[go: up one dir, main page]

JP4649352B2 - 車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法 - Google Patents

車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4649352B2
JP4649352B2 JP2006068857A JP2006068857A JP4649352B2 JP 4649352 B2 JP4649352 B2 JP 4649352B2 JP 2006068857 A JP2006068857 A JP 2006068857A JP 2006068857 A JP2006068857 A JP 2006068857A JP 4649352 B2 JP4649352 B2 JP 4649352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
wheel
braking force
control
front wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006068857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006290333A (ja
Inventor
小山  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2006068857A priority Critical patent/JP4649352B2/ja
Priority to EP06005535.7A priority patent/EP1702822B1/en
Priority to US11/276,897 priority patent/US7331640B2/en
Publication of JP2006290333A publication Critical patent/JP2006290333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4649352B2 publication Critical patent/JP4649352B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/08Mechanisms specially adapted for braking more than one wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1701Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles
    • B60T8/1706Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles for single-track vehicles, e.g. motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1766Proportioning of brake forces according to vehicle axle loads, e.g. front to rear of vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/26Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
    • B60T8/261Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels specially adapted for use in motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/321Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration deceleration
    • B60T8/3225Systems specially adapted for single-track vehicles, e.g. motorcycles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

本発明は、車両用ブレーキ制御装置に関する。特に、主として自動二輪車、自動三輪車、オールテレーンビーグル(ATV)などバーハンドルタイプの車両に搭載可能な車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法に関する。
従来、車両のブレーキ液圧を電気的に制御してブレーキを作動させることが可能な車両用ブレーキ制御装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に開示されているものは、いずれも、自動二輪車の前輪および後輪の独立したブレーキ制御を行える一方、前輪と後輪との連動したブレーキ制御が行えるように構成されている。
特開2000−127930号公報 特開2000−264278号公報
前記従来の車両用ブレーキ制御装置では、いずれも、ブレーキ操作子の操作圧力に基づいて、前輪と後輪との連動したブレーキ制動が行われるようになっており、前輪または後輪がロックすることのない通常のブレーキ制動が行われる走行状態においても、前輪と後輪との連動したブレーキ制動が行われることがあった。このため、従前のバーハンドル車両のような前輪と後輪との独立したブレーキ制動を運転者自らの意志に基づいて行うことができず、良好なブレーキフィーリングを得ることができなかった。また、このことは、運転者の好みに合わせたスポーツ走行等が阻害される要因でもあった。
一方、ブレーキ制動により前輪または後輪がロックするような走行状態においては、車両の挙動が安定した状態となるように前輪と後輪とが連動してブレーキ制動されることが望ましい。
そこで、本発明は、良好なブレーキフィーリングを得ることができるとともに、車両の挙動を安定させることができる車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために創案された本発明の車両用ブレーキ制御装置は、相互に独立して操作可能な少なくとも一対のブレーキ操作子と、前記一対のブレーキ操作子にそれぞれ接続されたブレーキ系統と、前記一対のブレーキ操作子の双方が操作されることによりいずれか一方の前記ブレーキ操作子の前記ブレーキ系統における車輪がロック状態に陥りそうになったときに、当該車輪の前記ブレーキ系統に対してアンチロックブレーキ制御を行うとともに、このアンチロックブレーキ制御された側と異なる側の前記ブレーキ系統に対して制動力を付与する制御を行う制御手段と、前記車輪のスリップ率を算出するスリップ率算出手段と、を備え、前記制御手段は、前記スリップ率算出手段により算出されたスリップ率が所定の値以上となったときに前記アンチロックブレーキ制御および前記制動力を付与する制御を行い、かつ、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪の制動力と、これとは異なる側の前記車輪の制動力とが、ロック領域の手前の制動領域内となるように制御しつつ、前記各車輪の制動力の理想制動力配分特性曲線に基づいて設定された最大制動ポイントに向かうように制御するようになっており、さらに、前記制御手段は、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が前輪である場合には、前記前輪の制動力上昇を緩慢にして、前記アンチロックブレーキ制御を行うとともに、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が後輪である場合には、前記後輪の制動力をゆるめて、前記アンチロックブレーキ制御を行うことを特徴とする。
かかる車両用ブレーキ制御装置によると、少なくとも一対のブレーキ操作子の操作に応じて各ブレーキ系統における車輪がそれぞれ独立してブレーキ制動されるとともに、一対のブレーキ操作子の双方が操作されることによりいずれか一方のブレーキ操作子のブレーキ系統における車輪がロック状態に陥りそうになると、制御手段により、当該車輪のブレーキ系統に対してアンチロックブレーキ制御が行われるとともに、このアンチロックブレーキ制御された側と異なる側のブレーキ系統に対して制動力を付与する制御が行われることとなる。つまり、ロック状態に陥りそうになるまでは、ブレーキ操作子の双方の操作によるブレーキ制動が可能であり、また、ロック状態に陥りそうになったときには、当該車輪がアンチロックブレーキ制御されるとともに、これと異なるブレーキ系統の車輪が連動してブレーキ制動されることとなる。したがって、ロック状態とならない通常のブレーキ制動が行われる走行状態においては、ブレーキ操作子の双方の操作によるブレーキ制動を行うことができ、従前のバーハンドル車両のような前輪と後輪との独立したブレーキ制動を運転者自らの意志に基づいて行うことができる。これにより、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。また、運転者の好みに合わせたスポーツ走行等を行うことができる。
また、車輪のスリップ率を算出するスリップ率算出手段により算出されたスリップ率が所定の値以上となったときに、制御手段によるアンチロックブレーキ制御および制動力を付与する制御が行われるので、車両の挙動が悪化するのを確実に防止することができる。
また、前記制御手段は、前記異なる側の前記ブレーキ系統における制動力を付与する制御により制動力が付与された前記車輪がロック状態に陥りそうになったときに、当該車輪の前記ブレーキ系統に対して前記アンチロックブレーキ制御を行う構成とするのがよい。
このように、異なる側の前記ブレーキ系統における制動力を付与する制御により制動力が付与された車輪がロック状態に陥りそうになると、当該車輪のブレーキ系統に対してもアンチロックブレーキ制御が行われることとなるので、車両の挙動が悪化するのをより確実に防止することができる。
また、本発明のブレーキ制御方法は、一対のブレーキ操作子とこれらの一対のブレーキ操作子にそれぞれ接続されたブレーキ系統とを備えた車両用ブレーキ制御装置のブレーキ制御方法であって、前記一対のブレーキ操作子の双方が操作されることによりいずれか一方の前記ブレーキ操作子の前記ブレーキ系統における車輪がロック状態に陥りそうになったときに、当該車輪の前記ブレーキ系統に対してアンチロックブレーキ制御を行うとともに、このアンチロックブレーキ制御された側と異なる側の前記ブレーキ系統に対して制動力を付与し、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪の制動力と、これとは異なる側の前記車輪の制動力とが、ロック領域の手前の制動領域内となるように制御しつつ、前記各車輪の制動力の理想制動力配分特性曲線に基づいて設定された最大制動ポイントに向かうように制御し、さらに、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が前輪である場合には、前記前輪の制動力上昇を緩慢にして、前記アンチロックブレーキ制御を行うとともに、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が後輪である場合には、前記後輪の制動力をゆるめて、前記アンチロックブレーキ制御を行うことを特徴とする。
要するに、かかるブレーキ制御方法は、ブレーキ操作子の双方が操作されることによって、いずれかのブレーキ系統に係る車輪のアンチロックブレーキ制御が行われる状況になると、当該車輪のアンチロックブレーキ制御とともに、これと異なるブレーキ系統の車輪が連動して更に制動力が付与される制御方法に特徴がある。このようにすると、アンチロックブレーキ制御が開始されるまでの通常走行状態では、通常のブレーキ制動が可能となり、また、車輪がロックするような走行状態では、アンチロックブレーキ制御される側と異なる車輪のブレーキ系統も連動して更に制動力が付与され、車両の挙動の安定化に寄与する。
本発明に係る車両用ブレーキ制御装置によると、良好なブレーキフィーリングを得ることができるとともに、車両の挙動を安定させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において、同一の要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係る車両用ブレーキ制御装置を示すブレーキ液圧回路図、図2は制御装置の主要構成を示すブロック図である。
車両用ブレーキ制御装置1は、自動二輪車、自動三輪車、オールテレーンビークル(ATV)などバーハンドルタイプの車両に好適に用いられるものであり、図示しない車両の前輪および後輪に付与する制動力(ブレーキ液圧)を適宜制御する。以下においては、車両用ブレーキ制御装置を自動二輪車に適用した例について説明する。図1に示すように、車両用ブレーキ制御装置1は、前輪側Fと後輪側Rとの二つのブレーキ系統を備えて構成され、この二つのブレーキ系統に設けられる各種部品を適宜制御するための制御装置10を備えている。前輪側Fのブレーキ系統には、ブレーキ操作子としてのブレーキレバーL1の操作に応じた液圧を出力するマスタシリンダM1と、図示しない自動二輪車の前輪に装着された前輪ブレーキB1との間に、前輪ブレーキB1のブレーキ液圧を調整可能なブレーキ液圧調整手段E1が設けられている。また、後輪側Rのブレーキ系統には、ブレーキ操作子としてのブレーキペダルL2の操作に応じた液圧を出力するマスタシリンダM2と、図示しない自動二輪車の後輪に装着された後輪ブレーキB2との間に、後輪ブレーキB2のブレーキ液圧を調整可能なブレーキ液圧調整手段E2が設けられている。このように、車両用ブレーキ制御装置1は、前輪ブレーキB1および後輪ブレーキB2の二系統から構成されるが、各系統は同一の構成からなるので、以下においては主として前輪ブレーキB1に係る系統について説明し、適宜後輪ブレーキB2に係る系統について説明する。
マスタシリンダM1は、ブレーキ液を収容する図示しないブレーキ液タンク室が接続された図示しないシリンダを有しており、シリンダ内にはブレーキレバーL1の操作によりシリンダの軸方向へ摺動してブレーキ液を流出する図示しないロッドピストンが組み付けられている。ここで後輪側RのマスタシリンダM2には、ブレーキペダルL2が接続されている点が異なっている。これらマスタシリンダM1,M2からの液圧路には、ブレーキ液圧を検出する液圧検出センサ11a,22aが設けられている。液圧検出センサ11a,22aの計測結果は、制御装置10に随時取り込まれ、かかる制御装置10により、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2が操作されているか否かが判定される。
ブレーキ液圧調整手段E1には、リザーバ2、ポンプ3、ダンパ4、オリフィス5、レギュレータ6および吸入弁7が設けられており、さらに、前輪ブレーキB1および後輪ブレーキB2のそれぞれのポンプ3を駆動するための共通のモータ8を備えている。また、ブレーキ液圧調整手段E1は、前輪ブレーキB1にかかるブレーキ液圧を制御する制御弁手段Vを備えている。
なお、以下では、マスタシリンダM1(M2)を通じてレギュレータ6に至るまでの油路を「出力液圧路D」と称し、レギュレータ6から前輪ブレーキB1に至る油路を「車輪液圧路E」と称する。また、出力液圧路Dからポンプ3に至る油路を「吸入液圧路J」と称し、ポンプ3から車輪液圧路Eに至る油路を「吐出液圧路G」と称し、さらに、車輪液圧路Eからリザーバ2に至る油路を「開放路H」と称する。
制御弁手段Vは、車輪液圧路Eを開放しつつ開放路Hを遮断する状態、車輪液圧路Eを遮断しつつ開放路Hを開放する状態および車輪液圧路Eを遮断しつつ開放路Hを遮断する状態を切り換える機能を有しており、入口弁12、出口弁13、チェック弁14を備えて構成されている。
入口弁12は、車輪液圧路Eに設けられた常開型の電磁弁である。入口弁12は、通常時に開いていることで、マスタシリンダM1から出力液圧路Dを通じて前輪ブレーキB1へブレーキ液圧が伝達するのを許容している。また、入口弁12は、前輪がロックしそうになったときに制御装置10により閉塞される(アンチロックブレーキ制御)ことで、マスタシリンダM1から前輪ブレーキB1に伝達されるブレーキ液圧を遮断する。
出口弁13は、車輪液圧路Eと開放路Hとの間に介設された常閉型の電磁弁である。出口弁13は、通常時に閉塞されているが、前輪がロックしそうになったときに制御装置10により開放される(アンチロックブレーキ制御)ことで、前輪ブレーキB1に作用するブレーキ液圧をリザーバ2に逃がす。
チェック弁14は、入口弁12に並列に接続されている。このチェック弁14は、前輪ブレーキB1側からレギュレータ6側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、ブレーキレバーL1からの入力が解除された場合に、入口弁12を閉じた状態にしたときにおいても、前輪ブレーキB1側からレギュレータ6側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ2は、開放路Hに設けられており、出口弁13が開放されることによって逃がされるブレーキ液圧を吸収する機能を有している。また、リザーバ2と吸入液圧路Jとの間には、リザーバ2側からポンプ3側へのブレーキ液の流入のみを許容するチェック弁2aが介設されている。
ポンプ3は、出力液圧路Dに通じる吸入液圧路Jと車輪液圧路Eに通じる吐出液圧路Gとの間に介設されており、前記のように、リザーバ2で貯留されているブレーキ液を吸入して吐出液圧路Gに吐出する機能を有している。このようなポンプ3の作動により、車輪液圧路Eに対してブレーキ液圧が伝達される。また、後記するアンチロックブレーキ制御時に、リザーバ2によるブレーキ液の吸収によって減圧された出力液圧路Dや車輪液圧路Eの圧力状態が回復される。なお、ブレーキレバーL1によるブレーキ操作終了後には、後記するカット弁6aが車輪液圧路Eから出力液圧路Dへのブレーキ液の流入を許容することで、車輪液圧路Eに流入したブレーキ液が出力液圧路Dを通じてマスタシリンダM1に戻されるようになっている。
なお、ダンパ4およびオリフィス5は、その協働作用によってポンプ3から吐出されたブレーキ液の圧力の脈動および後記するレギュレータ6が作動することにより発生する脈動を減衰させている。
レギュレータ6は、出力液圧路Dから車輪液圧路Eへのブレーキ液の流入を許容する状態および遮断する状態を切り換える機能と、出力液圧路Dから車輪液圧路Eへのブレーキ液の流入が遮断されているときに車輪液圧路Eおよび吐出液圧路Gのブレーキ液圧を設定値以下に調節する機能とを有しており、カット弁6a、チェック弁6bおよびリリーフ弁6cを備えて構成されている。
カット弁6aは、マスタシリンダM1に通じる出力液圧路Dと前輪ブレーキB1に通じる車輪液圧路Eとの間に介設された常開型の電磁弁であり、出力液圧路Dから車輪液圧路Eへのブレーキ液の流入を許容する状態および遮断する状態を切り換えるものである。このカット弁6aは、ポンプ3の作動時に遮断(閉弁)されるように、制御装置10により制御されるようになっており、マスタシリンダM1からのブレーキ液圧が、出力液圧路Dから車輪液圧路Eに直接伝達されるのを遮断するようになっている。これにより、ブレーキ液は、後記するように出力液圧路Dから吸入液圧路J(吸入弁7)を通じてポンプ3に吸入される。また、カット弁6aは、ポンプ3の停止に伴って消磁され、連通(開弁)される。これにより、車輪液圧路Eからカット弁6aを通じてブレーキ液が出力液圧路Dに戻される。
チェック弁6bは、カット弁6aに並列に接続されている。このチェック弁6bは、出力液圧路Dから車輪液圧路Eへのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、失陥等により、仮に、カット弁6aが閉じられた状態でロックした場合でも、出力液圧路Dから車輪液圧路Eへのブレーキ液の流入を許容する。
リリーフ弁6cは、カット弁6aに並列に接続されており、車輪液圧路Eおよび吐出液圧路Gのブレーキ液圧が設定値以上になるのに応じて開弁する。
吸入弁7は、吸入液圧路Jに設けられた常閉型の電磁弁であり、吸入液圧路Jを開放する状態および遮断する状態を切り換えるものである。吸入弁7は、ポンプ3の作動に伴って制御装置10により開放(開弁)され、また、ポンプ3の停止に伴って遮断(閉弁)される。また、吸入液圧路Jには、ブレーキ液を貯留する貯留室7aが設けられている。
制御装置10は、主として前記した制御弁手段Vの入口弁12および出口弁13、モータ8の作動を制御するようになっており、二つのブレーキ系統における制動力を独立に調整制御して前輪、後輪のロック傾向を解消するアンチロックブレーキ制御を行う。また、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2のいずれか一方が操作されたときに、操作された側と異なる側のブレーキ系統における前輪ブレーキB1または後輪ブレーキB2に対して制動力を付与する制御を行う。そして、制御装置10は、例えば、ブレーキレバーL1の操作により前輪がロック状態に陥りそうになったときに、アンチロックブレーキ制御を行って前輪側Fのブレーキ系統における制動力を調整制御するとともに、後輪側Rのブレーキ系統における後輪ブレーキB2に対して制動力を付与する制御を行うようになっている。このような制御装置10には、図示しない前輪に固着されたパルサーギアの側面に対向して固定配置される前輪用車輪速度センサ31、同じく図示しない後輪に固着されたパルサーギアの側面に対向して固定配置される後輪用車輪速度センサ32が設けられ、前記した液圧検出センサ11a,22aの出力および車輪液圧路Eに設けられた液圧検出センサ11b,22bの出力に応じて、前記制御弁手段Vの入口弁12および出口弁13、モータ8の作動が制御されるようになっている。
制御装置10において、アンチロックブレーキ制御に関連する部分の構成について図1を参照しつつ図2を参照して説明すると、制御装置10は、前輪側Fのブレーキ液圧調整手段E1に対応して前輪用車輪速度演算手段15a、前輪用車輪加・減速度演算手段16a、前輪用車体速度演算手段17aおよび前輪側制御部(スリップ率算出手段)18aを備えるとともに、後輪側Rのブレーキ液圧調整手段E2に対応して後輪用車輪速度演算手段15b、後輪用車輪加・減速度演算手段16b、後輪用車体速度演算手段17bおよび後輪側制御部18b(スリップ率算出手段)を備え、さらに両ブレーキ液圧調整手段E1,E2に共通して連動制御部18c、車体速度推定手段19を備える。この制御装置10においても前輪側Fと後輪側Rに対応する構成が同一であるので、以下では、主として前輪側Fについて説明する。
前輪用車輪速度演算手段15aは、前輪用車輪速度センサ31の出力信号を受けて前輪速度を演算するものである。前輪用車輪加・減速度演算手段16aは、前輪用車輪速度演算手段15aで得られた前輪速度を微分して前輪の加・減速度を得るものである。前輪用車体速度演算手段17aは、前輪用車輪速度演算手段15aで得られた前輪速度および前輪用車輪加・減速度演算手段16aで算出された前輪加・減速度に基づいて、前輪用車体速度を演算するものである。
車体速度推定手段19は、前輪用車体速度演算手段17aで演算した車体速度および後輪用車体速度演算手段17bで演算した車体速度に基づいて、前輪、後輪のスリップ率を判断する基準となる推定車体速度を設定するものであり、例えば、前輪用車体速度演算手段17aで演算した車体速度および後輪用車体速度演算手段17bで演算した車体速度のハイセレクト値を推定車体速度として設定するようになっている。
前輪側制御部18aは、前輪用車輪速度演算手段15aで演算した前輪速度、前輪用車輪加・減速度演算手段16aで得られた前輪加・減速度、および車体速度推定手段19で得られた推定車体速度に基づいて、スリップ率を演算し、これに基づいて前輪ブレーキB1のブレーキ液圧制御量を定め、制御弁手段Vの入口弁12、出口弁13の開閉駆動制御を行うようになっている。具体的には、スリップ率をSR、前輪速度をW、推定車体速度をSVRとしたときに、スリップ率SRは、SR=(SVR−W)/SVRで求められる。さらに、前輪側制御部18aは、アンチロックブレーキ制御を実行するために、モータ8を所定量作動制御するようになっており、そのために、前輪側制御部18aでは、車体速度推定手段19で得られた推定車体速度に基づいて、該推定車体速度での走行時に目標となるスリップ率が目標スリップ率として設定される。また、この設定された目標スリップ率と、前記のように求められたスリップ率との偏差が算出され、この偏差を極力「0」に近付けるための前輪ブレーキB1のブレーキ液圧制御量が演算され、その演算制御量に基づいて制御弁手段Vの入口弁12および出口弁13、モータ8が駆動制御される。
連動制御部18cは、前輪あるいは後輪の一方がアンチロックブレーキ制御されるときに、アンチロックブレーキ制御の行われない側のブレーキ系統に制動力を付与する制御を行うものである。例えば、ブレーキレバーL1の操作により前輪がロック状態に陥りそうになったときに、前輪側Fにアンチロックブレーキ制御が行われると、連動制御部18cによって後輪側Rのブレーキ系統における後輪ブレーキB2に対して制動力を付与する制御が行われる。
なお、前輪側Fと後輪側Rとのアンチロックブレーキ制御は、独立して行われるようになっており、前記のように、連動制御部18cによって後輪側Rのブレーキ系統における後輪ブレーキB2に対して制動力を付与する制御が行われる過程で後輪がロック状態に陥りそうになったときには、後輪もアンチロックブレーキ制御されるようになっている。
次に、このような構成よりなる車両用ブレーキ制御装置1の動作を詳細に説明する。
(通常時)
車輪がロックする可能性のない通常のブレーキ時(通常時)において、ブレーキレバーL1を操作すると、操作力に起因して発生したブレーキ液圧がそのまま前輪側Fの出力液圧路Dを通じて前輪ブレーキB1に伝達され、前輪がブレーキ制動される。また、ブレーキペダルL2の操作力に起因して発生したブレーキ液圧は、そのまま後輪側Rの出力液圧路Dを通じて後輪ブレーキB2に伝達され、後輪がブレーキ制動される。
(アンチロックブレーキ制御)
ブレーキレバーL1を操作している最中に、前輪がロック状態に陥りそうになると、制御装置10によりアンチロックブレーキ制御が開始される。ここで、アンチロックブレーキ制御とは、ロック状態に陥りそうな車輪の車輪ブレーキ(前輪ブレーキB1または後輪ブレーキB2)に対応する制御弁手段Vをそれぞれ制御して、前輪ブレーキB1、後輪ブレーキB2に作用するブレーキ液圧を減圧、増圧あるいは一定に保持することをいう。
ここで、アンチロックブレーキ制御時における前輪と後輪との制動力特性について図3(a)(b),図1を参照して説明する。図3はアンチロックブレーキ制御時における前輪と後輪との制動力特性を示す図であり、(a)は定積載時における制動力特性を示す図、(b)は軽積載時における制動力特性を示す図である。はじめに、前輪側FのブレーキレバーL1のみを操作している最中に、前輪がロック状態に陥りそうになったときの制動力特性について説明する。ここで、定積載時とは、例えば、乗車定員が二人であるときに、二人乗車を行っている状態や一人乗車でも重い荷物を積載している場合等をいい、また、軽積載時とは、例えば、乗車定員が二人であるときに、一人乗車を行っている状態や一人乗車でも軽い荷物を積載している場合等をいう。
図3(a)では、横軸が前輪制動力、縦軸が後輪制動力を示しており、破線で示した湾曲した曲線(符号(イ)で図示)は理想制動力配分特性曲線である。また、符号(A)で示した斜線領域は車輪がロックする領域である。
ブレーキレバーL1の操作がなされ、マスタシリンダM1から出力液圧路Dを通じて前輪ブレーキB1に油圧が供給され、前輪単独のブレーキ制御がなされると、前輪のブレーキ液圧が上昇し、図3(a)に太線矢印(ロ)で示すように前輪制動力が上昇する。
前輪のブレーキ液圧がさらに上昇して、前記したスリップ率が予め設定された所定の値以上となる(前輪制動力がロック領域(A)に入りそうになる)と、制御装置10が前輪側Fの制御弁手段Vおよびレギュレータ6を駆動制御するとともにモータ8を作動させて前輪ブレーキB1の制動力上昇を緩慢にして、アンチロックブレーキ制御に入る。
前輪側Fがアンチロックブレーキ制御に入ると、制御装置10の連動制御部18c(図2参照)の制御により、ブレーキ操作のされていない後輪側Rのブレーキ系統における後輪ブレーキB2に対して制動力を付与する制御が行われ、後輪ブレーキB2が前輪ブレーキB1に連動して制動される。すなわち、前輪側Fがアンチロックブレーキ制御に入ると、制御装置10が後輪側Rの制御弁手段Vおよびレギュレータ6を駆動制御するとともにモータ8を作動させて、後輪側Rが連動して制動されることとなる。これにより、図3(a)に破線矢印(ハ)で示すように、後輪制動力も上昇することとなり、前輪と後輪との制動力がロック領域(A)に入りそうになる手前の制動領域(B)内を推移する。その後、破線矢印(ハ)に沿って、後輪の制動力がそのまま上昇してゆき、さらにその後に、最大制動力ポイント(ニ)を超えてロック領域(A)に入りそうになると、後輪側Rもアンチロックブレーキ制御に入るべく制御装置10による制御がなされる。
このような制御装置10による制御は、図3(b)に示すように、軽積載時における制動力特性においても同様に行われる。この場合、軽積載である分、定積載時よりも小さな制動力でロック領域(A’)に入りそうになり、制動領域(B’)も狭いものとなる。なお、ロック領域(A)(A’)、制動領域(B)(B’)は、固定的なものではなく、走行路面の路面摩擦係数等によっても適宜設定変更されるものである。
図4はアンチロックブレーキ制御時における前輪および後輪の車輪速度、ならびに推定車体速度の経時変化の一例を示す図である。
図4に示すように、前輪に制動力がかかり、前輪がロックしそうになって前記のように前輪側Fがアンチロックブレーキ制御に入ると、後輪側Rが連動して制動され後輪車輪速度も減速される。これに伴って、推定車体速度も下がる状態となり、その後、後輪がロックしそうになると、後輪側Rにもアンチロックブレーキ制御が開始される。つまり、前輪側Fのアンチロックブレーキ制御が行われると同時に後輪側Rが連動して制動されるので、後輪側Rが減速されるとともに推定車体速度も効果的に低下するようになる。
次に、後輪側RのブレーキペダルL2のみを操作している最中に、前輪がロック状態に陥りそうになったときの制動力特性について図5(a)(b)を参照して説明する。なお、前記図3(a)(b)で説明したものと同様の部分には同一の符号を付してある。
ブレーキペダルL2の操作がなされ、マスタシリンダM2から出力液圧路Dを通じて後輪ブレーキB2に油圧が供給され、後輪単独のブレーキ制御がなされると、後輪のブレーキ液圧が上昇し、図5(a)に太線矢印(ホ)で示すように後輪制動力が上昇する。
後輪のブレーキ液圧がさらに上昇して、前記したスリップ率が予め設定された所定の値以上となる(後輪制動力がロック領域(A)に入りそうになる)と、制御装置10が制御弁手段Vを駆動制御するとともにモータ8を作動させて後輪ブレーキB2の制動力をゆるめて、アンチロックブレーキ制御に入る。
後輪側Rがアンチロックブレーキ制御に入ると、制御装置10の連動制御部18c(図2参照)の制御により、ブレーキ操作のされていない前輪側Fのブレーキ系統における前輪ブレーキB1に対して制動力を付与する制御が行われ、前輪ブレーキB1が後輪ブレーキB2に連動して制動される。すなわち、後輪側Rがアンチロックブレーキ制御に入ると、制御装置10が前輪側Fの制御弁手段Vおよびレギュレータ6を駆動制御するとともにモータ8を作動させて、前輪側Fが連動して制動されることとなる。これにより、図5(a)に破線矢印(ヘ)で示すように、前輪制動力が上昇し、後輪と前輪との制動力がロック領域(A)に入りそうになる手前の制動領域(B)内に保持された状態で推移する。その後、破線矢印(ヘ)に沿って、前輪の制動力がそのまま上昇してゆき、さらにその後に、最大制動力ポイント(ニ)を超えてロック領域(A)に入りそうになると、前輪側Fもアンチロックブレーキ制御に入るべく制御装置10による制御がなされる。
このような制御装置10による制御は、図5(b)に示すように、軽積載時における制動力特性においても同様に行われる。この場合、軽積載である分、定積載時よりも小さな制動力でロック領域(A’)に入りそうになり、制動領域(B’)も狭いものとなる。なお、この場合においても、ロック領域(A)(A’)、制動領域(B)(B’)は、固定的なものではなく、走行路面の路面摩擦係数等によっても適宜設定変更されるものである。
次に、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2の双方が操作されて、各ブレーキ系統に接続された前輪ブレーキB1,後輪ブレーキB2による前輪と後輪との双方のブレーキ制動が行われているときに、いずれかの車輪がロック状態に陥りそうになったときの動作について図6および図1を参照して説明する。
図6はアンチロックブレーキ制御時における前輪と後輪との制動力特性を示す図であり、(a)は前輪がロック状態に陥りそうになったときの制動力特性を示す図、(b)は後輪がロック状態に陥りそうになったときの制動力特性を示す図である。ここで、図6(a)では、前輪が後輪よりも大きな制動力で制動された場合を示し、図6(b)では、これとは逆に後輪が前輪よりも大きな制動力で制動された場合を示している。
図6(a)に示すように、前輪が後輪よりも大きな制動力で制動される状態にブレーキレバーL1,ブレーキペダルL2の双方の操作がなされると、マスタシリンダM1,M2から出力液圧路D,Dを通じて前輪ブレーキB1および後輪ブレーキB2に油圧が供給され、前輪および後輪双方のブレーキ制動がなされる。このとき、前輪および後輪のブレーキ液圧は上昇し、同図に太線矢印(ト)で示すように前輪および後輪の制動力が上昇する。
前輪および後輪のブレーキ液圧がさらに上昇して、前輪の前記したスリップ率が予め設定された所定の値以上となる(前輪制動力がロック領域(A)に入りそうになる)と、制御装置10が前輪側Fの制御弁手段Vおよびレギュレータ6を駆動制御するとともにモータ8を作動させて前輪ブレーキB1の制動力上昇を緩慢にして、アンチロックブレーキ制御に入る。
前輪側Fがアンチロックブレーキ制御に入ると、制御装置10が後輪側Rの制御弁手段Vおよびレギュレータ6を駆動制御するとともにモータ8を作動させて、後輪側Rが前輪側Fに連動して制動される。これにより、ブレーキペダルL2の操作によってここまで独立して制動操作されていた後輪ブレーキB2に対して前輪ブレーキB1に連動した制動力が加わることとなり、図6(a)に破線矢印(チ)で示すように、その分、後輪制動力も上昇する。そして、前輪と後輪との制動力は、ロック領域(A)に入りそうになる手前の制動領域(B)内を推移することとなる。その後、破線矢印(チ)に沿って後輪の制動力がそのまま上昇してゆき、さらにその後に、最大制動ポイント(二)を超えてロック領域(A)に入りそうになると、後輪側Rもアンチロックブレーキ制御に入るべく制御装置10による制御がなされる。
また、図6(b)に示すように、後輪が前輪よりも大きな制動力で制動される状態に、ブレーキペダルL2、ブレーキレバーL1の双方の操作がなされると、後輪および前輪のブレーキ液圧が上昇し、同図に太線矢印(リ)で示すように後輪および前輪の制動力が上昇する。
後輪および前輪のブレーキ液圧がさらに上昇して、後輪の前記したスリップ率が予め設定された所定の値以上となる(後輪制動力がロック領域(A)に入りそうになる)と、制御装置10が制御弁手段Vを駆動制御するとともにモータ8を作動させて後輪ブレーキB2の制動力をゆるめて、アンチロックブレーキ制御に入る。
後輪側Rがアンチロックブレーキ制御に入ると、制御装置10が前輪側Fの制御弁手段Vおよびレギュレータ6を駆動制御するとともにモータ8を作動させて、前輪側Fが後輪側Rに連動して制動される。これにより、ブレーキレバーL1の操作によってここまで独立して制動操作されていた前輪ブレーキB1に対して後輪ブレーキB2に連動した制動力が加わることとなり、図6(b)に破線矢印(ヌ)で示すように、前輪制動力が上昇する。そして、前輪と後輪との制動力は、ロック領域(A)に入りそうになる手前の制動領域(B)内を推移することとなる。
その後、破線矢印(ヌ)に沿って前輪の制動力がそのまま上昇してゆき、さらにその後に、最大制動ポイント(二)を超えてロック領域(A)に入りそうになると、前輪側Fもアンチロックブレーキ制御に入るべく制御装置10による制御がなされる。
なお、再び図1を参照して説明すると、アンチロックブレーキ制御時に前輪ブレーキB1に作用するブレーキ液圧を減圧する場合には、制御弁手段Vにより車輪液圧路Eが遮断され、開放路Hが開放されることにより行われる。つまり、制御装置10により入口弁12を励磁して閉塞(閉弁)状態にするとともに、出口弁13を励磁して開放(開弁)状態にする。このようにすると、前輪ブレーキB1に通じる車輪液圧路Eのブレーキ液が開放路Hを通ってリザーバ2に流入し、その結果、前輪ブレーキB1に作用していたブレーキ液圧が減圧される。
また、前輪ブレーキB1に作用するブレーキ液圧を一定に保持する場合は、制御弁手段Vにより車輪液圧路Eおよび開放路Hがそれぞれ遮断される。つまり、制御装置10により入口弁12を励磁して閉塞(閉弁)状態にするとともに、出口弁13を消磁して閉塞(閉弁)状態にする。このようにすると、前輪ブレーキB1、入口弁12および出口弁13で閉じられた油路内にブレーキ液が閉じ込められることになり、その結果、前輪ブレーキB1に作用しているブレーキ液圧が一定に保持される。
さらに、前輪ブレーキB1に作用するブレーキ液圧を増圧する場合は、制御弁手段Vにより車輪液圧路Eが開放され、開放路Hが遮断される。つまり、制御装置10により入口弁12を消磁して開放(開弁)状態にするとともに、出口弁13を消磁して閉塞(閉弁)状態にする。このようにすると、ポンプ3の作動により吐出液圧路Gに流出したブレーキ液が入口弁12を通じて車輪液圧路Eに作用し、その結果、前輪ブレーキB1に作用するブレーキ液圧が増圧される。
なお、ブレーキレバーL1の非操作時におけるブレーキ制御等により、車輪液圧路Eおよび吐出液圧路Gのブレーキ液圧が設定値以上になった場合には、リリーフ弁6cの働きにより車輪液圧路Eおよび吐出液圧路G内のブレーキ液が出力液圧路Dに逃がされ、その結果として、前輪ブレーキB1に過剰なブレーキ液圧が作用することが回避される。
また、レギュレータ6が作動することによって吐出液圧路G等に発生する脈動は、ダンパ4およびオリフィス5の協働作用によって吸収され抑制されるので、当該脈動に起因する作動音も小さくなる。
以上説明した車両用ブレーキ制御装置1によれば、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2の操作に応じて各ブレーキ系統に接続された前輪ブレーキB1,後輪ブレーキB2がそれぞれ独立してブレーキ制動されるとともに、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2の一方が単独操作されることにより、また、これら双方が操作されることにより、いずれか一方の車輪がロック状態に陥りそうになると、制御装置10により、当該車輪のブレーキ系統における制動力がアンチロックブレーキ制御されるとともに、このロック状態に陥りそうになった車輪のブレーキ系統と異なる側のブレーキ系統の前輪ブレーキB1または後輪ブレーキB2に制動力が付与されてブレーキ制動が行われることとなる。つまり、ロック状態に陥りそうになるまでは、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2の単独操作による独立したブレーキ制動やこれら双方の操作によるブレーキ制動を行うことができ、また、ロック状態に陥りそうになったときには、当該車輪がアンチロックブレーキ制御されるとともに、これと異なるブレーキ系統の車輪が連動してブレーキ制動されることとなる。したがって、ロック状態とならない通常のブレーキ制動が行われる走行状態においては、ブレーキレバーL1、ブレーキペダルL2の単独操作によるブレーキ制動やこれら双方の操作によるブレーキ制動を行うことができ、従前のバーハンドル車両のような前輪と後輪との独立したブレーキ制動を運転者自らの意志に基づいて行うことができる。これにより、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。また、運転者の好みに合わせたスポーツ走行等を行うことができる。
一方、ブレーキ制動によりいずれかの車輪がロックするような走行状態においては、ロック状態に陥りそうになった車輪がアンチロックブレーキ制御され、また、これと異なるブレーキ系統の車輪も連動してブレーキ制動されることとなり、車両の挙動が安定した状態となるように各車輪が連動してブレーキ制動される。これにより、運転者に安心感を与えるブレーキ制動が実現される。
さらに、車輪のスリップ率を算出する前輪側制御部18a(後輪側制御部18b)を備え、制御装置10は、前輪側制御部18aにより算出されたスリップ率が所定の値以上となったときにアンチロックブレーキ制御および制動力を付与する制御を行う構成となっているので、車両の挙動の悪化を確実に防止することができる。
また、制御装置10は、アンチロックブレーキ制御された側と異なる側、例えば、前輪がアンチロックブレーキ制御される時の後輪側Rが、ロック状態に陥りそうになったときに、後輪側Rもアンチロックブレーキ制御を行って後輪のブレーキ系統における制動力が調節制御されるので、車両の挙動が悪化するのをより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することが可能である。
例えば、前輪と後輪とが連動してブレーキ制御される場合には、アンチロックブレーキ制御される車輪の制御状況等を検出して、予め設定された好適なブレーキ配分となるように前輪と後輪とがブレーキ制動されるように構成することができる。また、本実施形態の車両用ブレーキ制御装置は、例えば、ブレーキレバーL1から前輪ブレーキB1に通じる出力液圧路Dが分離弁により連通あるいは遮断され、この分離弁の連通あるいは遮断のいずれの状態においても、前輪ブレーキB1側においてブレーキ液の液圧による制動動作が可能な車両に対しても適用することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ブレーキ制御装置を示すブレーキ液圧回路図である。 制御装置の主要構成を示すブロック図である。 アンチロックブレーキ制御時における前輪と後輪との制動力特性を示す図であり、(a)は定積載時における制動力特性を示す図、(b)は軽積載時における制動力特性を示す図である。 アンチロックブレーキ制御時における前輪および後輪の車輪速度、ならびに推定車体速度の経時変化の一例を示す図である。 アンチロックブレーキ制御時における前輪と後輪との制動力特性を示す図であり、(a)は定積載時における制動力特性を示す図、(b)は軽積載時における制動力特性を示す図である。 アンチロックブレーキ制御時における前輪と後輪との制動力特性を示す図であり、(a)は前輪がロック状態に陥りそうになったときの制動力特性を示す図、(b)は後輪がロック状態に陥りそうになったときの制動力特性を示す図である。
符号の説明
1 車両用ブレーキ制御装置
2 リザーバ
3 ポンプ
6 レギュレータ
7 吸入弁
8 モータ
10 制御装置
12 入口弁
13 出口弁
18a 前輪側制御部
18b 後輪側制御部
18c 連動制御部
31 前輪用車輪速度センサ
32 後輪用車輪速度センサ
B1 前輪ブレーキ
B2 後輪ブレーキ
E1,E2 ブレーキ液圧調整手段
L1 ブレーキレバー
L2 ブレーキペダル
M1,M2 マスタシリンダ
V 制御弁手段

Claims (3)

  1. 相互に独立して操作可能な少なくとも一対のブレーキ操作子と、
    前記一対のブレーキ操作子にそれぞれ接続されたブレーキ系統と、
    前記一対のブレーキ操作子の双方が操作されることによりいずれか一方の前記ブレーキ操作子の前記ブレーキ系統における車輪がロック状態に陥りそうになったときに、当該車輪の前記ブレーキ系統に対してアンチロックブレーキ制御を行うとともに、このアンチロックブレーキ制御された側と異なる側の前記ブレーキ系統に対して制動力を付与する制御を行う制御手段と
    記車輪のスリップ率を算出するスリップ率算出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記スリップ率算出手段により算出されたスリップ率が所定の値以上となったときに前記アンチロックブレーキ制御および前記制動力を付与する制御を行い、
    かつ、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪の制動力と、これとは異なる側の前記車輪の制動力とが、ロック領域の手前の制動領域内となるように制御しつつ、前記各車輪の制動力の理想制動力配分特性曲線に基づいて設定された最大制動ポイントに向かうように制御するようになっており、
    さらに、前記制御手段は、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が前輪である場合には、前記前輪の制動力上昇を緩慢にして、前記アンチロックブレーキ制御を行うとともに、
    ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が後輪である場合には、前記後輪の制動力をゆるめて、前記アンチロックブレーキ制御を行うことを特徴とする車両用ブレーキ制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記異なる側の前記ブレーキ系統における制動力を付与する制御により制動力が付与された前記車輪がロック状態に陥りそうになったときに、当該車輪の前記ブレーキ系統に対して前記アンチロックブレーキ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  3. 一対のブレーキ操作子とこれらの一対のブレーキ操作子にそれぞれ接続されたブレーキ系統とを備えた車両用ブレーキ制御装置のブレーキ制御方法であって、
    前記一対のブレーキ操作子の双方が操作されることによりいずれか一方の前記ブレーキ操作子の前記ブレーキ系統における車輪がロック状態に陥りそうになったときに、当該車輪の前記ブレーキ系統に対してアンチロックブレーキ制御を行うとともに、このアンチロックブレーキ制御された側と異なる側の前記ブレーキ系統に対して制動力を付与し、
    ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪の制動力と、これとは異なる側の前記車輪の制動力とが、ロック領域の手前の制動領域内となるように制御しつつ、前記各車輪の制動力の理想制動力配分特性曲線に基づいて設定された最大制動ポイントに向かうように制御し、
    さらに、ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が前輪である場合には、前記前輪の制動力上昇を緩慢にして、前記アンチロックブレーキ制御を行うとともに、
    ロック状態に陥りそうになった側の前記車輪が後輪である場合には、前記後輪の制動力をゆるめて、前記アンチロックブレーキ制御を行うことを特徴とするブレーキ制御方法。
JP2006068857A 2005-03-17 2006-03-14 車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法 Expired - Fee Related JP4649352B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006068857A JP4649352B2 (ja) 2005-03-17 2006-03-14 車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法
EP06005535.7A EP1702822B1 (en) 2005-03-17 2006-03-17 Vehicular brake control apparatus and control method therefor
US11/276,897 US7331640B2 (en) 2005-03-17 2006-03-17 Vehicular brake control apparatus and control method therefor

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005076971 2005-03-17
JP2006068857A JP4649352B2 (ja) 2005-03-17 2006-03-14 車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006290333A JP2006290333A (ja) 2006-10-26
JP4649352B2 true JP4649352B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=36588807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006068857A Expired - Fee Related JP4649352B2 (ja) 2005-03-17 2006-03-14 車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7331640B2 (ja)
EP (1) EP1702822B1 (ja)
JP (1) JP4649352B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006023305A1 (de) * 2005-12-12 2007-06-28 Continental Teves Ag & Co. Ohg Kraftradbremsanlage
JP2009536127A (ja) 2006-05-06 2009-10-08 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 原動機付き二輪車におけるブレーキ圧制御方法及びその装置
US20080116742A1 (en) * 2006-11-20 2008-05-22 Lipski Mark C Brake modulation device and method
JP5096754B2 (ja) * 2007-02-09 2012-12-12 ボッシュ株式会社 自動二輪車のブレーキ制御装置
WO2010038292A1 (ja) * 2008-10-01 2010-04-08 ボッシュ株式会社 Absを備える自動二輪車用の連動式ブレーキ制御装置及びその制御方法
JP5171756B2 (ja) * 2009-08-19 2013-03-27 本田技研工業株式会社 自動二輪車のブレーキ制御装置
US20110140425A1 (en) * 2010-08-25 2011-06-16 Martin Staedler Method and System For Controlling Wind Turbine Rotational Speed
JP5715523B2 (ja) * 2011-07-31 2015-05-07 本田技研工業株式会社 自動二輪車用ブレーキシステム
DE102014210382A1 (de) * 2014-06-03 2015-12-03 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Verteilung einer Bremskraft und Bremseinrichtung
CN107864646A (zh) * 2015-03-27 2018-03-30 比亚乔公司 用于在三轮车的前轴和后轴之间分配制动作用的系统和方法
US10723334B2 (en) * 2017-03-28 2020-07-28 Polaris Industries Inc. Anti-lock brake system for all-terrain vehicle
CN108596727B (zh) * 2018-04-26 2022-05-03 重庆邮电大学 一种共享单车的管理与决策方法
US11618422B2 (en) 2018-11-14 2023-04-04 Polaris Industries Inc. Operating modes using a braking system for an all terrain vehicle
WO2019213417A1 (en) 2018-05-02 2019-11-07 Polaris Industries Inc. Operating modes using a braking system for an all terrain vehicle
JP7376980B2 (ja) * 2018-07-24 2023-11-09 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 制御装置及び制御方法
TWI707795B (zh) * 2019-07-10 2020-10-21 彥豪金屬工業股份有限公司 自行車卡鉗、自行車卡鉗控制系統及自行車卡鉗控制方法
MX2022003424A (es) 2019-09-27 2022-04-18 Polaris Inc Cilindro maestro para sistema de frenado.

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59179748U (ja) * 1983-04-14 1984-12-01 フオルクスヴア−ゲンヴエルク・アクチエンゲゼルシヤフト 自動車用の圧力操作される制動装置
JPS63227454A (ja) * 1987-02-28 1988-09-21 ダイムラー−ベンツ アクチエンゲゼルシヤフト 路上走行車用の液圧式多重回路形ブレーキ装置を持つたアンチブロツク装置
JP2000006779A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両の制動装置
JP2000127930A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の制動装置
JP2000264278A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の前後輪連動ブレーキ装置
JP2001180462A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の制動装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3731075A1 (de) * 1987-09-16 1989-03-30 Bosch Gmbh Robert Bremsschlupfregler
JP2890215B2 (ja) * 1991-06-14 1999-05-10 本田技研工業株式会社 自動二輪車用制動装置
DE69225147T2 (de) * 1991-09-17 1998-08-06 Honda Motor Co Ltd Verfahren zur Bremssteuerung
DE19939826C2 (de) 1999-08-21 2002-05-29 Deinlein Kalb Hans Elektrohydraulische Antiblockier- und Antriebsschlupfregelung für Motorräder
ATE410349T1 (de) 2001-07-19 2008-10-15 Bosch Corp Bremssteuerverfahren und vorrichtung für motorräder

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59179748U (ja) * 1983-04-14 1984-12-01 フオルクスヴア−ゲンヴエルク・アクチエンゲゼルシヤフト 自動車用の圧力操作される制動装置
JPS63227454A (ja) * 1987-02-28 1988-09-21 ダイムラー−ベンツ アクチエンゲゼルシヤフト 路上走行車用の液圧式多重回路形ブレーキ装置を持つたアンチブロツク装置
JP2000006779A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両の制動装置
JP2000127930A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の制動装置
JP2000264278A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の前後輪連動ブレーキ装置
JP2001180462A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の制動装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1702822B1 (en) 2013-11-06
US7331640B2 (en) 2008-02-19
EP1702822A1 (en) 2006-09-20
JP2006290333A (ja) 2006-10-26
US20060220450A1 (en) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4649352B2 (ja) 車両用ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法
US8678521B2 (en) Vehicular brake control system for vehicle
JP7135292B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP4452300B2 (ja) 車両挙動制御装置
US9002611B2 (en) Vehicular brake hydraulic pressure control apparatus
JP4520958B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
WO2006006453A1 (ja) 車輌の制動力制御装置
CN100554051C (zh) 车用制动控制装置及其控制方法
JP4847894B2 (ja) バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置
JP4847893B2 (ja) バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置
JP5014159B2 (ja) ブレーキ制御方法及びその装置
JP6159554B2 (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP4443528B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP4555746B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JPH09249111A (ja) アンチスキッド制御装置
EP1439104B1 (en) Brake control apparatus
JP7047346B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP5209589B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP4806228B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP7302705B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP4602186B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
KR100491924B1 (ko) 차량 자세 안정성의 제어회로
JP2010089626A (ja) 車両用ブレーキ装置における引きずり防止方法
JP2930677B2 (ja) 車両用アンチロックブレーキ装置
WO2020090657A1 (ja) 車両の制動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4649352

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees