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Description
また、これらの課題は、特許文献1及び特許文献2に示されている液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置、電子遊動を用いた表示装置など、他の表示装置にも共通する。
基板は、画素が形成された画素領域と含む光センサ部が形成されたセンサ領域とを有する。
照明部は、基板の一方面側から基板を照明する。
薄膜フォトダイオードは、センサ領域に配置されたものであり、少なくともP型半導体領域とN型半導体領域を有し、基板の他方面側から入射する光を受光する。
金属膜は、基板の一方面側に絶縁膜を介して薄膜フォトダイオードと対向して形成され、照明部から発せられた光が一方面側から薄膜フォトダイオードに直接入射するのを抑制し、所定の電位に固定される。
ここで、薄膜フォトダイオードにおいて、N型半導体領域に接続する方向に垂直な方向におけるP型半導体領域の幅と、P型半導体領域に接続する方向に垂直な方向におけるN型半導体領域の幅が異なるレイアウトで形成されている。
基板は、画素が形成された画素領域と光センサ部が形成されたセンサ領域とを有する。
照明部は、基板の一方面側から基板を照明する。
薄膜フォトダイオードは、センサ領域に配置され、少なくともP型半導体領域とN型半導体領域を有し、基板の他方面側から入射する光を受光する。
金属膜は、基板の一方面側に絶縁膜を介して薄膜フォトダイオードと対向して形成され、照明部から発せられた光が一方面側から薄膜フォトダイオードに直接入射するのを抑制し、所定の電位に固定される。
ここで、薄膜フォトダイオード及び金属膜において、絶縁膜を介して対向するP型半導体領域と金属膜により構成される寄生容量の容量値が、絶縁膜を介して対向するN型半導体領域と金属膜により構成される寄生容量の容量値と異なる。
基板は、画素が形成された画素領域と光センサ部が形成されたセンサ領域とを有する。
照明部は、基板の一方面側から基板を照明する。
薄膜フォトダイオードは、センサ領域に配置され、少なくともP型半導体領域とN型半導体領域を有し、基板の他方面側から入射する光を受光する。
金属膜は、基板の一方面側に絶縁膜を介して薄膜フォトダイオードと対向して形成され、照明部から発せられた光が一方面側から薄膜フォトダイオードに直接入射するのを抑制し、所定の電位に固定される。
ここで、薄膜フォトダイオードにおいて、一方面側あるいは他方面側から見たときのP型半導体領域と金属膜が重なる領域の面積が、N型半導体領域と金属膜の重なり領域の面積と異なる。
尚、説明は以下の順序で行う。
1.第1実施形態(カソード領域に接続する方向に垂直な方向におけるアノード領域の幅とアノード領域に接続する方向に垂直な方向におけるカソード領域の幅が異なる構成)
2.変形例
3.第2実施形態(コントロールゲートとの重なり領域の外部においてカソード領域に接続する方向に垂直な方向に延伸する延伸部が設けられている構成)
4.第3実施形態(I領域のアノード領域端部にアノード領域の幅と同等の幅を有するI領域部分を有する構成)
5.第4実施形態(P+領域とコントロールゲートの重なりの幅が、N+領域とコントロールゲートの重なりの幅より狭く設けられている構成)
6.第5実施形態(表示装置の適用製品例)
以下、第1実施形態に係る表示装置として、液晶表示装置を主な例として、図面を参照して説明する。
本実施形態の表示装置は、光が表示部である基板の背面側(画像表示を行う前面と反対側の面)から照射される、いわゆる「透過型」の液晶表示装置に好適に実施できる。このため、以下の説明では、液晶表示装置が透過型であることを前提とする。
図1に、透過型液晶表示装置の概略的な全体構成図を示す。
図1に図解する液晶表示装置100は、例えば、「基板」としての表示部である液晶パネル200と、「照明部」としてのバックライト300と、データ処理部400とを有する。
図1に、有効表示領域PAに光センサ部1がマトリクス状に配置されている液晶パネル200の一断面を示している。例えば、図1において、複数個(図面上は4個)の光センサ部1が等間隔に配置されている。図1は図示の便宜上4個の光センサ部1を示しているが、これに限るものではない。
位置検出の機能を有効表示領域PAの一部に限定する場合は、例えば、その限定された表示領域に光センサ部1が規則的に配置される。
画素の配置領域には、図1で図示していないが、画素構成に応じて、画素電極と対向電極間の液晶容量を補助する補助容量、画素電極への印加電位を、入力される映像信号の電位に応じて制御するスイッチング素子なども形成される。
図1に例示するバックライト300は、光源301と、光源301から照射された光を拡散することによって面状の光に変換する導光板302とを有している。バックライト300は、導光板302に対する光源301の配置位置に応じて、サイドライト型、直下型などがあるが、ここではサイドライト型を例示する。
光源301は、例えば、ガラス管内の低圧水銀蒸気中のアーク放電により発生する紫外線を蛍光体で可視光線に変換して放射する冷陰極管ランプ、あるいは、LEDまたはEL素子などから構成されている。図1では、光源301として、白色LEDなどの可視光源301aと、IR光源301bとが対向する2辺に配置されている場合を示している。
データ処理部400は、その機能を液晶パネル200内外で分けて実装されてもよい。図1ではデータ処理部400が液晶パネル200の外部に、例えば単数または複数のICとして配置される場合を例示する。
画像表示に関し、制御部401が、例えば液晶パネル200内のディスプレイ駆動回路を統括して指示を与えることにより、液晶パネル200の画像表示を制御する。IRセンサの制御に関し、制御部401が、例えば液晶パネル200内のセンサ駆動回路を統括して指示を与えることにより、被検出物の位置(及び大きさ)の検出を制御する。ディスプレイ駆動回路やセンサ駆動回路の例は後述する。
バックライト制御に関し、制御部401が、バックライト300の電源部(不図示)に制御信号を供給することによって、バックライト300から出力される照明光の明るさなどを制御する。
図2は、液晶パネル内の駆動回路の構成例を示すブロック図である。
図1にも示すが、有効表示領域PAの周囲に周辺領域CAが存在する。周辺領域CAは、TFTアレイ基板201の有効表示領域PA以外の領域をいう。周辺領域CAには、図2に示すように、有効表示領域PA内のTFTと一括して形成されるTFTを含んで構成された幾つかの機能ブロックにより示される駆動回路が形成されている。
ディスプレイドライバ12は、映像信号のデータ電位をサンプリングしてデータ信号振幅を発生し、列方向の画素で共通な信号線にデータ信号振幅を排出するなどの機能を有する回路である。
センサドライバ13は、所定の密度で画素の配置領域内に分散配置された光センサ部1に対し、垂直ドライバ11と同様な制御線の走査と、制御線の走査に同期してセンサ出力(検出データ)の収集を行う回路である。
スイッチアレイ14は、複数のTFTスイッチから構成され、ディスプレイドライバ12によるデータ信号振幅の排出制御と、表示部10からのセンサ出力の制御を行う回路である。
DC/DCコンバータ15は、入力される電源電圧から、液晶パネル200の駆動に必要な電位の各種直流電圧を発生する回路である。
既に述べたように、例えば、画素と光センサ部とは有効表示領域PA内で規則的に配置される。その配置の規則は任意であるが、複数の画素と1つの光センサ部を組として、この組を有効表示領域PA内にマトリクス状に配置するとよく、例えば、R,G,Bの3画素と1つの光センサ部1を1組とする。
図3(a)に光センサ部1の平面図の一例を、図3(b)に、図3(a)のパターンに対応する光センサ部1の等価回路の一例を示す。
例えば、図3(b)に図解するように、光センサ部1は、Nチャネル型の薄膜トランジスタ(TFT)からなる3つのトランジスタと、受光素子である薄膜フォトダイオードPDとを有する。
3つのトランジスタは、リセットトランジスタTS、アンプトランジスタTA、読み出しトランジスタTRである。
例えば、薄膜フォトダイオードPDは、アノードがストレージノードSNに接続され、カソードが電源電圧VDDの供給線(以下、VDD線)31に接続されている。
薄膜フォトダイオードPDは、後述するようにPIN構造またはPDN構造を有し、I(intrinsic)領域(PIN構造の真性半導体領域)またはD(doped)領域(PDN構造のN−領域)に対し絶縁膜を介して電界を及ぼすコントロールゲートCGを備える。薄膜フォトダイオードPDは、逆バイアスされて使用され、そのときの空乏化の程度をコントロールゲートCGで制御することにより、感度を最適化(通常、最大化)できる構造を有する。
図3(a)に示すパターン図において図3(b)に示す素子やノードには同一符号を付しているため、素子間の電気的接続は明らかである。
例えば、VDD線31、VSS線32及び検出線35は、アルミニウム(AL)の配線層から形成され、リセット線33とリード制御線34はゲートメタル(GM)、例えばモリブデン(Mo)から形成されている。ゲートメタル(GM)はアルミニウム(AL)の配線層より下層に形成される。ゲートメタル(GM)より上層で、アルミニウム(AL)より下層の階層に、ポリシリコン(PS)層などの半導体層が4つ孤立して配置されている。リセットトランジスタTS、読み出しトランジスタTR、アンプトランジスタTA及び薄膜フォトダイオードPDは、それぞれPS層などの半導体層を有している。
これに対し、薄膜フォトダイオードPDでは、PS層などからなる薄膜の半導体層36の一方と他方にP型とN型の逆導電型の不純物が導入されているためダイオード構造となっている。P型の不純物領域(P+領域)が、薄膜フォトダイオードPDのアノード(A)領域となり、これが例えばストレージノードSNを構成する。一方、N型の不純物領域(N+領域)が、薄膜フォトダイオードPDのカソード(K)領域を構成し、これが例えばコンタクトを介して上層のVDD線31と接続されている。
薄膜フォトダイオードPDの構成の詳細については後述する。
半導体層43は、ゲートメタルGMの上方にチャネル形成領域となるP−領域が位置し、その両側に、ソースドレインとなるN+領域が形成されて、薄膜トランジスタが構成されている。
また、画素電極40の下方において第2層間絶縁膜52と第3層間絶縁膜53の界面に、共通電極55が画素電極40と対面して形成される。共通電極55は、全画素共通な透明電極層で形成される。
また、半導体層43のソースとドレインの他方に、アルミニウムなどからなる信号線45Aが接続されている。
ここで液晶層203は、ネマチック液晶で構成される。
共通電極55は共通電位で電位固定され、画素電極40との間に印加される電圧によって、液晶に印加する電界を変化させるための電極である。
図4に示すように、薄膜フォトダイオードPDが、TFTアレイ基板201上の2層のゲート絶縁膜50、2層の第1層間絶縁膜51、第2層間絶縁膜(平坦化膜)52、第3層間絶縁膜53を含む多層の絶縁膜中に埋め込んで形成されている。
半導体層36は、コントロールゲートCGの上方にI領域(真性半導体領域)36Iが位置し、その両側に、P+領域(P型半導体領域)からなるアノード領域36Aと、N+領域(N型半導体領域)からなるカソード領域36Kとが位置する。さらに、本実施形態においては、I領域36Iとカソード領域36Kの間に低濃度のN型不純物を含有する低濃度半導体領域(N−領域)36Nを有する構成となっている。上記のようにして、低濃度半導体領域を有するPIN構造の薄膜フォトダイオードが構成されている。
なお、PDN構造の場合、I領域に代えてD領域(N−領域)が形成された構成となる。
また、第1層間絶縁膜51上には、VDD線31から離れた位置に、検出線35とVSS線32が並んで配置されている。
第2層間絶縁膜52の上に、共通電位で電位固定される共通電極55が形成されている。光センサ部1には画素電極がないため液晶への印加電界は制御できないが、共通電極55により液晶を固定する役割がある。共通電極55は透明電極層により形成されるため光を透過できる。
図5(a)はPIN構造の薄膜フォトダイオードPDの平面図であり、図5(b)は図5(a)中のX−X’における断面図である。図5(b)においては、VDD線31などの配線及び第2層間絶縁膜52より上層の構成は省略している。
例えば、TFTアレイ基板201上に「金属膜」からなるコントロールゲート38が形成され、その上層に2層のゲート絶縁膜50が形成され、その上層に半導体層36が形成されている。
半導体層26は、図5(a)に示すパターン形状を有する。即ち、P+領域(P型半導体領域)からなるアノード領域36A、I領域(真性半導体領域)36I、低濃度半導体領域である低濃度半導体領域(N−領域)36N、N+領域(N型半導体領域)からなるカソード領域36Kがそれぞれレイアウトされている。このように、低濃度半導体領域を有するPIN構造の薄膜フォトダイオードが構成されている。
なお、PDN構造の場合、I領域に代えてD領域(N−領域)が形成された構成となる。
また、上記の各領域に対するコントロールゲート38のレイアウトは図5(a)に示すとおりである。
上記のフォトダイオードを被覆して第1層間絶縁膜51が形成されており、アノード領域36Aとカソード領域36Kに達するコンタクトホールCTを介してコンタクトプラグ54に接続されている。
非可視光は、例えば、赤外光または紫外光を含む。なお、国際照明委員会(CIE:Commission International de 1' Eclairage)では、紫外光(これも非可視光の一例である。)と可視光との波長の境界は360nm〜400nm、可視光と赤外光との波長の境界は760nm〜830nmとしている。ただし、実用的には、350nm以下の波長を紫外光、700nm以上の波長を赤外光としてもよい。ここでは非可視光の波長範囲を350nm以下、700nm以上とする。ただし、本実施形態において、非可視光の波長の境界は、上記360nm〜400nm、760nm〜830nmの範囲内で任意に規定してよい。
エネルギーバンドギャップEgは、Eg=hν(hはプランク定数、ν=1/λ(λは光の波長))より最適な値が算出される。
いずれにしても、本実施形態における薄膜フォトダイオードPDは、可視光の受光のために設計されたフォトダイオードより赤外光または紫外光などの非可視光の吸収係数が大きくなるように半導体材料が選択され、設計されている。
薄膜フォトダイオードへの光照射により発生した電流を画素内の蓄積容量に蓄積し電圧変換後、アンプトランジスタTAで信号を増幅することで読み出す方法を採用すると、センサ信号感度(電圧)は、光電流×露光時間/電流蓄積容量で表現できる。
そのため、センサ信号感度を増加させるには、(1)光電流を増加させる、(2)露光時間を長くする、(3)電流蓄積容量を低減する、という方法が考えられる。
カソード領域(N+領域)36Kに接続する方向に垂直な方向におけるアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpとアノード領域(P+領域)36Aに接続する方向に垂直な方向におけるカソード領域(N+領域)36Kの幅Wnが異なるレイアウトとなっている。
即ち、幅を狭めてコントロールゲート38との重なり領域の面積が縮小されたアノード領域(P+領域)36Aまたはカソード領域(N+領域)36Kと、コントロールゲート38間の寄生容量を低減することが可能となる。
上記の範囲とすることが好ましい理由については、後述に実施例において説明する。
上記の範囲とすることが好ましい理由については、後述に実施例において説明する。
図6(a)は、上記の薄膜フォトダイオードとコントロールゲートに存在する寄生容量を示す回路図である。
薄膜フォトダイオードとコントロールゲートには、以下の寄生容量が存在する。
(1)コントロールゲート38とアノード領域(P+領域)36A間の寄生容量Cgp
(2)コントロールゲート38とカソード領域(N+領域)36K間の寄生容量Cgn
(3)アノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36K間の接合の寄生容量Cjnc
即ち、コントロールゲート38とカソード領域(N+領域)36K間の寄生容量Cgnが見かけ上存在しなくなる。即ち、上記の電流蓄積容量は、コントロールゲート38とアノード領域(P+領域)36A間の寄生容量Cgpと、アノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36K間の接合の寄生容量Cjncの和で表される。
これにより、従来の構成の薄膜フォトダイオードに対して寄生容量を低減した構成、即ち、電流蓄積容量を低減した構成となっている。
寄生容量CgpとCgnのうちのより容量の大きい寄生容量を見かけ上存在しない状態とすることができ、寄生容量をさらに低減することができ、即ち、電流蓄積容量をさらに低減することができる。
ところで、上記のように薄膜フォトダイオードの寄生容量を低減して光センサ部の感度増加させた場合、センサの飽和特性に影響が出てくる。
本実施形態においては、以下のように、薄膜フォトダイオードPDに入射する光の成分を精査し、薄膜フォトダイオードの動作から、検出したい光を可能な限り薄膜フォトダイオードに入射させることでセンサの感度の改善と飽和特性の改善の両立を図る。
(1)偏向板空気界面で反射して薄膜フォトダイオードに入る光ノイズ、(2)バックライトが金属配線に薄膜フォトダイオードに入る光ノイズ、(3)バックライトが直接薄膜フォトダイオードに入る光ノイズ、(4)バックライト光が指から反射した光信号。
そこで、バックライトからの迷光がI領域36I領域へ入らないようにすることが、薄膜フォトダイオードPDの光感度が高い部分への迷光の入射を抑制し、S/N比を改善してダイナミックレンジを拡大することにつながる。
即ち、薄膜フォトダイオードPDの光感度が高い部分の下方にコントロールゲート38をレイアウトすることで、迷光の入射を抑制することができる。
上記の範囲とすることが好ましい理由については、後述に実施例において説明する。
次に、液晶表示装置100の概略的な動作の一例を説明する。
画素領域において、液晶パネル200の背面側にバックライト300が設置されている。バックライト300からの照明光は、第1の偏光板206、TFTアレイ基板201、液晶層203、カラーフィルタ204、カラーフィルタ基板202、及び、第2の偏光板207を透過して、画面表示のために前面から出射する。
指またはスタイラスペンなどの被検出物が表示画面に接触または近接すると、液晶パネル200から出射される光が、被検出物で反射され液晶パネル200内に戻される。この戻された光(反射光)は、液晶パネル200内の層界面や配線などの反射物で屈折や反射を繰り返すため、一般に、反射光は液晶パネル200で広がって進む。よって、被検出物の大きさにもよるが、反射光は、複数の光センサ部1の少なくとも1つに到達する。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置の光センサ部に備えられる薄膜フォトダイオードの形成方法について説明する。
図7(a)は薄膜フォトダイオードの形成方法の形成工程を示す平面図であり、図7(b)は図7(a)中のX−X’における断面図である。
例えば、TFTアレイ基板201上に、スパッタリング法などによりモリブデンなどの金属膜を形成し、コントロースゲートのパターンにパターン加工して、コントロールゲート38を形成する。
次に、例えば、CVD(chemical vapor deposition)法などにより、窒化シリコン及び酸化シリコンを積層させ、ゲート絶縁膜50を形成する。
次に、例えば、CVD法などによりポリシリコンなどの半導体を堆積させ、薄膜フォトダイオードのパターンにパターン加工して、半導体層36を形成する。半導体層36は、導電性不純物をイオン注入されなければそのままPINダイオードの真性半導体領域となる半導体からなる。
次に、例えば、塗布などにより半導体層36の上層に全面にフォトレジスト膜を形成する。次に、TFTアレイ基板201の一方面(背面)側から全面に光を照射し、コントロールゲート38をマスクとしてフォトレジスト膜を露光し、真性半導体領域とする部分を保護するパターンのレジストマスクM1をパターン形成する。
コントロールゲート38をマスクとする露光により、レジストマスクM1はコントロールゲート38に対して自己整合的にパターン形成することができる。
次に、例えば、レジストマスクM1をマスクとしてN型の導電性不純物を低濃度にイオン注入し、N型導電性不純物を低濃度に含有する低濃度半導体領域36Nを形成する。
このとき、レジストマスクM1で保護された部分はI領域(真性半導体領域)36Iとなる。
次に、例えば、上記のレジストマスクM1を残したままで、フォトリソグラフィー工程により、アノード領域(P+領域)36Aとなる領域を開口するパターンのレジストマスクM2をパターン形成する。ここで、レジストマスクM2はレジストマスクM1と一部が重なるパターンとして、レジストマスクM1とレジストマスクM2を合わせて、アノード領域(P+領域)36A以外に部分を保護するパターンとする。
次に、例えば、レジストマスクM1及びレジストマスクM2をマスクとして、露出している部分の低濃度半導体領域36NにP型の導電性不純物を高濃度にイオン注入し、P型導電性不純物を高濃度に含有するアノード領域(P+領域)36Aを形成する。
アノード領域(P+領域)36Aの端部の位置は、レジストマスクM1により決められ、従って、アノード領域(P+領域)36Aはコントロールゲート38に対して自己整合的に形成される。
次に、例えば、レジストマスクM1及びレジストマスクM2を剥離し、フォトリソグラフィー工程により、カソード領域(N+領域)36Kとなる領域を開口するパターンのレジストマスクM3をパターン形成する。ここでは、カソード領域(N+領域)36KとI領域36Iの間に低濃度半導体領域36Nが残るように、低濃度半導体領域36Nを所定の幅で保護するようにして形成する。
次に、例えば、レジストマスクM3をマスクとして、露出している部分の低濃度半導体領域36NにN型の導電性不純物を高濃度にイオン注入し、N型導電性不純物を高濃度に含有するカソード領域(N+領域)36Kを形成する。
以上のようにして、図5(a)及び(b)に示すような本実施形態に係る液晶表示装置の光センサ部に備えられる薄膜フォトダイオードを形成することができる。
図12(a)はPIN構造の薄膜フォトダイオードPDの平面図であり、図12(b)は図12(a)中のX−X’における断面図である。
実質的に図5(a)及び(b)に示す構成と同等のフォトダイオードである。カソード領域(N+領域)36Kに接続する方向に垂直な方向におけるアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpが、アノード領域(P+領域)36Aに接続する方向に垂直な方向におけるカソード領域(N+領域)36Kの幅Wnより狭くなっている。アノード領域(P+領域)36Aのカソード領域(N+領域)36K側の端部近傍において、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wn(あるいはI領域(真性半導体領域)36Iの幅)と同等の幅を有するアノード領域(P+領域)部分36AWが設けられている。
アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを狭くしたことに起因するアノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36K間に流れる光電流が小さくなるのを抑制できる。また、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを狭くしたことによる感度増加の効果が目減りするのを抑制することができる。
図5(a)及び(b)に示す薄膜フォトダイオードとして、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpとカソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを同じ100μmとした従来例に係る薄膜フォトダイオードを作成した。
ここで、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpアノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36Kを短絡させて、ゲート端子から見えるゲート容量Cgのコントロールゲートの印加電圧Vg依存性を調べた。ここでは、アノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36K間に挟まれるように配置されたI領域36Iの幅を、4.5μm(a)、5.5μm(b)、6.5μm(c)、7.5μm(d)、8.5μm(e)、9.5μm(f)と変化させた。これらのコントロールゲート−カソード領域(N+領域)36Kの重なりと、コントロールゲート−アノード領域(P+領域)36Aの重なりは変化させていない。
コントロールゲートに電圧を有る程度印加した場合には、I領域36Iの幅が大きいほどゲート容量Cgが大きくなったが、コントロールゲートの電圧を0Vとしたとき、I領域36Iの幅によらず、ゲート容量Cgは一定(約150fF)となった。
ゲート電圧10V印加時は、I領域36Iの幅が大きいほどゲート容量Cgが大きくなる。
ゲート電圧0V時は、I領域36Iの幅によらず、ゲート容量Cgは一定(約150fF)となる。
図5(a)及び(b)に示す薄膜フォトダイオードにおいて、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを100μmとし、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを種々に変化させた薄膜フォトダイオードを作成し、寄生容量Cpの変化を測定した。
コントロールゲート38から見た寄生容量成分、コントロールゲート38とカソード領域(N+領域)36Kを接続した場合のアノード領域(P+領域)36Aから見た寄生容量成分は、アノード領域(P+領域)36Aの幅の減少とともに低減する。即ち、寄生容量低減のためには、コントロールゲート38−アノード領域(P+領域)36A間、コントロールゲート38−カソード領域(N+領域)36K間の重なり量の低減が有効な手法となることが示された。
この場合、センサ信号感度(電圧)は上記のように光電流×露光時間/電流蓄積容量で示されることから、光電流が一定で、容量の低減を実現できたらセンサ感度の向上が可能となる。
実施例2と同じように、図5(a)及び(b)に示す薄膜フォトダイオードにおいて、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを100μmとし、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを種々に変化させた薄膜フォトダイオードを作成した。得られた薄膜フォトダイオードの光電流Inpの変化を測定した。
即ち、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnとアノード領域(P+領域)36Aの幅Wp一方を狭くした場合、光電流は一定を取るとはいかなくても極端な低下を示さない。カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnまたはアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを狭くすることが感度の向上に寄与することが可能であることが示された。
上記のように、センサ信号感度(電圧)は、光電流×露光時間/電流蓄積容量で表現できる。そこで、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを100μmとし、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを種々に変化させた薄膜フォトダイオードにおいて、露光時間一定として薄膜フォトダイオードの相対感度RS(相対値)を見積もった。
しかしながら、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpが小さくなりすぎると、実際に形成されたアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpに応じて感度が大きく変化してしまうことになる。
上記を考慮すると、センサ感度が増加し、かつ、感度のバラツキが大きくならない領域として、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wn(100μm)に対して、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを30μm以上100μm未満とすることが好ましい。
上記は換言すると、薄膜フォトダイオードPDにおいて、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wp/カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnの比R1が0.3≦R1<1の範囲であることが好ましいことになる。
アノード領域(P+領域)36Aのカソード領域(N+領域)36K側の端部とコントロールゲート38のアノード領域(P+領域)36A側の端部の距離Dを種々に変化させた薄膜フォトダイオードについてのシミュレーションを行った。ここでは、バックライトからの光が配線などに反射して薄膜フォトダイオードに入射する、ノイズ成分に相当する相対光量RL(相対値)をシミュレーションにより求めた。
ここで、図中に実際の光信号レベルSIGを示す。距離Dが0.5μm以上とすることで、光信号レベルはノイズ成分以上の大きさとなることがわかった。
図5(a)及び(b)に示す薄膜フォトダイオードにおいて、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを100μmとし、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wp30μmとし、以下の見積もりを行った。
ここで、アノード領域(P+領域)36Aのカソード領域(N+領域)36K側の端部とコントロールゲート38のアノード領域(P+領域)36A側の端部の距離Dを種々に変化させた。上記の薄膜フォトダイオードにおいて、露光時間一定として薄膜フォトダイオードの相対感度RS(相対値)を見積もった。
アノード領域(P+領域)36Aのカソード領域(N+領域)36K側の端部とコントロールゲート38のアノード領域(P+領域)36A側の端部の距離Dを1.5μm以上3.0μm以下の範囲RGとすることが好ましい。これにより、センサ感度とバラツキの安定性を実現することができる。
図5(a)及び(b)に示す薄膜フォトダイオードにおいて、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを100μmとし、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wp30μmとし、以下の見積もりを行った。
ここで、アノード領域(P+領域)36Aのカソード領域(N+領域)36K側の端部とコントロールゲート38のアノード領域(P+領域)36A側の端部の距離Dを種々に変化させた。上記の薄膜フォトダイオードにおいて、光センサ部の信号が飽和する光量LSAT(相対値)を見積もった。
結果を図20に示す。アノード領域(P+領域)36Aのカソード領域(N+領域)36K側の端部とコントロールゲート38のアノード領域(P+領域)36A側の端部の距離Dを1.5μm以上3.0μm以下の範囲に設定することが好ましい。これにより、D=−0.2μmの場合と比較して飽和特性が2.5倍に改善していることがわかった。
これにより、センサの感度特性とともに、ダイナミックレンジがともに改善されていることがわかった。
図21(a)は本実施形態におけるPIN構造の薄膜フォトダイオードPDの平面図であり、図21(b)は図21(a)中のX−X’における断面図である。図21(b)においては、VDD線31などの配線及び第2層間絶縁膜52より上層の構成は省略している。薄膜フォトダイオードPDの構成を除いて、本実施形態の表示装置は第1実施形態と同様の構成である。
半導体層26は、図21(a)に示すパターン形状を有する。即ち、P+領域(P型半導体領域)からなるアノード領域36A、I領域(真性半導体領域)36I、低濃度半導体領域である低濃度半導体領域(N−領域)36N、N+領域(N型半導体領域)からなるカソード領域36Kがそれぞれレイアウトされている。このように、低濃度半導体領域を有するPIN構造の薄膜フォトダイオードが構成されている。
カソード領域(N+領域)36Kに接続する方向に垂直な方向におけるアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpとアノード領域(P+領域)36Aに接続する方向に垂直な方向におけるカソード領域(N+領域)36Kの幅Wnが異なるレイアウトとなっている。
また、上記の各領域に対するコントロールゲート38のレイアウトは図21(a)に示すとおりである。
また、上記のフォトダイオードを被覆して第1層間絶縁膜51が形成されており、アノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36Kに達するコンタクトホールCTを介してコンタクトプラグ54に接続されている。アノード領域(P+領域)36Aに対するコンタクトホールは、上記の延伸部36ALにおいて設けられている。
これにより、従来の構成の薄膜フォトダイオードに対して寄生容量を低減した構成、即ち、電流蓄積容量を低減した構成となっている。
寄生容量CgpとCgnのうちのより容量の大きい寄生容量を見かけ上存在しない状態とすることができ、寄生容量をさらに低減することができ、即ち、電流蓄積容量をさらに低減することができる。
一方、後述の理由により、上記の延伸部36ALは設けないか、できるだけ短くするほうが好ましいが、コンタクトホールの開口領域になんらかの制限がある場合などに適用できる。
第1実施形態に係る表示装置の薄膜フォトダイオードと、第2実施形態に係る表示装置の薄膜フォトダイオードを作成した。ここで、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnを100μmとし、アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを種々に変化させた。これらの寄生容量の変化を測定した。
アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpを狭めたときの寄生容量の低減可能な大きさが、第1実施形態の構成の薄膜フォトダイオードのほうが大きく、電流蓄積容量の低減によるセンサ信号感度増加のためには第1実施形態の構成のほうが好ましい。
図23(a)は本実施形態におけるPIN構造の薄膜フォトダイオードPDの平面図であり、図23(b)は図23(a)中のX−X’における断面図である。図23(b)においては、VDD線31などの配線及び第2層間絶縁膜52より上層の構成は省略している。薄膜フォトダイオードPDの構成を除いて、本実施形態の表示装置は第1実施形態と同様の構成である。
半導体層26は、図23(a)に示すパターン形状を有する。即ち、P+領域(P型半導体領域)からなるアノード領域36A、I領域(真性半導体領域)36I、低濃度半導体領域である低濃度半導体領域(N−領域)36N、N+領域(N型半導体領域)からなるカソード領域36Kがそれぞれレイアウトされている。このように、低濃度半導体領域を有するPIN構造の薄膜フォトダイオードが構成されている。
カソード領域(N+領域)36Kに接続する方向に垂直な方向におけるアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpとアノード領域(P+領域)36Aに接続する方向に垂直な方向におけるカソード領域(N+領域)36Kの幅Wnが異なるレイアウトとなっている。
また、上記の各領域に対するコントロールゲート38のレイアウトは図21(a)に示すとおりである。
また、上記のフォトダイオードを被覆して第1層間絶縁膜51が形成されており、アノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36Kに達するコンタクトホールCTを介してコンタクトプラグ54に接続されている。
これにより、従来の構成の薄膜フォトダイオードに対して寄生容量を低減した構成、即ち、電流蓄積容量を低減した構成となっている。
寄生容量CgpとCgnのうちのより容量の大きい寄生容量を見かけ上存在しない状態とすることができ、寄生容量をさらに低減することができ、即ち、電流蓄積容量をさらに低減することができる。
また、I領域36Iとアノード領域(P+領域)36Aの界面が幅Wpの部分に設けられているので、製造工程における界面位置の合わせずれの影響が第1実施形態より小さいという利点がある。
また、I領域36Iに幅Wpの領域が設けられたことで、第1実施形態よりも再結合によるロスが大きくなる可能性がある。ロスが大きい場合には、I領域部分36IWの面積を小さくして、影響が小さい範囲で検討することが重要になる。
図24(a)は本実施形態におけるPIN構造の薄膜フォトダイオードPDの平面図であり、図24(b)は図24(a)中のX−X’における断面図である。図24(b)においては、VDD線31などの配線及び第2層間絶縁膜52より上層の構成は省略している。薄膜フォトダイオードPDの構成を除いて、本実施形態の表示装置は第1実施形態と同様の構成である。
半導体層26は、図24(a)に示すパターン形状を有する。即ち、P+領域(P型半導体領域)からなるアノード領域36A、I領域(真性半導体領域)36I、低濃度半導体領域である低濃度半導体領域(N−領域)36N、N+領域(N型半導体領域)からなるカソード領域36Kがそれぞれレイアウトされている。このように、低濃度半導体領域を有するPIN構造の薄膜フォトダイオードが構成されている。
また、上記のフォトダイオードを被覆して第1層間絶縁膜51が形成されており、アノード領域(P+領域)36Aとカソード領域(N+領域)36Kに達するコンタクトホールCTを介してコンタクトプラグ54に接続されている。
これにより第1実施形態と同様に、一方面側あるいは他方面側から見たときのアノード領域(P+領域)36Aとコントロールゲート38の重なり領域の面積が、カソード領域(N+領域)36Kとコントロールゲート38の重なり領域の面積と異なる構成である。これにより、寄生容量Cgpの容量値が寄生容量Cgnの容量値と異なる構成となっている。
これにより、従来の構成の薄膜フォトダイオードに対して寄生容量を低減した構成、即ち、電流蓄積容量を低減した構成となっている。
寄生容量CgpとCgnのうちのより容量の大きい寄生容量を見かけ上存在しない状態とすることができ、寄生容量をさらに低減することができ、即ち、電流蓄積容量をさらに低減することができる。
アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpが変動したときの感度への影響も第1実施形態より小さくなる。
また、I領域36Iとアノード領域(P+領域)36Aの界面が幅Wpの部分に設けられているので、製造工程における界面位置の合わせずれの影響が第1実施形態より小さいという利点がある。
カソード領域(N+領域)36Kの幅Wnとアノード領域(P+領域)36Aの幅Wpが同一である、第4実施形態に係る表示装置の薄膜フォトダイオードにおいて、この幅(W長)を種々に変化させた薄膜フォトダイオードを作成した。ここで、アノード領域(P+領域)36Aとコントロールゲート38の重なりの幅Lp、カソード領域(N+領域)36Kとコントロールゲート38の重なりの幅Lnとしては、それぞれ、0.5μm、1.5μmとした。
上記の薄膜フォトダイオードにおいて、W長を変えたときのコントロールゲート38とアノード領域(P+領域)36A間の寄生容量Cgp、コントロールゲート38とカソード領域(N+領域)36K間の寄生容量Cgnの変化を測定した。
Cgp,Cgnとも、W長が大きくなると大きくなるが、Cgnの方がW長に対する傾きが大きく、W長が大きいほどCgnがCgpより大きくなる。
ここで、第4実施形態に示すように、コントロールゲート38とカソード領域(N+領域)36K間を接続することで、より小さい寄生容量であるCgpのみが存在する状態となる。これにより、寄生容量をさらに低減し、電流蓄積容量の低減によるセンサ信号感度増加を実現できる。
[表示装置の適用製品例]
実施形態及びその変形例は、以下の各種製品の文字や画像の表示部品と適用できる。
例えば、テレビジョン受像装置、パーソナルコンピュータなどのモニタ装置、携帯電話、ゲーム機、PDAなどの映像再生機能を持つモバイル機器、スチルカメラやビデオカメラなどの撮影装置、カーナビゲーション装置などの車載機器などに適用可能である。
また、非可視光として赤外線を使用する場合、人間の体温の分布を赤外線として検知することが可能となる。このため、人の指の静脈認証における赤外線の有効利用に本発明が適用できる。
この場合、液晶パネル200に変えてバックライトからの光を透過する静脈認証パネルを備え、静脈認証パネルの表面に人の指が接触した状態で赤外線をバックライトから照射し、反射した赤外線に基づいて静脈認証を行う手段を備える。
図26は第1適用例となるテレビを示す斜視図である。本適用例に係るテレビは、フロントパネル102やフィルターガラス103等から構成される映像表示画面部101を含み、その映像表示画面部101に上記の表示装置を適用可能である。
図27(a)及び(b)は第2適用例となるデジタルカメラを示す図であり、図27(a)は表側から見た斜視図、図27(b)は裏側から見た斜視図である。本適用例に係るデジタルカメラは、フラッシュ用の発光部111、表示部112、メニュースイッチ113、シャッターボタン114等を含み、その表示部112に上記の表示装置を適用可能である。
図28は第3適用例となるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。本適用例に係るノート型パーソナルコンピュータは、本体121に、文字等を入力するとき操作されるキーボード122、画像を表示する表示部123等を含み、その表示部123に上記の表示装置を適用可能である。
図29は第4適用例となるビデオカメラを示す斜視図である。本適用例に係るビデオカメラは、本体部131、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ132、撮影時のスタート/ストップスイッチ133、表示部134等を含み、その表示部134に上記の表示装置を適用可能である。
図30(a)〜(e)は第5適用例となる携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図である。図30(a)は開いた状態での正面図、図30(b)はその側面図、図30(c)は閉じた状態での正面図、図30(d)は左側面図、図30(e)は右側面図、図30(F)は上面図、図30(g)は下面図である。本適用例に係る携帯電話機は、上側筐体141、下側筐体142、連結部(ここではヒンジ部)143、ディスプレイ144、サブディスプレイ145、ピクチャーライト146、カメラ147等を含む。上記のディスプレイ144やサブディスプレイ145に上記の表示装置を適用可能である。
例えば、上記の実施形態において、コントロールゲートをカソード領域(N+領域)36K側に接続し、アノード領域(P+領域)36Aの幅をカソード領域(N+領域)36Kより狭くしているが、これに限定されない。例えば、コントロールゲートをアノード領域(P+領域)36A側に接続し、カソード領域(N+領域)36Kの幅をアノード領域(P+領域)36Aより狭くする実施形態も可能である。
この場合、上記と同様の理由により、薄膜フォトダイオードPDにおいて、カソード領域(N+領域)36Kの幅Wn/アノード領域(P+領域)36Aの幅Wpの比R2が0.3≦R2<1の範囲であることが好ましい。
また、上記と同様の理由により、カソード領域(N+領域)36Kのアノード領域(P+領域)36A側の端部とコントロールゲート38のカソード領域(N+領域)36K側の端部の距離が、1.5μm以上3.0μm以下の範囲であることが好ましい。
また、上記の実施形態においては液晶表示装置について説明しているが、これに限らず、有機EL表示装置や、E−Paperなどの表示装置に適用することも可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
Claims (10)
- 画素が形成された画素領域と光センサ部が形成されたセンサ領域とを有する基板と、
前記基板の一方面側から前記基板を照明する照明部と、
前記センサ領域に配置され、少なくともP型半導体領域とN型半導体領域を有し、前記基板の他方面側から入射する光を受光する薄膜フォトダイオードと、
前記基板の前記一方面側に絶縁膜を介して前記薄膜フォトダイオードと対向して形成され、前記照明部から発せられた光が前記一方面側から前記薄膜フォトダイオードに直接入射するのを抑制し、所定の電位に固定される金属膜と
を有し、
前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記N型半導体領域に接続する方向に垂直な方向における前記P型半導体領域の幅と、前記P型半導体領域に接続する方向に垂直な方向における前記N型半導体領域の幅が異なるように形成されている
表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記一方面側あるいは前記他方面側から見たときの前記P型半導体領域と前記金属膜の重なり領域の面積が、前記N型半導体領域と前記金属膜の重なり領域の面積と異なる
請求項1に記載の表示装置。 - 前記金属膜が前記N型半導体領域に接続されており、
前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記N型半導体領域に接続する方向に垂直な方向における前記P型半導体領域の幅が、前記P型半導体領域に接続する方向に垂直な方向における前記N型半導体領域の幅より狭い
請求項1に記載の表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記一方面側あるいは前記他方面側から見たときの前記P型半導体領域と前記金属膜の重なり領域の面積が、前記N型半導体領域と前記金属膜の重なり領域の面積より小さい
請求項3に記載の表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記P型半導体領域の幅/前記N型半導体領域の幅の比R1が0.3≦R1<1の範囲である
請求項3に記載の表示装置。 - 前記金属膜が前記P型半導体領域に接続されており、
前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記N型半導体領域に接続する方向に垂直な方向における前記P型半導体領域の幅が、前記P型半導体領域に接続する方向に垂直な方向における前記N型半導体領域の幅より広い
請求項1に記載の表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記一方面側あるいは前記他方面側から見たときの前記P型半導体領域と前記金属膜の重なり領域の面積が、前記N型半導体領域と前記金属膜の重なり領域の面積より大きい
請求項6に記載の表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードにおいて、前記N型半導体領域の幅/前記P型半導体領域の幅の比R2が0.3≦R2<1の範囲である
請求項6に記載の表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードが、前記N型半導体領域と前記P型半導体領域の間に真性半導体領域及び/または前記N型半導体領域と前記P型半導体領域より導電性不純物濃度が低い低濃度半導体領域を有する
請求項1に記載の表示装置。 - 前記薄膜フォトダイオードを構成する前記P型半導体領域及び前記N型半導体領域を含む半導体領域が、多結晶シリコン、微結晶シリコン、アモルファスシリコンまたは結晶シリコンから形成されている
請求項1に記載の表示装置。
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