JP4580547B2 - 無線中継方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は無線通信におけるデータ伝送に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線回線を介し、基地局と端末が通信を行なう無線通信システムにおいては、端末−基地局間で電波が直接届かない場合に、サービスエリアを確保するため無線中継局を設置するのが一般的である。
中継局としては、例えばRCR−STD T61に記載されているものがある。RCR-STD T61に記載の無線中継は、山岳地帯等で基地局と制御局間を有線接続するのが困難な場合に適用されるものである。通常、中継局は山の頂上等に設置され、無線中継ゾーンにおける移動局からの通信を、有線回線で制御局と接続した基地局と同様の形態で設置される無線アプローチ局に中継する。
このような中継局は、移動局側では基地局と同等の無線インタフェースを提供し、無線アプローチ局側では無線アプローチ局用無線インタフェースを提供する。このため、基地局とも移動局とも異なるハードウェア及びソフトウェア構成となり、中継局専用に装置を設計し、山の頂上等見通しのよい場所に設置する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術には、中継局により不感地帯へのサービスが可能となる反面、中継局用装置の設計及び設置とが必要になり、設備コストが増加するという欠点がある。
本発明の目的は、上記のような欠点を除去し、中継局用装置の設計及び設置を不要にし、設備コストの低減を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の無線中継方式は、端末を中継局として利用し、基地局までの中継ルートを設定することにより、中継局用装置の設計及び設置を不要にし、設備コストを低減したものである。
即ち本発明の無線中継方式は、基地局と端末間を無線回線で接続し通信を行なう無線通信システムにおいて、
前記端末の少なくとも1つを中継局として利用し、
前記基地局までの中継ルートを設定したものである。
【0005】
また、本発明の無線中継方式は、基地局と端末間を無線回線で接続し通信を行なう無線通信システムにおいて、前記端末に、自局が帰属する基地局または端末のアドレスと、自局に帰属する端末のアドレスとを記憶し、自局に帰属する端末から送信されたデータを受信し、受信したデータの宛先アドレスが、自局アドレス以外である場合には、受信したデータを自局が帰属する基地局または端末に送信するものである。
【0006】
また、本発明の無線中継方式の端末は、受信したデータの宛先アドレスが、自局アドレス以外または自局に帰属する端末アドレス以外である場合には、受信したデータを自局が帰属する基地局または端末に送信するものである。
【0007】
また更に、本発明の無線中継方式の端末は、基地局または端末のいずれかから送信された受信したデータの宛先アドレスが、自局に帰属する端末のアドレスまたは自局に帰属する端末を中継用端末として使用する端末のアドレスと一致する場合には、受信したデータを、自局に帰属する端末の宛先アドレスに対応する端末に送信するものである。
【0008】
また本発明の無線中継方式は、基地局と端末間を無線回線で接続し通信を行なう無線通信システムにおいて、基地局に、自局に帰属する端末のアドレスと、自局に帰属する端末のアドレスと自局に帰属する端末を中継用端末として使用する端末のアドレスとが対応する情報を記憶し、端末から送信されたデータを受信し、受信したデータの宛先アドレスが、自局に帰属する端末を中継用端末として使用する端末のアドレスと一致する場合には、受信したデータを自局に帰属する端末の宛先アドレスに対応する端末に送信するものである。
【0009】
更に、本発明の無線中継方式は、自局のビーコン信号または、無線通信システム内の他の端末からの要求信号に対する応答信号中に、自局と基地局間の中継段数情報を付加し、中継段数情報が示す中継段数の最も小さい端末の1つを中継用端末として選択し、その端末を、選択した中継用端末に帰属させるものである。
更に、その無線中継方式において、端末は、受信レベルを検出し、中継段数の最も小さい端末が複数存在する場合には、受信レベル値の最も大きい端末を中継用端末として選択するものである。
更にまた、その無線中継方式の端末において、選択した中継用端末に自局アドレスの登録要求信号の送信及び、登録応答信号の受信を行ない、選択された中継用端末は、さらに、自局が帰属する基地局または端末に要求されたアドレスの登録要求送信及び、登録応答信号の受信を行なうことにより、中継ルートの設定を行なうものである。
【0010】
また、本発明の無線中継方式は、端末−基地局間及び端末−端末間における中継ルート設定に必要な制御用の信号としてOSI7レイヤのデータリンクレイヤ間で送受信される信号を使用する。
そしてまた、データリンクレイヤ信号にIEEE802.11フレームフォーマットを使用するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明をIEEE802.11無線LANに適用した場合について、以下説明する。802.11は、無線LANの物理レイヤ、MAC(Media Access Control)レイヤについての規格であり、MACレイヤはOSI7レイヤのデータリンクレイヤの下層に対応するものである。
図1は本発明の一実施例を示す端末及び基地局のブロック構成図である。図1に示す端末10の構成は、無線部11、変復調部12、ベースバンド処理部13、MAC処理部14、端末登録テーブル141、制御部15、パソコン等に接続する外部インタフェース部16より構成される。また、基地局19の構成も、同様に、無線部11、変復調部12、ベースバンド処理部13、MAC処理部14、端末登録テーブル141、制御部17、ネットワーク等に接続する有線インタフェース部18より構成される。
ここで、MAC処理部14は無線区間のアクセス制御を、制御部15と17はMACレイヤより上位のプロトコル処理及び装置全体の制御を行なう。
【0012】
端末10または基地局19が送信を行なう場合には、MAC処理部14は送信フレームを生成し、生成された送信フレームをベースバンド処理部13にて無線区間フォーマットへ変換後、変復調部12にて変調し、無線部11にて無線信号として送信する。
一方、端末10または基地局19が受信を行なう場合には、無線部11にて無線信号を受信し、変復調部12にて受信信号を復調し、ベースバンド処理部13にて、無線区間フォーマットから受信フレームを復元し、MAC処理部14は受信フレームの処理を行なう。
【0013】
端末10−基地局19間でやり取りされる信号には、MAC処理部14間の制御信号、制御部14−制御部17間の制御信号、外部インタフェース部16と有線インタフェース部18間での送受信データなどがある。
外部インタフェース部16と有線インタフェース部18間での送受信の場合には、MAC処理部14が、外部インタフェース部16または有線インタフェース18から供給されるデータを入力としMACフレームを生成して送信し、また、MACフレームから元のデータを復元し、外部インタフェース部16または有線インタフェース部18にデータを供給する。制御部14−制御部17間の制御信号のやり取りも同様である。
【0014】
IEEE802.11では、MACレイヤで定義されるフレームフォーマットはアドレスエリアを4つ持ち、パケットの送信元アドレスや宛先アドレスの他、無線区間での送信元アドレスや受信先アドレスを設定可能であり、MACレイヤでのパケット中継が可能な構成となっている。パケットの送信元アドレスと宛先アドレスは、上位層からのプリミティブにより設定されるが、無線区間での送信元アドレスや受信先アドレスの決定方法は規格の範囲外である。
【0015】
図1〜図3及び図10を用いて、本発明の一実施例の中継動作について説明する。
図3は本発明の中継を行なう場合のMACフレームアドレス構成の一実施例を説明する図である。また、図10に基地局及び端末の端末登録テーブルの一実施例を示す図である。
また、図2は本発明を適用するシステムの一実施例の構成図である。このシステムは、基地局A21、基地局B22と端末a23、端末b24、端末c25、端末d26、端末e27で構成される。基地局A21と基地局B22は有線ネットワーク28に接続され、楕円で囲まれたエリア201は基地局A−端末a間で通信可能なエリア、楕円で囲まれたエリア202は基地局B−端末e間で通信可能なエリア、楕円で囲まれたエリア203は端末a−端末b間で通信可能なエリア、楕円で囲まれたエリア204は端末b−端末d間で通信可能なエリア、楕円で囲まれたエリア205は端末b−端末c間で通信可能なエリアを示している。
【0016】
図2で示されるように、端末a23は基地局A21と、端末e27は基地局B22と直接通信可能であるが、他の端末b24、端末c25、端末d26は基地局A21及び基地局B22とは直接通信できない。
端末b24が通信を開始する場合、周辺の通信可能な端末をスキャンするため、端末b24のMAC処理部14(図1)がProb Request信号を生成して送信する。
端末a23のMAC処理部14は、端末b24から送られてきたProb Request信号に対してProb Response信号を生成して応答する。また、この応答の時に、基地局A21または基地局B22への中継段数を同時に通知する。以下、信号はMAC処理部14で生成され、判別処理される。端末c25、及び端末d26も同様に、基地局A21または基地局B22への中継段数をProb Response信号応答時に通知する。
【0017】
端末b24はProb Response信号を受信した端末の中から、最も基地局への中継段数が少ない端末a23を選択して、認証処理終了後、端末a23に帰属する。そして、帰属に際し、Association Request信号と同時に中継登録要求を行なう。
端末a23は、端末b24から、Association Request信号と同時に中継登録要求を受信した場合、帰属する基地局A21に中継登録要求を行ない、端末b24のMACアドレスを通知する。
端末a23からの中継登録要求を受信した基地局A21は、端末登録テーブルに、端末b24のMACアドレスと対応する中継端末となる端末a23のMACアドレスを登録する。図10(a)に示す図は、基地局A21の端末登録テーブルを示す。
【0018】
基地局A21は、登録を完了すると、端末a23に対して中継登録応答で、登録の結果を通知する。端末a23は端末b24のMACアドレスを端末登録テーブルに登録し、登録結果をAssociation Response信号と同時に端末b24に通知する。図10(b)に示す図は、端末a23の端末登録テーブルを示す。
上記の登録完了後、基地局A21は、端末b24宛のデータを受信した場合、端末登録テーブルを参照し、対応する中継端末a23に送信処理を行なう。また、端末a23は端末登録テーブルに登録されている端末からの送信データを基地局A21へ中継するよう動作し、中継機能を実現する。
図3において、端末b24は、中継登録処理終了後、自局が帰属する端末a23のアドレスと自局の中継段数を、端末a23の中継段数+1に設定し、MAC処理部14に記憶する。
図3のMACフレームアドレス31は、端末b24から端末a23に送信する場合のアドレス構成である。また、MACフレームアドレス32は、端末a23から基地局A21に送信する場合のアドレス構成である。
【0019】
端末a23−端末b24間における中継段数の通知は、Prob Response信号に続く独自信号を定義し送信することにより可能である。
またこれ以外にも、Prob response信号を拡張して実現する方法もある。例えば、Prob Response信号のCapability Informationフィールドの予約ビットを使用する方法がある。
同様に、Association Request信号と同時にやり取りされる中継登録要求は、Association Request信号のCapability Informationフィールドの予約ビットを使用する方法もある。
このようにすることで、中継に必要となる信号を新たに定義し、送受信する必要がなくなり、通信のオーバヘッドを削減することができる。
【0020】
一方、802.11の解釈では中継は基本的にアクセスポイント(Access Point、以下APと称する)間で実行され、AP間プロトコルは規格の範囲外である。したがって、端末a23と基地局A21間は独自プロトコルとなる。
しかし、APが802.11準拠の装置であれば、802.11のフレームセットを使用し、AP間プロトコルを構築することの方が、機能を付加する場合には効率がよい。
そこで、802.11フレームセットを使用する場合、例えば、基地局A21−端末a23間の中継登録要求は、AP間プロトコルとなる。即ち、802.11のReassociation Requestのフレームを使用し、中継登録端末のMACアドレスの通知をCurrent APアドレスフィールドで、802.11のReassociation Requestとの相違をCapability Informationフィールドの予約ビットを使用し、かつ、中継登録応答はReassociation Responseフレームを使用することによって実現することができる。
【0021】
802.11のフレームフォーマットを図4に示す。また、802.11フレームフォーマットを使用する場合の端末−中継用端末間、中継用端末−基地局間メッセージの802.11フレームフォーマットからの拡張内容を図5に示す。更に、中継ルート設定の動作シーケンスを図6に示す。
【0022】
次に多段中継の実現方法を図7によって説明する。図7は本発明の端末c25から基地局への多段中継ルート設定の動作シーケンスの一実施例を示す図である。
図7において、端末c25が通信を開始する場合、上記と同様に端末b24に認証処理終了後、Association Request信号と同時に中継登録要求を送信する。端末b24は端末c25から中継登録要求を受信すると、さらに自局が帰属する端末a23に中継登録要求を行ない、端末c25のMACアドレスを通知する。
端末a23は端末b24から中継登録要求を受信すると、さらに自局が帰属する基地局A21に中継登録要求を行ない、端末c25のMACアドレスを通知し、基地局は端末登録テーブルに端末c25のMACアドレスと対応する中継用端末a23のアドレスを登録し、登録結果を中継登録応答により端末a23に通知する。
端末a23は中継登録応答を受信すると端末登録テーブルに端末c25のアドレスと対応する中継用端末b24のアドレスを登録し、登録結果を中継登録応答により端末b24に通知する。端末b24は中継登録応答を受信すると端末登録テーブルに端末c25のアドレスを登録し、登録結果をAssociation Request信号と同時に端末c25に通知する。
このように基地局や中継用端末で、登録端末のMACアドレスと対応する中継用端末のMACアドレスを登録した端末登録テーブルを用意することにより基地局から、または基地局への多段中継が可能となる。
【0023】
次に中継端末の移動端末b24が移動した場合について、図8と図9とを用いて説明する。図8と図9は、端末b24から基地局への多段中継ルート設定の動作シーケンスを示す。
図8において、端末b24は端末e27付近に移動している。この場合、Prob Request信号により周辺端末をスキャンし、端末e27を選択し、認証後、再帰属するため、Reassociation Requestを送信する。端末e27はReassociation要求を基地局B22へ送る。図9において、基地局B22はReassociation要求をCurrent AP アドレスで示される、これまで帰属していたAP(端末a23)に転送する。端末a23は、端末b24が端末登録テーブルに登録されている場合、基地局A21に中継解除要求を行ない、基地局A21は中継解除要求を受信すると、自局の端末登録テーブルから端末b24の項目を削除し、結果を端末a23に中継解除応答として通知する。
端末a23は、基地局A21から中継解除応答を受信すると、端末b24の項目を端末登録テーブルから削除し、結果を端末e宛にReassociation 応答を送信する。
図8において、端末e27はReassociation応答確認後、中継登録要求を基地局B22に送信し、端末b24のMACアドレスを通知する。以後の動作は中継設定の場合と同一である。
【0024】
端末b24の移動により端末c25は中継ルートがなくなるが、端末c25は端末b24にデータが送信できなくなった場合、新たにProb Request 信号を送信し、中継用端末を探すか、前回の探索結果を保存しておき、次の候補端末に帰属要求する等の処理をおこない、新たな中継ルートを設定することができる。
端末b24は移動し、別の端末に帰属した場合、自己の端末登録テーブルをクリアする。
【0025】
なお、上記例において、複数の端末からProb Responseを受信し、中継段数が同一である端末が複数存在している場合は、無線部11において検出した受信レベル値の大きい方を選択するなどの処理を加えることにより、より確実な通信が期待できる。また、本例では中継段数の通知をProb Request信号の応答信号として通知したが、ビーコン信号等により周期的に報知しても差し支えない。
【0026】
上記では中継機能の実現のため、802.11MACフレーム の固定フィールドCapability Information フィールドの予約ビットを使用する場合について述べたが、他に可変長フィールドを拡張する方法、また予約フィールドを使用する方法もある。これは、例えば可変長フィールドの場合、各フィールドのフィールド長を示すオクテットを+1し、フィールドの終わりに本発明の機能に必要な1オクテット追加することで実現できる。また、予約フィールドの場合は特定のElement IDをもつ予約フィールドを本発明の機能に必要な情報に割当て、メッセージにフィールドを追加することで実現できる。
【0027】
上記実施例では、802.11フレーム構成を利用した場合について述べたが、同様な機能を実現する独自プロトコルであっても差し支えない。また、中継用端末に登録された端末間の通信では、中継用端末はデータを自局が帰属する基地局又は端末に中継せずに、中継用端末で折り返して送信するなどの制御も可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が期待できる。端末を中継局に使用できるので、専用中継装置の開発、設置は不要になり、設備コスト削減に有効である。基地局及び中継用端末は登録端末のアドレスと対応する中継用端末アドレスをメモリに登録しておけばよく、中継ルート全体の情報を記憶する必要がないため、少ないメモリと簡易な処理で中継機能が実現できる。既存の無線LANフレームフォーマットを拡張して中継機能が実現できるため、短期間の開発が期待できる。802.11フレームを拡張して中継機能を実現できるためシステム内にて802.11準拠動作と独自動作の混在が可能である。中継アドレスの決定をMACレイヤで行なうので、上位レイヤは中継処理を意識する必要がなく、既存の上位プロトコルをそのまま使用できる。中継用端末での折り返し通信が可能なので、システム全体のトラフィック低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す端末及び基地局のブロック構成図。
【図2】本発明を適用するシステムの一実施例の構成図。
【図3】本発明の中継を行なう場合のMACフレームアドレス構成の一実施例を説明する図。
【図4】802.11のフレームフォーマットを説明する図。
【図5】本発明の拡張されたフレームフォーマットの一実施例を説明する図。
【図6】本発明の中継ルート設定の動作シーケンスの一実施例を説明する図。
【図7】本発明の多段中継ルート設定の動作シーケンスの一実施例を示す図。
【図8】本発明の多段中継ルート設定の動作シーケンスの一実施例を示す図。
【図9】本発明の多段中継ルート設定の動作シーケンスの一実施例を示す図。
【図10】本発明の端末登録テーブルの一実施例を示す図。
【符号の説明】
10:端末、 11:無線部、 12:変復調部、 13:ベースバンド処理部、 14:MAC処理部、 15:制御部、 16:外部インタフェース部、 17:制御部、 18:有線インタフェース部、 19:基地局、 21:基地局A、 22:基地局B、 23:端末a、 24:端末b、 25:端末c、 26:端末d、 27:端末e、 28:有線ネットワーク、 31,32:アドレス構成、 141:端末登録テーブル、 201〜205:エリア。
Claims (7)
- 基地局と端末間を無線回線で接続し通信を行なう無線通信システムにおいて、
少なくとも1つの基地局と、前記基地局と直接通信可能な少なくとも1つの端末と、前記基地局と直接通信不可能な少なくとも1つの端末とからなり、
直接通信不可能な端末の1つである第1の端末が通信を開始する場合、当該端末は周辺の通信可能な端末をスキャンするための信号を生成して送信し、
周辺の通信可能な端末は、前記信号を受信すると、対応する応答信号を生成して基地局との中継段数と合わせて送信し、
前記第1の端末は、前記応答信号を受信した端末の中から、最も中継段数の少ない第2の端末を選択して、前記第2の端末に帰属するための認証処理を行うと共に前記第2の端末に中継登録要求を含む信号を送信し、
前記第2の端末は、前記第1の端末からの中継登録要求を含む信号を受信した場合、前記第2の端末が帰属する基地局又は端末に中継登録要求と前記第1の端末のアドレスを通知し、
前記第2の端末からの中継登録要求を受信した基地局は、前記第1の端末のアドレスと対応する中継端末となる前記第2の端末のアドレスを登録して前記第2の端末に通知し、
前記第2の端末は、前記基地局からの通知に応じて前記第1の端末のアドレスを登録して前記第1の端末に登録結果を含む信号を通知し、
前記基地局までの中継ルートを設定することを特徴とする無線中継方式。 - 請求項1記載の無線中継方式であって、
前記基地局は、前記第1の端末宛のデータを受信した場合、対応する中継端末となる第2の端末に送信処理を行うことを特徴とする無線中継方式。 - 請求項1記載の無線中継方式であって、
前記第2の端末は、前記第1の端末からデータを受信した場合、対応する前記基地局に前記データの送信処理を行うことを特徴とする無線中継方式。 - 請求項2記載の無線中継方式であって、
前記第2の端末は、前記基地局から前記第1の端末宛のデータを受信した場合、前記第1の端末に送信処理を行うことを特徴とする無線中継方式。 - 請求項1乃至4記載の無線中継方式であって、
直接通信不可能な端末の1つである第3の端末が通信を開始する場合、当該端末は周辺の通信可能な端末をスキャンするための信号を生成して送信し、
周辺の通信可能な端末は、前記信号を受信すると、対応する応答信号を生成して基地局との中継段数と合わせて送信し、
前記第3の端末の端末は、前記応答信号を受信した端末の中から、最も中継段数の少ない端末として前記第1の端末を選択すると、前記第1の端末に帰属するための認証処理を行うと共に前記第1の端末に中継登録要求を含む信号を送信し、
前記第1の端末は、前記第3の端末からの中継登録要求を含む信号を受信した場合、前記第1の端末が帰属する前記第2の端末に中継登録要求と前記第3の端末のアドレスを通知し、
前記第2の端末は、前記第1の端末からの中継登録要求を含む信号を受信した場合、前記第2の端末が帰属する基地局又は端末に中継登録要求と前記第3の端末のアドレスを通知し、
前記第2の端末からの中継登録要求を受信した基地局は、前記第3の端末のアドレスと対応する中継端末となる前記第2の端末のアドレスを登録して前記第2の端末に通知し、
前記第2の端末は、前記基地局からの通知に応じて前記第3の端末のアドレスと対応する中継端末となる前記第1の端末のアドレスを登録して前記第1の端末に通知し、
前記第1の端末は、前記第2の端末からの通知に応じて前記第3の端末のアドレスを登録して前記第3の端末に登録結果を含む信号を通知し、
前記基地局までの中継ルートを設定することを特徴とする無線中継方式。 - 請求項1乃至5記載の無線中継方式であって、
前記基地局までの中継ルートを設定された端末が、帰属する基地局から他の基地局に帰属を変更した場合、これまで帰属していた端末および基地局は、前記帰属を変更した端末の中継解除処理を行うことを特徴とする無線中継方式。 - 請求項1乃至6記載の無線中継方式であって、
中継端末となる端末を基地局との中継段数が最も少ない中から選択する際に、最も少ない中継段数の端末が複数存在している場合、
受信レベルが大きい端末を中継端末として選択することを特徴とする無線中継方式。
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