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JP4744689B2 - 粘性流体転写装置及び電子部品実装装置 - Google Patents

粘性流体転写装置及び電子部品実装装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IC等のパッケージ部品の接続端子に粘性流体を転写する粘性流体転写装置及び電子部品実装装置に関し、特に電子部品を複数段に積層する三次元実装技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器産業においては、製品の高機能化や小型・軽量化が盛んに進められており、IC等の電子部品に対しては、半導体デバイス自体の高集積化に加えて、回路基板への実装面積を縮小するために、両面実装等の種々の実装方式が採られてきた。
また、電子部品のパッケージ技術では、図58(a)に両面実装状態を示すように、従来から広く用いられているDIP(Dual Inline Package)からリード間隔の短いQFP(Quad Flat Package)、SOP(Small Outline Package)へ移行して、さらには、図58(b)に示すようなBGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)等のエリアアレイ型パッケージが実用段階の技術として注目されている。
【0003】
一方、パッケージ化せずに直接的に回路基板へ実装するベアチップ実装方式も一部採用されているが、大量生産とコストダウンに対しては解決すべき課題が依然として残されている。このベアチップ実装方式では、ベアチップ部品にフラックスを転写して回路基板に実装される。このときのフラックスを転写するフラックス転写装置として、例えば、図59,図60に示すように、転写皿510上で略同一構成のスキージ512を往復動させることでフラックスの転写面を形成する装置がある。このベアチップ部品は、転写皿510上でスキージ512を移動させてフラックスを皿面全体に延ばし、延ばされたフラックス上にベアチップ部品を漬けることによりフラックスを部品側に転写し、この転写後のベアチップ部品を回路基板上の所定位置に圧着させることで実装が行われる。
【0004】
また、上述したエリアアレイ型パッケージの電子部品を回路基板上へ実装する方法は種々あるが、例えば次のようにして行うことができる。まず、電子部品(BGA)の半田ボールに対応する回路基板上の位置にランドを形成し、これらランド上にクリーム半田をマスク印刷する。そして、回路基板上の所定位置に電子部品を載置することで、印刷されたクリーム半田と電子部品の半田ボールとを重ね合わせ、クリーム半田の粘性により電子部品を回路基板に仮固定する。この回路基板をリフロー処理することで、クリーム半田と半田ボールとが溶融し、ランドと電子部品の半田ボールとが接続・固定されるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のエリアアレイ型パッケージの電子部品に対する実装方式においては、実装面積のさらなる縮小が求められ、また、電子部品のファインピッチ化に伴ってクリーム半田印刷用スクリーンの高精度なマスク孔形成技術やマスク位置合わせ技術が要求されている。このため、現方式の延長線上では高精度で安定した実装が限界に達し、更なる高密度実装が困難になることは必至であり、他の異なる実装方式の開発が望まれていた。
【0006】
そこで、電子部品を数段の積層構造に形成する技術が種々検討され始めている。ところが、いずれも電子部品を単純に積層させる訳ではなく、電子部品を内部に収容した治具を積層するものであったり、接点構造が極めて複雑なものであったりして、従来の回路パターンに大幅な設計変更が強いられて実装コストの低減が困難となる問題があった。
また、例えばBGAや、接続端子のピッチが狭いCSP等のエリアアレイ型パッケージの電子部品に対して、電子部品の実装面側とは反対側の背面に電子部品を積層させることで電子部品を3次元実装することも考えられるが、積層のためのクリーム半田付与方法の確立や位置合わせ精度の確保等が問題となり、実用化には至っていない
【0007】
そこで、前述のベアチップ部品にフラックスを転写するフラックス転写装置を用いて、フラックスの代わりにクリーム半田を盛り付けて電子部品に転写しようとすると、クリーム半田の粘性がフラックスと比較して桁違いに大きいため、転写皿からクリーム半田が溢れ出してしまい、フラックス転写装置をクリーム半田転写用に代用することは実際には不可能であった。
図59及び図60は、フラックス転写装置にクリーム半田を盛り付けてスキージ512を移動させた状態をそれぞれ(a)平面図、(b)側面図で示している。図59に示すように、スキージ512を図中左側から右側に移動させると、クリーム半田が粘性の違いによりスキージ512の長手方向端部からはみ出して、転写皿510の縁部から溢れ出してしまう。図60も同様で、スキージ512を図中右側から左側に移動させると、さらにクリーム半田が溢れ出してしまう。
【0008】
これに加え、各スキージ512には、図61に示すように接触したクリーム半田が、その粘性によりスキージ上方に伝って上がってくるようになり、ついには、装置の各部にクリーム半田が付着したり、装置の一部からクリーム半田が滴り落ちるようになる。その結果、周囲の環境にクリーム半田を飛散させ、頻繁なメンテナンスが必要となり、製造工数を増大させると共に、製品の品質を低下させる要因にもなる。
【0009】
また、クリーム半田の転写時に使用される吸着ノズル514も問題が生じる。即ち、図62に示すように、傾斜した皿面を有する転写皿510を用いて電子部品520へクリーム半田を転写させる等の傾斜面に電子部品520を押し当てる際、通常、吸着ノズル514は金属製の吸着先端部514aを有しているが、電子部品520の背面が傾斜されるために、吸着先端部514aと電子部品520の背面との間に隙間が生じ、この隙間からエアが漏れて吸着不能になってしまう。
そこで、吸着先端部514aにゴムパッド516を取り付けることで部品吸着性を改善することが考えられる。しかし、例えば図63に示すように電子部品520にクリーム半田を転写させようとした際、所定の深さまで電子部品520をクリーム半田表面から押し込もうとしても、ゴムパッド516が押し込み方向に弾性変形して縮退し、押し込み深さの制御が不能になってしまう。このように、必要十分なクリーム半田が電子部品に付与できなくなると、確実な接続が行えず、実装後の電子部品の導電不良や機械的な固定不良を引き起こす要因となる。
【0010】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、エリアアレイ型パッケージ部品を回路基板に対してスペース効率を高めて高密度実装するために、電子部品の端子部に粘性流体を転写して電子部品を積層させる粘性流体転写装置を提供することを第1の目的とする。
また、この粘性流体転写装置を用いて回路基板上に電子部品を積層させて実装する電子部品実装装置を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明の粘性流体転写装置は、電子部品の接続端子に粘性流体を転写するための平坦な粘性流体転写面を形成する粘性流体転写装置であって、粘性流体を盛り付ける平面状の皿面を有する転写皿と、前記皿面上の粘性流体を撹拌する平板状の撹拌用スキージ、及びこの撹拌された粘性流体を平坦に均す平板状の平面出し用スキージ、並びにこれらのスキージを離間させて並列に固定すると共に前記転写皿の上方で両端が揺動可能に軸支されたスキージ固定部材とを有するスキージユニットと、前記スキージが前記転写皿の皿面に沿って相対移動するように前記転写皿を往復動させる転写皿移動機構と、前記撹拌用スキージが往路で、前記平面出し用スキージが復路で前記皿面に近接するように前記スキージユニットを揺動させるスキージ駆動機構とを備え、前記撹拌用スキージの長手方向両端の皿面側に、皿面上の粘性流体を前記撹拌用スキージの長手方向中央側へ掻き寄せる突出部を形成し、前記突出部が、前記スキージの厚み内でスキージ進行方向前方から後方に向けて粘性流体の流路を狭める方向に傾斜したテーパ面を有することを特徴とする。
【0012】
この粘性流体転写装置は、スキージ駆動機構により、撹拌用スキージと平面出し用スキージが固定されたスキージユニットを転写皿移動機構の往復動作に伴って揺動させ、撹拌用スキージを往路で、平面出し用スキージを復路で転写皿の皿面に近接させる。これにより、転写皿の往路で撹拌用スキージが転写皿上の粘性流体を撹拌し、転写皿の復路で平面出し用スキージが往路にて撹拌された粘性流体を所定の厚さに均し、その結果、転写皿上に平坦な粘性流体転写面が形成される。
【0014】
この粘性流体転写装置では、平面出し用スキージの相対移動の後、再度、撹拌用スキージを相対移動させる際、前回の平面出し用スキージの相対移動時に平面出し用スキージの長手方向両端から溢れ出た粘性流体を、形成された吐出部によってスキージ長手方向中央側へ掻き寄せることができ、粘性流体が転写皿の皿面から溢れ出すことが防止される。
【0016】
この粘性流体転写装置では、撹拌用スキージの突出部が粘性流体の流れを狭めるテーパ面が有することにより、転写皿上で撹拌用スキージが相対移動することで粘性流体がテーパ面に沿ってスキージ長手方向中央側へ掻き寄せられ、転写皿の皿面上から粘性流体が溢れ出すことを簡単な構成により実現できる。
【0053】
本発明の電子部品実装装置は、電子部品を吸着保持して所定の実装位置に実装する電子部品実装装置において、複数の電子部品を載置して所望の電子部品を供給する電子部品供給部と、電子部品を脱着自在に吸着保持する吸着ノズルと、前記吸着ノズルを昇降自在に保持する装着ヘッドと、前記装着ヘッドを水平面内で移動させるヘッド移動部と、粘性流体を転写皿上で均して平坦な粘性流体転写面を形成する前記請求項1記載の粘性流体転写装置とを備え、前記電子部品供給部で吸着した電子部品を前記粘性流体転写装置の転写皿上に移動させ、前記装着ヘッドの昇降動作により前記電子部品の端子部を前記粘性流体転写面に漬けることで、電子部品に粘性流体を転写することを特徴とする。
【0054】
この電子部品実装装置では、複数の電子部品が載置された電子部品供給部から所望の電子部品を吸着ノズルにより吸着保持させ、この電子部品をヘッド移動部によって装着ヘッドを移動させることにより粘性流体転写装置の転写皿上に位置させる。そして、装着ヘッドを昇降動作させて電子部品の端子部を転写皿上の粘性流体転写面に漬けて電子部品に粘性流体を転写する。これにより、電子部品に粘性流体を均一に転写することができ、この粘性流体が転写された電子部品を所定の位置に実装することができる。
【0083】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る粘性流体転写装置及び電子部品実装装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1に本発明に係る粘性流体転写装置(以下、粘性流体としてクリーム半田を用いたクリーム半田転写装置と称する)を備えた電子部品実装装置の斜視図、図2に電子部品実装装置の移載ヘッドの拡大斜視図、図3に電子部品実装装置の動作を説明するための概略的な平面図を示した。
【0084】
まず、本発明に係る電子部品実装装置100の構成を説明する。
図1に示すように、電子部品実装装置100の基台110上面中央には、回路基板10を載置するガイドレール114が設けられ、このガイドレール114の搬送ベルトによって回路基板10は、一端側のローダ部116から電子部品の実装位置118に、また、実装位置118から他端側のアンローダ部120に搬送される。
回路基板10上方の基台110上面両側部には、Yテーブル122,124がそれぞれ設けられ、これら2つのYテーブル122,124の間には、Xテーブル126が懸架されている。また、Xテーブル126には移載ヘッド128が取り付けられており、これにより移載ヘッド128をX−Y平面内で移動可能にしている。
【0085】
上記Xテーブル126、Yテーブル122,124からなるヘッド移動部に搭載され、X−Y平面(水平面)上を自在移動する移載ヘッド128は、例えば抵抗チップやチップコンデンサ等の電子部品が供給されるパーツフィーダ130、又はSOP,QFPやBGA等のICやコネクタ等の比較的大型の電子部品が供給されるパーツトレイ132から所望の電子部品を吸着ノズル134により吸着して、認識装置136により電子部品の吸着姿勢を検出した後、回路基板10の所定位置に装着できるように構成されている。また、移載ヘッド128には、回路基板の位置等を検出するためのCCDカメラ等の認識カメラ135と、図示しない測長センサ(詳細は後述する)が設けられている。
このような電子部品の実装動作は、予め設定された実装プログラムに基づいて図示しない制御装置(メインコントローラ)により制御される。なお、制御装置には操作パネル152によりデータ入力が可能である。
【0086】
ここで、実装プログラムとは、電子部品実装装置100に入力され、実装される電子部品の情報を有するNC情報に対して、実装順序の組み替え処理等を行って作成した組み替えデータを、上記ヘッド移動部や移載ヘッドのノズル等を駆動するための命令形態に変換したプログラムである。この実装プログラムの作成にあたっては、各電子部品の実装位置等の情報が記録されているNC情報と、各電子部品の電極形状等の情報が登録されている部品データとを用いて、作業者からの入力を伴って行われる。このように作成された実装プログラムを制御装置により実行することで、電子部品の回路基板への実装が行われる。
【0087】
パーツフィーダ130は、ガイドレール114の両端部に多数個並設されており、各パーツフィーダ130には、例えば抵抗チップやチップコンデンサ等の電子部品が収容されたテープ状の部品ロールがそれぞれ取り付けられている。
また、パーツトレイ132は、ガイドレール114と直交する方向が長尺となるトレイ132aが計2個載置可能で、各トレイ132aは部品の供給個数に応じてガイドレール114側にスライドして、Y方向の部品取り出し位置を一定位置に保つ構成となっている。このトレイ132a上には、QFPやBGA等の電子部品が載置される。
【0088】
認識装置136は、ガイドレール114の側部に設けられ、吸着ノズル134に吸着された電子部品の二次元的な位置ずれ(吸着姿勢)を検出して、この位置ずれをキャンセルするように移載ヘッド128側で補正させるための姿勢認識カメラを備えている。この姿勢認識カメラは認識装置136の内側底部に設けられ、この姿勢認識カメラ周囲の認識装置136筐体内面には、吸着ノズル134に吸着された電子部品を照明するための発光ダイオードLED等の発光素子が多段状に複数設けられている。これにより、電子部品の実装面に対して所望の角度から光を照射することができ、部品種類に応じて適切な照明角度で撮像することができる。得られた撮像データは、制御装置により認識処理がなされ、吸着した電子部品の中心位置や電極位置等が認識され、実装位置や回転角度の補正データに供される。
【0089】
移載ヘッド128は、図2に示すように、複数個(本実施形態では4個)の装着ヘッド(第1装着ヘッド138a,第2装着ヘッド138b,第3装着ヘッド138c,第4装着ヘッド138d)を横並びに連結した多連式のマルチヘッドとして構成している。4個の装着ヘッド138a,138b,138c,138dは同一構造であって、吸着ノズル134と、吸着ノズルに上下動作を行わせるためのアクチュエータ140と、吸着ノズル134にθ回転を行わせるためのモータ142、タイミングベルト144、プーリ146とを備えている。
各装着ヘッドの吸着ノズル134は交換可能であり、他の吸着ノズルは電子部品実装装置100の基台110上のノズルストッカ148に予め収容されている。吸着ノズル134には、例えば1.0×0.5mm程度の微小チップ部品を吸着するSサイズノズル、18mm角のQFPを吸着するMサイズノズル等があり、装着する電子部品の種類に応じて選択的に用いられる。
【0090】
また、各装着ヘッド138a,138b,138c,138dは、パーツフィーダ130又はパーツトレイ132から吸着ノズル134により電子部品を吸着するとき、及び、回路基板10の所定位置に電子部品を装着するとき、並びに、転写皿210からクリーム半田を転写するときに、吸着ノズル134をX−Y平面上から鉛直方向(Z方向)に下降させている。また、電子部品の種類に応じて、吸着ノズルを適宜交換して装着動作が行われる。
【0091】
ここで、本発明の電子部品実装装置100は、BGA等の電子部品の接続端子にクリーム半田を転写するクリーム半田転写装置200を備えており、このクリーム半田転写装置200はパーツフィーダ固定用テーブル154に取り付けられ、転写皿210にクリーム半田が盛られている。
なお、本明細書において、クリーム半田とは、粉末半田を高粘性フラックスに混ぜ合わせたペースト状の半田をいう。
【0092】
次に、上記構成の電子部品実装装置100の概略的な動作を説明する。
図3に示すように、ガイドレール114のローダ部116から搬入された回路基板10が所定の実装位置118に搬送されると、移載ヘッド128はヘッド移動部によりX−Y平面内で移動して、パーツフィーダ130又はパーツトレイ132から実装プログラムに基づいて所望の電子部品を吸着する。図ではパーツフィーダ130から電子部品を吸着する様子を示している。次いで、移載ヘッド128は認識装置136の姿勢認識カメラ上に移動する。認識装置136では、部品認識データに基づいて電子部品の吸着姿勢を認識して吸着姿勢の補正動作を行う。
【0093】
この補正動作としては、X方向及びY方向へのずれ量をヘッド移動部にオフセットとして持たせたり、回転成分のずれ量を吸着ノズル134をモータ142により回転させることによって行う。この補正動作を行った後に回路基板10の所定位置に吸着電子部品を装着する。
【0094】
上記の電子部品の吸着、回路基板10への装着動作の繰り返しにより、回路基板10に対する電子部品の実装が完了する。実装が完了すると、回路基板10は実装位置118からアンローダ部120へ搬出される一方、新たな回路基板がローダ部116に搬入され、上記動作が繰り返される。
【0095】
このようにして、電子部品が回路基板10上に実装されるが、本発明の電子部品実装装置においては、実装密度の更なる向上のため、図4に示すように複数のIC等の電子部品(半導体装置)を多段状に実装する3次元実装方法を可能にしている。この3次元実装方法においては、まず、回路基板10に形成されたランド24上にクリーム半田30をマスク印刷する。そして、各ランド24上に転写されたクリーム半田30の上に、実装面側とは反対側の背面にランド25の形成された電子部品(図では一例としてBGA)20を実装面側の端子部(半田ボール26)と回路基板10上のランド24とが接続されるように位置合わせして実装する(図4(a))。さらに、半田ボール26に所定量のクリーム半田30を転写した電子部品22を、実装済みの電子部品20の背面側ランド25に電子部品22の半田ボールが接続されるように位置合わせして実装する(図4(b))。これにより、電子部品20,22が回路基板10上の同一スペースに実装された3次元積層構造にでき(図4(c))、実装密度が向上される。
なお、回路基板10上のランド24へのクリーム半田30の印刷は、電子部品20の半田ボール26側にクリーム半田30を転写した後に実装することで省略することもできる。
【0096】
次に、上記3次元実装方法を実現するためのクリーム半田転写装置200の各部構成を順次詳細に説明する。
図5は、電子部品実装装置100に取り付けられ、電子部品にクリーム半田を転写するためのクリーム半田転写装置200の概略的な構成を示す斜視図で、図6は、クリーム半田転写装置200の一部を断面で示した側面図である。
図5、図6に示すように、クリーム半田転写装置200は、電子部品実装装置100のパーツフィーダ固定用テーブル154に取り付けるための係止具212が電子部品実装装置100への装着方向側に設けられた筐体214と、この筐体214内に収容された転写皿210及びスキージユニット216を含む転写ユニット218からなる。
【0097】
転写ユニット218は、クリーム半田転写装置200の上面側に露出してクリーム半田の転写面を形成する平面状の皿面220を有した転写皿210と、転写皿210の皿面220上方に摺接可能に設けられ撹拌用スキージ222と平面出し用スキージ224の2枚のスキージを交互に使用して転写皿210上にクリーム半田を平坦に盛り付けるスキージユニット216と、各スキージ222,224が皿面220上で相対移動するように転写皿210を図中Y方向に往復移動させる転写皿移動機構(図示せず)とを備え、さらに、一端側226aが撹拌用スキージ222と平面出し用スキージ224の取り付け側に固定され他端側226bを揺動自在に支持されると共に揺動角度を規制するための揺動規制用アーム226c,226dを有する揺動アーム226と、この揺動アーム226の他端側226bをY方向に往復動させることで揺動アーム226を揺動駆動する水平駆動機構228と、揺動アーム226の揺動規制用アーム226c,226dに当接して揺動アーム226の揺動角度を規制するアームストッパー230,232とを備えている。
【0098】
上記スキージユニットは、平坦なクリーム半田転写面を形成すると共に、乾き易く且つ固まり易いクリーム半田を撹拌して、クリーム半田転写面が常に適度な粘性を有する均質な状態に保たれるようにしている。
【0099】
ここで、図7に揺動アーム226の揺動規制用アーム226c,226dと、撹拌用スキージ222及び平面出し用スキージ224と、アームストッパー230,232との位置関係を拡大して示した。
図7に示すように、揺動アーム226は、図中実線で示す撹拌用スキージ222使用時と、二点鎖線で示す平面出し用スキージ224の使用時との2つの状態が、揺動アーム226のスキージユニット216側の一端部226aを揺動中心として選択的に設定される。即ち、撹拌用スキージ222使用時の状態では、揺動アーム226の揺動規制用アーム226dがアームストッパー232のネジ234先端部に当接し、平面出し用スキージ224使用時の状態では、揺動アーム226の揺動規制用アーム226cがアームストッパー230のネジ234先端部に当接して揺動角度が規制される。なお、揺動アーム226は、転写皿210の片側だけに設けられ、他方の側では揺動アーム226の動きに従動して各スキージ222,224が揺動される。
【0100】
上記アームストッパー230,232は、図8に図7のA方向矢視図を示すように、ネジ234の皿部に矢印234aが刻印等により設けられる一方、ネジ234の周りには円筒リング236が固定ネジ238によって締め付け固定可能に設けられている。この円筒リング236には、その上端面に矢印234aに対応する目盛り240が形成され、側面の一部には回転調整用レバー242が設けられている。そして、ネジ234は、撹拌用スキージ222と平面出し用スキージ224とが転写皿210の皿面220に対してそれぞれ所定の隙間を持って固定されるように高さが設定される。
【0101】
このときの高さ調整は、固定ネジ238を緩めた状態で円筒リング236の目盛り240のいずれかをネジ234の矢印234aと一致するように回転調整用レバー242を回転させ、一致させた位置で固定ネジ238を締めて円筒リング236を固定する。そして、ネジ234をスクリュードライバ等の工具により、目盛り240を参照しつつ回転させることで、簡単な構成でありながら高精度な高さ制御を可能としている。本実施形態においては、1目盛りが15゜に設定され、ネジ234を時計回りに1目盛り回転させると、スキージ222,224と皿面220との隙間が0.005mm広がるように設定されている。
【0102】
次に、スキージユニット216を説明する。
スキージユニット216は、クリーム半田転写装置200の中でも清掃作業が必要とされる部位であり、清掃箇所を一括して脱着可能に構成してメンテナンス性を向上させている。また、組み直し時における各部材の設置位置の再現性を極めて高い精度で実現している。
ここで、図9にスキージユニット216の上視図、図10にクリーム半田転写装置200の電子部品実装装置100への取り付け側から見た側面図、図11にスキージユニットの側面図を示した。
【0103】
図19〜図11に示すように、スキージユニット216は、主に、撹拌用スキージ222と、平面出し用スキージ224と、これら各スキージ222,224が離間されて並列に固定されると共に両端部が筐体214に支持される棒状のスキージ固定部材250からなる。各スキージ222,224は、略平板状に形成され、それぞれ固定板252,254とスキージ固定部材250との間に狭持されてネジ256,258によって固定されている。なお、スキージ固定部材250は、スキージの取り付け面にスキージを取り付けたときに、所定のスキージ傾倒角度となるよう取り付け面が予めカットされている。
【0104】
また、スキージ固定部材250の一端側端面には嵌合穴260が形成されており、この嵌合穴260に埋め込みピン262が挿入される。埋め込みピン262の頭部は嵌合穴径より大径の円柱状に形成されている。図12(a)に図10のB方向から見た埋め込みピン262の支持構造の分解図と、図12(b)にこれを組み立てた状態でのB方向矢視図を示すように、この埋め込みピン262の円筒状の頭部は、筐体214に固定された下部Vブロック266と、上側Vブロック268との間に狭持される。また、ネジ270を上側Vブロック268を貫通させて下部Vブロック266へ取り付けることで、埋め込みピン262の頭部を上側Vブロック268と下側Vブロック266との間で高精度に位置決めして固定している。
【0105】
一方、スキージ固定部材250の他端側には、軸方向に沿って上端側が板状に突出した係合部274が形成されており、この係合部274の下面側には軸方向に沿ったキー溝276が形成されている。ここで、図13(a)に図10のC−C断面で見た係合部274の支持構造の分解図と、図13(b)にこれを組み立てた状態でのC−C断面図を示した。係合部274は、キー溝276と係合する突起278を有し、筐体214側に固定される受け台280にネジ282によって固定され、係合部274のキー溝276と受け台280の突起278とが嵌合されて高精度に位置決めされる。
【0106】
上記のスキージ固定部材250の支持構造によれば、一端側を下側Vブロック266及び上側Vブロック268により支持し、他端側をキー溝276と突起278との嵌合により支持することで、スキージ固定部材216自体のねじれを防止すると共に、取り付け位置の再現性の高い高精度な脱着方式を実現できる。
【0107】
次に、スキージユニット216に取り付けられる撹拌用スキージ222及び平面出し用スキージ224について説明する。
図14は、撹拌用スキージ222及び平面出し用スキージ224の長さを比較した図である。撹拌用スキージ222の長さL1は、図14(a)に示すように平面出し用スキージ224の長さL2に等しいものが使用できるが、クリーム半田のはみ出しを確実に防止するため、望ましくは図14(b)に示すように平面出し用スキージ224の長さL1が撹拌用スキージの長さ(掻き取り幅)L2より大きくなるように設定する。これらのスキージ222,224は板状に形成され、その材質としては、例えばウレタンゴム等の硬質ゴムが用いられる。
【0108】
まず平面出し用スキージ224を説明する。
図15は、平面出し用スキージ224の形状を示す図で、(a)は正面図、(b)はD−D断面図である。板状の平面出し用スキージ224は、その長辺の片側にスキージ固定部材250への取り付け孔224aが設けられ、図中下端のクリーム半田の押し当て部には、スキージ進行方向前方から、断面凹状曲面部224bと断面凸状曲面部224cがこの順で形成されている。
この平面出し用スキージ224は、図16に掻き取り時の様子を示すように、クリーム半田が断面凸状曲面部224cによって加圧されつつ延ばされ、均一なクリーム半田厚みの層を形成すると共に、スキージ進行方向には断面凹状曲面部224bの曲面に沿って余分なクリーム半田がローリングして、スキージ進行側に撹拌されつつ戻される。これにより、撹拌されたクリーム半田が常に均一な厚みで盛り付けられるようになる。
【0109】
次に、撹拌用スキージ222を説明する。
図17は、撹拌用スキージ222の形状を示す図で(a)は正面図、(b)は下面図であり、図18は、図17のE−E断面図であり、図19は撹拌用スキージ222のクリーム半田押し当て側両端部を拡大して示した斜視図である。なお、図17(b)及び図19中の斜線部は撹拌用スキージ222の最下面を示している。
図17,図18に示すように、板状の撹拌用スキージ222は、その長辺の片側にスキージ固定部材250への取り付け孔222aが設けられ、長手方向両端部の図17(a)に示す下端のクリーム半田の押し当て側となる皿面側には、スキージ移動に伴ってクリーム半田をスキージ長手方向中央側へ掻き寄せるテーパ面310aを有する突出部310が形成されている。この突出部310のテーパ面310aは、撹拌用スキージ222のクリーム半田入り口側のスキージ長さL1より出口側の開口長さL3を小さくしてクリーム半田の流路を狭める方向に傾斜している。また、撹拌用スキージ222は所定角度θsだけ進行方向前方へ傾倒した状態で使用されるため、スキージ222の突出部310を図18に示すように角度θsでカットしている。従って、撹拌用スキージ222の突出部310の形状は、縦断面が三角形状であって、図19に突出部310を拡大して示すように3角柱を角度θsで斜めにカットした形状となる。
【0110】
上記の撹拌用スキージ222の形状とすることにより、スキージ移動に伴うクリーム半田の流れは、図20に示すように撹拌されつつスキージ長手方向中央側へ掻き寄せられるようになる。即ち、撹拌用スキージ222のクリーム半田入り口側の開口から導入されたクリーム半田が、突出部310のテーパ面310aに沿って内側に掻き寄せられ、撹拌用スキージ222の幅方向端部からクリーム半田がはみ出すことなく盛り付けられる。これにより、簡単な構成で転写皿の皿面からクリーム半田が溢れ出すことが防止される。
【0111】
ここで、上述した主要部構成のクリーム半田転写装置200によるクリーム半田転写面の形成手順を説明する。図21及び図22にクリーム半田転写装置200の動作を段階的に示した。
まず、図21(a)に示す初期状態において、アームストッパー230のネジ234先端部の突出を減らした状態で水平駆動機構228のロッドを縮退させ、平面出し用スキージ224の先端を全幅に亘って転写皿210の皿面220に押し当てる。この押し当てた位置を基準位置とすることで、皿面220と平面出し用スキージ224との平行度を高める。この状態でアームストッパー230のネジ234を、ネジ先端部が揺動アーム226の揺動規制用アーム226cに当接するまで下方に突出させる。このネジ234と揺動規制用アーム226cとが当接した位置で、図8に示す円筒リング236の目盛り240をネジ234の矢印234aに一致させた後、平面出し用スキージ224と皿面220との隙間が所望のクリーム半田厚みとなるように、ネジ234の回転により平面出し用スキージ224の高さを設定する。このとき、目盛り240の一目盛り分の高さ変化量がネジ234のピッチにより正確に決定されるため、円筒リング236の目盛り240を用いてネジ234(矢印234a)の回転位置を調整することで、高精度に隙間を設定できる。また、アームストッパー230により、スキージの先端を過剰に皿面220に押し付けることが防止される。
【0112】
次に、図21(b)に示すように、水平駆動機構228のロッドを伸出させ、揺動アーム226をスキージユニット216側の一端側226aを中心に揺動させる。このとき、前述と同様に撹拌用スキージ222と皿面220との平行度を高めて、アームストッパー232によって撹拌用スキージ222と皿面220との隙間を高精度に設定する。
【0113】
そして、各スキージの皿面220との隙間を調整した後、図21(c)に示すように、図21(b)に示す状態から転写皿210を図示しない転写皿移動機構により図中右方向に移動させる。これにより、設定された撹拌用スキージ222と皿面220との隙間分の厚みのクリーム半田が、皿面220に撹拌されつつ盛り付けられる。
【0114】
次に、図22(d)に示すように、水平駆動機構228のロッドを縮退させ、揺動アーム226の一端部226aを中心として、揺動規制用アーム226cがアームストッパー230のネジ234先端部に当接する位置まで揺動アーム226を揺動する。これにより、撹拌用スキージ222が皿面220から離間すると共に、平面出し用スキージ224を予め調整された皿面220との間隔にセットされる。
【0115】
そして、この図22(d)に示す状態から、図22(e)に示すように、転写皿210を転写皿移動機構により図中左方向に移動させる。これにより、転写皿210の皿面220上には、クリーム半田が所定の厚さで均一に盛り付けられ、クリーム半田転写面の形成が完了する。このクリーム半田転写面には、図22(f)に示すように、所定の電子部品が吸着された吸着ノズル134が押し付けられることで、クリーム半田が電子部品に転写される。
【0116】
また、このクリーム半田転写装置200によるクリーム半田転写面の形成手順によれば、クリーム半田転写装置200の転写皿210上のクリーム半田は、図23に示す形態に盛り付けられることになる。図23は本実施形態のクリーム半田転写装置200を用いてクリーム半田の転写面を形成する様子を段階的に示した説明図である。
【0117】
まず、図23(a)に示すように、クリーム半田30を転写皿210の皿面220におよそ均等にならして配置する。次いで図23(b)に示すように、撹拌用スキージ222を図中左側へ移動させてクリーム半田30を撹拌しつつ皿面220に盛り付ける。さらに、図23(c)に示すように、平面出し用スキージ224を図中右側に移動させると、皿面220には所定の均一な厚みのクリーム半田転写面が得られる一方、余剰のクリーム半田は平面出し用スキージ224の両端側から溢れ出し、皿面220の端部に余剰クリーム半田32として盛り付けられる。そして、図23(d)に示すように、撹拌用スキージ222を図中左側に再度移動させることにより、皿面220の端部に盛り付けられた余剰クリーム半田32が撹拌用スキージ222の長手方向中央側に掻き寄せられて、図23(b)と同様に皿面220の中央部付近に十分撹拌された状態で再度盛り付けられる。
【0118】
このように、撹拌用スキージ222及び平面出し用スキージ224を繰り返し複数回往復動作させても、クリーム半田が転写皿210の皿面220からはみ出すことなく、安定してクリーム半田転写面を形成することが可能となる。
なお、撹拌用スキージ222の形状は、突出部310を設けない単純な板状の構成であっても、クリーム半田の量が適正であれば転写皿220上からクリーム半田を溢れ出させることなく転写動作を行うことができる。
また、撹拌用スキージ222及び平面出し用スキージ224は、クリーム半田転写面の乾き具合に応じて、所定時間毎或いは転写動作に伴って往復動作を自動的に行うことで自動撹拌制御される。これにより、常に良好な転写面を露出し続けることができる。
【0119】
次に、装着ヘッドの下端部に取り付けられる吸着ノズルの構成を説明する。
図24は吸着ノズルの構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は一部断面で示した側面図である。
吸着ノズル134は、内部にエア吸引用流路320が形成され先端部の吸着面が傾斜自在で吸着方向(図では上下方向)に伸縮自在なゴムパッド322と、このゴムパッド322の両側に一対設けられ、電子部品20の吸着時に電子部品20の背面に、先端部324a,324bが当接することで電子部品20の吸着姿勢を水平に矯正する棒体の吸着部品矯正部材326a,326bとを有している。
【0120】
この吸着ノズル134の構成によれば、図25に示すように水平面から傾斜された転写皿210の皿面220上で電子部品20にクリーム半田を転写する際に、皿面220のクリーム半田転写面へ電子部品を漬けた後、電子部品20がクリーム半田の粘性によって転写皿210に取り残されることを防止できる。即ち、図25(a)に示す電子部品20が転写皿210の皿面220に当接した状態から、若干量吸着ノズル134を下降させることで、図25(b)に示すように吸着部品矯正部材326aの先端部324aを回転中心として電子部品20が皿面220の傾斜に沿って傾斜する。これにより、吸着部品矯正部材326の先端部324aから押圧力が電子部品20に負荷されて、皿面220上のクリーム半田が電子部品20の下面に均等に転写される。このとき、ゴムパッド322は電子部品20の表面に吸着されたままであり、図25(b)の電子部品20が傾斜されるときでも、吸着ノズル134は確実に電子部品20を吸着保持した状態を維持している。そして、図25(c)に示す引き上げ時においても、ゴムパッド322により電子部品20が吸着されたままであるため、電子部品20とクリーム半田との粘性等により電子部品20が皿面220に取り残されることが防止され、電子部品20を確実に吸着保持した状態で引き上げることができる。
【0121】
また同様に、図26に示すように水平面から傾斜された面上に載置された電子部品であっても、エアをリークさせることなく確実に吸着動作を行うことが可能になる。即ち、図26(a)に示す電子部品吸着前の初期状態においては、ゴムパッド322下面の高さを吸着部品矯正部材326a,326bの先端部324の高さよりhaだけ低く設定することで、図26(b)に示す傾斜された電子部品20を吸着しようとする場合に、吸着ノズル134の下降に伴って、最初にゴムパッド322の下面が電子部品20に点接触し、ゴムパッド322が弾性変形することで傾斜した電子部品の表面に面接触で吸着されるようになる。このときのゴムパッド322の吸着方向に対する弾性変形量は、一方の吸着部品矯正部材326aの先端部324aの高さによって規制される。
そして、この状態で吸着ノズル134を引き上げると、図26(c)に示すように、電子部品20がゴムパッド322の吸引力により上方へ持ち上げられ、他方の吸着部品矯正部材326bの先端部324bに当接し、電子部品20が水平に吸着保持される。
【0122】
このように、吸着ノズル134が吸着方向に変形自在なゴムパッド322と吸着部品矯正部材326を備えることにより、電子部品20を安定して吸着することができ、クリーム半田の転写時においても、転写皿210の皿面220が傾斜している場合であってもゴムパッド322が傾斜分を吸収するため、電子部品20の下面に均等にクリーム半田を転写できる。また、引き上げ時においても電子部品20を転写皿210に取り残されることがない。
そして、電子部品20の吸着時における傾斜角度が所望の傾斜角度となるように、吸着部品矯正部材326a,326bの先端部324a,324b下面の当接面を水平面から傾斜させて設置することで、電子部品を任意の角度に傾斜させて吸着保持することができ、転写皿210の傾斜された皿面220上でクリーム半田を安定して転写することができる。また、傾斜面上に載置された電子部品を吸着することも確実に行うことができる。
【0123】
なお、吸着部品矯正部材326a,326bは、吸着する電子部品の種類に応じて、その先端部324a,324bを、例えば図27に示すように間隔を広げることができる。即ち、図24に示す状態から吸着部品矯正部材326a,326bを表裏反転させて取り付けることで、先端部324a,324bの間隔を調整できる。
また、吸着部品矯正部材236a,326bは棒体のものを一例として示したが、これに限らず、円環状や角筒形状のものであってもよい。
【0124】
次に、上記吸着ノズル134を用いて、転写皿210の皿面220上のクリーム半田を電子部品に転写する様子を図28に示した。図28(a)は電子部品20を装着ヘッド138a〜138dの各吸着ノズル134に吸着し、転写皿210の上方に移載ヘッドを移動させた状態を示しており、図28(b)は転写皿210のクリーム半田転写面に漬かる高さにまで各吸着ノズル134を同時に下降させた状態を示している。このときの吸着ノズル134の下降量は、図示しないレーザ変位センサ等の測長センサにより測定した転写皿210縁部の高さheに、既知である縁部とクリーム半田転写面との高さの差Δhを加算して、クリーム半田転写面までの距離(he+Δh)を求めることで正確に設定される。そして、図28(c)に示すように吸着ノズル134を引き上げてクリーム半田の転写を完了する。
【0125】
このクリーム半田の転写により、例えば電子部品がBGAである場合には、図29にクリーム半田転写後の半田ボールの拡大図を示すように、半田ボール26の下面側にクリーム半田30が所定量付与される。このときのクリーム半田転写面から半田ボール26を押し込む深さは、浅すぎると半田ボール高さの不揃いのため、全ての半田ボールにクリーム半田が付与されずに又は十分な量付与されずに導電不良となる場合があり、深すぎるとクリーム半田が過剰に付与されて半田ボール26間でショートする危惧がある。このため、半田ボールの押し込む深さは、次に示す寸法に設定することが好ましい。
【0126】
即ち、図30に半田ボールの押し込み深さを示すように、半田ボール26の半径をrとすると、クリーム半田転写面の高さを半田ボール26の最下点から半径r以下の高さに設定することが好ましく、更に好ましくは0.8rの高さに設定するとよい。これにより、適正量のクリーム半田を半田ボール26に付与することができる。
【0127】
次に、転写皿210上の転写位置について説明する。
転写皿210の皿面220に形成されるクリーム半田転写面は、基本的には1回の転写動作を終了すると、スキージユニット216が再度往復動作して新しいクリーム半田転写面を形成する。しかし、次回の転写動作までの間隔が短いときは、クリーム半田転写面を再度形成することなく、前回の転写位置と異なる位置で転写動作を行うことができる。これにより、実装動作のタクトが短縮される。
【0128】
図31に、複数回の転写動作を同一のクリーム半田転写面で行う様子を示した。1回目の転写動作は図31(a)に示すようにクリーム半田転写面の手前側の領域A1で行い、2回目の転写動作は図31(b)に示すようにクリーム半田転写面の奥側の領域A2で行っている。ここで、領域A1に示すP1〜P4は、図28に示す各装着ヘッド138a,138b,138c,138dによる転写跡を表している。ここでは4本の装着ヘッド138a,138b,138c,138dが同時に上下動して転写動作を行っている。
【0129】
また、図32も複数回の転写動作を同一のクリーム半田転写面で行う様子を示している。この場合は、図32(a)に示すようにP1〜P4の位置で各装着ヘッド138a,138b,138c,138dにより転写動作を行った後、図32(b)に示すように、各位置P1〜P4の隣接位置となるP5,P6,P7の位置でいずれかの装着ヘッドにより転写動作を行う。図では各位置における転写跡を示している。上記の各転写方法によれば、クリーム半田転写面を有効利用することができる。
【0130】
さらに、図33は、図31に示す転写動作と図32に示す転写動作を組み合わせて転写動作を行った様子を示している。即ち、クリーム半田転写面の手前側及び奥側、並びに、各転写位置の隣接位置に対しても転写動作を行うことで、クリーム半田転写面の略全体が転写動作に使用され、転写皿210の面積効率を最大限に向上させることができる。
【0131】
次に、上述した電子部品実装装置100にクリーム半田転写装置200を取り付けて、電子部品を回路基板上に多段に実装する3次元実装方法を説明する。
図34は、3次元実装を行う電子部品20(22)の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。この3次元実装方法においては、電子部品20を回路基板10上に実装した後に、同じ電子部品22を先に実装した電子部品20の背面に実装する。このように、電子部品22の回路基板10上の実装スペースを、電子部品20の実装スペースに重合させることで省スペース化を図っている。
【0132】
以下に、図35を参照して3次元実装方法の詳細な手順を順次説明する。
まず、図35(a)では、電子部品20の各半田ボール26に対応する位置にランド24が形成された回路基板10上に、このランド位置と半田ボールの位置とが一致するように電子部品20を実装する(第1実装ステップ)。この場合、図示しない回路基板10上の位置認識用の基板マークを認識カメラ135により検出することで、正確なランド位置を把握し、電子部品20を精度良く位置合わせする。
【0133】
次に、図35(b)では、回路基板10の片面に対して電子部品20を実装した後にリフロー処理することで、クリーム半田を溶融させてランド24と半田ボール26とを電気的及び機械的に接続し、電子部品20を回路基板10上に固定する(第1リフローステップ)。
そして、図35(c)に示すように、この回路基板10を表裏反転させて回路基板10の反対面に電子部品20を同様に実装する(第2実装ステップ)。その後、図35(d)に示すように、表側の面に電子部品20が実装され裏側面に電子部品20が固定された回路基板10をリフロー処理し、表側面の電子部品20を同様に回路基板10上に固定する(第2リフローステップ)。
【0134】
ここまでのステップが両面実装基板を得る手順であるが、この2次元実装方法では、以下のステップが追加される。即ち、図35(e)に示すように、第2リフローステップを完了した回路基板10の電子部品20の上面に、半田ボールにクリーム半田が転写された電子部品22を積層させて実装する(第3実装ステップ)。
【0135】
次に、図35(f)に示すように、積層させて実装した回路基板10をリフロー処理する(第3リフローステップ)。さらに、図35(g)に示すように、回路基板10を表裏反転させて、第3実装ステップ同様に電子部品22を実装済みの電子部品20の上面に実装する(第4実装ステップ)。そして、図35(h)に示すように、回路基板10をリフロー処理する(第4リフローステップ)。
【0136】
上記の第3実装ステップからのステップを繰り返し行うことで、回路基板10上に電子部品20(22)を多段状に積層することができる。なお、回路基板10上のリフロー対象となる部位だけにリフロー処理を施すには、例えば、回路基板10の表側面に熱風を吹き付けると共に裏側面に冷風を吹き付けたり、積層される電子部品の上層の電子部品20の半田ボール26を小さくする(熱容量を小さくする)等の周知の手段を併用すればよい。
また、上記電子部品20(22)はBGAを一例として示したが、これに限らず、CSPは勿論、BGA上にQFP,SOP,SOJ(Small Out-line J-Leaded Package)等を積層する構成としても構わない。
【0137】
また、上記の電子部品20の半田ボール26を、複数回リフロー処理されたときの溶融防止のため、円柱状のピンと半田ボールとの組み合わせにより構成してもよい。即ち、図36に一例を示すように、一般的なPGA(Pin Grid Array)に見られるような耐熱性のピン28を端子として設け、このピン28のそれぞれに半田29を固着させた状態にするとよい。この構成によれば、図37にリフロー処理後の接続端子部の状態を示すように、半田29が溶融してピン28の周りに濡れ性を有して固まると共に、仮にピン28の長さが不揃いである場合でも、半田29がその長さの不足分を吸収して確実にランド24と接続される。即ち、回路基板10とピン28との隙間が長い場合は、固着された半田が溶融してこの隙間に充填されるようになり、隙間が短い場合は、ピン28の周面に多く半田が付着するようになる。また、ピン28の下端部を平面とすることで、電子部品20の姿勢が回路基板面から傾斜することなく安定して固定できる。さらに、再度のリフロー処理で高熱に晒されても、半田29はピン28の周りに表面張力により付着した状態を維持するので、電極間をショートさせることはない。
【0138】
さらに、上記の3次元実装方法における電子部品の位置合わせは、図38に示すように行うことが好ましい。図38は電子部品の位置合わせ手順を段階的に示す図で、平面図と側面図とを合わせて表示している。
まず図38(a)に示すように、回路基板10上に設けられた位置合わせ用の基板マーク40,40を認識カメラ135により検出する。この基板マーク40は、例えば回路基板10の対辺の対角線位置にそれぞれ設けられ、それぞれの基板マーク40,40を検出することで回路基板10の傾きや回転成分を認識する。そして、図38(b)に示すように、その認識結果に応じて装着ヘッドの移動量、吸着ノズルの回転量を制御することで、位置補正を施しつつ電子部品20を回路基板10上に実装する。次に、実装した電子部品20の上面に電子部品22を実装する。その際、ここでは実装する電子部品20の背面に位置合わせ用の基準マーク42,42を設け、この基準マーク42,42を検出することで位置補正を行う。即ち、この電子部品20背面の基準マーク42,42を図38(c)に示すように、電子部品20の実装後に認識カメラ135によって検出することにより、実装済みの電子部品20の実装位置ずれを検出し、この検出された電子部品20の実装位置ずれをキャンセルするように、図38(d)に示すように2段目の電子部品22を電子部品20の背面上に位置合わせして実装する。
【0139】
このように、電子部品20の背面に位置合わせ用の基準マーク42を設けることにより、回路基板10へ実装済みの電子部品20の背面に設けられたランド25の位置に、2段目の電子部品22の半田ボール26を高い位置合わせ精度で積層させることができ、高精度な部品背面上への実装が行える。
このとき、回路基板10上の基板マーク40と電子部品20上の基準マーク42は、同一の認識カメラ135により撮像してもよいが、合焦位置の異なる複数台の認識カメラを用いて、高さの異なる各マーク40,42を、それぞれカメラ切り換えを行って撮像する構成としてもよい。これにより、認識カメラ135の高さやレンズの合焦距離を調整する必要がなくなり、マーク検出を迅速に行うことができる。
【0140】
次に、このクリーム半田転写装置200のクリーム半田清掃作業について説明する。
クリーム半田転写装置200のスキージユニット216は、クリーム半田転写装置200の運転開始時、前回使用され各スキージに付着したクリーム半田が固化した可能性のある場合に、これを除去する清掃作業が必要となる。この清掃作業は、スキージユニット216を転写皿210から取り外して行うことが作業性向上の面で有利であるが、組み立て時における各部品の取り付け位置の再現性を高精度で行う必要があることから、従来は迅速に清掃できる構成にすることは困難とされてきた。
本実施形態のクリーム半田転写装置200の構成では、スキージユニット216を清掃作業効率の高い脱着式とし、且つ組み立て精度の再現性の高い構造して、クリーム半田の清掃作業を容易にしている。以下に、クリーム半田転写装置200の清掃作業の手順を順次説明する。
【0141】
まず、図12に示すスキージユニット216の2本のネジ270を緩め、一端部を支持している上側Vブロック268を取り外す。次に、図13に示す他端部のスキージ固定部材250の係合部274を固定しているネジ282を緩めて、図9に示すスキージ固定部材250を筐体214から取り外す。これにより、スキージユニット216は図11に示す単体の状態で取り出される。そして、このスキージユニット216のスキージ表面等に付着したクリーム半田を除去して、固化したクリーム半田が残らないように清掃する。
そして、クリーム半田が除去された清掃済みのスキージユニット126を、取り外し時とは逆に、係合部274のキー溝276が受け台280の突起278と嵌合されるように取り付けて、ネジ282を仮止めする。次にスキージ固定部材250に設けた埋め込みピン262を狭持させて、上側Vブロック268を下側Vブロック266にネジ270により取り付け、各ネジ282,270を締め付ける。
【0142】
このように、スキージ固定部材250の一方の端を係合部274のキー溝276の嵌合により拘束し、他方の端をVブロックにより支持することで、スキージ固定部材250にねじれを生じさせることなく固定することができる。このため、撹拌用スキージ222及び平面出し用スキージ224のスキージ先端を、転写皿210の皿面220に対して高い平行度で且つ高い位置精度で設置することが可能となる。
【0143】
以上説明したように、本実施形態のクリーム半田転写装置200によれば、転写皿の往路で撹拌用スキージが転写皿上のクリーム半田を撹拌し、転写皿の復路で平面出し用スキージが往路にて撹拌されたクリーム半田を所定の厚さに均し、その結果、転写皿上に平坦なクリーム半田転写面が形成される。このとき、撹拌用スキージの長手方向両端の皿面側に、皿面上のクリーム半田を撹拌用スキージの長手方向中央側へ掻き寄せる突出部を形成したことにより、平面出し用スキージの相対移動の後、再度、撹拌用スキージを相対移動させる際、前回の平面出し用スキージの相対移動時に平面出し用スキージの長手方向両端から溢れ出たクリーム半田を、形成された吐出部によってスキージ長手方向中央側へ掻き寄せることができる。これにより、クリーム半田が転写皿の皿面から溢れ出すことが防止される
【0144】
また、本実施形態の電子部品実装装置100によれば、複数の電子部品が載置された電子部品供給部から所望の電子部品を吸着ノズルにより吸着保持させ、この電子部品をヘッド移動部によって装着ヘッドを移動させることによりクリーム半田転写装置の転写皿上に位置させる。そして、装着ヘッドを昇降動作させて電子部品の端子部を転写皿上のクリーム半田転写面に漬けて電子部品にクリーム半田を転写する。これにより、電子部品にクリーム半田を均一に転写することができ、このクリーム半田が転写され電子部品を所定の位置に実装することができる。
【0145】
さらに、本実施形態の電子部品実装装置に使用される電子部品(半導体装置)は、電子部品の背面側に、電子部品の接続端子に対応する位置に端子接続用のランドを設けたことにより、下段側の電子部品のランドと、上段側の電子部品の接続端子とを位置合わせして電子部品を積層することで、電子部品を積層構造体として構成することができる。これにより、電子部品の実装効率が高められ、より高密度な実装が可能となる。
なお、本実施形態においては、移載ヘッド128をX−Y平面内で移動させる電子部品実装装置100を一例として示しているが、これに限らず、ロータリータイプの電子部品実装装置であってもよい。ロータリータイプの電子部品実装装置は、ヘッドが円筒カムで構成され例えば10ステーションを位置決めしつつ移動し、XYテーブルで回路基板を所定位置に移動・位置決めし、電子部品を実装するものである。
また、上記クリーム半田転写装置200は、クリーム半田を転写する以外にも、例えばフラックス、銀ペースト、導電ペースト等の粘性流体を転写する装置とすることができる。
【0146】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第2実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、スキージユニット216の平面出し用スキージの先端形状に特徴を有している。
即ち、本実施形態の平面出し用スキージ290は、前述の第1実施形態同様の平板状の細長形状であって、図39にその先端部を拡大して示すように、先端部が単純なV字型にカットされた形状に形成されている。この平面出し用スキージによれば、余分なクリーム半田が角部290aで下方に落下して戻される。このため、クリーム半田がスキージ290の上方に伝って上がってくることが抑止される。また、形状を単純なV字型とすることで、スキージの製造コストを低減できる。
さらに、この実施形態の変形例として、図40に示す平面出し用スキージの形状であってもよい。この平面出し用スキージ292の先端部には、V字型にカットされた角部292aが形成され、さらにスキージの進行方向前方の傾斜面の途中には、外方へ突起する断面鈍角の角部292bがこのスキージの長手方向に亘って形状されている。従って、スキージ先端部からスキージの進行方向に向けて角部292a、角部292b、角部292cがそれぞれ形成されている。
【0147】
この平面出し用スキージ292によれば、図40(a)にスキージ移動時の様子を示すように、クリーム半田が角部292aによって加圧されつつ延ばされ、均一なクリーム半田厚みの層を形成すると共に、角部292aと角部292bとの間の傾斜面に沿って余分なクリーム半田が撹拌され、角部292bでクリーム半田が下方に落下して戻される。ここで、仮に角部292bから上方に伝って上がる余分なクリーム半田があったとしても、図40(b)に示すように角部292cによってクリーム半田が下方に落下して戻される。このように、クリーム半田がスキージ292の上方に伝わり上がることが確実に防止され、撹拌されたクリーム半田が常に均一な厚みで盛り付けられる。
【0148】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第3実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、スキージユニット216の平面出し用スキージ294の先端近傍に、クリーム半田の盛り付けを安定化させる圧力発生部材296を設けている。図41に圧力発生部材296の取り付け構成を表す側面図を示した。このスキージ294と圧力発生部材296とは、それぞれが独立して支持されることで、これらの取り付け相対位置を調整可能にしている。
圧力発生部材296は断面円形の棒体であり、図示しないブラケットに取り付けられて、平面出し用スキージ294の先端近傍でスキージ294の長手方向に亘ってスキージ294と平行に支持されている。また、圧力発生部材296は、金属、セラミック、硬質プラスチック等の高剛性材料により形成され、撓みの発生を小さく抑えている。
【0149】
この圧力発生部材296は、スキージ294が転写皿210の皿面220との間に僅かな隙間Sの狭隘路298を形成し、スキージ294との間にも、ローリングするクリーム半田の流路となる隙間Tの流路299を形成している。これら狭隘路298,流路299の隙間S,Tは、例えば1mmから3mm程度の範囲で設定される。
【0150】
このような隙間S,Tを形成する圧力発生部材296を備えることにより、スキージ294の移動に伴ってローリングするクリーム半田は、狭隘路298及び流路299を通過するクリーム半田が、他の領域よりも高圧状態となる。その結果、スキージ294と転写皿210の皿面220との隙間に均一且つ安定してクリーム半田が押し出され、より均一な厚みのクリーム半田転写面を形成できる。また、スキージ速度が速い場合であっても、クリーム半田を安定して所定厚さで皿面220に盛り付けることができる。
ここで、圧力発生部材296の形状は丸棒に限定されるものではなく、断面半円状や断面楔形状等の種々の形状のものを利用することができる。また、圧力発生部材296は、転写皿210の皿面220からの最大高さhmaxがクリーム半田転写面形成時におけるクリーム半田のローリング高さhrよりも低く、形成中はローリング中のクリーム半田内に埋没するように設けられる。
さらに、本実施形態の圧力発生部材296を撹拌用スキージ222に設けてもよく、これにより撹拌効果を一層向上させることができる。
【0151】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第4実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、スキージユニット216の撹拌用スキージに形成される突出部を、スキージの両端部とその間で複数箇所に設けた構成としている。
図42に本実施形態の撹拌用スキージ340の形状を示した。図42(a)は正面図で、(b)は側面図である。また、図43は図42のF−F断面図である。なお、図42(b)中の斜線部は撹拌用スキージ340の最下面を示している。
図42,図43に示すように、板状の撹拌用スキージ340は、その長辺の片側にスキージ固定部材250への取り付け孔340aが設けられ、長手方向両端部の図42(a)に示す下端のクリーム半田の押し当て側となる皿面側には、クリーム半田をスキージ移動に伴ってスキージ長手方向中央側へ掻き寄せるテーパ面342aを有する縦断面が三角形状の突出部342が形成されている。さらに、両突出部342の間には、同じく縦断面が三角形状の中間突出部344を複数設けることで櫛歯状に形成されている。この撹拌用スキージ340は所定角度θsだけスキージ進行方向前方へ傾倒した状態で使用されるため、スキージ340の突出部342及び中間突出部344を図43に示すように角度θsでカットしている。
【0152】
この中間突出部344は、移載ヘッド128に備わる装着ヘッド138の数に応じて、適当数設けることが好ましい。本実施形態においては、4個の装着ヘッド138a,138b,138c,138d(図28参照)を用いているため、合計4列のクリーム半田出口が形成されるように3個の中間突出部344を設けている。
【0153】
ここで、図44は、本実施形態の撹拌用スキージ340を用いて転写皿210上にクリーム半田転写面を形成する様子を示した説明図である。図44を参照して本実施形態の撹拌用スキージ340の作用を説明する。
まず、図44(a)に示すように、クリーム半田30を転写皿210の皿面220におよそ均等に載置する。次いで図44(b)に示すように、本実施形態の撹拌用スキージ340を図中左側へ移動させてクリーム半田30を撹拌しつつ皿面220に盛り付ける。このとき、クリーム半田は中間突出部344によって盛り付け位置が分断され、図では4列の帯状にクリーム半田が盛り付けられる。換言すると、クリーム半田が転写皿の皿面から部分的に掻き取られ、撹拌効果が一層向上することになる。
さらに、図44(c)に示すように、平面出し用スキージ224を図中右側に移動させると、皿面220には均一な厚みのクリーム半田転写面が得られる一方、余剰のクリーム半田が平面出し用スキージ224の両端側から溢れ出し、皿面220の端部に余剰クリーム半田32として盛り付けられる。この余剰クリーム半田32は、図23に示す第1実施形態の場合と同様に撹拌用スキージ340を図中左側へ再度移動させることにより、撹拌用スキージ340の長手方向中央側に掻き寄せられ、図44(b)と同様に皿面220の中央部付近に十分撹拌された状態で再度盛り付けられる。
【0154】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第5実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、前述の第4実施形態で示した撹拌用スキージ340に設けた複数の中間突出部344を、その形状がスキージ進行方向に対してクリーム半田の流路が先絞り状となるように形成している。
図45に本実施形態の撹拌用スキージ350の形状を示した。図45(a)は正面図で、(b)は側面図である。また、図46は図45のG−G断面図である。
図45,図46に示すように、撹拌用スキージ350は先述の第4実施形態同様に櫛歯状に形成され、スキージ固定部材250への取り付け孔350aと、テーパ面352aを有する縦断面が三角形状の突出部352と、同じく縦断面が三角形状の複数の中間突出部354が形成されている。また、スキージ350の突出部352及び中間突出部354は、図46に示すように角度θsでカットされている。そして、中間突出部354は、図45(b)に示すように、突出部352と中間突出部354との間、及び中間突出部354同士の間で、スキージ移動に伴ってクリーム半田をそれぞれの隙間の中央側へ掻き寄せるテーパ面354aが形成されている。そして、図45(b)中の斜線部に撹拌用スキージ350の端部を示すように、最下面が三角形状に形成され、スキージ進行方向に対してクリーム半田の流路を狭める先絞り状となるようにテーパ面354が傾斜している。
【0155】
本実施形態の撹拌用スキージ350の形状によれば、撹拌用スキージ350の進行方向手前側の突出部352及び中間突出部354がスキージ面に対して傾斜したテーパ面352a,354aとなっているため、クリーム半田が円滑に各隙間に流れ込むようになり、撹拌用スキージ350の幅方向両端からクリーム半田が溢れ出すことがより確実に防止される。また、撹拌用スキージ350の移動に伴って、各隙間を流れるクリーム半田の流路が狭められ、クリーム半田の撹拌作用が一層強力なものとなる。
【0156】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第6実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、転写皿210の皿面220上に盛り付けられるクリーム半田のクリーム半田転写面の高さを、皿面220から所定の高さに予め設定している。
図47は、本実施形態におけるクリーム半田転写時の様子を示す図で、転写皿210の皿面220上のクリーム半田30と吸着ノズル134に吸着された電子部品20の半田ボール26との関係を示している。即ち、本実施形態の転写皿210の皿面220上のクリーム半田の転写面の高さhcは、電子部品20を吸着した吸着ノズル134を皿面220に押し付けたときに、電子部品20の半田ボール26がその半径r以下の高さ、好ましくは0.8rの高さまで漬かる高さに設定されている。
【0157】
この場合は、クリーム半田の転写面の高さhcは、平面出し用スキージ224先端部と転写皿210の皿面220との隙間によって決定され、この高さhcの制御は平面出し用スキージ224の高さを調節することによって行われる。即ち、初期調整時において、図7に示すアームストッパー232のネジ234を、転写皿210の皿面220から平面出し用スキージ224が高さhc分浮かされるように下方に突出させておく。これにより、揺動アーム226の揺動時に揺動規制用アーム226dがネジ234先端に当接して、平面出し用スキージ224の皿面220からの高さは、hc分が保時される。
【0158】
このようにクリーム半田の転写面の高さhcを規定の高さの設定することにより、電子部品20の端子部が転写皿210の皿面220に当接するまで吸着ノズル134を皿面220へ向けて押し当てる簡単な動作だけで、適切量のクリーム半田を電子部品20に付与することができる。
【0159】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第7実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、転写皿の皿面上にクリーム半田を盛り付ける際、クリーム半田転写面の高さが常に一定に形成できるように、平面出し用スキージ224を懸架して上方へ浮かすための段付き部を設けている。
【0160】
図48に本実施形態の転写皿360の断面と転写皿360に摺接される平面出し用スキージ224を示した。本実施形態の転写皿360のスキージ渡し方向の両端には、平面出し用スキージ224を高さhcだけ上方へ浮かすための段付き部362が皿面364から突起してスキージの移動方向に沿って設けられている。この段付き部362に平面出し用スキージ224の下側先端部が摺接することにより、平面出し用スキージ224と転写皿360の皿面364との間に形成された高さhcの隙間によって、クリーム半田が延ばされる。従って、クリーム半田は均一な厚み(高さhc)に形成されると共に、皿面364に対して平行なクリーム半田転写面が安定して形成される。
【0161】
図49に、形成されたクリーム半田転写面で吸着ノズル134により吸着した電子部品20へクリーム半田を転写する様子を示した。この図に示すように電子部品20の端子部(半田ボール26)が転写皿360の皿面364に当接するまで吸着ノズル134を皿面364へ向けて押し当てることで、適切量のクリーム半田が電子部品20に付与される。ここで、高さhcは、半田ボール26の半径r以下の高さ、好ましくは半田ボール26下端から0.8rの高さに設定される。なお、平面出し用スキージ224は前述の第1実施形態のものが使用できるが、これに限らず、単純な平板状のスキージを用いて構成を簡略化してもよい。
【0162】
また、本実施形態の転写皿360は、深底状に構成してもよい。この場合の段付き部は、単にクリーム半田転写面を平坦化するために用いられる。即ち、図50に示すように転写皿370の皿面374から半田ボール26の半径rより高い位置に段付き部372を設け、この段付き部372に平面出し用スキージの下側先端部を当接させて移動することで、段付き部372と面合わせされた平坦なクリーム半田転写面を得る。得られたクリーム半田転写面に、電子部品20の半田ボール26が所定高さhcクリーム半田に漬かるように、詳細には、半田ボールの半径r以下の高さ、好ましくは半田ボール26下端から0.8rの高さにまで電子部品20の半田ボール26が漬かるように吸着ノズル134を下降させる。これにより、適切量のクリーム半田が電子部品20に付与される。このときの吸着ノズル134の下降量は、例えば段付き部372の高さhsを測長センサにより予め検出することで正確に設定される。
【0163】
この構成によれば、十分な量のクリーム半田が転写皿370上に盛られるため、薄く延ばされる場合と比較してクリーム半田の乾きが遅くなり、自動撹拌制御のサイクルを長めに設定することができ、クリーム半田転写面の保持が容易となる。
【0164】
また、本実施形態の変形例として平面出し用スキージに段付き部を設けた構成を図51に示した。この図に示すように、本変形例の平面出し用スキージ380の両端部に高さhc分が突出された段付き部382を形成することで、段付き部382を転写皿210の皿面220に当接させた際、皿面220と平面出し用スキージ380の下側先端部384との間に高さhcの隙間を形成する。この場合、転写皿210の構成は第1実施形態のものと同様のものが使用できる。
この平面出し用スキージ380を用いることにより、転写皿210の皿面220上に、前記隙間から所望の高さhcでクリーム半田30を簡単に盛り付けることができる。そして、図52にクリーム半田の転写時の様子を示すように、形成されたクリーム半田転写面に電子部品20を押し付けることで、適正量のクリーム半田を電子部品20に付与することができる。
【0165】
上記説明した本実施形態及びこの変形例の構成によれば、平面出し用スキージ224,380の高さを図7に示すアームストッパー232により微調整する必要がなくなり、調整作業を大幅に簡略化できる。つまり、転写皿360,370の段付き部362,372に平面出し用スキージ224を押し当てることで、また、平面出し用スキージ380の段付き部382を転写皿210の皿面220に押し当てることで、平面出し用スキージと転写皿の皿面との間に所定高さの隙間を微調整を要することなく簡単にして得ることができる。なお、クリーム半田転写面の厚さを変更するには、上記段付き部の高さを変更すればよく、段付き部の高さを幾つか変更して形成した平面出し用スキージや転写皿を予め複数用意しておき、電子部品の種類に応じて、適宜所望の高さとなるものを選択的に組み合わせて用いればよい。
【0166】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第8実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置は、転写皿の皿面をスキージ渡し方向に延長することで、同一のクリーム半田転写面において複数の装着ヘッドを同時に転写動作させ得る回数を増加できるように構成している。
図53に本実施形態のクリーム半田転写装置の転写皿390の平面図を示した。転写皿390は、複数の装着ヘッドを備えたマルチヘッドによる同時転写動作を複数回行い得るように、皿面392をマルチヘッドの装着ヘッド並び幅の2倍より大きい幅に形成している。図53には一例として、4本の装着ヘッドによる同時転写動作をクリーム半田転写面の領域A1,A2に示すように2回実行可能にした構成を示している。
【0167】
また、転写皿390を幅広に形成することに伴って、撹拌用スキージ394及び平面出し用スキージ396も長尺に形成しているが、これに限らず、複数のスキージを組み合わせて、実質的に長尺となるように構成してもよい。
このように、本実施形態のクリーム半田転写装置によれば、転写皿390の皿面392を幅広に形成することでマルチヘッドによる同時転写動作が複数回可能となり、電子部品の実装動作が円滑に行われて実装タクトを短縮することができる。
【0168】
次に、本発明に係る粘性流体転写装置の第9実施形態を説明する。
本実施形態の粘性流体(クリーム半田)転写装置400は、ベルトコンベヤのベルト面上にクリーム半田を撹拌しつつ盛り付けて、新しいクリーム半田転写面を連続的に形成可能とした構成になっている。
【0169】
まず、クリーム半田転写装置400の構成を説明する。
図54に本実施形態のクリーム半田転写装置400の概略的な構成を、図55に図54のH−H断面図、図56に図54のI−I断面における部分断面図を示した。
図54〜図56に示すように、本実施形態のクリーム半田転写装置400は、両端がプーリ410,412に懸架され平坦なベルト面414を有するベルトコンベヤ416と、一方のプーリ410を一方向に回転駆動する図示しないモータと、ベルトコンベヤ416の動作に伴ってクリーム半田30を撹拌する撹拌機構418と、撹拌機構418によって撹拌されたクリーム半田30をベルトコンベヤ416のベルト面414上に均一な厚みで盛り付けるスキージ420とを備えたベルト式転写面形成機構430を、複数列(図では4列)に配列して構成している。
【0170】
クリーム半田転写装置400の上面には、ベルトコンベヤ416のベルト面414上に形成されたクリーム半田転写面と同一高さとなるように設けられ、且つ各ベルト式転写面形成機構430,430,…に対してそれぞれ開口窓432a,432a,…が形成された天板432が取り付けられている。また、クリーム半田転写装置400の端部上面には、クリーム半田供給口434がそれぞれに設けられ、適当量のクリーム半田が装置内に充填される。
なお、モータは、各ベルト式転写面形成機構430のプーリ410を一括して回転駆動するものであってもよい。
【0171】
次に、上記構成のクリーム半田転写装置400によるクリーム半田転写面の形成と電子部品へのクリーム半田の転写動作を説明する。
まず、図55に示すように、クリーム半田供給口434に所定量のクリーム半田を装置内に充填し、モータによりプーリ410を回転駆動する。これによりベルトコンベヤ416のベルト面414がプーリ410,412間を図中矢印方向に移動する。供給されたクリーム半田30は、例えばプーリ410に従動して回転駆動され複数枚の撹拌板が半径方向に設けられた撹拌機構418によって撹拌され、プーリ410に巻回されたベルト面414に盛られる。そして、盛られたクリーム半田は、プーリ410の回転に伴いスキージ420によって所定の厚みでベルト面414に平坦に盛り付けられる。
【0172】
このベルト面414は、図54,図56に示すように、天板432の開口窓434aによってベルト面414の幅方向の一部が開口されており、この開口直下のベルト面414にクリーム半田が平坦に盛り付けられることになる。また、このクリーム半田は、天板432の厚みと同じ高さにまで盛り付けられる。そして、プーリ410を連続的に回転することで、ベルト面414が移動して所定の厚みのクリーム半田転写面が連続して形成される。
【0173】
次に、形成されたクリーム半田転写面に対して、装着ヘッドの吸着ノズル134に吸着された電子部品20を押し当ててクリーム半田の転写動作を行う。図57に、本実施形態のクリーム半田転写装置400によりクリーム半田を電子部品に転写する手順を段階的に示した。
クリーム半田の転写に際しては、まず、図57(a)に示すように吸着ノズル134側方に設けたレーザ変位センサ等の測長センサ436により、クリーム半田転写面近傍の天板432までの高さ情報を検出し、図57(b)に示すように吸着ノズル134をクリーム半田転写面直上に移動させた後、図57(c)に示すように測長センサ436により得られた高さ情報に基づいて、吸着ノズル134を下降させて電子部品20にクリーム半田30を転写する。
【0174】
本実施形態のクリーム半田転写装置400によれば、クリーム半田転写面が所定位置に連続して形成されるため、電子部品を押し当てる転写位置を転写動作の度に変更することなく、また、常に新しいクリーム半田転写面が連続的に露出されるため、クリーム半田の転写動作を単純化でき、実装タクトを短縮することができる。
【0175】
【発明の効果】
本発明に係る粘性流体転写装置によれば、粘性流体を盛り付ける平面状の皿面を有する転写皿と、皿面上の粘性流体を撹拌する平板状の撹拌用スキージと、この撹拌された粘性流体を平坦に均す平板状の平面出し用スキージと、これらのスキージを離間させて並列に固定すると共に転写皿の上方で両端が揺動可能に軸支されたスキージ固定部材とを有するスキージユニットと、スキージが転写皿の皿面に沿って相対移動するように転写皿を往復動させる転写皿移動機構と、撹拌用スキージが往路で平面出し用スキージが復路で前記皿面に近接するようにスキージユニットを揺動させるスキージ駆動機構とを備えることにより、転写皿の往路で撹拌用スキージが転写皿上の粘性流体を撹拌し、転写皿の復路で平面出し用スキージが往路にて撹拌された粘性流体を所定の厚さに均すことで、転写皿上に平坦な粘性流体転写面を形成することができる。
【0176】
本発明に係る粘性流体転写方法によれば、転写皿上に盛り付けた粘性流体を皿面上で撹拌用スキージを順方向に相対移動させることで撹拌し、その後、皿面上で平面出し用スキージを逆方向に相対移動させることで撹拌された粘性流体を均して平坦な粘性流体転写面を形成し、この粘性流体転写面に電子部品の端子部を漬けることで粘性流体を電子部品に転写する。これにより、2枚のスキージを交互に相対移動させて平坦な粘性流体転写面を安定して形成することができ、電子部品の端子部へ均一に粘性流体を転写することができる。
【0177】
本発明に係る電子部品実装装置によれば、複数の電子部品を載置して所望の電子部品を供給する電子部品供給部と、電子部品を脱着自在に吸着保持する吸着ノズルと、吸着ノズルを昇降自在に保持する装着ヘッドと、装着ヘッドを水平面内で移動させるヘッド移動部と、粘性流体を転写皿上で均して平坦な粘性流体転写面を形成する粘性流体転写装置とを備え、電子部品供給部で吸着した電子部品を粘性流体転写装置の転写皿上に移動させ、装着ヘッドの昇降動作により電子部品の端子部を粘性流体転写面に漬けることで、電子部品に粘性流体を均一に転写することができ、この粘性流体が転写された電子部品を所定の位置に実装することができる。
【0178】
本発明に係る電子部品実装方法によれば、装着ヘッドの吸着ノズルに電子部品を吸着する一方、粘性流体を転写皿上で均して粘性流体転写面を形成して、電子部品の吸着された装着ヘッドを粘性流体転写面の上方位置に移動することにより、粘性流体の転写準備が完了し、次いで、電子部品の端子部が粘性流体転写面に漬かるまで吸着ノズルを下降させることで、端子部に粘性流体が転写され、その後、吸着ノズルを上昇させると共に、装着ヘッドを所定の実装位置に移動させることにより、粘性流体の転写された電子部品が実装位置上方位置され、ここで吸着ノズルを下降させることで、端子部に粘性流体が転写された電子部品を実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粘性流体転写装置を備えた電子部品実装装置の斜視図である。
【図2】電子部品実装装置の移載ヘッドの拡大斜視図である。
【図3】電子部品実装装置の動作を説明するための概略的な平面図である。
【図4】電子部品を多段状に実装する3次元実装方法を示す図である。
【図5】電子部品実装装置に取り付けられ、電子部品にクリーム半田を転写するためのクリーム半田転写装置の概略的な構成を示す斜視図である。
【図6】クリーム半田転写装置の一部を断面で示した側面図である
【図7】揺動アームの揺動規制用アームと、撹拌用スキージ及び平面出し用スキージと、アームストッパーとの位置関係を拡大して示した図である。
【図8】図7のA方向矢視図である。
【図9】スキージユニットの上視図である。
【図10】クリーム半田転写装置の電子部品実装装置への取り付け側から見た側面図である。
【図11】スキージユニットの側面図である。
【図12】図10のB方向から見た埋め込みピンの支持構造の分解図(a)と、これを組み立てた状態でのB方向矢視図(b)である。
【図13】図10のC−C断面で見た係合部の支持構造の分解図(a)と、これを組み立てた状態でのC−C断面図(b)である。
【図14】撹拌用スキージ及び平面出し用スキージの長さを比較した図である。
【図15】平面出し用スキージの形状を示す図で、(a)は正面図、(b)はD−D断面図である。
【図16】平面出し用スキージの掻き取り時の様子を示す図である。
【図17】撹拌用スキージの形状を示す図で(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図18】図17のE−E断面図である。
【図19】撹拌用スキージのクリーム半田押し当て側両端部を拡大して示した斜視図である。
【図20】スキージ移動に伴うクリーム半田の流れを説明する図である。
【図21】クリーム半田転写装置の動作を段階的に示した説明図である。
【図22】クリーム半田転写装置の動作を段階的に示した説明図である。
【図23】クリーム半田転写装置を用いてクリーム半田の転写面を形成する様子を段階的に示した説明図である。
【図24】吸着ノズルの構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は一部断面で示した側面図である。
【図25】水平面から傾斜された転写皿の皿面上で、電子部品へクリーム半田を転写する様子を示す図である。
【図26】水平面から傾斜された面上に載置された電子部品を吸着する様子を示す図である。
【図27】吸着部品矯正部材の先端部の間隔を広げた状態を示す図である。
【図28】吸着ノズルを用いて、クリーム半田転写装置の転写皿の皿面上のクリーム半田を電子部品に転写する様子を示す図である。
【図29】クリーム半田転写後の半田ボールの拡大図である。
【図30】半田ボールの押し込み深さを示す図である。
【図31】複数回の転写動作を同一のクリーム半田転写面で行う様子を示す図である。
【図32】複数回の転写動作を同一のクリーム半田転写面で行う他の様子を示す図である。
【図33】図31に示す転写動作と図32に示す転写動作を組み合わせて転写動作を行った様子を示す図である。
【図34】3次元実装を行う電子部品の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図35】3次元実装方法の手順を説明する図である。
【図36】電子部品の半田ボールを、ピンと半田ボールとの組み合わせにより構成した一例を示す図である。
【図37】リフロー処理後の接続端子部の状態を示す図である。
【図38】3次元実装方法における電子部品の位置合わせ方法を説明する図である。
【図39】第2実施形態に係る平面出し用スキージの先端部を拡大して示す図である。
【図40】第2実施形態の変形例としての平面出し用スキージの形状とスキージ移動時の様子を示す図である。
【図41】第3実施形態に係る圧力発生部材の取り付け構成を表す側面図である。
【図42】第4実施形態に係る撹拌用スキージの形状を示す図である。
【図43】図42のF−F断面図である。
【図44】撹拌用スキージを用いて転写皿上にクリーム半田転写面を形成する様子を示した説明図である。
【図45】第5本実施形態に係る撹拌用スキージの形状を示す図である。
【図46】図45のG−G断面図である。
【図47】第6実施形態におけるクリーム半田転写時の様子を示す図である。
【図48】第7実施形態における転写皿の断面と転写皿に摺接される平面出し用スキージを示す図である。
【図49】形成されたクリーム半田転写面で吸着ノズルにより吸着した電子部品へクリーム半田を転写する様子を示す図である。
【図50】転写皿の皿面から半田ボールの半径より高い位置に段付き部を設けた構成を示す図である。
【図51】第7実施形態の変形例としての平面出し用スキージに段付き部を設けた構成を示す図である。
【図52】クリーム半田の転写時の様子を示す図である。
【図53】第8実施形態に係るクリーム半田転写装置の転写皿を示す平面図である。
【図54】第9実施形態に係るクリーム半田転写装置の概略的な構成を示す図である。
【図55】図54のH−H断面図である。
【図56】図54のI−I断面における部分断面図である。
【図57】クリーム半田転写装置によりクリーム半田を電子部品に転写する手順を段階的に示す図である。
【図58】従来の電子部品のパッケージ技術における両面実装状態を示す図である。
【図59】従来のフラックスの転写面を形成する装置を示す図である。
【図60】従来のフラックスの転写面を形成する装置を示す図である。
【図61】クリーム半田がその粘性によってスキージ上方に伝って上がってくる様子を示す図である。
【図62】傾斜した皿面を有する転写皿を用いて電子部品へクリーム半田を転写させる様子を示す図である。
【図63】吸着ノズル先端部にゴムパッドを取り付けてクリーム半田表面に電子部品を押し込む際に、押し込み深さの制御が不能になる様子を示す図である。
【符号の説明】
10 回路基板
20,22 電子部品
24 ランド
26 半田ボール
28 ピン
29 半田
30 クリーム半田(粘性流体)
32 余剰クリーム半田
40 基板マーク
42 基準マーク
100 電子部品実装装置
122,124 Yテーブル
126 スキージユニット
126 Xテーブル
128 移載ヘッド
130 パーツフィーダ
132 パーツトレイ
134 吸着ノズル
135 認識カメラ
136 認識装置
138a,138b,138c,138d 装着ヘッド
200 クリーム半田転写装置(粘性流体転写装置)
210 転写皿
212 係止具
216 スキージユニット
216 スキージ固定部材
218 転写ユニット
220 皿面
220 転写皿
222 撹拌用スキージ
224 平面出し用スキージ
224b 曲面凸部
224c 曲面凹部
226 揺動アーム
226c,226d 揺動規制用アーム
228 水平駆動機構
230,232 アームストッパー
234 ネジ
234a 矢印
236 円筒リング
238 固定ネジ
242 回転調整用レバー
250 スキージ固定部材
260 嵌合穴
262 埋め込みピン
266 下側Vブロック
268 上側Vブロック
274 係合部
276 キー溝
278 突起
280 受け台
290 平面出し用スキージ
290a 角部
292 平面出し用スキージ
292a,292b,292c 角部
294 平面出し用スキージ
296 圧力発生部材
298,299 流路
310 突出部
310a テーパ面
322 ゴムパッド
324a,324b 先端部
326a,326b 吸着部品矯正部材
340 撹拌用スキージ
342 突出部
342a テーパ面
344 中間突出部
350 撹拌用スキージ
350a 取り付け孔
352 突出部
352a テーパ面
354 中間突出部
354a テーパ面
360 転写皿
362 段付き部
364 皿面
370 転写皿
372 段付き部
374 皿面
380 平面出し用スキージ
382 段付き部
384 下側先端部
390 転写皿
392 皿面
394 撹拌用スキージ
396 平面出し用スキージ
400 クリーム半田転写装置(粘性流体転写装置)
410,412 プーリ
414 ベルト面
416 ベルトコンベヤ
418 撹拌機構
420 スキージ
430 ベルト式転写面形成機構
432 天板
432a,432a 開口窓
434a 開口窓
436 測長センサ
A1,A2 領域
c 皿面上のクリーム半田の転写面の高さ
1,L2 スキージ長さ
3 出口側開口長さ
r 半田ボール半径
S,T 隙間
Δh 転写皿縁部とクリーム半田転写面との高さの差
θs 傾倒角度

Claims (2)

  1. 電子部品の接続端子に粘性流体を転写するための平坦な粘性流体転写面を形成する粘性流体転写装置であって、粘性流体を盛り付ける平面状の皿面を有する転写皿と、前記皿面上の粘性流体を撹拌する平板状の撹拌用スキージ、及びこの撹拌された粘性流体を平坦に均す平板状の平面出し用スキージ、並びにこれらのスキージを離間させて並列に固定すると共に前記転写皿の上方で両端が揺動可能に軸支されたスキージ固定部材とを有するスキージユニットと、前記スキージが前記転写皿の皿面に沿って相対移動するように前記転写皿を往復動させる転写皿移動機構と、前記撹拌用スキージが往路で、前記平面出し用スキージが復路で前記皿面に近接するように前記スキージユニットを揺動させるスキージ駆動機構とを備え、
    前記撹拌用スキージの長手方向両端の皿面側に、皿面上の粘性流体を前記撹拌用スキージの長手方向中央側へ掻き寄せる突出部を形成し、
    前記突出部が、前記スキージの厚み内でスキージ進行方向前方から後方に向けて粘性流体の流路を狭める方向に傾斜したテーパ面を有することを特徴とする粘性流体転写装置。
  2. 電子部品を吸着保持して所定の実装位置に実装する電子部品実装装置において、複数の電子部品を載置して所望の電子部品を供給する電子部品供給部と、電子部品を脱着自在に吸着保持する吸着ノズルと、前記吸着ノズルを昇降自在に保持する装着ヘッドと、前記装着ヘッドを水平面内で移動させるヘッド移動部と、粘性流体を転写皿上で均して平坦な粘性流体転写面を形成する前記請求項1記載の粘性流体転写装置とを備え、前記電子部品供給部で吸着した電子部品を前記粘性流体転写装置の転写皿上に移動させ、前記装着ヘッドの昇降動作により前記電子部品の端子部を前記粘性流体転写面に漬けることで、電子部品に粘性流体を転写することを特徴とする電子部品実装装置。
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