JP4927065B2 - 電力タップ - Google Patents
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Description
しかし、家庭内には電力線にノイズを与える多くの機器がある。例えば、雷サージ防止機能付き電力線タップ、ドライヤ、充電器、掃除機、電気ドリル、及び調光機能付き照明器具等がある。特に、雷サージ防止機能付き電力線タップにPLCモデムを接続すると、内蔵したバリスタ素子が高周波を吸収してしまい、通信のスループットを低下させてしまう。
また、電力線タップに関する従来技術として、特許文献1には、PLC通信側と電子機器用コンセント部とを高インピーダンス化部により分離した電力線アダプタ装置について開示されている。しかし、この電力線アダプタ装置は、電子機器側で発生した高周波ノイズがPLC通信側に与える影響を抑えることはできるが、外部から流入する雷サージ電圧を抑圧することができないため、電子機器を破壊する虞がある。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、電子機器側で発生した高周波ノイズがPLC通信側に与える影響を抑えることはできるが、外部から流入する雷サージ電圧を抑圧することができないため、電子機器を破壊する虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、同じ電力タップ内に、PLC通信機能と雷サージ電圧抑圧機能を備え、PLC通信を行う際には雷サージ電圧抑圧機能を電気的に分離するようにして、PLC通信のスループットの低下を防止する電力タップを提供することを目的とする。
電力線に並列にサージ電圧抑圧手段が接続されている場合、インジェクション部から電力線に高周波信号を注入すると、その高周波信号はサージ電圧抑圧手段を構成するバリスタ等の素子により吸収される可能性がある。その結果、S/Nが低下して通信のスループットが低下してしまう。そこで、本発明では、インジェクション部を介して出力された一対の電力線とサージ電圧抑圧手段以降の電力線との間に直列に電力断接手段を設ける。これにより、サージ電圧抑圧手段による素子の影響を遮断することができる。
PLC通信を行う際に、コンセント部に他の機器が接続されて稼働中の場合、機器の電源を切ることはできない。そこで本発明では、サージ電圧抑圧手段を電力線から切り離すことができるように、断接手段を電力線とサージ電圧抑圧手段との間に直列に配設する。これにより、機器を動作させたままPLC通信を行うことができる。
断接手段は一般的にはメカ的な手段により回路を断接する。従って、断接手段を操作するために何らかの作業が伴ってしまう。即ち、PLC通信を行うときと、終了したときに断接手段を操作するため、操作ミスが発生する可能性はゼロにはできない。そこで本発明では、インジェクション部を介して出力された一対の電力線に電力周波数を選択的に通過させるフィルタを直列に配設する。これにより、自動的に電力はコンセント部に通過させるが、高周波信号を阻止することができる。
請求項4は、前記サージ電圧抑圧手段は、少なくともバリスタにより構成されていることを特徴とする。
バリスタは、ある一定電圧で急激に電流が流れ出す電圧−電流特性を持つ素子である。従って、バリスタは電子、電気回路の半導体素子を過電圧から保護するときに使用される。これにより、簡単な回路構成で、且つ安価に電子回路を保護することができる。
また、PLC通信を行う場合は、電力断接手段を断側に操作して、電気的にサージ電圧抑圧手段による素子の影響を遮断するので、簡単な操作でPLC通信のスループットの低下を防止することができる。
また、サージ電圧抑圧手段を電力線から切り離すことができるように、断接手段を電力線とサージ電圧抑圧手段との間に直列に配設するので、機器を動作させたままPLC通信を行うことができる。
また、高周波信号の重畳と抽出を行なう際は、断接手段を断側に操作してサージ電圧抑圧手段と電力線との接続を遮断するので、PLC通信に対する影響を最小限にすると共に、機器への電力の供給を継続することができる。
また、インジェクション部を介して出力された一対の電力線に電力周波数を選択的に通過させるフィルタを直列に配設するので、自動的に電力はコンセント部に通過させるが、高周波信号を阻止することができる。
また、サージ電圧抑圧手段としてバリスタを使用するので、簡単な回路構成で、且つ安価に電子回路を保護することができる。
図1は本発明の電力タップの機能をブロック化したブロック図である。この電力プラグは、ソケット16を電源に接続し、高周波信号の送受信を行なう信号線を一対の電力線に夫々磁気結合するように構成したインジェクション部1と、信号線に高周波信号の重畳と抽出を行なうために外部機器と接続する機器用コネクタ4と、インジェクション部1を介して出力された一対の電力線に夫々直列に配設され、サージ電圧抑圧手段9以降の電力線に電力を供給又は停止する電力断接手段5(フィルタ13)と、一対の電力線に並列に接続されたサージ電圧抑圧手段9と、サージ電圧抑圧手段9によりサージ電圧が抑圧された電力を供給するコンセント部11と、を備えて構成されている。従って、機器用コネクタ4には、PLC通信の親機として使用する場合は、モデム17を接続し、PLC通信の子機として使用する場合は、PC18等を接続する。
また、本実施形態では、インジェクション部1を介して信号線3に高周波信号の重畳と抽出を行なう際は、図1のように電力断接手段5をOFF側に操作して、インジェクション部1とサージ電圧抑圧手段9以降の電力線10bとの接続を遮断する。即ち、本実施形態では、PLC通信を行う場合は、電力断接手段5をOFF側に操作して、電気的にサージ電圧抑圧手段9による素子の影響を遮断する。これにより、簡単な操作でPLC通信のスループットの低下を防止することができる。
即ち、図1及び図2で説明した断接手段5は、一般的にはメカ的な手段により回路を断接する。従って、断接手段5を操作するために何らかの作業が伴ってしまう。即ち、PLC通信を行うときと、終了したときに断接手段5を操作するため、操作ミスが発生する可能性はゼロにはできない。そこで本実施形態では、インジェクション部1を介して出力された一対の電力線10aに電力周波数(50/60Hz)を選択的に通過させるフィルタ(LPF)13を直列に配設する。これにより、自動的に電力はコンセント部11に通過させるが、高周波信号を阻止することができる。
Claims (4)
- 一対の電力線に電力を供給する電源側に配設され、高周波信号の送受信を行なう信号線を前記一対の電力線に夫々磁気結合するように構成したインジェクション部と、
前記信号線に対する前記高周波信号の重畳と抽出を行なうために外部機器と接続する機器用コネクタと、
前記インジェクション部を介して出力された一対の電力線に夫々直列に配設され、前記電力線に電力を供給又は停止する電力断接手段と、
該電力断接手段を介して一対の電力線に並列に接続されたサージ電圧抑圧手段と、
該サージ電圧抑圧手段によりサージ電圧が抑圧された電力を供給するコンセント部と、
を備え、
前記インジェクション部を介して前記信号線に前記高周波信号の重畳と抽出を行なう際は、前記電力断接手段を断側に操作して前記インジェクション部と前記サージ電圧抑圧手段以降の電力線との接続を遮断することを特徴とする電力タップ。 - 一対の電力線に電力を供給する電源側に配設され、高周波信号の送受信を行なう信号線を前記一対の電力線に夫々磁気結合するように構成したインジェクション部と、
前記信号線に対する前記高周波信号の重畳と抽出を行なうために外部機器と接続する機器用コネクタと、
一対の電力線に並列に接続されたサージ電圧抑圧手段と、
前記サージ電圧抑圧手段と前記一対の電力線の何れか一方に直列に配設され、前記サージ電圧抑圧手段と前記電力線との接続を断接する電力断接手段と、
前記サージ電圧抑圧手段によりサージ電圧が抑圧された電力を供給するコンセント部と、
を備え、
前記インジェクション部を介して前記信号線に対する前記高周波信号の重畳と抽出を行なう際は、前記断接手段を断側に操作して前記サージ電圧抑圧手段と前記電力線との接続を遮断することを特徴とする電力タップ。 - 一対の電力線に電力を供給する電源側に配設され、高周波信号の送受信を行なう信号線を前記一対の電力線に夫々磁気結合するように構成したインジェクション部と、
前記信号線に対する前記高周波信号の重畳と抽出を行なうために外部機器と接続する機器用コネクタと、
前記インジェクション部を介して出力された一対の電力線に夫々直列に配設され、前記電源側の電力周波数を選択的に通過させるフィルタと、
該フィルタを介して一対の電力線に並列に接続されたサージ電圧抑圧手段と、
該サージ電圧抑圧手段によりサージ電圧が抑圧された電力を供給するコンセント部と、
を備えたことを特徴とする電力タップ。 - 前記サージ電圧抑圧手段は、少なくともバリスタにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電力タップ。
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