JP4792564B2 - パウチ容器用スパウト及びパウチ容器 - Google Patents
パウチ容器用スパウト及びパウチ容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4792564B2 JP4792564B2 JP2005093267A JP2005093267A JP4792564B2 JP 4792564 B2 JP4792564 B2 JP 4792564B2 JP 2005093267 A JP2005093267 A JP 2005093267A JP 2005093267 A JP2005093267 A JP 2005093267A JP 4792564 B2 JP4792564 B2 JP 4792564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spout
- pouch
- liquid material
- pouch container
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Description
このようなパウチ容器用スパウトの開栓時における利便性を改良したものに関連して、例えば特許文献1には、合成樹脂製袋体の内側に柔軟性の合成樹脂製外筒と内筒とを設け、該両筒の下端部を一体に連結させ、前記内筒の先端部に蓋を設けて前記両筒を前記袋体の外側に出没自在に形成した袋体の注出口が記載されている。
特許文献3には、スパウトの円筒形注ぎ口の基部両外側に直径方向及び中心線方向の長方形縦芯を左右対称に設け、左右の長方形縦芯の上下端とその中間に相互間隔を介して複数の横襞を前後左右対称に設け、かつ該横襞を円筒形注ぎ口の前後外周部から上記左右の縦襞の基端部に向って外縁ほぼ菱形に傾斜させて、横襞の相互間隔によって縦芯及び円筒形注ぎ口外周を底面とする空気溜空間を設けるようにした合成樹脂スパウト袋が記載されている。
また、注出部を衛生的に維持するためにカバーなどを別に設ける必要があった。この場合、スパウトをパウチ自身で覆うことで、スパウトの汚れ防止や密封時の酸素量をコントロールすることでバリアーパウチができるが、スパウト部分が外部に飛び出しているのでカバーの取り除き時に問題があった。
液状物を収納するパウチ容器の開口部から液状物を注出する液状物注出筒と、該液状物注出筒の下端から下方に広がり形成された可撓性支持部と、該可撓性支持部の下端と接続する中央孔を備えたパウチ溶着部とを有するパウチ容器用スパウトであって、
前記可撓性支持部は、前記液状物注出筒を上方から押さえることで、前記中央孔内に変形して収納された収納状態となり、
前記液状物注出筒の先端には、易切断部を介して一体に接続されるとともに前記液状物注出筒を封止する注出口封止部が設けられ、該注出口封止部には、周縁部に引き上げ用の指掛部を設けてなり、
前記可撓性支持部、前記液状物注出筒及び注出口封止部が前記パウチ溶着部の中央孔内に収納され、該中央孔内に収納された状態の前記液状物注出筒は指掛部を引き上げることでパウチ溶着部より上方に突出した突出状態となるように構成されることを特徴とする。
すなわち、本発明のパウチ容器用スパウトは、(a)液状物を収納するパウチ容器から液状物を注出するための液状物注出筒と、(b)液状物注出筒の下端から下方に広がり形成され前記液状物注出筒を上方から押さえることで変形されて中央孔内に収納された収納状態となる可撓性支持部と、(c)前記可撓性支持部の下端に接続され前記可撓性支持部を収納する中央孔を備えたパウチ溶着部と、(d)前記液状物注出筒の先端に易切断部を介して一体に設けられた注出口封止部と、(e)前記注出口封止部の周縁部に設けられ前記中央孔に収納された液状物注出筒を引き上げて突出状態とするための指掛部と、を設けてなり、
前記可撓性支持部、前記液状物注出筒及び注出口封止部が前記パウチ溶着部の中央孔内に収納され、該中央孔内に収納された状態の前記液状物注出筒は指掛部を引き上げることでパウチ溶着部より上方に突出した突出状態となるように構成される。
前記可撓性支持部、前記液状物注出筒及び注出口封止部が前記中央孔内に収納状態となったスパウトの前記パウチ溶着部にパウチ容器の溶着部が溶着され、該容器溶着部の上部或いは前記注出口封止部を覆うカバー部を有することを特徴とする。
さらに、本発明のパウチ容器によれば、カバー部にはそのスパウトの近傍となる部分に破断用切り欠きを形成することもできるので、液状物注出筒を保護するカバー部の開封を容易に行うことができ、その取り扱い性に優れている。
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係るパウチ容器用スパウトの平面図、図1(b)はその正面図、図1(c)はその側面図、図1(d)は底面側からみた平面図である。
また、図2(a)は、実施の形態1のパウチ容器用スパウトの突出状態を示す断面図、図2(b)はその収納状態を示す断面図である。
図1において、10は実施の形態1に係るパウチ容器用スパウトであり、液状物を収納するパウチ容器から液状物を注出するための液状物注出筒11と、液状物注出筒11の下端から下方に広がり形成され前記液状物注出筒11を上方から押さえることで変形されて収納状態となる可撓性支持部12と、可撓性支持部12の下端に接続され前記可撓性支持部を収納する中央孔13aを備えたパウチ溶着部13と、液状物注出筒11の先端に易切断部14aを介して一体に設けられた注出口封止部14と、注出口封止部14の周縁部に設けられ中央孔13aに収納された液状物注出筒11を引き上げて突出状態とするための指掛部15とを備える。
なお、図1のパウチ容器用スパウトは、その全体が一体に形成されたワンピースタイプの例を示す。こうして使用時には液状物注出筒11上部の注出口封止部14の指掛部15の下部に指を入れて引き上げ、スコア部分となる易切断部14aを引き裂いて開封することができる。
図4(a)は本発明の実施の形態2に係るパウチ容器の正面断面図であり、図4(b)はその平面図である。図4において、20はパウチ容器用スパウト10が容器本体20aの開口部に装着固定される実施の形態2のパウチ容器であり、パウチ溶着部13の中央孔13aに収納された注出口封止部14を覆うためのカバー部21を備える。
なお、以下の説明において、前記実施の形態1のパウチ容器用スパウトと同様の機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
パウチ容器20は、ポリエチレン系などの合成樹脂を素材として袋状に形成された容器本体20aを備え、その二枚の合成樹脂シートの開口部にパウチ容器用スパウト10のパウチ溶着部13が熱圧着されて固定されるようになっている。
図5(a)は本発明の実施の形態3に係るパウチ容器の正面断面図であり、図5(b)はパウチ容器上部の開封方法の説明図であり、図5(c)はその開封後の説明図である。
図5において、30はパウチ容器用スパウト10が装着された実施の形態3のパウチ容器であり、パウチ溶着部13の中央孔13aに収納された注出口封止部14を覆うための容器本体30aに延設され袋状に形成されたカバー部31と、カバー部31と容器本体30aとの接続部に設けられた破断用切り欠き32を備える。
破断用切り欠き32はカバー部31の端部に設けた略V字状の切り欠きとなった部分であり、この破断用切り欠き32の周囲を把持してこれを引き裂くように力を加えることで、カバー部31を容器本体30aから容易に分離させることができるようになっている。
なお、破断用切り欠き32の形状は破断のきっかけとなる形状のものであればよく、前記V字状の他、U字状や単に線状のスリットでもよい。
図6(a)は本発明の実施の形態4に係るパウチ容器用スパウトの液状物注出筒が上方に突出した状態の平面図、図6(b)はその正面図、図6(c)はその側面図、図6(d)は底面側からみた平面図である。
図6において、40は実施の形態4に係るパウチ容器用スパウトであり、液状物注出筒11が立設されるパウチ溶着部13の上部の液状物注出筒周囲に設けられた溝41を備える。
実施の形態4のパウチ容器用スパウト40は、パウチ溶着部13上部に溝41が設けられているので、前述した実施の形態1の作用に加えて、パウチ溶着部13の中央孔13aに液状物注出筒11が収納された状態において溝41から指を挿入して注出口封止部14を容易に把持することができ、その開封性をさらに向上させることができる。
11 液状物注出筒
12 可撓性支持部
13 パウチ溶着部
13a 中央孔
13b リブ
14 注出口封止部
14a 易切断部
15 指掛部
20 パウチ容器
20a 容器本体
21 カバー部
30 パウチ容器
30a 容器本体
31 カバー部
32 破断用切り欠き
40 パウチ容器用スパウト
41 溝
Claims (3)
- 液状物を収納するパウチ容器の開口部から液状物を注出する液状物注出筒と、該液状物注出筒の下端から下方に広がり形成された可撓性支持部と、該可撓性支持部の下端と接続する中央孔を備えたパウチ溶着部とを有するパウチ容器用スパウトであって、
前記可撓性支持部は、前記液状物注出筒を上方から押さえることで、前記中央孔内に変形して収納された収納状態となり、
前記液状物注出筒の先端には、易切断部を介して一体に接続されるとともに前記液状物注出筒を封止する注出口封止部が設けられ、該注出口封止部には、周縁部に引き上げ用の指掛部を設けてなり、
前記可撓性支持部、前記液状物注出筒及び注出口封止部が前記パウチ溶着部の中央孔内に収納され、該中央孔内に収納された状態の前記液状物注出筒は指掛部を引き上げることでパウチ溶着部より上方に突出した突出状態となる、ことを特徴とするパウチ容器用スパウト。 - 請求項1に記載のパウチ容器用スパウトを有するパウチ容器であって、
前記可撓性支持部、前記液状物注出筒及び注出口封止部が前記中央孔内に収納状態となったスパウトの前記パウチ溶着部にパウチ容器の溶着部が溶着され、該容器溶着部の上部或いは前記注出口封止部を覆うカバー部を有することを特徴とするパウチ容器。 - 前記液状物注出筒が立設されるパウチ溶着部の上部に、指を挿入して注出口封止部を把持して開封するための溝を備えていることを特徴とする請求項2に記載のパウチ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005093267A JP4792564B2 (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | パウチ容器用スパウト及びパウチ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005093267A JP4792564B2 (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | パウチ容器用スパウト及びパウチ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006273353A JP2006273353A (ja) | 2006-10-12 |
JP4792564B2 true JP4792564B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=37208477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005093267A Expired - Fee Related JP4792564B2 (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | パウチ容器用スパウト及びパウチ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4792564B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7661560B2 (en) | 2006-04-28 | 2010-02-16 | Pouch Pac Innovations, Llc | Flexible pouch with a tamper-evident outer cap fitment and method of forming |
US8083102B2 (en) | 2006-04-28 | 2011-12-27 | Pouch Pac Innovations, Llc | Flexible pouch with a tube spout fitment and flexible sleeve |
US8573445B2 (en) | 2006-04-28 | 2013-11-05 | Pouch Pac Innovations, Llc | Flexible pouch with a tube spout fitment and flexible sleeve |
JP6983506B2 (ja) * | 2016-12-20 | 2021-12-17 | ニプロ株式会社 | 医療用スパウト、及びそれを備える医療用バッグ |
JP7097183B2 (ja) * | 2018-01-17 | 2022-07-07 | 大成建設株式会社 | 防振基礎 |
JP7275637B2 (ja) * | 2018-06-22 | 2023-05-18 | 凸版印刷株式会社 | 注出口栓および包装容器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58167062U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-07 | 大日本印刷株式会社 | 注出口付密封包装体 |
JPS6323249U (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | ||
JP3935555B2 (ja) * | 1997-05-02 | 2007-06-27 | 大日本印刷株式会社 | 注出具付き包装袋 |
JPH11255250A (ja) * | 1998-03-10 | 1999-09-21 | Fuji Seal Inc | 注出管付き包装袋 |
JP2000142769A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口及び注出口付き袋 |
-
2005
- 2005-03-28 JP JP2005093267A patent/JP4792564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006273353A (ja) | 2006-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100994113B1 (ko) | 완전히 접합된 음료관 또는 분출관을 구비한 액체 밀봉 봉지. | |
KR20070113153A (ko) | 개방 확인형 재밀봉식 봉입부 | |
EP1291295A1 (en) | Beverage container | |
WO2010011982A1 (en) | Re-sealable spigot for a collapsible beverage container | |
SE500934C2 (sv) | Förpackning med integrerad återförslutningsplugg | |
JP4792564B2 (ja) | パウチ容器用スパウト及びパウチ容器 | |
JP5195025B2 (ja) | 複合容器 | |
JP4109309B1 (ja) | プルトップを備えたプルタブ付容器 | |
JP4629414B2 (ja) | 注出補助部材およびその注出補助部材を袋の注出口部に貼着した注出口部付き袋 | |
JP4462475B2 (ja) | パウチ用ノズル | |
JP2011255947A (ja) | 詰替え容器 | |
JP5309308B2 (ja) | 注出具 | |
JP5573186B2 (ja) | 詰替え容器 | |
KR102663468B1 (ko) | 개방 장치를 포함하는 재밀봉 가능한 개방 장치 및 패키지 | |
JP2001199464A (ja) | 密封容器 | |
JP2009113814A (ja) | ストロー包装体 | |
JP2013107693A (ja) | 詰替え容器 | |
JP2007008532A (ja) | 包装容器 | |
JP2012111502A (ja) | 紙容器の再封性開封装置 | |
JP5327789B2 (ja) | 飲料容器 | |
JP2007055656A (ja) | 包装用容器 | |
JP2008534401A (ja) | リッド部材を有する管状袋 | |
JP4590501B2 (ja) | 飲料容器 | |
JP5272208B2 (ja) | プルリング付き容器およびその製造方法 | |
JP4999481B2 (ja) | ストロー兼備容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110622 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4792564 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |