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JP4679643B2 - 放熱ユニットおよび放熱器並びに電子機器 - Google Patents

放熱ユニットおよび放熱器並びに電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、例えばディスプレイ装置といった電子機器に組み込まれる放熱ユニットに関する。
例えばディスプレイ装置の筐体にはヒートシンクが組み込まれる。ヒートシンクは、電子部品に受け止められる受熱板と、受熱板から立ち上がる複数枚の放熱フィンとを備える。受熱板は電子部品から放熱フィンに熱を伝達する。放熱フィンから大気中に熱は放出される。放熱フィンの周囲および筐体の外側の温度差に基づき放熱フィンには筐体の吸気口から筐体内に向かって自然対流が引き起こされる。自然対流に基づき熱は筐体の排気口から外側に放出される。
日本国特開2002−343912号公報 日本国特開2000−283670号公報 日本国特開平10−163388号公報
一般に、放熱フィンでは単位面積あたりの放熱率は非常に小さい。したがって、放熱フィンの放熱効率の向上にあたって、放熱フィンでは大きな表面積が必要とされる。大きな表面積の確保にあたって放熱フィンは大型化する。ディスプレイ装置は大型化してしまう。しかも、放熱フィンの大型化に伴って、放熱フィンでは熱抵抗が増大してしまう。ヒートシンクの放熱の効率は益々悪化してしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、これまで以上に小型化しつつ放熱の効率を維持することができる放熱ユニットおよび放熱器並びに電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、相互に並行に広がって第1熱伝導部材で相互に連結される複数枚の第1放熱フィンを含む第1放熱フィン部材と、相互に並行に広がって第2熱伝導部材で相互に連結される複数枚の第2放熱フィンを含み、第1放熱フィン部材に所定の間隔で第2放熱フィンの先端を向き合わせる第2放熱フィン部材とを備えることを特徴とする放熱ユニットが提供される。
第1放熱フィン部材では第1放熱フィンは相互に並行に広がる。第1放熱フィンは第1熱伝導部材で相互に連結される。同様に、第2放熱フィン部材では第2放熱フィンは相互に並行に広がる。第2放熱フィンは第2熱伝導部材で相互に連結される。第1および第2放熱フィンには第1および第2熱伝導部材から熱が伝達される。第1および第2放熱フィンは大きな表面積の表面で大気中に放熱する。
第2放熱フィン部材は、第1放熱フィン部材に所定の間隔で第2放熱フィンの先端を向き合わせる。その結果、第2放熱フィン部材に熱い空気が集中する。放熱器と放熱器の周囲との温度差は増大する。いわゆる煙突効果が実現される。放熱フィンから大気中に熱は効率的に放出される。放熱の効率はこれまで以上に高められる。従来と同等の効果の実現にあたって、放熱フィンの表面積はこれまでより小さく設定されれば足りる。放熱フィンすなわち放熱ユニットは小型化される。
こうした放熱ユニットでは、第2放熱フィンの先端は、垂直方向に所定の角度で交差する仮想傾斜面に沿って配列されればよい。このとき、第2放熱フィンの先端は一定の間隔で第1放熱フィン部材に向き合わせられればよい。その一方で、第2放熱フィンの先端は、垂直方向を含む仮想垂直面に沿って配列されてもよい。このとき、第2放熱フィンの先端は一定の間隔で第1放熱フィン部材に向き合わせられればよい。
こういった放熱ユニットは、第1放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延びる1対の第1連結部材と、第2放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延び、第1連結部材に個別に連結される第2連結部材とをさらに備えてもよい。
こうして第1および第2放熱フィン部材は第1および第2連結部材で連結される。連結部材同士は簡単に取り外されることができる。放熱ユニットは簡単に分解されることができる。したがって、要求される冷却性能に応じて放熱フィン部材の数は簡単に調整されることができる。冷却性能に応じたサイズで放熱ユニットは確立されることができる。
放熱ユニットは、第1熱伝導部材内に区画される第1冷媒流通路と、第1冷媒流通路の一端に接続される第2冷媒流通路を区画する第1連結部材と、第1連結部材に並行に延び、第1冷媒流通路の他端に接続される第3冷媒流通路を区画する第2連結部材と、第2熱伝導部材内に区画される第4冷媒流通路と、第1連結部材に受け止められ、第4冷媒流通路の一端および第2冷媒流通路に接続される第5冷媒流通路を区画する第3連結部材と、第3連結部材に並行に延びつつ第2連結部材に受け止められ、第4冷媒流通路の他端および第3冷媒流通路に接続される第6冷媒流通路を区画する第4連結部材とを備えればよい。
以上のような放熱ユニットの実現にあたって複数の放熱器が用いられればよい。放熱器は、相互に並行に広がって熱伝導部材で相互に連結される複数枚の放熱フィンを含む放熱フィン部材と、放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延びる1対の連結部材とを備えればよい。
以上のような放熱ユニットは電子機器に組み込まれてもよい。このとき、電子機器は、筐体と、筐体に収容され、相互に並行に広がって第1熱伝導部材で相互に連結される複数枚の第1放熱フィンを含む第1放熱フィン部材と、相互に並行に広がって第2熱伝導部材で相互に連結される複数枚の第2放熱フィンを含み、第1放熱フィン部材に所定の間隔で第2放熱フィンの先端を向き合わせる第2放熱フィン部材とを備えればよい。こうした電子機器によれば、前述と同様の作用効果が実現されることができる。
こういった電子機器は、筐体内に配置されて第1および第2熱伝導部材に熱を受け渡す電子部品と、筐体内に配置されて、電子部品および第1および第2放熱フィン部材の間に配置される断熱部材とをさらに備えてもよい。こうした断熱部材の働きで第1および第2放熱フィン部材から電子部品に向かって熱の移動は遮られる。電子部品の温度上昇は回避される。
本発明に係る電子機器の一具体例すなわちサーバコンピュータ装置の外観を概略的に示す斜視図である。 サーバコンピュータ装置の構造を概略的に示す部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す斜視図である。 伝熱板内の冷媒流通路を概略的に示す図である。 (a)具体例に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す斜視図、および(b)比較例に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の他の具体例に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明のさらに他の具体例に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す斜視図である。 放熱ユニットの構造を概略的に示す側面図である。 本発明のさらに他の具体例に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す図である。 本発明のさらに他の具体例に係る放熱ユニットの構造を概略的に示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る電子機器の一具体例すなわちサーバコンピュータ装置11の外観を概略的に示す。このサーバコンピュータ装置11は、マザーボードを収容する筐体12を備える。マザーボードはCPU(中央演算処理装置)チップを備える。CPUチップは例えばOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウェアに基づき演算処理を実施する。サーバコンピュータ装置11には例えばキーボードやディスプレイ装置(図示されず)が接続される。
筐体12の側壁には吸気口13が区画される。吸気口13から筐体12内に外気は導入される。筐体12の天板には排気口14が区画される。こうして筐体12内に導入された外気は排気口14から吐き出される。吸気口13および排気口14は例えば多数の貫通孔から構成されればよい。
図2に示されるように、筐体12内には放熱ユニット15が組み込まれる。放熱ユニット15は例えば5台の放熱器16から構成される。放熱器16は、筐体12の側壁に沿って垂直方向に配列される。放熱ユニット15の正面は吸気口13に向き合わせられる。放熱ユニット15の上方には排気口14が区画される。
個々の放熱器16は放熱フィン部材17を備える。放熱フィン部材17は、相互に平行に広がる複数枚の放熱フィン18と、放熱フィン18を相互に連結する熱伝導部材すなわち伝熱板19とを備える。放熱フィン18は伝熱板19の表面から立ち上がる。放熱フィン18は例えば平板から形成されればよい。放熱フィン18同士の間には気流の通気路が区画される。伝熱板19内には冷媒流通路が区画される。放熱フィン18や伝熱板19は例えばアルミニウムといった金属材料から形成される。
個々の放熱器16は、伝熱板19の両端に接続される連結部材すなわち連結パイプ21、21を備える。連結パイプ21は冷媒流通路を区画する。連結パイプ21、21同士は相互に平行に延びる。連結パイプ21は放熱器16同士を着脱自在に連結する。上側に配置される放熱器16の連結パイプ21の下端は、その下側に隣接する放熱器16の連結パイプ21の上端に個別に接続される。
放熱フィン18の先端は、その上側に隣接する放熱器16の伝熱板19の裏面に所定の間隔で向き合う。放熱フィン18の先端は、垂直方向に所定の角度αで交差する仮想傾斜面24に沿って配列される。放熱フィン18の先端および伝熱板19の裏面の間隔は一定に規定されればよい。
筐体12内には断熱部材すなわち断熱板25が配置される。断熱板25は例えば筐体12の側壁に平行に広がればよい。断熱板25は筐体12内に第1および第2空間26、27を区画する。第1空間26には放熱ユニット15が配置される。第2空間27にはマザーボード28が配置される。断熱板25の働きで第1および第2空間26、27の間で空気の循環は遮られる。こうして放熱ユニット15からマザーボード28に向かって熱の移動は遮られる。
マザーボード28は、プリント基板29の表面に実装される電子部品すなわちCPUチップ31を備える。CPUチップ31上には受熱板32が受け止められる。受熱板32内には冷媒流通路が区画される。受熱板32の下流には放熱ユニット15が接続される。放熱ユニット15の下流にはタンク33が接続される。タンク33の下流にはポンプ34が接続される。ポンプ34の下流には受熱板32が接続される。こうして受熱板32から一巡する冷媒の循環経路が確立される。ポンプ34は循環経路で冷媒を循環させる。放熱ユニット15、受熱板32、タンク33およびポンプ34は液冷ユニットを構成する。
図3に示されるように、各放熱器16では、一方の連結パイプ21は伝熱板19の一端に接続される。こうして連結パイプ21の冷媒流通路は伝熱板19の冷媒流通路の一端に接続される。同様に、他方の連結パイプ21は伝熱板19の他端に接続される。こうして連結パイプ21の冷媒流通路は伝熱板19の冷媒流通路の他端に接続される。
図4に示されるように、伝熱板19内には冷媒流通路35が区画される。冷媒流通路35は、第1直線路35aと、第1直線路35に接続される第1湾曲路35bと、第1湾曲路35bに接続される第2直線路35cと、第2直線路35cに接続される第2湾曲路35dと、第2湾曲路35dに接続される第3直線路35eとから構成される。第1〜第3直線路35a、35c、35eは相互に平行に延びればよい。こうして冷媒流通路35は伝熱板19の一端および他端に向かって例えばS字形に蛇行しつつ延びる。
第1直線路35aは一方の連結パイプ21の冷媒流通路に接続される。第3直線路35eは他方の連結パイプ21の冷媒流通路に接続される。こうして一方の連結パイプ21の冷媒流通路、伝熱板19の冷媒流通路35、他方の連結パイプ21の冷媒流通路に順番に冷媒は流れればよい。一方の連結パイプ21同士の間、他方の連結パイプ21同士の間で冷媒流通路は相互に接続される。
CPUチップ31の動作中にCPUチップ31は発熱する。CPUチップ31の熱は受熱板32に伝達される。受熱板32は広い範囲にCPUチップ31の熱を拡散する。こうして拡散した熱は冷媒に受け渡される。冷媒は放熱ユニット15に流れる。冷媒は一方の連結パイプ21から伝熱板19内に流れる。冷媒から伝熱板19に熱は受け渡される。冷媒の熱は伝熱板19から放熱フィン18に伝達される。放熱フィン18は大きな表面積の表面から大気中に熱を放散する。冷媒の温度は低下する。冷媒は他方の連結パイプ21からタンク33に流れる。
放熱フィン18同士の間や放熱器16同士の間で空気の温度は上昇する。熱い空気は放熱ユニット15の背後から断熱板25に沿って上昇する。熱い空気は排気口14から筐体12の外側に吐き出される。同時に、放熱フィン18同士の間や放熱器16同士の間で空気の温度上昇に基づき空気は膨張する。空気の密度は低下する。放熱フィン18同士の間や放熱器16同士の間に空気が引き込まれる。自然対流が引き起こされる。吸気口13から外気が導入される。こうしてCPUチップ31の温度上昇は効果的に抑制される。
以上のようなサーバコンピュータ装置11では、放熱フィン18の先端は、隣接する放熱器16の伝熱板19の裏面に一定の間隔で向き合う。その結果、各放熱器16に熱い空気は集中する。放熱器16と筐体12の外側とで温度差は増大する。いわゆる煙突効果が実現される。放熱フィン18から大気中に熱は効率的に放出される。放熱の効率はこれまで以上に高められる。従来と同等の効果の実現にあたって、放熱フィン18の表面積はこれまでより小さく設定されれば足りる。放熱フィン18すなわち放熱ユニット15は小型化される。筐体12内で放熱ユニット15の配置スペースは大幅に縮小される。
しかも、放熱フィン18の先端は、垂直方向に所定の角度αで交差する仮想傾斜面24に沿って配列される。煙突効果に基づき空気は、吸気口13に向き合う放熱ユニット15の正面から放熱ユニット15の背後に流れる。空気の温度上昇に基づき空気は放熱ユニット15の背後で断熱板25に沿って垂直方向に上昇する。上流側に配置される放熱器16から下流側に配置される放熱器16に向かって熱い空気の流通は回避される。すべての放熱器16で均等な放熱の効率が実現されることができる。
また、放熱器16同士は連結パイプ21で相互に接続される。連結パイプ21同士は簡単に取り外されることができる。放熱ユニット15は簡単に分解されることができる。したがって、要求される冷却性能に応じて放熱器16の数は簡単に調整されることができる。冷却性能に応じたサイズで放熱ユニット15は確立されることができる。
本発明者らは放熱ユニット15の効果を検証した。検証にあたって解析シミュレーションが実施された。具体例および比較例が用意された。図5(a)に示されるように、具体例には前述の放熱ユニット15の解析モデルが確立された。ただし、放熱ユニット15の解析モデルには4つの放熱器16が組み込まれた。
その一方で、図5(b)に示されるように、比較例には放熱ユニット41の解析モデルが確立された。放熱ユニット41は、垂直方向に立ち上がる伝熱板42と、伝熱板42の表面から立ち上がる複数枚の放熱フィン43とを備える。放熱フィン43は相互に平行に配列される。放熱フィン43同士の間に垂直方向に気流の流通路が区画される。
具体例に係る放熱フィン18の総表面積は比較例に係る放熱フィン43の総表面積の半分に設定された。具体例に係る放熱ユニット15の重量は比較例に係る放熱ユニット41の重量の75%程度に設定された。周囲の温度は摂氏35度に設定された。具体例に係る放熱ユニット15および比較例に係る放熱ユニット41の総放熱量はともに100Wに設定された。このとき、具体例および比較例の冷却性能が解析された。
その結果、具体例に係る伝熱板19および比較例に係る伝熱板42ではともに摂氏56.5度の最高温度が計測された。具体例および比較例では同等量の熱が放出されることが確認された。具体例に係る放熱フィン18の総表面積は比較例に係る放熱フィン43の総表面積の半分に設定されることから、具体例は比較例に比べて2倍の放熱効率を確立することができることが確認された。
しかも、具体例は複数の放熱器16を備えることから、各放熱器16の周囲で同様の温度境界層が確立された。1つの伝熱板42を備える比較例に比べて温度境界層の厚みは小さく設定された。こうして温度境界層は簡単に破壊されることができることから、具体例に係る放熱ユニット15の放熱の効率は比較例に係る放熱ユニット41に比べて高められることが確認された。
加えて、具体例では、放熱ユニット15の背後で垂直方向に大きな流速の空気の流れが確認された。下流側の放熱器16は、上流側から流れる空気の影響を受けないことが確認された。その一方で、比較例では伝熱板42の下端から上端に向かって垂直方向に向かう空気が確認された。上流側から下流側に熱い空気が上昇した。こうした熱い空気は、下流側の放熱フィン43の放熱を妨げてしまう。
図6に示されるように、サーバコンピュータ装置11の筐体12には、前述の放熱ユニット15に代えて、放熱ユニット15aが組み込まれてもよい。この放熱ユニット15aは、前述と同様に、例えば5台の放熱器16aを備える。この放熱器16aには、前述の伝熱板19に代えて、熱伝導部材としてチューブ45が組み込まれる。
チューブ45は放熱フィン18を相互に連結する。チューブ45内には冷媒流通路が区画される。チューブ45は放熱フィン部材17の一端から他端に向かって例えばS字形に蛇行しつつ延びればよい。チューブ45は例えばアルミニウムといった金属材料から形成される。一方の連結パイプ21はチューブ45の冷媒流通路の一端に接続される。他方の連結パイプ21はチューブ45の冷媒流通路の他端に接続される。こうして一方の連結パイプ21、チューブ45、他方の連結パイプ21に順番に冷媒は流れる。
放熱フィン18の先端は、上側に隣接する放熱器16aの放熱フィン18の基部端に所定の間隔で向き合う。前述と同様に、放熱フィン18の先端は、垂直方向に所定の角度αで交差する仮想傾斜面に沿って配列される。放熱フィン18の先端および放熱フィン18の基部端の間隔は一定に規定されればよい。その他、前述の放熱ユニット15と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
以上のような放熱ユニット15aでは、放熱フィン18の先端は、一定の間隔で隣接する放熱フィン18の基部端に向き合う。各放熱器16aでは煙突効果が実現される。放熱フィン18から大気中に熱は効率的に放出される。放熱の効率はこれまで以上に高められる。放熱ユニット15aは小型化されることができる。その他、前述の放熱ユニット15と同様の作用効果が実現されることができる。
図7に示されるように、サーバコンピュータ装置11の筐体12には、前述の放熱ユニット15、15aに代えて、放熱ユニット15bが組み込まれてもよい。この放熱ユニット15bは5台の放熱器16を備える。放熱器16は水平方向に配列される。伝熱板19は垂直方向に立ち上がる。放熱フィン18同士の間で垂直方向に気流の通気路が区画される。ここでは、伝熱板19内の冷媒流通路は伝熱板19の一端に両端を規定する。
伝熱板19内の冷媒流通路の一端には一方の連結パイプ56が接続される。同様に、伝熱板19内の冷媒流通路の他端には他方の連結パイプ56が接続される。連結パイプ56は冷媒流通路を区画する。こうして一方の連結パイプ56、伝熱板19、他方の連結パイプ56に順番に冷媒は流れる。連結パイプ56同士は相互に連結される。こうして連結パイプ56同士の間で冷媒流通路は相互に接続される。
図8に示されるように、放熱フィン18の先端は、垂直方向を含む仮想垂直面57に沿って配列される。放熱フィン18の先端は、隣接する放熱器16の伝熱板19の裏面に向き合う。放熱フィン18の先端および伝熱板19の裏面の間隔は一定に規定されればよい。その他、前述の放熱ユニット15、15aと均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうした放熱ユニット15bでは、放熱フィン18の先端は、一定の間隔で隣接する伝熱板19の裏面に向き合う。各放熱器16で煙突効果が実現される。放熱ユニット15では垂直方向に気流が生成される。放熱フィン18から大気中に熱は効率的に放出される。放熱の効率はこれまで以上に高められる。放熱ユニット15bは小型化されることができる。その他、前述の放熱ユニット15、15aと同様の作用効果が実現されることができる。ただし、放熱ユニット15bの下方に吸気口が向き合わせられることが望まれる。
図9に示されるように、前述の放熱ユニット15では、放熱ユニット15および受熱板32は複数本のヒートパイプ65で接続されてもよい。ここでは、受熱板32および個々の放熱器16の間で2本のヒートパイプ65、65が延びればよい。ヒートパイプ65は例えば銅といった金属材料から形成されればよい。こうして放熱ユニット15および受熱板32で空冷ユニットが確立されればよい。
伝熱板19内には冷媒流通路に代わってヒートパイプ65が延びればよい。同様に、受熱板32内には冷媒流通路に代わってヒートパイプ65が延びればよい。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。こうした構造によれば、前述の放熱ユニット15と同様の作用効果が実現されることができる。
図9に示されるように、筐体12内に2つのマザーボード28、28aが組み込まれる場合、それぞれのマザーボード28、28aに個別に放熱器16が接続されてもよい。受熱32および放熱器16の間で2本のヒートパイプ65、65が延びればよい。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。こうした構造によれば、前述の放熱ユニット15と同様の作用効果が実現されることができる。

Claims (10)

  1. 相互に並行に広がって、垂直方向に所定の角度で傾斜する仮想傾斜面に沿って広がる第1熱伝導部材で相互に連結され、前記仮想傾斜面から一定の間隔で離れ前記仮想傾斜面に倣って傾斜する基部端から上方に広がる複数枚の平板状の第1放熱フィンを含む第1放熱フィン部材と、相互に並行に広がって第2熱伝導部材で相互に連結される複数枚の平板状の第2放熱フィンを含み、前記第1放熱フィン部材に所定の間隔で前記第2放熱フィンの先端を向き合わせる第2放熱フィン部材とを備え、前記第2放熱フィンの先端は前記仮想傾斜面に沿って配列されるとともに前記仮想傾斜面に沿って傾斜し、前記第2放熱フィン同士の間には前記仮想傾斜面に沿って傾斜する気流の通気路が区画されることを特徴とする放熱ユニット。
  2. 請求項1に記載の放熱ユニットにおいて、前記第2放熱フィンの先端は一定の間隔で前記第1放熱フィン部材に向き合わせられることを特徴とする放熱ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の放熱ユニットにおいて、前記第1放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延びる1対の第1連結部材と、前記第2放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延び、前記第1連結部材に個別に連結される第2連結部材とをさらに備えることを特徴とする放熱ユニット。
  4. 請求項1または2に記載の放熱ユニットにおいて、前記第1熱伝導部材内に区画される第1冷媒流通路と、前記第1冷媒流通路の一端に接続される第2冷媒流通路を区画する第1連結部材と、前記第1連結部材に並行に延び、前記第1冷媒流通路の他端に接続される第3冷媒流通路を区画する第2連結部材と、前記第2熱伝導部材内に区画される第4冷媒流通路と、前記第1連結部材に受け止められ、前記第4冷媒流通路の一端および前記第2冷媒流通路に接続される第5冷媒流通路を区画する第3連結部材と、前記第3連結部材に並行に延びつつ前記第2連結部材に受け止められ、前記第4冷媒流通路の他端および前記第3冷媒流通路に接続される第6冷媒流通路を区画する第4連結部材とを備えることを特徴とする放熱ユニット。
  5. 相互に並行に広がって、垂直方向に所定の角度で傾斜する第1仮想傾斜面に沿って広がる熱伝導部材で相互に連結され、前記第1仮想傾斜面から一定の間隔で離れ前記第1仮想傾斜面に倣って傾斜する基部端から上方に広がる複数枚の平板状の放熱フィンを含む放熱フィン部材と、前記放熱フィン部材に固定されて相互に平行に前記垂直方向に延びる1対の連結部材とを備え、前記放熱フィンの先端は、前記第1仮想傾斜面に平行に広がる第2仮想傾斜面に沿って配列されるとともに前記第1仮想傾斜面に沿って傾斜し、前記放熱フィン同士の間には前記第2仮想傾斜面に沿って傾斜する気流の通気路が区画されることを特徴とする放熱器。
  6. 筐体と、前記筐体に収容され、相互に並行に広がって、垂直方向に所定の角度で傾斜する仮想傾斜面に沿って広がる第1熱伝導部材で相互に連結され、前記仮想傾斜面から一定の間隔で離れ前記仮想傾斜面に倣って傾斜する基部端から上方に広がる複数枚の平板状の第1放熱フィンを含む第1放熱フィン部材と、相互に並行に広がって第2熱伝導部材で相互に連結される複数枚の平板状の第2放熱フィンを含み、前記第1放熱フィン部材に所定の間隔で前記第2放熱フィンの先端を向き合わせる第2放熱フィン部材とを備え、前記第2放熱フィンの先端は前記仮想傾斜面に沿って配列されるとともに前記仮想傾斜面に沿って傾斜し、前記第2放熱フィン同士の間には前記仮想傾斜面に沿って傾斜する気流の通気路が区画されることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、前記筐体内に配置されて前記第1および第2熱伝導部材に熱を受け渡す電子部品と、前記筐体内に配置されて、電子部品および前記第1および第2放熱フィン部材の間に配置される断熱部材とをさらに備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項6または7に記載の電子機器において、前記第2放熱フィンの先端は一定の間隔で前記第1放熱フィン部材に向き合わせられることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の電子機器において、前記第1放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延びる1対の第1連結部材と、前記第2放熱フィン部材に固定されて相互に並行に延び、第1連結部材に個別に連結される第2連結部材とをさらに備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の電子機器において、前記第1熱伝導部材内に区画される第1冷媒流通路と、第1冷媒流通路の一端に接続される第2冷媒流通路を区画する第1連結部材と、第1連結部材に並行に延び、第1冷媒流通路の他端に接続される第3冷媒流通路を区画する第2連結部材と、前記第2熱伝導部材内に区画される第4冷媒流通路と、第1連結部材に受け止められ、第4冷媒流通路の一端および第2冷媒流通路に接続される第5冷媒流通路を区画する第3連結部材と、第3連結部材に並行に延びつつ第2連結部材に受け止められ、第4冷媒流通路の他端および第3冷媒流通路に接続される第6冷媒流通路を区画する第4連結部材とを備えることを特徴とする電子機器。
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