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JP2010532611A - 通信ネットワークにおける移動性管理及び効率的な情報検索のための方法、装置、及びシステム - Google Patents

通信ネットワークにおける移動性管理及び効率的な情報検索のための方法、装置、及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する方法、及び装置を提供する。
【解決手段】
方法は、モバイル通信装置(106)から該モバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストをドメインルータ(103)で受信する(204)ステップと、識別子と関連した次回ホップルータ(104)へのアドレスをルックアップする(205)ステップと、レジスタリクエストを次回ホップルータ(104)へ送信する(206)ステップと、次回ホップルータ(104)からの応答を受信する(210)ステップと、応答がホームルータ(104)へのアドレスを含んでいる場合、応答をホームルータ(104)のアドレスを含むモバイル通信装置(106)に送信する(211)ステップと、を含み、応答はモバイル通信装置(106)とホームルータ(104)との間の接続の確立を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークにおける情報検索に関し、より具体的には通信ネットワークにおける効率的な情報検索のための包括的なオーバーレイネットワークを形成するための方法および装置に関する。
通信のピア・ツー・ピアモデルは、どのノードも他のいずれのノードのためのサーバとして機能できることを意味する。リソースは、要求ノードにリソースクエリーをピア・ツー・ピアネットワークに入れさせることにより検出される。要求されたリソースを、どのように、及びどのプロトコルによって検索するかは、ピア・ツー・ピアネットワークにおいて利用される検索パラダイムに基づいていて、検索パラダイムは、体系化されていないピア・ツー・ピアネットワークのクエリーフラッディングによるものか、体系化されたピア・ツー・ピアネットワークにおけるいくつかの分散したルックアップメカニズムによるものかのいずれかである。しかし、共通する想定は、要求ノード、ルックアップノード、ターゲットノードを含むすべてのノードが、全てピア・ツー・ピアネットワークの一部であることである。この想定は、使用を制限すると共に、そのサービスを一般的なインターネットモデルよりも限定させる。ここで、インターネットモデルでは、あらゆる登録されたサーバは公共のDNSシステムを通してルックアップされてもよいとの前提である。しかし、DNSシステムは、サーバは固定のIPアドレスを有するとの想定している。現在のDNSシステムが分散されたネームサーバおよびキャッシング原理によって作動する方法のため、アドレス変更を頻繁に行うことは、変更の間にサーバが到達不可能になる可能性があるため、できない。
ダイナミックDNS(DDNS)は、DNSシステムに拡大している。DDNSは、ネームサーバに保持されたドメインネームデータをリアルタイムにて更新させる。その結果、インターネットドメインネームは、変化する(例えば、動的な)IPアドレスを有するコンピュータ(サーバ)に割り当てられる。そのサービスは、通常、DNSの登録および更新プロセスを管理しているDDNSプロバイダーに関与する。ユーザは、変更が検出されるときは常に、DDNSプロバイダーのDNSサーバをサーバの最新のIPアドレスで更新する。このソリューションによる欠点は、DDNSプロバイダーの関与と、ターゲットサーバに到達不可能である間、更新が世界規模のDNSシステムに完全に効果を及ぼす前の潜在的な長応答時間と、を含む。更に、ホストがネットワークアドレス変換器(NAT)の背後に位置し、従って、私的な(世界的な、ルーティング可能でない)アドレス範囲からIPアドレスを割り当てられるとき、問題を解決する方法は無い。
DNSおよびDDNSシステムだけではインターネット上のホスト移動性を十分にサポートすることができないため、多くの方法および技術が提案されている。従来より、ネットワーク層移動性、及び上位層移動性と称される2つのアプローチが存在する。
IPv4“のためのIP移動性サポート(IETF RFC 3344、 C. Perkins、 Ed.、2002年8月)、及びIPv6”における移動性サポート(IETF RFC 3775、 D. Johnson他、2004年6月)は、ネットワーク層移動性に関する現在のIETE規格を開示している。モバイルIPは、モバイルユーザ(モバイルノードまたはホスト)が、ネットワークとネットワークメディアとの間を推移している間、単一のアドレスを維持すること可能にする。それぞれのモバイルノードは、ネットワークへの現在の接続点に関わらず、ネットワークおよび他の全ての機器に関するユーザから見えないアドレス付与を考慮することにより、常にホームアドレスによって特定される。このノードの動きを把握する必要がある唯一の機器は、モバイル機器およびモバイル機器に代わって機能するホームルータである。このアプローチは、関連するネットワークのIP下層構造におけるサポートに依存しており、常にそのサポートが存在するわけではない。NAT通過をサポートするため、モバイルIPプロトコルの追加メッセージ拡張機能が必要である(カプセル化されたUDSにおけるIP)。更に、モバイルIPは、インターネットプロトコル・スタックの上位層にユーザに意識させずに作動する目的を有するルーティング・ソリューションであるので、モバイルIPはモバイル環境で重要になる可能性のあるアプリケーションデータの効率的移送を全くサポートしない。
アプリケーションレベルのエンド・ツー・エンドホスト移動性アーキテクチャは、「ホスト移動性に対するエンド・ツー・エンドアプローチ(A. C. Snoeren and H. Balakrishnan、 Proc. of the Sixth Annual ACM/IEEE International Conference on Mobile Computing and Networking、マサチューセッツ州ボストン、 2000年8月)」に開示されている。それは、アドレス変更に基づき、DNSシステムに対する確実な更新を用いており、エンド・ツー・エンド接続を切断することなく、ホストのIPアドレスの変更を管理するために、接続移行オプションを与える。そのアプローチは、中間ノードが移動性サポートに直接的に関与していないという意味で、全くの端末間である。結果として、インフラストラクチャ自体は、端末・ホスト能力に基づく効率的移送を提供するものでない。更に、そのアプローチは、NATを通過する接続移行に関与しているが、NATの背後のモバイルサーバに到達するための明確なサポートを与えない。
「意図的なネームシステムの設計および実施(W. Adjie−Winoto他、 17th ACM Symposium on Operating Systems Principles、 サウスカロライナ州チャールストン、1999年12月)」という従来技術文献は、国際ネーミングシステム(INS)と称される機器およびコンピュータの動的なモバイルネットワークのためのリソース発見およびサービスロケーションシステムを開示している。INSは、そのネームに属性および値に基づく別々の言語を用い、ネームリゾルーションとメッセージルーティングとを統合する遅延バインディングメカニズムを実装していて、クライアントに、セッションが進行している間にネーム・ツー・アドレス・マッピングが変化する場合であっても、エンドノードとの通信を続けさせることができる。このように、INSアーキテクチャは、アプリケーションレベルのオーバーレイネットワークを形成するために特定のネームレゾルバを必要とする。
モバイルネットワークおよびMANET(モバイル・アドホック・ネットワーク)に対処する1つのアプローチは、下層ネットワークの一時的性質を認識したピア・ツー・ピア・オーバーレイルーティング構造を形成するために、「クロスレイヤ最適化」を用いることである。これは、「モバイル・ピア・ツー・ピア・プロトコルの性能評価(I. Graber、 R. Schollmeier、及びW. Kellerer、 Fourth International Workshop on Global and Peer−to−Peer Computing (GP2PC2004)、2004年)」、及び「モバイル・ピア・ツー・ピア・ネットワーキング(W. Kellerer、 R. Schollmeier、 I. Gruber、及びF. Niethammer、 patent WO2005041534、2004年)」に開示されたモバイル・ピア・ツー・ピア・プロトコルにおいて行われているアプローチである。このアプローチによれば、クロスレイヤ通信は、下層の物理的なレイヤでルーティングレイヤを連結するために用いられる。このアプローチは、レイヤを横切る通信を想定している。従って、展開を課題にする。
リソースを拘束されたモバイル機器へのピア・ツー・ピアネットワークの接続に関する問題は、例えば、「モバイル・ピア・ツー・ピア・ネットワークを可能にする(J. Oberender他、 Mobile and Wireless Systems、 lNCS 3427、ドイツ(2005年))」に開示されているネットワークに接続された部分のコンテンツをキャッシュすること、例えば、「モバイルウェブサーバ、ラクーンプロジェクト(http://opensource.nokia.com/projects/mobile―web−server/、 verified. 2007−05−01)」に開示されている専用のゲートウェイに機器を接続すること、または、例えば、「JXMEプロジェクト(http://jxme.jxta.org/、 verified. 2007−05−01)」に開示されているアクセスプロトコルを修正することによりシグナリングオーバーヘッドを最小化すること、のいずれかによって、モバイル機器を開放する手段により対応されている。これらのアプローチは、インターネットの実際のエンド・ツー・エンドパラダイムを制限する。
本発明の目的は、少なくとも上記不利な点のいくつかを排除または軽減することであり、通信ネットワークにおける移動性管理及び効率的な情報検索のための改善された方法、装置、及びシステムを提供することである。
本発明は、ノードが包括的なオーバーレイネットワークを形成するとともに、移動可能であり、更に下層ネットワークインフラストラクチャと無関係に移動する、機器及びコンピュータの動的なモバイルネットワークにおいて、通信の効率的、且つ拡張可能性のあるピア・ツー・ピアモデルのためのプロトコルスタックを提供する。
本発明の第1の態様は、通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する方法である。その方法は、モバイル通信装置からそのモバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストをドメインルータで受信するステップと、識別子と関連した次回ホップルータへのアドレスをルックアップするステップと、レジスタリクエストを次回ホップルータへ送信するステップと、次回ホップルータからの応答を受信するステップと、応答がホームルータへのアドレスを含んでいる場合、応答をホームルータのアドレスを含むモバイル通信装置に送信するステップと、を含み、上記応答はモバイル通信装置とホームルータとの間の接続の確立を開始する。
本発明の第2の態様は、コミュニケーションネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成するためのドメインルータである。そのドメインルータは、モバイル通信装置からそのモバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストを受信するために用いられる受信機と、識別子と関連した次回ホップルータへのアドレスをルックアップするために用いられるコントローラと、レジスタリクエストを次回ホップルータに送信するために用いられる送信機と、を備え、そこにおいて、受信機は次回ホップルータからの応答を受信するために用いられ、コントローラは応答がホームルータへのネットワークアドレスを含むかどうかを決定するために用いられ、送信機はホームルータのアドレスを含む応答メッセージをモバイル通信装置に送信するために用いられ、上記応答メッセージはモバイル通信装置とホームルータとの間の接続の確立を開始する。
本発明の第3の態様は、通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する別の方法である。その方法は、ドメインルータからモバイル通信装置のためのモバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストをホームルータにおいて受信するステップと、レジスタリクエストに対応して、ホームルータアドレスを含む応答を作成するステップと、ホームルータのアドレスを含むモバイル通信装置に対する転送応答を開始するためドメインルータに応答を送信するステップと、を含む。
本発明の第4の態様は、通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成するためのホームルータである。そのホームルータは、モバイル通信装置の識別子を含むモバイル通信装置のためのレジスタリクエストをドメインルータから受信するために用いられる受信機と、レジスタリクエストに対応して、ホームルータアドレスを含む応答を作成するために用いられるコントローラと、ホームルータのアドレスを含むモバイル通信装置に対する転送応答を開始するためドメインルータに応答を送信するために用いられる送信機と、を含む。
本発明の第5の態様は、コミュニケーションネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する更に別の方法である。その方法は、ドメインネームサーバに照会を送信することによりホームルータに接続を要求するステップと、ホームルータに接続されたドメインルータへのアドレスを受信するステップと、受信したアドレスのドメインルータにレジスタリクエストを送信することによりホームルータに登録することを要求するステップと、ドメインルータからホームルータに対する参照を付されたレジスタ応答を受信するステップと、レジスタリクエストを作成すると共にホームルータに直接的に送信するステップと、ホームルータとモバイル通信装置との間の接続を確立するステップと、を含む。
本発明の第6の態様は、プログラムがコンピュータ上で動かされるとき、上述の本発明の異なる態様に基づく方法の全てのステップを実行するために用いられるコンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータプログラムである。
1つ以上の実施形態において、第6の態様のコンピュータプログラムは、コンピュータにて読み込み可能な媒体に格納されている。
1つ以上の実施形態において、第6の態様のコンピュータプログラムは、キャリヤに担持されたコンピュータプログラムであって、プログラムがコンピュータで動かされるとき、コンピュータに上述の本発明の異なる態様に基づく方法を行わせるためのコンピュータが実行可能な命令を含む。
コンピュータプログラムの1つ以上の実施形態において、キャリヤは記録媒体、コンピュータメモリ、リードオンリーメモリまたは電気的キャリヤ信号である。
本発明の第7の態様は、コンピュータに読み込み可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、上記プログラムがロードされたとき、コンピュータに対して上述の本発明の異なる態様に基づくいずれかの方法のプロセスを実行させるためのコンピュータプログラムコード手段を有する。
一組のエンティティを含むネットワークインフラストラクチャであって、1つ以上の構成要素が包括的なオーバーレイネットワークを形成する事例を示す。 モバイル通信装置をモバイルサーバノードとして登録し、図1に示す電子通信ネットワークのオーバーレイネットワークの中でホームルータとの接続を確立する方法の1つの実施形態に模式図である。 1つの実施形態によるドメインルータのブロック図である。 1つの実施形態によるホームルータのブロック図である。 1つの実施形態による移動先ルータのブロック図である。 1つの実施形態による方法の、クライアントがモバイルサーバノード(MN)からコンテンツを要求するときの模式図である。 第2の実施形態による方法の、クライアントがモバイルサーバノード(MN)にコンテンツを要求するときの模式図である。 1つの実施形態による方法の、クライアントが別のドメインに属する複数のURIに関連するリソースを保有するモバイルサーバノード(MN)にコンテンツを要求するときの模式図である。 1つの実施形態によるピアリング方法の模式図である。 第2の実施形態によるピアリング方法の模式図である。 メタデータクエリーに関する方法の1つの実施形態の模式図である。 オーバーレイネットワークの1つの実施形態を示す模式図である。 図10のようなドメインルータの経路指定テーブルである。 図10のような移動先ルータの経路指定テーブルである。 モバイルサーバノード(MN)による移動後において図10の更新された場合を示す模式図である。 図13による移動先ルータ(FR)の更新された経路指定テーブルである。 1つの実施形態による、モバイルサーバノード(MN)と現在の接続点の間でダウンストリーム及びアップストリーム
図1は、一組のエンティティを含むネットワークインフラストラクチャ100の事例を示し、1つ以上のエンティティが包括的なオーバーレイネットワークを形成する。構成要素は、1つ以上のクライアント101と、ドメインネームサーバ(DNS)102と、ドメインルータ(DR)103と、ホームルータ(HR)104と、移動先ルータ(FR)105と、モバイルサーバノード(MN)106と、を含んでよい。
クライアント101は、グローバルインターネット107にアクセスする従来のホストコンピュータであってよい(オーバーレイネットワークの必須部分ではない)。適切に装備されたクライアントは、いずれのMN106にホストされたアプリケーションにもアクセスすることができる。同様に、MN106は、他の状況においてクライアントとして機能してよい。オーバーレイネットワークの一部であるネットワークエンティティは、1つ以上のDR103、HR104、FR105およびMN106であってよい。図1に示すネットワークインフラストラクチャおよびオーバーレイネットワークのエンティティの数および型は一例であり、本発明の範囲を制限するものでない。
ドメインルータDR103は、ルックアップに適したエンティティであり、ある統一資源識別子(URI)または接続点、すなわち要求されたURIに関連したMNのためのHRまたはFR、に関する論理ネームの要求をリダイレクトする。ルックアップは、1つ以上のドメインネームサーバ(DNS)102、ドメインルータ(DR)103、ホームルータ(HR)104、移動先ルータ(FR)105、及びモバイルサーバノード(MN)106、またはそれらの組み合わせを含むオーバーレイネットワークにおいて他のノードと情報交換することにより行われる。
それぞれのDR103は、それぞれの列が<URI、{次回ホップルータ}、タイマ>を含む次回ホップ経路指定テーブルを含む。従って、そのテーブルは、それぞれの登録されたURIのためのHRまたはFRのアドレスの次回ホップエントリーに関する順番付きリストを含み、あるURI列のためのタイマは、そのURIに対するそれぞれのルックアップクエリーのために更新される。タイマが終了すると、URI列はテーブルから除去される。DR103は、次回ホップ経路指定テーブルにおいて、全てのHR/FRとの接続を維持する。その接続は、TCPや、何らかの適切な移送レイヤプロトコルを介してもよい。更に、DR103は、性能及び/または冗長性の理由から、クラスタトポロジーで構成されていてもよい。それぞれのネームドメインは、1つのDRエンティティまたは場合によりそのクラスタによって制御される。更に、DR103は、DR103によって制御されたドメインの中のあるURIに対する現在未解決であって、未解答のルックアップクエリーを有するクライアントに関するアドレスのテーブルを維持する。次回ホップHR/FRからあるURIに対する最初のクエリー応答を受信すると、DR103は現在未解決のクエリーを有する全てのクライアントに応答し、その結果、クライアント側のルックアップ遅延を最適化する。
ホームルータHR104は、ルックアップに適したエンティティであり、あるURIまたは要求されたURIに関連したMNのための接続点(HRまたはFR)に対する論理ネームの要求をリダイレクトする。ルックアップは、オーバーレイネットワークにおいて他のノードとの情報交換によって行われる。それぞれのHR104は、それぞれの列が<URI、{次回ホップルータ}、{前回ホップルータ}、タイマ、ダイレクト>を含む経路指定テーブルを含む。それぞれの登録されたURIのために、テーブルは、HRまたはFRのアドレスの次回ホップエントリーに関する順番付きリスト、DR、HRまたはFRのアドレスの前回ホップエントリーに関する順番付きリスト、URIに対するそれぞれのルックアップクエリーのために更新されたタイマ、そのURIと関連したMNがHR104と直接接続されているかどうかを示すダイレクトフラッグを含む。この場合、HR104は、MNを対象としているあらゆるルックアップリクエストのため、自身のアドレスで応答する。タイマが終了すると、URI列はテーブルから除去される。HR104は、その経路指定テーブルにおける全てのHR/FRとの接続を維持する。その接続は、TCPまたはあらゆる適切な移送レイヤプロトコルを介してもよい。いかなるMN(1つ以上)に直接的に接続される場合、HR104は、TCPまたはあらゆる適切な移送レイヤプロトコルを介して、そのMNと直接接続(場合によっては、NATやファイアウォールを通じて)を維持する責任がある。HR104は、MNと他のノードとの間のアプリケーショントラフィックのための中継ノードとして機能する。新しいMNは、一般的に、場合によっては明確な案内に基づき、オーバーレイネットワークに入るために、そのURIをHRに登録する。MNは他のHRとの交信を維持できるが、それぞれの時刻において、ただ1つのHR104があるMNに対するオリジナルHRであってもよい。
移動先ルータFR105は、ルックアップに適したエンティティであり、あるURIまたは要求されたURIに関連したMNのための接続点(HRまたはFR)に対する論理ネームの要求をリダイレクトする。ルックアップは、オーバーレイネットワークにおける他のノードとの情報交換により行われる。それぞれのFR104は、それぞれの列が<URI、{次回ホップルータ}、{前回ホップルータ}、タイマ、ダイレクト>を含む経路指定テーブルを含む。それぞれの登録されたURIのために、テーブルは、HRまたはFRのアドレスの次回ホップエントリーに関する順番付きリスト、DR、HRまたはFRのアドレスの前回ホップエントリーに関する順番付きリスト、URIに対するそれぞれのルックアップクエリーのために更新されたタイマ、そのURIを有しているMNがFR105と直接接続されているかどうかを示すダイレクトフラッグを含む。この場合、FR105は、MNを対象としているあらゆるルックアップリクエストのため、自身のアドレスで応答する。タイマが終了すると、URI列はテーブルから除去される。FR105は、その経路指定テーブルにおける全てのHR/FRとの接続を維持する。その接続は、TCPまたはあらゆる適切な移送レイヤプロトコルを介してもよい。いかなるMN(1つ以上)に直接的に接続される場合、FR105は、TCPまたはあらゆる適切な移送レイヤプロトコルを介して、そのMNと直接接続(場合によっては、NATやファイアウォールを通じて)を維持する責任がある。FR105は、MNと他のノードとの間のアプリケーショントラフィックのための中継ノードとして機能する。あるMNに対してFRとして機能するノードは、他のMNに対してHRとして機能してもよい。
モバイルノードMN106は、1つのネットワークまたはサブネットから別の1つにその位置を変えると共に、そのIPアドレスを変えるホストである。それは、リンクレイヤの接続可能性と割り当てられた有効なIPアドレスを仮定することにより、いかなる位置でも他のインターネットノードと通信を続け、他のインターネットノードから連絡可能な状態を維持できる。MN106は、例えば、GSM、UMTSまたはWLAN108のような他のシステムまたはネットワークのような、通信システムやモバイルネットワーク107のためのモバイル端末として具体化された電子装置に取り付けられていてよい。
上記のエンティティ101乃至106、及び108のあらゆる組み合わせは、1つの機器に共同で配置されていてよく(場合によっては、マルチホーム)、またはそれらが別々の機器に全てインストールされてもよい。以下、これらの論理エンティティを、コンピュータ、ネットワーク接続および通信能力を有する個々の機器で動く別々のユニットのソフトウェアとしてみなしてもよいし、表示するだろう。
図2は、モバイル通信装置をモバイルサーバノードMN106として登録し、図1に示す電子通信ネットワークのオーバーレイネットワークにおいて、ホームルータHR104との接続を確立する方法を説明する。必要なネットワーク接続条件及び有効なIPアドレスの保有に加えて、MN106は、適切なオーバーレイ機能をインストールされている必要がある。この機能は、プログラムがロードされたとき、コンピュータに対してその機能を提供するためにその処理を実行させるためのコンピュータプログラムコード化手段を有するコンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であってよい。
図2の実施形態によると、MN106は、最初HR104の実際のアドレスを知らない。この場合、ブートストラップは、ステップ201でDNSクエリーを送信することにより、DNS102を通じてMN106がそのネームを解決することにより実現される。DNSは、応答できるDRのアドレスを探し、それをステップ202でDNS応答を送信することにより返信する。これにより、MNは、ステップ203のレジスタリクエストを行うことができる。
1つの実施形態によれば、DRはステップ204でレジスタリクエストを受信し、ステップ205でそのネームに基づきルックアップを行う。DRは、ある有効なHRが特定された場合、ステップ206で特定されたHRにレジスタリクエストを送信する。HRは、ステップ207でDRからのレジスタリクエストを受信し、ステップ208でそのレジスタリクエストを処理する。HRは、ステップ209で要求しているDRにレジスタ応答を送信することにより返信する。DRは、ステップ210でHRからのレジスタ応答を受信する。DRは、HRのIPアドレス、例えば「alice.example.com@HPIP」を提示しているMNに向かってステップ211で応答メッセージを返す。MNは、ステップ212でDRからのレジスタ応答を受信し、それから、受信したIPアドレスを用いることにより特定されたHRに対してレジスタリクエストをステップ213で直接送信できる。HRがステップ214で要求しているMNから直接レジスタリクエストを受信したとき、HRは、ステップ215で受信したレジスタリクエストを検証する。HRは、ステップ217でMNによって受信されるレジスタ応答をステップ216で送信する。それは、MNとHRとの間で直接接続が無事に確立されたことの確認を意味する。上記の連続した処理を完了すると、MN106は、後述するようにインターネットに接続されている他のホストからもアドレス指定可能である。
上記の通り、HRは、それに対してMNが登録できるように特定されなければならない。しかし、有効なHRがDRにおいて知られていない場合には、適切に応答するためにルールが定義されてもよい。動作は、適切なエラーメッセージで返答すること、または1つ以上の代わりのHRが明確化されている場合その代わりのHRを参照することを含む。MNは、HRにコンタクトし、直接接続が確立される。この接続は、MNが登録取消または終了するまで、例えば、キープアライブメッセージまたは類似のものにより、両方のエンティティによって、モニターされ、維持され、修復される。
MNは、上記の方法の実施形態のように、最初そのHRの実際のアドレスを知らなくてもよく、またHRのアドレスを知っていてもよい。
後者の場合、HRのIPアドレスは、前回のセッションからキャッシュされるか、予め設定されるか、または別の案内で通知されることにより、予め知られていてもよい。この場合、MNが既に「その」HRのアドレスを知っているとき、MNは、HRと直接的に、コンタクトし登録してもよい。
本発明は、上記のような、モバイル通信装置をオーバーレイネットワークにおいてホームルータHRに登録する方法の実施形態によって限定されるものではない。本発明のより一般的な実施形態では、最初のブートストラップ及びその後の再登録処理は、以下のステップのいずれかの組み合わせである。
1.MNは、現在のサブネットにおいて放送手段(または専用のアドレスにおけるマルチキャスト)によりローカルディスカバリー(近隣探索)を行う。それは、そのサブネットに存在するHR/FRノードからの直接応答を得ることが可能である。あるいは、それは、そのサブネットに存在する他のMN(すなわち、探索中継エージェントとして機能するMN)から応答として運ばれた受信されたヒントによる、可能性のあるHR/FRノードに対する間接的な参照になってよい。複数の選択肢がある場合、MNは構成可能な基準に基づくアンカーポイントを選ばなければならない。
2.MNはそのDRのアドレスを解決し、適当なHRまたはFRの参照のためにDRにコンタクトする。DRは、その応答を様々な評価基準、例えばネットワークの近接性(ホップの数、ピン/トレースルートの待ち時間、オーバーラッピングルート等)、地理的な位置(例えば、GPSデータに基づく)、容量および報告されている通信量測定結果(例えば、ノードおよびリンクの現在の処理および負荷状況)、またはコミュニティー及び知り合いの個人間の関係に基づいて、もしくは他の手段によって設定されたピアリングコラボレーションアグリーメントに基づくことができる。このプロセスは、他のDR及びHR/FRノード、及び場合によってはオーバーレイにおける他の専用目的サーバからの入力に依存しても、依存しなくてもよい。
3.MNは、いくつかの予め決定された順序スキームに従って、前回のセッションからキャッシュされた、または他の保管場所、一般的にはウェブサイト等から検索された既知のHR/FRノードにコンタクトする。
HR/FRのそれぞれの登録の際に、MNは、もしあれば最後に接続されたHR/FRのアドレスを提示すべきである。この情報に基づいて、新しいHR/FRは、次回ホップ経路を更新するために最後に接続されたHR/FRにコンタクトする。そのようなアドレスが与えられない場合、HR/FRは、もしあれば既知のMNによる最後の接続点に新しいHR/FRを最終的に導くことにより、MNに登録されたネームに基づいてネーム解決処理を行う。そうでない場合、発信元のHRは直接コンタクトされるべきである。
MNは、ネットワークトポロジーにおける変化、ノード障害、移動性のため、例えば、ノードが動き回り、より良い電波状態を検出し、または、他のノードとのクラスタリングのようなメタデータ状態によって、その接続点を変えることができる。
図3(a)は、通信ネットワークにおける効率的な情報検索のための包括的なオーバーレイネットワークにおけるドメインルータ103のブロック図である。ドメインルータ103は、通信ネットワークにおいて、ホームルータ104にモバイル通信装置106を登録するように構成されている。1つの実施形態によると、ドメインルータ103は、モバイル通信装置106からのレジスタリクエストを受信するための受信機301を含み、ここにおいて、レジスタリクエストはモバイル通信装置の識別子を含む。ドメインルータのコントローラ302は、識別子、すなわち要求しているMN106と関連した、または関連するようになる、次回ホップルータ104または105のアドレスをルックアップするために用いられる。更に、ドメインルータ103は、次回ホップルータ104または105にレジスタリクエストを送信するために用いられる送信機303を有している。
受信機301は、更に、次回ホップルータ104、105からの応答を受信するために用いられる。コントローラ302は、応答がホームルータ10のネットワークアドレスを含んでいるかどうかを決定するために用いられる。そして、送信機303は、ホームルータ104のアドレスを含む応答メッセージをモバイル通信装置MN106に送信するために用いられる。応答メッセージは、それがモバイル通信装置によって受信されて、処理されると、モバイル通信装置とホームルータとの接続の確立を開始する。
図3(b)は、通信ネットワークにおける効率的な情報検索のための包括的なオーバーレイネットワークにおけるホームルータ104のブロック図である。1つの実施形態によると、ホームルータ104は、受信機311、コントローラ312及び送信機313を含む。受信機311は、ドメインルータ103からのモバイル通信装置106のレジスタリクエストを受信するために用いられる。レジスタリクエストは、モバイル通信装置106の識別子を含む。コントローラ312は、レジスタリクエストへの応答として、ホームルータアドレスを含む応答を発生させるために用いられる。送信機313は、モバイル通信装置106にホームルータのアドレスを含む転送応答を開始させるように、ドメインルータ103に応答を送信するために用いられる。
1つの実施形態によると、受信機311は、次に、モバイル通信装置106からのレジスタリクエストを受信するために用いられる。更に、コントローラ312は、モバイル通信装置106からのレジスタリクエストへの応答として、ホームルータ104とモバイル通信装置106との間の接続を確立するために用いられる。
図3(c)は、通信ネットワークにおける効率的な情報検索のための包括的なオーバーレイネットワークを形成するための移動先ルータ105のブロック図である。1つの実施形態によると、移動先ルータ105は受信機321、コントローラ322および送信機323を含む。
図4は、1つの実施形態の方法の、クライアントがMNからコンテンツを要求するときの模式図(フローチャート)である。この実施形態は、HTTP GETを発行することによりウェブページ等を要求するクライアントを説明する。ステップ401で、クライアントは、ウェブアドレス「alice.example.com」によるDNSクエリーをDNSシステムに送信する。DNSネームサーバは、ステップ402で「example.com」ドメインのためのDRのIPアドレスを応答する。次に、クライアントは、ステップ403で「alice.example.com」アドレスを有するHTTP GETをDRのIPアドレスに送信する。受信されたHTTP GETに対応して、DRはステップ404で、ルックアップクエリーが送信されるべき次回ホップルータを次回ホップ経路指定テーブルにおいてルックアップする。ルックアップクエリーを受信するHRは、直接接続されるように要求されたMNのアドレスを特定し、その結果、ステップ405において、自身のIPアドレスを含むルックアップ応答を送信する。HRは、HRがMNのオリジナルHRであればそれ自体を選択するか、または他のノード、すなわちオーバーレイネットワークにおける他のHR及び/またはFRと情報交換するか、のいずれかによって、要求されたMNのHRを特定する。この実施形態では、ダイレクトフラッグは、そのURIと関連しているMNがHR104と直接接続されていることを示す。従って、この場合HRは、対象としているMNへのルックアップリクエスト、すなわち「alice.example.com」のために自身のアドレスで応答する。HRからのルックアップ応答に対応して、DRは、ステップ406で、要求されたMNに接続されたHRのIPアドレスを含む、要求しているクライアントへのHTTPリダイレクトメッセージを作成すると共に送信する。従って、クライアントは、ステップ407において、要求された情報を有しているMNに接続されたHRに対してHTTP GET「alice.example.com」を送信してもよい。HRは、要求された情報、すなわちウェブページ「alice.example.com」にアクセスするために、ステップ408において、埋め込まれたHTTP GET「alice.example.com」を作成して、MNに送信する。MNは、ステップ409において、埋め込まれたHTTP 200 OKをHRに応答する。受信された埋め込まれたHTTP 200 OKに対する応答として、HRはステップ410において、要求されたウェブページのために、要求しているクライアントへHTTP 200 OKを作成して送信する。そのユーザは、要求されたウェブページの情報にアクセス可能になる。
更なる実施形態では、当業者は、以上の方法を代替のアプリケーションプロトコルに適用できることを理解するだろう。この実施形態に示すように、最終的な宛先、すなわちMNのアドレスは、クライアントから隠されている。クライアントは、HR(またはFR)がクライアントとMNとの間のメッセージを中継している間に、MNのHR(または別の状況ではFR)とのTCP接続を確立する。ほとんどのクライアントは、将来の要求のため、MNのHR(またはFR)のアドレスをキャッシュすることができるため、このタイプのルックアップは、予め知られていないクライアントのために行われなければならないのみと推測される。実際、これは現在のウェブブラウザに関する典型的特徴である。更に、DRが少なくとも1つの今まで未解決のルックアップを有する特定のURI/ネームのための付加的なリクエストを受信する場合、DRは、要求している全てのクライアントに応答メッセージを送信するために、最初に戻るルックアップ結果を用いてもよい。その結果、更にクライアントのルックアップ遅延を最適化できる。
図5は、第2の実施形態の方法の、クライアントがMN106からコンテンツを要求するときの模式図(フローチャート)である。この実施形態では、MN106は、別のサブネットに移動し、上記の再登録プロセスによって新たに登録した。MN106が別のゲートウェイに移動したとき、またはネットワークトポロジーが変化した場合も、同様である。MN106は、2つの代替のFR105aおよび105bと共に順次登録されている。ここに示された状況で、登録プロセスは、DR103−HR104−FR105a−FR105bから成る「ルックアップチェーン」を形成し、そこで、最下部のFR105bがMNの現在の接続点である。
MNは、ハンドオーバーによって新しいFRに移動してもよく、または上記理由によりそのHRに戻ってもよい。ハンドオーバーは、進行中のアプリケーションセッションを阻害しないように、オーバーレイによって制御される。移動によって、新しい接続点(HR/FR)が最後の既知の接続点(HR/FR)にコンタクトするとき、いかなる過去の関係も次回ホップ経路指定テーブルを調査することによって検出される。結果として、ループは発生せず、ルックアップパスにおける経路数は最小限に保たれる。以下、このプロセスの詳細につき、具体的に説明する。
図5において、メッセージングステップ501乃至504は、図4のメッセージングステップ401乃至404に等しい。しかし、図4のメッセージ405のように直接応答することが可能であるのに対して、HR104は、クエリーを「ルックアップチェーン」を下って、すなわち、図5に示すFR105’を介したステップ505及び506、及びアンカーのFR105”を通して伝播しなければならない。アンカーのFR105”は、リダイレクトメッセージがステップ510でクライアント101に戻るように、ステップ507においてルックアップ応答を返し、応答はステップ508でHR104に、ステップ509でDR103に届く。そして、クライアント101は、ステップ511でリクエストをアンカーのFR105”に向けて伝達する。それによって、アンカーのFR105”は、ステップ512でリクエストをMN106に中継する。MN106からの応答は、ステップ513、514によって、アンカーのFR105”を介してクライアントに直接届く。
図6は、異なるドメインに属する複数のURIに関連したリソースを有するMN106を示す。各ドメインは、別々のDR、この実施形態ではDR103aおよび103bにより制御されている。MN106のリソースは、適切なDR103bを通るあらゆるURIに対するルックアップリクエストを介してアクセス可能である。そこで、それぞれのリクエストは、ステップ601及び602で従来のDNSルックアップにより適切なDR103bに伝達される。ここに示された実施形態において、リクエストは、MN106の第2のドメインのURIに対して作成される。この場合、第1のドメインにおけるHR104aとFR105aは、第2のドメインにおけるHR104bに対するFRとして機能する。メッセージ601乃至612は、従って、図5に示すメッセージ501乃至512に類似する。
図5に示すようなあるMNを有する複数のURIに関連付け及びアドレス指定する方法および手段は、第1のドメインのHR104aに、それら同士との間、及び第2のドメインのHR104bとの間のピアリングアグリーメントを設定させることにより実現される。
そのようなピアリングアグリーメントは、1つのHRによって別のHRに対して発行される明確なピアリング案内によって、または、場合によりオンデマンドで、1つのHRに別のHRとのピアリング関係を要求させることによって、確立される。ピアリング接続は、予め確立されていてもよく、またMNがネットワークとの接続を確立することを要求するとき、要求に応じて確立されてもよい。
上記のホストネーム・エイリアシングに関するHRピアリング方法に対する代替手段、及び補完手段は、DRエイリアス・マッピング法である。この実施形態を図7に示す。この場合、それぞれの第2ドメインのDR104bの管理者は、それらのDRにおけるMN106のリソースのネームエイリアスを有する第1ドメインのDR104aのアドレスの関連性を登録してもよい。このように、MN106のエイリアスに関するあらゆるリクエストは、ステップ701及び702のDNSルックアップの後に、ステップ703で第2のDR103bに伝達される。ステップ704におけるリダイレクト応答に続き、ステップ705においてルックアップリクエストを第1ドメインのDR103aに伝達する。
次に、上記の第1のドメインにおける連続したルックアップリクエストは、ステップ706乃至709において行われる。そして、ステップ710のルックアップ応答に基づいて、要求するクライアントから現在のFR105アンカーノードに対する直接コンタクトがステップ711で行われ、リクエストは、ステップ712において、FR105とMN106との間の予め確立されている接続を通じて中継される。
HRピアリングは、上記のホストネーム・エイリアシングのために存在してもよいが、代替のアクセスシナリオを提供することを含め、他の理由のために存在してもよい。代替のアクセスシナリオを保有する代表的な理由は、ネットワークの近接性及びクラスタリング、または性能及びや冗長性に関する理由を含む。このタイプのピアリング関係は、オンデマンドによって一般的に発生し、それらは、現在のノード位置、またはより複雑なメタデータ処理結果などのいくつかのリアルタイムの評価基準によって決定されてもよい。図8は、ピアリング方法の実施形態を示す。2つのDR103a、103bは、ホストネーム・エイリアシング関係を通して関連する必要はなく、2つの別々のドメインを制御する。MN106は、図2に関連する上記のブートストラッピング及び登録のための方法を用いることにより、今まで知られていないFR105bノードを発見する。発見後、MN106は、2つのHR104aと104bの間のピアリング関係を設定するため、ステップ801でリクエストを発行する。リクエストは、MN106のHR104aへのアドレスをパラメータとして含む。新たに発見されたFR105bは、ステップ802でHRの全てまたはおそらく選択されたサブセットにピアリングリクエストを伝播する。それは、この場合、直接または間接的(他のFRを介して)にHR104bに接続される。リクエストを受信するHRは、ステップ803のようにピアリングリクエストをMN106のHR104aに送信する。MN106のHR104aは、ステップ804でOKを応答するか、または応答しない。それは、ステップ805及び806により、順次MN106に対して伝播されて戻される。要求されたピアリングが確立されると、HR104aとHR104b、更にはFR105が接続される。
この実施形態で説明されたように、新しく発見されたFR105bは、FRがメンバーであるルックアップチェーンに沿って前から存在するノード(HRまたはFR)にそれらを伝播するのでなく、ピアリングリクエストの一部または全てをフィルタリングによって除去するように構成されていてもよい。これは、そのようなピアリングリクエストが、ルックアップチェーンにおいてFRを有するHRに必ず転送される必要はないことを意味する。更に一般的な実施形態では、この種類のピアリングリクエストを受信するFRは、現在のフィルタリング評価基準によって許容されている場合にのみ、前から存在するノード(HRまたはFR)のいずれかにリクエストを転送してもよい。代表的なフィルタリングルールは、あるドメインに属すノードによって作成されたそれらのリクエストのみを転送することを含んでいてよい。別のフィルタは、要求しているノードの関係に応じて、リクエストを特定のHRに伝達してもよい。フィルタリングの理由は、ビジティングノードに対するアクセス認可であってもよい。
本発明は、また、システムに参加するノードにより生じたメタデータの収集、保存、インデックスを付けた検索を行うために、分散されたシステムを構成する。代表的なアプリケーション例は、GPS機能を備えたMNに関する。MNは、登録の間、及び/またはその後時間間隔毎に、そのGPSデータを接続点HR/FRに伝達してもよい。接続点は、場合によっては関連データインデックス付け及び処理を行った後、GPS関連のメタデータ、またはシステムにおける他のノード(代表的にはMNのHRもしくはDRまたは他の目的用の(メタデータ)サーバのセット)に対してあらかじめ設定されたそれらのインデックスを格納、及び伝播してもよい。HR/FRにおけるメタデータのインデックス化に関して更に効率的な使用が可能であり、そのようなメタデータを伝播する代わりに、「メタデータインデックス」の通知だけを伝播する。すなわち、関連DR(複数のDR、または、該当すれば、他の専用サーバのセット)にメタデータが利用可能であること、及びその後のクエリングのためにどのタイプが必要であるか、を通知する。別の簡単なメタデータアプリケーションの実施形態は、MN(及びそれらのオーナー/ユーザ)がユーザコミュニティを設立し維持するために、互いに検索及び位置確認することを可能にするために、オーバーレイのメタデータ・インフラストラクチャを用いることである。これは、MNがその接続点(HR/FR)において、例えば、単一のコミュニティー特有のIDによって自身を登録し、そのシステムが、このIDによって他のユーザを検索及び位置確認することができる場合、実現される。
そのように、あらゆるMNの、ネットワーク位置及びGPSデータが存在する場合の実際の地理的な位置は、システムの他のMNによって決定されてもよい。更なる実施形態において、当業者は、現在のメタデータオーバーレイインフラストラクチャにおいて、上記のアプリケーションが更に拡張され、組み合わされることが可能であることを理解するものと思われる。上の図2に関連して説明したMNブートストラップ及び登録プロセスにおけるメタデータ検索及びクエリー操作を統合することは、一般的に都合がよい。
図9は、メタデータクエリーのための方法の実施形態を示す。この実施形態では、MN106bは、ステップ901でそのメタデータをFR105bに伝達する。メタデータは、適用されるフィルタリングルールに応じて、場合によりいくつかの処理が行われた後で、どのインデックスポリシーがドメインBで用いられているかに応じて、ステップ902でMN106bのHR104bに、ステップ903でDR103bにそれぞれ順次伝播されてよい。ここで、格納されたメタデータ情報は、他のMNと共有できる。この実施形態では、別のドメインAの別のMN106aは、マッチングデータを有する他のピアのために、ステップ904でメタデータクエリーを発行する。FR105aは、ステップ905で、クエリーを行っているMNのHRに伝播し、ドメイン内クエリーを意味するドメインポリシーにより許容されるなら、ステップ906で、ドメインAの同一のDR103aの下の全てのHR104a’に順次クエリーを伝播してもよい。ドメインの全てのHRのアドレスは、そのドメインのDRによって格納および制御されてよい。そのドメインのそれぞれのクエリー受領HRは、整合するメタデータ(上記の通り)が収集されていることを示したそれらのFRにそれらのクエリーを転送し、最終的にステップ907で応答が発信元のHR104aに戻るように導く。クエリーがどのように且つどのFRに伝達されるかを指示するクエリープロセスは、有向非巡回グラフのための予め決定された、例えば、横型検索または縦型検索のようなグラフ検索アルゴリズムに従ってよい。クエリーは、クエリーを行っているHR104aが直接ピアリング関係を持っている他のドメインのHR(この実施形態では、ドメインBのHR104b)にステップ908で伝播されてもよい。ピア関係にあるドメインBのHR104bは、次に、ステップ909でそのDR103bに、発送元ドメイン、すなわちドメインAからのドメイン内転送がドメインBにおいて許容されているかを問い合わせてもよい。それが許容されている場合、クエリーは、ドメインBのドメイン内において、ステップ910で他のHR104b’に伝播される。応答は、ステップ911で収集され、最終的にステップ912でドメインAの発信元HR104aに戻される。同様に、オリジナルクエリー内にそのように示されている場合、他のドメインのピア関係にあるHR104cは、ステップ913でそのピア関係にあるHR104c’にクエリーを転送してもよい。その結果、この場合ドメインCに対して間接的なピアリングクエリーを実施する。ドメインCのDR103cによって許容されている場合、ドメイン内クエリーはドメインC内で行われてもよい。検索応答は、ステップ914でFR105aにより受信され、最終的にステップ915でMN106aに中継される。
DRは、そのドメインにおけるそれぞれのHRへのTCP接続または他の適切な移送レイヤ接続を維持する。冗長性に関する理由のため、それは、ネットワークの状況変化によりそれぞれのHRから伝播されたアドレス情報に基づいて、次回のFRとの2番目の接続を確立してもよい。図10の状態に基づく、DR103の経路指定テーブルを図11に示す。図10に示すように、第1アドレスは、FR105及び105xの2つの飛び点のノードを指定していて、第2オプションとしてHR104および104xを用いているが、これらは第1のルックアップ経路が機能しない場合にのみ使用される。冗長性経路は、ルックアップチェーンの全体または一部、DR103から、中間のHR/FRノード104、105、105’及びアンカーのHR/FRノード105”を超えて、最終的にMN106ノードにまで及んでいてよい。また、冗長性の理由のために、いくつかのHRおよびFRノードをMNに接続させ、その結果、MNに対する複数のアンカーノードを発生させることも可能である。ここで用いられた第1経路/第2経路冗長性戦略にもかかわらず、別の実施形態では、特定のURIをホスティングする特定のMNに導くルックアップチェーンにおいて、相互接続されたノード間に迂回経路を用いることが可能であることを示している。
冗長性および故障回復の理由のための機能、例えば、再試行スキーム(例えば、指数関数のバックオフタイマを含む)は、あらゆる2つのノード間の移送接続を制御するために設けられていてよい。無反応のノードに関係する経路を発見し、修理するためにこのような修復機構を用いることが必須であることは理解されるべきである。
HRおよびFRノードは、TCP接続を用いてDR、HR、FR及びMNノードに接続してもよい。ここで、1つのTCP接続は、多くのルックアップ経路により用いられていてもよい(ルックアップリクエストを伝播するため)。TCP以外の移送プロトコルは、代替の実施形態において用いられてもよい。それぞれのTCP接続は、図10を参照した図12にその事例を示す経路指定テーブルに関連している。冗長性接続が用いられてもよい。これは、この実施形態のそれぞれの指示における2つの代替案によって説明される。経路は、MN登録の間またはトポロジー変化(例えば、ノードが故障したとき)のための、シグナリングを用いて構成される。タイマは、URIアドレスをホスティングするMNに対するそれぞれのルックアップイベントまたはハートビートによって、即座にまたは増加的に更新される。ノードのタイマの期限が終了した(設定可能な限界に達した)場合、タイムアウトしたエントリーは、近隣のノードに一連の信号を送った後でテーブルから除去されてよい。シグナリングは、隣接するノードにおける一連の経路指定テーブルイベントを開始する。一般的に、第1および第2の経路(2つの冗長性経路がURI毎に使用される場合)は、タイムアウトしたノード以外のノードを指定するように更新される。必要な場合、新しいTCP接続が構成される。そうでない場合、既存のTCP接続の経路指定テーブルが変更される。URIを有するMNが問題のノードに直接接続されている場合、ダイレクトフラッグがセットされる。その場合、このURIのためのタイマは活発ではない。ルックアップチェーンが長くなり過ぎないことを保証するために、不活発が検出された場合、ノードは、それ自身が特定のルックアップチェーンから除去されてもよい。ルータノードは、MNとの低活性の関係を検出する責任を持つ。ノードが、あるMNとの関係でそのMNに十分なだけの長い時間直接接続されていないことを検出した場合(タイマ値によって検出、場合によって活発性測定と組み合わせ)、そのノード自身のチェーンからの除去を開始する。これを達成するために、ノードは、このMNのルックアッププロセスに関係する全ての近接したノード(すなわち、その第1および第2接続を介して接続されたノード、及びそれに第1または第2接続されたノード)とコンタクトしなければならない。ネットワークを再構築する責任は、残りのルータノードにある。
図13は、図10において「bob.example.com」のMN106がアドレス45.678.91.9を有するFR105‘に移動した後の更新された場合を示す。図14は、移動後のアドレス234.567.89.2を有するFR105の更新された経路指定テーブルを示す。図に示すように、第1及び第2のアドレスは、FRの経路指定テーブルにおいて、現在のMNに関するエントリーと交換されている。これは、前段落で説明し、ここで更に説明するように、ノードのチェーンで交換される経路シグナリング更新メッセージの結果である。ノードDR−HR−FR1−FR2を有するルックアップチェーンを1つの例として考えると、MNはFR2に直接接続されている。以下のステップは、MNが、新しい、過去に用いられていない接続点であるFR3に移動する場合に行われる。
ステップ1.MNは、その移動に関してFR2に連絡する。この時点から、FR2は、別の方法を連絡されるまで、MNに対するあらゆるサービスリクエストに、一時的エラーメッセージを応答する。
ステップ2.MNは、FR3に接続する。
ステップ3.FR3は、FR2にMNの新しい位置を知らせるメッセージを送信する。
ステップ4.FR2は、応答するとともに、FR3にチェーンにおいて先行するルータ(FR1)を連絡する。
ステップ5.FR3は、2ステップ戻ったルータ(FR1)に接続すると共に、それ(FR1)に前回のルータ(FR2)と第2接続を行うと同時に、自身(FR3)と第1接続を構成することを連絡する。影響を受けたノードの接続は、更新される。
MNが、新しい、過去に用いられていない接続点に移動する代わりに、既にチェーンにあるルータに接続する場合、前回の接続点ノードはその経路指定テーブルを変えない、また前回の接続点ノードの「前任者」もその経路指定テーブルを変えない(その「前任者」が新しい接続点になるのでない場合)。これは、チェーンが、前回の接続点の周りでノードの変化の影響を受けないようにしている。代わりに、唯一の変化は、次回の第2接続上の新しい接続点となる「前任者」のノードにおいて起こる。この変化後、MNの現在の接続点に先行する2つのノードが、それらの第1接続を有するノードを示す。従って、これらのルータのどれがルックアップに関係している場合であっても、私たちは第1の接続を最初に試すため、私たちは正しいノードで終わる。MNが別の移動を行う場合、私たちは、ルーティングエントリーをそれらがこの最後の変化の前にあった状態に戻し、チェーンのこの部分を移動前の状態で残す。このようなチェーン内の移動を扱う1つの主な理由は、循環の形成を避けると共に、各ルータに対して1つの第1及び1つの第2の経路以上の経路を決して設けないためである。
MNが1つのノード、例えばノードA、から別のノード、例えばルックアップチェーン(MNに対するルックアップを行う相互接続されたノードの連続)における前回部分ではないノードBに移動するとき、ルックアップチェーンの新しいブランチが形成される。ノードAは、新しいアンカーノードBを介して、MNから登録メッセージを受信することによりその移動を知らされる。新しいブランチに接続する前に、ノードAは、現在孤立したルックアップチェーン内の後継者ノード(存在する場合)が適切に切り離されることを確実にする。切り離しは、それらの後継者ノードに分解メッセージを送信することにより行われる。この実施形態では、ノードAは、現在無効なチェーン内の後継者ノードに、MNに対するエントリーが無効であると言う分解メッセージを送信する。特定のURIアドレスに関する分解メッセージを受信したノードは、そのURIに対する経路指定エントリー(全ての方向に)をクリアして、次に、無効なチェーンの端に達するまでルックアップを処理するように、分解メッセージを転送する。MNが再び接続する可能性があるため、格納された情報の有効活用のため、エントリーの残りはタイムアウトに達するまでテーブルに保持される。ノードAは、それから、その経路指定テーブルを適宜変更し、ノードBと接続し、ルックアップ経路の「前任者」に対して経路セットアップメッセージを伝播する。更に、ノードAは、ノードBにその「前任者」のアドレスを、ノードBにその「前任者」と相互接続させるために、連絡する。無効なチェーンが生じたときそれらを除去する1つの重要な側面は、チェーンの自動剪定(刈り込み)である。過去に用いられていないルータへの移動の大部分は、チェーンにおける最後のルータ以外のルータから発生すると予想でき、この現象はかなり一般的である。結果として、MNが以前に上記の分解処理を用いたチェーンから切り離されたルータに戻る場合、そのルータは、過去に用いられていないルータの場合と同様にチェーンに組み入れられる。
別の実施形態において、MNがSTUNTサーバ機能を含んでもよいことに注意すべきである。その結果、STUNTクライアントの機能を有するクライアントは、NAT横断が成功する場合、STUNTシグナリング及び横断プロセスの後に(HR/FR中継接続の代替手段として)、MNとの直接接続を確立することができる。現行のシステムでは、これは、図4のステップ405及び406のメッセージのルックアップ応答においてSTUNTオプションを含むことにより解決される。従って、STUNTオプションが設定されるなら、HR/FRおよびMNノードは全てSTUNT能力を有し、更にクライアントがSTUNT能力を有することを示すことにより、メッセージ7を送る代わりに、STUNTシグナリングおよび横断プロセスが開始される。当業者にとって、他のNAT横断メカニズム及び技術、例えばICEフレームワークの中で言及したものは、上記のSTUNTソリューションの代替または追加として用いてもよいことは明らかである。
1つの実施形態では、MNは、1つまたはいくつかのHR/FRノードと同時に1つまたはいくつかのアクティブな接続を維持してもよいことに注意すべきである。複数の接続が、確立され、より高い全バンド幅容量にするため並行して使用されてもよい。確立された接続の全てがアクティブでなくてもよく、冗長性に関する理由により維持されてもよく、バックアップまたは代替経路として用いられてもよい。すなわち、「ホット」および「コールド」の両方の予備接続が可能であり、操作上の要求に応じて使用される。MNに関係するアプリケーションが別の接続を用いることは、可能であるが、必要でない。しかし、これらのアプリケーションの1つまたはいくつかは、並列接続を横断して伝達することも可能である。その結果、データ転送の間、複数のHR/FRエンティティに関係する。この場合、アプリケーションデータは、冗長性を保ち、複製されたデータを並列に伝達されてもよく、またデータ転送は、並列接続を横断して分割されてもよい。異なる接続は、例えば、WCDMA、HSPA、EDGE、Wimax、WiFi、イーサネット(登録商標)、ブルートゥース、USBのような当業者に従来技術の1つであることが明らかな、異なる伝達手段を用いてもよい。更に、MNと、1つまたはいくつかの接続されたFR/HRノードとの間で維持されている接続のセットは、場合によってはアンカーFR/HRの制御下において、更に場合によってはオンデマンドで常に最適の伝達手段及び接続を選択し、それらの接続の違いの間につなぎ目がなく且つ途切れない方法により、データを伝達し、その後その伝達データをハンドオーバーするためのアプリケーションセッションを許容すべきである。ここで、「最適」は、費用、信頼性、サービスの質、バンド幅及び容量、消費電力、位置及び空間的な存在等のような様々な評価基準の組み合わせにより決定されてよい。そのようなハンドオーバースキームは、MNに実装されたハンドオーバースキームと、例えば、次の段落で説明するような新しく確立された接続または既に存在している接続を介してMNに接続されたHR/FRと、により開始され制御されてもよい。
1つの実施形態では、MNは、同一のローカルエリアネットワーク(LAN)に存在するHR/FRノードと、および/またはブルートゥースやUSBのような狭い範囲の通信技術が届く範囲内にあるHR/FRノードと、直接的または間接的に接続していてよい。そのような接続は、例えば3GからブルートゥースまたはWLANへの絶え間ないハンドオーバー、及びその逆を考慮すると、スタンドアロンまたは上記の他の伝達技術と並列に使用されてよい。説明した局所的接続性能力により上記のオーバーレイネットワークソリューションを拡張することによって、ユーザは、局所的に存在するMNに、オーバーレイネットワークインフラストラクチャを利用せずに、MNと局所的に存在するFR/HRエンティティとの間でパーソナルエリアネットワーク(PAN)を形成することにより、接続することが可能である。そのようなローカル接続が可能であり、局所的に存在するFR/HRモジュールがオーバーレイインフラストラクチャに接続されている場合、MNは、局所的に存在するFR/HRエンティティを介して、オーバーレイネットワークインフラストラクチャに接続できる。それは、より良い接続性ソリューションを提供する。後者の場合、局所的に接続されたFR/HRは、オーバーレイネットワークの一部として、MN及びいくつかの要求しているクライアントに対応する。局所的に存在するクライアント、例えばウェブブラウザ・クライアントが局所的に存在するFR/HRを含むPCに存在し、且つクライアントが局所的に存在するFR/HRと過去に接続されてない局所的に存在するMNからのコンテンツをリクエストする場合、アプリケーションセッションにおけるつなぎ目のないハンドオーバーは、オンデマンドでMNとFR/HRとの間のローカル接続を確立して、ローカルホストソケットを介してFR/HRにリクエストを伝達することにより可能となる。これを達成するための手順は以下の通りである。尚、ローカル接続のためにブルートゥースを想定している。
1.MNとローカルHR/FRを対にすることにより、ブルートゥースの上の接続を、発見し、確立する。
2.ローカルホストソケットを開けて、MNおよびローカルHR/FRそれぞれに入ってくるトラフィックを待つ。
3.MNは、ローカルホストソケットへのリダイレクト応答でクライアントから受け取ったあらゆるリクエストに応答するように、現在のオーバーレイHR/FRに指示する。
4.オーバーレイHR/FRは、クライアントのPCのローカルホストソケットにリダイレクトを戻す。
5.クライアントのPCのFR/HRエンティティは、ブルートゥース接続を介して、受け取ったリダイレクトされたリクエストをMNに伝える。
6.MNは、リダイレクトされたリクエストを受信し、応答を収集し、それからブルートゥース接続を超えてクライアントPCのFR/HRに応答を送信する。
7.クライアントPCのFR/HRは、ローカルホストソケットへの応答を書く。そして、ハンドオーバーは完了し、ブラウザは表示された全てのウェブ内容を有する。
上記の内容は網羅的ではない。そして、可能ならどこでも、情報を利用できる。手順の動作は、異なった順序で行われてもよい。
図15は、1つの実施形態に従い、MNとその現在の接続点(HR/FRノードにより実現される)との間のシグナリング及びデータメッセージの下流への伝達及び上流への伝達を、効率的に操作および制御するためのシステムの一部を示す。この方法は、モバイル機器における場合によっては不十分なリソース、及びMNとそのアンカーFR/HRノードとの間の潜在的低容量またはエラー傾向があるワイヤレスアクセスを処理するために重要である。いくつかの実施形態は、以下の機能要素、すなわち前処理、プロキシ機能性、下流および上流のトラフィック管理をそれぞれ含む。下流のロードバランシングおよびトラフィック管理は、図15に示されている。それは右に位置するMN機器へのデータメッセージの流れが、どのように左からMNの一般的な接続点(FRまたはHR)に到達するかを示す。FRは内部バッファ構造に入ってくるトラフィックストリームを導くとともに、必要であれば一時保存する。それぞれのMN機器は、アンカーノードの内部に論理的に表される。そのようなそれぞれの機器表現の中では、機器で動くそれぞれのアプリケーションが、1つまたはいくつかのバッファによって表される。スケジューリングアルゴリズム構造は、一般的なデータ移送チャンネルへのアクセスを制御する。適切な制御のため、チャンネル容量(c(t))及びアプリケーション性能(b(t))に関する現在の状態のフィードバックにつき、それぞれのMN機器からアンカーノードに信号が戻される。スケジューラは、階層構造に組織化され、データは、現在のスケジューリングポリシー(ノード管理者により構成可能)に従って、共通の移送チャンネル(または、混雑の場合に遮断される)の方向に流される。類似構造が上流の方向にも必要である。そこでは、各機器が、機器で働くそれぞれのアプリケーションからアンカーノードまでのデータの流れを制御する。
また、MNとそのアンカーノード(HR/FR)との間のトラフィックの管理も、機能をオフロードするための前処理および処理を構成する。これは、別々の制御シグナリングプロトコルにより管理される(本発明のバンド外で働くと想定されるが、バンド内でもシグナリングは用いられる)。制御シグナリングプロトコルは、装置の現在実行可能状態のアプリケーションのために、アンカーノードにおける前処理に関するルールおよびポリシーを定義している。よく定義された制御構造によると、一般的に、機器はアンカーノードに指示を出してもよい。そのような指示は、代表的に、アンカーノードが、データパケットの調査および分類をどのように及びどのアプリケーションデータのために行うか、及び、前処理結果は機器に伝達すべきか、及びどのように機器に伝達すべきか(代表的には、パケットの分野に関係した適切なデータをコード化して書く)を指示するものである。セキュリティ及びアクセス制御の機能のようなパケットフィルタリングがこの方法により実行されてもよいことは、明らかである。
従って、ここに説明された実施形態の方法および装置は、機器およびコンピュータのダイナミックなモバイル通信ネットワークにおいて、効率的で拡張可能性のある通信のピア・ツー・ピアモデルのためのプロトコルスタックを提供する。ここで、ノードは、包括的なオーバーレイネットワークを形成し、可動性であり、下層のネットワークインフラストラクチャとは無関係に移動してもよい。
更に、本発明の実施形態のプロトコルスタックは、ダイナミックなソースルーティングを考慮するとともに、サービスホスティングピアを、例えば接近性に基づき検索する強化されたネットワークレイヤプロトコルを含み、更に、現在のアプリケーションのデータ交換と性能を最適化するために、モバイルノードと、アプリケーションレイヤにおける効率的なデータ交換のためのオーバーレイネットワークルータノードとの間のプロトコルを含む。
本発明の利点は、モバイルノードが常に他のピアから到達可能であり、固定されたワイヤーラインおよびモバイル無線通信ネットワークの両方のミックスの上で動いている包括的なオーバーレイピア・ツー・ピアネットワークを通してアドレス可能である、ダイナミックで拡張可能性のあるネットワークインフラストラクチャを提供することである。
本発明の方法は、望ましくは、コンピュータ能力を有する電子装置により、実行可能なコンピュータソフトウェアで行われる。本発明のこの実施例では、電子装置は、データを処理するためのコンピュータプロセッサ、及びコンピュータプロセッサに接続され、記憶媒体上でデータを保存するための格納手段を含むコンピュータ装置を備える。ここで、コンピュータ装置は、方法のステップを実行するために構成されている。
加えて、本発明は、本発明を実行に移すために用いられる、キャリヤ上またはキャリヤ内のプログラムに拡大する。プログラムは、ソースコードの形であってもよいし、本発明の方法を実施するために好適に用いられるコードであるオブジェクトコードであってもよい。キャリヤはエンティティであってもよく、また、プログラムを運ぶことができる機器であってもよい。例えば、キャリヤは、記録媒体、コンピュータメモリ、リードオンリーメモリまたは電気的キャリヤ信号であってもよい。

Claims (26)

  1. 通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する方法であって、
    モバイル通信装置(106)から該モバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストをドメインルータ(103)で受信する(204)ステップと、
    前記識別子と関連した次回ホップルータ(104)へのアドレスをルックアップする(205)ステップと、
    前記レジスタリクエストを前記次回ホップルータ(104)へ送信する(206)ステップと、
    前記次回ホップルータ(104)からの応答を受信する(210)ステップと、
    前記応答がホームルータ(104)へのアドレスを含んでいる場合、応答を前記ホームルータ(104)の前記アドレスを含む前記モバイル通信装置(106)に送信する(211)ステップと、を含み、前記応答は前記モバイル通信装置(106)と前記ホームルータ(104)との間の接続の確立を開始することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記ルックアップする(205)ステップは、更に、前記通信ネットワークにおける前記ホームルータ(104)のネットワークアドレスを確認するステップを含む、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記ルックアップする(205)ステップは、ネットワークの近接性、または地理的な位置、または容量及び通信量、または前記ホームルータ(104)に関するコミュニティーおよび知り合いの個人間の関係に基づいて設定されたピアリングコラボレーションアグリーメントに基づく、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記ネットワークの近接性は、前記ホームルータ(104)に関するホップの数、ピン/トレースルートの待ち時間、及びオーバーラッピングルートの1つ以上に基づき判断される、方法。
  5. 請求項3に記載の方法であって、前記地理的な位置は、前記モバイル通信装置(106)のGPSデータに基づく、方法。
  6. 通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成するためのドメインルータ(103)であって、
    モバイル通信装置(106)から該モバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストを受信するために用いられる受信機(301)と、
    前記識別子と関連した次回ホップルータ(104、105)へのアドレスをルックアップするために用いられるコントローラ(302)と、
    前記レジスタリクエストを前記次回ホップルータ(104、105)に送信するために用いられる送信機(303)と、を備え、
    そこにおいて、前記受信機(301)は前記次回ホップルータ(104、105)からの応答を受信するために用いられ、前記コントローラ(302)は前記応答がホームルータ(104)へのネットワークアドレスを含むかどうかを決定するために用いられ、前記送信機(303)は前記ホームルータ(104)の前記アドレスを含む応答メッセージを前記モバイル通信装置(106)に送信するために用いられ、前記応答メッセージは前記モバイル通信装置と前記ホームルータとの間の接続の確立を開始することを特徴とするドメインルータ。
  7. 請求項6に記載のドメインルータであって、前記ネットワークアドレスはドメインネームであり、前記ドメインルータ(103)は前記通信ネットワークの中で検索可能なドメインネームを有するエージェントとして登録されている、ドメインルータ。
  8. 請求項6または7に記載のドメインルータであって、前記受信機(301)は1つ以上のクライアント(101)からの論理識別子のためのルックアップリクエストを受信するために用いられ、前記コントローラ(302)は前記論理識別子に関係したホームルータまたは移動先ルータをルックアップすると共に前記送信機が前記ルックアップホームルータに前記ルックアップクエリーを送信するように制御するために用いられ、前記受信機は前記ルックアップホームルータからのリクエストを処理する責任を持つ中継ノードのリダイレクトアドレスを受信するために用いられ、更に、前記送信機は前記中継ノードの前記リダイレクトアドレスと共に前記要求クライアントに応答するために用いられる、ドメインルータ。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載のドメインルータであって、ホームルータ及び移動先ルータへのアドレスの経路指定テーブルを備える、ドメインルータ。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載のドメインルータであって、そこにおいて、前記受信機は一つ以上のホームルータ及び/または移動先ルータからの登録または更新情報を受信するために用いられ、更に前記コントローラは前記経路指定テーブルに前記登録情報を格納するために用いられる、ドメインルータ。
  11. 請求項10に記載のドメインルータであって、そこにおいて、前記経路指定テーブルはホームルータ及び/または移動先ルータの代替アドレスを1つ以上の論理識別子により格納する、ドメインルータ。
  12. 請求項6乃至11のいずれか1項に記載のドメインルータであって、そこにおいて、前記コントローラは前記経路指定テーブルの全てのルータと移送レイヤにおいて接続を維持するために用いられる、ドメインルータ。
  13. 請求項6乃至12のいずれか1項に記載のドメインルータであって、1つ以上の他のドメインルータに関係した論理識別子のリストを備え、前記コントローラは前記他のドメインの1つに対する前記論理識別子のリストのネームに対するクエリーをリダイレクトするために用いられる、ドメインルータ。
  14. 請求項6乃至13のいずれか1項に記載のドメインルータであって、前記ドメインルータの前記経路指定テーブルに格納されたホームルータによって生成されたクエリーを該ホームルータに送信することを可能にするドメインのリストを備える、ドメインルータ。
  15. 請求項6乃至13のいずれか1項に記載のドメインルータであって、前記ドメインルータによって制御されたドメインの中のあるURIに対する現在未解決であって、未解答のルックアップクエリーを有するクライアントに関するアドレスのテーブルを備え、前記コントローラは、次回ホップホームルータ/移動先ルータからあるURIに対する最初のクエリー応答を受信すると、現在未解決のクエリーを有する全てのクライアントに応答するために用いられる、ドメインルータ。
  16. 通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する方法であって、
    ドメインルータ(103)からモバイル通信装置(106)のための該モバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストをホームルータ(104)において受信する(207)ステップと、
    前記レジスタリクエストに対応して、前記ホームルータアドレスを含む応答を作成する(208)ステップと、
    前記ホームルータの前記アドレスを含む前記モバイル通信装置(106)に対する転送応答を開始するため前記ドメインルータ(103)に前記応答を送信する(209)ステップと、を含むことを特徴とする方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、
    前記モバイル通信装置(214)からのレジスタリクエストを受信するステップと、
    前記モバイル通信装置(214)からの前記レジスタリクエストに対応して、前記ホームルータ(104)と前記モバイル通信装置(106)との間の接続を確立する(215、216)ステップと、を含む方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、そこにおいて、前記接続は移送レイヤ接続である、方法。
  19. 通信ネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成するためのホームルータ(104)であって、
    モバイル通信装置(106)のための該モバイル通信装置の識別子を含むレジスタリクエストをドメインルータから受信するために用いられる受信機(311)と、
    前記レジスタリクエストに対応して、前記ホームルータアドレスを含む応答を作成するために用いられるコントローラ(312)と、
    前記ホームルータの前記アドレスを含む前記モバイル通信装置(106)に対する転送応答を開始するため前記ドメインルータ(103)に前記応答を送信するために用いられる送信機(313)と、を備えることを特徴とするホームルータ。
  20. 請求項19に記載のホームルータであって、そこにおいて、前記受信機(311)は前記モバイル通信装置(106)からのレジスタリクエストを受信するために用いられ、
    前記コントローラ(312)は、前記モバイル通信装置(106)からの前記レジスタリクエストに対応して、前記ホームルータ(104)と前記モバイル通信装置(106)との間の接続を確立するために用いられる、ホームルータ。
  21. コミュニケーションネットワークにおける効率的な情報検索のために、包括的なオーバーレイネットワークを形成する方法であって、
    ドメインネームサーバ(102)に照会を送信することによりホームルータ(104)に接続を要求する(201)ステップと、
    ホームルータ(104)に接続されたドメインルータ(103)へのアドレスを受信する(202)ステップと
    受信した前記アドレスのドメインルータ(103)にレジスタリクエストを送信する(203)ことによりホームルータ(104)に登録することを要求する(203)ステップと、
    前記ドメインルータ(103)から前記ホームルータ(104)に対する参照を付されたレジスタ応答を受信する(212)ステップと、
    レジスタリクエストを作成すると共に前記ホームルータ(104)に直接的に送信する(213)ステップと、
    前記ホームルータ(104)と前記モバイル通信装置(106)との間の接続を確立する(217)ステップと、を含むことを特徴とする方法。
  22. コンピュータプログラムであって、該プログラムがコンピュータ上で動かされるとき、請求項1乃至5、16乃至18、及び21のいずれか1項に記載の方法の全てのステップを実行するために用いられるコンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム。
  23. コンピュータにて読み込み可能な媒体に格納された、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  24. キャリヤに担持されたコンピュータプログラムであって、前記プログラムがコンピュータで動かされるとき、コンピュータに請求項1乃至5、16乃至18、及び21のいずれか1項に記載の方法を行わせるためのコンピュータが実行可能な命令を含むコンピュータプログラム。
  25. 請求項24に記載のコンピュータプログラムであって、そこにおいて、前記キャリヤは記録媒体、コンピュータメモリ、リードオンリーメモリまたは電気的キャリヤ信号である、コンピュータプログラム。
  26. コンピュータに読み込み可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記プログラムがロードされたとき、前記コンピュータに対して請求項1乃至5、16乃至18、及び21のいずれか1項に記載の方法のプロセスを実行させるためのコンピュータプログラムコード手段を含む、コンピュータプログラム製品。
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