JP5165296B2 - 幼児用座席を自動車に実装させるための基盤 - Google Patents

Description

本発明は、幼児用座席を自動車に実装させるための基盤に関するものである。

従来から幼児用座席を自動車にしっかりと実装するための手段がいくつか考案されている。それら手段の中でも、後方に突き出している構成で配置され、座席の基盤に実装される２つの固着部材からなる機械式連結具が知られている。上記固着部材は、自動車と一体化している堅固な部材にはめ込むように設計されている。ここで、上記機械式連結具の中でも、「isofix（イソフィックス）」型として知られている機械式連結具が存在する。

本発明の目的は、幼児用座席を自動車に実装するための基盤を提供することである。

本発明の目的は、幼児用座席を自動車に実装するための基盤を提供することであって、空気圧装置が「isofix（イソフィックス）」型の固着手段を駆動するための機構の代わりに、上記基盤に備えられている。これにより、上記機構が有している複雑性が解消されて、その機構が稼動している間に起こりうる問題を回避することができる。また、固着手段を駆動するための機構を空気圧装置に代えることによって、基盤の構成が単純化されるので、稼働性および経済性の両方の観点から利点が生じる。

この基盤は、空気圧装置および空気圧装置を駆動するための制御部を実装している骨組を備えている。また、上記制御部は、関節式レバーからなる。

空気圧装置に備えられているピストンは、先端部によって固着手段に備えられている横断型運搬部に実装されている。ここで、横断型運搬部が、上記先端部に自由に回転可能な様式で具備されている。上記横断型運搬部は、上記骨組の側面に設けられた案内部に沿って移動可能である。

すなわち、本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤は、自動車に具備される荷受部材をはめ込むことができる固着手段を備え、上記固着手段は、基盤に備えられた制御部によって空気圧装置が駆動される番になれば、当該空気圧装置によって駆動されることを特徴としている。

上記の構成によれば、空気圧装置が、固着手段を駆動するために備えられている機構の代わりに上気基盤に備えられているので、上記機構が有している複雑性が解消されて、その機構が稼動している間に起こりうる問題を回避することができる。また、固着手段を駆動するための機構を空気圧装置に代えることによって、基盤の構成が単純化されるので、稼働性および経済性の両方の観点から利点が生じる。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤では、前記空気圧装置および関節式レバーからなる制御部を実装する骨組を備えることが好ましい。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤では、前記空気圧装置に備えられたピストンが、横断型運搬部を自由に回転可能な様式で具備する先端部によって固着手段に備えられた横断型運搬部に実装されていることが好ましい。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤では、前記骨組のそれぞれの側面には、横断型運搬部が沿いながら移動できる案内部が備えられていることが好ましい。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤では、前記骨組のそれぞれの側面には、幼児用座席を実装するための支持部が備えられていることが好ましい。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤では、前記骨組が、台に取り付けられていることが好ましい。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤では、前記空気圧装置がロック可能なガススプリングからなることが好ましい。

本発明の幼児用座席を自動車に実装するための基盤は、以上のように、自動車に具備される荷受部材をはめ込むことができる固着手段を備え、上記固着手段は、基盤に備えられた制御部によって空気圧装置が駆動される番になれば、当該空気圧装置によって駆動されるものである。それ故、固着手段を駆動するために備えられている機構が有している複雑性が解消されて、その機構が稼動している間に起こりうる問題を回避することができるという効果を奏する。また、基盤の構成が単純化されるので、稼働性および経済性の両方の観点から利点が生じるという効果を奏する。

本発明の上述した特徴およびその他の特徴は、下記の詳細な記述によって最も明らかになる。また、下記の詳細な説明は、実用的な実施の形態を示す添付の図面を参照することによって、より理解し易くなる。なお、実施の形態は単なる例示であって、本発明の範囲を限定するものではない。

図１〜図３によれば、幼児用座席を自動車に実装させるための基盤（１）は、実質的に長方形の構造からなる骨組（２）を備えており、さらに長方形の骨組（２）の後部は上側に曲がっている（２’）。クロスメンバー（３）は、骨組（２）の前方部にしっかりと付着されており、空気圧装置（４）の先端はそれに実装されている。上記空気圧装置（４）に備えられたピストン（５）の先端は、先端部（６）と連結している。先端部（６）には、開口部（７）が設けられており、この開口部（７）に横断型運搬部（８）が自由に回転可能な様式で具備されている。また、横断型運搬部（８）は、自動車と一体化している堅固な金属棒をはめ込むことができるロック機構を備えている「イソフィックス」型の固着手段（９）および（１０）のそれぞれの先端に実装されている。

この横断型運搬部（８）は、骨組（２）の側面に備えられているそれぞれの案内部（１１）および（１２）に沿って移動可能になっている。

空気圧装置（４）は、レバー（１４）からなる制御部（１３）によって駆動される。上記レバー（１４）、および骨組（２）と一体化している堅固な支持台（１６）が、仲介点（１５）において連結されている。

骨組（２）は、角度のある台（１７）に取り付けられている。また、骨組（２）のそれぞれの側面に、幼児用座席を実装するための支持部（１８）および（１９）が２つ備えられている。

基盤（１）は、自動車の床上で基盤（１）を正面において支持している従来の支柱（２０）を備えている。上記支柱（２０）として、伸縮自在の支柱を一般的に用いることができる。

空気圧装置（４）は、ロック可能なガススプリングからなることが好ましい。

本発明によって、幼児用座席を自動車に実装するための基盤が提供される。それ故、本発明を自動車の製造に関係する産業、特に自動車の座席を製造する産業に利用することができる。

能動部品の全てを有する骨組を示す透視図である。 完成した基盤を図解する透視図である。 完成した基盤を図解する平面図である。

符号の説明

１ 基盤
２ 骨組
２’ 上側に曲がった長方形の骨組の後部
３ クロスメンバー
４ 空気圧装置
５ ピストン
６ 先端部
７ 開口部
８ 横断型運搬部
９ 固着手段
１０ 固着手段
１１ 案内部
１２ 案内部
１３ 制御部
１４ レバー
１５ 仲介点
１６ 支持台
１７ 角度のある台（台）
１８ 支持部
１９ 支持部
２０ 支柱

Claims (6)

1. 自動車が具備する嵌込部材にはめ込むことができる一対の固着手段と、
   前記一対の固着手段を作動させる空気圧装置と、
   前記空気圧装置を作動させる作動部と、を実装する骨組を備え、
   前記作動部は、関節式レバーであることを特徴とする幼児用座席を自動車に実装するための基盤。
2. 前記空気圧装置に備えられたピストンは、前記一対の固着手段の間を横断する横断型運搬部を自由に回転可能な様式で収容する先端部材に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の幼児用座席を自動車に実装するための基盤。
3. 前記骨組のそれぞれの側面には、前記横断型運搬部が沿いながら移動できる案内部が備えられていることを特徴とする請求項２に記載の幼児用座席を自動車に実装するための基盤。
4. 前記骨組のそれぞれの側面には、幼児用座席を実装するための支持部が備えられていることを特徴とする請求項１に記載の幼児用座席を自動車に実装するための基盤。
5. 前記骨組が、台に取り付けられていることを特徴とする請求項２に記載の幼児用座席を自動車に実装するための基盤。
6. 前記空気圧装置がロック可能なガススプリングからなることを特徴とする請求項１に記載の幼児用座席を自動車に実装するための基盤。

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