z1の電位よりも、高くするので、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を確実に発生できて、トナー汚れによる画像汚れを確実に防止できる。
また、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態における上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位が、上記中間転写ベルト7が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域Z1の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材12に電圧を印加し、上記中間転写ベルト7表面に電位を与えるので、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を一層確実に発生できて、トナー汚れによる画像汚れを一層確実に防止できる。
また、上記制御部80は、上記中間転写ベルト7が回転している状態における上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧を、上記中間転写ベルト7が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域Z1に接触しているときの上記クリーニング部材12に印加する電圧よりも、大きくして、上記中間転写ベルト7が回転している状態における上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部の電位を、上記中間転写ベルト7が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域Z1の電位よりも、高くするので、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を一層確実に発生できて、トナー汚れによる画像汚れを一層確実に防止できる。
また、(V2−V1)≧50ボルトを満たすので、上記第2の領域Z2の上記少なくとも一部に、トナーを電気的に引き付けるほどの電位を一層確実に発生できる。また、1000ボルト≧(V2−V1)を満たすので、耐圧上問題がない。これに対して、50ボルト未満では、電位が弱くなる。一方、1000Vを超えると、電圧が高くなって、破損する問題がある。
また、上記制御部80は、1つの印刷ジョブの終了毎に、上記シール部材10の清掃動作を行うので、上記シール部材10を効率よく清掃できる。
なお、クリーニング部材12として、クリーニングブラシ2aのみとして、クリーニングブラシ2aに直接に電圧を印加するようにしてもよい。このとき、ブラシで回収したトナーを、フリッカーバー等を用いて機械的に叩き落とすようにしてもよい。または、フリッカーも用いず、ブラシ内にトナーを溜め込み、ある決められた時間後に、クリーニング電圧とは逆極性の電圧をブラシに印加し、中間転写ベルト上にトナーを戻して、ブラシをリフレッシュするようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図5は、この発明の画像形成装置の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、クリーニング装置の構成が相違する。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図5に示すように、クリーニング装置1Aは、いわゆるダブルブラシの装置であり、ケーシング11内に、上記第1の実施形態(図2)のクリーニング部材12の上流側に、他のクリーニングブラシ2bおよび他の回収ローラ3bを設けている。この他の回収ローラ3bは、他の電圧印加部5bにより、マイナス極性に印加される。
そして、上記他のクリーニングブラシ2bには、上記他の回収ローラ3bからマイナスバイアスが印加される。このバイアスにより、中間転写ベルト7上のプラスマイナス混在したトナー8a,8bの内、プラストナー8bが、上記他のクリーニングブラシ2bに吸着され、上記他の回収ローラ3bへ移動し、他のスクレーパ4bで掻き落とされる。
上記中間転写ベルト7上に残ったマイナストナー8aは、上記第1の実施形態で説明したように、上記クリーニング部材12で、清掃される。
上記クリーニング部材12に印加される電圧は、上記第1の実施形態で説明したように、制御部80により制御され、上記第1の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上記第1の実施形態と同様に、上記回収ローラ3a,3bを省略して、クリーニングブラシ2a,2bのみとしてもよい。また、上記クリーニング部材12(プラスバイアス)を、上記他のクリーニングブラシ2bおよび上記他の回収ローラ3b(マイナスバイアス)よりも、上流側に配置してもよい。
(第3の実施形態)
図6は、この発明の画像形成装置の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、クリーニング装置の構成が相違する。なお、この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、クリーニング装置1Bは、ケーシング11内に、上記第1の実施形態(図2)のクリーニング部材12の上流側に、帯電ブラシ9を設けている。この帯電ブラシ9は、他の電圧印加部5bにより、マイナス極性に印加される。
そして、上記帯電ブラシ9には、上記他の電圧印加部5bからマイナスバイアスが印加される。このバイアスにより、中間転写ベルト7上のプラスマイナス混在したトナー8a,8bの内、プラストナー8bは、マイナスに帯電され、上記中間転写ベルト7上のトナーは、マイナス帯電のトナー8aに揃えられる。
上記中間転写ベルト7上に残ったマイナストナー8aは、上記第1の実施形態で説明したように、上記クリーニング部材12で、清掃される。
上記クリーニング部材12に印加される電圧は、上記第1の実施形態で説明したように、制御部80により制御され、上記第1の実施形態と同様の効果を奏する。
上記帯電ブラシ9は、金属等の導電性材料の薄板の片面に導電性のブラシ繊維を備える。ブラシ繊維は、導電性を備えた基布に織り込まれ、板金上に接着されていても良いし、板金に導電性の接着剤により直接植設されていても良い。ブラシ繊維は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨンなどの樹脂にカーボンを分散させ、導電性を付与させた材料からなる。繊度は、1D〜10Dであり、密度は、50kF/inch〜300kF/inchであり、原糸抵抗は、10Ω〜1013Ωである。また、中間転写ベルト7に対して食込量は、0.5mm〜2.0mm程度に設定される。
ここでは、帯電部材として帯電ブラシについて説明したが、必ずしも帯電部材はブラシである必要はなく、例えば、導電性の薄いシート状の部材や、コロナ放電を利用したワイヤや鋸歯電極を備えた帯電器など、トナーに電荷を付与する帯電部材であれば、それらを用いても良い。
なお、上記第1の実施形態と同様に、上記回収ローラ3aを省略して、クリーニングブラシ2aのみとしてもよい。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記シール部材として、上記ケーシング11の開口部に取り付けられると共にこのケーシング11内のトナーの外部への漏れを防止するフィルムであってもよい。また、上記シール部材として、上記中間転写ベルト7に摺接して上記中間転写ベルト7上の(トナーなどの)付着物を擦り取る弾性を有するブレードであってもよい。
また、上記中間転写ベルト7の回転の開始と同時に、上記クリーニング部材12に通電して電圧を印加してもよい。同時に印加しても、上記中間転写ベルト7の駆動部の立ち上がりにより、駆動安定時に比べて、上記中間転写ベルト7の電位が高くなる。
また、上記像担持体としては、中間転写ベルト7以外に、感光体を用いても良い。また、上記シール部材の清掃動作を行う間隔としては、印刷ジョブ毎に行う以外に、用紙1頁毎に行ってもよく、または、一定時間に行ってもよく、または、電源ON時に行ってもよく、または、他の制御発生時に行ってもよい。または、上記シール部材の下流にセンサを追加し、このセンサにより汚れを読み取って、規定値以上になった時に、上記シール部材の清掃動作を行ってもよい。
1,1A,1B クリーニング装置
2a クリーニングブラシ
2b 他のクリーニングブラシ
3a 回収ローラ
3b 他の回収ローラ
4a スクレーパ
4b 他のスクレーパ
5a 電圧印加部(プラスバイアス印加部)
5b 他の電圧印加部(マイナスバイアス印加部)
6 クリーニング対向ローラ
7 中間転写ベルト(像担持体)
8a (マイナスに帯電した)トナー
8b (プラスに帯電した)トナー
9 帯電ブラシ
10 シール部材
11 ケーシング
12 クリーニング部材
80 制御部
Z1 第1の領域(トナー像形成領域)
Z2 第2の領域(トナー像非形成領域)

Claims (9)

  1. 表面にトナー像が形成される回転可能な像担持体と、
    上記像担持体表面に接触し上記像担持体表面に残留しているトナーを清掃する導電性のクリーニング部材と、
    上記クリーニング部材にトナーと逆極性の電圧を印加する電圧印加部と、
    上記クリーニング部材よりも上記像担持体の回転方向の下流側に配置されると共に、上記像担持体に接触するシール部材と、
    上記電圧印加部を制御する制御部と
    を備え、
    上記像担持体の表面は、トナー像が形成される第1の領域と、トナー像が形成されない第2の領域とを含み、
    上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の少なくとも一部の電位が、上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与えて、上記シール部材に溜まっているトナーを上記第2の領域の上記少なくとも一部に電気的に引き付けて、上記シール部材を清掃することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記像担持体が回転している状態において、上記第2の領域の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧を、上記第1の領域に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧よりも、大きくして、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位を、上記第1の領域の電位よりも、高くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位が、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域の電位よりも高くなるように、上記クリーニング部材に電圧を印加し、上記像担持体表面に電位を与えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧を、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域に接触しているときの上記クリーニング部材に印加する電圧よりも、大きくして、上記像担持体が回転している状態における上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位を、上記像担持体が回転開始前の停止している状態における上記第1の領域の電位よりも、高くすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記第1の領域の最大電位をV1とし、上記第2の領域の上記少なくとも一部の電位をV2としたとき、(V2−V1)≧50ボルトを満たすことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記制御部は、1つの印刷ジョブの終了毎に、上記シール部材の清掃動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記シール部材は、上記像担持体に摺接して上記像担持体上の付着物を擦り取る弾性を有する発泡体であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1からの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記シール部材は、上記クリーニング部材を囲むケーシングの開口部に取り付けられると共にこのケーシング内のトナーの外部への漏れを防止するフィルムであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1からの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記シール部材は、上記像担持体に摺接して上記像担持体上の付着物を擦り取る弾性を有するブレードであることを特徴とする画像形成装置。
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