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JP5009533B2 - 試薬用容器 - Google Patents

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Description

この発明は、試薬用容器に関するものである。
近年、化学反応やDNA反応、たんぱく質反応などをチップ上にて行うμ−Total Analysis System技術やLab−on−Chip技術が研究され実現してきており、今まで大型の実験装置や大量の試薬が必要であった反応実験が数ミリ角以下のチップで少量の試薬で行えるようになってきている。
DNA反応の例としては、酵素反応によるDNA増幅反応や、既知の配列を有するプローブDNAを用い、ハイブリダイゼーション法により検体DNAの配列を検出する方法、DNAの配列決定の中でもSNP(一塩基多型)の検出法などがある。
SNPの検出法としては、インベーダー法、タックマンPCR法をタイピング工程に用いる方法が知られている(特許文献1参照)。
一般的にDNAを用いた検出反応には血液等を採取し抽出したものを用いるが、採取する血液等の試料を少量で済ませるため、検体DNAの調整法として、酵素反応によるDNA増幅反応を用いることが多い。
資料中に含まれる微量のDNAを増加させる方法には主種の方法が知られているが、その代表的な方法として、PCR増幅反応が知られている。この方法は、試料中の二本鎖DNAの分離工程(一本鎖に変性)、アニーリング工程(一本鎖DNAとプライマーを結合)、伸長工程(プライマーからDNAを合成)から構成される3工程を1サイクルとし、このサイクルを繰り返して試料中のDNAを増加させる方法である。分離工程は約95℃、アニーリング工程は50〜60℃、伸長工程は60〜80℃で行われることからPCR増幅反応はこの熱サイクルを繰り返す必要がある。また、1サイクルに要する時間はせいぜい数分程度であるが、このサイクルを繰り返して必要量のDNAを増幅するためにはそれなりの時間を要する。
SNPの検出法の一つであるインベーダー法は、一部が自己ハイブリダイゼーションして二本鎖になっており、蛍光標識(レポーター)及び蛍光を失活させるクエンチャーを有するオリゴヌクレオチド(フレットプローブ)、二種の非標識オリゴヌクレオチド(アレルプローブ、インベーダープローブ)、及び制限酵素(クリベース)を作用させ、蛍光検出によりSNPの検出を行う方法である。
このインベーダー法においては、まずアレルプローブの一部を検査対象のDNAの塩基配列のうちSNPを中心として一方の側にハイブリダイゼーションさせる。次にインベーダープローブを検査対象のもう一方の側にハイブリダイゼーションさせる。この時、SNPの部位のところで検査対象、アレルプローブ、インベーダープローブが三重に重なった状態になる。この三重に重なった部分に制限酵素(クリベース)を作用させることによりアレルプローブの検査対象のDNAとハイブリだーゼーションしていない部分(フラップ)を切断し遊離させる。
次に遊離したフラップと、フレットプローブをハイブリダイゼーションさせる。これによりフレットの自己ハイブリダイゼーションしている部分に、フラップが一部重なり、フレットプローブ、フラップが三重に重なった状態になる。フレットプローブには蛍光標識(レポーター)及び蛍光を失活させるクエンチャーが付いているが、この三重に重なった部分に制限酵素(クリベース)を作用させると、蛍光標識(レポーター)が遊離し、クエンチャーから離されるため、蛍光を発する。なお、この場合、励起源としては一般的に紫外線が用いられる。
チップを用いて、これらの反応を行う場合、DNAの配列を決定する場合などは、スライドガラス上にプローブDNAを固定し、その上でハイブリダイゼーション反応を行う方法が知られている。
また、チップ上に設けたウェルと呼ばれる微小な穴やくぼみが形成され反応場として用いることも知られている。ウェルは、半導体やガラスにエッチングで設けたり、穴のあいた板を積層することで形成されていた。
ウェルを用いる場合、試薬を基板上に固定する必要がなく、またPCR反応などにも適用できる。
また、これらのウェルは、極微量な試薬を所定の位置に充填後、緩衝液などその他の試薬との混合場として利用できる。
ウェルタイプのものとしては、例えば、基板表面に多数のウェルが設けられている検出用基板が開示されている(特許文献2、3、4参照)。
また、内部に流路を設け、両端に開口部を有する、PCR反応用の装置も知られている(特許文献5参照)。
これらはいずれもウェル内の空洞部に試薬を供給するものであるが、酵素や核酸など充填する試薬の量も極微量である。ここで、ウェル内に試薬を注入したり、ウェル内の試薬を分取したりするときには、注射針やスポイトなどによって試薬を吸引・吐出することによって行われる。
特開2002−300894号公報 国際公開第2003/031972号パンフレット 特開平09−99932号公報 特開2003−70456号公報 特許第2759071号公報
しかしながら、注射針などによって吸引・吐出しようとすると、ウェル内の試薬がウェル外に飛散してしまうという問題がある。すなわち、ウェル内に試薬を注入するときには、注射針などからウェル内に試薬を吐出させるが、このときウェル外に試薬が飛散するおそれがある。また、ウェル内の試薬を分取するときには、その試薬に注射針などを入れて試薬を吸引するが、試薬に注射針などを入れたときや試薬を吸引しているとき、さらには試薬を吸引してから注射針などを引き抜くときに、試薬がウェル外に飛散するおそれがある。そして、ウェル外に試薬が飛散すると、他のウェル内に試薬が混入してしまうおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、凹部又は流路内への試薬の注入や、凹部又は流路からの試薬の分取などを容易かつ適切に行うことができ、迅速かつ高精度に試験を行うことができる試薬用容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る試薬用容器は、試薬が注入される凹部又は流路と、これら凹部又は流路の開口部を覆う第1の蓋部材と、この第1の蓋部材を介して前記開口部を覆う第2の蓋部材と、を備え、前記第1の蓋部材と前記第2の蓋部材との間にクリアランスが設けられ、前記凹部が、この凹部の開口部を構成する大径凹部と、この大径凹部の底部に設けられ、前記大径凹部よりも小径に設定された小径凹部とを備えており、前記小径凹部に前記第1の蓋部材が設けられ、前記大径凹部に前記第2の蓋部材が設けられていることを特徴とする。
この発明に係る試薬用容器においては、第1の蓋部材と第2の蓋部材とにわたって注射針やスポイトなどを貫通させて、凹部又は流路に試薬を注入し、凹部又は流路に注入された試薬を分取する。このとき、試薬の飛沫が凹部又は流路の外方に漏出しようとする動きが、第1の蓋部材及び第2の蓋部材によって規制される。
これにより、第1の蓋部材及び第2の蓋部材によって、凹部又は流路の外に試薬が飛散することを防止することができる。
また、クリアランスを介して第1の蓋部材と第2の蓋部材とにわたって注射針などを貫通させて、凹部又は流路に試薬を注入し、凹部又は流路に注入された試薬を分取する。このとき、試薬の飛沫が凹部又は流路の外方に漏出しようとする動きが、まず第1の蓋部材によって規制される。そして、第1の蓋部材の外に試薬が漏出したとしても、その試薬はクリアランス内に浸入し、さらに、凹部又は流路の外方に漏出しようとするクリアランス内の試薬の動きが第2の蓋部材によって規制される。
これにより、試薬が凹部又は流路の外に飛散することを確実に防止することができる。
また、第1の蓋部材と第2の蓋部材との間にクリアランスを確実に設けることができる。
また、本発明に係る試薬用容器は、前記凹部の前記開口部の周囲に、上方に立ち上げられた凸部が設けられ、前記第2の蓋部材は前記凸部に接触するように設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る試薬用容器は、前記凹部を複数備え、複数の前記凹部の前記開口部の周囲に設けられた前記凸部同士は、同じ高さで連結されていることを特徴とする。
また、本発明に係る試薬用容器は、前記反応部が、基板に形成された複数の貫通孔と、前記基板の一方の面に複数の前記貫通孔にわたって形成された溝部と、前記基板の前記一方の面に貼り合わされ前記溝部を覆うフィルムとにより構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る試薬用容器は、前記第1の蓋部材が、硬質アルミニウム層及びシール層を備えるフィルムであることを特徴とする。
この発明に係る試薬用容器においては、第1の蓋部材と第2の蓋部材とにわたって注射針を容易に貫通させることができる。さらに、その貫通孔の周縁が注射針などの外周面に密着することを防止することができ、貫通孔の周縁と注射針などの外周面との隙間を介して気体の流通を確保することができる。そのため、注射針などから試薬を容易かつ迅速に吸引・吐出することができる。
本発明によれば、試薬が凹部又は流路の外に飛散することを防止することができることから、凹部又は流路内への試薬の注入や、凹部又は流路からの試薬の分取などを容易かつ適切に行うことができ、迅速かつ高精度に試験を行うことができる。
以下、本発明の第1の実施形態における試薬用容器について、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、化学反応やDNA反応、たんぱく質反応等をチップ上で行うμ―Total Analysis System技術やLab−on−Chip技術で利用される試薬用容器を一例に説明する。
図1において、符号1は試薬用容器を示している。
試薬用容器1は、縦横寸法が数ミリ角以下に設定された略長方形で板状の基板2を備えている。
基板2の材質としては、試薬に悪影響を与えないものであればよい。また、基板2上において試薬の反応を行う場合、反応系に悪影響を与えないことが必要である。さらに、反応を検出する際、基板2の下方から光学検出する場合は透明性が高い方が好ましい。
このようなものとして、例えば、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、シクロオレフィン系ポリマー、フッ素ポリマー、シリコーン樹脂などを用いることができる。
なお、透明性、耐熱性、耐薬品性や反応系に対する影響などの点からシクロオレフィン系樹脂(ゼオノア(日本ゼオン株式会社製))やメチルペンテン系樹脂(TPX(三井化学株式会社製))を用いることが好ましい。
このような合成樹脂を用いて基板2を作成すれば、耐熱性、耐薬品性、成形加工性などに優れているため好ましい。さらに、2種類以上の樹脂を接合して用いてもよい。この場合、それぞれの樹脂の特徴を活かして基板2を作成することにより、試薬及び試料等の特性に応じた多様な基板2とすることが可能となり、用途ごとに使い分けることができる。例えば、基板2の上半分と下半分とで材料を分けたりすることも可能となる。また、後述の試薬収容部8や反応部6など部分ごとに材料を分けることもできる。
なお、基板2の素材としてガラスを用いてもよい。
基板2の長さ方向の一端側の領域には、基板2の厚さ方向に窪んだウェル状の試薬収容部8が形成されている。試薬収容部8は、試薬が注入されてその試薬を収容するためのものである。すなわち、試薬収容部8は、凹部として機能するものである。
また、試薬収容部8は、基板2の材質がプラスチックや合成樹脂系であれば、切削加工、成型加工により形成することができ、基板2の材質がガラスであれば、切削加工により形成することができる。
また、試薬収容部8の数は、目的に応じて適宜設定できる。試薬収容部8を複数設ける場合、大きさが異なっていても良い。
また、試薬収容部8は、予め一つの試薬を入れておき、後から別の試薬を入れ、混合させる混合場として用いることもできる。
試薬収容部8の容量は、10〜300μlの範囲内であることが好ましい。化学反応、特にDNAを扱う生化学反応、生物反応などライフサイエンス分野では、微量試薬を用いることが多い。血液から採取されるDNAは通常多くても数百nl〜数μl程度である。そのため、反応に用いる試薬、希釈剤なども多くても数百μl程度になり、前述の範囲内であることが好ましい。
一方、基板2の長さ方向の他端側の領域には、基板2の厚さ方向に窪んだウェル状の検出部7が形成されている。検出部7は、基板2の縦横方向に複数形成されている。これら検出部7は、その底部が平坦であり開口部7aから底部まで側壁面が傾斜している円錐台形状であることが好ましい。検出部7が円錐台形状であれば、下方からの光学的な検出に有利である。なぜなら、例えば、検出部7に蛍光物質を入れ、下方から紫外線を照射することによって、その蛍光物質の蛍光状態を下方から検出する場合、検出部7の形状が球状やその他複雑な形状であると、蛍光物質の励起源である紫外線が屈折、散乱して蛍光物質に照射される量が減少してしまうからである。また、生じた蛍光も屈折、散乱し、検出する蛍光強度の低下、誤検出などの原因となってしまうからである。
なお、検出部7に、開口部7aを覆う保護フィルムを設けてもよい。保護フィルムを設けることにより、ごみ、汚染物質などによる汚染を防ぐことができる。
保護フィルムとしては、フィルム状のものを用いることができる。このようなものとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィンフィルム、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアセタールフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリカーボネートフィルム、シクロオレフィン系フィルム、シリコン樹脂系フィルム、フッ素系樹脂フィルムなどが挙げられる。また、アルミニウムなどの金属箔や、金属箔と前述の樹脂フィルムとの積層フィルムを用いても良い。これらの保護フィルムは、接着剤を用いて貼り合わせることができる。接着剤としては、耐熱性の硬化性接着剤を用いることができる。また、ヒートシールにより貼り合わせてもかまわない。検出部7内に予め試薬を収容しておく場合、ヒートシールであれば、試薬への接着剤の影響を考慮しなくても良いので好ましい。また、保護フィルムは使用する前に剥がす必要があるため、易剥離性であることが好ましい。
また、図2に示すように、開口部7aの周囲に、上方に立ち上げられた凸部25を設けても良い。凸部25を設けることにより、保護フィルムを貼り合わせやすくできる。特にヒートシールにより貼り合わせる場合、加熱する部分が、後述する基材14(図7に示す)全体ではなく、凸部25に接触するところだけでよいので、検出部7内に予め試薬を収容しておく場合、試薬への熱的な影響を低減させることができる。
また、保護フィルムを剥離する際も、保護フィルムと基板2との接点が開口部7aを除いた基板2全体ではなく、凸部25上だけになるので容易に剥離することができる。
このような凸部25としては、幅が0.1〜3mm、高さが0.05〜2mmの範囲内であることが好ましい。
また、凸部25同士を凸部25と同じ高さで連結させても良い。そのようにすることで、剥離する際に、引っ掛かりをなくしてスムーズに剥離することができる。
さらに、基板2の長さ方向の中央の領域(検出部7と試薬収容部8とによって挟まれた領域)には、厚さ方向に窪んだウェル状の反応部6が一つ形成されている。
反応部6は、基板2の材質がプラスチック、合成樹脂系であれば、切削加工、成型加工により形成することができる。また、基板2の材質がガラスであれば、切削加工により形成することができる。反応部6の開口径(開口部6aの直径)は0.1〜5mmの範囲内、深さが0.1〜5mm範囲内であることが好ましい。前述のようにライフサイエンス分野では、微量試薬を用いることが多く、効率的に反応を行うためには、前記範囲内であることが好ましい。また、反応液に、この反応液よりも比重の低い不揮発性液体を重層して蒸発を防ぐことができる。不揮発性液体としては、ミネラルオイル、シリコーンオイル、植物油、動物油、流動パラフィン等が挙げられる。
また、反応部6をフィルムなどで被覆してもよい。
また、反応部6の側断面(反応部6の深さ方向の縦断面)は、特に限定はしないが、開口部6aを構成する側部が円筒状で底部が半球状のもの、または、全体が半球状のものが好ましい。半球状であれば試薬を注入する際、試薬の飛散、気泡の混入を可及的に防ぐことができる。また注入された試薬を取り出す際の取り出し性に優れたものとなる。
また、反応部6が一つ設けられるとしたが、その設置数は目的に応じて適宜設定できる。例えば、反応を2種類以上行う場合、第二反応部を設けても良い。
例えば、反応がDNAの検出反応に用いる場合、第二反応部はPCR反応部にすることができる。PCR反応部を設けることにより、同一チップ上で検体の調整、DNAの検出を行うことができる。
第二反応部としては、ウェル状の反応部を設けても良いし、流路を設け(流路状第二反応部)、流路内で反応を行っても良い。例えば、図3に示すように、流路状第二反応部6´としては、複数の開口部6aと、これら複数の開口部6aを繋ぐ流路26とを有する構成が例として挙げられる。この場合、それぞれの開口径は5mm以下程度、開口部6aの深さは1mm〜5mm程度である。
また、流路状第二反応部を以下のように形成してもよい。すなわち、図4に示すように、基板2に貫通孔30を複数形成する。それから、図5に示すように、基板2の裏面に、複数の貫通孔30にわたって溝部31を形成する。さらに、図6に示すように、基板2の裏面に、溝部31を覆う底部形成用フィルム32を貼り合わせる。これにより、流路26´が容易に形成される。このときの溝部31の幅、高さはそれぞれ1mm〜5mmの範囲内であることが好ましい。
溝部31は貫通孔30を直線で結んでいても良いし、試薬や検査対象の蒸発を防ぐために屈曲した形状であっても良い。
底部形成用フィルム32としてはフィルム状のものを用いることができる。このようなものとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィンフィルム、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアセタールフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリカーボネートフィルム、シクロオレフィン系フィルム、シリコン樹脂系フィルム、フッ素系樹脂フィルムなどが挙げられる。また、アルミニウムなどの金属箔や、金属箔と前述の樹脂フィルムの積層フィルムを用いても良い。底部形成用フィルムは接着剤を用いて貼り合わせることができる。また、ヒートシールにより貼り合わせても良い。ヒートシールであれば、反応部内への接着剤の影響を考慮しなくても良いので好ましい。
また、底部形成用フィルム32は、その一部が溝部31へ食い込む形状であれば好ましい。なぜなら、基板2と底部形成用フィルム32との間に隙間が生じず、試薬や検査対象の漏れがないものとなるからである。
さらに、本実施形態における試薬収容部8の側断面は、図7に示すように、二段階にして形成されている。すなわち、試薬収容部8内には、試薬収容部8の開口部8aを構成するとともに、開口部8aと略同一の径を有する大径凹部11が形成されている。大径凹部11の周壁部は、所定の高さ寸法に設定されている。そして、大径凹部11の底部には、試薬収容部8の深さ方向(基板2の厚さ方向)のうちの深い方に向けられた小径凹部12が形成されている。小径凹部12は、大径凹部11よりも小径に設定されている。
小径凹部12の側断面の形状は、特に限定はしないが、開口部12aを構成する側部が円筒状で底部が半球状のもの、または、全体が半球状のものが好ましい。半球状であれば試薬を注入する際、試薬の飛散、気泡の混入を可及的に防ぐことができる。また注入された試薬を取り出す際の取り出し性に優れたものとなる。
また、小径凹部12には、小径凹部12の開口部12aを覆い小径凹部12内を密閉する第1の被覆フィルム(第1の蓋部材)16が設けられており、大径凹部11には、その開口部11aを覆い大径凹部11内を密閉する第2の被覆フィルム(第2の蓋部材)17が設けられている。そのため、第1の被覆フィルム16と第2の被覆フィルム17との間には、大径凹部11の高さと同一の高さを有するクリアランス20が形成されている。
第1及び第2の被覆フィルム16,17は、上層に基材(硬質アルミニウム層)14、下層にシール層15が配置された2層構造となっている。また、第1及び第2の被覆フィルム16,17は、下層に配置されたシール層15によって、大径凹部11の底部及び基板2の表面にそれぞれ接着固定され、試薬収容部8内に注入された液状の試薬24が密封されるようになっている。
基材14は、硬質アルミニウムで構成されており、その厚さが10μm以下、伸びが1%/cm2以下とされている。また、注射針や分注用のディスポーサブルチップに見立てた先端径0.9mm、内径0.5mmの管状物を垂直方向の上方から突き刺した時の過重を測定し、その際の荷重が0.5kgf以下であることが好ましい。
一方、シール層15は、共重合ポリエステル系樹脂であるシート状の酸成分変性PET(ポリエチレンテレフタレート)で構成されており、その厚さが15μm以下とされている。さらに、上記のように突き刺した時の荷重は、0.5kgf以下であることが好ましい。
第1の被覆フィルム16は、それぞれの試薬収容部8の小径凹部12に個々に設けられており、第2の被覆フィルム17は、図1に示すように、それぞれの試薬収容部8にわたるようにして一枚設けられている。ただし、図8に示すように、それぞれの試薬収容部8にわたるようにして大きな大径凹部11を形成すれば、その大きな大径凹部11の底部に、それぞれの小径凹部12にわたって一枚の第1の被覆フィルム16を設けることができ、開口部11aに一枚の第2の被覆フィルム17を設けることができる。
また、第1及び第2の被覆フィルム16,17の他の態様として、シール層15に加えて、基材14の上面に保護層を設けて、第1及び第2の被覆フィルム16,17を三層構造にしても良い。この保護層は、厚さが15μm以下、伸びが30%/180mm以下、破裂度が2kg/cm2以下のアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂フィルムを用いることができ、サンドブラスト等を用いて表面をマット状に加工した脆性樹脂であるマットPETを用いれば注射器などの針による突き刺し性を向上できるため好ましい。なお、脆性樹脂とは衝撃に対して弱く所謂“脆い”性質を持った樹脂であり、表面がマット状のもの以外に、例えば、発泡状のものを用いても良い。
このように第1及び第2の被覆フィルム16,17を、保護層、基材14、シール層15の3層構造にする場合には、保護層の分だけ第1及び第2の被覆フィルム16,17の厚さが増加して前述した突き刺し性が低下してしまう。そこで、シール層15としてヒートシールラッカー等の液状のシール剤を塗付して厚さが5μm以下となるように設定し、さらに、基材14の硬質アルミニウムの厚さを10μm以下、好ましくは8μm以下に設定する。このようにすることで、突き刺し性を低下させずに第1及び第2の被覆フィルム16,17を3層構造とすることができる。
なお、試薬収容部8の開口径は、1〜50mmの範囲内であることが好ましい。
試薬の量は、数百nl程度の極微量〜数百μl程度であり、また一般的な分注針の径は数十μm〜数mm程度である。そのため、分注適正、目的容量を考慮すると、試薬収容部8の開口径は1〜50mmの範囲内であることが好ましい。
また、試薬収容部8の深さは1〜50mmの範囲内であることが好ましい。
また、第1及び第2の被覆フィルム16,17の材質は適宜変更可能である。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィンフィルム、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアセタールフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリカーボネートフィルム、シクロオレフィン系フィルム、シリコン樹脂系フィルム、フッ素系樹脂フィルムなどが挙げられる。また、アルミニウムなどの金属箔や、金属箔と前述の樹脂フィルムの積層フィルムを用いても良い。これらのフィルム状の蓋部材は、接着剤を用いて貼り合わせることができる。接着剤としては、耐熱性の硬化性接着剤を用いることができる。また、ヒートシールにより貼り合わせてもかまわない。ヒートシールであれば、試薬への接着剤の影響を考慮しなくても良いので好ましい。
また、図9に示すように、試薬収容部8の開口部8aの周囲に、反応部6の場合と同様に凸部21を設けても良い。凸部21は、試薬24の飛散などを可及的に防止するために、開口部8aの全周から立ち上げられた筒状であることが好ましい。凸部21を設けることにより、第1及び第2の被覆フィルム16,17を貼り合わせやすくできる。
特にヒートシールにより貼り合わせる場合、加熱する部分が、基材14全体ではなく、凸部21と接触するところだけでよいので、試薬収容部内の試薬への熱的な影響を低減することができる。
このような凸部21としては、幅が0.1〜3mm、高さが0.05〜2mmの範囲内であることが好ましい。
また、図10に示すように、試薬収容部8の開口部8aの開口径よりも大きな径を有する筒状の凸部21を設けるようにしてもよい。このようにすれば、試薬収容部8の側断面を略半球状に形成することができ、試薬収容部8の構成を簡易にしつつ、クリアランス20を容易に形成することができる。
また、試薬収容部8をウェル状にしたが、これに限ることはなく、流路を設けるようにしてもよい。
次に、本実施形態における試薬用容器1の作用について説明する。
なお、ここでは、DNA検出を行う場合について説明する。
検体DNA試薬である液状の試薬24を試薬収容部8に収容しておく。そして、第1及び第2の被覆フィルム16,17にわたって注射針を突き通す。このとき、第1及び第2の被覆フィルム16,17が注射針の径方向外方に裂け、第1及び第2の被覆フィルム16,17に形成された貫通孔の周縁と、注射針の外周面との間に隙間が生じる。この隙間によって、試薬収容部8の内外における気体の流通が確保される。
次いで、試薬24の一部を吸引し分取してから注射針を引き抜く。そして、予め核酸プローブを配置してある反応部6内に、注射針から試薬24を吐出させて試薬24を注入する。それから、これら試薬24と核酸プローブとの反応の有無を検出する。この際、検体DNAに標識物質を付けておくことにより反応の有無を検出できる。また、反応部6を複数設けておき、それぞれ異なる配列を有する核酸プローブを配置しておけば、検体DNAの配列を効率的に検出することができる。また、DNA反応の中でも一塩基遺伝子多型(SNP)の解析に用いることができる。なお、この場合、核酸プローブやその他検出に用いる試薬は複数あっても良く、それらの試薬の一つが標識されていればよい。また、SNP解析には、サードウェイブテクノロジーズ,Inc(米国ウィスコンシン州マディソン市)が開発したインベーダー法を用いてもよい。
ここで、従来では、図11に示すように、注射針35によって試薬24を分取する場合、すなわち注射針35を試薬24に入れるとき、又は、注射針35によって試薬24を吸引するとき、又は、試薬24を吸引した注射針35を引き抜くときに、試薬24が収容部36の外方に飛散してしまうことがあった。また、注射針35から試薬24を吐出して、収容部36などに試薬24を注入するときにも、試薬24が飛散してしまうことがあった。
本実施形態における試薬用容器1では、以下のようにして試薬24の飛散が防止される。すなわち、図12に示すように、第1及び第2の被覆フィルム16,17にわたって注射針を突き通して、試薬24を注入したり分取したりするとき、小径凹部12が第1の被覆フィルム16によって密閉されていることから、小径凹部12に収容された試薬24の飛沫の動き、すなわち小径凹部12の外方に漏出しようとする動きが規制される。さらに、仮に小径凹部12の外方である大径凹部11に試薬24が漏出したとしても、大径凹部11が第1の被覆フィルム16によって密閉されていることから、大径凹部11の外方、すなわち試薬収容部8の外方に、クリアランス20内の試薬24が漏出する動きが規制される。
以上より、本実施形態における試薬用容器1によれば、上述のように、試薬収容部8の外方に試薬24が漏出する動きが規制されることから、試薬24が試薬収容部8の外に飛散することを防止することができる。そのため、試薬収容部8への試薬の注入や試薬収容部8からの試薬の分取などを容易かつ適切に行うことができ、迅速かつ高精度に試験を行うことができる。
また、第1及び第2の被覆フィルム16,17に注射針を刺したとき、隙間によって気体の流通が確保されることから、注射針から試薬24を吸引するときには、隙間を介して空気を流入させ、一方、注射針から試薬24を吐出するときには、隙間を介して空気を流出させることができる。そのため、試薬収容部8内の圧力に応じて、隙間を介して空気を流出入させることができ、注射針から試薬24を容易かつ迅速に吸引・吐出することができる。さらに、注射針を容易に突き刺すことができる。
また、クリアランス20が形成されていることから、小径凹部12から漏出した試薬24を滞留させることができ、試薬が試薬収容部8の外に飛散することを確実に防止することができる。
なお、本実施形態においては、第1及び第2の被覆フィルム16,17を試薬収容部8に設けうるとしたが、これに限ることはなく、反応部6に設けてもよい。この場合、反応部6が凹部又は流路として機能する。
また、反応部6、検出部7及び試薬収容部8を一つの基板2に設けるとしたが、これに限ることはなく、それぞれ別個の基板に設けるようにしてもよい。
また、基板2を矩形板状としたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、チューブ状、ボトル状等の様々な形状の容器に試薬を充填して開口部を第1及び第2の被覆フィルム16,17で覆うようにしても良い。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係る試薬用容器の実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の反応部に凸部を設けた様子を示す側断面図である。 本実施形態の反応部の変形例を示す側断面図である。 流路の形成過程を説明する図であって、基板に貫通孔を設けた様子を示す側断面図である。 流路の形成過程を説明する図であって、図4の基板の裏面に溝を設けた様子を示す側断面図である。 流路の形成過程を説明する図であって、図5の溝に底部形成用フィルムを設けた様子を示す側断面図である。 図1の試薬収容部を拡大して示す側断面図である。 図1の試薬収容部の変形例を示す斜視図である。 図7の試薬収容部に凸部を設けた様子を示す側断面図である。 図9の試薬収容部の変形例を示す側断面図である。 従来の試薬用容器の収容部を示す図であって、試薬が飛散した様子を示す説明図である。 本実施形態の試薬収容部において、試薬を注入・分取する様子を示す説明図である。
符号の説明
1 試薬容器 6 反応部 8 試薬収容部(凹部) 11 大径凹部 12 小径凹部 14 基材(硬質アルミニウム層) 15 シール層 16 第1の被覆フィルム(第1の蓋部材) 17 第2の被覆フィルム(第2の蓋部材) 20 クリアランス 24 試薬 26 流路

Claims (5)

  1. 試薬が注入される凹部又は流路と、
    これら凹部又は流路の開口部を覆う第1の蓋部材と、
    この第1の蓋部材を介して前記開口部を覆う第2の蓋部材と、
    を備え、
    前記第1の蓋部材と前記第2の蓋部材との間にクリアランスが設けられ、
    前記凹部が、この凹部の開口部を構成する大径凹部と、この大径凹部の底部に設けられ、前記大径凹部よりも小径に設定された小径凹部とを備えており、前記小径凹部に前記第1の蓋部材が設けられ、前記大径凹部に前記第2の蓋部材が設けられていることを特徴とする試薬用容器。
  2. 前記凹部の前記開口部の周囲に、上方に立ち上げられた凸部が設けられ、
    前記第2の蓋部材は前記凸部に接触するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の試薬用容器。
  3. 前記凹部を複数備え、
    複数の前記凹部の前記開口部の周囲に設けられた前記凸部同士は、同じ高さで連結されていることを特徴とする請求項2に記載の試薬用容器。
  4. 前記反応部が、基板に形成された複数の貫通孔と、前記基板の一方の面に複数の前記貫通孔にわたって形成された溝部と、前記基板の前記一方の面に貼り合わされ前記溝部を覆うフィルムとにより構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の試薬用容器。
  5. 前記第1の蓋部材が、硬質アルミニウム層及びシール層を備えるフィルムであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の試薬用容器。
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