JP4783352B2 - ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
また、ラックエンド角付近の操舵角(操作量)以上で、且つ切増し時のみ電動機角速度フィードバックのゲインを上げるようにしている。
そこで、本発明は、前記問題を解決するため、ラックエンド付近でアシストを制限するとともに衝撃を作用させない電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、ラックエンド機構は、組立時にラック軸の移動のセンタを出すための位置決めに用いられることを特徴とする。
この、回転終端機構では、入力軸の外歯ギアとリングギアの内歯ギアにより、入力軸の回転角度に対してリングギアの回転角度を低下できるので、運転者に従来と同じ操向ハンドル(操作子)における左右の操舵角(操作量)範囲を与えることができる。更に、リングギアを交換するだけでラックエンド角に対応する操向ハンドルの操作量変更でき、さまざまな車種に対応できる。
この、回転終端機構では、遊星歯車減速機ユニットにより、太陽ギアの回転角度に対して遊星キャリアの回転角度を低下できるので、運転者に従来と同じ操向ハンドル(操作子)における左右の操舵角(操作量)範囲を与えることができる。更に、操作子の回転軸と同軸に配置でき、バランスの良い回転終端機構の搭載ができるとともに、第1の突出部と第2の突出部が当接したときに遊星歯車1個当たりに掛かる荷重が、遊星キャリアにより分担され、より大きな荷重に耐えることができる。従って、その分回転終端機構を小型化できる。
更に、この回転終端機構では、操向ハンドルにおける左右の操舵角を大きく、例えば、2回転以上(720°以上)に設定することができ、自動車以外の車両にも適用することができるとともに、ギアを有しないので回転終端機構の外径を小さく構成でき、車両への搭載性を一層向上させることができる。
従って、前記した従来技術の場合のように、ラックエンドとハウジングエンドが当接した状態で、更に操作子により切増しされた場合や電動機の回転のオーバーシュートによる衝撃を考えて、ステアリング系の機械強度を不必要に増加させる必要は無くなり、軽量化できる。
本発明の第1の実施形態を図1から図9を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成図である。
図2は、図1におけるステアリングギアボックスのトルクセンサ及びピニオンギア近傍の側面図である。
電動パワーステアリング装置100Aは、図1に示すように操向ハンドル(操作子)3が設けられたハンドル軸3aと、シャフト3cと、入力軸3dとが、2つの自在継ぎ手3bによって連結され、入力軸3dは、トーションバー111を介してピニオン軸7と接続し、又、ピニオン軸7の下端部に設けられたピニオンギア7aは、車幅方向に往復運動可能なラック軸8のラックギア8aに噛合し、ラック軸8の両端には、タイロッド9、9を介して左右の前輪1L、1Rが連結されている。
ラック軸8の両端にはラックエンド8b,8bが設けられている。また、前記したステアリングギアボックス10Aのうち、ピニオンギア7a、ラック軸8、軸受3gを収容するラックハウジング部11Aの内部に、ラック軸8を軸方向自在に摺動させる滑り軸受14を設け、更に左右端部にはハウジングエンド11a,11aが設けられている。
従って、本実施形態においては、後記する回転終端機構6Aが設定する左右一杯の操向ハンドル3の操作量(操舵角)において、最大転舵角(ラックエンド角)を規制しており、組み立て時の位置決めのためのラックエンド8bとラックハウジング11aとは、最大転舵角において当接しないように、余裕を取って設けてある。
以下に説明する本実施形態、後記する本実施形態の回転終端機構の変形例6B、6B’、6C、及び第2、第3の実施形態の説明において、「ラックエンド角」とは、回転終端機構が規定する最大転舵角のことを言う。
この構成により、電動パワーステアリング装置100Aは、操向ハンドル3の操作時に車両の進行方向を変えることができる。ここで、ラック軸8、ラックギア8a、タイロッド9、9は転舵機構を構成する。
すなわち、ウォームギア5aとウォームホイールギア5bとで減速機構5Aが構成されている。また、電動機4の回転子と電動機4に連結されてているウォームギア5aとウォームホイールギア5bとピニオン軸7とラック軸8とラックギア8aとタイロッド9、9等により、ステアリング系が構成されている。
ここで、ωMは電動機4の角速度であり、TMは電動機4の発生トルクである。
Tp=Ts+AH
=Ts+kA(VS)×Ts ・・・・・・・(1)
これより、操舵トルクTsは、次式(2)のように表現される。
Ts=Tp/(1+kA(VS)) ・・・・・・・(2)
また、電動機駆動回路23は図示しないホール素子を用いて3相の電動機電流I(IU、IV、IW)を検出する機能を備えている。
車速センサSVは、車速を単位時間あたりのパルス数として検出するものであり、車速信号VSを出力する。
次に図2から図4を参照しながらトルクセンサの構成について説明する。図3は図2におけるA−A矢視断面図である。図4は操舵トルクが加わった状態における上部遊動部、下部遊動部及びスライダの変位を説明する図であり、(a)はニュートラル状態を示し、(b)は左操舵トルクを掛けてピニオン軸が約30°左回転している状態を示し、(c)は右操舵トルクを掛けてピニオン軸が約30°右回転している状態を示す図である。
トルクセンサ110は、操向ハンドル3に加えられる操舵トルクTsの大きさと方向を検出するものであり、ラックハウジング部11A部の上にフランジ接続されたリッド部13Aの中に、入力軸3d、ピニオン軸7と一体に組み立てられて、軸受3e,3fとともに収容されている。
ここで、ピン117A,117A,ピン117B,117B、長孔118A,118A、斜め長孔118B,118Bはカム機構を構成し、上部遊動部112と下部遊動部113とが捩じれると、図4に示すようにスライダ115は長孔118Aと斜め長孔118Bに誘導されて軸方向上下に移動する。
第1検出コイル114A、第2検出コイル114Bからのトルク検出電圧VT1,VT2は、差動増幅回路21で増幅され、トルク検出電圧(トルク信号)VT3を操舵制御ECUに出力する。
次に図6を参照しながらステアリング用車輪の転舵角が最大転舵角に達するラックエンド角において操向ハンドル3の動きを規制する回転終端機構6Aについて説明する。図6は本実施形態における回転終端機構の模式的な平面断面図である。(a)は操向ハンドルが左右に対してニュートラル位置に有る場合を示し、(b)は、目一杯の左操舵状態(「左ラックエンド」の状態)を示し、(c)は、目一杯の右操舵状態(「右ラックエンド」の状態)を示している。
ラック軸8が目一杯の左操舵により、仮に従来の構成におけるようにラックエンド8bとハウジングエンド11aが当接した「左ラックエンド」の状態においては、(b)に示すように突出部43aに突出部41aが周方向に逆時計回りに当接し、操向ハンドル3をこれ以上左に回しても、それ以上の回転や操作力がトーションバー111に伝わらない。路面からの負荷トルクTLの反力が掛かっている場合は、トルクセンサ110にはトルクは検出されるが、それが無い場合はトルクは検出されない。特に、本実施形態ではラックエンド8bとハウジングエンド11aがラック軸8の組み立て時の位置決めのために用意されているものであり、回転終端機構6Aが規制する左右目一杯の操向ハンドル3の操舵角(操作量)において、ラックエンド8bとハウジングエンド11aが当接しないように若干の余裕を持って設定してあるので、電動機4の回転がオーバーシュートしても、トルクセンサ110の検出する操舵トルクTsを減少させる方向に作用する。
なお、図6の(a),(b),(c)においては、トーションバー111の捩じれ量が小さい場合を想定して説明している。
次に図7、図8を参照しながら操舵制御ECUについて説明する。図7は操舵制御ECUの機能ブロック図であり、図8の(a)はベース信号演算部における入力であるトルク信号に対して出力するベース信号の関係を示すデータテーブルであり、(b)はダンパ補償信号演算部における入力である電動機の回転速度に対して出力する補償信号の関係を示すデータテーブルである。
操舵制御ECU200は、CPU,ROM,RAM等を備えるマイクロコンピュータ及びプログラムからなり、図7の機能ブロック図に記載される機能を実現する。
操舵制御ECU200は、ベース信号演算部220と、イナーシャ補償信号演算部210と、ダンパ補償信号演算部225と、Q軸(トルク軸)PI制御部240と、D軸(磁極軸)PI制御部245と、2軸3相変換部260と、PWM変換部270と、3相2軸変換部265と、電動機速度算出部280と、励磁電流生成部285とを備える。
また、車速信号VSの値が高いほど、ゲインを大きくして電動機4の回転速度、すなわち、操舵速度(操舵回転速度)に応じて電動機4の出力トルクTM’を減衰させている。
言い換えれば、操向ハンドル3を切るときには、電動機4の電流を減じ、逆に戻すときには電動機4に大きな電流が供給される。例えば、操向ハンドル3の切り増し時に、回転速度が速くなると、電動機4の慣性によって直ぐには回転速度が低下しないので、この現象を回避するために、ダンパ補償信号演算部225は、電動機4の電流を増大させて供給し、操向ハンドル3の戻り時の回転速度を抑制制御している。
また、イナーシャ補償信号演算部210は、電動機4の回転子の慣性による応答性の低下を補償している。言い換えれば、電動機4は正回転から逆回転に、又は、逆回転から正回転に回転方向を切り替える際、慣性によってその状態を持続させようとするので直ぐには回転方向が切り替わらない。そこで、イナーシャ補償信号演算部210は、電動機4の回転方向の切り替わりが操向ハンドル3の回転方向が切り替わるタイミングに一致するように制御している。このようにして、イナーシャ補償信号演算部210は、ステアリング系の慣性(や粘性)による操舵の応答遅れを改善してすっきりした操舵感を付与している。
また、FF(Front engine Front wheel drive)やFR(Front engine Rear wheel drive)車、RV(Recreation Vehicle)やセダン等の車両特性や車速、路面等の車両状態によって異なる操舵特性に対して、実用上十分な特性が付与される。
なお、2軸3相変換部260、及び、PWM変換部270は、電動機4の角度信号θが入力され、回転子の磁極位置に応じた信号が出力される。
次に、図1、図6及び図9を参照しながら本実施形態における回転終端機構6Aの作用、効果について説明する。
ラック軸8とラックハウジング部11Aとの位置関係が、図1において、仮に回転終端機構6Aが無く、更にラックハウジング部11Aの右端のハウジングエンド11aとラック軸8のラックエンド8bとが係合接触、又は逆にラックハウジング部11Aの左端のハウジングエンド11aとラック軸8のラックエンド8bとが係合接触しているときに、更に右、又は左に操向ハンドル3を回動すると、従来の電動パワーステアリング装置では、前輪1L、1Rからの負荷よりも大きな負担がピニオン軸7からラック軸8に加えられる。
これには、次のような2つの理由がある。
Ts+AH=Tp=TL ・・・・・(3)
Ts+AH=Tp>TL ・・・・・(4)
EM=(1/2)・IM・ωM 2 ・・・・・(5)
この運動エネルギがウォームギア5a、ウォームホイールギア5b、ピニオンギア7a、ラックギア8a、軸受3e、3f、3gやラックエンド8b、ハウジングエンド11a等の弾性変形により吸収され、そのときの衝撃負荷は、ラックエンド角に至っていない通常負荷の1.5倍程度に高くなる。
Ts+AH=Tp<TL ・・・・・(6)
となる
図9の(a)は操向ハンドルの操作量の時間推移を示す図であり、(b)はトルクセンサから出力されるトルク信号VT3の時間推移を示す図であり、(c)は実際の前輪の転舵角の変化の時間推移を示す図である。
そして(b)の曲線y1に示すように、時間t1までは操向ハンドル3の操作量の大きな変化によりトルク信号は時間t1まで増加を続けるが、時間t1において操向ハンドル3の操作量の増加がゼロとなるので、トルク信号の増加は止まる。そして(c)の曲線z1に示すように前輪lL,1Rの転舵角は、ラックエンド角より若干オーバーシュートする。このオーバーシュートにより(b)の曲線y1に示すようにトルク信号VT3は減少する。このオーバーシュートは電動機4の慣性モーメントによる運動エネルギの結果発生するものである。
このとき、(b)の曲線y2に示すようにラックエンド角においてトルク信号VT3は一時的に急上昇するとともに、電動機4の慣性モーメントによる運動エネルギが衝撃力をギア類(ウォームギア5a,ウォームホイールギア5b、ラックギア8a、ピニオンギア7a等)に発生させる。
従って、従来は(c)の曲線z2に示すようにラックエンド角においてラックエンド8bとハウジングエンド11aとの衝突が生じるとともに、(b)に示すようにトルク信号VT3が更に増大し、しかも電動機4の運動エネルギによる衝撃が作用している。
従って、電動機4、ウォームギア5a、ウォームホイールギア5b、ピニオンギア7a、ラックギア8a、軸受3e、3f、3gやラックエンド8b、ラックハウジング部11Aの設計上想定すべき負荷を低減でき、従来これらの構成部品の耐久性を確保するために、軸受のサイズを大きくしたり、ギアのモジュールを大きくしてサイズを大きくしたり、ラックハウジング部11Aの肉厚を厚くしたり、補強リブを設ける等、構成部品の重さが大きくなる問題が解消され、構成部品を小型、軽量化でき、車両への搭載性、特に小型車両への搭載性が向上する。
また、ラックエンドの状態での更なる切り増し操作をしても電動機4が焼き切れないように、電流容量に余裕を持たせる必要があったが、それが緩和され、電動機4を軽量化できる。
本発明における回転終端機構は前記実施形態におけるものに限定されるものではなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(第1の変形例)
次に回転終端機構の第1の変形例について図10を参照しながら説明する。図10は本変形例の回転終端機構の模式的な平面断面図である。(a)は操向ハンドルが左右に対してニュートラル位置に有る場合を示し、(b)は、目一杯の左操舵状態(「左ラックエンド」の状態)を示し、(c)は、目一杯の右操舵状態(「右ラックエンド」の状態)を示している。
る。
図10に示すように回転終端機構6Bは、入力軸3dにつながる内軸51と、その外側に配置された回転ストッパ53と、更にその外側に配置された固定ストッパ54から構成されている。
回転ストッパ53の外周面には径方向外方側に外周面の一部を突出させた突出部(第1の突出部)53bが設けられている。また、リッド部13Aの内周面に固定され、径方向内方側に内周面の一部を突出させた突出部(第2の突出部)54aを有する、回転ストッパ53と同軸の略筒状体の固定ストッパ54が設けられ、回転ストッパ53と固定ストッパ54とでストッパ50を構成されている。
なお、図示省略したが、回転ストッパ53の上下端部の外周面は全周が円筒周面となっており、その部分と、固定ストッパ54の上下端に設けた、内周面全周が円筒周面になっている径の小さい部分とで、滑り軸受けを構成し、それにによって回転ストッパ53の回転が可能となっている。
ラック軸8が目一杯の左操舵によりラックエンド8bとハウジングエンド11aが当接した「左ラックエンド」の状態においては、(b)に示すように、突出部54aに突出部53aが周方向に逆時計回りに当接し、操向ハンドル3をこれ以上左に回しても、それ以上の回転や操作力がトーションバー111に伝わらない。逆にラック軸8が目一杯の右操舵によりラックエンド8bとハウジングエンド11aが当接した「右ラックエンド」の状態においては、(c)に示すように、突出部54aに突出部53aが周方向に時計回りに当接し、操向ハンドル3をこれ以上右に回しても、それ以上の回転や操作力がトーションバー111に伝わらない。
また、ラックエンドに到るような大きな切り回し操作においても、従来のようにラックエンド角を規制するラックエンド8bとハウジングエンド11aとを有しないので衝突は回避される。
なお、操向ハンドル3の左右略540°の操作量を回転ストッパ53の左右略180°の回転角に減速する減速機構としては第1の変形例における外歯ギア51aと内歯ギア53aの組み合わせた減速機構55に限定されるものではない。
次に、図11を参照しながら第2の変形例の回転終端機構について説明する。図11は遊星歯車減速ユニットを用いた第2の変形例の回転終端機構の模式的な斜視図である。
図11に示すように太陽ギア56、太陽ギア56に噛み合い太陽ギア56の周囲を公転する遊星ギア57、遊星ギア57に噛み合う内歯を有する外輪ギア58、遊星ギア57の軸を連結する遊星キャリア57aからなる遊星歯車減速機ユニット59を用いても良い。
また、突出部58bを突出部57bと係合するようにリッド部13Aの内周面から径方向内方側に突出させて設けても良い。
減速機構55として遊星歯車減速機ユニットを用いることにより、回転終端機構がリッド部13A中心軸と同軸にでき、回転終端機構部の径方向が小さくできる。更に、突出部57bが突出部58bに当接したときに突出部57bに掛かる荷重は、遊星キャリア57aにより個々の遊星ギア57において分担されるので、第2の変形例の回転終端機構6Bの場合よりも大きな荷重に耐えることができる。その分、回転終端機構6B’を小型化できる。
次に回転終端機構の第3の変形例について図12、図13を参照しながら説明する。図12は本変形例の回転終端機構の模式的な平面断面図である。(a)は操向ハンドルが左右に対してニュートラル位置に有る場合を示し、(b)は、目一杯の左操舵状態(「左ラックエンド」の状態)を示し、(c)は、目一杯の右操舵状態(「右ラックエンド」の状態)を示している。図13は第3の変形例の回転終端機構を構成する要素を個別に示した斜視図であり、(a)は上ストッパの外形斜視図、(b)はネジ部に固定された回転ストッパの外形斜視図、(c)は下ストッパの外形斜視図、(d)はガイド部材の外形斜視図である。
図13に示すように回転終端機構6Cは、入力軸3dの外周に雄ネジ61aが切られたネジ部61と、ネジ部61の軸方向中央に溶接固定された略筒状体の回転ストッパ(第1のストッパ)62と、回転ストッパ62の上下に配置された上ストッパ(第2のストッパ)63、下ストッパ(第3のストッパ)65、ガイド部材67から構成されている。
ちなみに、突出部62aの径方向最外方端はガイド部材67の内周面の径より小さくできている。
上ストッパ63、下ストッパ65は、図13の(a),(c)に示すように略筒状体をしており、内周側に雄ネジ61aと適合する雌ネジ63aを有し、180°対向して径方向外方側に外周面の一部を突出させたガイド片63bと突出部(第2の突出部)63cを有している。このガイド片63bと突出部63cは、ガイド部材67の後記する軸方向に延びるガイド穴67bと係合し、ネジ部61の左右の回転により上ストッパ63はガイド穴67bに誘導されて軸方向上下に移動する。
ガイド片63bは、上ストッパ63の筒状の本体部と同じ軸方向厚さで面一であるが、突出部63cは、図13の(a)に示すように軸方向下側に突出している。
下ストッパ65は、ものとしては上ストッパ63と同じものであり、ただ上下を逆にしただけであり、上ストッパ63と同じ構成である。下ストッパ65の突出部65cが請求項に記載の第3の突出部に対応する。
回転ストッパ62、上ストッパ63及び下ストッパ65でストッパ60を構成する。
つまり、第1の実施形態の第1の変形例と同様に操向ハンドル3の許容操作量範囲(許容回転操作範囲)左右略540°を確保することができる。更に、回転終端機構6Cの外形を増大させること無く、例えば、許容操作量範囲を左右にそれぞれ2回転(720°)にも設定でき、自動車以外の車両にも適用できる。
また、ラックエンドに到るような大きな切り回し操作においても、従来のようにラックエンド角を規制するラックエンド8bとハウジングエンド11aとを有しないので衝突は回避される。
次に図14を参照しながら本発明の第2の実施形態に係わる電動パワーステアリング装置について説明する。
図14は本発明の第2の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成図である。本実施形態の電動パワーステアリング装置100Bは、電動機4によりボールネジ5cを介してラック軸8をアシスト駆動するタイプである。
第1の実施形態とは、電動機4がピニオン軸7をウォームギア5a及びウォームホイールギア5bを介して駆動する代わりに、本実施形態においては、電動機4がウォームギア5aとウォームホイールギア5bで構成された減速機構5B及びボールネジ5cを駆動し、ボールネジ5cの回転運動を直接ラック軸8の直線運動に変換して駆動するところが異なっている。
また、第1の実施形態におけるトルクセンサ110の代わりに、本実施形態では磁歪膜を使用したトルクセンサ120としているところが異なる。
第1の実施形態と同じ構成については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
なお、減速機構5Bの配置が第1の実施形態と異なるので、本実施形態のステアリングギアボックス10Bのラックハウジング部11B及びリッド部13Bは、第1の実施形態と形状が異なるが機能は略同じである。
トルクセンサ120において、入力軸3dにトルクが作用したとき、第1及び第2磁歪膜121A,121Bにもトルクが作用し、このトルクに応じて第1及び第2磁歪膜121A,121Bに逆磁歪効果が生じる。図示しない励磁電圧供給源から前記した励磁コイルに高周波の交流電圧(励磁電圧)を供給すると、第1及び第2磁歪膜121A,121Bに掛かっているトルクにもとづく逆磁歪効果による磁界の変化を、第1及び第2検出コイル124A,124Bによりインピーダンスあるいは誘導電圧の変化としてそれぞれ検出することができる。このとき、入力軸3dの捩りトルク以外にも常に引っ張り応力が第1及び第2磁歪膜121A,121Bに印加された状態となっているため、ヒステリシスが小さい特性が得られ、このインピーダンスあるいは誘導電圧の変化から入力軸3dに加えられたトルクを検出することができる。
第1及び第2検出コイル124A、124Bそれぞれから出力される信号電圧VT1,VT2は差動増幅回路21に入力され増幅されてトルク信号VT3として操舵制御ECU200に入力される。
なお、図14において回転終端機構6は、前記した回転終端機構6A,6B,6Cを代表して表示したものであり、いずれの回転終端機構6A,6B,6Cを組み合わせても良い。
また、ラックエンドに到るような大きな切り回し操作においても従来のようにラックエンド角を規制するラックエンド8bとハウジングエンド11aとを有しないのでの衝突は回避される。
次に図15を参照しながら本発明の第3の実施形態に係わる電動パワーステアリング装置について説明する。
図15は本発明の第3の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成図である。本実施形態の電動パワーステアリング装置100Cは、電動機4によりウォームギア5a、ウォームホイールギア5bを介してハンドル軸3aをアシスト駆動するタイプである。
第1の実施形態とは、電動機4がピニオン軸7をウォームギア5a及びウォームホイールギア5bを介して駆動する代わりに、本実施形態においては、電動機4がウォームギア5aとウォームホイールギア5bで構成された減速機構5Aを介して、ハンドル軸3aを駆動するところが異なっている。
また、第1の実施形態におけるトルクセンサ110の代わりに、本実施形態では磁歪膜を使用したトルクセンサ120としているところが異なる。
第1の実施形態及び第2の実施形態と同じ構成については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
なお、減速機構5Aの配置が第1の実施形態と異なるので、本実施形態のステアリングギアボックス10Cのラックハウジング部11C及びリッド部13Cは、第1の実施形態と形状が異なるが機能は略同じである。ただし、リッド部13Cには回転終端機構6は配置されておらず、第1及び第2の実施形態におけるような回転終端機構6の保持機能は不要である。
なお、図15において回転終端機構6は、前記した回転終端機構6A,6B,6Cを代表して表示したものであり、いずれの回転終端機構6A,6B,6Cを組み合わせても良い。
また、ラックエンドに到るような大きな切り回し操作においても、従来のようにラックエンド角を規制するラックエンド8bとハウジングエンド11aとを有しないので衝突は回避される。
特に、操向ハンドル3の手元に回転終端機構6が設けられるので、操向ハンドル3のハンドル軸3aのセンタと回転終端機構6のセンタ合わせの調整をし易い。
3 操向ハンドル(操作子)
3a ハンドル軸
3d 入力軸
4 電動機
5A、5B 減速機構
5a ウォームギア
5b ウォームホイールギア
6A,6B,6B’,6C 回転終端機構
7 ピニオン軸
7a ピニオンギア
8 ラック軸
8a ラックギア
8b ラックエンド
9 タイロッド
10A、10B,10C ステアリングギアボックス
11A,11B,11C ラックハウジング部
11a ハウジングエンド
13A、13B,13C リッド部
21 差動増幅回路
23 電動機駆動回路
40 ストッパ
41 回転ストッパ
41a,43a 突出部
43 固定ストッパ
51 内軸(入力軸)
51a 外歯ギア
53 回転ストッパ(リングギア)
53a 内歯ギア
53b 突出部(第1の突出部)
54 固定ストッパ
54a 突出部(第2の突出部)
55 減速機構
56 太陽ギア
57 遊星ギア
57a 遊星キャリア
57b 突出部(第1の突出部)
58 外輪ギア
58b 突出部(第2の突出部)
59 遊星歯車減速機ユニット(減速機構)
61 ネジ部
62 回転ストッパ(第1のストッパ)
62a 突出部(第1の突出部)
63 上ストッパ(第2のストッパ)
63c 突出部(第2の突出部)
65 下ストッパ(第3のストッパ)
65c 突出部(第3の突出部)
100A,100B,100C 電動パワーステアリング装置
110,120 トルクセンサ
111 トーションバー
200 操舵制御ECU
Claims (7)
- 少なくとも、操作子からの入力により生じる操舵トルクに応じて、電動機が補助トルクを発生し、該補助トルクを前輪のステアリング系に伝達し、前記操舵トルク及び前記補助トルクにもとづいてラック軸を軸方向に変位させることにより前記前輪を転舵するラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置において、
前記操舵トルクを検出するトルクセンサと前記操作子との間に、該操作子の動作終端を形成して該操作子の最大操舵角を規制することにより前記前輪の最大転舵角を規制する回転終端機構を設けるとともに、
前記トルクセンサと前記前輪との間に、前記ラック軸を収納するハウジングに設けられたハウジングエンドと、前記ラック軸に設けられたラックエンドとからなるラックエンド機構を備え、
前記回転終端機構により規制された最大転舵角の状態では、それに対応する側の前記ラックエンドと前記ハウジングエンドは当接しない構成としていることを特徴とするラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。 - 前記ラックエンド機構は、組立時に前記ラック軸の移動のセンタを出すための位置決めに用いられることを特徴とする請求項1に記載のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。
- 前記回転終端機構は、減速機構を有し、前記動作終端によって規制される前記操作子の許容回転操作範囲を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。
- 前記回転終端機構は、
前記操作子の回転軸からの回転が伝達される、外歯ギアを有する入力軸と、
前記入力軸の外歯ギアと噛み合う内歯ギアを有する、外周側に第1の突出部を設けたリングギアと、
前記リングギアを囲む環状の固定部と、
からなり、
前記入力軸の外歯ギアと前記リングギアの内歯ギアが前記減速機構を構成し、
前記固定部の内周側には、前記第1の突出部に当接して前記第1の突出部の回動を規制する第2の突出部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。 - 前記回転終端機構は、
前記減速機構としての遊星歯車減速機ユニットと、
前記遊星歯車減速機ユニットの外輪ギアを固定する固定部と、からなり、
前記遊星歯車減速機ユニットの遊星キャリアに第1の突出部を設け、
前記遊星歯車減速機ユニットの太陽ギアに前記操作子の回転軸からの回転が伝達され、
前記固定部又は前記外輪ギアには、前記第1の突出部に当接して前記第1の突出部の回動を規制する第2の突出部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。 - 前記回転終端機構は、
前記操作子の回転軸からの回転が伝達される、雄ネジを有するネジ部と、
前記ネジ部に固定され、外周側に第1の突出部を設けた環状の第1のストッパと、
前記ネジ部と噛み合う雌ネジを有して、前記第1のストッパの上方に配置され、その下面側に前記第1の突出部に当接する第2の突出部を設けた第2のストッパと、
前記ネジ部と噛み合う雌ネジを有して、前記第1のストッパの下方に配置され、その上面側に前記第1の突出部に当接する第3の突出部を設けた第3のストッパと、
前記第2及び第3のストッパの回転を阻止して、前記ネジ部の軸方向に沿って前記第2及び第3のストッパを移動させるガイド部材と、
から構成され、
前記ネジ部、前記第2のストッパ、前記第3のストッパ及び前記ガイド部材が前記減速機構を構成することを特徴とする請求項3に記載のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。 - 前記トルクセンサは、磁歪式トルクセンサであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。
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