JP4820107B2 - 伝動ベルト - Google Patents
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Description
エチレン−プロピレン−ジエンゴム1) 100 重量部
HAFカーボン(三菱化学(株)製) 50 重量部
シリカ(トクヤマ(株)製トクシールGu) 20 重量部
パラフィン油(日本サン化学(株)製サンフレックス2280) 20 重量部
加硫剤(細井化学(株)製オイル硫黄) 3 重量部
加硫促進剤(大内新興化学(株)製DM) 1.4重量部
加硫促進剤(大内新興化学(株)製EZ) 0.6重量部
加硫促進剤(大内新興化学(株)製TT) 0.6重量部
加硫助剤(花王(株)製ステアリン酸) 1 重量部
加硫助剤(堺化学工業(株)製酸化亜鉛) 5 重量部
老化防止剤(大内新興化学(株)製22) 2 重量部
老化防止剤(大内新興化学(株)製MB) 1 重量部
粘着付与剤(日本ゼオン(株)製石油樹脂クイントンA−100) 5 重量部
エチレン−プロピレン−ジエンゴム2) 100 重量部
HAFカーボン(三菱化学(株)製) 75 重量部
パラフィン油(日本サン化学(株)製サンフレックス2280) 14 重量部
加硫剤(日本油脂(株)製ジクミルパーオキサイド) 3 重量部
加硫助剤(花王(株)製ステアリン酸) 1 重量部
加硫助剤(堺化学工業(株)製酸化亜鉛) 5 重量部
老化防止剤(大内新興化学(株)製22) 2 重量部
加硫促進剤(大内新興化学(株)製EP−150) 4 重量部
レゾルシン7.31重量部とホルマリン(37重量%濃度)10.77重量部を混合、攪拌し、これに水酸化ナトリウム水溶液(固形分0.33重量部)を加えて、混合、攪拌した。これに水160.91重量部を加え、5時間熟成して、固形分濃度6.40重量%のレゾルシン・ホルマリン樹脂(レゾルシン・ホルマリン初期縮合物、RF)水溶液を得た。このRF水溶液にクロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)ラテックスを加え、12時間熟成して、固形分濃度20重量%のレゾルシン・ホルマリン・ラテックス(RFL)を得た。
アラミド心線として、アラミドフィラメントを下撚りしてストランドとし、これを上撚りしてなるアラミド心線(1000de/1×3、上撚係数859.9、下撚係数863.3、帝人(株)製テクノーラT−200)を用いた。このアラミド心線をイソシアネート(ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート)のトルエン溶液(イソシアネート固形分16重量%)に浸漬した後、250℃で40秒間加熱乾燥して、前処理を施した。
前記圧縮ゴム層のためのエチレン−プロピレン−ジエンゴム配合物を温度160℃、圧力2MPaで25分間、加圧加熱して、加硫して、エチレン−プロピレン−ジエンゴム加硫物からなる加硫ゴムシートを得た。この加硫ゴムシートからJIS3号ダンベル形状の試料を打抜き、100℃の雰囲気下にJIS K 6251に準拠して引張強度を測定し、これを圧縮ゴム層の100℃での引張強度とした。
上記加硫ゴムシートの引張強度の測定において得た加硫ゴムシートについて、ベルトとしたときの幅方向に対して直角方向の弾性率を動歪み1%、周波数10Hzにて25℃と100℃においてそれぞれ測定し、その比率から求めて、これを圧縮ゴム層のE'23/E'100 とした。
表面が滑らかな円筒状の成形ドラムの周囲にゴム引き帆布と接着ゴム層を形成するためのエチレン−プロピレン−ジエンゴムの未加硫配合物のシートを巻き付けた後、この上に上記接着処理した前記アラミド心線を螺旋状にスピニングし、更に、その上に上記と同じ接着ゴム層を形成するゴムの未加硫配合物のシートを巻き付けた。
JIS K 6253に準拠して、圧縮ゴム層に硬度計を押し当てて測定した。
図2に示すように、それぞれ直径120mmの駆動プーリ11と従動プーリ12に上記Vリブドベルト13を巻き掛けると共に、中間にベルト走行方向がほぼ直角に変化するように直径70mmのアイドラープーリ14と直径50mmのテンションプーリ15を配設し、上記アイドラープーリの近傍にVリブドベルトの内側に騒音計16を配設した。このようなベルト走行試験装置を用い、上記テンションプーリに水平方向にセット荷重979Nを与え、従動プーリに加える負荷はなしとして、駆動プーリを4900rpmで駆動して、ベルトを300時間走行させたときの音圧(dB)を測定して、走行時の発音性を調べた
表1に示す第1と第2のエチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いて、前述したような圧縮ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製し、これを用いて得た加硫ゴムシートについて、100℃の温度条件下に引張強度を測定すると共に、25℃と100℃とにおいて、それぞれ弾性率E' を測定した。
表1に示す第1と第2のエチレン−プロピレン−ジエンゴム混合物の配合物を圧縮ゴム層のための未加硫ゴム配合物として用いた以外は、実施例1と同様にして、加硫ゴムシートを作製して、その引張強度と弾性率を測定した。また、実施例1と同様にして、表1に示す第1と第2のエチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いて、圧縮ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製すると共に、前記接着ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製し、これらを用いて、Vリブドベルトを製作し、これについて、圧縮ゴム層の硬度とベルト走行時の発音性を測定した。結果を表1に示す。
表1に示すように、第1と第2のエチレン−プロピレン−ジエンゴムそれぞれ40重量%と第3のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴム20重量%からなるエチレン−α−オレフィン−ジエンゴム混合物の配合物を圧縮ゴム層のための未加硫ゴム配合物として用いた以外は、実施例1と同様にして、加硫ゴムシートを作製して、その引張強度と弾性率を測定した。また、実施例1と同様にして、表1に示す第1と第2と第3のエチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いて、圧縮ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製すると共に、前記接着ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製し、これらを用いて、Vリブドベルトを製作し、これについて、圧縮ゴム層の硬度とベルト走行時の発音性を測定した。結果を表1に示す。
比較例1においては、表1に示す第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムを、また、比較例2〜6においては、それぞれ表1と表2に示すように、第1と第2のエチレン−プロピレン−ジエンゴム混合物の未加硫ゴム配合物を用いた以外は、実施例1と同様にして、加硫ゴムシートを作製して、その引張強度と弾性率を測定した。また、実施例1と同様にして、表1に示す第1と第2のエチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いて、圧縮ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製すると共に、前記接着ゴム層のための未加硫ゴム配合物を調製し、これらを用いて、Vリブドベルトを製作し、これについて、圧縮ゴム層の硬度とベルト走行時の発音性を測定した。結果を表1に示す。
2…接着ゴム層
3…心線
4…圧縮ゴム層
5…リブ
Claims (5)
- 接着ゴム層と圧縮ゴム層とが加硫接着され、接着ゴム層内に接着処理を施した心線が埋設、接着されており、接着ゴム層と圧縮ゴム層のうち、少なくとも圧縮ゴム層がエチレン−α−オレフィン−ジエンゴム混合物の配合物の加硫物からなる伝動ベルトにおいて、第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムと第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムとが上記エチレン−α−オレフィン−ジエンゴム混合物のうちの少なくとも80重量%を占め、ここに、上記第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムと第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムは、相互にエチレン含量において25〜32重量%の範囲で異なると共に、第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムのエチレン含量が40〜59重量%の範囲にあり、第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムのエチレン含量が68〜90重量%の範囲にあり、更に、上記エチレン−α−オレフィン−ジエンゴム混合物のエチレン含量が67〜75重量%の範囲にあることを特徴とする伝動ベルト。
- 第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムと第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムがエチレン含量において30〜32重量%の範囲で異なる請求項1に記載の伝動ベルト。
- 第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムと第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムの合計量に対して、第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムが5〜55重量%の範囲にあり、第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴムが95〜45重量%の範囲にある請求項1に記載の伝動ベルト。
- エチレン−α−オレフィン−ジエンゴム混合物が第1のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴム5〜55重量%と第2のエチレン−α−オレフィン−ジエンゴム95〜45重量%とからなる請求項1に記載の伝動ベルト。
- 圧縮ゴム層の23℃における動的弾性率E'23 と100℃における動的弾性率E'100との比E'23/E'100 が2.5以下である請求項1に記載の伝動ベルト。
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