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JP5010488B2 - 燃費適正判定システム - Google Patents

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Description

本発明は、運転手のエコ運転を支援する燃費適正判定システムに関する。
近年、環境保護の観点から運転手(以下、ドライバーという。)のエコ運転を支援する燃費適正判定システムが車両に搭載されるようになってきている。例えば、アクセルの踏み込み量やエンジンの効率、さらには走行速度や加速度などから車両が燃費のよい走行状態にあるか否かを判定し、燃費がよいと判定される場合には、LED(Light Emitting Diode)を点灯させ、エコ運転である旨をドライバーに認識させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、低燃費の走行をドライバーに認識させるべく、車両に搭載された変速機の伝達効率特性に基づいて、現在の車両の走行状態が低燃費であるか否かを判定してドライバーに表示する技術が開示されている。
特開2006−315479号公報
ところで、AT油温(変速機の作動油の温度)が高温・低温時も関係なくエコ・非エコ通知を実施するため、ドライバーはエコ通知状態を維持しようとアクセルを操作するための油温を適切な状態にさせることができない。例えば、AT油温が高温時であって、ドライバーはエコ通知状態を維持し、かつ速い速度で車両を走行させようとする場合、つまり、エコ判定基準の上限を超えないギリギリのところでアクセルを操作している場合は、AT油温が高温から適切な温度へと下がらない。一方、AT油温が低温時であって、ドライバーはエコ通知状態を維持しつづける場合は、AT油温がなかなか低温から適切な温度へと上がらない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、エコ運転の状態におけるATの劣化を抑制する燃費適正判定システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の燃費適正判定システムは、ドライバーのエコ運転を支援する燃費適正判定システムであって、車両状態を検出する車両状態検出部と、変速機の作動油温を検出する作動油温検出部と、車両状態及び作動油温に基づいて、車両走行時の燃費の適正について判断するための燃費適正判断基準を設定し、アクセル開度または車両パワーに基づいて、走行中の燃費が、該設定された燃費適正判断基準に適合するか否かを判定し、該判定結果が設定された燃費適正判断基準に適合する場合に、エコ運転である旨を表示部に表示させる制御部を有し、制御部は、作動油温が作動油の寿命を早める温度を示す高温判定用しきい値以上であると判定した場合に、設定された燃費適正判断基準を、エコ運転であると判定されにくい基準へ設定することを特徴としている。
この構成によれば、AT油温に応じてエコ運転を示す表示態様が変化する。
また、上述した制御部は、AT油温が低温である場合には低温に適した燃費適正判断基準を自身に設定する。
この構成によれば、AT油温に適した表示態様を提供する。
本発明によれば、表示部の表示内容に基づいて、ドライバーはアクセル操作に対する意識が働き、エコ運転の維持を図ろうとする。これにより、AT油温が調整され、ATの劣化を抑制することができる。また、AT油温に応じて最適なエコ運転をドライバーに認識させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る燃費適正判定システムの構成図、図2はパワートレインECU10やメーターECU10のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
燃費適正判定システムは、図1に示すように、パワートレインECU10、メーターECU20等から構成される。これらの各ECU(electronic control unit:電子制御ユニット)10,20は、車載LAN等のネットワーク30で互いに接続されており、例えば、CAN(Controller Area Network)等のプロトコルが使用される。尚、本実施形態では、パワートレインECU10とメーターECU20とを別体として記載しているが、これらは一体形成されていてもよい。
パワートレインECU10は、エンジンの制御を行うエンジン制御部11、トランスミッションの制御を行うトランスミッション制御部12、その他、変速機の作動油温を検出する不図示の作動油温検出部、車両状態を検出する不図示の車両状態検出部等を備え、センサ50から吸入空気量や空燃比等の測定データを取得し、これらの測定データに基づいて燃料噴射量、点火時期、変速タイミング等の制御指令値の演算を行い、この演算結果に基づいてインジェクタや点火コイル等のアクチュエータ60を制御する。尚、本実施形態では、パワートレインECU10内に、エンジン制御部11及びトランスミッション制御部12が形成されているが、エンジン制御部11及びトランスミッション制御部12はそれぞれ別のECU内に形成されていてもよい。
また、パワートレインECU10は、エコ判断部13を備え、エコ判断部13は、作動油温検出部から入力される作動油温情報及び車両状態検出部から入力される車両状態情報に基づいて、車両の運転状態がエコ運転であるか否かを判断する。尚、エコ判断部13及び後述する表示制御部21等から本発明の制御部が構成される。また、エコ運転とは、例えば燃費のよい運転であること等を意味し、測定データ等から算出された算出値と所定のしきい値とを比較することによってエコ運転であるか否かが判断される。エコ判断部13の動作の詳細については後述する。
メーターECU20は、表示制御部21を備え、表示制御部21は、車両に搭載されるインジケータパネル40内の各種インジケータランプや本発明の表示部としてのエコ表示部41を制御する。エコ表示部41は、エコ運転の度合いを示す棒グラフ(以下、エコバーという。)、エコ運転である場合に点灯するランプ(以下、エコランプという。)等により構成される。
尚、上述した各ECU10,20は、いわゆるコンピュータ、すなわち、図2に示すように、CPU等の処理装置10a、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)、NVRAM(Non Volatile RAM)等のRAM10b、フラッシュメモリ等のROM(Read Only Memory)10c、お互いの通信における入出力を制御するI/F10dがバス10eにより接続されたハードウェア構成により実現される。
したがって、CPU10aがROM10c等に格納された所要のプログラムを読み込み、当該プログラムに従った演算を行うことにより、各ECU10,20内の各機能が実現される。尚、このようなプログラムとしては後述するフローチャートに応じたプログラムとすることができる。
続いて、燃費適正判定システムの動作について説明する。
まず、パワートレインECU10内のエコ判断部13の処理手順について図3から図7を参照して説明する。
図3はエコ判断部13の処理手順の一例を示すフローチャート、図4はアクセル開度上限しきい値算出用マップ、図5はガード処理を説明するためのグラフ、図6はガード処理後のエコ運転状態量を示すグラフ、図7はなまし処理後のエコ運転状態量を示すグラフである。
エコ判断部13は、図3に示すように、まず、センサ50から各種測定データが入力されると、入力された測定データが正常であるか否かを判定する(ステップS1)。この判定処理は、例えば、所定の時間内において同一測定データが継続して入力されたかによって行われ、同一測定データが継続して入力された場合には、測定データが正常でないと判定する。この場合、センサ50に固着異常等が発生したと判断できる。
エコ判断部13は、測定データが正常であると判定した場合には、次いで、省燃費アドバイスの提供をしてもよいか否か、すなわち、車両状態のエコ運転の表示、例えば、エコバーによる表示やエコランプによる表示をドライバーに提供できる状態にあるか否かを判定する(ステップS2)。この判定処理は、例えば、シフトレバーがバックやパーキングの位置にあったり、パワースイッチをオンする信号が入力されていたりするか否かによって行われ、このような場合には、エコ運転の表示が可能でない状態と判定する。逆にシフトレバーがドライブレンジの位置にある場合には、エコ運転の表示が可能な状態であると判定する。
エコ判断部13は、さらに、エコ運転の表示が可能であると判定した場合には、次いで、エコ運転を判断するための上限しきい値を算出する(ステップS3)。上限しきい値の算出は、例えば、図4に示す、アクセル開度上限しきい値算出用座標(以下、マップという。)を参照して行われる。当該マップには、車速と、その車速の時にエコ運転であるか否かを判断するためのアクセル開度の上限しきい値との関係が記録されている。当該マップ上の曲線aは、本発明の燃費適正判断基準に相当し、エコ領域、非エコ領域とを分ける境界線であって、境界線上の値がその車速における上限しきい値を示す。エコ判断部13は、このようなマップを保持しており、センサ50で測定された車速からアクセル開度の上限しきい値を算出する。
エコ判断部13は、次いで、ステップS3の処理で算出された上限しきい値と、センサ50の測定データ等から求めた現在のアクセル開度と、からエコ運転状態量を算出するとともに、その算出値からエコランプの表示態様、例えば点灯又は消灯、点滅等を決定する(ステップS4)。このエコ運転状態量は、

エコ運転状態量=((現在のアクセル開度)/上限しきい値)×100

により算出できる。また、エコランプの点灯等については、例えば、エコ運転状態量が100%以下であれば、エコ運転状態であると判定し、エコランプを点灯する決定をし、逆に、エコ運転状態量が100%より大きければ、非エコ運転状態であると判定し、エコランプを消灯する決定をする。
エコ判断部13は、次いで、ガード処理を実施する(ステップS5)。ガード処理とは、エコランプの表示と、エコバーの表示とにずれが生じないようにするための処理である。
ここで、ガード処理について図5及び図6を参照して簡単に説明する。
エコ判断部13は、図5に示すように、上限しきい値に所定値を加算してガード用しきい値を算出する。エコ運転状態量が上昇しているときには、エコ運転状態量がガード用しきい値を超えてからの所定時間をガード時間とする。また、エコ運転状態量が降下しているときには、エコ運転状態量が上限しきい値を下回ってからの所定時間をガード時間とする。
このガード時間内では、エコ運転状態量に変動が生じないようにエコ運転状態量を変更する。すなわち、ガード時間の間はエコ運転状態量を100%維持する。これにより、図6に示すようなガード処理後のエコ運転状態量を得ることができる。
エコ判断部13は、次いで、なまし処理を実施する(ステップS6)。エコ運転状態量がノイズ等によって一時的に変化したり、エコ運転状態量が急激に変化したりするのを抑制するために、以下に示す式に従ってなまし処理を実施する。
(n)=(1−D)P(n−1)+D×P
なお、Pはエコ運転状態量を表し、P(n)はエコ運転状態量のなまし処理された今回の値、P(n−1)はエコ運転状態量の前回の値である。また、Dはなまし定数である。
この他に、各種センサ2から測定データを入力するごとに生成されるエコ運転状態量を所定回分加算して平均を求めた移動平均や、レートリミット、出力値フィルタ(ローパスフィルタ)処理のような処理を行ってもよい。
エコ判断部13は、次いで、なまし処理を施したエコ運転状態量と、エコランプの表示状態との不整合を取り除く処理を行う(ステップS7)。すなわち、図7に示すように、なまし処理後のエコ運転状態量が100%となるタイミングに合わせて、エコランプの点灯と消灯とを切替える。
エコ判断部13は、次いで、車両が現在停車状態にあるか否かを判定する(ステップS8)。当該処理は、センサ50から入力された車速に基づいて、車両が停車状態にあるか否かによって行われる。例えば、車速が2km/hを下回った場合には、車両が停車状態にあると判定し、車速が4km/hを上回った場合には、車両が走行状態にあると判定する。また、車速が2km/hと4km/hとの間にある場合には、停車判定をただちに行わずに、その後、車速の変化があるまで待機する。
エコ判断部13は、ここで、車両が停止状態でないと判定した場合、例えば走行状態であると判定した場合には、算出したエコ運転状態量と、エコランプの表示状態を示す情報とを通知制御信号としてメーターECU20に通知し(ステップS9)、処理を終了する。
尚、上述したステップS1の処理において、エコ判断部13が、入力された測定データが正常でないと判定した場合には、センサ50のフェール時のエコ運転状態量として0%を算出する(ステップS10)。また、ステップS2の処理において、エコ判断部13が、エコ運転表示が可能な状態ではないと判定した場合には、除外時のエコ運転状態量として0%を算出する(ステップS11)。さらに、ステップ8の処理において、車両が停止状態であると判定した場合には、車両停止時のエコ運転状態量として0%を算出する(ステップS12)。
次に、メーターECU20内の表示制御部21の処理手順について図8及び図9を参照して説明する。
図8は表示制御部21の処理手順の一例を示すフローチャート、図9はエコ表示部41の表示例である。
表示制御部21は、図8に示すように、パワートレインECU10から通知制御信号を受信するまで待機状態を続け(ステップS21)、通知制御信号を受信したと判定した場合には、当該通知制御信号に基づき、インジケータパネル40のエコ表示部41の表示を制御する(ステップS22)。エコ表示部41の表示の制御には、例えば、エコランプの点灯やエコバーの表示等がある。
このように、燃費適正判定システムは、パワートレインECU10及びメーターECU20の各機能により、インジケータパネル40にエコ運転状態量をエコバーとして表示し、また、エコランプを点灯等する。
例えば、図9(a)に示すように、エコ運転である場合には、0%から100%の間のエコ運転領域41aにエコバーが表示され、エコバーが100%に達するまでは操作余量として示される。この場合には、エコランプ41dが点灯する。一方、同図(b)に示すように、非エコ運転である場合には、100%を超える非エコ運転領域41bにまでエコバーが表示され、100%超過分は操作逸脱量として示される。この場合には、エコランプ41dが消灯する。この基準となる100%はエコ運転領域の上限しきい値を示している。これにより、ドライバーはエコ運転を視覚により認識することができる。尚、エコバーが上限しきい値100%からプラスマイナス5%未満の範囲にある場合に、エコランプ41dを点滅させるようにしてもよい。これにより、ドライバーに対しエコ運転に対する注意喚起となる。
尚、0%未満の領域は、車両が回生運転状態にあると判定できる回生運転領域41cであり、ハイブリッド車両用に用意された領域である。回生ブレーキの操作によって車両の運転状態が回生領域にあることを示している。
次に、上述したステップS3の処理における上限しきい値の算出形態について図10から図12等を参照して説明する。
図10は上限しきい値算出処理の一例を示すフローチャート、図11はAT油温が高温である場合におけるマップ、図12はAT油温が低温である場合におけるマップである。
エコ判断部13は、図9に示すように、まず、マップを自身に設定する(ステップS31)。当該マップは、図4を参照して説明したものが使用される。
エコ判断部13は、次いで、AT油温が高温判定用しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS32)。当該温度としては、例えば90℃程度とすることができるが、特に限定されるものではない。
エコ判断部13は、ここで、AT油温が高温判定用しきい値以上であると判定した場合には、設定されたマップに代えて、高温用のマップに補正する(ステップS33)。高温用のマップは、図10に示すように、エコ運転であると判定されにくい基準に、すなわち、上限しきい値の曲線aを非エコ領域が拡大するように下方に移動させた曲線bによって構成される。この下げ幅は例えば5%程度とすることができる。尚、AT油温が高温判定用しきい値未満であると判定した場合には、ステップS33の処理を行わずに、後続の処理を行う。
エコ判断部13は、次いで、AT油温が低温判定用のしきい値未満であるか否かを判定する(ステップS34)。当該温度としては、例えば40℃程度とすることができるが、特に限定されるものではない。
エコ判断部13は、ここで、AT油温が低温判定用のしきい値未満であると判定した場合には、設定されたマップに代えて、低温用のマップに補正する(ステップS35)。低温用のマップは、図11に示すように、エコ運転であると判定されやすい基準に、すなわち、上限しきい値の曲線aをエコ領域が拡大するように上方に移動させた曲線cによって構成される。この上げ幅は例えば5%程度とすることができる。尚、AT油温が低温判定用のしきい値以上であると判定した場合には、ステップS35の処理を行わずに、後続の処理を行う。
エコ判断部13は、次いで、設定されたマップに基づいて、現車速から上限しきい値を算出し(ステップS36)、処理を終了する。
このように、AT油温が低温である場合には低温用のマップを使用して、上限しきい値の算出基準をエコ領域が拡大されるように変えることで、例えば、寒冷地等ではドライバーに対し通常時よりアクセルを踏み込むことができると意識させることができ、油温の上昇を早めることにつなげられる。これにより、ATの作動油の粘度が軟化され、ATの変速の応答性が向上する。
一方、AT油温が高温である場合には高温用のマップを使用して、上限しきい値の算出基準を非エコ領域が拡大されるように(エコ領域が縮小されるように)変えることで、例えば、ドライバーはなるべくアクセルを踏まないようにする意識が働く。これにより、AT油温が低下しATの作動油の寿命が短期間になることが抑制される。このため、ATの変速不良が抑制される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本発明のプログラムを通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
例えば、上述した実施形態では、エコ判断部13をパワートレインECU10内に構成したが、図13に示すように、メーターECU20に構成するようにしてもよい。
また、ナビゲーション装置(いわゆるカーナビ)の制御を行うナビ用のECUに、上述したエコ判断部13の機能を設け、ナビゲーション装置のディスプレイ上に上述したエコバー表示を表示させることもできる。エコ判断部13をドライブレコーダー用のECUに設けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、アクセル開度を求めてこれを上限しきい値と比較することでエコ運転状態量を算出しているが、アクセル開度以外に、車両パワーに基づいてエコ運転状態量を算出することもできる。
また、上述した実施形態では、境界線aの全体を上方又は下方に移動させたが、現在の車速に該当する境界点だけを移動させるようにしてもよい。これにより、パワートレインECU10の計算量を低減させることができる。
また、例えば10分程度の所定時間における平均車速を算出し、その平均車速に係る部分の境界線だけを移動させても、パワートレインECU10の計算量を低減させることができる。尚、平均車速の算出基準となる所定時間は分単位でなく、時間単位や日単位であってもよい。このように、計算量を低減させることによって、車両に搭載されるバッテリーの消耗が抑制される。
また、本実施形態では、AT油温を高温、低温、及びこれらの間の温度(中温)の3つの温度に区切り、境界線をこれらの温度に応じて切替えているため、境界線を例えば1度ごとに連続的に切替える場合に比べて、パワートレインECU10の計算量を低減させている。逆に、当該区切りを細かくすることによって、エコ運転システムの表示精度が向上させるようにしてもよい。
エコ運転システムの構成図である。 ECUのハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 エコ判断部の動作の一例を示すフローチャートである。 アクセル開度上限しきい値算出用マップである。 ガード処理を説明するためのグラフである。 ガード処理後のエコ運転状態量を示すグラフである。 なまし処理後のエコ運転状態量を示すグラフである。 表示制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 エコ表示部の表示例である。 上限しきい値算出処理の一例を示すフローチャートである。 AT油温が高温である場合におけるマップである。 AT油温が低温である場合におけるマップである。 エコ運転システムの他の構成図である。
符号の説明
10 パワートレインECU
11 エンジン制御部
12 トランスミッション制御部
13 エコ判断部
20 メーターECU
21 表示制御部
30 ネットワーク
40 インジケータパネル
41 エコ表示部
41a エコ運転領域
41b 非エコ運転領域
41c 回生領域
41d エコランプ
50 センサ
60 アクチュエータ

Claims (6)

  1. ドライバーのエコ運転を支援する燃費適正判定システムであって、
    車両状態を検出する車両状態検出部と、
    変速機の作動油温を検出する作動油温検出部と、
    前記車両状態及び前記作動油温に基づいて、車両走行時の燃費の適正について判断するための燃費適正判断基準を設定し、
    アクセル開度または車両パワーに基づいて、走行中の燃費が、該設定された燃費適正判断基準に適合するか否かを判定し、
    該判定結果が前記設定された燃費適正判断基準に適合する場合に、エコ運転である旨を表示部に表示させる制御部を有し、
    前記制御部は、前記作動油温が作動油の寿命を早める温度を示す高温判定用しきい値以上であると判定した場合に、前記設定された燃費適正判断基準を、エコ運転であると判定されにくい基準へ設定することを特徴とする燃費適正判定システム。
  2. 前記制御部は、前記作動油温が低温判定用しきい値未満であると判定した場合に、前記設定された燃費適正判断基準を、エコ運転であると判定されやすい基準へ設定することを特徴とする請求項に記載の燃費適正判定システム。
  3. 前記車両状態は、車両の走行状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃費適正判定システム。
  4. 前記車両状態は、現在の車速であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の燃費適正判定システム。
  5. 前記車両状態は、所定時間における平均車速であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の燃費適正判定システム。
  6. ドライバーのエコ運転を支援する燃費適正判定プログラムであって、
    コンピュータを、
    車両状態及び作動油温に基づいて、車両走行時の燃費の適正について判断するための燃費適正判断基準を設定し、
    アクセル開度または車両パワーに基づいて、走行中の燃費が、該設定された燃費適正判断基準に適合するか否かを判定し、
    該判定結果が前記設定された燃費適正判断基準に適合する場合に、エコ運転である旨を表示部に表示させる制御部
    として機能させ
    前記制御部は、前記作動油温が作動油の寿命を早める温度を示す高温判定用しきい値以上であると判定した場合に、前記設定された燃費適正判断基準を、エコ運転であると判定されにくい基準へ設定することを特徴とする燃費適正判定プログラム。
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