JP2006332833A - 無線lanシステムおよびスイッチングハブ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハンドオーバーを利用したネットワークをスイッチングハブで構築する。
【解決手段】 スイッチングハブは、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際に受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を新たなポート番号の一つとしてMACアドレス学習テーブルに新たに登録し、送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へフレームを転送し、無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して1つ以上のフレームを送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 スイッチングハブは、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際に受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を新たなポート番号の一つとしてMACアドレス学習テーブルに新たに登録し、送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へフレームを転送し、無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して1つ以上のフレームを送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に構内や家庭内で構築されるEthernet(登録商標)を用いたLAN(Local Area Network)に利用する。特に、LANにおけるハンドオーバー技術に関する。なお、ハンドオーバーとは、無線端末(移動端末)が接続する基地局を切り替えることである。
構内や家庭内で構築するLANの主流として、Ethernetがある。このEthernetによりLANを構築する機器として、ルータ、スイッチングハブ、ネットワークインタフェースカード、無線アクセスポイント、無線LANカードなどが挙げられる。以下、本明細書で示すLANとはEthernetで構築されたものを示す。
構内や家庭内では1つのブロードキャストドメインでLANを構築することが多く、ルータ1台と複数台のスイッチングハブによる有線のみで構築される。ただし、VLAN(Virtual LAN)により、論理的に複数のブロードキャストドメインを構築する場合は除く。ここで、ブロードキャストドメインとは、不特定多数の端末に向かってデータを送信した場合にそのデータが届く範囲内のことをいう。
しかし、IEEE802.11の規格による無線アクセスポイントおよび無線LANカードが普及し、従来の有線のみによるLANから無線区間が加わったLANへと変わっている(例えば、図1参照、図1において、構内や家庭内においてLANを構築する場合には、外部ネットワークとの接続地点にルータを接続するがこのルータは図示を省略している)。
この無線アクセスポイントを複数台用いることにより、無線通信可能範囲を広げることができる。例えば、この無線アクセスポイント間のローミングは、無線アクセスポイントが出す識別子の受信状態で決まり、もともと通信していた無線アクセスポイントの信号が受信できなくなると、自動的に他の無線アクセスポイントを探すような機構を使う。
無線LANでは、無線アクセスポイント1つが管理するエリアを基本サービスエリア(BSA)と呼ぶ。また、複数の無線アクセスポイントからなるネットワークで、認証などが統合されたローミングできる範囲を拡張サービスエリア(ESA)と呼ぶ。この通信ができる範囲を示す識別子としてBSSID(Basic Service Identifier)とESSID(Extended Service Set Identifier)がある。BSSIDとは、無線アクセスポイントのMACアドレス(48bits)である。また、ESSIDとは、任意の最大32文字までの英数字で構成される。
無線端末と無線アクセスポイントとは、このESSIDが同じであることが無線LAN通信の条件になるので、ローミングする範囲にある拡張サービスエリアに属するアクセスポイントは同じESSIDにする必要がある。
また、ESSIDだけでなく、認証方式や暗号化も共通に使えるように設定する。複数の無線アクセスポイントからなるローミングできるネットワークでは、無線アクセスポイントの送信するビーコンなどの制御パケットに含まれるBSSIDが接続先のアクセスポイントを示す識別子として扱われる。
無線端末と無線アクセスポイントの通信シーケンス例を図11に示す。無線端末6−4は無線アクセスポイント3−5と図11に示す通信シーケンスを行う。無線端末6−4はスキャニングにより接続可能な無線アクセスポイントを探し、無線アクセスポイント3−5のビーコンを受信することにより、スキャニングの成果として無線アクセスポイント3−5があることを得ている。その後、無線端末6−4は無線アクセスポイント3−5と認証およびアソシエーションを行った後、無線端末6−4は通信を行うことができる。
また、図11に示す無線端末6−4が6−5の場所へ移動し、無線端末6(6は位置が決まっていない場合の符号)が複数の無線アクセスポイントから複数のビーコンを受信した場合は、無線アクセスポイントが持つソフトに則って電波の強い方、同じ電波の強さならば先に受信した方、アクセスポイントの重み付けあるいは上位装置からの指示などで無線アクセスポイントの選択を判断する。
接続先の無線アクセスポイントが決まると、その無線アクセスポイントを介した通信をするための認証を行い、認証に成功すると相互通信のアソシエーションが設営され、実通信となる。受信電波が弱くなり、その実通信やビーコン受信に問題が出てくると、他に良い接続先がないかスキャンして他に良い無線アクセスポイントが見つかると接続先無線アクセスポイントを切り替える。つまり、ローミングして通信を続ける動作をする。また、この通信の無線アクセスポイントを変えることをハンドオーバーという。
前述したハンドオーバーを利用するため、各無線アクセスポイント1つ1つを有線でEthernetを用いたLAN機器に接続する場合には、有線のみで構築されたLAN上における通信方式(経路設定)により実通信が切断する場合がある。
この対策として、有線を経由した無線アクセスポイント間の経路上に1つ以上のルータを設置する。もしくは1つのハブに各無線アクセスポイントを接続することで、上記通信の一時的な通信断を回避することができる。
具体的に、移動端末がハンドオーバーするときは、IPネットワーク上のスイッチノード(ルータ)へ論理アドレスと物理アドレスとの対応付けの変更を促す必要があるが、従来では、移動管理プロトコルであるMobilIP(RFC2002)を使って、IPネットワークおよび端末などが連携して機能を盛り込む必要があるため、互換性やノードの処理能力を必要とする。ここで、MobilIPの詳細説明はRFC2002に従うので省略する。
ルータを用いた場合のハンドオーバーについて図12を用いて簡単に述べる。図12に示すように固定端末2−6と無線端末6−6、6−7、6−8とがIPレベルで経路設定するルータ7−9、7−10、7−11および無線アドレスポイント3−7、3−8、3−9で構築されたネットワーク上で通信を行うとする。なお、図12中における無線端末6−6、6−7、6−8は同一端末とし、無線端末の移動位置を示している。以下では、無線端末6と記す場合があるが、これは無線端末の移動位置に無関係に無線端末を示す場合に用いる。
はじめに、無線端末は6−8の場所にある。このとき、無線端末6−8は無線アドレスポイント3−9を介して固定端末2−6と通信を行う。このとき、無線端末6−8もしくは無線アドレスポイント3−9はMobilIPで使われるGratuitousARPを各ルータへ送信し続ける(GratuitousARPはブロードキャストで送信される)ことで、各ルータの経路情報を書き換え、固定端末2−6から送信されるIPパケットを無線端末6−8まで届くように各ルータの経路情報を更新する。このときの通信経路はEthernet伝送路4−18→4−20→4−23→無線伝送路5−9となる。
次に、図12に示す無線端末6が6−8から6−7へ移動した場合には、無線端末6は無線アクセスポイント3−8を介して、固定端末2−6と通信を行う。無線端末が無線アクセスポイントを3−9から3−8へ切り替えたとき、無線アクセスポイント3−9は前述したGratuitousARPの送出をやめ、無線アクセスポイント3−8がGratuitousARPを各ルータへ送信し続ける。これにより、各ルータの経路情報が更新される。このときの通信経路はEthernet伝送路4−18→4−20→4−22→無線伝送路5−8となる。
同様にして、無線端末6が6−7から6−6へ移動した場合には、無線端末6は無線アクセスポイント3−7を介して固定端末2−6と通信を行う。また、無線アクセスポイント3−8はGratuitousARPの送出をやめ、無線アクセスポイント3−7がGratuitousARPの送出を行う。このときの通信経路はEthernet伝送路4−18→4−19→4−21→無線伝送路5−7となる。なお、図12の括弧内の数字(1)〜(3)は処理の順番を表す。
このように、IPネットワーク上のルータは論理−物理アドレスの対応付けを無線アクセスポイントが送信するGratuitousARPにより経路情報を更新する。これは、前述したMobilIPの技術を利用している。
また、無線回線については、EIA(Electronic Industries Association)/TIA(Telecommunication Industry Association),ANSI(American National Standard Institute),CDG(CDMA Development Group)において標準化されているIS−95システムがある。IS−95システムは、2重コード配置やソフトハンドオーバーなどの技術と、スペクトル拡散を利用した公衆移動通信システムとして提供されている。また、インターワーキング装置(IWF:Inter-Working Function)は、コネクションオリエンテッド型通信システムとコネクションレス型通信システムとの間の相互接続を行う相互接続ユニットとして、インタフェース的な機能を有する装置として定義している。
IEEE802.11,"Part11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications",IEEE802.11Std.,Aug.1999
IEEE802.11,"Part11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications",IEEE802.11Std.,Aug.1999
EthernetによるLAN構築では外部とのネットワーク接続にルータを設定するのみであり、また、ハブは受信したEthernetフレームをブロードキャスト転送するため、無駄な伝送帯域を使用する。そのため、LAN構築の主流として、スイッチングハブが使用される。このスイッチングハブにはMACアドレス学習機能が搭載されており、受信したEthernetフレームより送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポートを対にしてMACアドレス学習テーブルに登録し、そのMACアドレス学習テーブルを基に、次に受信したEthernetフレームを転送するポートを決定することによりEthernetフレームの転送を行う。
MACアドレス学習テーブルに登録した情報はある一定期間(エイジング時間:デフォルト300sec)保持され、その一定期間が経過すると学習した情報は削除される。このMACアドレス学習機能により、ネットワーク資源を有効に使用することができる。
しかし、スイッチングハブと前述した複数の無線アクセスポイントによるハンドオーバーを利用すると、スイッチングハブに搭載されているMACアドレス学習機能によるEthernetフレームの転送により、一時的な通信断が発生する。例えば、MACアドレス学習テーブルからハンドオーバー元となるポート番号を削除し、ハンドオーバー先となるポート番号を新規登録している期間では通信断が発生する。特に、切り替える無線アクセスポイント間に複数のスイッチングハブがある場合では、無視することができない程度の長い時間の通信断が発生する。
本発明は、このような背景に行われたものであって、ハンドオーバーを利用したネットワークをスイッチングハブで構築でき、安価にネットワーク構築できると共に、詳細な技術を知らないユーザがスイッチングハブと複数の無線アクセスポイントを用いてEthernetで構築されたLAN上でハンドオーバーを簡単に導入することができる無線LANシステムおよびスイッチングハブを提供することを目的とする。
本発明の第一の観点は、複数のEthernet伝送路を収容するスイッチングハブを備え、前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続される無線LANシステムである。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記スイッチングハブは、前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持する学習手段を備え、この学習手段は、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録する手段と、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する手段とを備え、前記スイッチングハブが前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記スイッチングハブは、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する手段を備え、前記無線端末が前記無線アクセスポイントを介して他端末と通信を確立している際に、当該無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、前記無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して前記他端末に1つ以上のEthernetフレームを送信する手段を備えたところにある。
すなわち、スイッチングハブの学習機能により、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとしてMACアドレス学習テーブルに新たに登録することができる。
このようにして一つの送信元MACアドレスに対して複数のポート番号が登録されているときに、スイッチングハブが端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、スイッチングハブは、MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送することができる。
よって、無線端末が無線アクセスポイントを切り替えるハンドオーバーの際には、スイッチングハブにより、ハンドオーバーに関わる複数の無線アクセスポイントに対してEthernetフレームが転送されるため、通信断を回避することができる。
ただし、スイッチングハブに、必要な学習を行わせるためには、無線端末が無線アクセスポイントを介して他端末と通信を確立している際に、当該無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して前記他端末に1つ以上のEthernetフレームを送信することが必要になる。
しかし、無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合に、新たな無線アクセスポイントを介して通信相手となる他端末に1つ以上のEthernetフレームを送信することは、無線端末が新たな無線アクセスポイントに向かって移動しながら前記他端末と通信を行っていれば必然的に行われることであるから、本発明を実現するために無線端末に新たな機能を持たせる必要はなく、本発明を容易に実現することができる。
また、前記スイッチングハブがMACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFO(First−in First−Out)で情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う手段を備えることができる。
これによれば、学習履歴の古い情報から順に削除されるので、MACアドレス学習テーブルを効率良く運用することができる。
また、前記スイッチングハブのデフォルト値(例えば、300sec)と比較して、前記スイッチングハブのMACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する手段を備えることができる。
これによれば、ハンドオーバーの際に頻繁に新たな学習が必要となるスイッチングハブ(例えば、無線アクセスポイントが接続されているスイッチングハブ)については、スイッチングハブのデフォルト値と比較して、MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間(情報保持時間)を短く設定することにより、効率良くハンドオーバーを運用することができる。
本発明の第二の観点は、複数のEthernet伝送路を収容するスイッチングハブであって、本発明の特徴とするところは、前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続され、前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持する学習手段を備え、この学習手段は、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録する手段と、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する手段とを備え、前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する手段を備えたところにある。
また、MACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う手段を備えることができる。
また、デフォルト値と比較して、MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する手段を備えることができる。
本発明の第三の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、複数のEthernet伝送路を収容するスイッチングハブに相応する機能を実現させるプログラムであって、本発明の特徴とするところは、前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続され、前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持する学習機能を実現させ、この学習機能として、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録する機能と、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する機能とを実現させ、前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する機能を実現させるところにある。
また、MACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う機能を実現させることができる。
また、デフォルト値と比較して、MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する機能を実現させることができる。
本発明のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本発明のスイッチングハブを実現することができる。
本発明の第四の観点は、本発明の無線LANシステムに適用されるハンドオーバー方法であって、本発明の特徴とするところは、前記スイッチングハブは、前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持し、この学習の際に、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録し、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新し、前記スイッチングハブが前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記スイッチングハブは、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送し、前記無線端末が前記無線アクセスポイントを介して他端末と通信を確立している際に、当該無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、前記無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して前記他端末に1つ以上のEthernetフレームを送信するところにある。
また、前記スイッチングハブがMACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行うことができる。
また、前記無線アクセスポイントが接続されている前記スイッチングハブは、前記無線アクセスポイントが接続されていない前記スイッチングハブと比較して、前記MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定することができる。
本発明によれば、ハンドオーバーを利用したネットワークをスイッチングハブで構築でき、安価にネットワーク構築できると共に、詳細な技術を知らないユーザがスイッチングハブと複数の無線アクセスポイントを用いてEthernetで構築されたLAN上でハンドオーバーを簡単に導入することができる。
本発明実施例の無線LANシステムを図1および図2を参照して説明する。図1は本実施例の無線LANシステムの全体構成図である。図2は本実施例のスイッチングハブのブロック構成図である。
本実施例は、図1に示すように、複数のEthernet伝送路4−1〜4−12を収容するスイッチングハブ1−1〜1−5を備え、Ethernet伝送路4−1〜4−12には、固定端末2−1〜2−4または無線端末6−1〜6−3と無線伝送路5−1〜5−4を介して接続される無線アクセスポイント3−1〜3−4が接続される無線LANシステムである。
ここで、本実施例の特徴とするところは、スイッチングハブ1−1〜1−5は、固定端末2−1〜2−4または無線端末6−1〜6−3から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係を送信元MACアドレスおよび受信ポート番号抽出部11により抽出し、MACアドレス学習テーブル10に登録してエイジングタイマ12により所定のエイジング時間中保持する学習部20を備え、この学習部20は、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブル10に既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとしてMACアドレス学習テーブル10に新たに登録する手段と、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既にMACアドレス学習テーブル10に登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する手段とをテーブル制御部13に備え、スイッチングハブ1−i(iは1〜5のいずれか)が固定端末2−j(jは1〜4のいずれか)または無線端末6−h(hは1〜3のいずれか)宛に送信されたEthernetフレームを受信し、MACアドレス学習テーブル10に固定端末2−jまたは無線端末6−hの送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、スイッチングハブ1−iは、MACアドレス学習テーブル10に登録されている固定端末2−jまたは無線端末6−hの送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する転送制御部14を備え、無線端末6−hが無線アクセスポイント3−k(kは1〜4のいずれか)を介して固定端末2−jまたは他の無線端末と通信を確立している際に、当該無線端末6−hが接続する無線アクセスポイント3−kを切り替える場合には、無線端末6−hは、新たな無線アクセスポイント3−k±1を介して固定端末2−jまたは前記他の無線端末に1つ以上のEthernetフレームを送信する手段を備えたところにある。
無線端末6−hの当該送信する手段は、実際には、従来からの送信部に相応する機能部でよい。すなわち、無線端末6−hが接続する無線アクセスポイント3−kを切り替える場合に、新たな無線アクセスポイント3−k±1を介して固定端末2−jまたは他の無線端末に1つ以上のEthernetフレームを送信することは、無線端末6−hが新たな無線アクセスポイント3−k±1に向かって移動しながら固定端末2−jまたは前記他の無線端末と通信を行っていれば必然的に行われることであるから、本実施例を実現するために無線端末6−hに新たな機能を持たせる必要はなく、本実施例を容易に実現することができる。
また、スイッチングハブ1−1〜1−5がMACアドレス学習を行う場合に、MACアドレス学習テーブル10に空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う手段をテーブル制御部13に備える。
また、スイッチングハブのデフォルト値(300sec)と比較して、スイッチングハブのMACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する手段をエイジングタイマ12に備える。
すなわち、無線アクセスポイント3−1〜3−4が接続されているスイッチングハブ1−1〜1−3は、無線アクセスポイント3−1〜3−3が接続されていないスイッチングハブ1−4、1−5と比較して、MACアドレス学習テーブル10上のエイジング時間を短く設定することができる。
これによれば、ハンドオーバーの際に頻繁に新たな学習が必要となる無線アクセスポイント3−1〜3−3が接続されているスイッチングハブ1−1〜1−3については、スイッチングハブのデフォルト値と比較して、MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間(情報保持時間)を短く設定することにより、効率良くハンドオーバーを運用することができる。
本実施例は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に本実施例のスイッチングハブに相応する機能を実現させるプログラムとして実現することができる。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置に、学習部20、転送制御部14を含む本実施例のスイッチングハブに相応する機能を実現させることができる。
以下では、本実施例をさらに詳細に説明する。
(第一実施例)
第一実施例を図面を参照して説明する。図1の構成では、無線端末が移動した場合においても、各無線アクセスポイントを切り替えて通信が可能となるように各無線アクセスポイントのESSIDは同じものに設定する。なお、構内や家庭内においてLANを構築する場合には、外部ネットワークとの接続地点にルータを接続するが図1ではこのルータは図示を省略する。また、図1中の各無線端末6−1、6−2、6−3は同一端末とし、無線端末の移動位置を示している。
(第一実施例)
第一実施例を図面を参照して説明する。図1の構成では、無線端末が移動した場合においても、各無線アクセスポイントを切り替えて通信が可能となるように各無線アクセスポイントのESSIDは同じものに設定する。なお、構内や家庭内においてLANを構築する場合には、外部ネットワークとの接続地点にルータを接続するが図1ではこのルータは図示を省略する。また、図1中の各無線端末6−1、6−2、6−3は同一端末とし、無線端末の移動位置を示している。
はじめに、無線端末の移動による通信経路の変化について図1を用いて説明する。図1において、無線端末は7−1の場所から無線アクセスポイント3−4を介して端末2−1と通信を確立する。このときの無線端末からの通信経路は無線伝送路5−4→以下Ethernet伝送路4−8→4−6→4−4→4−1となる。
この経路上にある各スイッチングハブ1−1、1−2、1−3は固定端末2−1および無線端末7−1が各スイッチングハブのどのポート番号に接続されているかをMACアドレス学習機能により把握しているため、固定端末2−1および無線端末7−1の間で単一経路が設定されている。
ここで、スイッチングハブのMACアドレス学習機能について図3から図7を用いて説明する。図4は従来のスイッチングハブによるEthernetフレームの処理を示した全体フロー図である。すなわち、EthernetフレームをポートXで受信したときには(S1)、MACアドレス学習ロジックによりMACアドレス学習テーブルに然るべき登録を行い(S2)、MACアドレス学習テーブルを参照して転送ロジックにより(S3)、各出力ポートにおける送信キューが行われ(S4)、Ethernetフレームの送信が行われる(S5)。
また、図5は図4に示すMACアドレス学習ロジック(S2)のフロー図であり、MACアドレス学習ロジックが開始されると(S2−1)、送信元MAXアドレスを読み取り(S2−2)、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルにあれば(S2−3)、エイジング時間の更新を行い(S2−4)、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルに無く(S2−3)、MACアドレス学習テーブルに空きがあれば(S2−5)、送信元MACアドレスと受信したポート番号XとをMACアドレス学習テーブルに登録し、エイジング時間を設定し(S2−6)、MACアドレス学習ロジックを終了する(S2−7)。
また、図6は図4に示す転送ロジック(S3)のフロー図であり、転送ロジックが開始されると(S3−1)、送信元MACアドレスを読み取り(S3−2)、宛先MACアドレスがブロードキャストであれば(S3−3)、ポートXを除く全てのポートの送信キューにマッピングを行い(S3−4)、転送ロジックを終了する(S3−5)。宛先MACアドレスがユニキャストであれば(S3−3)、宛先MACアドレスがMACアドレス学習テーブルにあり(S3−6)、宛先MACアドレスはポートXに接続されていれば(S3−7)、Ethernetフレームを破棄する(S3−8)、宛先MACアドレスがポートXに接続されていなければ(S3−7)、MACアドレス学習テーブルより判明したポートの送信キューにマッピングを行う(S3−9)。
また、図7は図4に示す各出力ポートにおける送信キューを示すフロー図であり、各出力ポートにおける送信キューが開始されると(S4−1)、Ethernetフレームに優先度表示がある場合には(S4−2)、優先度の高い送信キューへそのEthernetフレームを転送する(S4−3)。このときに、そのキューが満杯であれば(S4−4)、Ethernetフレームを廃棄する(S4−5)。また、Ethernetフレームに優先度表示がない場合には(S4−2)、優先度の低い送信キューへそのEthernetフレームを転送する(S4−7)。このときに、そのキューが満杯であれば(S4−8)、Ethernetフレームを廃棄する(S4−5)、キューが満杯でなくて(S4−8)、優先度の高い送信キューがあれば(S4−9)、送信キュー内でそのまま待機する(S4−10)。
図3に示すように、一台のスイッチングハブのポート番号♯1に端末A、ポート番号♯2に端末C、ポート番号♯3に端末Bがそれぞれ接続されている。
はじめに、端末Aが端末BにEthernetフレームを送信する。端末Aから送信されたEthernetフレームを受信したスイッチングハブは図3および図5に示すように、そのEthernetフレームより送信元アドレスと受信したポート番号とをMACアドレス学習テーブルに登録する(図3では送信元アドレスA、受信したポート番号♯1をMACアドレス学習テーブルに登録)、MACアドレス学習後、スイッチングハブは端末Aから送信されたEthernetフレームを端末Bへ転送するため、図6に示すように端末Bに関する情報をMACアドレス学習テーブルから検索する。
しかし、はじめは端末Bがどのポートに接続されているか学習されていないため、図3および図6に示すように端末Aから送信されたEthernetフレームを受信ポート番号♯1以外のポート番号♯2および♯3へ転送する。なお、端末Cは受信したEthernetフレームが端末C宛でないので、そのEthernetフレームを破棄する。端末Aから送信された端末B宛のEthernetフレームを受信した端末Bは、そのEthernetフレームに応えるため、端末AへEthernetフレームを送信する。
端末Bから送信されたEthernetフレームを受信したスイッチングハブは前述したようにそのEthernetフレームから端末Bがどのポート番号に接続されているかMACアドレス学習する(ここでは、送信元MACアドレスB、学習したポート番号♯3をMACアドレス学習テーブルに登録)。このMACアドレス学習後、スイッチングハブは端末Bから送信されたEthernetフレームを端末Aへ転送するため、端末Aに関する情報をMACアドレス学習テーブルから検索する。
このとき、スイッチングハブは端末Aがどのポートに接続されているかを以前に学習しているため、端末Bから送信された端末A宛のEthernetフレームをポート番号♯1のみへ転送する。なお、MACアドレス学習テーブルに学習された情報(MACアドレスおよびポート番号)は各情報毎にエイジング時間は保持され、このエイジング時間が経過すると、MACアドレス学習テーブルに学習された情報は削除される。
これにより、フラッディングが生じないEthernetフレームの転送を行うことができる。ここで、フラッディングとは、ネットワーク上に接続された送信可能なすべの端末に対して、Ethernetフレームを洪水のように転送することである。
以上説明したように、スイッチングハブに搭載されるMACアドレス学習機能により固定端末2−1および無線端末6−1の間で単一経路が設定される。
次に、無線端末6−1が固定端末2−1と通信を確立したまま図1に示す6−1から6−2の場所へ移動した場合について説明する。
無線端末が6−1から6−2の場所へ移動した場合には、無線端末6−2は先に接続していた無線アクセスポイント3−4から受信電波の強い無線アクセスポイント3−3へ接続を切り替える。このとき、前述した通信経路(無線伝送路5−4→以下Ethernet伝送路4−8→4−6→4−4→4−1)から、無線伝送路5−3→以下Ethernet伝送路4−7→4−6→4−4→4−1に変わる。
この場合には、無線端末6から固定端末2−1への通信に関しては通信断が生じないが、無線アクセスポイントを切り替えた際に無線端末6がEthernetフレームを送信していない場合には、各スイッチングハブは実際の経路(無線伝送路5−3→以下Ethernet伝送路4−7→4−6→4−4→4−1)とは異なる以前の経路(無線伝送路5−4→以下Ethernet伝送路4−8→4−6→4−4→4−1)に設定されているため、端末2−1から送信されるEthernetフレームが無線端末6に到達しないため、一時的な通信断が生じる。
図1に示す無線端末が移動し、無線アクセスポイントを切り替えた場合に生じる一時的な通信断を回避するための手段について以下に説明する。
まず、はじめにスイッチングハブのEthernetフレームの転送処理の変更について図4および図7から図9を用いて説明する。
図8は図4におけるMACアドレス学習ロジック(S2)を変更した本実施例において提案するフロー図である。MACアドレス学習ロジックが開始されると(S2−1′)、送信元MACアドレスを読み取り(S2−2′)、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルにあり(S2−3′)、受信したポート番号とMAC学習テーブルに登録されているポート番号とが一致していれば(S2−4′)エイジング時間を更新する(S2−5′)。また、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルに無く(S2−3′)、あるいは、送信元MACアドレスがMACアドレス学習テーブルにあっても(S2−3′)、受信したポート番号とMACアドレス学習テーブルに登録されているポート番号とが一致しない場合に(S2−4′)、MACアドレス学習テーブルに空きがあれば(S2−7′)、送信元MACアドレスと受信したポート番号XとをMACアドレス学習テーブルに登録してエイジング時間を設定する(S2−9′)。また、MACアドレス学習テーブルに空きが無ければ(S2−7′)、学習した情報の中で最も古い情報を削除し(S2−8′)、送信元MACアドレスと受信したポート番号XとをMACアドレス学習テーブルに登録してエイジング時間を設定する(S2−9′)。
また、図9は図4における転送ロジック(S3)を変更した本実施例で提案するフロー図である。転送ロジックが開始されると(S3−1′)、送信元MACアドレスを読み取り(S3−2′)、宛先MACアドレスがブロードキャストである場合には(S3−3′)、ポートXを除く全てのポートの送信キューにEthernetフレームをマッピングし(S3−4′)、転送ロジックを終了する(S3−5′)。宛先MACアドレスがユニキャストであり(S3−3′)、MACアドレス学習テーブルにあり(S3−6′)、宛先MACアドレスがポートxに接続されていれば(S3−7′)、Ethernetフレームを破棄する(S3−8′)。ポートXに接続されていなければ(S3−7′)、MACアドレス学習テーブルより判明した全てのポートの送信キューにEthernetフレームをマッピングし(S3−9′)、転送ロジックを終了する(S3−5′)。
すなわち、Ethernetフレームを受信したスイッチングハブは図4に示す従来の流れでEthernetフレームを処理するが、MACアドレス学習ロジックを図8に示すフローに、転送ロジックを図9に示すフローに変更する。
図8に示すMACアドレス学習ロジックについて機能変更する部分を説明する。スイッチングハブがEthernetフレームを受信した際、Ethernetフレームに明記されている送信元MACアドレスを読み取った後、その送信元MACアドレスがスイッチングハブのMACアドレス学習テーブルに学習されているか検索する。その送信元MACアドレスが学習されていない場合は図8に示す従来どおりMACアドレス学習を行う。
もし、その送信元MACアドレスが学習されていた場合には、次にEthernetフレームを受信したポート番号とMACアドレス学習テーブル上に学習されているポート番号とが一致しているかを比較する。一致している場合は、その情報に対するエイジング時間を更新し、図8に示す従来どおりのEthernetフレーム転送動作を行う。もし、Ethernetフレームを受信したポート番号とMACアドレス学習テーブル上に学習されているポート番号とが一致していない場合は、その送信元MACアドレスとEthernetフレームを受信したポート番号とを新規にエイジング時間付けで学習する。
このように、送信元MACアドレスと受信したポート番号とを対にして比較し、MACアドレス学習することにより、受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスが以前に学習されていたとしても、受信したポート番号が異なれば、その送信元MACアドレスと受信したポート番号とを対にして新規学習する。
次に、図9に示す転送ロジックについて説明する。転送ロジックにおける変更点は、Ethernetフレームを転送する際にMACアドレス学習テーブルより出力ポートが判明すると、そのEthernetフレームに明記されている宛先MACアドレスに該当する全てのポート番号の出力キューにEthernetフレームをマッピングする。
以上説明した従来のスイッチングハブの転送処理を図4および図7から図9に示す転送処理に変更したスイッチングハブを図1中の各スイッチングハブに設定する。
次に、無線端末6がある端末との通信確立を通信断なしに、無線アクセスポイントを切り替える手法について説明する。前述したように、無線端末は無線アクセスポイントが持つソフトに則って電波の強い方、同じ電波の強さなら先に受信した方、アクセスポイントの重み付けあるいは上位装置からの指示などで無線アクセスポイントの選択を判断する。
接続先の無線アクセスポイントが決まると、その無線アクセスポイントを介した通信をするための認証を行い、認証に成功すると相互通信のアソシエーションが設営され、実通信となる。この実通話になったあと、無線端末はある端末へ1つ以上のEthernetフレームを送信する。ここで、無線端末がある端末1つ以上のEthernetフレームを送信する場合の送信端末の特定として、ARP(Address Resolution Protocol)コマンドの利用がある。ARPコマンドは、各端末においてARPテーブルの表示および設定を行う。
ここでARPとは、IPアドレス情報からMACアドレス情報を得るために用いられるプロトコルである。また、ARPテーブルとは、Ethernet上で行う通信のために用いられるIPアドレスとMACアドレスの対照表のことであり、固定端末および無線端末などに搭載されるOS(Operating System)が管理している。このARPテーブルを参照することにより、無線端末がある端末へ1つ以上のEthernetフレームを送信する場合の送信端末の特定ができる。
以上説明したように、前述した従来の転送処理を変更したスイッチングハブは、無線端末6が無線アクセスポイントを切り替えながら移動しても、確実に無線端末6へEthernetフレームを転送することができる。
次に、前述した図12に示す従来方式におけるハンドオーバーと比較するために、図10を用いて本実施例を説明する。図10における1−9、1−10、1−11は上記で説明したスイッチングハブ、2−6は固定端末、3−7、3−8、3−9は無線アクセスポイント、4−2〜4−23はEthernet伝送路、5−7、5−8、5−9は無線伝送路、6−6、6−7、6−8は上記で説明した無線端末で構成されている。また、無線端末が移動した場合においても、各無線アクセスポイントを切り替えて通信が可能となるように各無線アクセスポイントのESSIDは同じものに設定する。なお、構内や家庭内においてLANを構築する場合には、外部ネットワークとの接続地点にルータを接続するが図10では省略している。また、図10中の各無線端末6−6、6−7、6−8は同一端末とし、無線端末の移動位置を示している。
はじめに、図10中において、固定端末2−6と無線端末6−8が通信を確立しているとする。このときの経路はスイッチングハブのMACアドレス学習により、Ethernet伝送路4−18→4−20→4−22→無線伝送路5−9となる。
次に、無線端末が6−8から6−7の場所へ移動する場合、前述した方法により無線アクセスポイント3−9から3−8へ切り替える。この切り替える際に無線端末6から送信されるEthernetフレームにより、固定端末2−6と無線端末6の通信経路は、Ethernet伝送路4−18→4−20→4−22→無線伝送路5−8に切替わる。
このとき、上記で説明した機能を持つスイッチングハブ1−11は無線端末が以前の経路5−9および現在の経路5−8に無線端末が接続されているとMACアドレス学習テーブルに記憶されているので、固定端末2−6から送信されるEthernetフレームは、両伝送路5−9および5−8に転送される。
このとき、無線端末6は無線アクセスポイント3−8と通信確立しているので、無線アクセスポイント3−9から転送される無線端末6宛のEthernetフレームは破棄される。また、スイッチングハブ1−11は、無線端末6と以前に学習したポート番号(Ethernet伝送路4−23が接続されているポート番号)の情報をエイジング時間が過ぎるまで、MACアドレス学習テーブルに登録し続ける。このエイジング時間が経過すると、無線端末6と以前に学習したポート番号(Ethernet伝送路4−23が接続されているポート番号)の情報がMACアドレス学習テーブルから削除されるため、無線端末6宛のEthernetフレームはEthernet伝送路4−22のみに転送される。
次に、無線端末6が6−7から6−6へ移動する場合には、前述と同様にして、無線アクセスポイント3−8から3−7へ切替える。この切替える際に無線端末6から送信されるEthernetフレームにより、固定端末2−6との無線端末6の通信経路は、Ethernet伝送路4−18→4−19→4−21→無線伝送路5−7に変わる。ただし、無線端末6が無線アクセスポイントを3−8から3−7へ切替える際に送信するEthernetフレームはスイッチングハブ1−10でフラッディングされる。
また、前述したように、各スイッチングハブ1−9、1−11はMACアドレス学習テーブルによりエイジング時間が経過するまで記憶しているので、固定端末2−6と無線端末6との以前の経路(Ethernet伝送路4−18→4−20→4−21→無線伝送路5−8)にも無線端末6宛のEthernetフレームが送信される。この経路は各スイッチングハブ1−9および1−11のMACアドレス学習テーブル上の以前の経路に相当する情報に対するエイジング時間が経過すると、削除される。このため、最終的に、固定端末2−6と無線端末6との通信経路はEthernet伝送路4−18→4−19→4−21→無線伝送路5−7のみとなる。なお、図10の括弧内の数字(1)〜(5)は処理の順番を表す。
このように、前述した従来の転送処理を変更したスイッチングハブと無線アクセスポイントを切替える際に1つ以上のEthernetフレームを送信する無線端末が無線アクセスポイントを切替えながら移動しても、通信を行うことができる。
(第二実施例)
第一実施例における従来の転送処理を変更したスイッチングハブがMACアドレス学習を行うとき、MACアドレス学習テーブルに空きがない場合は図8に示すようにMACアドレステーブルの情報をFIFOで削除し、新たに受信したEthernetフレームより送信元MACアドレス学習する。
第一実施例における従来の転送処理を変更したスイッチングハブがMACアドレス学習を行うとき、MACアドレス学習テーブルに空きがない場合は図8に示すようにMACアドレステーブルの情報をFIFOで削除し、新たに受信したEthernetフレームより送信元MACアドレス学習する。
これにより、LAN上に設置される各スイッチングハブは常に新しい通信経路を保つことができる。
(第三実施例)
第一実施例におけるスイッチングハブにおいて、無線端末が無線アクセスポイントの接続切替えを行う場合、通信経路の更新を早くするためにMACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短時間に設定することについて述べる。
第一実施例におけるスイッチングハブにおいて、無線端末が無線アクセスポイントの接続切替えを行う場合、通信経路の更新を早くするためにMACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短時間に設定することについて述べる。
図10に示す無線端末が6−8から6−7の場所へ移動した場合、無線アクセスポイント3−9から3−8へ切替える。このとき、スイッチングハブ1−11は、無線端末6と以前に学習したポート番号(Ethernet伝送路4−23が接続されているポート番号)の情報をエイジング時間が過ぎるまで、MACアドレス学習テーブルに記憶し続ける。このため、無線端末宛のEthernetフレームを無線端末に届かない経路にもEthernetフレームを転送する。
これを回避するため、スイッチングハブのMACアドレス学習におけるエイジング時間を短く設定する。これにより、無線端末6と以前に学習したポート番号(Ethernet伝送路4−23が接続されているポート番号)の情報はMACアドレス学習テーブルから短時間で削除されるため、ネットワーク資源を無駄なく使用でき、無線端末6宛のEthernetフレームはEthernet伝送路4−22のみに転送される。
以上説明したように、エイジング時間を調整することにより通信経路の更新間隔を設定できる。このエイジング時間を短く設定することにより、高速移動通信にも対応できる。
本発明によれば、スイッチングハブと前述した複数の無線アクセスポイントを介して通信を行う無線端末により、スイッチングハブに搭載されているMACアドレス学習機能による一時的な通信断をルータなしで回避することができる。また、MACアドレス学習テーブルのエイジング時間を短くすることにより、高速移動する場合においても対応できる。
これにより、ハンドオーバーを利用したネットワークをスイッチングハブで構築できるため、IPレベルで行う従来方式より安価にネットワーク構築できる。また、詳細な技術をしらないユーザがスイッチングハブと複数の無線アクセスポイントを用いてEthernetで構築されたLAN上でハンドオーバーを簡単に導入することができる。
1−1〜1−11 スイッチングハブ
2−1〜2−6 固定端末
3−1〜3−4 無線アクセスポイント
4−1〜4−22 Ethernet伝送路
5−1〜5−23 無線伝送路
6−1〜6−8 無線端末
7−9〜7−11 ルータ
10 MACアクセス学習テーブル
11 送信元MACアドレスおよび受信ポート番号抽出部
12 エイジングタイマ
13 テーブル制御部
14 転送制御部
A〜C 端末
2−1〜2−6 固定端末
3−1〜3−4 無線アクセスポイント
4−1〜4−22 Ethernet伝送路
5−1〜5−23 無線伝送路
6−1〜6−8 無線端末
7−9〜7−11 ルータ
10 MACアクセス学習テーブル
11 送信元MACアドレスおよび受信ポート番号抽出部
12 エイジングタイマ
13 テーブル制御部
14 転送制御部
A〜C 端末
Claims (12)
- 複数のEthernet伝送路を収容するスイッチングハブを備え、
前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続される
無線LAN(Local Area Network)システムにおいて、
前記スイッチングハブは、前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持する学習手段を備え、
この学習手段は、
受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録する手段と、
受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する手段と
を備え、
前記スイッチングハブが前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記スイッチングハブは、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する手段を備え、
前記無線端末が前記無線アクセスポイントを介して他端末と通信を確立している際に、当該無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、前記無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して前記他端末に1つ以上のEthernetフレームを送信する手段を備えた
ことを特徴とする無線LANシステム。 - 前記スイッチングハブがMACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFO(First−in First−Out)で情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う手段を備えた請求項1記載の無線LANシステム。
- 前記スイッチングハブのデフォルト値と比較して、前記スイッチングハブのMACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する手段を備えた請求項1記載の無線LANシステム。
- 複数のEthernet伝送路を収容するスイッチングハブにおいて、
前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続され、
前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持する学習手段を備え、
この学習手段は、
受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録する手段と、
受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する手段と
を備え、
前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する手段を備えた
ことを特徴とするスイッチングハブ。 - MACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う手段を備えた請求項4記載のスイッチングハブ。
- デフォルト値と比較して、MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する手段を備えた請求項4記載のスイッチングハブ。
- 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、複数のEthernet伝送路を収容するスイッチングハブに相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続され、
前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持する学習機能を実現させ、
この学習機能として、
受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録する機能と、
受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新する機能と
を実現させ、
前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送する機能を実現させる
ことを特徴とするプログラム。 - MACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う機能を実現させる請求項7記載のプログラム。
- デフォルト値と比較して、MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間を短く設定する機能を実現させる請求項7記載のプログラム。
- スイッチングハブには、複数のEthernet伝送路が収容され、前記Ethernet伝送路には、固定端末または無線端末と無線伝送路を介して接続される無線アクセスポイントが接続される無線LANシステムに適用されるハンドオーバー方法において、
前記スイッチングハブは、前記端末(固定端末または無線端末)から送信されたEthernetフレームを受信して受信したEthernetフレームに明記されている送信元MACアドレスと当該Ethernetフレームを受信したポート番号との対応関係をMACアドレス学習テーブルに登録して所定のエイジング時間中保持し、
この学習の際に、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスが前記MACアドレス学習テーブルに既に登録されていた場合であって、その登録されているポート番号と実際にそのEthernetフレームを受信したポート番号とが異なる場合には、当該ポート番号を前記送信元MACアドレスに対応する新たなポート番号の一つとして前記MACアドレス学習テーブルに新たに登録し、受信したEthernetフレームの送信元MACアドレスとそのEthernetフレームを受信したポート番号とが既に前記MACアドレス学習テーブルに登録されている対応関係と一致する場合には、それらの情報に該当するエイジング時間を更新し、
前記スイッチングハブが前記端末宛に送信されたEthernetフレームを受信し、前記MACアドレス学習テーブルに前記端末の送信元MACアドレスに対応するポート番号が複数登録されている場合は、前記スイッチングハブは、前記MACアドレス学習テーブルに登録されている前記端末の送信元MACアドレスに対応する全てのポート番号へEthernetフレームを転送し、
前記無線端末が前記無線アクセスポイントを介して他端末と通信を確立している際に、当該無線端末が接続する無線アクセスポイントを切り替える場合には、前記無線端末は、新たな無線アクセスポイントを介して前記他端末に1つ以上のEthernetフレームを送信する
ことを特徴とするハンドオーバー方法。 - 前記スイッチングハブがMACアドレス学習を行う場合に、前記MACアドレス学習テーブルに空きがない場合はFIFOで情報を削除した後に新規のMACアドレス学習を行う請求項10記載のハンドオーバー方法。
- 前記無線アクセスポイントが接続されている前記スイッチングハブは、前記無線アクセスポイントが接続されていない前記スイッチングハブと比較して、前記MACアドレス学習テーブル上のエイジング時間が短く設定される請求項10記載のハンドオーバー方法。
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