JP5337501B2 - エコ運転支援装置 - Google Patents
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Description
その理由は、主に、エコ運転実施率を向上させるために、ドライバにエコ運転に伴う煩わしさをできるだけ感じさせないようにするためである。また、登坂路を判定していないので、登坂路で過剰に非エコ判定をしないようにするためでもある。
また、特許文献2では、燃料残量の通知タイミングを制御するために、道路種別、地図データ、交通情報、走行履歴データや乗員情報に基づいて判定しきい値を設定し、この判定しきい値と走行可能距離とを比較することで燃料残量通知の必要性を判定している。
本発明によれば、車両で発生する車両パワーと、電気負荷の利用状況とに基づいて車両の運転状態がエコ運転状態にあると判定するためのしきい値を設定し、これを車速に基づいて補正している。従って、実燃費に見合ったしきい値を設定することができ、車両のエネルギー状態に応じたエコ運転の走行アドバイスが可能となる。
本発明によれば、アクセルペダルの踏込み量を示すアクセル開度と、電気負荷の利用状況とに基づいて車両の運転状態がエコ運転状態にあると判定するためのしきい値を設定し、これを車速に基づいて補正している。従って、実燃費に見合ったしきい値を設定することができ、車両のエネルギー状態に応じたエコ運転の走行アドバイスが可能となる。
従って、現在の車両のエネルギー状態と、給油所や供給所までの距離とに基づいて、燃料の切り詰めが必要であると判断する場合に、値が低くなるようにしきい値の再設定を行うので、最適なエコ運転支援情報を表示させることができる。
なお、本明細書におけるエコの定義として、エコノミーとエコロジーの両方、又は何れか一方の意味を持つものとする。エコノミーとは、燃料の消費を抑えて燃料を節約(省燃費)することを意味する。また、エコロジーとは、化石燃料の消費を抑えたり、又は化石燃料の燃焼などによって生じる有害物質や二酸化炭素の発生、排出を抑えることを意味する。
また、図1には、車内通信バスに接続するECUとしてパワートレインECU10と、HV−ECU20と、メータECU30と、モータ・ジェネレータECU50と、パワーマネジメントECU60と、ナビECU70と、バッテリECU80とを図示しているが、車内通信バスには、その他にも複数のECUが接続されている。
また、図1に実線で示す矢印は、信号の物理的な接続状態を表しており、図1に点線で示す矢印は、データの流れを表している。
また、パワートレインECU10は、所定時間毎の走行距離と、この距離の走行に要した燃料消費量との平均値から平均燃費を求めて、この平均燃費と、燃料残量センサによって測定された燃料残量とからエンジンによって走行可能な航続可能距離を算出する。算出した航続可能距離は、HV−ECU20のエコ判断部22に通知する。
また、HV制御部21は、ハイブリッドシステムの状態を示すHV状態信号を生成する。このHV状態信号には、車両パワー、車両の限界出力パワー、バッテリの充電許可電力などが含まれる。生成したHV状態信号は、エコ判断部22に出力される。
エコ判断部22は、入力したHV状態信号と、センサ信号とをもとに車両の運転状態のエコ度合いを表すエコ運転状態量を算出する。エコ運転状態量の詳細については後述する。
また、エコ判断部22は、車両の走行状態がエコ運転状態にあるか否かを判定するエコ判定しきい値を求め、算出したエコ運転状態量と比較することで、車両の運転状態がエコ運転状態にあるのか、非エコ運転状態にあるのかを判定する。この処理の詳細についても後述する。
さらに、エコ判断部22は、センサや他のECUから取得した情報に基づいて、燃料消費量の削減を行う必要があるか否かを判定する。燃料消費量の削減が必要であると判定すると、燃料消費量をさらに削減するためにエコ判定しきい値の補正を行う。この処理の詳細についても後述する。
エコ判断部22は、エコ運転状態量や、車両が現在エコ運転状態にあるか否かを判定した判定結果等を示すエコ状態信号をメータECU30の通知制御部31に出力する。
インジケータパネル40には、車両がエコ運転状態にあるか否かを表示するエコ表示部41が設けられている。エコ表示部41は、通知制御部31の制御に従って、エコ運転の状態をリアルタイムに表示する。エコ表示部41の具体的な表示内容については後述する。
またパワーマネジメントECU60は、電装品の使用している電気量の総計を算出し、これを電気負荷利用情報としてHV−ECU20のエコ判断部22に通知する。
また、ナビECU70は、ナビゲーション情報をHV−ECU20に通知する。ナビゲーション情報には、自車位置、給油所情報、地図譲歩、給油所の営業時間情報、道路勾配情報、渋滞情報、現在時刻情報などが含まれる。
本実施例ではエコ運転状態量を車両パワーに基づいて算出する。ハイブリッド車両においては、電力で駆動されるモータと、エンジンとが設けられているので、モータとエンジンの双方で発生するエネルギーを1つの基準で表すために車両パワーを用いる。車両パワーは、電力量や仕事率と表現され、エンジンのトルクとエンジン回転数との積と、モータのトルクとモータの回転数との積との和で求めることができる。車両パワーは、HV制御部21で生成され、HV制御部21からエコ判断部22に出力される。
エコ判断部22は、まず、各種センサ2から車速を取得すると共に、HV制御部21から車両パワーを取得する。次に、図3に示すエコ判定しきい値マップを参照して、現在の車速において、車両がエコ運転状態にあると判定できる車両パワーの上限値(以下、この値をエコ判定しきい値と呼ぶ)を求める。このエコ判定しきい値マップには、車速に応じて設定されたエコ判定しきい値が記録されている。また、このエコ判定しきい値マップには、車速に応じて設定された、エンジンの始動が必要な車両パワー(以下、エンジン始動しきい値Gと呼ぶ)も記録されている。
エコ判断部22は、図3に示すエコ判定しきい値マップを参照して、車両パワーのエコ判定しきい値とエンジン始動しきい値とを求めると、これらの値とHV制御部21から取得した現在の車両パワーとに基づいてエコ運転状態量を算出する。エコ運転状態量の具体的な算出方法について、図4を参照しながら説明する。
なお、このエコバー表示60は、エコ判断部22から通知されるエコ状態信号等に基づいて、メータECU30の通知制御部31で表示画像を作成することで、エコ表示部41に表示される。
エコバー表示60は、エコ運転状態量をエコ判定しきい値に対する相対量で図形表示するものである。また、エコ運転状態量をエンジン始動しきい値Gに対する相対量で図形表示するものである。
HVエコ運転領域62でのエコ運転状態量の算出式を以下に示す。
エコ運転状態量=(現在の車両パワー/エンジン始動しきい値)×50[%]・・・(1)
また、HVエコ運転領域62の上限値が、エンジンの始動しきい値Gとなっている。エンジン始動しきい値Gは、ドライバの要求する車両パワーがエンジン始動しきい値Gよりも高くなった場合に、エンジンを始動させるしきい値である。
エコ運転状態量のバー表示61がHVエコ運転領域62内に表示されている時には、車両がモータとエンジンとで走行し、車両の運転状態がエコ運転状態にあることを示している。
エコ運転領域63では、車両の現在の車両パワーと、エンジン始動しきい値と、エコ判定しきい値とを用いて以下に示す式(2)でエコ運転状態量を求める。
エコ運転状態量={(現在の車両パワー−エンジン始動しきい値)/エコ判定しきい値−エンジン始動しきい値}×50[%]+50[%]・・・(2)
非エコ運転領域64でのエコ運転状態量も上述した式(2)によって求められる。
回生運転領域65でのエコ運転状態量は以下に示す式(3)によって求められる。
エコ運転状態量=(現在の車両パワー/回生限界値)×−100[%]・・・(3)
なお、回生限界値は、回生運転によって発電機が発電可能な発電量の限界値や、バッテリを充電可能な限界値が設定される。
図5に示すマップは、横軸が車両パワー[kW]を示し、縦軸がエコ運転状態量[%]を表す。マップに示すA’点がエンジンの始動しきい値を示す。また、A点は、バー表示61をHVエコ運転領域62からエコ運転領域63に切り替える表示変更しきい値を表す。A’点とA点でのエコ運転状態量は、50[%]を示す。
また、マップに示すB点がエコ判定しきい値を示す。B点でのエコ運転状態量は、100[%]である。また、C点がエコ運転状態量が150[%]の状態を示し、P点は回生限界値を示す。P点でのエコ運転状態量は、−100[%]を表す。
なお、Px<Ox≦Ax≦A’x≦Bx<Cxとする。Pxはマップに示すP点のX座標値、Oxはマップに示すO(原点)のX座標値、Axはマップに示すA点のX座標値、A’xはマップに示すA’点のX座標値、Bxはマップに示すB点のX座標値、Cxはマップに示すC点のX座標値を示す。
エコ判断部22は、まず、燃料残量センサから取得した燃料残量と、バッテリECU80から取得したバッテリ残量とから車両の航続可能距離を求める。航続可能距離の算出方法は、燃料残量とバッテリ残量とに基づいて航続可能な距離を記録したマップを参照して求めることができる。
次に、エコ判断部22は、求めた航続可能距離と、ナビゲーション情報として取得した給油可能な給油所までの距離情報とを比較する。これらの距離の比較結果と、渋滞情報、誘導経路の勾配情報や電装品の電気使用状況等をもとに燃料消費量の切り詰めが必要であるか否かを判定する。燃料消費量の切り詰めが必要であると判定した場合には、燃料を切り詰める切り詰めレベルの設定を行う。
また、エコ判断部22は、給油可能な給油所までの誘導経路上に存在する勾配の数に応じて燃料消費の切り詰めレベルを変更する。
例えば、給油所までの間に勾配が多数存在する場合には、燃料消費の切り詰めレベルを大きく設定し、給油所までの間に存在する勾配の数が小数であった場合には、燃料消費の切り詰めレベルを小さく設定する。なお、勾配の数以外に、勾配のレベルや勾配の長さ等によって燃料消費の切り詰めレベルを変更してもよい。
また、エコ判断部22は、電装品の電気利用状況に応じて燃料の切り詰めレベルを変更する。
パワーマネジメントECU60から取得した電装品の電気負荷利用情報に基づいて燃料消費の切り詰めレベルを変更する。例えば、電装品の使用する電気量が多い場合には、燃料消費の切り詰めレベルを大きく設定し、電装品の使用する電気量が少ない場合には、燃料消費の切り詰めレベルを小さく設定する。
エコ判定しきい値の補正、又は変更方法には、複数の方法がある。これらの方法について、図面を参照しながら説明する。
まず、図6に示す方法では、エコ判定しきい値を補正する補正値を記録した補正用マップを燃料消費の切り詰めレベルに応じて複数用意しておく。これらの補正値用マップは、図2に示すROM26又はRAM28に記録されている。エコ判断部22は、判定した切り詰めレベルに応じて、エコ判定しきい値を補正する補正用マップを選択する(図6に示すA:補正用マップの選択参照)。そして、車速センサからの車速を入力すると、選択した補正用マップを参照して、車速に応じたエコ判定しきい値の補正値を求める(図6に示すB:補正値の取得参照)。
また、エコ判断部22は、車速センサで測定された車速に応じたエコ判定しきい値をエコ判定しきい値マップを参照して求める(図6に示すC:エコ判定しきい値の取得参照)。
エコ判断部22は、求めたエコ判定しきい値を、補正用マップから求めた補正値で補正する(図6に示すD:エコ判定しきい値の補正参照)。図6に示す例では、エコ判定しきい値が30[kW]で、補正値が5[kW]である場合を示す。エコ判断部22は、エコ判定しきい値の30[kW]から5[kW]を減算して、減算した値25[kW]を補正したエコ判定しきい値として出力する。
図7に示すエコ判定しきい値マップに記録されたエコ判定しきい値は、燃料の切り詰めレベルに応じた補正が施されたしきい値となっている。
エコ判断部22は、図7に示すように燃料消費の切り詰めレベルを判定すると、判定した切り詰めレベルに応じたエコ判定しきい値マップを選択する(図7に示すA:エコ判定しきい値マップの選択参照)。次に、エコ判断部22は、車速センサから車速を入力し、選択したエコ判定しきい値マップを参照して、入力した車速に応じたエコ判定しきい値を求める(図7に示すB:エコ判定しきい値の取得参照)。
エコ判断部22は、燃料の切り詰めレベルを判定すると、判定した切り詰めレベルに応じた補正値をテーブルを参照して取得する(図8に示すA:補正値の取得参照)。図8に示すテーブルに記録される補正値は、車速によらず、燃料の切り詰めレベルに応じて一律の値に設定されている。
エコ判断部22は、車速センサから車速を入力すると、入力した車速に基づいてエコ判定しきい値を求める(図8に示すB:エコ判定しきい値の取得参照)。次に、エコ判断部22は、求めたエコ判定しきい値から補正値を減算して(図8に示すC:エコ判定しきい値の補正参照)、燃料の切り詰めレベルに応じたエコ判定しきい値を求める。
例えば、燃料の切り詰めレベルがレベル1からレベル5までの5段階であった場合、各レベルに応じて設定された予兆通知、現状通知、注意喚起、警告、運転サポートの5段階で通知方法を変更する。
レベル1の予兆通知は、燃料消費量の削減を行わなければならない状況が近いことを警告するものであり、このレベル1では、例えば、エコバー表示60の表示色を通常時と変更する。
レベル2の現状通知は、燃料消費量を削減するための制御を開始することをドライバに通知するものであり、エコ運転状態量がエコ判定しきい値よりも大きくなると、警告音で警告を行う。
レベル3の注意喚起は、レベル2の現状通知よりも燃料消費量の削減レベルが一段上がったことを示すものであり、音声案内を行ったり、メッセージを表示部に表示させ、警告音によってドライバに注意を促す。例えば、「ガソリン残量が少なくなりました。」といったメッセージを音声出力したり、表示部に表示して、エコ運転状態量がエコ判定しきい値を超えると、より大きな(又は警報時間の長い)警報音を出力して、ドライバに注意を促す。
レベル4の警告は、レベル3の注意喚起よりも燃料消費量の削減レベルが一段上がったことを示すものであり、レベル3の注意喚起とは異なり、ドライバにエコ運転の徹底を促すメッセージを音声出力したり、表示部に表示する。また、警報音のレベルをレベル3の注意喚起よりもさらに一段大きくする。
レベル5の運転サポートは、燃料消費量の削減レベルを最も高く設定した状態であり、ドライバのアクセル操作に対して、操作指示を行う。例えば、発進時にゆっくりと速度を出すように、単位時間ごとにビープ音を出力して、所定速度に到達するまでの時間を指示できるようにする。一例として、1秒間隔でビープ音を鳴らして、5秒間で20k/m程度の車速となるように指示する。
まずエコ判断部22は、各種センサ2から測定データを入力すると、入力したデータが正常であるか否かを判定する(ステップS1)。エコ判断部22は、入力したデータから各種センサ2が正常に動作しているか否かを判定する。例えば、所定時間以上継続して同一のデータを入力した場合には、各種センサ2に固着異常が発生していると判定する。
エコ判断部22は、測定データが正常ではないと判定すると(ステップS1/NO)、センサ2のフェール時のエコ運転状態量として0%を算出する(ステップS8)。
エコ判断部22は、エコ運転表示が可能な状態ではないと判定すると(ステップS2/NO)、除外時のエコ運転状態量として0%を算出する(ステップS9)。
車両が停止状態にあると判定した場合には(ステップS5/YES)、車両停止時のエコ運転状態量として0%を算出する(ステップS10)。
エコバー表示60の表示状態を決定すると、エコ判断部22は、エコ運転状態量や、エコバー表示60の表示状態等を表す情報を含んだエコ状態信号をメータECU30に通知する。メータECU30は、エコ判断部22により通知されたエコ状態信号に基づいてエコバー表示60をエコ表示部41に表示させる。
まず、エコ判断部22は、燃料残量センサから燃料残量を取得すると共に(ステップS11)、バッテリECU80からバッテリ残量を取得する(ステップS12)。また、ナビECU70からナビゲーション情報を取得する(ステップS13)。ナビゲーション情報には、自車位置、給油所情報、地図情報、給油所の営業時間情報、道路の勾配情報、渋滞情報、現在時刻情報などが含まれる。
給油可能な給油所を検出すると、エコ判断部22は求めた航続可能距離と最寄りの給油可能な給油所までの距離とを比較して、燃料消費量の切り詰めが必要であるか否かを判定する(ステップS16)。燃料消費量の切り詰めが必要ではないと判定すると(ステップS16/NO)、エコ判断部22はこの処理を終了する。
また、エコ判断部22は、燃料消費量の切り詰めが必要であると判定すると(ステップS16/YES)、燃料の消費を切り詰める切り詰めレベルを設定する(ステップS17)。この切り詰めレベルも航続可能距離と最寄りの給油可能な給油所までの距離とに基づいて設定される。
次に、エコ判断部22は、ドライバへの警告や走行アドバイスを設定した切り詰めレベルに応じたものとなるように設定を変更する(ステップS21)。
次に、エコ判断部22は、エコ判定しきい値の補正を行う(ステップS22)。例えば、図6に示すように切り詰めレベルに応じた補正用マップを選択し、選択した補正用マップを参照し、車速センサで測定した車速から補正値を求める。同様に、エコ判断部22は、エコ判定しきい値マップを参照し、車速センサで測定された車速からエコ判定しきい値を求める。次に、エコ判断部22は、求めたエコ判定しきい値を補正値を用いて補正する。そして、エコ判断部22は、車両パワーの、補正したエコ判定しきい値に対する相対量でエコ表示部41に表示させる。車両パワーがエコ判定しきい値よりも大きくなると、エコ判断部22は、ステップS21の設定に従って、警告表示を表示させたり、警告音を出力する(ステップS23)。例えばエコ判断部22は、警告表示の情報や警告情報を、ナビECU70に通知する。ナビECU70の制御によってナビゲーション装置(不図示)の表示画面に警告表示を表示させたり、警告音を出力させる。
また、燃料の切り詰めが必要な場合と、燃料の切り詰めが必要ではない場合とを判定して、エコ判定しきい値の切替えを行うことにより、燃料の切り詰めが必要ない場合には、快適な省燃費運転の走行アドバイスが可能となり、燃料の切り詰めが必要な場合には、燃料消費量を最大限削減するための走行アドバイスを提供することができる。
本実施例のエコ判断部22は、パワーマネジメントECU60から取得した電装品の電気負荷利用状況に基づいて燃料消費量の切り詰めレベルを設定する。エコ判断部22は、燃料消費の切り詰めレベルを設定すると、設定した切り詰めレベルに基づいてエコ判定しきい値を補正又は変更する。補正又は変更したエコ判定しきい値を新たなエコ判定しきい値として設定する。エコ判断部13は、エコ判定しきい値を設定すると、設定したエコ判定しきい値と車両のエコ運転状態量とを比較して、車両の運転状態がエコ運転状態にあるか否かを判定する。
図12に示すエコ運転支援システム1Bは、エンジン及びトランスミッションの制御を行うパワートレインECU10と、インジケータパネル30の表示を制御するメータECU30と、上述したパワーマネジメントECU60とを車内通信バスによって接続した構成を有している。なお、メータECU30とパワーマネジメントECU60とは上述した実施例1と同様な構成であるため、詳細な説明は省略する。本実施例では、パワートレインECU10にエコ運転支援装置としての機能を設けている。
また、エンジン制御部11やトランスミッション制御部12からエコ判断部(後述する)13には、エンジンやトランスミッションの制御状態を表す信号(以下、パワートレイン制御状態信号という)が出力される。より詳細なエコ状態の表示を行うために、生のセンサ情報だけでなく、車両を制御するECUの各種制御情報を送信するようにしている。
また、パワートレインECU10が各種センサ2から入力するセンサ信号には、上述した以外にアクセル開度センサ(不図示)によって測定されるアクセル開度、車速センサ(不図示)によって測定される車速、シフトポジションセンサ(不図示)によって検出されるシフト位置、車両の制御モード(パワーモード、スポーツモード等)を切り替えるスイッチの状態を表すスイッチ状態などが挙げられる。
まず、エコ判断部13は、各種センサ2で車両の現在の車速(km/h)とアクセル開度(%)とを入力する。次に、エコ判断部13は、図13に示すマップを参照して、現在の車速のときにエコ運転状態にあると判定できるエコ判定しきい値をアクセル開度(%)で求める。図13に示すマップには、車速と、エコ運転状態にあると判定できるアクセル開度のしきい値(以下、エコ判定しきい値と呼ぶ)との関係が示されている。エコ判断部13は、マップからエコ判定しきい値を求めると、各種センサ2で測定されたアセクル開度を、マップから求めた判定しきい値で除算し、除算値に100をかけてエコ運転状態量(%)を算出する。
エコ運転状態量=((現在のアクセル開度/判定しきい値)×100)(%)・・・・・(4)
エコ判断部13は、燃料消費の切り詰めレベルを設定すると、設定した切り詰めレベルに応じてエコ判定しきい値を補正又は変更する。補正又は変更したエコ判定しきい値を新たなエコ判定しきい値として設定する。エコ判断部13は、エコ判定しきい値を設定すると、設定したエコ判定しきい値と車両のエコ運転状態量とを比較して、車両の運転状態がエコ運転状態にあるか否かを判定する。
例えば、上述した実施例では、HV−ECU20やパワートレインECU10にエコ判断部22(13)を設けていたが、図14に示すようにメータECU30にエコ判断部22を設けることもできる。また、図示していないがナビECU70にエコ判断部22(13)を設けてもよい。
また、図15(A)に示すようにエコバー表示60と共に、車両の運転状態がエコ運転状態にあるか否かをLED等のランプの点灯、消灯で表示するエコランプ70の表示を表示させてもよい。
さらに、上述したエコバー表示60に代えて、図15(B)に示すスピードメータのような円表示を採用してもよい。
2 各種センサ
10 パワートレインECU
20 HV−ECU
21 HV制御部
22 エコ判断部
30 メータECU
31 通知制御部
40 インジケータパネル
41 エコ表示部
50 モータ・ジェネレータECU
60 パワーマネジメントECU
70 ナビECU
80 バッテリECU
Claims (3)
- 車速を検出する車速検出手段と、
車両で発生する車両パワーを算出する車両パワー算出手段と、
前記車両パワー算出手段で算出された車両パワーに基づいて、車両の運転状態のエコ度合いを表すエコ運転状態量を算出するエコ運転状態量算出手段と、
電気負荷の利用状況を検出する電気負荷検出手段と、
前記車両パワー算出手段によって算出された車両パワーと、前記電気負荷検出手段により検出された電気負荷の利用状況とに基づいて、前記車両の運転状態がエコ運転状態にあると判定するための車両パワーのしきい値を設定するしきい値設定手段と、
前記しきい値設定手段によって設定されたしきい値を、前記車速検出手段により検出された車速に基づいて補正するしきい値補正手段と、
前記エコ運転状態量算出手段により算出されたエコ運転状態量が前記しきい値補正手段によって補正されたしきい値以上であることを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、現在の車両パワーがしきい値以上か否かを乗員に報知する報知手段と、
を備えるエコ運転支援装置。 - 車速を検出する車速検出手段と、
アクセルペダルの踏込み量を示すアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
電気負荷の利用状況を検出する電気負荷検出手段と、
前記車速検出手段により検出された車速と、前記電気負荷検出手段により検出された電気負荷の利用状況とに基づいて、前記車両の運転状態がエコ運転状態にあると判定するための前記アクセル開度のしきい値を設定するしきい値設定手段と、
前記しきい値設定手段によって設定されたしきい値を、前記車速検出手段により検出された車速に基づいて補正するしきい値補正手段と、
前記アクセル開度検出手段により検出されたアクセル開度が前記しきい値設定手段によって設定されたしきい値以上であることを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記アクセル開度がしきい値以上か否かを乗員に報知する報知手段と、
を備えるエコ運転支援装置。 - 車両の現在位置情報と、車両周辺の地図情報とをナビゲーション装置から取得する取得手段を有し、
前記しきい値補正手段は、前記車両の現在位置と、燃料の供給が可能な給油所、又はバッテリの交換又は充電が可能な供給所との距離に基づいて燃料の切り詰めが必要であると判断すると、値が低くなるように前記しきい値を再設定することを特徴とする請求項1又は2記載のエコ運転支援装置。
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