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JP4762514B2 - 3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体 - Google Patents

3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体 Download PDF

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JP4762514B2 JP2004245423A JP2004245423A JP4762514B2 JP 4762514 B2 JP4762514 B2 JP 4762514B2 JP 2004245423 A JP2004245423 A JP 2004245423A JP 2004245423 A JP2004245423 A JP 2004245423A JP 4762514 B2 JP4762514 B2 JP 4762514B2
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Description

本発明は、新規3,6−ジフェニルカルバゾールに関し、特に耐久性が高く、高発光効率の有機EL素子を実現し得る有用なカルバゾール誘導体に関するものである。また本発明は、他の利用分野である光電変換素子としての特に有機感光体用電荷輸送材料として有用な新規3,6−ジフェニルカルバゾールに関する。
有機薄膜EL素子は、自己発光型であるために視野角依存性に富む、視認性が高い、さらには薄膜型の完全固体素子であるために省スペース化が図れる等の観点から注目され、近年実用化研究が展開されている。しかしながら、現状では、エネルギー変換効率や発光量子効率のさらなる向上、経時での有機薄膜の安定性向上(素子耐久性の向上)など解決すべき問題が多数ある。
これまで、有機薄膜EL素子は低分子を利用したものと高分子を利用したものが報告されている。低分子系材料においては、種々の積層構造の採用により高効率化の実現が、またドーピング法をうまくコントロールすることにより耐久性が向上することが報告されている。ただし、低分子集合体の場合、長時間における経時での膜状態の変化が生じることが報告されており、膜の安定性に関して本質的な問題点を抱えている。
一方、高分子系材料においては、これまで、主にPPV(poly−p−phenylenevinylene)系列やpoly−thiophene等について精力的に検討が行われてきた。しかしながら、これらの材料系は純度を上げることが困難であることや、本質的に蛍光量子収率が低いことが挙げられ、高性能なEL素子は得られていないのが現状である。高分子系材料の場合、本質的にガラス状態が安定であることを考慮した場合、高蛍光量子効率を付与することができれば、優れたEL素子の構築が可能となる。このように低分子を利用したものと高分子を利用したものには、それぞれ一長一短があることが知られている。
また最近では三重項励起子を利用した高効率化の検討も精力的になされており(非特許文献1等)、発光効率が大きく改善されることが明らかになった。これに伴い発光層に用いられるホスト材料の報告も多くなってきている。これらのなかで代表的なホスト材料として、下記式で示される4,4′−ビス(カルバゾリル−9)ビフェニル(CBP)が挙げられるが、その後の検討により発光層中でCBPの結晶化が進行し、これが素子の寿命を短くしていることが明らかになっている(例えば、特許文献1参照)。
Figure 0004762514
この問題を回避するために、CBPに代わるカルバゾール化合物の検討がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照)。また、カルバゾール化合物の合成法あるいはカルバゾール化合物の電気化学的な挙動に関する検討もなされている(例えば、非特許文献2、非特許文献3参照)。しかしながら、記載されたいずれの化合物も素子としての耐久性と発光効率が十分ではない。
WO01/72927 A1 特開平9−310066号公報 T.Tsutsui et al./Jpn.J.Appl.Phys. Vol.38 L1502(1999) M.Park et al./Tetrahedron 54(1998)12707−12714 W.Laum et al./Journal fuer Praktische Chemie (Leipzig) 317(6)(1975)995−1004
本発明は上記従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、有機EL素子用材料として、特に耐久性が高く、高発光効率の有機EL素子を実現する新規なカルバゾール誘導体を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するものであり、下記の特徴を有する。
請求項1に記載の発明は、下記一般式(I)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体とアルキル化剤との反応により得られ、下記一般式(II)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を特徴とする。
Figure 0004762514
Figure 0004762514
(式中、RおよびRメトキシ基を表し、RおよびRは水素原子を表し、Rエチル基を表す。)
また、請求項2に記載の発明は、下記一般式(I)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体とアリール化剤との反応により得られ、下記一般式(III)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を特徴とする。
Figure 0004762514
Figure 0004762514
(式中、R、Rメトキシ基、又はメチル基を表し、RおよびRは水素原子を表し、R、水素原子、メチル基、メトキシ基、またはフェニル基、を表す。)
また、請求項3に記載の発明は、下記一般式(I)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体とアリール化剤との反応により得られ、下記一般式(III)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を特徴とする。
Figure 0004762514
Figure 0004762514
(式中、R、Rは、ハロゲン原子を表し、R及びR水素原子を表す)
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至3のいずれかに記載の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を含む有機EL素子を特徴とする。
本発明の新規3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を有機EL素子として用いると耐久性が高く、かつ高発光効率を得ることができる。
また、本発明の新規3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体は、光電変換素子としての有機感光体電荷輸送材料として有用である。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明の一般式(I)で示される3,6−ジフェニル−9H−カルバゾール誘導体および一般式(II)で示される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体は下記経路(反応工程)で製造できる。
Figure 0004762514
第1段階の3,6−ジアリール−9H−カルバゾール誘導体は、パラジウム触媒を用いるアリールホウ素化合物と有機ハロゲン化物のクロスカップリング反応として知られているSuzuki−Miyaura反応により得られる。
上記したアリールボロン酸の代わりに、熱的に安定で空気中で容易に扱えるビス(ピナコラト)ジボロンを用いハロゲン化アリールから合成されるアリールボロン酸エステルを用いても良い。
3,6−ジハロゲノ−9H−カルバゾール誘導体におけるハロゲン原子としては、反応性の点からヨウ素あるいは臭素が好ましい。
パラジウム触媒としてはPd(PPh、PdCl(PPh、Pd(OAc)およびPdClなど種々の触媒を用いることができるが、最も汎用的にはPd(PPhが用いられる。
この反応には塩基が必ず必要であるが、NaCO、NaHCOなどの比較的弱い塩基が良好な結果を与える。立体障害等の影響を受ける場合には、Ba(OH)やKPOなどの強塩基が有効である。その他苛性ソーダ、苛性カリ、金属アルコシド、例えばカリウムt−ブトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、リチウムt−ブトキシド、カリウム2−メチル−2−ブトキシド、ナトリウム2−メチル−2−ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムメトキシドなども用いることができる。トリエチルアミン等の有機塩基も用いることができる。
反応溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、2−メトキシエタノール、1,2−ジメトキシエタン、ビス(2−メトキシエチル)エーテル等のアルコールおよびエーテル系、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の環状エーテル系の他、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等を挙げることができる。
第1段階で得られた3,6−ジアリール−9H−カルバゾール誘導体は、次に例えばアリール化剤としてのハロゲン化アリールと第2段階のウルマン反応により本発明の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体へ誘導される。
また第2段階の反応において、アルキル化を行なう場合のアルキル化剤としては、ジエチル硫酸等を挙げることができる。
このようにして得られる本発明の前記一般式(I)で表される3,6−ジフェニル−9H−カルバゾール誘導体および前記一般式(II)、(III)または(IV)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体の各置換基の具体例を以下に示す。
前記一般式(I)および一般式(II)、(III)、(IV)中、R、R,R、R、RおよびRが置換または無置換のアルキル基である場合、以下のものを挙げることができる。
炭素数が1〜25の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基であり、これらのアルキル基は更にフッ素原子、シアノ基、フェニル基又はハロゲン原子もしくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基で置換されたフェニル基を含有してもよい。具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、3,7−ジメチルオクチル基、2−エチルヘキシル基、トリフルオロメチル基、2−シアノエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
、RおよびRが置換または無置換のアルコキシ基である場合は、上記置換または無置換アルキル基の結合位に酸素原子を挿入してアルコキシ基としたものが具体例として挙げられる。
、RおよびRがハロゲン原子の場合はフッ素原子、塩素原子および臭素原子が挙げられる。
前記一般式(I)および一般式(II)、(III)、(IV)中、R、R、R、R、RおよびRが置換基を有しても良いアリール基を表す場合、以下のものを挙げることができる。
フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、ターフェニル基、ピレニル基、フルオレニル基、9,9−ジメチル−2−フルオレニル基、アズレニル基、アントリル基、トリフェニレニル基、クリセニル基、フルオレニリデンフェニル基、5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテニリデンフェニル基、フリル基、ベンゾフラニル基、カルバゾリル基、ピリジル基、ピロリジル基、オキサゾリル基等が挙げられ、これらは上述した置換もしくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、及びフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子を置換基として有していてもよい。
ここで、本発明の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体は、前記一般式(I)において、R、Rが置換基を有してもよいアリール基の場合の該アリール基の少なくとも一方は連結基を有してもよい炭素環式芳香族基のものが好ましく、より好ましくは、該アリール基の両方が連結基を有してもよい炭素環式芳香族基のものである。さらに該炭素環式芳香族基としては連結基を有しないものが好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例によって制限されるものではない。
参考例1]
3,6−ジブロモカルバゾール20.0g、4−メトキシフェニルボロン酸20.6g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム2.23gをエタノール60mlおよびトルエン250mlに採り、これに炭酸ナトリウムの22%水溶液120mlを加え、窒素雰囲気下5.5時間加熱還流した。熱時、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した後、有機層を分離し減圧下溶媒を留去した。水洗後乾燥して淡褐色の粉末20.2gを得た。これをトルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して無色針状晶の3,6−ビス(4−メトキシフェニル)カルバゾール13.5gを得た。
融点 213.0〜214.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:82.69/82.30 H:5.61/5.58 N:3.70/3.69
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)を図1に示した。
NH伸縮振動 3426cm−1 COC伸縮振動 1235cm−1、1035cm−1
[実施例
3,6−ビス(4−メトキシフェニル)カルバゾール13.4g、ヨードベンゼン40ml、炭酸カリウム19.3gおよび銅紛1.0gを窒素雰囲気下3時間加熱還流した。100℃まで冷却したのちトルエンを加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後メタノールで洗浄し、無色針状晶の3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−フェニルカルバゾール14.8gを得た。融点169.5〜170.5℃。これをトルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して無色針状結晶を得た。
融点 170.0〜171.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:84.31/84.37 H:5.44/5.53 N:3.06/3.07
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)を図2に示した。
[実施例]〜[実施例
実施例におけるヨードベンゼンの代わりに、表1に示す対応するヨード化合物を用いる他は実施例と同様の操作で表1に示す本発明の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を得た。分析結果と合わせて表1に示す。
Figure 0004762514
参考例2
3,6−ジブロモカルバゾール12.7g、フェニルボロン酸10.0g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム2.61gをエタノール40mlおよびトルエン170mlに採り、これに炭酸ナトリウムの22%水溶液90mlを加え、窒素雰囲気下5時間加熱還流した。熱時、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した後、有機層を分離し減圧下溶媒を留去した。水洗後乾燥して淡褐色の粉末を得た。これをカラムクロマト処理(溶離液:トルエン)したのちヘキサンで洗浄し、無色針状晶の3,6−ジフェニルカルバゾール6.0gを得た。
融点 180.5〜181.5℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:90.44/90.24 H:5.25/5.38 N:4.31/4.39
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)
NH伸縮振動 3423cm−1、3378cm−1
参考例3]〜[参考例7
参考例2において用いたフェニルボロン酸の代わりに表2に示す対応するアリールボロン酸を用いる他は参考例2と同様に操作して表2に示す3,6−ジフェニル−9H−カルバゾール誘導体を得た。
Figure 0004762514
参考例8]、[実施例]〜[実施例11
参考例2〜7で得られた3,6−ジフェニル−9H−カルバゾール誘導体とヨードベンゼンを用いて、実施例と同様に操作して表3に示す本発明の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を得た。
Figure 0004762514
参考例9
参考例7で得られた3,6−ビス(4−ビフェニリル)カルバゾール1.62g、4−ヨードビフェニル1.43g、炭酸カリウム1.90gおよび銅紛0.20gをニトロベンゼン20ml中で窒素雰囲気下3時間加熱還流した。100℃まで冷却したのち、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後メタノールで洗浄し、トルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して無色針状晶の3、6、9−トリス(4−ビフェニリル)カルバゾール0.90gを得た。
融点 273.5〜275.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:92.72/92.42 H:5.10/5.33 N:2.22/2.25
参考例10
参考例2で得られた3,6−ジフェニルカルバゾール2.0g、水酸化ナトリウム0.26gを脱水アセトン200mlに採り、これにジエチル硫酸0.89mlを室温にて30分を要して滴下した。その後室温で1日攪拌した後、内容物を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄したのち、水洗、乾燥し溶媒を留去し無色粉末を得た。トルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して、無色板状晶の3、6−ジフェニル−9−エチルカルバゾール1.70gを得た。
融点 184.5〜185.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:89.86/89.86 H:6.03/6.10 N:3.97/4.03
[実施例12
参考例10において用いた3,6−ジフェニルカルバゾールの代わりに、参考例1で得られた3,6−ビス(4−メトキシフェニル)カルバゾールを用いる他は実施例10と同様に操作して、無色板状晶の3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−エチルカルバゾールを得た。
融点 226.5〜227.5℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:82.95/82.53 H:6.22/6.18 N:3.48/3.44
参考例11
3,6−ジブロモカルバゾール11.30g、2−メチルフェニルボロン酸10.40g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム1.27gをエタノール30mlおよびトルエン125mlに採り、これに炭酸ナトリウムの22%水溶液75gを加え、窒素雰囲気下4時間加熱還流した。熱時、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した後、有機層を分離し減圧下溶媒を留去した。水洗後乾燥して淡褐色の粉末を得た。これをシリカゲルカラムクロマト処理(溶離液:トルエン/ヘキサン=1/1体積比)して、無色針状晶の3,6−ビス(2−メチルフェニル)カルバゾール7.44gを得た。
融点 ガラス質
元素分析値(%)実測値/計算値
C:89.62/89.88 H:6.00/6.09 N:4.00/4.03
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)
NH伸縮振動 3411cm−1
[実施例13
3,6−ビス(2−メチルフェニル)カルバゾール3.41g、2−ヨードトルエン15ml、炭酸カリウム5.51gおよび銅紛0.5gを窒素雰囲気下3時間加熱還流した。室温まで冷却したのちトルエンを加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後シリカゲルカラムクロマト処理(溶離液:トルエン/ヘキサン=1/8体積比)し、無色針状晶の3,6,9−トリス(2−メチルフェニル)カルバゾール3.60gを得た。
融点 80.0〜82.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:90.84/90.58 H:6.26/6.22 N:3.12/3.20
[実施例14
実施例13において、2−ヨードトルエンの代わりにヨードベンゼンを用いる他は実施例13と同様に操作して、3,6−ビス(2−メチルフェニル)−9−フェニルカルバゾールを得た。
融点 121.0〜122.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:90.84/90.74 H:6.03/5.95 N:3.19/3.31
[参考例12
3,6−ジブロモカルバゾール10.00g、3−フルオロフェニルボロン酸9.86g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム1.08gをエタノール30mlおよびトルエン125mlに採り、これに炭酸ナトリウムの21.2%水溶液60gを加え、窒素雰囲気下5時間加熱還流した。室温まで放冷後、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した後、有機層を分離し減圧下溶媒を留去した。水洗後乾燥して淡褐色の粉末を得た。これをシリカゲルを用いて吸着処理したのちエーテル/ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、無色針状晶の3,6−ビス(3−フルオロフェニル)カルバゾール4.07gを得た。
融点 151.5〜152.5℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:81.00/81.11 H:4.26/4.25 N:4.00/3.94
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)
NH伸縮振動 3392cm−1
[実施例15
3,6−ビス(3−フルオロフェニル)カルバゾール3.50g、ヨードベンゼン30ml、炭酸カリウム5.00gおよび銅紛0.25gを窒素雰囲気下1.5時間加熱還流した。100℃まで冷却したのちトルエンを加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後、シリカゲルカラムクロマト処理(溶離液:トルエン)した後、エタノールから再結晶して、無色針状晶の3,6−ビス(3−フルオロフェニル)−9−フェニルカルバゾールを得た。
融点 124.5〜125.5℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:83.26/83.51 H:4.22/4.44 N:3.12/3.25
[実施例16
実施例1においてヨードベンゼンの代わりに2−ヨードトルエンを用いる他は実施例と同様に操作して淡褐色粗製物を得た。これをシリカゲルカラムクロマト処理(溶離液:トルエン)した後、トルエン/エタノールから再結晶して、無色針状晶の3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−(2−メチルフェニル)カルバゾールを得た。
融点 175.5〜176.5℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:84.22/84.41 H:5.84/5.80 N:3.00/2.98
[参考例13
3,6−ジブロモカルバゾール6.50g、ビフェニル2−ボロン酸10.00g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.72gをエタノール20mlおよびトルエン100mlに採り、これに炭酸ナトリウムの22%水溶液40gを加え、窒素雰囲気下7.5時間加熱還流した。放冷後、トルエンおよび水を加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した後、有機層を分離し減圧下溶媒を留去した。水洗後乾燥して淡褐色の粉末を得た。これをシリカゲルカラムクロマト処理して(溶離液:トルエン/ヘキサン=2/1体積比)ついでエタノールで洗浄し無色針状晶の3,6−ビス(2−ビフェニリル)カルバゾール5.22gを得た。
融点 186.0〜189.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:91.46/91.69 H:5.13/5.34 N:3.05/2.97
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)
NH伸縮振動 3425cm−1
参考例14
3,6−ビス(2−ビフェニリル)カルバゾール3.00g、ヨードベンゼン30ml、炭酸カリウム3.70gおよび銅紛0.5gを窒素雰囲気下4時間加熱還流した。室温まで冷却したのちトルエンを加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後析出した結晶をエタノールで洗浄しついでトルエン/エタノールの混合溶媒から再結晶して無色針状晶の3,6−ビス(2−ビフェニリル)−9−フェニルカルバゾール2.60gを得た。
融点 233℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:92.57/92.11 H:5.26/5.34 N:2.57/2.56
[参考例15
3,6−ジブロモカルバゾール5.27g、3−(4、4、5、5−テトラメチル−1、3、2−ジオキサボロラン−2−イル)ビフェニル11.3g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.58gをエタノール16mlおよびトルエン80mlに採り、これに炭酸ナトリウムの21.2%水溶液33gを加え、窒素雰囲気下8時間加熱還流した。室温まで放冷後、トルエンを加えた後ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。有機層を分離し水洗後乾燥して減圧下溶媒を留去した。これをシリカゲルカラムクロマト処理(溶離液:トルエン/ヘキサン=2/1体積比)した後エタノールで洗浄し無色針状晶の3,6−ビス(3−ビフェニリル)カルバゾール4.70gを得た。
融点 262℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:91.94/91.69 H:5.15/5.34 N:3.01/2.97
赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)
NH伸縮振動 3394cm−1
参考例16
3,6−ビス(3−ビフェニリル)カルバゾール4.20g、ヨードベンゼン40ml、炭酸カリウム5.20gおよび銅紛0.70gを窒素雰囲気下3時間加熱還流した。放冷後トルエンを加え、ろ過助剤を用いて不溶物を除去した。溶媒を減圧下留去した後、析出した結晶をエタノールで洗浄した。ついでトルエン/ヘキサンの混合溶媒から再結晶して無色板状晶の3,6−ビス(3−ビフェニリル)−9−フェニルカルバゾール3.65gを得た。
融点 188.0〜189.0℃
元素分析値(%)実測値/計算値
C:92.55/92.11 H:5.21/5.34 N:2.59/2.56

[応用例]
110nmの膜厚のITO基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールで十分に洗浄を行い、イソプロパノールで煮沸洗浄した後に、UV−オゾンチャンバーで12分間処理をして、真空蒸着装置に入れた。1×10−4Paの真空下にてホール輸送層としてN,N′−ジ−m−トリル−N,N′−ジフェニル−4,4′−ジフェニルジアミン(TPD)を50nm形成した。次に、発光層として実施例で得られたカルバゾール誘導体(CBZ)とトリス(2−フェニルピリジン)インジウム[Ir(ppy)]を共蒸着法により20nm形成した。この際、トリス(2−フェニルピリジン)インジウムの濃度を6wt%に保持した。さらに、電子輸送層として2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(BCP)を10nmと8−ヒドロキシキノリノールアルミニウム錯体(Alq)を30nm蒸着した。最後に、陰極として、MgAg/Agを100/10nmの膜厚でシャドーマスクを介して蒸着を行い、デバイスを完成させた。
素子は、図3に示すような電流−量子効率の関係を示し、最大量子効率6.6%を示した。
また、図4に示すように、良好な電流−電圧特性を示し、印加電圧14.4Vにおいて、最大電流密度4.065A/cmと最大発光輝度122264cd/m(図5)が観測された。また、発光スペクトルは510nmを中心とするトリス(2−フェニルピリジン)インジウムからの発光が観測された。
参考例1で得られた3,6−ビス(4−メトキシフェニル)カルバゾールの赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)図である。 実施例で得られた3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−フェニルカルバゾールの赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)図である。 応用例の有機電界発光素子の電流一量子効率との関係を示すグラフである。 応用例の有機電界発光素子の電流一電圧との関係を示すグラフである。 応用例の有機電界発光素子の発光輝度と電流の関係を示すグラフである。

Claims (4)

  1. 下記一般式(I)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体とアルキル化剤との反応により得られ、下記一般式(II)で表されることを特徴とする3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体。
    Figure 0004762514


    Figure 0004762514
    (式中、RおよびRメトキシ基を表し、RおよびRは水素原子を表し、Rエチル基を表す。)
  2. 下記一般式(I)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体とアリール化剤との反応により得られ、下記一般式(III)で表されることを特徴とする3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体。
    Figure 0004762514

    Figure 0004762514
    (式中、R、Rメトキシ基、又はメチル基を表し、RおよびRは水素原子を表し、R、水素原子、メチル基、メトキシ基、またはフェニル基、を表す。)
  3. 下記一般式(I)で表される3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体とアリール化剤との反応により得られ、下記一般式(III)で表されることを特徴とする3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体。
    Figure 0004762514

    Figure 0004762514
    (式中、R、Rは、ハロゲン原子を表し、R及びR水素原子を表す)
  4. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の3,6−ジフェニルカルバゾール誘導体を含むことを特徴とする有機EL素子。
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