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JP5121142B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に窒素を含むゲート絶縁膜を有する半導体装置の製造方法に関する。
半導体集積回路装置の集積度の向上、動作速度の向上のため、構成要素であるMOSFETは小型化され、ゲート絶縁膜は薄膜化される。ゲート絶縁膜上に形成されるゲート電極は、通常ポリシリコン層、又はポリシリコン層とシリサイド層の積層で形成される。ポリシリコン層は、通常ソース/ドレイン領域と同時に不純物をイオン注入される。表面チャネル型nチャネルMOSFETのゲート電極、ソース/ドレイン領域にはn型不純物がイオン注入される。表面チャネル型pチャネルMOSFETのゲート電極、ソース/ドレイン領域にはp型不純物がイオン注入される。
ゲート絶縁膜が薄くなると、表面チャネル型pチャネルMOSFETのゲート電極にイオン注入したp型不純物であるボロンがゲート絶縁膜を突き抜け、チャネル領域に達してしまう現象が生じる。n型領域であるチャネル領域にボロンが注入されると、閾値を変動させるのみでなく、移動度が劣化する。
ゲート絶縁膜に窒素を導入することがボロンの突き抜けを抑制するために有効であることが知られている。酸化シリコン膜中へ窒素を導入するために、NH ガス、NOガス、N Oガス等の窒化性ガス雰囲気中で抵抗加熱やランプ加熱によりシリコン基板を加熱する方法が知られている。窒素プラズマを用い、酸化シリコン膜表面に、より高濃度の窒素を導入する方法も知られている。
ゲート絶縁膜が薄くなると、ゲート電極とチャネル領域との間にトンネル電流が流れ、ゲートリーク電流が増加する現象も知られている。酸化シリコンのゲート絶縁膜(の一部)に代え、誘電率がより高い高誘電率絶縁膜を用いると、反転容量換算膜厚を薄く抑えつつ、物理的膜厚を厚くし、ゲートリーク電流を抑制することができる。窒化酸化シリコンは、一般的に酸化シリコンより誘電率が高く、反転容量換算膜厚を抑えつつ、物理的膜厚を厚くするのにも有効である。
特開2002‐198531号は、シリコン基板上に形成した酸化シリコンのゲート絶縁膜にリモートプラズマ窒化処理により窒素を導入し、次いで800℃〜1100℃、N2O雰囲気中でゲート絶縁膜を酸化窒化アニールすることにより、窒素を再分布させ、均一な窒素濃度を有するゲート絶縁膜を形成することを提案している。6at%以上、例えば8at%、10at%の均一な窒素濃度を有するゲート絶縁膜を形成することにより、寿命が長く、信頼性が高いトランジスタが得られると述べている。
ここで、リモートプラズマ窒化とは、基板を収容した処理室とは別のプラズマ発生室内でマイクロ波等により窒素プラズマを発生させ、活性窒素を処理室に搬送して窒化を行う処理である。
O雰囲気でアニールを行うと、N Oガスの一部はN ,O ,NO等に分解することが考えられ、酸化膜厚増加量、窒素濃度増加量のウエハ面内の均一性、ウエハ間の均一性を制御することに問題が生じ得る。
特開2002‐110674号は、Si基板側の界面近傍に窒素が入るとMOSトランジスタの移動度が低下するので、Si基板界面近傍の窒素濃度を抑制し、ゲートリーク電流を低減するため膜表面側に多くの窒素を導入することを提案する。あらかじめ窒素を導入したシリコン酸窒化膜に窒素ガスを用いたラジカル窒化を行うことにより、表面から拡散する窒素流を抑制して、シリコン基板界面付近への窒素の導入量を抑制し、膜表面の窒素濃度を高くすることを提案している。
特開2002‐198531号公報 特開2002‐110674号公報
本発明の目的は、薄いゲート絶縁膜を有し、特性の優れたMOSFETを有する半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、ゲート電極にイオン注入されるホウ素のゲート絶縁膜突き抜けを抑制し、かつチャネル領域の移動度の低下を抑制することのできる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の1観点によれば、
半導体基板の表面を 雰囲気中で熱酸化して、前記半導体基板の活性領域上に酸化シリコン層からなるゲート絶縁層を形成する工程と、
前記半導体基板を第温度とし、前記酸化シリコン層表面側から活性窒素により窒素を
導入する工程と、
次いで、前記半導体基板にNOガス雰囲気中での第2温度での第アニール処理を施す
工程と、
前記第1アニール処理の後、前記第2温度より高温の第3温度での不活性ガス中での第2アニール処理を施す工程と、
を含み、
前記第1アニール処理による前記酸化シリコン層の膜厚増加は0.2nm以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法
が提供される。
酸化シリコン膜に窒素を導入すると、ゲート電極に対するボロンのイオン注入において、ボロンのゲート絶縁膜突き抜けを防止するのに有効である。しかし、ゲート絶縁膜が薄くなるに従い、ボロンの突き抜けを防止するのが困難になり、ゲート絶縁膜とシリコン基板との界面にボロンが達するようになる。チャネル領域にボロンが達すると、移動度を低下させる。また、界面におけるボロン濃度が不均一になり易い。
プラズマで発生した活性窒素を酸化シリコン膜又は酸化窒化シリコン膜に導入することにより、絶縁膜表面又は膜中にピークを持つ窒素濃度分布を得ることができる。このようなプラズマ窒化を用いることにより、基板との界面における窒素濃度を抑えつつ、より多くの窒素を導入可能である。高い窒素濃度はボロンの突き抜け抑制に有効である。
又、より多くの窒素を導入することにより、絶縁膜の誘電率を大きくすることが可能である。反転容量換算膜厚(Teff)を薄く抑えつつ、物理的膜厚を厚くすることにより、ゲートのリーク電流抑制に有効となる。
絶縁膜とシリコン基板との界面における窒素濃度を低く押さえることにより、チャネル領域における移動度の低下を抑制することができる。又、NBTI(negative bias temperature instability)特性の劣化を抑制するのに有効である。なお、NBTI特性は、ストレスをかけて、温度を上昇させた時の劣化特性である。
窒素プラズマを基板から離れた場所で発生させ、活性窒素を基板に導入する技術は基板にダメージを与えないダメージフリーなプロセスと言われている。
本発明者は、プラズマで発生した活性窒素をプラズマから離して配置したシリコン基板の絶縁膜中に導入しても、基板に何らかのダメージを与える可能性があると考えた。このダメージを回復するためには、窒素導入工程より高温でのアニール処理が有効であろう。そこで、アニール処理による影響を調べた。
FIGs.1A〜1Eは、本発明者が行った実験のサンプルの作成工程を示す断面図である。
FIG.1Aに示すように、シリコン基板1の表面に活性領域4を覆うマスクを形成し、シリコン基板1に異方性エッチングを行い、素子分離用トレンチ2を形成する。素子分離用トレンチ2を埋め込むように酸化シリコン等の絶縁層を堆積し、シリコン基板1表面上の不要の絶縁層を化学機械研磨(CMP)により除去することにより、トレンチ内に絶縁膜を埋め込んだシャロートレンチアイソレーション(STI)による素子分離領域3を形成した。
FIG.1Bに示すように、965℃の酸素雰囲気中でシリコン基板1の活性領域4表面に厚さ1.0nmのゲート酸化膜5を形成した。
FIG.1Cに示すように、1.5kWのマイクロ波によって励起した窒素プラズマから導出した活性窒素によって、450℃の雰囲気中でゲート絶縁膜5に窒素を導入した。酸化シリコン膜表面に窒素が導入され、窒化酸化シリコン膜5xとなる。活性窒素導入は、米国カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社から入手可能であるリモートプラズマ窒化装置を用いた。
FIG.7Aは、リモートプラズマ窒化装置の構成を概略的に示す.プラズマ発生チャンバ21にはN ガスが導入され、窒素プラズマを発生させる.窒素プラズマから活性窒素(ラジカル)が発生し、反応チャンバ22内に供給される。反応チャンバ2には、多数のランプを含むランプ加熱装置23が備えられ、ウエハ24を加熱できる。
FIG.1Dに示すように、1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理を行ない、活性窒素導入により生じ得た基板のダメージを回復させた。窒化酸化シリコン膜5xは、アニール処理により窒化酸化シリコン膜5yとなる。
FIG.1Eに示すように、ゲート絶縁膜上に厚さ100nmの多結晶シリコン層をCVDで堆積し、レジストパターンを用いてパターニングすることにより、ゲート長0.5μm〜1.0μm程度のゲート電極6を形成した。ゲート絶縁膜5yもパターニングされ、ゲート絶縁膜5zとなった。
ゲート電極をパターニングした後、p型不純物であるBをイオン注入し、エクステンション領域7を形成した。その後、ゲート電極を覆うように基板上に厚さ約60nmの酸化シリコン膜を化学気相堆積(CVD)により堆積し、リアクティブイオンエッチングを行い、平坦面上の酸化シリコン膜を除去し、ゲート電極側壁上にのみサイドウォールスペーサ8を残した。
サイドウォールスペーサ8形成後、さらにp型不純物Bをイオン注入し、高濃度ソース/ドレイン領域9を形成した。イオン注入工程においては、ゲート電極6にもp型不純物Bがイオン注入される。その後、層間絶縁膜を形成し、ソース/ドレイン領域、ゲート電極を露出する開口を形成し、電極を形成した。このようにしてサンプルS1を得た。
なお、比較のためFIG.1Cに示す活性窒素導入工程の後、FIG.1Dに示すアニール処理は行なわず、FIG.1Eに示すように、MOSFETを形成した比較用サンプルS2も作成した。
FIG.1Fは、作成した2種類のMOSFETの特性を示すグラフである。図中横軸は、ゲート電圧Vgから閾値Vthを差引いたVg−Vthを単位Vで示す。縦軸は、相互コンダクタンスGmに反転容量換算膜厚Teffを乗算し、さらにチャネル領域の幅Wと長さLの比W/Lを乗算した正規化相互コンダクタンスを単位mS×nmで示す。相互コンダクタンスがゲート絶縁膜の厚さ及びチャネル領域の大きさに係わらず正規化される。
活性窒素導入後、窒素雰囲気中1050℃でアニール処理を行なったサンプルS1の特性s1は、窒素雰囲気中のアニール処理を行なわなかったサンプルS2の特性s2と比べ、ほぼ全領域でより高い相互コンダクタンスを示している。アニール処理により、MOSFETの特性が向上したことが明らかである。キャリアの移動度が向上し、飽和電流が向上したものと考えられる。
このようにして、活性窒素の導入後アニール処理を行なうことにより、トランジスタの特性が向上することが判明したが、アニール処理の条件によって特性向上がどのように変化するかをさらに調べた。アニール処理の雰囲気として、窒素(N )、一酸化窒素(NO)、酸素(O )を用いた。
先ず、FIG.1Aに示す工程同様の工程により、シリコン基板に素子分離領域3を形成した。FIG.1Bに示す工程同様の工程により、温度965℃のO 雰囲気中でシリコン基板表面を熱酸化し、厚さ1.2nmのゲート酸化膜5を形成した。
その後、FIG.1Cに示す工程と同様の窒化工程を基板温度550℃で行なった。窒素を導入した段階で、ゲート絶縁膜の膜厚は、エリプソメータによる測定で1.457nmであった。
FIG.2Aに示すように、第3のサンプルS3に対しては、窒素導入後窒素雰囲気中1050℃のアニール処理を行なった。このアニール処理は、不活性ガス中でのアニール処理である。
FIG.2Bに示すように、第4のサンプルS4に対しては、窒素導入後NO雰囲気中950℃のアニール処理を行なった。このアニール処理は酸化、窒化を伴うアニール処理である。その後、窒素雰囲気中1050℃のアニール処理を行なった。この段階でエリプソメータで測定したゲート絶縁膜の膜厚は1.538nmであった。第3のサンプルと較べると、第4のサンプルに対してはNO中のアニール処理が追加されている。NO中アニール処理により増加した膜厚は0.081nmであった。
FIG.2Cに示すように、第5のサンプルS5に対しては、窒素導入後酸素(O )雰囲気中1000℃のアニール処理を行った。このアニール処理は、酸化を伴うアニール処理である。その後、窒素雰囲気中1050℃のアニール処理を行なった。第3のサンプルと較べると、第5のサンプルに対してはO 中のアニール処理が追加されている。
なお、各アニール処理は、ラピッドサーマルアニールRTAにより行ない、ごく短時間である。その後、第1、第2のサンプル同様絶縁ゲート電極、ソース/ドレイン領域を形成した。
FIG.2Dは、作成した第3、第4及び第5のサンプルの特性を示すグラフである。横軸及び縦軸はFIG.1F同様である。
第1のサンプルとゲート絶縁膜の厚さ、活性窒素導入時の温度が若干異なる第3のサンプルS3の特性s3は、FIG.1Fの特性s1とほぼ同様であった。活性窒素導入後NO雰囲気中950℃の(窒化、酸化)アニール処理を行なったサンプルS4の特性s4は、明かな向上を示した。活性窒素導入後酸素雰囲気中1000℃の(酸化)アニール処理を行なったサンプルS5の特性s5は、両者の中間の特性であった。
これらの結果をまとめると、活性窒素導入後、アニール処理を行なうと相互コンダクタンスが向上することが明かである。酸素雰囲気中でアニール処理を行っても、窒素雰囲気中のアニール処理の場合と較べ相互コンダクタンスは向上するが、さらにアニール処理をNO雰囲気中の窒化酸化アニールで行なった時が最も相互コンダクタンスが高くなる。
これは、NO雰囲気中のアニールによれば、基板側の界面近傍にシリコン−酸素−窒素(Si−O−N)結合が効率よく形成されるためと、発明者は考えている。
但し酸化性、又は窒化酸化性雰囲気中でのアニール処理は、基板の酸化、又は窒化酸化を生じさせ、ゲート絶縁膜が厚くなる。実効ゲート絶縁膜厚2nm以下のトランジスタを作成する場合、膜厚増加の少ないNO雰囲気中のアニール処理がより好ましいであろう。NOガス雰囲気中でのアニール処理による絶縁膜厚の増加は0.2nm以下とすることが好ましい。厚さ1.7nm以下のゲート絶縁膜を得る場合、初期の酸化膜厚は1.5nm以下とすることが好ましい。
従来技術で述べたように、シリコン酸窒化膜に活性窒素(ラジカル)を導入することが提案されている。本発明者は、下記の2種類の製造方法によって形成したゲート絶縁膜を有する半導体装置において、信頼性評価であるTDDB(time dependentdielectric breakdown)の測定を行った。(1)、(2)の製造方法において、酸化膜厚,活性窒素導入,NO熱処理、N2熱処理は順番が異なるが、それぞれの処理内容は同一のものである。
(1)熱酸化膜を形成後に、NOガス雰囲気で熱処理した後に、活性窒素によって窒素を導入し、しかる後にN2ガス雰囲気にて熱処理したゲート絶縁膜、と
(2)熱酸化膜を形成後、活性窒素によって窒素を導入し、しかる後にNOガス雰囲気中で熱処理し、更にそれよりも高温のN2ガス雰囲気にて熱処理したゲート絶縁膜。
上記測定にてストレス印加後に破壊判定基準以下であった歩留まりを比較すると、(1)のサンプルでは0%であったが、(2)のサンプルでは88%と両者に大きな差が生じた。
すなわち(2)のサンプルは、(1)のサンプルとほぼ同様な絶縁膜中での窒素分布を有するが,信頼性面での効果の差が大きい。この理由は活性窒素導入処理後に行うNO雰囲気での熱処理によって、基板側の界面近傍にシリコン−酸素−窒素(Si−O−N)結合が効率よく形成されるためと、本発明者は考えている。
なお、NOガス雰囲気中でのアニールの後、更にそれより高温のN ガス雰囲気での熱処理を行ったのは、NBTI特性を改善するためであリ、必須の工程ではない。
プラズマ窒化装置として、リモートプラズマ窒化装置の他、同じ米国カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社から入手可能なデカップルドRF窒素プラズマ装置が知られている。
FIG.7Bは、デカップルドRF窒素プラズマ装置の構成を概略的に示す。この装置においては、下部にサンプル27を収容する反応室25の頂部上に設けたコイル26のRF励起により窒素プラズマを発生させる。窒素プラズマは反応室の上壁に沿う、サンプル27から離れた領域内にのみ発生する。この装置を以下DPNと略記する。
DPN窒化装置を用い、2種類のサンプルを形成した。
FIG.3Aは、2種類のサンプルS6、S7及び比較用のサンプルS8の作成条件を示す。
先ず、FIG.1A、1Bに示す工程と同様の工程により、900℃の酸素雰囲気中で厚さ0.85nmの酸化シリコン膜をランプアニール装置で成膜した。その後、DPN装置内でRF電力700Wで窒素プラズマを励起し、室温雰囲気中で下方に配置した基板の酸化シリコン膜に活性窒素を導入した。
第6のサンプルS6に対しては、活性窒素導入後、1000℃の減圧酸素雰囲気中で酸化アニール処理(RTO)を行なった後、1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理(RTA)を行なった。
第7のサンプルS7に対しては、活性窒素導入後、950℃のNOガス雰囲気中で窒化酸化アニール処理(RTNO)を行ない、続いて1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理(RTA)を行なった。比較のため、酸化シリコン膜のみでゲート絶縁膜を形成したサンプルS8も2種類作成した。
FIG.3Bは、これらのサンプルの測定結果を示す。横軸が反転容量換算膜厚Teffを単位nmで示し、縦軸がゲートリーク電流Igを単位(A/cm2)で示す。酸化シリコン膜のみでゲート絶縁膜を形成したサンプルの特性s8は、×印で示した2点であり、外挿すると直線のようになる。
第6のサンプルS6の特性s6は、比較サンプルS8の特性s8より下方にあり、ゲートリーク電流が減少できることを示している。
第7のサンプルS7の測定点s7は、NO中の窒化酸化アニール処理であり、酸化が抑えられ、実効ゲート絶縁膜厚が測定点s6よりも薄くなっている。又、特性s8と比べ下方に存在し、サンプルS6同様ゲートリーク電流が低減できることを示している。
FIG.3Bの特性において、ゲートリーク電流の低減度合いは2つのサンプルS6、S7でほぼ同等である。サンプルS7は、実効ゲート絶縁膜厚を0.013nm薄くできている。また、相互コンダクタンスGmも優れており、半導体装置の特性として、ゲート長40nmのMOSトランジスタにおいて飽和電流が3.6%向上できた。
さらに、活性窒素を導入したゲート絶縁膜中で窒素がどのように分布するかを2次イオン質量分析(SIMS)によって調べた。活性窒素導入装置としてはDPNを用い、活性窒素導入後のアニール処理を酸素雰囲気中、NO雰囲気中の2種類で行なった。
FIG.4Aの表は、2種類のサンプルの作成工程を概略的に示す。第9のサンプルS9は、900℃の酸素雰囲気中で厚さ0.8nmの酸化シリコン膜をランプアニール装置によって成膜し、700WのデカップルドRF窒素プラズマによって室温雰囲気中でゲート酸化膜中に活性窒素を導入(DPN)した。その後、1000℃の減圧酸素雰囲気中でアニール処理RTOを行ない、続いて1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理(RTA)を行なった。
第10のサンプルS10は、第9のサンプルS9同様厚さ0.8nmの酸化シリコン膜を形成し、DPN装置により活性窒素を導入した後、950℃のNOガス雰囲気中のアニール処理(RTNO)を行ない、さらに1050℃窒素雰囲気中のアニール処理(RTA)を行なった。
FIG.4Bは、これら2種類のサンプルの測定結果を示すグラフである。
横軸が表面からの深さを単位nmで示し、縦軸が測定された窒素濃度を単位(atoms/cc)で示す。酸素雰囲気中でアニール処理を行なったサンプルの特性s9は、表面近傍においてより高いピーク値を有し、深さと共に徐々に窒素濃度は減少している。測定範囲内で1桁以上の窒素の濃度の変化を示しているがゲート絶縁膜とシリコン基板との界面が途中に存在する。
窒化酸化膜の膜厚は1.324nm、窒素濃度のピークは8.6at%、基板との界面における窒素濃度は3.6at%であった。界面での窒素濃度はピーク窒素濃度の1/2以下である。
活性窒素導入後NO雰囲気中でアニール処理を行なったサンプルS10の特性s10は、表面側のピークが幾分平坦に広がっているように見えるが、活性窒素導入による窒素分布とNO雰囲気中のアニール処理による窒素分布とが含まれるはずである。その後特性s9よりも若干高い窒素濃度を示しながら深さと共に減少する傾向を示し、ある程度深い位置からは特性s9とほぼ同様の分布である。
窒化酸化膜の膜厚は1.174nm、窒素濃度のピークは7.6at%、基板との界面における窒素濃度は4.9at%であった。窒化酸化膜の厚さを増加させれば、基板界面での窒素濃度をピーク窒素濃度の1/2以下とすることも可能であろう。基板との界面における窒素濃度は、いずれも5at%以下である。
表面側での窒素濃度をより高く、基板との界面での窒素濃度をより低くする観点からはO2等の酸化性雰囲気中でのアニールがより好適であろう。但し、膜厚の増加は窒化酸化性雰囲気中でのアニールより大きい。窒化酸化膜の厚さを薄く抑え、優れた駆動能力を有するトランジスタを形成する観点からは、NO等の窒化酸化性雰囲気中でのアニールが好適であろう。
いずれの測定結果においても、窒素濃度はゲート絶縁膜表面側にピークを有し、深さと共にシリコン基板との界面に向って減少を続けている。従って、ゲート絶縁膜中に多量の窒素を導入し、ボロンの突き抜けを有効に抑制できると共に、シリコン基板との界面における窒素濃度は、好ましくは5at%以下に、抑制し、チャネル領域における移動度の低下を抑制できることが分る。
さらに、酸化シリコン膜の表面近傍のみに活性窒素が導入されることを期待して、デカップルドRFプラズマの励起エネルギを700Wから500Wに下げた条件で実験を行った。
FIG.6Aの表は、3種類のサンプルの作成工程を概略的に示す。第11のサンプルS11は、900℃の酸素雰囲気中で厚さ0.8nmの酸化シリコン膜をランプアニール装置によって成膜し、500WのデカップルドRF窒素プラズマによって室温雰囲気中、バイアス電界なしでゲート酸化膜中に活性窒素を導入(DPN)した。その後、1000℃の減圧酸素雰囲気中でアニール処理(RTO)を行ない、続いて1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理(RTA)を行なった。
第12のサンプルS12は、第11のサンプル同様、900℃の酸素雰囲気中で厚さ0.8nmの酸化シリコン膜をランプアニール装置によって成膜し、500WのデカップルドRF窒素プラズマによって室温雰囲気中でゲート酸化膜中に活性窒素を導入(DPN)した。その後、950℃の減圧NO雰囲気中でアニール処理(RTNO)を行ない、続いて1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理(RTA)を行なった。
第13のサンプルS13は、第11のサンプル同様、900℃の酸素雰囲気中で厚さ0.8nmの酸化シリコン膜をランプアニール装置によって成膜し、500WのデカップルドRF窒素プラズマによって室温雰囲気中でゲート酸化膜中に活性窒素を導入(DPN)した。その後、1000℃の減圧酸素雰囲気中でアニール処理(RTO)を行ない、続いて950℃の減圧NO雰囲気中でアニール処理(RTNO)を行ない、さらに1050℃の窒素雰囲気中でアニール処理(RTA)を行なった。NO雰囲気中のアニールの後、さらに高温でRTAを行なうのは、NBTI特性の改善のためであり、必須の工程ではない。
FIG.6Bは、これら3種類のサンプルの測定結果を示すグラフである。横軸が表面からの深さを単位nmで示し、縦軸が測定された窒素濃度を単位(atoms/cc)で示す。
酸素雰囲気中でアニール処理を行った第11のサンプルS11の特性s11は、表面近傍においてより高いピーク値を有し、深さと共に徐々に窒素濃度は減少している。測定範囲内で1桁以上の窒素濃度変化を示している。ゲート絶縁膜とシリコン基板との界面が途中に存在する。
窒化酸化膜の膜厚は1.189nm、窒素濃度のピークは7.5at%、基板との界面における窒素濃度は2.2at%であった。界面での窒素濃度は、ピーク窒素濃度の1/2以下である。
活性窒素導入後、NO雰囲気中でアニール処理を行なった第12のサンプルS12の特性s12は、表面近傍のピークが幾分増加し、広がっている。その後、特性S11よりも若干高い窒素濃度を示しながら、深さと共に減少する傾向を示すが、界面に近づくと窒素量が増加して、表面と界面近傍とで2つのピークを有する特徴的な分布を示す。NO雰囲気中のアニール処理は、基板との界面近傍に窒素を導入する傾向があるようである。
窒化酸化膜の膜厚は1.170nm、窒素濃度のピークは7.8at%、基板との界面における窒素濃度は4.8at%であった。
活性窒素導入後、酸素雰囲気のアニールに続いてNO雰囲気のアニールを行なった第13のサンプルS13の特性s13は、表面側のピークは酸素アニールのサンプルの特性s11と同等である。s11の特性と差があるように見えるが、2次イオン質量分析(SIMS)の測定誤差内の違いである。界面に近づくと窒素量が増加して、NO雰囲気中で界面が効果的に窒化されていることが確認できる。
窒化酸化膜の膜厚は1.157nm、窒素濃度のピークは7.4at%、基板との界面における窒素濃度は2.4at%であった。
活性窒素導入後、NO雰囲気中でアニール処理を行い、特性を改善しても、基板との界面での窒素濃度は5at%以下に抑えることができる。条件を選択することにより、界面での窒素濃度を表面での窒素濃度の1/2以下にすることも可能である。 サンプルS12,S13の特性s12、s13から、活性窒素導入による窒素分布とNO雰囲気中のアニール処理による窒素分布とをそれぞれ制御することにより、種々の窒素分布を実現できることが判る。活性窒素導入による鋭い分布形状を余り崩すことなく、NO雰囲気中アニールにより界面近傍に窒素を導入することも可能である。ゲート絶縁膜表面と基板との界面とで異なる要請による異なる窒素濃度を実現することも容易になる。
FIG.5A〜5Dは、以上の実験結果に基づいた、本発明の実施例による半導体装置の製造方法を示す断面図である。
FIG.5Aに示すように、シリコン基板1にSTIによる素子分離領域3を形成する。STIの素子分離領域で画定された活性領域中に所望のイオン注入を行ない、n型ウエル4n、p型ウエル4pを形成する。なお、2つのウエルのみを示すが、同時に複数のウエルが形成される。
露出しているシリコン基板表面に800℃のパイロジェニック酸化を行ない、厚さ7nmの酸化シリコン膜11を形成する。なお、パイロジェック酸化は酸素中で水素を燃焼させた雰囲気により酸化を行なう方法である。厚さ7nmのゲート酸化膜は、動作電圧3V程度のMOSFETを作成するためのゲート絶縁膜となる。
低電圧動作をさせるMOSFETを作成する活性領域においては、成長した酸化シリコン膜11をエッチングで除去する。965℃の酸素雰囲気中でドライ酸化を行ない、厚さ1.2nmの酸化シリコン膜12を形成する。厚さ1.2nmのゲート酸化膜は、たとえば動作電圧1〜1.2V程度のMOSFETを作成するためのゲート絶縁膜となる。なお、シリコン基板表面に自然酸化膜が存在する場合、水素ラジカル等の還元性雰囲気で自然酸化膜を除去してもよい。清浄なシリコン表面を酸化することにより良質の酸化シリコン膜を形成できる。
2種類の厚さを有するゲート絶縁層を形成する場合を説明したが、3種類以上の厚さのゲート絶縁層を形成してもよい。
この酸化により先に形成した厚い酸化シリコン膜11も若干成長する。薄いゲート絶縁膜12を有するウエルもn型及びp型が形成される。
FIG.5Bに示すように、1.5kWのマイクロ波によって得られたRPN窒素プラズマにより、550℃の雰囲気中でゲート絶縁膜11、12に活性窒素を導入する。活性窒素を導入され、ゲート絶縁膜は窒化酸化シリコン膜11x、12xとなる。
FIG.5Cに示すように、950℃のNOガス雰囲気中でアニール処理を行なう。NOガスにより、ゲート絶縁膜はさらに酸窒化され、ダメージが回復する。このようにして、ゲート絶縁膜11y、12yが形成される。引き続き、NBTI特性の劣化を抑制する等のために、窒素雰囲気中でさらに高温のアニール処理を行なってもよい。
その後、ゲート絶縁膜上に厚さ100nmの多結晶シリコン層を形成し、レジストパターンを用いて所望のゲート長にパターニングする。薄いゲート絶縁膜12yの上には、ゲート長40nmのゲート電極を形成する。
図5Dに示すように、パターニングしたゲート電極及びnチャネル領域、pチャネル領域を選択するレジストマスクをマスクとし、n型不純物、p型不純物のイオン注入を行ない、エクステンション領域7p、7nを作成する。その後、厚さ約60nmの酸化シリコン膜を堆積し、RIEを行なうことによりサイドウォールスペーサ8を形成する。サイドウォールスペーサを有するゲート電極及びnチャネル領域、pチャネル領域を分離するレジストマスクを用い、n型不純物、p型不純物をイオン注入し、ソース/ドレイン領域9n、9pを形成する。
その後、必要に応じて露出しているシリコン表面にシリサイド化を行ない、層間絶縁膜で覆う。層間絶縁膜2に開口を形成し、引出しプラグを形成し、さらに必要な配線、層間絶縁膜の形成を行なう。
このようにして、薄いゲート絶縁層と厚いゲート絶縁層を有し、薄いゲート絶縁層においてもボロンの突き抜けを抑制し、かつチャネル領域の移動度の低下を抑制したCMOS集積回路を形成する。
このような工程により、2nm以下、特に1.7nm以下の薄い実効ゲート絶縁膜厚を有し、ボロン突き抜けを防止でき、かつチャネル領域の移動度低減を抑制することのできる半導体装置が形成される。
このように、上述の実施例によれば、ゲート絶縁膜中に表面側で高く、シリコン基板との界面で低い窒素濃度を導入し、ボロンのゲート絶縁膜突き抜けを抑制し、かつチャネル領域における移動度低減を抑制できる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、目的に応じて、NO中の窒化酸化アニールに代え、不活性ガスで希釈したNO中のアニールなどを用いてもよい。半導体基板上に初めに形成する絶縁膜として酸化シリコン膜に代え、基板との界面で3at%以下の窒素を含む窒化酸化シリコン膜を形成してもよい。窒化酸化シリコン膜上に高い誘電率を有するハイk材料の膜を積層してもよい。
FIG.7Cは、high−k(高誘電率)材料の膜を積層した構成を示す。high−k材料は、酸化シリコンより著しく大きな誘電率を有する。例えば、シリコン基板30表面に、750℃の酸素雰囲気中で厚さ0.58nmの酸化シリコン膜31をランプアニール装置によって成膜し、500WのデカップルドRF窒素プラズマによって室温雰囲気中でゲート酸化膜中に活性窒素を導入(DPN)した。その後、900℃のNOガス雰囲気中のアニール処理(RTNO)を行ない、さらに1050℃窒素雰囲気中のアニール処理(RTA)を行なった。この窒化酸化膜厚は、0.80nmであった。下地酸化膜厚、プラズマ窒化強度、NOガスアニール温度、時間等の調整で、さらに薄膜化することも可能であろう。この酸化窒化膜上に、Al,Hf,Zr等の酸化膜、それらの酸化シリケート膜等のハイk材料膜32を形成することで、半導体基板とハイk材料との反応を防止し、かつ信頼性および駆動能力の優れたゲート絶縁膜を提供できる。
その他種々の変更、修飾、組み合わせ、等が可能なことは当業者に自明であろう。
微細化の進んだMOSトランジスタの製造に適している。
FIGs.1A〜1Fは、本発明者が行った実験及びその結果を説明するための断面図及びグラフである。 FIGs.2A〜2Dは、本発明者が行った実験及びその結果を説明するための断面図及びグラフである。 FIGs.3A、3Bは、本発明者が行ったさらに他の実験の条件及び結果を示す表及びグラフである。 FIGs.4A、4Bは、本発明者が行ったさらに他の実験の条件及び結果を示す表及びグラフである。 FIGs.5A〜5Dは、本発明の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための半導体基板の断面図である。 FIGs.6A,6Bは、本発明者が行ったさらに他の実験の条件及び結果を示す表及びグラフである。 FIGs.7A,7B,7Cは、リモートプラズマ窒化装置、デカップルドRF窒素プラズマ装置の構成を概略的に示す断面図、およびハイk材料を用いたゲート絶縁層の構成を概略的に示す断面図である。

Claims (9)

  1. 半導体基板の表面を 雰囲気中で熱酸化して、前記半導体基板の活性領域上に酸化シリコン層からなるゲート絶縁層を形成する工程と、
    前記半導体基板を第温度とし、前記酸化シリコン層表面側から活性窒素により窒素を導入する工程と、
    次いで、前記半導体基板にNOガス雰囲気中での第2温度での第アニール処理を施す工程と、
    前記第1アニール処理の後、前記第2温度より高温の第3温度での不活性ガス中での第2アニール処理を施す工程と、
    を含み、
    前記第1アニール処理による前記酸化シリコン層の膜厚増加は0.2nm以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記活性窒素は、ラジカル窒素又はプラズマから発生した窒素である請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2温度は前記第1温度よりも高温である請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1アニール処理は、 、Ar、Heのいずれかを含む不活性ガスで希釈されたNOガス雰囲気中で行なわれる請求項1〜3のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. さらに、前記第1アニール処理の前に、酸素雰囲気中または不活性ガスで希釈した酸素雰囲気中で第3アニールを行う工程を含む請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記活性領域上に形成する前記酸化シリコン層は、厚さ1.5nm以下である請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1アニール処理後の、前記ゲート絶縁層の前記半導体基板との界面での窒素濃度は、5at%以下である請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体基板表面を熱酸化する工程の前に、前記半導体基板を還元性雰囲気中で第4アニール処理し、自然酸化膜を除去する工程を含む請求項1〜7のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体基板の前記活性領域上に前記ゲート絶縁層を形成する工程は、領域により厚さの異なる絶縁層を形成する請求項1〜8のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
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