JP4691951B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような転写搬送ベルトを用いた転写装置では、従来のコロナ帯電方式と比べて、高電圧電源を必要としないことから装置の小型化や製造コストの低減化が可能である。またオゾンの発生が極めて少なく、加えて、紙粉やトナー等の付着による汚れに対しても転写性能が安定している等の利点もある。さらに、転写搬送ベルト周りをユニット化して、感光体ドラムと接離可能に構成したり、画像形成装置の前面側から引き出せるように構成することも可能であることから、記録紙の搬送経路において紙詰まり(ジャム)が生じた場合にジャム処理が容易である。また、画像形成装置の占有面積の縮小化を図ることも可能である。
このようなクリーニングブレードとその上流側に配置したスポンジロール等とによって転写搬送ベルト表面をクリーニングする方式では、まずスポンジロール等が転写搬送ベルト表面と摺擦することでトナーや紙粉等を除去し、そこで除去しきれなかったトナー等をクリーニングブレードで完全に除去するので、転写搬送ベルト表面を効果的にクリーニングすることができる利点を有している。ところが、このような構成では、例えば画像比率の少ない画像を連続的にプリントする場合等においては、転写搬送ベルト表面に付着するトナー等も少なくなるので、スポンジロール等でトナー等が除去された後に、クリーニングブレードにまで達するトナー等は極めて少量となる。その場合には、クリーニングブレードと転写搬送ベルトとの当接部において潤滑剤として作用するトナーの滞留量が少なくなり、クリーニングブレードと転写搬送ベルト表面との間の摩擦力が高まることとなる。その結果、クリーニングブレードの先端部が転写搬送ベルトの移動に引き摺られて湾曲する、所謂「ブレードめくれ」が生じ易くなるという問題がある。
また、転写搬送ベルトに感光体ドラムから積極的にトナーを供給することは、トナーを無駄に消費させるだけでなく、ベルトクリーニング装置における回収トナー量も増加することから、廃トナーを処理するためのメンテナンスの頻度を多くする必要が生じるという不都合もある。
また、他の目的は、トナーの無駄な消費を抑制するとともに、メンテナンスの頻度を最少限に抑えることにある。
また、温度および湿度を検知する温湿度検知手段をさらに備え、クリーニングブラシは、温湿度検知手段により検知された温度および湿度に基づいて、転写搬送ベルトの移動方向と逆方向に回転するタイミング、頻度、回転時間、および回転量のいずれかまたは複数を可変とすることを特徴とすることができる。さらに、クリーニングブラシは、長手方向の長さがクリーニングブレードの長手方向の長さよりも長いことを特徴とすることもできる。また、クリーニングブラシは、抵抗値が8.0logΩ以下であることを特徴とすることもできる。
さらに、クリーニングブラシは、転写搬送ベルトが張架ロールにラップされる領域にて、転写搬送ベルトと当接することを特徴とすることができる。特に、クリーニングブラシおよび張架ロールは、接地されていることを特徴とすることができる。
また、転写搬送ベルトは、表面抵抗値が7.0〜9.0logΩであることを特徴とすることができる。さらには、クリーニングブラシは、抵抗値が8.0logΩ以下であることを特徴とすることができる。
[実施の形態1]
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、矢印A方向に回転するトナー像担持体の一例としての感光体ドラム10の周囲に、感光体ドラム10を帯電する帯電器11、感光体ドラム10上に静電潜像を書込むレーザ露光器12(図中露光ビームを符号Bmで示す)、トナーが収容されて感光体ドラム10上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器13、転写ニップ部15における静電転写に先立ち感光体ドラム10上のトナー像を帯電する転写前帯電器14、感光体ドラム10上に形成されたトナー像を転写ニップ部15において記録紙である記録紙(用紙)Pに転写する転写ユニット20、転写ニップ部15の下流側において感光体ドラム10に近接して配置された画像濃度の調整を行うための画像濃度センサ18、静電転写後の残留トナーの帯電量を低減するクリーニング前帯電器16、感光体ドラム10上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17等の電子写真用デバイスが配設されている。さらには、用紙Pに転写された未定着トナー像を定着する定着器60、各装置(各部)の動作を制御する制御部30を備えている。
形成された静電潜像は、現像器13によりマイナス帯電されたトナーが反転現像される。すなわち、例えば重合法により作成され、形状係数SF1が100〜140のトナーと、磁性粒子からなるキャリアとが混合した現像剤を担持した現像剤担持体(現像スリーブ)13aに、図示しない電源から直流電圧からなる現像バイアス、または交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアスが印加されて、感光体ドラム10との間に現像電界が形成される。それによって、現像スリーブ13a上のトナーが静電潜像の画像部(露光部)に転移し、静電潜像が可視像化される。
なお、このとき、転写ロール24には最適な転写バイアスが定電流制御方式で印加される。また、その際の転写ロール24から供給される最適な転写電流は、プロセススピード、温度や湿度といった環境条件、用紙Pの種類等によっても異なるが、本実施の形態では50〜150μAの範囲で設定される。
転写搬送ベルト21の定着器60側の後端部では、転写搬送ベルト21が駆動ロール22に巻き付く際の曲率、および用紙Pのコシによって、用紙Pは転写搬送ベルト21から剥離される。そして、用紙Pは、定着入口ガイド56に導かれて定着器60に搬送される。
定着器60に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器60において熱および圧力による定着処理を受けることによって用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙載置部に搬送され、一連の画像形成動作が完了する。
図2は、転写ユニット20の構成を示す断面図である。図2に示すように、転写ユニット20は、用紙Pに感光体ドラム10上のトナー像を転写するとともに、トナー像が転写された用紙Pを搬送する転写搬送部20A、転写搬送部20Aを感光体ドラム10に接離させるリトラクト機構部20B、転写搬送部20Aに付着した紙粉やトナー等の付着物を除去するベルトクリーニング手段の一例としてのクリーニング部20C、搬送されてくる用紙Pを転写ニップ部15に導くインレットシュート部20Dで構成されている。
また、転写搬送部20Aは、駆動ロール22を揺動中心として、リトラクト機構部20Bによりアイドルロール23側が揺動するように構成され、感光体ドラム10と接離可能に構成されている。さらに、アイドルロール23には電源が接続されており(不図示)、環境条件等の都合に応じて、転写ロール24の感光体プレニップ部での微小ギャップ放電現象を抑制するため、転写バイアスとは反対極性の電圧を印加できるように構成している。
そして、かかるインレットシュート55は、レジストロール54から搬送されてくる用紙Pの一方の面(下面)をインレットシュート部20Dで支持し、他方の面(上面)を感光体ドラムインレットシュート55aおよびレジストロールインレットシュート55bで規制しながら、転写ニップ部15における感光体ドラム10と転写搬送ベルト21とのニップ部に、傾くことなく正確な姿勢を維持しながら搬入する。
クリーニング部20Cは、図2に示したように、転写搬送部20Aの転写搬送ベルト21表面上に付着した紙粉やトナー等の付着物を拭き取るクリーニングブラシ41、クリーニングブラシ41に付着した付着物を叩き落すべく、クリーニングブラシ41に食い込むように当接して配置されたトナー剥離手段としてのフリッカーバー42、転写搬送ベルト21の搬送方向におけるクリーニングブラシ41の下流側に配設され、転写搬送ベルト21表面上の付着物を掻き取るクリーニングブレード43、クリーニングブラシ41およびクリーニングブレード43により転写搬送ベルト21表面から除去されたトナーや紙粉等を受けるクリーニングボックス44、クリーニングボックス44内のトナーや紙粉等を回収ボトル(不図示)へ搬送する回収コイル45、クリーニングブレード43を支持する支持部材としてのブレードホルダ46、ブレードホルダ46に保持され、クリーニングブレード43の下流側を遮蔽する遮蔽シール47により構成されている。
フリッカーバー42は、外径φ5mmの金属丸棒からなり、クリーニングブラシ41が転写搬送ベルト21と当接する位置よりも、転写搬送ベルト21の回動方向下流側のサイドであって反時計方向に約90°傾けた位置に、クリーニングブラシ41に1mm食い込むように配置されている。そして、クリーニングブラシ41の回転により表面のブラシ繊維がフリッカーバー42に衝突することで、ブラシ繊維に回収されたトナーや紙粉等が叩き落とされ、クリーニングボックス44に回収される。また、それによりブラシ繊維がリフレッシュされ、クリーニングブラシ41におけるトナーや紙粉等の回収能力が回復される。
さらに、クリーニングブラシ41の下流側に配置されたクリーニングブレード43は、クリーニングブラシ41によって拭き取りきれなかった付着物を掻き取って、クリーニングボックス44に回収する。
このように、本実施の形態のクリーニング部20Cにおいては、クリーニングブラシ41とクリーニングブレード43とを協働させることにより、特に、重合法で生成されたトナーのように、粒径が細かく、形状が球形に近いために、転写搬送ベルト21との付着力が高いトナーに対しても、転写搬送ベルト21表面を効果的にクリーニングすることが可能である。
図7は、クリーニングブレード43が転写搬送ベルト21に当接する状態を示した断面構成図である。図7に示したように、クリーニングブレード43は、転写搬送ベルト21が駆動ロール22をラッピングしている領域において先端エッジ部が当接するように配置されている。このように、駆動ロール22をラッピングしている領域でクリーニングブレード43が転写搬送ベルト21に当接するように構成することで、背後から駆動ロール22が転写搬送ベルト21を支持することとなり、転写搬送ベルト21に対してクリーニングブレード43を安定してカウンタ当接させることができる。
そして、クリーニングブレード43の先端エッジ部は、フリッカーバー42がクリーニングブラシ41に当接する位置におけるクリーニングブラシ41の接線が転写搬送ベルト21と交差する位置を中心とした近傍領域内において、転写搬送ベルト21表面と当接するように設定されている。
クリーニングブラシ41が通常の回転方向とは逆の方向と順方向に回転する場合には、フリッカーバー42に衝突することで叩き落とされたトナー等は、図8(a)に示したように、主としてクリーニングブラシ41の回転に伴って鉛直方向下方に落とされ、クリーニングボックス44に回収される。その一方で、クリーニングブラシ41を逆方向に回転させると、図8(b)に示したように、主としてクリーニングブラシ41に付着したトナーは、フリッカーバー42がクリーニングブラシ41に当接する位置におけるクリーニングブラシ41の接線方向を中心として鉛直方向上方に撒き上げられることとなる。特に、クリーニングブラシ41のブラシ繊維は、転写搬送ベルト21の搬送方向に対して順方向に傾けて形成されているので、クリーニングブラシ41を転写搬送ベルト21の搬送方向とは逆方向に回転させると、ブラシ繊維はフリッカーバー42と逆目方向(ブラシ繊維を逆立てる方向)で衝突することとなり、比較的多くのトナーを撒き上げることができる。
このようにして、クリーニングブレード43の先端エッジ部に回収トナーを供給することができる。すなわち、クリーニングブラシ41とフリッカーバー42とは、クリーニングブレード43の先端エッジ部に回収トナーを供給するトナー供給手段として機能する。
特に、高温高湿環境下では、転写搬送ベルト21表面に水分が吸着されるので、転写搬送ベルト21とクリーニングブレード43との摩擦係数が高くなることや、クリーニングブレード43のゴムの反発弾性率が増加することから、ブレードめくれの発生が生じ易い。
また、クリーニングブラシ41の繊維密度は15000本/inch2以上が好ましい。繊維密度が15000本/inch2以上に高いほど、転写搬送ベルト21表面に付着したトナーを回収する能力が高くなり、クリーニングブラシ41に充分なトナー量を回収して、クリーニングブラシ41を逆方向に回転させる際に、クリーニングブレード43の先端エッジ部に適量の回収トナーを供給することが可能となるからである。
加えて、クリーニングブレード43のブレードめくれは、長手方向の両端部領域において生じ易い。そのため、長手方向の両端部領域にも適量のトナーを供給できるように、クリーニングブラシ41およびフリッカーバー42の長手方向の長さは、クリーニングブレード43の長さよりも長く形成し、両端部領域を含めたクリーニングブレード43の全域に隈なくトナーを供給できるように構成することが好ましい。
(2)の場合では、用紙Pの通紙1200枚でブレードめくれが発生した。この場合も、(1)の場合における状況と略同様ではあるが、クリーニングブラシ41が転写搬送ベルト21表面をクリーニングすることでブラシ繊維にトナーが付着し、クリーニングブラシ41の回転によって、付着したトナーが極く若干量ではあるが飛散し、その一部がクリーニングブレード43の先端エッジ部に付着することから、用紙Pの通紙1200枚という(1)の構成よりもブレードめくれの発生が少し遅れて生じたものと考えられる。
これに対し、(4)の本実施の形態の構成では、転写搬送ベルト21表面をクリーニングすることでクリーニングブラシ41のブラシ繊維に回収したトナーによって、適量かつ充分なトナー量をクリーニングブレード43の先端エッジ部に供給することができるので、本通紙試験のような過酷な条件であっても、用紙Pの通紙10000枚の時点でもブレードめくれの発生を抑制することが可能となる。
実施の形態1では、クリーニングブレード43とクリーニングブラシ41とを配置した構成であって、クリーニングブレード43の先端エッジ部を、フリッカーバー42の当接位置におけるクリーニングブラシ41での接線が転写搬送ベルト21と交差する位置を中心とした近傍領域内に配置するとともに、所定のタイミングで、クリーニングブラシ41を転写搬送ベルト21の搬送方向とは逆方向に回転させる構成について説明した。本実施の形態では、クリーニングブラシ41に回収されたトナーを静電的に転写搬送ベルト21に付着させて、クリーニングブレード43の先端エッジ部にトナーを供給する構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
まず、転写ニップ部15においては、感光体ドラム10上におけるイメージ領域が転写ニップ部15を通過する際には、転写搬送ベルト21に用紙Pが担持されるとともに、転写ロール24から転写搬送ベルト21に対して転写バイアスが印加され(転写バイアスON)、感光体ドラム10上のトナー帯電極性(マイナス)とは反対極性のプラス電荷が転写搬送ベルト21に付与される。したがって、用紙Pの背面がトナー帯電極性とは反対極性のプラス電位となるので、感光体ドラム10上のトナーは用紙Pに転写されることとなる。そのとき、用紙Pにおいては、表面が感光体ドラム10と同極のマイナス電荷により帯電される現象が生じる。これは、転写ニップ部15において用紙Pが感光体ドラム10の表面と接触する際に、用紙Pの背面の転写搬送ベルト21のプラス電位に引かれて、用紙Pの表面に感光体ドラム10の表面の電荷が転移するからであると推測される。
このようにプラスに帯電した用紙Pは転写搬送ベルト21に静電吸着した状態で搬送され、定着器60まで送られる。そして、用紙Pが転写搬送ベルト21から剥離される際に、用紙Pの表面に担持されていたマイナス電荷は、剥離放電により転写搬送ベルト21に転移する。そのため、用紙Pが転写搬送ベルト21から剥離される領域の下流側に位置するクリーニング領域においては、転写搬送ベルト21の表面はマイナスに帯電した状態となり、所定のマイナス電位が形成される。ここでは、その電位を第1水準電位と呼ぶ。
図10は、第1水準電位と第2水準電位とを説明する図である。図10に示したように、画像形成装置の画像形成サイクルにおいては、上記したように、転写ロール24の転写バイアスをON/OFFすることによって、転写搬送ベルト21におけるクリーニング領域の表面電位は、転写バイアスをONにした際の第1水準電位と、転写バイアスをOFFにした際の第2水準電位とに切り替えられることとなる。
一方、転写バイアスをOFFにした領域、すなわち転写搬送ベルト21上に用紙Pが担持されず、感光体ドラム10上のインターイメージ領域と接触する領域(転写バイアスON領域)では、クリーニングブラシ41の電位は転写搬送ベルト21の表面電位よりもマイナス側に高くなる。そのため、この転写バイアスOFF領域では、マイナスに帯電したトナーはクリーニングブラシ41から転写搬送ベルト21の表面に転移する。そして、転写搬送ベルト21の表面に転移したトナーは、転写搬送ベルト21の回動に伴って、クリーニングブラシ41の下流側のクリーニングブレード43の先端エッジ部に供給されることとなる。
この場合、転写搬送ベルト21とクリーニングブラシ41とは、クリーニングブレード43の先端エッジ部に回収トナーを供給するトナー供給手段として機能する。
これに対し、転写搬送ベルト21の表面抵抗値が6.0logΩや10.0logΩのときには、第1水準電位と第2水準電位との電位差がそれぞれ30V、70Vとなり、その際には、ともに用紙Pの通紙10000枚を経過する以前にブレードめくれが発生した。これは、転写搬送ベルト21の表面抵抗が7.0logΩ未満では転写搬送ベルト21がほとんど帯電しないためであり、一方、転写搬送ベルト21の表面抵抗が9.0logΩを超えると、今度は転写搬送ベルト21が除電できなくなるために第1水準電位と第2水準電位との電位差が得られなくなってしまうことによるものと推測される。このように、第1水準電位と第2水準電位との電位差が100Vよりも小さい場合には、クリーニングブラシ41から転写搬送ベルト21表面にトナーを転移させるには不充分であり、クリーニングブレード43にブレードめくれが発生する結果となることが判明した。したがって、第1水準電位と第2水準電位との電位差は、100V以上に設定することが好ましく、そのためには、転写搬送ベルト21の表面抵抗値を7.0〜9.0logΩに形成することが好適である。
なお、温湿度環境により、第1水準電位と第2水準電位とが変動する場合もあるため、第1水準電位と第2水準電位との電位差を100V以上に維持するため、画像形成装置に設けた温湿度センサの検出値に基づき、温湿度環境に対応させて、転写ロール24からの転写電流値を変化させるように構成することも効果的である。また、転写バイアスのON/OFF時間をコントールすることにより、さらにアイドルロール23に印加する逆バイアスの大きさ/時間をコントロールすることにより、上記した電位差の値をある程度調整することが可能であり、これと温湿度センサとの組合せでブレードエッジへのトナー供給量を環境条件により制御することも可能である。
また、本実施の形態の画像形成装置においても、クリーニングブレード43の先端エッジ部にトナーを供給するに際して、クリーニングブラシ41に回収されたトナーを利用するため、トナーの無駄な消費を抑制するとともに、回収ボトルへの回収トナー量が増加することもないので、メンテナンスの頻度を最少限に抑えることも可能となる。
なお、本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成と組み合わせることで、さらにブレードめくれを抑制する効果を高めることができる。
Claims (7)
- トナー像を担持するトナー像担持体と、
転写材を担持しながら移動するとともに、前記トナー像担持体に担持されたトナー像を当該転写材に転写する転写搬送ベルトと、
前記転写搬送ベルトを張架する張架ロールと、
前記転写搬送ベルトの移動方向と同方向および逆方向の何れの方向にも回転可能に構成され、当該転写搬送ベルトの表面に付着したトナーを拭き取るクリーニングブラシと、
前記クリーニングブラシの表面に当接して、当該クリーニングブラシに保持されたトナーを剥離するトナー剥離部材と、
前記クリーニングブラシの前記転写搬送ベルトの移動方向下流側にて、前記転写搬送ベルトにカウンタ当接して、当該転写搬送ベルトの表面の前記トナーを掻き取るクリーニングブレードとを備え、
前記クリーニングブラシは、画像形成時にて前記転写搬送ベルトの移動方向と同方向に回転することにより当該転写搬送ベルトの表面に付着したトナーを拭き取るとともに、画像を形成していない所定の間隔にて当該転写搬送ベルトの移動方向と逆方向に回転することにより、前記トナー剥離部材との当接部から前記クリーニングブレードと当該転写搬送ベルトとの当接部に向けてトナーを飛散させ、潤滑剤となる当該トナーを当該当接部に供給することを特徴とする画像形成装置。 - 前記クリーニングブレードは、前記トナー剥離部材が前記クリーニングブラシと当接する位置での当該クリーニングブラシの接線が、前記転写搬送ベルトと交差する位置またはその近傍領域にて、当該転写搬送ベルトと当接することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブレードは、前記転写搬送ベルトが前記張架ロールにラップされる領域にて、当該転写搬送ベルトと当接することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記張架ロールは、接地されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 温度および湿度を検知する温湿度検知手段をさらに備え、
前記クリーニングブラシは、前記温湿度検知手段により検知された温度および湿度に基づいて、前記転写搬送ベルトの移動方向と逆方向に回転する前記間隔、頻度、回転時間、および回転量のいずれかまたは複数を可変とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記クリーニングブラシは、長手方向の長さが前記クリーニングブレードの長手方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブラシは、抵抗値が8.0logΩ以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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