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JP5117845B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、非常制動時のかごの減速度を調整可能なエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータのブレーキ装置では、非常制動時に、減速指令値及び速度信号に基づいて、かごの減速度が所定値となるように電磁ブレーキの制動力が制御される(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−157211号公報
しかし、上記のような従来のブレーキ装置及び制動制御装置では、基本的な非常制動動作と制動力の制御との両方が1つの制動力制御ユニットにより行われているため、制動力制御ユニットの故障等により、かごの減速度が過小となった場合には、制動距離が長くなり過ぎてしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、非常制動時の減速度を抑制しつつ、ブレーキ制御部の故障時にもより確実にかごを停止させることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、かご、及びかごの走行を停止させるブレーキ装置を備え、ブレーキ装置は、非常制動時に発生する制動力を制御することによりかごの減速度を調整するブレーキ制御部と、非常制動指令の発生から所定時間が経過するとブレーキ制御部による制動力の制御を無効化するタイマ回路とを有している。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態7によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態9によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態10によるエレベータ装置を示す構成図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、主索3により昇降路内に吊り下げられており、巻上機4の駆動力により昇降路内を昇降される。
巻上機4は、主索3が巻き掛けられた駆動シーブ5、駆動シーブ5を回転させるモータ6、かご1の走行に伴って駆動シーブ5と一体に回転されるブレーキ回転体としてのブレーキドラム7、及び駆動シーブ5の回転を制動するブレーキ部本体9を有している。モータ6の駆動は、運転制御部としての駆動制御部10により制御される。
ブレーキ部本体9は、ブレーキドラム7に接離されるブレーキシュー15、第1のブレーキシュー15に搭載されたアーマチュア16、ブレーキシュー15をブレーキドラム7に押し付ける制動ばね17、及びアーマチュア16に対向して配置され制動ばね17に抗してブレーキシュー15をブレーキドラム7から開離させる電磁力を発生するブレーキコイル18を有している。
ブレーキコイル18と電源19との間には、ブレーキスイッチ22及びタイマスイッチ28が直列に接続されている。スイッチ22,28の少なくともいずれか一方を開放することにより、ブレーキコイル18への電力供給が遮断され、ブレーキシュー15が制動ばね17によりブレーキドラム7に押し付けられる。タイマスイッチ28は、通常は閉成されている。従って、通常は、ブレーキスイッチ22が閉成されることにより、ブレーキコイル22に電力が供給され、ブレーキシュー15がブレーキドラム7から開離される。
ブレーキスイッチ22のON/OFFは、ブレーキ制御部23により制御される。ブレーキ制御部23は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM及びRAM等)及び信号入出力部を持ったマイクロコンピュータにより構成されている。
ブレーキ制御部23は、ブレーキ作動指令(通常の制動指令及び非常制動指令を含む)が発生されると、ブレーキスイッチ22を開放し、ブレーキコイル18への通電を遮断して、ブレーキ部本体9を制動動作させる。また、ブレーキ制御部23は、ブレーキ作動指令が解除、即ちブレーキ開放指令が発生されると、ブレーキスイッチ22を閉成し、ブレーキ部本体9の制動力を解除する。ブレーキ作動指令及びブレーキ開放指令は、駆動制御部10を含むエレベータ制御部により発生され、ブレーキ制御部23に入力される。
また、ブレーキ制御部23は、かご1の走行中にブレーキ作動指令、即ち非常制動指令が発生されると、かご1の減速度(負の加速度の絶対値)を推定するための減速度推定情報に基づいて、かご1の減速度を推定し、減速度が過大となったり過小となったりしないように、ブレーキコイル18に発生する電磁力(ブレーキスイッチ22の開閉状態)を制御する。これにより、ブレーキ制御部23は、ブレーキシュー15のブレーキドラム7への押付力を制御する。
減速度推定情報としては、モータ6の回転を検出する巻上機回転検出器、調速機に設けられたかご位置検出器、主索3が巻き掛けられた返し車の回転を検出する返し車回転検出器、かご1内の負荷を検出する秤装置、かご1に搭載された速度計又は加速度計、又は駆動シーブ5の軸トルクを検出する軸トルク計等を用いることができる。回転検出器及びかご位置検出器としては、エンコーダ又はレゾルバを用いることができる。
ブレーキスイッチ22としては、例えばチョッピング可能な開閉型スイッチ、又は抵抗値を連続的に変化させるスライド型スイッチなど、ブレーキコイル18への通電量を調整可能なスイッチが用いられる。以下、本実施の形態では、開閉型スイッチを用いる場合について説明するが、スライド型スイッチを用いる場合には、スイッチをON/OFFする代わりに、スイッチをスライドさせ抵抗値を変化させることになる。
タイマスイッチ28は、タイマ回路29からの開放指令に応じて開放される。タイマ回路29は、ブレーキ作動指令が発生されると時間の計測(カウントダウン)を開始し、ブレーキ作動指令の発生から所定時間後にタイマスイッチ28に開放指令を出力する。従って、ブレーキ制御部23によるブレーキ部本体9の制動力制御は、非常制動指令の発生から所定時間後に無効化される。
また、ブレーキ作動指令が解除されると、タイマ回路29による時間の計測はリセットされ、タイマスイッチ28は閉成される。実施の形態1のブレーキ装置は、ブレーキ部本体9、ブレーキスイッチ22、ブレーキ制御部23、タイマスイッチ28及びタイマ回路29を有している。
このようなエレベータ装置では、ブレーキ制御部23による制動力の制御が非常制動指令の発生から所定時間後に無効化されるので、非常制動時の減速度を抑制しつつ、ブレーキ制御部23の故障時にもより確実にかご1を停止させることができる。
実施の形態2.
次に、図2はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、ブレーキコイル18と電源19との間には、電流リミッタ27と切換スイッチ27aとが接続されている。電流リミッタ27は、ブレーキコイル18に流れる電流を制限する。電流リミッタ27としては、例えば抵抗器が用いられている。切換スイッチ27aは、電源19からの電流を電流リミッタ27により制限してブレーキコイル18に供給するか、電流リミッタ27を通さずにブレーキコイル18に供給するかを切り換える。
具体的には、切換スイッチ27aは、通常は電流リミッタ27を通さない回路側に切り換えられている。これに対して、ブレーキ作動指令が発生されると、切換スイッチ27aは電流リミッタ27を通す回路側に切り換えられる。また、ブレーキ作動指令が解除されると、切換スイッチ27aは、電流リミッタ27を通さない回路側に戻される。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、電流リミッタ27を用いることにより、ブレーキ制御部23によって制御できるブレーキコイル18への通電量の上限が設定され、ブレーキコイル18には電源電圧の一部しか印加されなくなる。従って、ブレーキ制御部23によるブレーキ部本体9の制御量を適当に制限することができる。
実施の形態3.
次に、図3はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、ブレーキコイル18と電源19との間には、強制制動スイッチ26が設けられている。強制制動スイッチ26は、ブレーキスイッチ22に直列に接続されており、通常は閉成されている。強制制動スイッチ26を開放することにより、ブレーキ制御部23からの指令によらず、ブレーキ部本体9が強制的に制動動作される。即ち、強制制動スイッチ26は、外部からの信号に応じて、ブレーキ制御部23による制動力の制御を無効化し、強制的にブレーキ部本体9に全制動力を発生させる。他の構成及び動作は、実施の形態2と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキコイル18と電源19との間に強制制動スイッチ26を設けたので、必要に応じてブレーキ制御部23による制御を無効化し、ブレーキ部本体9に即座に制動動作させることができる。
実施の形態4.
次に、図4はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、ブレーキスイッチ22は、ブレーキ制御部23の制御を受けず、ブレーキ作動指令(ブレーキ開放指令)の有無に応じて直接開閉される。電源19とブレーキコイル18との間には、ブレーキスイッチ22に並列に、調整スイッチ22a、電流リミッタ27及びタイマスイッチ28が接続されている。
この例では、ブレーキスイッチ22として、通常の開閉スイッチが用いられている。また、調整スイッチ22aとしては、チョッピング可能な開閉型スイッチ、又は抵抗値を連続的に変化させるスライド型スイッチなど、ブレーキコイル18への通電量を調整可能なスイッチが用いられる。通常時は、調整スイッチ22aは開放されており、タイマスイッチ28は閉成されている。以下、本実施の形態では、開閉型スイッチを用いる場合について説明するが、スライド型スイッチを用いる場合には、スイッチをON/OFFする代わりに、スイッチをスライドさせ抵抗値を変化させることになる。
調整スイッチ22aのON/OFFは、ブレーキ制御部23により制御される。具体的には、ブレーキ制御部23は、ブレーキ作動指令の有無に拘わらずかご1の走行中の減速度を監視し、減速度が過大となったり過小となったりしないように、ブレーキコイル18に発生する電磁力、即ち調整スイッチ22aの開閉状態を制御する。また、タイマスイッチ28は、ブレーキ作動指令の発生から所定時間後に開放される。ブレーキ制御部23は、駆動制御部10とは独立してかご1の減速度を検出し監視する。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、制動力を調整するための調整スイッチ22aをブレーキスイッチ22に対して並列の回路に配置し、ブレーキスイッチ22はブレーキ作動指令に応じて即座に開放されるようにしたので、ブレーキ作動指令の発生時に、ブレーキ部本体9を動作遅れなく直ちに制動動作させることができる。
また、ブレーキ制御部23は、駆動制御部10とは独立してかご1の減速度を検出し監視するので、信頼性を向上させることができる。
実施の形態5.
次に、図5はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、ブレーキ作動指令は、ブレーキ制御部23にも入力される。ブレーキ制御部23は、ブレーキ作動指令が入力されると、かご1の走行中の減速度を監視し、減速度が過大となったり過小となったりしないように、ブレーキコイル18に発生する電磁力、即ち調整スイッチ22aの開閉状態を制御する。他の構成は、実施の形態4と同様である。
このように、ブレーキ作動指令が発生したときのみ、ブレーキ制御部23がかご1の減速度を制御するようにしてもよい。
実施の形態6.
次に、図6はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、ブレーキコイル18と電源19との間には、強制制動スイッチ26が設けられている。強制制動スイッチ26は、通常は閉成されている。強制制動スイッチ26を開放することにより、ブレーキ制御部23からの指令及びブレーキスイッチ22の開閉状態によらず、ブレーキ部本体9が強制的に制動動作される。他の構成及び動作は、実施の形態4と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキコイル18と電源19との間に強制制動スイッチ26を設けたので、必要に応じてブレーキ制御部23による制御を無効化することができる。
なお、ブレーキ作動指令をブレーキ制御部23に入力し、ブレーキ作動指令の発生時のみブレーキ制御部23がかご1の減速度を制御するようにしてもよい。
実施の形態7.
次に、図7はこの発明の実施の形態7によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、巻上機4は、駆動シーブ5、モータ6、ブレーキドラム7、及び駆動シーブ5の回転を制動する第1及び第2のブレーキ部本体8,9を有している。
第1のブレーキ部本体8は、ブレーキドラム7に接離される第1のブレーキシュー11、第1のブレーキシュー11に搭載された第1のアーマチュア12、第1のブレーキシュー11をブレーキドラム7に押し付ける第1の制動ばね13、及び第1のアーマチュア12に対向して配置され第1の制動ばね13に抗して第1のブレーキシュー11をブレーキドラム7から開離させる電磁力を発生する第1のブレーキコイル14を有している。
第2のブレーキ部本体9は、実施の形態2のブレーキ部本体9に相当し、第2のブレーキシュー15、第2のアーマチュア16、第2の制動ばね17、及び第2のブレーキコイル18を有している。
第1のブレーキコイル14と電源19との間には、第1のブレーキスイッチ20が設けられている。第1のブレーキスイッチ20は、ブレーキ作動指令の有無に応じて直接開閉される。ブレーキ作動指令が発生されると、第1のブレーキスイッチ20が開放され、第1のブレーキコイル14への電力供給が遮断され、第1のブレーキシュー11が第1の制動ばね13によりブレーキドラム7に押し付けられる。また、ブレーキ開放指令が発生されると、第1のブレーキスイッチ20が閉成され、第1のブレーキ部本体8の制動力が解除される。
第2のブレーキスイッチ22は、実施の形態2のブレーキスイッチ22に相当する。即ち、第2のブレーキスイッチ22のON/OFFは、ブレーキ制御部23により制御される。第1のブレーキ部本体8は、第2のブレーキ部本体9による制動力を解除したままでもかご1を停止させることが可能な制動力を有している。
実施の形態7のブレーキ装置は、第1及び第2のブレーキ部本体8,9、第1及び第2のブレーキスイッチ20,22、ブレーキ制御部23、電流リミッタ27、切換スイッチ27a、タイマスイッチ28及びタイマ回路29を有している。他の構成及び動作は、実施の形態2と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキ作動指令が発生されると、第2のブレーキ部本体9の制御状態に拘わらず、第1のブレーキ部本体8が即座に制動動作する。このため、制動動作の開始の遅れをより確実に防止することができる。
なお、実施の形態7では、第2のブレーキ部本体9は、ブレーキ作動指令が発生されると、まず制動動作し、かご1の減速度が過大になると制動力を低減させるが、ブレーキ作動指令が発生されても第2のブレーキスイッチ22を閉じたままとし、かご1の減速度が所定値以下の場合に第2のブレーキスイッチ22を開放して制動動作させるようにしてもよい。
実施の形態8.
次に、図8はこの発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、第2のブレーキコイル18と電源19との間には、強制制動スイッチ26が設けられている。強制制動スイッチ26は、通常は閉成されている。強制制動スイッチ26を開放することにより、ブレーキ制御部23からの指令によらず、第2のブレーキ部本体9が強制的に制動動作される。他の構成及び動作は、実施の形態7と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキコイル18と電源19との間に強制制動スイッチ26を設けたので、必要に応じて第2のブレーキ制御部23による制御を無効化することができる。
実施の形態9.
次に、図9はこの発明の実施の形態9によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、巻上機4は、駆動シーブ5、モータ6、ブレーキドラム7、及び駆動シーブ5の回転を制動する第1及び第2のブレーキ部本体8,9を有している。
第1のブレーキ部本体8は、実施の形態7、8と同様に、第1のブレーキシュー11、第1のアーマチュア12、制動ばね13、及び第1のブレーキコイル14を有している。第2のブレーキ部本体9は、実施の形態4のブレーキ部本体9に相当し、第2のブレーキシュー15、第2のアーマチュア16、第2の制動ばね17、及び第2のブレーキコイル18を有している。
第1のブレーキコイル14と電源19との間には、第1のブレーキスイッチ20が設けられている。第1のブレーキスイッチ20は、ブレーキ作動指令に応じて直接開閉される。
第2のブレーキスイッチ22は、実施の形態4のブレーキスイッチ22に相当する。即ち、第2のブレーキスイッチ22は、ブレーキ制御部23の制御を受けず、ブレーキ作動指令に応じて直接開閉される。電源19とブレーキコイル18との間には、第2のブレーキスイッチ22に並列に、調整スイッチ22a、電流リミッタ27及びタイマスイッチ28が接続されている。
調整スイッチ22aのON/OFFは、ブレーキ制御部23により制御される。具体的には、ブレーキ制御部23は、ブレーキ作動指令の有無に拘わらずかご1の走行中の減速度を監視し、減速度が過大となったり過小となったりしないように、ブレーキコイル18に発生する電磁力、即ち調整スイッチ22aの開閉状態を制御する。また、タイマスイッチ28は、ブレーキ作動指令の発生から所定時間後に開放される。
実施の形態9のブレーキ装置は、第1及び第2のブレーキ部本体8,9、第1及び第2のブレーキスイッチ20,22、調整スイッチ22a、ブレーキ制御部23、電流リミッタ27、タイマスイッチ28及びタイマ回路29を有している。他の構成及び動作は、実施の形態4、7と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキ作動指令が発生されると、第2のブレーキ部本体9の制御状態に拘わらず、第1のブレーキ部本体8が即座に制動動作する。このため、制動動作の開始の遅れをより確実に防止することができる。
また、制動力を調整するための調整スイッチ22aを第2のブレーキスイッチ22に対して並列の回路に配置し、第2のブレーキスイッチ22はブレーキ作動指令に応じて直接開閉されるようにしたので、ブレーキ作動指令の発生時に、第2のブレーキ部本体9を動作遅れなく直ちに制動動作させることができる。
なお、ブレーキ作動指令をブレーキ制御部23に入力し、ブレーキ作動指令の発生時のみブレーキ制御部23がかご1の減速度を制御するようにしてもよい。
実施の形態10.
次に、図10はこの発明の実施の形態10によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、第2のブレーキコイル18と電源19との間には、強制制動スイッチ26が設けられている。強制制動スイッチ26は、通常は閉成されている。強制制動スイッチ26を開放することにより、ブレーキ制御部23からの指令によらず、第2のブレーキ部本体9が強制的に制動動作される。他の構成及び動作は、実施の形態9と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキコイル18と電源19との間に強制制動スイッチ26を設けたので、必要に応じて第2のブレーキ制御部23による制御を無効化することができる。
なお、実施の形態10について、ブレーキ作動指令をブレーキ制御部23に入力し、ブレーキ作動指令の発生時のみブレーキ制御部23がかご1の減速度を制御するようにしてもよい。
また、上記の例では、ブレーキ制御部23をコンピュータで構成したが、アナログ信号を処理する電気回路によって構成してもよい。
さらに、上記の例では、ブレーキ装置を巻上機4に設けたが、他の位置に設けてもよい。即ち、ブレーキ装置は、例えばかごに搭載されたかごブレーキや、主索を掴んでかごを制動するロープブレーキ等であってもよい。
さらにまた、ブレーキ回転体は、ブレーキドラムに限定されるものではなく、例えばブレーキディスクであってもよい。
また、1つのブレーキ回転体に対してブレーキ部本体を3個以上設けてもよい。
さらに、上記の例では、ブレーキ回転体の外側にブレーキ装置を配置したが、ブレーキ回転体の内側に配置してもよい。
さらにまた、ブレーキ回転体は駆動シーブと一体であってもよい。

Claims (4)

  1. かご、及び
    上記かごの走行を停止させるブレーキ装置
    を備え、
    上記ブレーキ装置は、
    上記かごの減速度を推定するための減速度推定情報が入力され、上記減速度推定情報に基づいて上記かごの減速度を推定するとともに、スイッチのON/OFFを制御して非常制動時に発生する制動力を制御することにより上記かごの減速度を調整するブレーキ制御部と、
    非常制動指令が入力され、上記非常制動指令の発生から所定時間が経過すると、上記ブレーキ制御部が制御する上記スイッチとは別のスイッチを開放して上記ブレーキ制御部による制動力の制御を無効化するタイマ回路と
    外部からの信号に応じて上記ブレーキ制御部による制動力の制御を無効化し全制動力を強制的に発生させるための強制制動スイッチと
    を有しているエレベータ装置。
  2. 上記ブレーキ装置は、
    上記かごの走行とともに回転されるブレーキ回転体に接離されるブレーキシュー、
    上記ブレーキシューを上記ブレーキ回転体に押し付ける制動ばね、及び
    上記制動ばねに抗して上記ブレーキシューを上記ブレーキ回転体から開離させる電磁力を発生するブレーキコイル
    を有し、
    上記ブレーキ制御部は、非常制動時に上記ブレーキコイルに発生する電磁力を制御し、
    上記タイマ回路は、非常制動指令の発生から所定時間が経過すると、上記ブレーキコイルへの電力供給を遮断する請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記ブレーキ装置は、上記ブレーキコイルに流れる電流を制限する電流リミッタをさらに有している請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 上記かごの運転を制御する運転制御部をさらに備え、
    上記ブレーキ制御部は、上記運転制御部とは独立して上記かごの減速度を検出する請求項1記載のエレベータ装置。
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