JP4886975B2 - 電界発光素子 - Google Patents
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Description
このように低分子系材料を利用したものと高分子系材料を利用したものには、それぞれ一長一短があることが知られている。
すなわち、本発明によれば、下記(1)〜(5)が提供される。
(1)互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、下記一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
(2)互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、下記一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
(3)互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、該有機層の内の単層または複数層からなるホール輸送層に前記(1)項または(2)項に記載の一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
(4)互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、該有機層の内の単層または複数層からなる発光層に前記(1)項または(2)項に記載の上記一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
(5)互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、該有機層の内の単層または複数層からなる電子輸送層に前記(1)項または(2)項に記載の上記一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
先ず、本発明に用いる3,6−ジアリールカルバゾール誘導体についてさらに詳細に説明する。
本発明で使用される、下記一般式(1)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体、
例えば一般式(2)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体は下記経路(反応工程)で製造できる。
第1段階の3,6−ジアリール−9H−カルバゾール誘導体は、パラジウム触媒を用いるアリールホウ素化合物と有機ハロゲン化物のクロスカップリング反応として知られているSuzuki−Miyaura反応により得られる。
炭素数が1〜25の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基であり、これらのアルキル基は更にフッ素原子、シアノ基、フェニル基又はハロゲン原子もしくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基で置換されたフェニル基を含有してもよい。具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、3,7−ジメチルオクチル基、2−エチルヘキシル基、トリフルオロメチル基、2−シアノエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
フェニル基、ビフェニリル基、ターフェニリル基等の非縮合炭化水素式芳香族多環基が挙げられ、これらは上述した置換もしくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、及びフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子を置換基として有していてもよい。
なお本発明の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体等の3,6−ジアリールカルバゾール誘導体をホスト材料として用いる場合は、3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体等の3,6−ジアリールカルバゾール誘導体に対し燐光性ドーパントを0.1から25重量%とすることが好ましい。
このようにして得られた本発明の有機電界発光素子に陽極にプラスを陰極にマイナスを接続し、電圧を印加するとEL発光が観測できる。
3,6−ジブロモカルバゾール20.0g、4−メトキシフェニルボロン酸20.6g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム2.23gをエタノール60mlおよびトルエン250mlに採り、これに炭酸ナトリウムの22%水溶液120mlを加え、窒素雰囲気下5.5時間加熱還流した。熱時、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した後、有機層を分離し減圧下溶媒を留去した。水洗後乾燥して淡褐色の粉末20.2gを得た。これをトルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して無色針状晶の3,6−ビス(4−メトキシフェニル)カルバゾール13.5gを得た。
融点 213.0〜214.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:82.69/82.30 H:5.61/5.58 N:3.70/3.69
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)
NH伸縮振動 3426cm−1COC伸縮振動 1235、1035cm−1
3,6−ビス(4−メトキシフェニル)カルバゾール13.4g、ヨードベンゼン40ml、炭酸カリウム19.3gおよび銅紛1.0gを窒素雰囲気下3時間加熱還流した。100℃まで冷却したのちトルエンを加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後メタノールで洗浄し、無色針状晶の3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−フェニルカルバゾール(CBZ1とする)14.8gを得た。融点169.5〜170.5℃。これをトルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して無色針状結晶を得た。
融点 170.0〜171.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:84.31/84.37 H:5.44/5.53 N:3.06/3.07
製造例1で示したSuzukiカップリング法と、製造例2で示したウルマン反応を用いて(R5がアルキル基の場合は常法のアルキル化法による)本発明で用いる3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を得た。結果を表1に示した。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ1とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図1に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率6.6%を示した。
また、図2に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.4Vにおいて、最大電流密度4.065A/cm2と最大発光輝度122264cd/m2(図3)が観測された。また、発光スペクトルは510nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ2とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図4に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率6.0%を示した。
また、図5に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.9Vにおいて、最大電流密度2.575A/cm2と最大発光輝度131078cd/m2(図6)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ3とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図7に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率5.1%を示した。
また、図8に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧16.9Vにおいて、最大電流密度2.670A/cm2と最大発光輝度117793cd/m2(図9)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ4とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図10に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率4.5%を示した。
また、図11に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.2Vにおいて、最大電流密度3.715A/cm2と最大発光輝度114104cd/m2(図12)が観測された。また、発光スペクトルは510nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ5とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図13に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率3.1%を示した。
また、図14に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.3Vにおいて、最大電流密度1.408A/cm2と最大発光輝度48747cd/m2(図15)が観測された。また、発光スペクトルは509nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ6とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図16に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率4.8%を示した。
また、図17に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.2Vにおいて、最大電流密度2.115A/cm2と最大発光輝度101601cd/m2(図18)が観測された。また、発光スペクトルは508nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ7とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図19に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率11.2%を示した。
また、図20に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.8Vにおいて,最大電流密度2.640A/cm2と最大発光輝度132412cd/m2(図21)が観測された。また、発光スペクトルは511nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ8とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図22に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率5.0%を示した。
また、図23に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧16.1Vにおいて、最大電流密度1.012A/cm2と最大発光輝度22035cd/m2(図24)が観測された。また、発光スペクトルは508nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ11とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図25に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率6.7%を示した。
また、図26に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.5Vにおいて、最大電流密度2.386A/cm2と最大発光輝度127522cd/m2(図27)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ12とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図28に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率9.2%を示した。
また、図29に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.5Vにおいて、最大電流密度2.605A/cm2と最大発光輝度154756cd/m2(図30)が観測された。また、発光スペクトルは509nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ13とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図31に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率5.5%を示した。
また、図32に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.2Vにおいて、最大電流密度4.269A/cm2と最大発光輝度91595cd/m2(図33)が観測された。また、発光スペクトルは508nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ14とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図34に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率7.0%を示した。
また、図35に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.7Vにおいて、最大電流密度4.317A/cm2と最大発光輝度128782cd/m2(図36)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ16とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図37に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率7.9%を示した。
また、図38に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.1Vにおいて、最大電流密度3.737A/cm2と最大発光輝度142984cd/m2(図39)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ19とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図40に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率0.8%を示した。
また、図41に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧17.3Vにおいて、最大電流密度2.594A/cm2と最大発光輝度18231cd/m2(図42)が観測された。また、発光スペクトルは510nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ20とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図43に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率7.2%を示した。
また、図44に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.4Vにおいて、最大電流密度3.384A/cm2と最大発光輝度130163cd/m2(図45)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ21とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図46に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率8.0%を示した。
また、図47に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧18.0Vにおいて、最大電流密度2.195A/cm2と最大発光輝度119564cd/m2(図48)が観測された。また、発光スペクトルは508nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ22とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図49に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率4.2%を示した。
また、図50に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧17.6Vにおいて、最大電流密度2.698A/cm2と最大発光輝度96058cd/m2(図51)が観測された。また、発光スペクトルは508nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを50nm形成した。次に、発光層としてCBZ24とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図52に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率5.5%を示した。
また、図53に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧15.1Vにおいて、最大電流密度3.565A/cm2と最大発光輝度111574cd/m2(図54)が観測された。また、発光スペクトルは512nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを30nm形成した。次に、発光層としてCBZ25とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図55に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率6.9%を示した。
また、図56に示すように、良好な電流−電圧特性を示した。また、発光スペクトルは515nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された(図57)。
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてTPDを30nm形成した。次に、発光層としてCBZ26とIr(ppy)3を共蒸着法により20nm形成した。この際、Ir(ppy)3の濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層としてBCPを10nmとAlq3を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図55に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率7.3%を示した。
また、図56に示すように、良好な電流−電圧特性を示した。また、発光スペクトルは515nmを中心とするIr(ppy)3からの発光が観測された(図57)。
Claims (5)
- 互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、該有機層の内の単層または複数層からなるホール輸送層に請求項1または2に記載の一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
- 互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、該有機層の内の単層または複数層からなる発光層に請求項1または2に記載の一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
- 互いに対向する陽極と陰極間に、単層もしくは複数層の有機層から構成される有機電界発光素子において、該有機層の内の単層または複数層からなる電子輸送層に請求項1または2に記載の一般式(2)で表される3,6−ジアリールカルバゾール誘導体を、少なくとも一層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
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