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JP2013155629A - 運転支援装置 - Google Patents

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JP2013155629A
JP2013155629A JP2012015113A JP2012015113A JP2013155629A JP 2013155629 A JP2013155629 A JP 2013155629A JP 2012015113 A JP2012015113 A JP 2012015113A JP 2012015113 A JP2012015113 A JP 2012015113A JP 2013155629 A JP2013155629 A JP 2013155629A
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Junji Tanaka
準二 田中
Takatoshi Kato
孝俊 加藤
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Yazaki Energy System Corp
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Yazaki Energy System Corp
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Abstract

【課題】車両がアクセル開度に応じた加速を超える急加速をしてしまう危険な状態にあることを認識させることができる運転支援装置を提供する。
【解決手段】運転支援装置は、車両状態判定手段P3によって、加速度検出手段P1にて検出された加速度及びアクセル開度検出手段P2にて検出されたアクセル開度によって特定されたマップ情報記憶手段D1に記憶された車両状態判定マップ情報の領域が、高加速度範囲及び低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、車両が危険な状態にあると判定する。そして、車両状態表示手段P4によって、車両状態判定手段P3にて判定された車両の状態に応じた情報を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転を支援する運転支援装置に関するものである。
従来、車両に搭載された運行記録装置から読み出されるデータを利用して、運転者の運転技量を評価するための装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された評価装置は、車両を加速させる場合に加速とともに緩やかにアクセルペダルを踏み込んでいくことで燃費の良い経済的な運転を実現できることを利用して、単位時間当たりのアクセルペダルの踏み込み量に基づいて運転技量を評価していた。
特開2007−33396号公報
しかしながら、特許文献1の評価装置においては、アクセルペダルの踏み込み量(即ち、アクセルの開度)に基づいて経済的な運転操作か否かを評価するものであったが、例えば、車両が下り坂を走行している場合などでは、速度低下が無いのでアクセルペダルの踏み込み量が少なく良好な運転操作と判定されるところ、運転者が意図しないにもかかわらず、車両が下り坂によって必要以上に急加速されてしまった危険な状態にある場合などについても同様に良好な運転操作と判定されてしまうので、適切な評価ができないという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、車両がアクセル開度に応じた加速を超える急加速をしてしまう危険な状態にあることを認識させることができる運転支援装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、図1の基本構成図に示すように、車両の運転を支援する運転支援装置において、前記車両の加速度を検出する加速度検出手段P1と、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段P2と、前記加速度検出手段P1にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段P2にて検出された前記アクセル開度を、前記車両の加速度及び前記車両のアクセル開度と前記車両の状態との関係を示す所定の車両状態判定マップ情報に当てはめて、前記車両の状態を判定する車両状態判定手段P3と、前記車両状態判定手段P3にて判定された前記車両の状態に応じた情報を表示する車両状態表示手段P4と、を有し、前記車両状態判定手段P3は、前記加速度検出手段P1にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段P2にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の領域が、前記車両の加速度が取りうる値の範囲の一部である所定の高加速度範囲及び前記車両のアクセル開度が取りうる値の範囲の一部である所定の低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が危険な状態にあると判定するように構成されていることを特徴とする運転支援装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記車両状態判定手段P3は、さらに、前記加速度検出手段P1にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段P2にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の領域が、前記高加速度範囲及び前記低アクセル開度範囲の上限値より大きい値からなる前記車両のアクセル開度が取りうる値の範囲の他の一部である所定の高アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあると判定するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記車両状態判定手段P3は、さらに、前記加速度検出手段P1にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段P2にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の前記領域が、前記高加速度範囲の下限値より小さい値からなる前記車両の加速度が取りうる値の範囲の他の一部である所定の低加速度範囲及び前記高アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が燃費の悪い状態にあると判定するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載された発明において、前記車両状態判定手段P3は、さらに、前記加速度検出手段P1にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段P2にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の前記領域が前記低加速度範囲及び前記低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が危険な状態になく且つ燃費の悪い状態にないと判定するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、所定の高加速度範囲及び所定の低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、当該車両が危険な状態にあると判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセル開度が小さいにもかかわらず注意を要する加速度で急加速している状態、つまり、アクセル開度に応じた加速を超える急加速をしてしまう危険な状態となるような運転操作をしていることを運転者に認識させることができる。これにより、車両の走行中に取得した加速度及びアクセル開度に基づいてリアルタイムで上記状態を表示して、走行中に運転者に注意を促したり、又は、車両の走行中に収集した加速度及びアクセル開度について走行後に解析して上記状態を表示して、走行後に運転者に運転指導したりして、車両の運転を支援することができる。
請求項2に記載された発明によれば、さらに、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、所定の高加速度範囲及び所定の高アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、当該車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあると判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセルの開き過ぎにより注意を要する加速度で急加速している状態、つまり、危険で且つ燃費の悪い状態となるような運転操作をしていること運転者に認識させることができる。
請求項3に記載された発明によれば、さらに、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、所定の低加速度範囲及び所定の高アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、当該車両が燃費の悪い状態にあると判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセルの開度が大きいにもかかわらず十分に加速していない状態、つまり、アクセルの開度に応じた加速を下回る緩い加速をしてしまう燃費の悪い状態となるような運転操作をしていることを運転者に認識させることができる。
請求項4に記載された発明によれば、さらに、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が所定の低加速度範囲及び所定の低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、当該車両が危険な状態になく且つ燃費の悪い状態にないと判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセルの開度に応じた効率の良い加速度で走行している状態、つまり、安全で燃費の良い状態となるような運転操作をしていることを運転者に認識させることができる。
本発明の運転支援装置の基本構成を示す図である。 本発明に係る運転支援装置の一実施形態であるデジタルタコグラフの正面図であって、(a)は、カバーを閉じた状態を示す図であり、(b)は、カバーを開いた状態を示す図である。 図2のデジタルタコグラフの構成図である。 図3のCPUが実行する本発明に係る処理(車両状態表示処理)の一例を示すフローチャートである。 図2のデジタルタコグラフが備える不揮発性メモリに記憶された車両状態判定マップ情報の一例を示す図である。 図5の車両状態判定マップ情報の第1の変形例を示す図である。 図5の車両状態判定マップ情報の第2の変形例を示す図である。 図5の車両状態判定マップ情報の第3の変形例を示す図である。
以下、本発明の運転支援装置の一実施形態である運行記録計としてのデジタルタコグラフを、図2〜図8を参照して説明する。
以下に説明するデジタルタコグラフ1は、トラックやトレーラなどの荷物運搬用の車両に搭載されており、当該車両における速度やエンジン回転数、走行している位置などの車両データを収集して運行情報としてメモリカード23に記録するものである。さらに、デジタルタコグラフ1は、アクセル開度センサ24が接続されており、所定のタイミングで車両のアクセルの開度を検出するとともに、アクセル開度センサ24による測定結果についても運行記録としてメモリカード23に記録する。
ここで、アクセルの開度とは、車両に設けられたアクセルペダルが踏み込まれていない状態(エンジンアイドリング状態)を0%とし、アクセルペダルが最大限踏み込まれた状態を100%として、アクセルペダルの踏み込み量に伴う燃料噴出量の割合で示した値のことである。また、例えば、エンジンブレーキが効いているような場合など、車両の走行状態によっては、燃料噴出量(即ち、アクセル開度)がエンジンアイドリング状態より小さくなるように制御される場合がある。そのような場合について、アクセル開度は、アクセルペダル踏み込み時と同じの割合のマイナス値を用いて示している。
このデジタルタコグラフ1は、車両の運行を管理する管理会社などに設置されたパソコン等で構成された情報管理装置(図示なし)と無線通信で接続されており、デジタルタコグラフ1と情報管理装置とで運行管理システムが構成されている。
図2(a)、(b)に示すように、デジタルタコグラフ1は、箱状の筐体によって本体1aが形成されている。本体1aは、合成樹脂等によって形成されており、その前面部にはフロントケース1bが設けられている。このデジタルタコグラフ1は、フロントケース1bが車両の運転席側に向けて配置されるようにして当該車両に取り付けられる。
フロントケース1bは、カバー1cと、挿入口1dと、表示部27と、操作部28と、を有して構成されている。
カバー1cは、前面が板状に形成されており、フロントケース1bの高さとほぼ等しく、且つ、挿入口1dを塞ぐ大きさとなっている。カバー1cは、フロントケース1bの前面側(図2の紙面手前側)に設けられて、フロントケース1bの幅方向(図2の左右方向)にスライド可能な構成となっている。つまり、カバー1cは、挿入口1dを覆い隠す閉状態(図2(a))と、挿入口1dに対するメモリカード23の出し入れが可能な開状態(図2(b))とに遷移する構成となっている。
挿入口1dは、フロントケース1bの左側寄りの箇所に幅方向にスリット状に形成されている。挿入口1dには、本体1a内に収容される外部記録メディアインタフェース13(図3参照)のリーダライタ部に装着されるカード状のメモリカード23が挿入/取り出しされる。
表示部27は、LCDディスプレイで構成されており、運行状況、各種警報等を表示する。また、表示部27は、車両の状態を示すメッセージを表示可能に構成されている。
操作部28は、始/終スイッチ28aと、表示切替スイッチ28bと、走/休スイッチ28cと、高速スイッチ28dと、専用道スイッチ28eと、を有している。
始/終スイッチ28aは、押圧操作に応じて、運行情報の記録を開始及び終了するための信号を発生する。表示切替スイッチ28bは、押圧操作に応じて機能、表示画面等の切り替えるための信号を発生する。走/休スイッチ28cは、運行情報の記録が開始されているときの押圧操作に応じて、運行中の一時的な休憩の開始及び終了を運行情報として記録するための信号を発生する。高速スイッチ28dは、一般道路と高速道路との走行道路の切り替わり時に操作され、当該操作を運行情報として記録するための信号を発生する。専用道スイッチ28eは、一般道路と専用道路との走行道路の切り替わり時に操作され、当該操作を運行情報として記録するための信号を発生する。
また、フロントケース1bには、複数の小径の貫通孔からなる音声出力部1eが設けられており、この音声出力部1eの奥側(図2の紙面奥側)にスピーカ26が配設されている。
図3に示すように、デジタルタコグラフ1は、CPU2、不揮発性メモリ3、速度インタフェース(以下I/F)10、エンジン回転数I/F11、GPSI/F12、外部記録メディアI/F13、アクセル開度センサI/F14、音声I/F16、スピーカ26、LCDコントローラ17、表示部27、操作部I/F18、操作部28、通信端末I/F19、及び、図示しない電源などを備えている。
上記電源は、デジタルタコグラフ1が搭載されている車両のバッテリやイグニッションスイッチと接続され、イグニッションスイッチに連動してデジタルタコグラフ1に電源供給する。
CPU2は、ROMやRAMなどを内蔵しており、ROMに予め記憶された制御プログラムによってデジタルタコグラフ1全体の制御を司る。CPU2は、例えば、運行記録処理として、速度I/F10、エンジン回転数I/F11、GPSI/F12、及び、アクセル開度センサI/F14からの信号を基に車両データを収集して、外部記録メディアI/F13に接続された、例えば、CFカードなどの可搬型のメモリカード23に記録する処理を行う。CPU2は、これ以外にも、後述する車両状態表示処理を行う。
速度I/F10には、単位距離走行する毎に走行パルス信号を出力する速度センサ20が接続されていて、この速度センサ20は、速度I/F10を介して上記走行パルス信号をCPU2に対して出力する。
エンジン回転数I/F11には、車両のエンジン回転数を検出して当該エンジン回転数を示す信号を出力する回転数センサ21が接続されていて、回転数センサ21は、エンジン回転数I/F11を介して上記エンジン回転数を示す信号をCPU2に対して出力する。
GPSI/F12には、GPSを構成する複数のGPS衛星から供給される位置及び時刻を示す信号を受信するGPS受信機22が接続されている。このGPS受信機22は、GPSI/F12を介して位置信号及び時刻信号をCPU2に対して出力する。この位置信号は緯度経度を含み、即ち、車両の位置を示す位置情報である。
外部記録メディアI/F13には、メモリカード23を着脱可能なリーダライタ部が設けられている。外部記録メディアI/F13は、CPU2の制御に応じてリーダライタ部に取り着けられたメモリカード23に車両データ等を記録したり、メモリカード23に記録された情報を読み出したりする。
アクセル開度センサI/F14には、車両のアクセルの開度を測定するアクセル開度センサ24が接続されている。このアクセル開度センサ24は、例えば、車両のエンジンに燃料を供給する燃料噴出装置を制御する電子制御装置(ECU)と通信可能に接続されたコンピュータ等で構成されており、通信によりECUから現在の燃料噴出量を取得して、アクセル開度センサI/F14を介して当該取得結果に応じた情報(現在の燃料噴出量)を含むアクセル開度信号をCPU2に出力する。
なお、アクセル開度センサについては、このような構成に限定されるものではない。例えば、後述する車両状態判定マップ情報においてアクセル開度の取りうる値の範囲の一部を示す高アクセル開度範囲BH及び低アクセル開度範囲BLが、それぞれ0%より大きい値からなる範囲に設定されている場合には、アクセル開度センサを、車両に揺動可能に取り付けられたアクセルアームの揺動軸部に配設されたロータリエンコーダで構成するなどしてもよい。このような構成では、アクセル開度センサは、アクセルペダルが踏み込まれていない状態からのアクセルアームの揺動角度(即ち、アクセル開度)を測定するとともに、アクセル開度センサI/F14を介して当該測定結果に応じた測定情報を含むアクセル開度信号をCPU2に出力する。また、このような構成では、アクセル開度が0%以下のときは、アクセル開度が0%として検出される。
音声I/F16には、フロントケース1bの音声出力部1eの奥側に設けられ、車両の運転席に向けて配置されたスピーカ26が接続されていて、このスピーカ26は、CPU2から音声I/F16を介して入力された音声信号に応じた音声を出力する。
LCDコントローラ17には、上述した表示部27が接続されていて、表示部27は、CPU2からLCDコントローラ17を介して入力された画像信号に応じた文字や図形などの画像を表示部27に表示する。
操作部I/F18には、上述した操作部28が接続されていて、この操作部28は、操作部I/F18を介して、入力された操作に応じた信号をCPU2に対して出力する。
通信端末I/F19には、例えば、公衆無線通信回線を利用した無線通信が可能な通信端末29が接続されていて、この通信端末29は、CPU2の制御に応じて、情報管理装置に車両データ等を通信端末I/F19を介して送信したり、上記情報管理装置から各種情報を受信して通信端末I/F19を介してCPU2に対して出力したりする。
不揮発性メモリ3は、電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、例えば、周知のEEPROMやフラッシュメモリが用いられている。この不揮発性メモリ3には、例えば、デジタルタコグラフ1が搭載された車両に固有の識別データや、後述する車両状態表示処理で用いられる車両状態判定マップ情報、アクセルペダルが踏み込まれていないときの燃料噴出量(アイドリング時燃料噴出量)、アクセルペダルが最大限踏み込まれたときの燃料噴出量(最大燃料噴出量)などの各種情報が記憶されている。
図5に車両状態判定マップ情報の一例を示す。この車両状態判定マップ情報は、車両の加速度及びアクセル開度と、車両の状態と、の関係を示す情報である。車両状態判定マップ情報は、例えば、デジタルタコグラフ1が搭載される車種において、実走行時の加速度及びアクセル開度と、そのときの車両の状態と、を収集して、これら収集した情報に基づいて作成されている。もちろん、車両状態判定マップ情報は、シミュレーションなどに基づいて作成されていてもよい。
図5の車両状態判定マップ情報は、横軸を加速度とし、縦軸をアクセル開度として、加速度について、高加速度範囲AH及びその下限値より低い値からなる低加速度範囲ALを設定し、アクセル開度について、高アクセル開度範囲BH及びその下限値より低い値からなる低アクセル開度範囲BLを設定して、構成されている。そして、高加速度範囲AH及び低加速度範囲ALと、高アクセル開度範囲BH及び低アクセル開度範囲BLとで区画された4つの領域(領域1〜4)を含んで構成されている。
具体的には、車両状態判定マップ情報には、(1)低加速度範囲AL及び低アクセル開度範囲BLで区画された「領域1」、(2)低加速度範囲AL及び高アクセル開度範囲BHで区画された「領域2」、(3)高加速度範囲AH及び低アクセル開度範囲BLで区画された「領域3」、及び、(4)高加速度範囲AH及び高アクセル開度範囲BHで区画された「領域4」が含まれている。そして、これら4つの領域それぞれが、互いに異なる車両状態を示すように、高加速度範囲AH、低加速度範囲AL、高アクセル開度範囲BH、及び、低アクセル開度範囲BLが、実走行時に収集した情報やシミュレーションなどで得た情報に基づいて設定されている。
車両の加速度及びアクセル開度を車両状態判定マップに当てはめたときに、これら加速度及びアクセル開度によって示される車両状態判定マップ情報上の点が「領域1」に含まれるとき、つまり、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が「領域1」であるとき、加速度が小さく且つアクセル開度が小さい状態、つまり、車両が、アクセルの開度に応じた効率の良い加速度で走行している状態にあることを示している。
また、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が「領域2」であるとき、加速度が小さく且つアクセル開度が大きい状態、つまり、車両が、アクセルの開度が大きいにもかかわらず十分に加速していない状態にあることを示している。
また、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が「領域3」であるとき、加速度が大きく且つアクセル開度が小さい状態、つまり、車両が、アクセル開度が小さいにもかかわらず注意を要する加速度で急加速している状態にあることを示している。
また、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が「領域4」であるとき、加速度が大きく且つアクセル開度が大きい状態、つまり、車両が、アクセルの開き過ぎにより注意を要する加速度で急加速している状態にあることを示している。
本実施形態において、高加速度範囲AHは3.00[km/h/0.5秒]以上で且つ6.00[km/h/0.5秒]未満に設定され、低加速度範囲ALは、0.00[km/h/0.5秒]以上で且つ3.00[km/h/0.5秒]未満に設定されている。また、高アクセル開度範囲BHは、50[%]以上で且つ100[%]以下に設定され、低アクセル開度範囲BLは、0[%]以上で且つ50[%]未満に設定されている。
なお、本実施形態において、車両状態判定マップ情報における高加速度範囲AH、低加速度範囲AL、高アクセル開度範囲BH、及び、低アクセル開度範囲BLが、一定の範囲になるように設定されているが、これに限定されるものではない。
例えば、車両状態判定マップ情報において、図6に示すように、高アクセル開度範囲BH及び低アクセル開度範囲BLが、検出された加速度に応じて段階的に変化するように設定されている構成、図7に示すように、高アクセル開度範囲BH及び低アクセル開度範囲BLが、検出された加速度に比例して変化するように設定されている構成、図8に示すように、高アクセル開度範囲BH及び低アクセル開度範囲BLが、検出された加速度に比例して変化し、且つ、高加速度範囲AH及び低加速度範囲ALが、検出されたアクセル開度に比例して変化するように設定された構成、など、高加速度範囲AH及び低加速度範囲ALが、車両のアクセル開度に応じて複数の異なる加速度範囲となるように設定されていたり、高アクセル開度範囲BH及び低アクセル開度範囲BLが、車両の加速度に応じて複数の異なるアクセル開度範囲となるように設定されていたりする構成であってもよい。
このようにすることで、車両の特性などに合わせて各加速度範囲及び各アクセル開度範囲をきめ細かく設定することができるので、車両の状態を精度良く表示することができる。
本実施形態における車両状態判定マップ情報は、一例として、不揮発性メモリ3にデータテーブル形式で記憶されている。勿論、車両状態判定マップ情報の記憶形式はこれに限定されるものではなく、高加速度範囲AH、低加速度範囲AL、高アクセル開度範囲BH、及び、低アクセル開度範囲BLにおける上限値、下限値について、固定値や関数などで表した形式などで記憶されていてもよい。
次に、上述した構成のデジタルタコグラフ1の本発明に係る動作(車両状態表示処理)を、図4のフローチャートを参照して説明する。
運転者は車両に乗車する前に管理会社においてメモリカード23を受け取る。このメモリカード23には、管理会社内に設置された情報管理装置などよって車両の識別データや、その日の荷積み・荷下ろしを行う必要のある荷積地・荷下地についての情報などが記憶されている。運転者は、受け取ったメモリカード23をデジタルタコグラフ1の外部記録メディアI/F13に装着した後、車両のイグニッションスイッチをオンする。このイグニッションスイッチのオンに応じてCPU2に電源が供給される。その後、CPU2が、操作部28に運行情報の記録開始を要求する操作が入力されたことを検出すると、当該車両における速度やエンジン回転数、走行している位置、アクセル開度などの車両データを収集して運行情報としてメモリカード23に記録する運行記録処理を開始する。また、これと並行して、CPU2は、所定のタイミング(例えば、0.5秒毎)で、図4に示す車両状態表示処理のステップS110に処理を進める。
ステップS110では、車両の加速度を検出する。具体的には、CPU2は、速度センサ20から単位走行距離を走行する毎に出力された走行パルス信号のパルス間隔時間を測定し、このパルス間隔時間と単位走行距離とに基づいて現在の速度を検出して、CPU2に内蔵されたRAMに一時的に記憶する。そして、CPU2は、現在の速度から、その直前に実行された本処理においてRAMに記憶した直前の速度(即ち、0.5秒前の速度)を差し引いた値を車両の加速度[km/h/0.5秒]として検出する。そして、ステップS120に進む。
ステップS120では、アクセル開度を検出する。具体的には、CPU2は、アクセル開度センサ24から出力されたアクセル開度信号に示される燃料噴出量と、不揮発性メモリ3に記憶されたアイドリング時燃料噴出量及び最大燃料噴出量と、に基づいてアクセル開度[%]を検出する。ここで、アクセル開度信号に示される燃料噴出量をK[L/秒]、アイドリング時燃料噴出量をKi[L/秒]、最大燃料噴出量をKm[L/秒]とすると、アクセル開度Aは、次の式、
A = ((K−Ki)/(Km−Ki))×100[%]
で表される。
そして、ステップS130に進む。
ステップS130では、CPU2は、不揮発性メモリ3に記憶された車両状態判定マップ情報に、ステップS110で検出した加速度及びステップS120で検出したアクセル開度を当てはめることによって特定される領域を判定する。そして、特定された領域が「領域4」のとき、ステップS140に進み(S130で「領域4」)、「領域3」のとき、ステップS150に進み(S130で「領域3」)、「領域2」のとき、ステップS160に進み(S130で「領域2」)、それら以外(「領域4」、「領域3」、「領域2」以外)のとき、本フローチャートの処理を終了する(S130で「それら以外」)。
ステップS140では、車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあることを通知する。具体的には、CPU2は、車両が、アクセルの開き過ぎにより注意を要する加速度で車両が急加速している、危険で燃費の悪い状態にあるものとして、当該状態を通知するために、音声I/F16を介してスピーカ26に対して、例えば、「ピッポ、ピッポ、アクセルペダルの踏み過ぎにより、急加速して燃費が悪化しています」という音声メッセージを出力するための音声信号を出力する。スピーカ26は、この音声信号に応じて上記音声メッセージを出力する。そして、本フローチャートの処理を終了する。なお、本明細書において、「表示」とは、視覚的に表示すること以外にも、聴覚的に表示(即ち、音声による通知)することなど、人が備える感覚によって認識させる動作を含む意味に用いている。
ステップS150では、車両が危険な状態にあることを通知する。具体的には、CPU2は、車両が、アクセルの開度が小さいにもかかわらず注意を要する加速度で急加速している状態にあるものとして、当該状態を通知するために、音声I/F16を介してスピーカ26に対して、例えば、「ピーピーピー、自然に急加速しています」という音声メッセージを出力するための音声信号を出力する。スピーカ26は、この音声信号に応じて上記音声メッセージを出力する。そして、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS160では、車両が燃費の悪い状態にあることを通知する。具体的には、CPU2は、車両が、アクセルの開度が大きいにもかかわらず十分に加速していない状態にあるものとして、当該状態を通知するために、音声I/F16を介してスピーカ26に対して、例えば、「ピッ、アクセルペダルの踏み過ぎです」という音声メッセージを出力するための音声信号を出力する。スピーカ26は、この音声信号に応じて上記音声メッセージを出力する。そして、本フローチャートの処理を終了する。
上述したステップS110が、請求項中の加速度検出手段に相当し、ステップS120が、請求項中のアクセル開度検出手段に相当し、ステップS130が、請求項中の車両状態判定手段に相当し、ステップS140、S150、S160が、請求項中の車両状態表示手段に相当する。
次に、本実施形態のデジタルタコグラフ1における本発明に係る動作の一例を説明する。
デジタルタコグラフ1は、イグニッションスイッチがオンされると電源が供給されて動作を開始する。そして、車両の加速度を検出するともにアクセルの開度を検出して(S110、S120)、不揮発性メモリ3に記憶された車両状態判定マップ情報に当てはめて、当該車両状態判定マップに含まれる領域(領域1〜4)を特定する(S130)。
例えば、検出した加速度が4.00[km/h/0.5秒]、検出したアクセル開度が60[%]だったとき、車両状態判定マップ情報において「領域4」が特定される(S130で「領域4」)。これにより、デジタルタコグラフ1は、アクセルの開き過ぎにより注意を要する加速度で車両が急加速している、危険で燃費の悪い状態にあるものとして、車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあることを通知するために、スピーカ26から「ピッポ、ピッポ、アクセルペダルの踏み過ぎにより、急加速して燃費が悪化しています」という音声メッセージを出力する(S140)。
また、検出した加速度が3.00[km/h/0.5秒]、検出したアクセル開度が10[%]だったとき、車両状態判定マップ情報において「領域3」が特定される(S130で「領域3」)。これにより、デジタルタコグラフ1は、車両が、アクセルの開度が小さいにもかかわらず注意を要する加速度で急加速している状態にあるものとして、車両が危険な状態にあることを通知するために、スピーカ26から「ピーピーピー、自然に急加速しています」という音声メッセージを出力する(S150)。
また、検出した加速度が1.00[km/h/0.5秒]、検出した開度が70[%]だったとき、車両状態判定マップ情報において「領域2」が特定される(S130で「領域2」)。これにより、デジタルタコグラフ1は、車両が、アクセルの開度が大きいにもかかわらず十分に加速していない状態にあるものとして、車両が燃費の悪い状態にあることを通知するために、スピーカ26から「ピッ、アクセルペダルの踏み過ぎです」という音声メッセージを出力する。
また、検出した加速度が2.00[km/h/0.5秒]、検出した開度が10[%]だったとき、車両状態判定マップ情報において、「領域2」、「領域3」、「領域4」以外の領域であることが特定される(S130で「それ以外」)。これにより、デジタルタコグラフ1は、車両が、危険な状態や燃費の悪い状態ではないものとして、何ら通知を行わない。
上述したように、本実施形態のデジタルタコグラフ1は、車両の加速度を検出するCPU2(加速度検出手段P1)と、車両のアクセル開度を検出するCPU2(アクセル開度検出手段P2)と、CPU2にて検出された加速度及びCPU2にて検出されたアクセル開度を、車両の加速度及び車両のアクセル開度と車両の状態との関係を示す所定の車両状態判定マップ情報に当てはめて、車両の状態を判定するCPU2(車両状態判定手段P3)と、CPU2にて判定された車両の状態に応じた情報を表示するCPU2(車両状態表示手段P4)と、を有し、CPU2(車両状態判定手段P3)は、CPU2にて検出された加速度及びCPU2にて検出されたアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、車両の加速度が取りうる値の範囲の一部である所定の高加速度範囲AH及び車両のアクセル開度が取りうる値の範囲の一部である所定の低アクセル開度範囲BLで区画された領域(「領域3」)であるとき、車両が危険な状態にあると判定するように構成されている。
また、CPU2(車両状態判定手段P3)は、さらに、CPU2にて検出された加速度及びCPU2にて検出されたアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、高加速度範囲AH及び低アクセル開度範囲BLの上限値より大きい値からなる車両のアクセル開度が取りうる値の範囲の他の一部である所定の高アクセル開度範囲BHで区画された領域(「領域4」)であるとき、車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあると判定するように構成されている。
また、CPU2(車両状態判定手段P3)は、さらに、CPU2にて検出された加速度及びCPU2にて検出されたアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、高加速度範囲AHの下限値より小さい値からなる車両の加速度が取りうる値の範囲の他の一部である所定の低加速度範囲AL及び高アクセル開度範囲BHで区画された領域(「領域2」)であるとき、記車両が燃費の悪い状態にあると判定するように構成されている。
以上より、本実施形態によれば、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、所定の高加速度範囲AH及び所定の低アクセル開度範囲BLで区画された領域(「領域3」)であるとき、当該車両が危険な状態にあると判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセル開度が小さいにもかかわらず注意を要する加速度で急加速している状態、つまり、アクセル開度に応じた加速を超える急加速をしてしまう危険な状態となるような運転操作をしていることを運転者に認識させることができる。これにより、車両の走行中に取得した加速度及びアクセル開度に基づいてリアルタイムで上記状態を表示して、走行中に運転者に注意を促すことができ、車両の運転を支援することができる。
また、さらに、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、所定の高加速度範囲AH及び所定の高アクセル開度範囲BHで区画された領域(「領域4」)であるとき、当該車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあると判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセルの開き過ぎにより注意を要する加速度で急加速している状態、つまり、危険で且つ燃費の悪い状態となるような運転操作をしていること運転者に認識させることができる。
また、さらに、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、所定の低加速度範囲AL及び所定の高アクセル開度範囲BHで区画された領域(「領域2」)であるとき、当該車両が燃費の悪い状態にあると判定して、その状態に応じた情報を表示するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセルの開度が大きいにもかかわらず十分に加速していない状態、つまり、アクセルの開度に応じた加速を下回る緩い加速をしてしまう燃費の悪い状態となるような運転操作をしていることを運転者に認識させることができる。
上述した本実施形態では、スピーカ26から音声メッセージを出力することにより車両の状態を通知するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、音声メッセージに代えて、または、音声メッセージの出力と並行して、表示部27に音声メッセージと同様のメッセージを表示することにより、車両の状態をするように構成されていてもよい。または、複数色(例えば、赤色、オレンジ色、黄色など)のLEDを備えるとともに、各車両状態を各色に割り当て、そして、メッセージの表示に代えて、当該メッセージの表示タイミングでLEDを発光(即ち、表示)させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、図4のフローチャートに示す車両状態表示処理では、車両の加速度及びアクセル開度により特定される車両状態判定マップ情報の領域が「領域2」、「領域3」、「領域4」以外のとき(即ち、S130で「それら以外」のとき)は、何も処理を行わずに終了するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、図4のフローチャートのステップS130において、さらに、車両の加速度及びアクセル開度により特定される車両状態判定マップ情報の領域が「領域1」であることを判定して、このときに、例えば、表示部27に「良好な状態です」というメッセージを表示するようにしたり、または、緑色や青色のLEDを備えて当該LEDを発光させるようにしたり、してもよい。
つまり、CPU2(車両状態判定手段P3)は、さらに、CPU2にて検出された加速度及びCPU2にて検出された前記アクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が、低加速度範囲AL及び低アクセル開度範囲BLで区画された領域(「領域1」)であるとき、車両が危険な状態になく且つ燃費の悪い状態にないと判定するように構成されていてもよい。
このようにすることで、さらに、車両の加速度及びアクセル開度によって特定された車両状態判定マップ情報の領域が所定の低加速度範囲AL及び所定の低アクセル開度範囲BLで区画された領域(「領域1」)であるとき、当該車両が危険な状態になく且つ燃費の悪い状態にないと判定して、その状態に応じた情報を表示(メッセージの表示やLEDの発光)するので、車両状態判定マップ情報を適切に設定することで、車両が、アクセルの開度に応じた効率の良い加速度で走行している状態、つまり、安全で燃費の良い状態となるような運転操作をしていることを運転者に認識させることができる。
また、本実施形態では、運転支援装置の一例としてのデジタルタコグラフについて説明するものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、タクシーメータやカーナビゲーション装置などに本発明を適用してもよい。
また、本実施形態では、デジタルタコグラフにおいて走行中にリアルタイムで車両の状態を通知することで運転を支援するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、車両の運行を管理する管理会社などに設置されたパソコン等で構成された情報管理装置において、デジタルタコグラフ1によってメモリカード23に記録された、車両の速度及びアクセル開度を含む運行情報を用い、上記車両状態表示処理と同様の処理を行うことにより、事後的に車両の状態を解析してパソコンの画面や印刷用紙などに表示する構成などであってもよい。
このようにすることで、車両の走行中に収集した加速度及びアクセル開度について走行後に解析し車両の状態を表示して、走行後に運転者に運転指導することができ、車両の運転を支援することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 デジタルタコグラフ(運転支援装置)
2 CPU(加速度検出手段、アクセル開度検出手段、車両状態判定手段、車両状態表示手段)
3 不揮発性メモリ
AH 高加速度範囲
AL 低加速度範囲
BH 高アクセル開度範囲
BL 低アクセル開度範囲

Claims (4)

  1. 車両の運転を支援する運転支援装置において、
    前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    前記加速度検出手段にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段にて検出された前記アクセル開度を、前記車両の加速度及び前記車両のアクセル開度と前記車両の状態との関係を示す所定の車両状態判定マップ情報に当てはめて、前記車両の状態を判定する車両状態判定手段と、
    前記車両状態判定手段にて判定された前記車両の状態に応じた情報を表示する車両状態表示手段と、を有し、
    前記車両状態判定手段は、前記加速度検出手段にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の領域が、前記車両の加速度が取りうる値の範囲の一部である所定の高加速度範囲及び前記車両のアクセル開度が取りうる値の範囲の一部である所定の低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が危険な状態にあると判定するように構成されている
    ことを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記車両状態判定手段は、さらに、前記加速度検出手段にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の領域が、前記高加速度範囲及び前記低アクセル開度範囲の上限値より大きい値からなる前記車両のアクセル開度が取りうる値の範囲の他の一部である所定の高アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が危険な状態にあり且つ燃費の悪い状態にあると判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記車両状態判定手段は、さらに、前記加速度検出手段にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の前記領域が、前記高加速度範囲の下限値より小さい値からなる前記車両の加速度が取りうる値の範囲の他の一部である所定の低加速度範囲及び前記高アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が燃費の悪い状態にあると判定するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援装置。
  4. 前記車両状態判定手段は、さらに、前記加速度検出手段にて検出された前記加速度及び前記アクセル開度検出手段にて検出された前記アクセル開度によって特定された前記車両状態判定マップ情報の前記領域が前記低加速度範囲及び前記低アクセル開度範囲で区画された領域であるとき、前記車両が危険な状態になく且つ燃費の悪い状態にないと判定するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置。
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